JP6954945B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は衣類等の洗濯を行う洗濯機に関する。
従来、洗濯槽内に入っている衣類量を計量し、タンクに収容された洗濯処理液から適量を水槽(洗濯兼脱水槽)に自動で投入する洗濯処理投入装置を搭載した洗濯機が知られている(特許文献1)。その中でタンクに収容された洗濯処理液の有無を検知する手段として、光センサや超音波センサなどをタンクの液体排出口の近傍に設け、洗濯処理液の流動を検知するものがある。また、タンク内の残量を検知する手段としてLEDなどの発光素子と発光を検出する受光素子を用いた光による検出方法(特許文献2)やサーミスタ等を用いた温度による検出方法(特許文献3)がある。
特開2000−300891号公報 特開2017−127339号公報 特開2000−300891号公報
特許文献1〜3に記載されている構成では、いずれも洗濯処理液を収容するタンクもしくはタンク周囲に洗濯処理液を検出するセンサなどを設ける必要があり、これらのセンサは高価な上、部品点数が増えるため製造時の組立工数も増えるといった課題があった。
本発明の目的は、高価なセンサを使用せず、洗濯処理液の残量を検出可能な洗濯機を提供することである。
上記課題を解決するために本発明の洗濯機は、筐体と、前記筐体内に設けられた水槽と、前記水槽に水を供給する給水ユニットと、1回分の洗濯処理液を前記水槽に投入するための第1投入部と、複数回分の前記洗濯処理液を収容するタンクと、前記洗濯処理液を前記タンクに収容するための第2投入部と、前記タンクに収容された前記洗濯処理液を前記水槽内に送る搬送部と、前記搬送部を駆動するモータと、前記モータを駆動する駆動部と、前記タンク内の前記洗濯処理液を搬送経路へ流す場合と、前記給水ユニットから給水された水を前記搬送経路へ流す場合と、を切り替える切替部を有し、前記駆動部は、前記切替部で前記タンク内の前記洗濯処理液を前記搬送経路へ流す場合に切り替えた後に、前記洗濯処理液を前記水槽内に送るために駆動する前記搬送部の前記モータに流れる第1の電流値と、前記切替部で給水された水を前記搬送経路へ流す場合に切り替えた後に、前記搬送経路に残留した前記洗濯処理液及び前記水を前記水槽内に送るために駆動する前記搬送部の前記モータに流れる第2の電流値と、を比較し、比較した結果に基づいて、前記洗濯処理液の残量を検知することを特徴とする。
本発明によれば高価なセンサを使用せず、洗濯処理液の残量を検出可能な洗濯機を提供できる。
本発明に係る洗濯機の外部構成を示す斜視図である。 本発明の洗濯機を斜め上前方からの構成を示す図である。 本発明の洗濯機の縦断面内部構成を示す図である 本発明の洗濯機の配管経路の一例を示す図である。 本発明の洗濯機の搬送ポンプの駆動回路の一例示す図である。 本発明の洗濯機の洗濯処理液を自動投入する制御フローチャートを示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)について詳細に説明する。なお、各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示しているに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。以下、図1もしくは図2を参照して、本実施形態に係る洗濯機1の外部構成について説明する。図1は、本実施形態に係る洗濯機1の外部構成を示す斜視図である。図2は、斜め上前方から見た洗濯機1の構成を示す構成図である。
ここでは、洗濯機1が洗濯対象物(布類)の乾燥機能を有する洗濯乾燥機であるものとして説明する。ただし、洗濯機1は、乾燥機能を有していないものであってもよい。また、ここでは、洗濯機1が筺体の内部に縦型の水槽が配置された縦型洗濯機であるものとして説明する。ただし、洗濯機1は、ドラム型洗濯機であってもよい。
