JP6952929B2 - 列車監視システム - Google Patents

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Description

本発明は、列車の運行上の状況を監視する列車監視システムに関する。
列車の運行上の安全を確保するために、監視カメラ(カメラ)を用いた監視システムが用いられている。特に、駅のプラットフォームにおける安全確保は列車運行において重要である。
特許文献1には、列車側に固定された監視カメラを用いる場合において、進行方向の両側に設けられた列車のドアに対応させて監視カメラを複数設け、列車に搭載されたモニタの画面表示を複数に分割し、ドア開閉時の安全確認のために各監視カメラの映像を分割された領域で表示する監視システムが記載されている。ここで映像が表示される監視カメラは、列車が停車する駅のプラットフォーム側において開閉するドアに対応したものとなるように、自動的に制御される。この場合、各監視カメラが撮像する領域は、死角が形成されないように最適に設定される。
また、プラットフォームには、非常事態が発生したことを列車の乗務員や駅職員に通知するための非常停止ボタンも設けられる。例えば列車が侵入前の線路にプラットフォームから人が落下した場合には、この状況を視認した他の人(駅員等)がこの非常停止ボタンを押すことにより、このプラットフォーム侵入前に、この列車を停止させることができる。
特開2018−113602号公報
例えば、プラットフォームで停車した列車が動き出した直後において、列車の直後の部分でプラットフォームから線路に人が落下した場合、あるいは、プラットフォームで人が転倒した場合、もしくは、プラットフォームで人が列車と接触した場合には、安全のためには後続の列車の侵入を抑制することが必要である。しかしながら、プラットフォーム側に設けられた監視カメラからこの状況を認識することが困難である場合がある。
また、非常停止ボタンを操作することによって、後続の列車の乗務員に異常が発生した旨を認識させ、後続の列車を停止させることができるが、この状況が駅員等に視認されなければ、異常の発生を後続の列車等に認識させることができない。さらに、列車の車掌が目視で確認することも考えられるが、ワンマン運転や自動運転の車両では車掌が居ないため、異常の発生を認識することができない。
このように、従来の技術においては、列車の後方側(側方も含む)において列車周囲で発生した異常を速やかに列車運行の関係者に周知させることができない場合があった。
本発明は、このような状況に鑑みなされたもので、上記課題を解決することを目的とする。
本発明は、列車に搭載され、当該列車の周囲を異なる側から撮像する複数のカメラが用いられた列車監視装置が用いられた列車監視システムであって、前記列車監視装置は、前記列車が駅に停車する際に、複数の前記カメラのうちのいずれかを、前記列車の進行方向における後方を撮像する後方撮像カメラとして選定し、前記列車が前記駅から発車した後において、前記後方撮像カメラによって撮像した映像データを入手し、当該映像データを外部に送信させる動作をする制御部を具備する。
また、前記列車監視装置は、前記映像データに基づいて異常を認識する映像解析部と、前記映像データを表示する表示部とを具備し、前記制御部は、前記映像解析部が異常を認識すると前記表示部または外部に警報を通知してもよい。
また、前記列車において、前記列車において、前記進行方向に沿った一方の端部側において前記一方の側を撮像する前記カメラである第1先頭カメラと、他方の端部側において前記他方の側を撮像する前記カメラである第2先頭カメラと、が設けられ、前記列車監視装置において、前記制御部は、前記第1先頭カメラ、前記第2先頭カメラのうちのいずれかを、前記進行方向に応じて前記後方撮像カメラとして設定してもよい。
また、前記列車における、前記進行方向からみた一方の側面、他方の側面の両方において、前記進行方向に沿った一方の側を撮像する前記カメラである第1側面カメラと、他方の側を撮像する前記カメラである第2側面カメラと、が共に設けられ、前記列車監視装置において、前記制御部は、前記一方の側面、前記他方の側面における前記第1側面カメラ、前記第2側面カメラのうちのいずれかを、前記進行方向、及び前記列車とプラットフォームの位置関係に応じて、前記後方撮像カメラとして設定してもよい。
また、各前記列車監視装置は、前記列車の速度を認識する速度認識部を具備し、前記列車監視装置において、前記制御部は、前記速度認識部によって認識された前記速度が予め設定された第1速度に達した際に前記後方撮像カメラによる撮像を開始し、前記速度が予め設定されかつ前記第1速度よりも大きな第2速度に達した際に前記後方撮像カメラによる撮像を停止して前記映像データを入手してもよい。
また、前記列車監視装置は前記映像データを地上に固定された中央局に送信し、前記中央局は、前記映像データに基づき異常を認識する映像解析部を備え、当該映像解析部が異常を認識すると他の列車に警報を送信してもよい。
