JP2022142934A - 洗濯機 - Google Patents

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啓士朗 九間
Keishiro Kuma
達朗 上田
Tatsuro Ueda
慎介 葛島
Shinsuke Kuzushima
慎勇希 北
Noriyuki Kita
一秀 糸澤
Kazuhide Itozawa
真吾 長谷川
Shingo Hasegawa
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Abstract

Figure 2022142934000001
【課題】洗濯処理液投入機構の異常の有無と共に、異常の原因を特定することができる新規な洗濯機を提供する。
【解決手段】筐体と、筐体内に設けられた水槽と、1回分の洗濯処理液を水槽に投入するための第1投入部と、複数回分の洗濯処理液を収容するタンクと、洗濯処理液をタンクに収容するための第2投入部と、タンクに収容された洗濯処理液を水槽内に送る搬送部と、搬送部を駆動するモータと、モータを駆動する駆動部と、モータの電流を検知する電流検知部と、洗濯運転を制御する制御部を有し、制御部は、電流検知部で検知された電流に基づいて、モータ、又は駆動部の異常、及び異常の原因を判定する。
【選択図】図6

Description

本発明は衣類等の洗濯を行う洗濯機に係り、特に洗濯処理液(液体洗剤や柔軟剤)を自動的に投入する洗濯処理液投入機構を備えた洗濯機に関するものである。
一般的な洗濯機は、衣類を収容する洗濯槽の底部に攪拌翼を設け、洗濯槽、及び攪拌翼を回転支持する外槽に水を溜めた状態で、攪拌翼を正逆回転させて、洗い工程、及びすすぎ工程を行い、その後に洗濯槽を高速回転させて脱水工程を実行するものである。また、このような洗濯機においては、洗濯槽内に投入されている衣類量を計量し、タンクに収容された洗濯処理液から適量を水槽(洗濯兼脱水槽)に自動で投入する洗濯処理液投入機構を搭載した洗濯機が知られている。
このような構成の洗濯乾燥機として、例えば特開2020-156793号公報(特許文献1)に記載されたものが知られている。
特開2020-156793号公報
ところで、洗濯処理液投入機構には、洗濯処理液を投入するために搬送ポンプが使用されている。そして、特許文献1においては、搬送ポンプの電流を2回に分けて検知・記憶して、その差分で洗濯処理液の有無を判定しているが、1回目で所定値よりも検出値が極端に低い、若しくは高い場合には、異常と判定して操作パネルにエラー出力を表示している。
しかしながら、所定の閾値に対して低い、若しくは高いかで異常と判定しているが、どのような原因で発生した異常か判別することはできなかった。そして最近では、この異常の発生原因を判断して表示することが求められている。
本発明の目的は、洗濯処理液投入機構の異常の有無と共に、異常の原因を判定することができる新規な洗濯機を提供することである。
本発明は、筐体と、筐体の内部に設けられた水槽と、1回分の洗濯処理液を水槽に投入するための第1投入部と、複数回分の洗濯処理液を収容するタンクと、洗濯処理液をタンクに収容するための第2投入部と、タンクに収容された洗濯処理液を水槽の内部に送る搬送部と、搬送部を駆動する搬送モータと、搬送モータを駆動する駆動部と、搬送モータの電流を検知する電流検知部と、洗濯工程を制御する運転制御部を有し、運転制御部は、電流検知部で検知された電流に基づいて、搬送モータ、又は駆動部の異常、及びこの異常の発生原因を判定する判定機能を備えている、ことを特徴とする。
本発明によれば、洗濯処理液投入機構の異常の有無と共に、異常の原因を特定することができる。