また、後記する第1投入部31(投入口)は、使用者が手動で洗濯処理液を後記する洗濯兼脱水槽である水槽21に投入する手動投入部であるものとして説明する。また、後記する第2投入部32(投入口)は、洗濯処理液を後記する洗濯処理液投入部30に投入する自動投入部であるものとして説明する。ただし、後記する第2投入部32は、必ずしも洗濯処理液投入部30に投入する自動投入部でなくてもよい。
図1に示すように、洗濯機1は、筐体11の上面に、上面カバー12と、それぞれ自在に開閉できる外フタ13と、タンク収納フタ15とを備えている。また、本実施形態では、洗濯機1は、筐体11の前面に、取り外し可能な前面パネル16を備えている。上面カバー12は、筐体11の後方上面に配置されている。外フタ13は、筐体11の中央上面に配置されている。タンク収納フタ15は、筐体11の前方上面に配置されている。外フタ13の上面には、洗濯機1を操作するための操作パネル14が設けられている。
図2は、それぞれ、外フタ13とタンク収納フタ15を開けた状態を示している。図2は、斜め上前方から見た洗濯機1の構成を示している。
図2に示すように、洗濯機1は、外フタ13を開けると、筐体11の内部に開口部11aが設けられている。その開口部11aの内部には、洗濯対象物(布類)が投入される洗濯兼脱水槽として機能する水槽21が配置されている。また、図2に示すように、筐体11内に設けられた水槽21の周囲には、1回分の洗濯処理液を水槽21に投入するための第1投入部31が配置されている。第1投入部31は、使用者が手動で粉末もしくは液状の洗濯処理液を水槽21に投入するための手動投入部として機能する。図示例では、第1投入部31は、筐体11の左前方上部で、かつ、水槽21の外側の場所に配置されている。
また、洗濯機1は、タンク収納フタ15を開けると、筐体11の内部に、洗濯処理液投入部30のタンク42が配置されている。なお、タンク42は、複数回分の洗濯処理液を収容可能な大きさとする。洗濯処理液投入部30は、タンク42に収容された洗濯処理液を計量して適量の洗濯処理液を水槽21に自動で投入する装置である。洗濯処理液投入部30は、複数回分の洗濯処理液を収容するタンク42と、洗濯処理液を搬送する搬送部である搬送ポンプ46(図3参照)とを備えている。搬送部である搬送ポンプ46(図3参照)は、タンク42に収容された洗濯処理液を必要量だけタンク42の内部から洗濯処理液を外部に搬送する搬送手段として機能する。
タンク42は、筐体11の前方上部で、かつ、手動で1回分の洗濯処理液を投入する手動投入部である第1投入部31よりも前方の場所に配置されている。図示例では、洗剤用と柔軟剤(仕上剤)用との2つのタンク42a,42bが配置されている。これにより、洗濯機1は、洗剤用と柔軟剤(仕上剤)とを水槽21に自動投入することができる。タンク42には、洗濯処理液をタンク42に収容するための第2投入部32が設けられている。第2投入部32は、洗濯処理液投入部30で洗濯処理液を水槽21に自動で投入するための自動投入部として機能する。第2投入部32は、投入口フタ43aで封止されている。例えば、タンク42aには、洗剤投入用の第2投入部32aが設けられ、投入口フタ43aで封止されている。また、タンク42bには、洗剤投入用の第2投入部32bが設けられ、投入口フタ43aで封止されている。
第2投入部32は、洗濯処理液投入部30のタンク42に収容される洗濯処理液を投入するための投入部である。なお、前記した通り、タンク42は、筐体11の前方上部で、かつ、第1投入部31よりも前方の場所に配置されている。したがって、自動投入部である第2投入部32も、タンク42と同様に、筐体11の前方上部で、かつ、手動投入部である第1投入部31よりも前方の場所に配置されている。
<洗濯機の内部構成>
以下、図3を参照して、洗濯機1の内部構成について説明する。図3は、洗濯機1の内部構成を示す模式図である。
図3に示すように、洗濯機1は、筐体11の内部に、外槽22を備えており、さらにその内部に水槽21(洗濯兼脱水槽)を備えている。