本発明によると、列車の後方側において列車周囲で発生した異常を列車運行の関係者に速やかに周知させることができる。
実施の形態に係る列車監視システムが用いられる列車の構成を示す図である。 実施の形態に係る列車監視システム、列車監視装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る列車監視システム、列車監視装置によって撮像を行なう場合の構成を示す図である。 実施の形態に係る列車監視システムで用いられる列車監視装置の動作を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を図面を参照して具体的に説明する。本発明の実施の形態に係る列車監視システムにおいては、複数の列車の各々において列車監視装置が搭載され、各々がネットワークを介して接続されている。図1は、この列車監視システム(列車監視装置)が用いられる単一の列車Tの構成を簡略化して示す図である。図1においては、この列車Tを上方から見た構成が模式的に示されている。ここでは、列車Tは、1号車T1と2号車T2とが連結されて構成され、図中の上側又は下側に向けて進行するものとする。乗客の乗降の際に開閉するドアとしては、図1において1号車T1の図中左側のドアD11、D12、図中右側のドアD13、D14と、2号車T2の図中左側のドアD21、D22、図中右側のドアD23、D24がある。この列車Tが停車する駅のプラットフォームPが図中の左右どちら側にあるかに応じて、停車の際にはドアD11、D12、D21、D22の組み合わせ、ドアD13、D14、D23、D24の組み合わせ、のうちのプラットフォームP側にある一方が選択されて開閉動作をし、他方は閉状態が保たれる。
また、この列車Tの進行方向は図1における矢印A(図中上側)、矢印B(図中下側)のいずれかに設定され、列車乗務員は1号車T1又は2号車T2における先頭となる側の先頭部に搭乗している。図1においては、駅のプラットフォームPは、進行方向がAの場合における右側にある。この場合においては、停車の際に開閉するのはドアD13、D14、D23、D24の組み合わせとなる。
図1においては、この列車監視装置において用いられる複数の監視カメラ(カメラ)の列車Tにおける配置が記載されている。図1においては、上面からみた平面図が示されているが、実際には各監視カメラは車両における上部付近に設置されている。1号車T1においては、図中左側側面(一方の側面)の監視カメラ(カメラ)C11、C12、図中右側側面(他方の側面)の監視カメラC13、C14が設けられている。同様に、2号車T2側においても図中左側側面の監視カメラC21、C22、図中右側の監視カメラC23、C24が設けられている。これらの監視カメラは、図1中上側(一方の側)を下側(他方の側)から撮像する第1側面カメラとなる監視カメラC12、C14、C22、C24と、図1中下側を上側から撮像する第2側面カメラとなる監視カメラC11、C13、C21、C23に大別される。
図1の状態においては、監視カメラC13、C14によって、図1における1号車T1と点字ブロックWとの間における乗降客の有無等を認識することができる。同様に、監視カメラC23、C24によって、2号車T2と点字ブロックWとの間における乗降客の有無等を認識することができる。プラットフォームPが左側にある場合には、同様に左側の監視カメラを用いて同様に安全確認をすることができる。この際、例えば列車乗務員が1号車T1の先頭側にいる場合には、第2側面カメラ(監視カメラC11、C13、C21、C23)を用いた場合には、列車乗務員と同じ視点からみた映像データが得られるため、プラットフォームP上等の状況の認識が特に容易となる。
また、1号車T1の図中上側(先頭)には図中上側を撮像する監視カメラ(第1先頭カメラ))C01が、2号車T2の図中下側(先頭)には図中下側を撮像する監視カメラ(第2先頭カメラ)C02が、それぞれ設けられている。列車が進行方向Aで走行中においては監視カメラC01によって、列車が進行方向Bで走行中においては監視カメラC02によって、前方を撮像することができ、この映像データを一定期間の間だけ記憶させることができる。このため、例えば列車Tが踏切で衝突事故等を起こした場合にはこの映像データを参照して事故原因等の究明に役立てることができる。
図2は、この列車監視装置1が用いられる列車監視システム全体の構成を示す図である。この列車監視装置1は列車Tに搭載され、列車監視装置1全体の制御を行う制御部10(コンピューター)が用いられる。制御部10は、操作部11の列車乗務員による操作により各種の動作を行うため、実際には各種の構成要素が接続されているが、図2においては、本願発明に関連する構成要素のみが記載されている。
制御部10には、列車の運行装置(図示せず)も接続されるため、列車の状況、例えば停車している駅、この駅のプラットフォームPがどちら側にあるか、現在の各ドアの開閉の状況等を認識することができる。前記の通り、ドアD11、D12、D21、D22の組み合わせ、ドアD13、D14、D23、D24の組み合わせ、の一方が停車する駅に応じて選択され、一方のみが開閉動作をし、他方は閉状態が保たれるように制御されるが、制御部10は、こうした状況を認識することができる。