本発明に係る洗濯機の外部構成を示す斜視図である。 本発明の洗濯機を斜め上前方から見た斜視図である。 本発明が適用される洗濯機の縦断面を示す断面図である。 図3に示す洗濯機の配管経路を示す配管経路図である。 図3に示す洗濯機の搬送ポンプの駆動回路を示す回路図である。 本発明の洗濯機の洗濯処理液を自動投入する制御フローを示すフローチャートである。
本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されることなく、本発明の技術的な概念の中で種々の変形例や応用例をもその範囲に含むものである。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)について詳細に説明する。尚、各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示しているに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
以下、図1、若しくは図2を参照して、本実施形態に係る洗濯機1の外部構成について説明する。図1は、本実施形態に係る洗濯機1の外部構成を示す斜視図である。図2は、斜め上前方から見た洗濯機1の構成を示す構成図である。
ここでは、洗濯機1が洗濯対象物(布類)の乾燥機能を有する洗濯乾燥機であるものとして説明する。ただし、洗濯機1は、乾燥機能を有していないものであってもよい。また、ここでは、洗濯機1が筺体の内部に縦型の水槽が配置された縦型洗濯機であるものとして説明する。ただし、洗濯機1は、ドラム型洗濯機であってもよい。
また、後述する第1投入部31(投入口)は、使用者が手動で洗濯処理液を後述する洗濯兼脱水槽である水槽21に投入する手動投入部であるものとして説明する。
また、後述する第2投入部32(投入口)は、洗濯処理液を後述する洗濯処理液投入部30に投入する自動投入部であるものとして説明する。ただし、後述する第2投入部32は、必ずしも洗濯処理液投入部30に投入する自動投入部でなくてもよい。尚、洗濯処理液は、代表的な例として、液体洗剤や液体柔軟剤等である。
図1に示すように、洗濯機1は、筐体11の上面に、上面カバー12と、それぞれ自在に開閉できる外蓋13と、タンク収納蓋15とを備えている。また、本実施形態では、洗濯機1は、筐体11の前面に、取り外し可能な前面パネル16を備えている。上面カバー12は、筐体11の後方上面に配置されている。外蓋13は、筐体11の中央上面に配置されている。タンク収納蓋15は、筐体11の前方上面に配置されている。外蓋13の上面には、洗濯機1を操作するための操作パネル14が設けられている。
図2は、それぞれ、外蓋13とタンク収納蓋15を開けた状態を示している。図2は、斜め上前方から見た洗濯機1の構成を示している。
図2に示すように、洗濯機1は、外蓋13を開けると、筐体11の内部に開口部11aが設けられている。その開口部11aの内部には、洗濯対象物(布類)が投入される洗濯兼脱水槽として機能する水槽21が配置されている。
また、図2に示すように、筐体11内に設けられた水槽21の周囲には、1回分の洗濯処理液を水槽21に投入するための第1投入部31が配置されている。第1投入部31は、使用者が手動で粉末もしくは液状の洗濯処理液を水槽21に投入するための手動投入部として機能する。図示例では、第1投入部31は、筐体11の左前方上部で、かつ、水槽21の外側の場所に配置されている。
また、洗濯機1は、タンク収納蓋15を開けると、筐体11の内部に、洗濯処理液投入部30のタンク42が配置されている。なお、タンク42は、複数回分の洗濯処理液を収容可能な大きさとする。洗濯処理液投入部30は、タンク42に収容された洗濯処理液を計量して適量の洗濯処理液を水槽21に自動で投入する装置である。
洗濯処理液投入部30は、複数回分の洗濯処理液を収容するタンク42と、洗濯処理液を搬送する搬送部である搬送ポンプ46(図3参照)とを備えている。搬送部である搬送ポンプ46(図3参照)は、タンク42に収容された洗濯処理液を必要量だけタンク42の内部から洗濯処理液を外部に搬送する搬送手段として機能する。