外槽22は、上面部に設けられた外槽カバー22aと、外槽カバー22aに設けられた開口部を封止するフタ部材22bと、他の部位よりも落とし込むようにして設けられた落とし込み部22cと、を有している。
水槽21は、上面が開放された有底の円筒形状を呈している。水槽21は、円筒の胴体部分を構成する銅板21aと、水槽21の底部で回転する回転翼21bと、水槽21のバランスを維持するバランスリング21cと、を有している。銅板21aには、通水及び通風のための、複数の貫通孔21aaが形成されている。バランスリング21cは、内部に流体が封止された流体バランサとなっている。
洗濯機1は、水槽21及び回転翼21bを回転駆動するための駆動装置23と、駆動装置23の動作を検出するための回転検出部24及び電流検出部であるモータ電流検出部25と、を備えている。駆動装置23は、水槽21及び回転翼21bを回転させるモータ23aと、水槽21及び回転翼21bの回転方向及び回転速度を規定するクラッチ機構23bと、回転翼21bに連結された回転軸23cと、を有している。回転軸23cは、上面視において水槽21の中心に配置されている。モータ電流検出部25は、駆動装置23のモータ23aに流れる電流を検出する。
また、洗濯機1は、筐体11の後方上部に、水槽21に水を供給するための給水手段である給水ユニット20と、空気を加熱して乾燥風を得るための乾燥ユニット71(ヒータ)と、乾燥風を循環させるためのファン72、送風ダクト73、及び乾燥ダクト81と、備えている。
送風ダクト73は、ファン72と吹出ノズル74との間に配置されており、その途中部分に乾燥ユニット71(ヒータ)が配置されている。送風ダクト73は、蛇腹管73aで吹出ノズル74に接続されている。吹出ノズル74は、ファン72によって送られ乾燥ユニット71で加熱された乾燥風を、外槽22の内部に吹き出す。乾燥ダクト81は、外槽22とファン72との間に配置されている。乾燥ダクト81は、蛇腹管81aで外槽22の落とし込み部22cと接続されている。
係る構成において、洗濯機1は、例えば、洗濯工程時やすすぎ工程時に、水槽21(洗濯兼脱水槽)が水で浸されるように、給水部である給水ユニット20から外槽22に水を供給する。また、洗濯機1は、例えば、乾燥工程時に、ファン72を回転させて空気を送風ダクト73に送り、乾燥ユニット71で空気を加熱して乾燥風を得て、乾燥風を外槽22及び水槽21の内部を通過させる。これにより、洗濯機1は、水槽21の内部に収容された洗濯対象物(布類)を乾燥させる。そして、洗濯機1は、外槽22及び水槽21の内部を通過した空気をファン72で乾燥ダクト81から送風ダクト73に送り込み、同様の動作を繰り返す。
また、図3に示すように、洗濯機1は、注水ホース51aと、投入ホース54aと、洗浄ホース61aと、を備えている。注水ホース51aは、給水ユニット20から外槽22に水を流すホースである。投入ホース54aは、第1投入部31(手動投入部)から外槽22に水を流すホースである。洗浄ホース61aは、水槽21や外槽22等の洗浄時に、給水ユニット20から外槽22に水を流すホースである。注水ホース51aは、後記する第1給水経路51(図4参照)の一部分を構成している。投入ホース54aは、後記する投入経路54(図4参照)の一部分を構成している。洗浄ホース61aは、後記する第1洗浄経路61(図4参照)の一部分を構成している。
また、洗濯機1は、水を排出する排出経路63と、排出経路63を開閉する排水弁65と、を備えている。
また、洗濯機1は、筐体11の前方上部にタンク42を収容するケース41を備えている。タンク42は、上下方向に移動させることによって、ケース41に対して、取り外し及び取り付けが自在な構造になっている。なお、ケース41は、洗剤と柔軟剤を水槽21に自動投入することができるように、好ましくは、少なくとも洗剤用と柔軟剤用の2つ以上のタンク42を収容する構造になっているとよい。
