JP6952218B2 - 衝突防止の方法およびレーザマシニングツール - Google Patents

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Description

本発明は、レーザマシニングヘッドの衝突防止の方法および数値制御式レーザマシニングツールに関する。特に、本発明は、請求項1に記載の衝突防止の方法、および請求項12に記載の数値制御式レーザマシニングツールに関する。
レーザ切断機は、切断グリッドに載置された平板なシートまたは管材をレーザビームで分断するものである。切断ガスの圧力上昇または熱応力、更にはグレーチング(grate)上での支持点の不具合に起因して、切断片が切断ヘッドの先端を覆い、切断ヘッドを閉塞する場合がある。また、切断片が残りの材料から完全に切り離され、切断機の内部へと投げ出される可能性もある。レーザ切断機における衝突阻止の以下の手法が、既に用いられている。
微小なブリッジを残す:小さい部片の外側輪郭を完全には切断しない。これらの部片は小さいブリッジで付着したままである。マシニングの最後に、これらの部片を完全に切り離すか、または更なる工程で破壊して除去しなければならない。
インテリジェントな切断輪郭の提供:切断ヘッドを切断済みの部片の上には移動させない。このことにより、移動パターンがより複雑で時間のかかるものになる。
内側輪郭の破砕処理:余分な部片を前もって破砕して、それらを支持点間に落下させ立ち上がることができないようにする。このことはエネルギー消費およびマシニング時間を増加させる。
高品質の原材料の使用:高品質の原材料の使用によって熱膨張を低減できるが、その他の不具合の原因には効果がない。
それでもなお、これらの手法は満足できない結果しかもたらさず、所望の信頼性を実現しない。
米国特許第5751584号には、加工の準備における、マシニングツール用の衝突チェックの方法が開示されている。駆動装置の制御による衝突防止については開示されていない。
本発明の目的は、先行技術の欠点を回避すること、および改善されたレーザマシニングツールを提供することである。代替の目的としては、改善された衝突防止の方法または改善されたレーザマシニングツールを提供することである。
この目的は、請求項1に記載の方法、または請求項12に記載の数値制御式レーザマシニングツールによって達成される。
本発明に係る、レーザマシニングツールのマシニング空間内でのレーザマシニングヘッドの衝突防止の方法は、
− マシニング空間内の工作物を少なくとも1つの光センサでモニタするステップと、
− 工作物の画像を撮影するステップと、
− 工作物の画像の変化部位(change)を検出するステップと、
− 変化部位が工作物に対して直立状態のオブジェクトを含むかどうかを認識するステップと、
− 所定の切断プランおよび/またはレーザマシニングヘッドの現在の位置に基づいて、直立的なオブジェクトとレーザマシニングヘッドの間に衝突がないかをチェックするステップと、
− 衝突のリスクを認識した場合に、レーザマシニングヘッドを移動させるための駆動装置を衝突を防止するように制御するステップと、を含む。
機械の修理およびダウンタイムに繋がる切断ヘッドと工作物の間の衝突を防止するために、本発明に係る衝突防止方法は、機械の内部を少なくとも1つのセンサでモニタすることを提案する。好適なセンサは、例えば、ToF(time−of−flight)カメラまたはCCD/CMOSカメラなどのカメラであり、好ましくはCMOSカメラである。センサからの実データを使用して、傾斜または流出した切断片などの直立的なオブジェクトが認識される。切断ヘッドの計画される軌道とセンサが記録した直立的なオブジェクトとを組み合わせることによって、衝突の早期の認識が可能になる。かかる事象が発生した場合、機械は停止するか、または例えば、Z軸を上げることによって危機的な箇所を迂回する。例えば、1つのカメラは、様々な角度または視点から画像を生成するための、デュアル型センサまたはステレオセンサを備え得る。これらの画像は同時に、または続けてすぐに、例えば1秒未満の間隔で、記録することができる。同様に、深度表現または深度認識のための情報を提供する、様々な角度または視点からの画像を生成するために、カメラまたはレンズを空間的に移動させることが可能である。複数のカメラを使用してもよい。工作物の時間的により早い画像に対する、工作物の画像の1つ以上の変化部位が検出される。時間的により早い画像は、上記の画像に直接先行するものであり得る。上記の画像が今度は後ほど、後続の画像にとっての時間的により早い画像になる。