タンク42は、筐体11の前方上部で、かつ、手動で1回分の洗濯処理液を投入する手動投入部である第1投入部31よりも前方の場所に配置されている。図示例では、洗剤用と柔軟剤(仕上剤)用との2つのタンク42a、42bが配置されている。これにより、洗濯機1は、洗剤用と柔軟剤(仕上剤)とを水槽21に自動投入することができる。
タンク42には、洗濯処理液をタンク42に収容するための第2投入部32が設けられている。第2投入部32は、洗濯処理液投入部30で洗濯処理液を水槽21に自動で投入するための自動投入部として機能する。第2投入部32は、投入口蓋43aで封止されている。例えば、タンク42aには、洗剤投入用の第2投入部32aが設けられ、投入口蓋43aで封止されている。また、タンク42bには、洗剤投入用の第2投入部32bが設けられ、投入口蓋43aで封止されている。
第2投入部32は、洗濯処理液投入部30のタンク42に収容される洗濯処理液を投入するための投入部である。尚、前記した通り、タンク42は、筐体11の前方上部で、かつ、第1投入部31よりも前方の場所に配置されている。したがって、自動投入部である第2投入部32も、タンク42と同様に、筐体11の前方上部で、かつ、手動投入部である第1投入部31よりも前方の場所に配置されている。
次に、図3を参照して、洗濯機1の内部構成について説明する。図3は、洗濯機1の内部構成を示す模式図である。
図3に示すように、洗濯機1は、筐体11の内部に、外槽22を備えており、さらにその内部に水槽21(洗濯兼脱水槽)を備えている。外槽22は、上面部に設けられた外槽カバー22aと、外槽カバー22aに設けられた開口部を封止する蓋部材22bと、他の部位よりも落とし込むようにして設けられた落とし込み部22cと、を有している。
水槽21は、上面が開放された有底の円筒形状を呈している。水槽21は、円筒の胴体部分を構成する銅板21aと、水槽21の底部で回転する回転翼21bと、水槽21のバランスを維持するバランスリング21cと、を有している。銅板21aには、通水及び通風のための、複数の貫通孔21aaが形成されている。バランスリング21cは、内部に流体が封止された流体バランサとなっている。
洗濯機1は、水槽21及び回転翼21bを回転駆動するための駆動装置23と、駆動装置23の動作を検出するための回転検出部24及び電流検出部であるモータ電流検出部25と、を備えている。
駆動装置23は、水槽21及び回転翼21bを回転させるモータ23aと、水槽21及び回転翼21bの回転方向及び回転速度を規定するクラッチ機構23bと、回転翼21bに連結された回転軸23cと、を有している。回転軸23cは、上面視において水槽21の中心に配置されている。モータ電流検出部25は、駆動装置23のモータ23aに流れる電流を検出する。
また、洗濯機1は、筐体11の後方上部に、水槽21に水を供給するための給水手段である給水ユニット20と、空気を加熱して乾燥風を得るための乾燥ユニット71(ヒータ)と、乾燥風を循環させるためのファン72、送風ダクト73、及び乾燥ダクト81と、備えている。
送風ダクト73は、ファン72と吹出ノズル74との間に配置されており、その途中部分に乾燥ユニット71(ヒータ)が配置されている。送風ダクト73は、蛇腹管73aで吹出ノズル74に接続されている。吹出ノズル74は、ファン72によって送られ乾燥ユニット71で加熱された乾燥風を、外槽22の内部に吹き出す。乾燥ダクト81は、外槽22とファン72との間に配置されている。乾燥ダクト81は、蛇腹管81aで外槽22の落とし込み部22cと接続されている。
係る構成において、洗濯機1は、例えば、洗濯工程時やすすぎ工程時に、水槽21(洗濯兼脱水槽)が水で浸されるように、給水部である給水ユニット20から外槽22に水を供給する。