また、洗濯機1は外槽22の前面下方に駆動部(駆動回路)を備えた制御基板17を配置しており、制御基板17は操作パネル14との通信、モータ23aの回転指令やクラッチ機構23bの切り替え出力、給水ユニット20、搬送ポンプ46、排水弁65、乾燥ユニット71、ファン72、などの各電気部品を駆動させことが可能である。その他にも回転検出部24及びモータ電流検出部25からの信号を検出して、異常があれば操作パネル14上に使用者へ異常を報知する機能も備えている。さらに制御基板17上には制御マイコン18(図5)が備わっており、各電気部品の駆動指令や各装置からの信号を検出して運転制御を行っている。
<配管経路の構成>
以下、図4を参照して、洗濯機1の配管経路の構成について説明する。図4は、洗濯機1の配管経路を示す模式図である。
図4に示すように、洗濯機1は、洗濯対象物(布類)の洗濯時に使用する配管経路として、第1給水経路51と、第2給水経路52と、搬送経路53と、投入経路54と、を備えている。
第1給水経路51は、給水ユニット20と第1投入部31とを結び、給水ユニット20から第1投入部31に水を供給する。
第2給水経路52は、第1給水経路51の途中部分と搬送経路53とを結び、第1給水経路51を介して給水ユニット20から搬送経路53に水を供給する。
搬送経路53は、タンク42と第1投入部31とを結び、タンク42から搬送ポンプ46を介して排出された洗濯処理液が搬送される。つまり、搬送部である搬送ポンプ46は、タンク42に収容された洗濯処理液を搬送経路を介して水槽内に送っている。
投入経路54は、第1投入部31と水槽21(外槽22)とを結び、第1投入部31から水槽21に洗濯処理液及び水を投入する。
第2給水経路52と搬送経路53の接続箇所には、切り替え弁64が配置されている。切り替え弁64は、流体の流れを切り替える切り替え手段である。切り替え弁64(切替手段)は、タンク42から搬送経路53に洗濯処理液を流す方向と第2給水経路52から搬送経路53に水を流す方向とのいずれか一方に選択的に切り替える。
また、搬送経路53の経路上には、搬送ポンプ46と、流体の逆流を防止する逆止弁47a,47bとが配置されている。逆止弁47a,47bは、それぞれ、搬送ポンプ46の上流側(タンク42側)と下流側(第1投入部31側)とに配置されている。
また、洗濯機1は、水槽21や外槽22、ケース41等の洗浄時に使用する配管経路として、第1洗浄経路61と、第2洗浄経路62と、排出経路63と、を備えている。
第1洗浄経路61は、給水ユニット20と第1投入部31とを結び、給水ユニット20から第1投入部31に洗浄用の水を供給する。
第2洗浄経路62は、第1洗浄経路61の途中部分とケース41とを結び、第1洗浄経路61を介して給水ユニット20からケース41に洗浄用の水を供給する。
排出経路63は、ケース41と排水口66とを結び、ケース41から排水する。
排出経路63は、ケース41と送風ダクト73とを接続する排水管63aと、送風ダクト73と外槽22とを接続する排水管63bと、外槽22に設けられた排水弁65と排水口66とを接続する排水管63cと、で構成されている。
外槽22には排水弁65が設けられている。洗濯機1は、排水弁65を開放することにより、排水管63cを経由して洗濯処理液及び水を排水口66から外部に排出する。
このような洗濯機1は、自動投入を行う場合に(すなわち、洗濯処理液投入部30で洗濯処理液を水槽21に投入する場合に)、タンク42に収容された洗濯処理液を、搬送経路53を通ってタンク42から第1投入部31に搬送する。そして、洗濯機1は、搬送した洗濯処理液を、投入経路54を通って第1投入部31から水槽21に投入することができる。そのため、洗濯機1は、手動投入時及び自動投入時に拘わらず洗濯処理液が第1投入部31を通過するため、第1投入部31に水を通過させることにより、洗剤投入時に使用する水量を低減することができる。
また、洗濯機1は、第2給水経路52が第1給水経路51の途中部分に接続されている。そのため、洗濯機1は、仮に、搬送経路53が塞がってしまい、意図しない圧力が搬送経路53に加わる現象が発生した場合であっても、搬送経路53に加わる圧力を、第1給水経路51を介して外部(水槽21側)に逃がすことができる。したがって、洗濯機1は、仮にこのような現象が発生した場合であっても、搬送経路53に加わる圧力を低減することができる。これにより、洗濯機1は、搬送経路53の性能を比較的長く維持することができる。