また、列車Tの運行に際しての各種の情報を表示するディスプレイである表示部12が用いられる。表示部12で表示される画像の中には、前記の監視カメラによって撮像された映像も含まれる。このため、制御部10には、前記の全ての監視カメラ(監視カメラ群C)が接続される。制御部10は、この監視カメラのうちの選択されたものが撮像した映像を表示部12で表示させることができる。また、制御部10が以下に説明する動作を行う際に必要となる情報や、撮像によって得られた映像データや、他の列車監視システム1から受信した映像データを記憶する記憶部13も用いられる。記憶部13は、ハードディスクや不揮発性メモリ等で構成される。
また、制御部10には、上記の監視カメラで得られた映像データを含む各種の情報を無線通信を用いてネットワークNを介して外部の機器に送信する、あるいは同様の情報を外部の機器から受信する無線通信部14が接続される。
また、制御部10には、列車の速度を認識する速度認識部15も接続される。これによって、制御部10は、列車の現時点での速度、あるいは列車が停止しているか否かを認識することができる。
上記のようにネットワークNを介してこの列車監視装置1と接続され、情報を共有できるのは、中央局100、複数の移動局110である。移動局110は、実際には列車Tと同一路線を走行する他の列車に搭載された前記の列車監視装置1である。この列車の中には、列車Tの後続の列車が含まれる。すなわち、この列車監視システムにおいては、複数の異なる列車にそれぞれ搭載された複数の列車監視装置1が用いられる。移動局110は各列車と共に移動するのに対して、中央局100は地上において固定されたサーバであり、この列車の路線全体を管理する。移動局110同士で情報の直接の授受は行わず、これらは中央局100を介してのみ情報の授受を行う設定としてもよい。
この列車監視装置1は、図1中で示された監視カメラの中から、列車の進行方向に対して後方側あるいは斜め後方側を撮像するための監視カメラ(後方撮像カメラ)を選択し、この監視カメラで撮像された映像を無線通信部15により外部に送信する。図3は、この場合における撮像の状況を図1に対応させて示す図である。ここでは、列車は図1における進行方向はAであるものとする。このため、使用される監視カメラとしては、2号車T2に設置されたものが用いられ、図3においては、2号車T2のみが示されている。
ここでは、2号車T2から後方(図中下方)を撮像できる後方監視カメラとして、監視カメラC02、C23が選択される。図3において、平面視における視野の範囲は、監視カメラC02においてはV1、監視カメラC23においてはV2となる。図3においては平面視が示されているが、実際にはこれらの監視カメラは2号車T2における上部付近に固定され、その視野は実際には鉛直方向で僅かに下向きとされ、監視カメラC02によって線路上、監視カメラC23によって点字ブロックWを含むプラットフォームP上をそれぞれ撮像することができる。また、列車Tが図中上側に走行するに従って、監視カメラC02、監視カメラC23が撮像する領域は図中上側に移動する。2号車T2は停車時にはプラットフォームPにおける最後方近くに位置するために、これによって、列車の後方側の線路上、列車近くにおけるプラットフォームP上を、進行方向に沿ってプラットフォームPの長さのほぼ全域において、撮像することができる。
特に列車Tの後方側における線路上やプラットフォームP上において異常が発生した場合、例えば線路上や点字ブロックWよりも列車側に落下した物体が発生した場合には、上記のように監視カメラから得られた画像データ内に、こうした状況が撮像される。こうした状況を認識することは、特に後続の列車にとっては重要である。
このため、制御部10は、このように入手した映像データを、無線通信部14を用い、ネットワークNを介して中央局100、移動局110に送信する。これによって、中央局100、後続の列車に対応する移動局110等がこの映像を同様に認識することができる。後続の列車においては、列車乗務員がこの状況を自身に搭載された表示部12で確認することができる。
図4は、このような撮像を行なう場合における列車監視装置1(制御部10)の動作を示すフローチャートの一例である。まず、制御部10は、この列車監視装置1が搭載された列車Tが駅で停車したか否かを、速度認識部15によって認識する(S1)。停車したと認識された場合(S1:Yes)には、現在停車している駅において、どちらの側のドアが開閉するか(開くか)、すなわち、プラットフォームPがある側を、駅の指令センター等からの情報あるいは列車乗務員による操作部11に対する操作によって認識する(S2)。ここで、プラットフォームPが図1、3に示されたように右側である場合には、ドアD13、D14、D23、D24側が選択され(S2)、これに応じて監視カメラが選択され(S3)、ここでは図3に示されたように監視カメラC02,C23が後方監視カメラとして選択される。