また、洗濯機1は、例えば、乾燥工程時に、ファン72を回転させて空気を送風ダクト73に送り、乾燥ユニット71で空気を加熱して乾燥風を得て、乾燥風を外槽22及び水槽21の内部を通過させる。これにより、洗濯機1は、水槽21の内部に収容された洗濯対象物(布類)を乾燥させる。そして、洗濯機1は、外槽22及び水槽21の内部を通過した空気をファン72で乾燥ダクト81から送風ダクト73に送り込み、同様の動作を繰り返す。
また、図3に示すように、洗濯機1は、注水ホース51aと、投入ホース54aと、洗浄ホース61aと、を備えている。注水ホース51aは、給水ユニット20から外槽22に水を流すホースである。投入ホース54aは、第1投入部31(手動投入部)から外槽22に水を流すホースである。
洗浄ホース61aは、水槽21や外槽22等の洗浄時に、給水ユニット20から外槽22に水を流すホースである。注水ホース51aは、後記する第1給水経路51(図4参照)の一部分を構成している。投入ホース54aは、後記する投入経路54(図4参照)の一部分を構成している。洗浄ホース61aは、後記する第1洗浄経路61(図4参照)の一部分を構成している。
また、洗濯機1は、水を排出する排出経路63と、排出経路63を開閉する排水弁65と、を備えている。
また、洗濯機1は、筐体11の前方上部にタンク42を収容するケース41を備えている。タンク42は、上下方向に移動させることによって、ケース41に対して、取り外し及び取り付けが自在な構造になっている。尚、ケース41は、洗剤と柔軟剤を水槽21に自動投入することができるように、好ましくは、少なくとも洗剤用と柔軟剤用の2つ以上のタンク42を収容する構造になっているとよい。
また、洗濯機1は外槽22の前面下方に駆動部(駆動回路)を備えた制御基板17を配置しており、制御基板17は操作パネル14との通信、モータ23aの回転指令やクラッチ機構23bの切り替え出力、給水ユニット20、搬送ポンプ46、排水弁65、乾燥ユニット71、ファン72、などの各電気部品を駆動させことが可能である。
その他にも回転検出部24及びモータ電流検出部25からの信号を検出して、異常があれば操作パネル14上に使用者へ異常を報知する機能も備えている。さらに制御基板17上には制御マイコン18(図5)が備わっており、各電気部品の駆動指令や各装置からの信号を検出して運転制御を行っている。
次に、図4を参照して、洗濯機1の配管経路の構成について説明する。図4は、洗濯機1の配管経路を示す模式図である。
図4に示すように、洗濯機1は、洗濯対象物(布類)の洗濯時に使用する配管経路として、第1給水経路51と、第2給水経路52と、搬送経路53と、投入経路54と、を備えている。
第1給水経路51は、給水ユニット20と第1投入部31とを結び、給水ユニット20から第1投入部31に水を供給する。第2給水経路52は、第1給水経路51の途中部分と搬送経路53とを結び、第1給水経路51を介して給水ユニット20から搬送経路53に水を供給する。
搬送経路53は、タンク42と第1投入部31とを結び、タンク42から搬送ポンプ46を介して排出された洗濯処理液が搬送される。つまり、搬送部である搬送ポンプ46は、タンク42に収容された洗濯処理液を、搬送経路53を介して水槽内に送っている。また、投入経路54は、第1投入部31と水槽21(外槽22)とを結び、第1投入部31から水槽21に洗濯処理液及び水を投入する。
第2給水経路52と搬送経路53の接続箇所には、切り替え弁64が配置されている。切り替え弁64は、液体の流れを切り替える切り替え手段である。切り替え弁64(切替手段)は、タンク42から搬送経路53に洗濯処理液を流す方向と第2給水経路52から搬送経路53に水を流す方向とのいずれか一方に選択的に切り替える。
また、搬送経路53の経路上には、搬送ポンプ46と、液体の逆流を防止する逆止弁47a、47bとが配置されている。逆止弁47a、47bは、それぞれ、搬送ポンプ46の上流側(タンク42側)と下流側(第1投入部31側)とに配置されている。