また、洗濯機1は、第1洗浄経路61に沿って給水ユニット20から第1投入部31に洗浄用の水を流すことによって、第1投入部31を洗浄することができる。
また、洗濯機1は、第2洗浄経路62に沿って給水ユニット20からケース41に洗浄用の水を流すことによって、ケース41を洗浄することができる。
また、搬送経路53に洗濯処理液を流すには、切り替え弁64を洗濯処理液が搬送経路53に流れる方向に切り替えた状態で搬送ポンプ46に対して駆動電流を流すとタンク42に収容されている洗濯処理液を吸い出す。一方で水を搬送経路53に流したい場合は、切り替え弁64を第2給水経路52から搬送経路53へ水を流す方向に切り替えた状態で同様に搬送ポンプ46に駆動電流を流して給水ユニット20から水を吸い出す。いずれも搬送ポンプ46への駆動電流を停止すると搬送も停止する。
以下、図5を参照して洗濯機1の搬送部である搬送ポンプ46の駆動回路の構成を示す。本駆動回路は制御基板17内に備わっており、制御基板17は洗濯機1の外槽22の前面下方に配置している。
駆動回路は、直流電源82の+側から駆動素子83を介して搬送ポンプ46内の搬送ポンプモータ84に接続する。搬送部である搬送ポンプモータ84は搬送ポンプ46を駆動し、駆動回路によって搬送ポンプモータ84が駆動される。駆動素子83の一部は制御マイコン18へ接続されており、駆動素子83へON/OFF信号を出力することでポンプモータ84への通電/無通電を制御可能とする。
また、搬送ポンプモータ84から電流検出抵抗85を介して直流電源82の―側に接続されており、モータ電流が流れた場合に電流検出抵抗85に発生する電圧を制御マイコン18へ入力する。つまり電流検出抵抗85に流れる電流値を制御マイコン18にて検出する。モータ電流は洗濯処理液または水などの液体を吸い込んでいる間は大きくなるが、液体がないと搬送ポンプモータ84が空回りして電流が小さくなる。これにより電流検出抵抗85に流れるモータ電流に応じて電圧が変化するため、制御マイコン18は入力される電圧が所定値以下となった場合に洗濯処理液がなくなったと検知することが可能となる。つまり、駆動回路は、搬送ポンプモータ84に流れる電流値(電流検出抵抗85に流れる電流値)に基づいてタンク42内の洗濯処理液の残量を検知することができる。尚、駆動素子83はトランジスタを図示しているが、この他にもFETやフォトカプラ、スイッチ、リレーなどの素子を用いてもよい。また、電流検出抵抗85についても抵抗以外にカレントトランスなどの電流検出手段を用いてもよい。
以下、図6を参照して制御マイコン18の洗濯処理液を自動投入する動作を説明する。図6は制御マイコンが洗濯処理液を自動投入する動作の制御フローチャートを示す。
図6において、自動投入動作開始するとステップS100にて制御マイコン18より切替部である切り替え弁64を駆動させて(ONにして)洗濯処理液が搬送経路53に流れる方向に切り替えを行う。切り替え後、ステップS101にて搬送ポンプ46を駆動させて(ONにして)洗濯処理液を水槽21へ搬送する。この際、ポンプ駆動中は図5の駆動回路に電流が流れるため、ステップS102において電流検出抵抗85に発生した電圧を制御マイコン18は検出し、記憶部に記憶する(1回目のポンプモータ電流値の検出と記憶)。ここでタンク42内に洗濯処理液が有れば搬送ポンプ46に係る電気的な負荷は大きくなる。従って搬送ポンプ46に流れる電流は大きくなる。一方で洗濯処理液が無い場合は搬送ポンプ46が空回り状態となり電気的にはほぼ無負荷となり、流れる電流は小さくなる。つまり、検出した電流値が予め定めたしきい値以下となった場合は、タンク42内の洗濯処理液の残量が少ないと判断し、しきい値より大きくなった場合は、残量が多いと判断される。