本発明に係る衝突防止方法は、起こり得る衝突の認識および衝突の阻止に加えて、更なる利点を有する。この場合、操作者にとっての切断エリアの視覚化がもたらされ得る。更に、グリッドおよび台の状態ならびに工作物の位置、工作物サイズ、ならびに損傷を判定することができる。
測定点が切断片の切断輪郭に沿って定められ、輝度および/または色値についてモニタされることが実現され得る。測定点のこの配置によって、カラー‐アロング‐エッジアルゴリズム(colour−along−edges algorithm)などの、非常に効果的なアルゴリズムの使用が可能になる。測定点の数および厳密な配置は、例えば切断されるべき部品の幾何形状、切断速度、材料厚さなどの状況に合わせることができる。全てのまたはいくつかの面、例えば両端にある2つの対向する面に、測定点を設けることができる。
画像が時間をずらして撮影されることと、工作物の時間的により早い画像に対する工作物の画像の変化部位が検出されることが、更に実現され得る。このことにより高速画像処理が可能になる。
変化部位の3Dオブジェクトがモデル化されることと、3Dオブジェクトとレーザマシニングヘッドの間の衝突がチェックされることと、が実現され得る。センサからの実データを使用して、切断エリアの3Dモデルを跡付けることができる。切断ヘッドの計画される軌道とセンサが記録し計算した3Dトポロジとを組み合わせることによって、衝突の早期の認識が可能になる。
方法は、以下の更なるステップを含み得る:
− ある画像において、点から成りかつ切断輪郭の境界線と平行に位置する、少なくとも2つの形状を計算するステップであって、1つの形状は境界線の内側に位置し、1つの形状は境界線の外側に位置する、計算するステップと、
− 形状の点に従って画像画素を抽出するステップと、
− 各形状について画素輝度のヒストグラムを計算することによって、画像画素を正規化するステップと、
− ヒストグラムを、入力層、複数の内部層、および出力層を備える深層ニューラルネットワークに入力するステップと、
− 深層ニューラルネットワークを用いてヒストグラムを処理するステップと、
− 深層ニューラルネットワークによって変数を出力するステップと、
− 変数の値が閾値の第1の側にあることから、切断輪郭内のオブジェクトが傾斜しているかどうかを、または、変数の値が閾値の第2の側にあることから、切断輪郭内のオブジェクトが傾斜していないかどうかを、認識するステップ。
かかる手法は非常に短時間で実行され、この結果応答時間が短縮される。2つの形状は、切断輪郭の内側または外側にある点の跡を含むか、またはそれから成る。切断輪郭までのずれは2から10mmの範囲内、好ましくは5mmであり得る。2つ以上の形状、例えば切断輪郭の内側の2つの形状および外側の2つの形状を使用することが可能である。更に、切断前の部片または工作物の基準画像を、更なる形状として実装してもよい。切断輪郭を画定するために画像上に切断プランを投影してもよい。
画素輝度のヒストグラムを計算することによって、画像画素が正規化される。画素の輝度はその画素での光の反射に依存するものであり、その画素が位置している部片の向きまたは角度の指標である。反射値は暗色/黒色(切断片がないかまたは傾斜している)から明色/白色(完全な反射)まで達し得る。例えば、0から256までのグレースケール値をビニングしてもよい。各ヒストグラムは12個から64個の間、好ましくは32個のビン、すなわち輝度値を有し得る。ビンは同じ輝度範囲を有してもよく、または解像度もしくは輝度分布を適合させるために異なるサイズもしくは範囲を有してもよい。ヒストグラムによる正規化の結果、どの輪郭でもその形状およびサイズに関係なく、同じ量の事前処理されたデータが得られる。形状において任意の数の画素を減らし、32個の値しかないヒストグラムにすることによって、輪郭のサイズまたは形状についての何らかの情報が無関係になる。更に、全てのヒストグラムが同じサイズすなわちビンの数を有するので、ニューラルネットワークを用いたかかるデータの処理が改善される。
ヒストグラムを深層ニューラルネットワークに入力する前に、ヒストグラムのこの入力データを連結して、ベクトルにしてもよい。ベクトルのサイズは、使用されるカメラの数に関して異なり得る。例えば、ベクトルのサイズは、2つのカメラの場合と1つのカメラの場合で異なる。2つ以上のカメラの場合、ベクトルはヒストグラムを、および任意選択的に各カメラからの2Dまたは共起ヒストグラムを含む。