また、洗濯機1は、水槽21や外槽22、ケース41等の洗浄時に使用する配管経路として、第1洗浄経路61と、第2洗浄経路62と、排出経路63と、を備えている。第1洗浄経路61は、給水ユニット20と第1投入部31とを結び、給水ユニット20から第1投入部31に洗浄用の水を供給する。第2洗浄経路62は、第1洗浄経路61の途中部分とケース41とを結び、第1洗浄経路61を介して給水ユニット20からケース41に洗浄用の水を供給する。
排出経路63は、ケース41と排水口66とを結び、ケース41から排水する。排出経路63は、ケース41と送風ダクト73とを接続する排水管63aと、送風ダクト73と外槽22とを接続する排水管63bと、外槽22に設けられた排水弁65と排水口66とを接続する排水管63cと、で構成されている。外槽22には排水弁65が設けられている。洗濯機1は、排水弁65を開放することにより、排水管63cを経由して洗濯処理液及び水を排水口66から外部に排出する。
このような洗濯機1は、自動投入を行う場合に(すなわち、洗濯処理液投入部30で洗濯処理液を水槽21に投入する場合に)、タンク42に収容された洗濯処理液を、搬送経路53を通ってタンク42から第1投入部31に搬送する。そして、洗濯機1は、搬送した洗濯処理液を、投入経路54を通って第1投入部31から水槽21に投入することができる。
そのため、洗濯機1は、手動投入時及び自動投入時に拘わらず洗濯処理液が第1投入部31を通過するため、第1投入部31に水を通過させることにより、洗剤投入時に使用する水量を低減することができる。
また、洗濯機1は、第2給水経路52が第1給水経路51の途中部分に接続されている。そのため、洗濯機1は、仮に、搬送経路53が塞がってしまい、意図しない圧力が搬送経路53に加わる現象が発生した場合であっても、搬送経路53に加わる圧力を、第1給水経路51を介して外部(水槽21側)に逃がすことができる。
したがって、洗濯機1は、仮にこのような現象が発生した場合であっても、搬送経路53に加わる圧力を低減することができる。これにより、洗濯機1は、搬送経路53の性能を比較的長く維持することができる。
また、洗濯機1は、第1洗浄経路61に沿って給水ユニット20から第1投入部31に洗浄用の水を流すことによって、第1投入部31を洗浄することができる。また、洗濯機1は、第2洗浄経路62に沿って給水ユニット20からケース41に洗浄用の水を流すことによって、ケース41を洗浄することができる。
また、搬送経路53に洗濯処理液を流すには、切り替え弁64を洗濯処理液が搬送経路53に流れる方向に切り替えた状態で、搬送ポンプ46に対して駆動電流を流すとタンク42に収容されている洗濯処理液を吸い出す。
一方で、水を搬送経路53に流したい場合は、切り替え弁64を第2給水経路52から搬送経路53へ水を流す方向に切り替えた状態で、同様に搬送ポンプ46に駆動電流を流して給水ユニット20から水を吸い出す。いずれも搬送ポンプ46への駆動電流を停止すると搬送も停止する。
次に、図5を参照して洗濯機1の搬送部である搬送ポンプ46の駆動回路の構成を説明する。本駆動回路は制御基板17内に備わっており、制御基板17は洗濯機1の外槽22の前面下方に配置している。
駆動回路は、直流電源82の+側から駆動素子83を介して搬送ポンプ46内の搬送ポンプモータ84に接続する。搬送部である搬送ポンプモータ84は搬送ポンプ46を駆動し、駆動回路によって搬送ポンプモータ84が駆動される。駆動素子83の一部は制御マイコン18へ接続されており、駆動素子83へON/OFF信号を出力することでポンプモータ84への通電/無通電を制御可能とする。
また、搬送ポンプモータ84から電流検出抵抗85を介して直流電源82の―側に接続されており、モータ電流が流れた場合に電流検出抵抗85に発生する電圧を制御マイコン(制御部)18へ入力する。つまり、電流検出抵抗85に流れる電流値を制御マイコン18にて検出する。