その後、制御部10が上記で認識されたドア(S2)が開いたことを認識し(S4:Yes)、かつその後にこのドアが閉まったことを認識した(S5:Yes)場合には、その後に列車Tが発車すると推定される。制御部10は、その後で列車Tの速度が零よりも僅かに大きな第1速度に達したことを速度認識部16により認識した場合(S6:Yes)に、列車Tが動き出したと判断することができる。このため、前記の監視カメラC02、C23によるモニター(撮像)をこの時点から開始させることができる(S7)。
その後、列車Tは徐々に加速をし、その速度が上昇する。この速度が第2速度(>第1速度)まで達したと制御部10が認識した場合(S8:Yes)に、列車Tが発車してから所定の距離だけ移動したと推定される。列車Tにおける速度の変遷は、一般的には同一路線においては大差がないため、この第2速度は、例えば最後列側の車両がプラットフォームPの先端付近を通過する際の速度として定めることができる。この時点において、モニター(撮像)を終了させる(S9)ことにより、前記のように、列車Tの後方側の線路上、列車近くにおけるプラットフォームP上を、進行方向に沿ってプラットフォームPの長さの全域において撮像して得られた映像データを得ることができる。制御部10は、この映像データを記憶部13に記憶させると共に、列車Tの識別情報、駅の識別情報と共に、無線通信部14によって外部に送信し(S10)、中央局100、複数の移動局110がこれを速やかに入手することができる。
移動局110のうち、特に後続の列車に対応する移動局110においては、この列車の乗務員は、図2における表示部12によって、上記のように入手した画像データを確認することができる。これによって、列車の後部側で異常が発生した場合に、後続の列車側がこれを迅速に認識することができる。このように認識される異常としては、異常が除去されない間は後続の列車を侵入させるべきでないと認識されるもの(線路上に落下物が存在するような場合)がある。一方、異常が発生したことを後続の列車側で認識することが好ましいが、後続の列車を停車させる必要性は低いような異常事態(例えばプラットフォームPの表面が漏水で濡れているような場合等)がある。前者の場合には、例えば非常停止スイッチを押すことによっても同様の対処をすることが可能であるが、後者の場合には、上記の構成によって後続の列車T側でこの異常事態の認識が可能となる。また、どちらの場合においても、異常事態の内容を、後続の列車T側、あるいは中央局100側で速やかに認識することができる。
なお、上記の例においては、映像データは、撮像の開始時点が列車Tの速度が第1速度に達した時点(S6)であり、撮像の停止時点が列車Tの速度が第2速度に達した時点(S8)として得られたものであったが、撮像の開始、停止のタイミングは、この他にも適宜設定することができる。例えば、列車TのプラットフォームPに対する位置関係が正確に認識される場合には、撮像の開始、停止のタイミングを、この位置に応じて定めてもよい。あるいは、列車が発車してから、あるいはドアが閉まってから一定時間だけ撮像を行なわせる設定とすることもできる。
また、例えば、入手した映像データを中央局100側で解析し、重大な異常が認識された場合に非常停止スイッチが操作された場合と同様の措置、すなわち、他の列車Tへ警報を送信、または、路線上の全てあるいは一部の列車Tを停止させる指示を送信することができる。この際、例えば、線路上に発生した異常を周知のパターン認識手法や予め作成した異常判断の学習モデルを用いた推定によって認識することができる。特に、上記の例においては、監視カメラC02によって線路上、監視カメラC23によって点字ブロックWを含むプラットフォームP上が撮像され、これらの背景画像は予め定まっているため、パターン認識手法を用いた異常の発生の有無の認識は容易である。こうした判定を、撮像を行なった側の列車監視装置1側、この撮像データを受信した列車監視装置1側で行ってもよい。どの場合においても、列車Tを停止させる旨の情報は、中央局100、全ての列車T(列車監視装置1)の間で共有することが好ましい。
つまり、中央局100または列車監視装置1は、映像データに基づいて、線路上に人や物が落下した、あるいは、プラットフォームP上で人が転倒した、もしくは、プラットフォームP上で人が列車と接触した、といった異常を画像処理により認識する映像解析部を備えることが好ましい。列車監視装置1が映像解析部を有する場合、映像解析部が異常を認識した場合は、制御部10は無線通信部14を制御して中央局100に異常を検出したことを示す警報を直ちに通知する。その際、異常を検出した映像データも送信することが好ましい。これにより、中央局100は非常停止スイッチが操作された場合と同様の措置を取ることができる。また、列車監視装置1の映像解析部が異常を認識した場合は、制御部10が表示部12に異常が検出されたことを知らせる警報を出力し、さらに、その映像データ表示部12を表示させ、列車Tの運転士に異常を知らせることが好ましい。これにより、運転士が非常停止スイッチが操作された場合と同様の処置をとることができる。