ニューラルネットワークは、入力層としての1つの平坦化層、バッチ正規化を伴う5つの内部緻密層、および出力層としてのシグモイド活性化を伴う1つの緻密層から成る、深層ニューラルネットワークであり得る。深層ニューラルネットワークまたはモデルは、カメラの数に関して、入力層のサイズおよび係数の数だけが異なり得る。少なくとも2つのカメラ、好ましくは2つのカメラを有するモデルを使用してもよい。切断ヘッドがカメラ間に位置する場合、完全な輪郭を示すカメラを用いて推論を行ってもよい。
出力するステップおよび認識するステップは、以下を含み得る:
− 深層ニューラルネットワークによって、切断輪郭について、0,0から1,0までの範囲内の値を有する1つの浮動小数点変数を出力することと、
− 浮動小数点変数の値が0.5以上であることから、切断輪郭内のオブジェクトが傾斜しているかどうかを、または、浮動小数点変数の値が0.5未満であることから、切断輪郭内のオブジェクトが傾斜していないかどうかを、認識すること。
2つの更なる形状が計算され、切断輪郭上に第1の更なる形状が位置し、切断輪郭の内側の全エリアを第2の更なる形状が覆うことが、実現され得る。第1の更なる形状内の点間隔は、例えば1mmあたり3つの点など、非常に密であってもよい。更なる3つの形状内の点は、例えば隣り合う2つの点の間の距離が2mmなど、より疎に配置されてもよい。点間の距離は、画像中でmm単位で計算されても画像の画素単位で計算されてもよい。
画像画素を抽出するステップの前に、レーザマシニングツールの一部によって覆われていないのはどの画像画素かが判定され、判定のために、レーザマシニングツールの一部の動的3Dモデルが提供され、レーザマシニングツールからの実座標で更新され、見えている抽出されるべき画像画素が動的3Dモデルと画像の比較によって計算されることが、更に実現され得る。視覚情報に基づいてAIを使用するために、輪郭が見えているかそれとも機械の一部で覆われているかを判定してもよい。この目的のために、ブリッジと支持部と切断ヘッドとから成る切断機の動的3Dモデルが実装され得る。機械からの実座標で、すなわち実際の位置、速度、および/または加速度でモデルを更新し、その後、どの輪郭または輪郭のどの部分が見えているかを計算するために使用することができる。利用されるカメラから、例えば両方のカメラから、左側カメラだけから、右側カメラだけから、どの輪郭がまたは輪郭のどの部分が見えているのか、または全く見えていないのかを、更に計算してもよい。
画像画素を正規化するステップが、少なくとも2つの形状について2Dヒストグラムを計算することを更に含むことが、実現され得る。切断輪郭の内側および外側にある形状について、かかる2Dまたは共起ヒストグラムが計算される。この2Dヒストグラムは、ヒストグラムに関するビンの乗算、例えば32×32個のビンを用いる。2Dヒストグラムは、切断したものの内側および外側にある対応する点の輝度を相関させて、切断線に沿った処理を改善する。
認識は、工作物の切断片の予め事前計算されたあり得る位置に基づくことが、更に実現され得る。この目的のために、切り出されるべき部片である切断片の輪郭が回転され、あり得る位置に保存される。回転は軸、例えば垂直軸もしくはz軸を中心に、または更にはいくつかの軸を中心に、行われ得る。
切断片が識別され、その位置がこの切断片の既に計算されたあり得る位置と比較されることが、実現され得る。その場合、ランタイムまたはマシニング時間中に単純なマッチングまたは比較アルゴリズムしか必要とならず、このことにより時間が節減され、この結果プロセスがより高速になる。
レーザマシニングヘッドが変化部位を迂回するかまたは停止するように駆動されることもまた実現され得る。レーザマシニングヘッドの速さ、加速度、および/もしくは位置に、または変化部位の、すなわち工作物の直立的な部分もしくは分離された部片の位置に起因して、それ以上の迂回が不可能な場合には、停止または緊急停止の制御によって、衝突を防止することができる。衝突が防止可能な場合は、変化部位が回避または迂回される。その後レーザマシニングヘッドはそれに応じて駆動される。
マシニングすべき金属工作物を受け入れるためのマシニング空間と、工作物をマシニングするためのレーザマシニングヘッドと、を有する、本発明に係る数値制御式レーザマシニングツールは、
− 数値制御ユニットと、