モータ電流は、洗濯処理液、又は水などの液体を吸い込んでいる間は大きくなるが、液体がないと搬送ポンプモータ84が空回りして電流が小さくなる。これにより電流検出抵抗85に流れるモータ電流に応じて電圧が変化するため、制御マイコン18は入力される電圧が所定値以下となった場合に洗濯処理液がなくなったと検知することが可能となる。
つまり、駆動回路は、搬送ポンプモータ84に流れる電流値(電流検出抵抗85に流れる電流値)に基づいて、タンク42内の洗濯処理液の残量を検知することができる。尚、駆動素子83はトランジスタを図示しているが、この他にもFETやフォトカプラ、スイッチ、リレーなどの素子を用いてもよい。また、電流検出抵抗85についても抵抗以外にカレントトランスなどの電流検出手段を用いてもよい。
次に、図6を参照して制御マイコン18の洗濯処理液を自動投入する動作を説明する。図6は制御マイコンが洗濯処理液を自動投入する動作の制御フローを示している。以下の制御フローは、洗濯処理液の自動投入の開始から自動投入の停止までの制御ステップを示している。
≪ステップS100≫
自動投入動作開始すると、ステップS100においては、制御マイコン18より切替部である切り替え弁64を駆動させて(ONにして)、洗濯処理液が搬送経路53に流れる方向に切り替え動作を執行する。切り替え弁弁64を駆動するとステップS101に移行する。
≪ステップS101≫
ステップS101においては、切り替え弁弁64を切り替え後、搬送ポンプ46を駆動させて(ONにして)、洗濯処理液を水槽21へ搬送する。この時、ポンプ駆動中は図5の駆動回路に駆動電流が流れる。搬送ポンプ46を駆動するとステップS102に移行する。
≪ステップS102≫
ステップS102においては、ポンプ駆動中に駆動回路に電流が流れるため、電流検出抵抗85に発生した電圧を、制御マイコン18が検出して記憶部に記憶する。
ここで、搬送ポンプモータに電流が流れていない場合(例えば、断線やコネクタ抜けのような場合)は、制御マイコンで検出される電流値は0に等しくなる。一方で、搬送ポンプ46周囲部に負荷要因(例えば、洗濯処理液の固着等が発生した場合、若しくは搬送ポンプモータ自体の異常の場合)が存在している場合には、電気的な負荷が大きくなり、モータに流れる電流が過電流となる。このように、電流検知部で検知された電流に基づいて、搬送ポンプモータ、駆動部の異常を判定することができる。
したがって、検出された電流値が予め定めた閾値より小さくなった場合は、搬送ポンプモータが断線、若しくはコネクタ抜けと判断され、閾値値より大きくなった場合は、搬送ポンプ46周囲部の負荷要因、若しくは搬送ポンプモータ自体の異常と判断される。これらの異常時の電流値も当然記憶されることになる。搬送ポンプモータの電流を計測するとステップS103に移行する。
≪ステップS103≫
ステップS103においては、搬送ポンプ46の駆動電流が規定回数以上に計測されたか否か判定し、規定回数以上に電流計測している場合はステップS104に移行し、規定回数未満であればステップ102に戻り、再び電流計測を実行する。
≪ステップS104≫
ステップS104においては、ステップS102、S103によって計測された規定回数の電流値を加算して、移動平均電流値を算出する。この時、異常が生じて電流値が低い場合や過電流の場合の電流値も移動平均電流値に反映されることになる。移動平均電流値を算出するとステップS105に移行する。
≪ステップS105≫
ステップS105においては、移動平均電流値が予め定めた正常範囲(所定の電流値幅の範囲)内に収まっているか否かを判定する。正常範囲内の場合は、ステップ106に移行し、正常範囲から上側、或いは下側に逸脱している場合は、ステップS109に移行する。つまり、電流値範囲の上側の閾値を超える、或いは電流値範囲の下側の閾値未満であれば、ステップS109に移行する。
≪ステップS106≫