上記の例においては、後方撮像カメラとして、列車Tの後端部側の監視カメラと、列車TのプラットフォームP側の側面の後端部側に設けられた監視カメラとが用いられた。しかしながら、列車の後方側で発生した異常の状況が十分に撮像できる限りにおいて、これらのうちで一方のみを用いてもよい。あるいは、図1に示された箇所以外に設けられた監視カメラを後方撮像カメラとしてもよい。この際、例えば本来はドア周囲のプラットフォーム上における乗降客を監視するために設けられた監視カメラを適宜選択して、上記の後方撮像カメラとして用いれば、新たなカメラを設置することは不要である。あるいは、こうした場合において、後方撮像カメラとして選択された場合には、本来の目的として使用する場合とは視野範囲を変えることができるように、各監視カメラを設定してもよい。
以上、本発明を実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
1 列車監視装置10 制御部11 操作部12 表示部13 記憶部14 無線通信部15 速度認識部100 中央局110 移動局C11、C13、C21、C23 第2側面カメラ(監視カメラ:カメラ)C12、C14、C22、C24 第1側面カメラ(監視カメラ:カメラ)C01 第1先頭カメラ(監視カメラ:カメラ)C02 第2先頭カメラ(監視カメラ:カメラ)D11、D12、D13、D14、D21、D22、D23、D24 ドアN ネットワークP プラットフォームT 列車T1 1号車T2 2号車W 点字ブロック

Claims (6)

  1. 列車に搭載され、当該列車の周囲を異なる側から撮像する複数のカメラが用いられた列車監視装置が用いられた列車監視システムであって、
    前記列車監視装置は、
    前記列車が駅に停車する際に、複数の前記カメラのうちのいずれかを、前記列車の進行方向における後方を撮像する後方撮像カメラとして選定し、
    前記列車が前記駅から発車した後において、前記後方撮像カメラによって撮像した映像データを入手し、
    当該映像データを外部に送信させる動作をする制御部を具備することを特徴とする列車監視システム。
  2. 前記列車監視装置は、前記映像データに基づいて異常を認識する映像解析部と、前記映像データを表示する表示部とを具備し、
    前記制御部は、前記映像解析部が異常を認識すると前記表示部または外部に警報を通知することを特徴とする請求項1に記載の列車監視システム。
  3. 前記列車において、前記進行方向に沿った一方の端部側において前記一方の側を撮像する前記カメラである第1先頭カメラと、他方の端部側において前記他方の側を撮像する前記カメラである第2先頭カメラと、が設けられ、
    前記列車監視装置において、
    前記制御部は、前記第1先頭カメラ、前記第2先頭カメラのうちのいずれかを、前記進行方向に応じて前記後方撮像カメラとして設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の列車監視システム。
  4. 前記列車における、前記進行方向からみた一方の側面、他方の側面の両方において、前記進行方向に沿った一方の側を撮像する前記カメラである第1側面カメラと、他方の側を撮像する前記カメラである第2側面カメラと、が共に設けられ、
    前記列車監視装置において、
    前記制御部は、前記一方の側面、前記他方の側面における前記第1側面カメラ、前記第2側面カメラのうちのいずれかを、前記進行方向、及び前記列車とプラットフォームの位置関係に応じて、前記後方撮像カメラとして設定することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の列車監視システム。
  5. 各前記列車監視装置は、前記列車の速度を認識する速度認識部を具備し、
    前記列車監視装置において、
    前記制御部は、前記速度認識部によって認識された前記速度が予め設定された第1速度に達した際に前記後方撮像カメラによる撮像を開始し、前記速度が予め設定されかつ前記第1速度よりも大きな第2速度に達した際に前記後方撮像カメラによる撮像を停止して前記映像データを入手することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の列車監視システム。
  6. 前記列車監視装置は前記映像データを地上に固定された中央局に送信し、前記中央局は、前記映像データに基づき異常を認識する映像解析部を備え、当該映像解析部が異常を認識すると他の列車に警報を送信することを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の列車監視システム。
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