− マシニング空間の少なくとも一部およびその中に配置されている工作物を撮影する少なくとも1つの光センサを有する、光センサ系と、
− 光センサ系に接続され工作物の変化部位を認識するためにセンサからのデータを処理するように構成されており、かつ、数値制御ユニットに接続されている、グラフィック処理ユニットと、を備え、
グラフィック処理ユニットは、変化部位が直立的なオブジェクトを含むかどうかを認識するように構成されており、
グラフィック処理ユニットおよび/または数値制御ユニットは、所定の切断プランならびに/またはレーザマシニングヘッドの現在の位置および/もしくは軌跡に基づいて、直立的なオブジェクトとレーザマシニングヘッドの間に衝突がないかをチェックするように構成されており、
数値制御ユニットは、衝突のリスクの認識が行われた場合に衝突を防止するように構成されている。
グラフィック処理ユニットは好ましくはリアルタイム画像処理を行うように構成され、理想的には1つ以上のCPUおよび/またはGPUを備える。特に好適なのは、256個以上のコアを有する高度並列GPUである。それ以外には、上記したものと同じ利点および変形が当てはまる。
光センサ系が2つまたは少なくとも4つのカメラ、好ましくはCMOSカメラを備えることが実現され得る。画像処理を伴わないCMOSカメラまたは画像取得ユニットの使用によって非常に高い処理速度が可能になり、この結果、レーザマシニングヘッドが高速であっても十分な応答時間が利用可能である。4つ以上のカメラの場合、例えば、より良好な解像度が達成でき、また視差を低減できる。
2つのカメラが提供され、それらの撮影エリアは同じ方向に整列されることと、第1のカメラの撮影エリアはマシニング空間の第1の半部を撮影することと、第2のカメラの撮影エリアはマシニング空間の第2の半部を撮影することと、が更に達成され得る。この配置では、少なくとも1つのカメラが常に自由な視野を有するので、レーザマシニングヘッドで陰になることが少なくなる。
4つのカメラが提供されることと、2つのカメラの撮影エリアがマシニング空間の第1の半部を撮影することと、2つのカメラの撮影エリアがマシニング空間の第2の半部を撮影することと、2つのカメラが互いに各々ずらされていることが、実現され得る。両方の視点または両方の撮影エリアを組み合わせることによって、観察されるオブジェクトの深度についての情報を得ることが可能になる。理想的には、評価を精緻化するために、切断エリアの両側にカメラが設置される。
1つのカメラまたは複数のカメラが高速接続部によってグラフィック処理ユニットに接続されることが実現され得る。危機的な状況に最小限の遅延で応答するために、この高速リンクは低レイテンシの伝送を提供する。更に、高速接続部は、カメラとグラフィック処理ユニットの間の数メートルを橋渡しし得る。高速接続部は、例えば、光ファイバ、同軸ケーブル、ツイストペアなどを備え得る。ビデオデータ用の新しいバスとしては、例えば、車両のディスプレイを駆動するために使用されるFPDリンクがある。かかるリンクまたは接続部は、多数の高解像度画像の伝送のための、例えば1GHzを超える高いデータ転送速度を可能にする。
グラフィック処理ユニットがリアルタイムイーサネット接続部によって数値制御ユニットに接続されることが実現され得る。EtherCAT(Ethernet for Control Automation Technology)などのリアルタイムイーサネット接続部によって、グラフィック処理ユニットがリアルタイムで処理を行うための、リアルタイムの画像データ可用性が実現される。
カメラシステムおよび/またはグラフィック処理ユニットが、固有のカメラパラメータの第1の較正と、レーザマシニングツールの座標系と比較したカメラの座標系の並進および回転のパラメータの第2の較正と、を実行するように構成されることが、更に実現され得る。固有のカメラパラメータの較正は複雑であり自動化されていない。カメラのレンズが調整されない限りは、単一の経路で十分であり得る。この較正のために、例えば様々な角度のチェス盤の画像が必要である。次いで画像処理およびこれらの画像を用いて固有のパラメータが較正される。この較正によって、カメラおよびレンズのソフトウェアモデルが作成される。並進および回転のパラメータの較正は、カメラまたはその固定具の各移動と共に繰り返すことができる。この較正は自動化が容易であり、したがってこれらのパラメータを定期的に再較正することが推奨される。機械ハウジングの振動または僅かな熱変形に起因する、時間の経過に伴う移動が予想される。この較正のためには、機械の座標系におけるおよび画像上の、少なくとも4つの点が既知でなければならない。この較正のために、十分なサイズのハリスコーナーを切断ヘッドに取り付けることができる。このハリスコーナーをカメラで認識し、現在の切断機ヘッドの座標と比較することができる。対応する機械および画像の座標を決定することができる。