移動平均電流値が予め定めた正常範囲内に収まっているので、ステップS106においては、搬送ポンプ46が規定時間以上に亘って動作したか否か判定する。規定時間以上に亘って動作した場合はステップS107に移行し、規定時間以上に亘って動作していない場合は、再びステップS102に戻って、以上の動作を繰り返すことになる。
規定時間以上動作していない場合は、ステップS102に戻って再び電流計測を実施し搬送ポンプの動作を継続する。搬送ポンプ動作中は常に電流計測を実施するため、或る時点から移動平均電流値が正常範囲外となった場合でも異常を検知することが可能である。
≪ステップS107≫
搬送ポンプ46が規定時間以上に亘って動作したので、ステップS107においては、切り替え弁64を停止(OFF)させる。これにより給水ユニット20から流れる水が、搬送経路53に流れる方向に切り替わる。切り替え弁64を停止するとステップS108に移行する。
≪ステップS108≫
ステップS108においては、搬送ポンプの動作を停止(OFF)して、自動投入動作を終了する。
≪ステップS109≫
ステップ105に戻って、移動平均電流値が予め定めた正常範囲から上側、或いは下側に逸脱していると判断されているので、ステップS109においては、正常範囲外の継続時間が規定時間未満か否か判定する。一方、正常範囲外の継続時間が規定時間以上の場合(NO)は、ステップS110に移行する。
ここで、規定時間未満の場合は、ステップS106に移行して搬送ポンプ動作を継続し、搬送ポンプが規定時間以上動作したか否か判定する。正常範囲外の継続時間を判定することによって、ノイズ等による瞬時的な正常範囲外の電流検出を防止することができる。
≪ステップS110≫
ステップS110においては、移動平均電流値が予め定めた正常範囲(所定の電流値幅の範囲)から上側、或いは下側のどちらに逸脱しているかを判断する。この判断は、ステップ5と同様に移動平均電流値が、電流値範囲の上側の閾値を超える、或いは電流値範囲の下側の閾値未満であるかを判断する。この判断は異常の原因を判定するための制御ステップである。
移動平均電流値が予め定めた正常範囲から上側に逸脱しているとステップS111に移行し、移動平均電流値が予め定めた正常範囲から下側に逸脱しているとステップS112に移行する。例えば、上側に逸脱している場合は、モータに過電流が流れていることを示し、下側に逸脱している場合は、モータに電流が流れていないことを示している。
≪ステップS111≫
ステップS111においては、移動平均電流値が正常範囲から上側に逸脱しているので、操作パネルに搬送ポンプの動作異常を報知する。この報知では、搬送ポンプモータに過電流が流れていることを示し、搬送モータや駆動部の異常であることを報知する。例えば、搬送ポンプ46周囲部に洗濯処理液の固着等が発生して負荷が増加したことや、搬送ポンプモータ自体に異常が生じたことを報知する。
動作異常の報知を行うと、ステップS107、S108に移行する。これによって、切り替え弁64、及び搬送ポンプ46駆動を停止して自動投入の動作を終了する。
≪ステップS112≫
ステップS112においては、移動平均電流値が正常範囲から下側に逸脱しているので、操作パネルに断線/コネクタ抜けを報知する。例えば、搬送ポンプモータに電流が流れていないので、断線やコネクタ抜けのような搬送ポンプモータの接続線に異常が生じたことを報知する。
断線/コネクタ抜けの報知を行うと、ステップS110と同様にステップS107、S108に移行する。これによって、切り替え弁64、及び搬送ポンプ46駆動を停止して自動投入の動作を終了する。
尚、ステップS111、S112においては、操作部である操作パネルに搬送ポンプモータの動作異常、及び断線/コネクタ抜けを表示して使用者へ知らせているが、使用者への報知は、音声であっても良いことはいうまでもない。