その後ステップS103にて、搬送ポンプ46が所定時間以上動作したか否は判定し、所定時間以上動作している場合(YES)、ステップS104にてポンプ動作を停止(OFF)する。所定時間以内であればステップ101に戻り、搬送ポンプ46を駆動し続ける。
次に、ステップS104にて搬送ポンプ46が駆動を停止すると、ステップS105にて切り替え弁64を停止(OFF)させる。これにより給水ユニット20から流れる水が搬送経路53に流れる方向に切り替わる。さらにステップS106にて搬送ポンプ46をONして再度駆動させることで、搬送経路53から水槽21までに残留している洗濯処理液を水で溶かしながら給水することが可能となる。この際、ポンプ駆動中はステップS107にてステップS102と同様に電流が流れるため、電流検出抵抗85に発生した電圧を制御マイコン18は検出し、記憶する(2回目のポンプモータ電流値の検出・記憶)。検出後に制御マイコン18は、ステップS102で検出した電圧値(電流値)とステップS107で検出した電圧値(電流値)をステップS108にて比較する。
ここで前述した通り、ステップS102で洗濯処理液の有無に対して流れる電流が変化することを検出したが、ステップS107では給水ユニットから常に一定量で供給される水が有るため、電気的な負荷は常に一定となる。ステップS108にて、この二つの電圧値の差分が所定値以内かどうか判定する。所定値以内であれば(YES)洗濯処理液が残っているものと判定し、搬送ポンプを駆動し続ける。
その後、ステップS109にて搬送ポンプ46が所定時間以上動作したかどうか判定し、所定時間以上動作している(YES)場合は、ステップS110にて搬送ポンプ46の動作を停止(OFF)して自動投入動作を終了する。ステップS109で搬送ポンプ46が所定値以上動作していない場合(NO)は、ステップS106に戻って搬送ポンプを動作し続ける。
但し、ステップS108にて所定値以上で電圧差が発生している場合(NO)は、洗濯処理液が無くなったもしくは少なくなったと判定し、ステップS111にて搬送ポンプ46のポンプ動作を停止する(OFF)。その後、ステップS112にて使用者へ報知させるため、タンク42内の洗濯処理液が無くなったこと、もしくは少なくなったことを操作パネル14上へ表示する。これは、搬送ポンプモータ84に流れる電流値が、予め定めたしきい値以下となった場合に、洗濯処理液の残量が少ないことを報知するものであり、本実施例では、操作部である操作パネルに洗濯処理液の残量が少ないことを表示させて使用者へ知らせている。なお使用者への報知は、音声であっても良い。
以上のように、本発明では、駆動回路は、搬送ポンプモータ84に流れる電流値に基づいてタンク42内の洗濯処理液の残量を検知するものであり、具体的には、切り替え弁64でタンク41内の洗濯処理液を搬送経路53へ流す場合に切り替えた後に、搬送ポンプモータ84に流れる電流値である第1の電流値と、切り替え弁64で、給水された水を搬送経路53へ流す場合に切り替えた後に、搬送ポンプモータ84に流れる電流値である第2の電流値と、を比較し、比較した結果に基づいて、洗濯処理液の残量を検知するものであり、高価なセンサを使用せず、洗濯処理液の残量を検出可能な洗濯機を提供できる。
尚、ステップS102とステップS107の検出値を比較するのは、搬送ポンプ46内の搬送ポンプモータ84は個々のばらつきがあり、また搬送ポンプ46周辺の温度によって搬送ポンプモータ84の特性が変わるなど、搬送ポンプモータ84の電流は様々な要因により変化し、さらに搬送ポンプモータ84に電流を流す駆動素子83やモータ電流を検出する電流検出抵抗85にもばらつきがある。しかし上述の本実施例における制御のように、ほとんど時間差を置かずに搬送ポンプ46で洗濯処理液の搬送と給水ユニット20から水の搬送を行い、そのときの電流値の差から洗濯処理液の有無を判別することにより、搬送ポンプ46個々のばらつきはもとより、使用環境の変化も殆ど無視できるなどばらつきを吸収でき、精度良くタンク42内の洗濯処理液有無を検出するためである。