このように本実施形態では、制御マイコン18においては、電流検知部で検知された電流に基づいて、搬送モータ、又は駆動部の異常、及び異常の発生原因を判定する判定機能を備えている。これらの機能は、主にステップS102~S106、及びステップS109~ステップ112に示す制御ステップで実行されている。
本実施形態では、搬送ポンプモータ84に流れる電流値に基づいて搬送ポンプモータの異常を検知し、更には異常の原因を判断するものであり、高価なセンサを使用せず、搬送ポンプモータの異常の原因を判定可能な洗濯機を提供できる。
尚、本発明は上記したいくつかの実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。上記の実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。各実施例の構成について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
1…洗濯機、11…筐体、12…上面カバー、13…外蓋、14…操作パネル、15…タンク収納蓋、16…前面パネル、17…制御基板、18…制御マイコン、20…給水ユニット、21…水槽、22…外槽、23…駆動装置、23a…モータ、24…回転検出部、25…モータ電流検出部、30…洗濯処理液投入部、31…第1投入部、32…第2投入部、41…ケース、42…タンク、46…搬送ポンプ、49…排出口、51…第1給水経路、52…第2給水経路、53…搬送経路、54…投入経路、63…排出経路、64…切り替え弁、65…排水弁、66…排水口、71…乾燥ユニット、82…直流電源、83…駆動素子、84…搬送ポンプモータ、85…電流検出抵抗。

Claims (6)

  1. 筐体と、前記筐体の内部に設けられた水槽と、1回分の洗濯処理液を前記水槽に投入するための第1投入部と、複数回分の洗濯処理液を収容するタンクと、洗濯処理液を前記タンクに収容するための第2投入部と、前記タンクに収容された洗濯処理液を前記水槽の内部に送る搬送部と、前記搬送部を駆動する搬送モータと、前記搬送モータを駆動する駆動部と、前記搬送モータの電流を検知する電流検知部と、洗濯工程を制御する運転制御部を有し、
    前記運転制御部は、前記電流検知部で検知された電流に基づいて、前記搬送モータ、又は前記駆動部の異常、及びこの異常の発生原因を判定する判定機能部を備えている
    ことを特徴とする洗濯機。
  2. 請求項1に記載の洗濯機であって、
    前記判定機能部は、前記搬送モータに流れる電流値が、予め定めた電流値範囲の下側の閾値未満となった場合に、前記搬送モータの接続線の異常と判断する
    ことを特徴とする洗濯機。
  3. 請求項1に記載の洗濯機であって、
    前記判定機能部は、前記搬送モータに流れる電流値が、予め定めた電流値範囲の上側の閾値を超えた場合に、前記搬送モータ、或いは前記駆動部の異常と判断する
    ことを特徴とする洗濯機。
  4. 請求項2、又は請求項3に記載の洗濯機であって、
    使用者が運転条件を設定するための表示操作部を有し、前記表示操作部の表示部には、前記搬送モータの接続線の異常、及び前記搬送モータ、或いは前記駆動部の異常が表示される
    ことを特徴とする洗濯機。
  5. 請求項2、又は請求項3に記載の洗濯機であって、
    前記判定機能部は、前記搬送モータに流れる電流値が、前記電流値範囲を所定時間に亘って逸脱していると、前記搬送モータに流れる電流値を、前記電流値範囲の上側の閾値、或いは前記電流値範囲の下側の閾値と比較する
    ことを特徴とする洗濯機。
  6. 請求項5に記載の洗濯機であって、
    前記運転制御部は、前記搬送モータに流れる電流値を、前記電流検知部で検知された規定回数分の電流値を移動平均して求める
    ことを特徴とする洗濯機。
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