また、本実施形態では搬送ポンプ46の電流を2回に分けて検知・記憶して、その差分で洗濯処理液有無を判定しているが、1回目で所定値よりも検出値が極端に低いもしくは高い場合には異常と判定し、操作パネル14上にエラー出力を報知してもよい。
また、例えば搬送ポンプ46、駆動素子83、電流検出抵抗85などの部品個々のばらつきが小さく、搬送ポンプモータ84自体も使用環境の影響を受けにくい仕様の場合は搬送ポンプ46の検知・記憶は1回のみでもよい。
以上の通り、本実施形態に係る洗濯機1によれば、高価なセンサを使用せず、洗濯処理液の残量を検出する手段を備えた洗濯機及び洗濯乾燥機を提供できる。
本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施形態は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施形態の構成の一部を他の構成に置き換えることが可能であり、また、実施形態の構成に他の構成を加えることも可能である。また、各構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1 洗濯機
11 筐体
12 上面カバー
13 外フタ
14 操作パネル
15 タンク収納フタ
16 前面パネル
17 制御基板
18 制御マイコン
20 給水ユニット
21 水槽
22 外槽
23 駆動装置
23a モータ
24 回転検出部
25 モータ電流検出部
30 洗濯処理液投入部
31 第1投入部
32 第2投入部
41 ケース
42 タンク
46 搬送ポンプ
49 排出口
51 第1給水経路
52 第2給水経路
53 搬送経路
54 投入経路
63 排出経路
64 切り替え弁
65 排水弁
66 排水口
71 乾燥ユニット
82 直流電源
83 駆動素子
84 搬送ポンプモータ
85 電流検出抵抗

Claims (4)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に設けられた水槽と、
    前記水槽に水を供給する給水ユニットと、
    1回分の洗濯処理液を前記水槽に投入するための第1投入部と、
    複数回分の前記洗濯処理液を収容するタンクと、
    前記洗濯処理液を前記タンクに収容するための第2投入部と、
    前記タンクに収容された前記洗濯処理液を前記水槽内に送る搬送部と、
    前記搬送部を駆動するモータと、
    前記モータを駆動する駆動部と、
    前記タンク内の前記洗濯処理液を搬送経路へ流す場合と、前記給水ユニットから給水された水を前記搬送経路へ流す場合と、を切り替える切替部を有し、
    前記駆動部は、前記切替部で前記タンク内の前記洗濯処理液を前記搬送経路へ流す場合に切り替えた後に、前記洗濯処理液を前記水槽内に送るために駆動する前記搬送部の前記モータに流れる第1の電流値と、前記切替部で給水された水を前記搬送経路へ流す場合に切り替えた後に、前記搬送経路に残留した前記洗濯処理液及び前記水を前記水槽内に送るために駆動する前記搬送部の前記モータに流れる第2の電流値と、を比較し、比較した結果に基づいて、前記洗濯処理液の残量を検知することを特徴とする洗濯機。
  2. 請求項1記載の洗濯機であって、
    前記モータに流れる電流値が、予め定めたしきい値以下となった場合に、前記洗濯処理液の残量が少ないことが報知される洗濯機。
  3. 請求項2記載の洗濯機であって、
    使用者が運転条件を設定するための操作部を有し、
    前記操作部は、前記洗濯処理液の残量が少ないことが表示される、洗濯機。
  4. 請求項1記載の洗濯機であって、
    前記駆動部は、前記モータに流れる電流値が所定値より大きい場合は、前記タンク内の前記洗濯処理液の残量は多く、所定値より小さい場合は、前記タンク内の前記洗濯処理液の残量は少ないと判断される、洗濯機。
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