本発明の更なる好ましい実施形態が、従属請求項で述べる残りの特徴から明らかになるであろう。
本願において述べる本発明の様々な実施形態は、個々の事例においてそうではないと明記しない限りは、互いと有利に組み合わせることができる。
本発明を、添付の図面を参照して例示的な実施形態として以下に説明する。
数値制御式レーザマシニングツールの概略斜視図である。 図1の数値制御式レーザマシニングツールの制御の概略的表現である。 マシニング空間を撮影するためのレーザマシニングツールの2つのカメラの概略的表現である。 マシニング空間を撮影するためのレーザマシニングツールの2つの他のカメラの概略的表現である。 図4の4つのカメラの撮影エリアの概略的表現である。 工作物の流出した部片の概略的表現である。 測定点を有する工作物の切り抜かれた部片の概略的表現である。 画像処理によって抽出された部片を示す、図7の切り抜かれた部片の概略的表現である。 抽出された部片のマッチングの概略的表現である。 レーザマシニングヘッドの衝突防止の方法のフローチャートである。 レーザマシニングヘッドの衝突防止の一般的方法のフローチャートである。 切断輪郭の形状の例示的な描写である。
図1は、数値制御式レーザマシニングツール100、特に、レーザマシニングヘッド102、特にレーザ切断ヘッドを有するレーザ切断機の、概略斜視図を示す。レーザ切断ヘッド102は、可動ブリッジ104上に、レーザマシニングツール100のマシニング空間106内で少なくともx方向およびy方向に移動できるように配置されている。レーザ源108が、レーザ光を生成し、光導体110を介してそれをレーザ切断ヘッド102に供給する。工作物112、例えば金属シートがマシニング空間106内に配置され、レーザビームによって切断される。
図2は、図1の数値制御式レーザマシニングツール100の制御装置200の更なる概略的表現を示す。数値制御ユニット202はCNC(Computerised Numerical Control)とも呼ばれ、EtherCATバス206を介してEtherCATスレーブ210としての駆動装置208に位置信号が出力されるというかたちで、EtherCATマスター204として切断プランを実行する。駆動装置208のうちの1つがEtherCATスレーブ210として例示されている。このEtherCATスレーブ210および他のEtherCATスレーブは、例えばインクリメンタルエンコーダなどのセンサからのデータをEtherCATバス206に書き込み、例えば出力を制御するために使用されるデータをEtherCAT206バスから読み出す。
この例では4つのカメラ212が提供されるが、数値制御式レーザマシニングツールのマシニング空間106内でのそれらの配置を、以下の図でより詳細に説明する。好ましくは、画像処理を行わないCMOSカメラまたは画像記録ユニットが提供され、このことにより非常に高い処理速度が可能になる。
カメラ212の画像データはグラフィック処理ユニット214に転送され、そこで画像データの処理が行われる。グラフィック処理ユニット214は好ましくは複数の、例えば512個以上のGPUを備え、好ましくはリアルタイム画像処理を行うように構成される。特に好適なのは、256個以上のコアを有する高度並列GPUである。グラフィック処理ユニット214はまたEtherCATスレーブ210としても動作し、したがって数値制御ユニット202と直接通信している。
グラフィック処理ユニット214および/または数値制御ユニット202は、図6から図10に示しかつ以下に記載する方法または動作を実行するように構成されている。特に、グラフィック処理ユニット214は、工作物の変化部位を認識するためにカメラ212からのデータを処理し、3Dオブジェクトから変化部位をモデル化し、任意選択的に数値制御ユニット202と共に、3Dオブジェクトとレーザマシニングヘッドの間の衝突がないかを、所定の1つの切断プランおよび/またはレーザマシニングヘッドの現在の位置に基づいてチェックするように、構成されている。更に、数値制御ユニット202は、衝突のリスクの認識が行われた場合に衝突を防止するように構成されている。
グラフィック処理ユニット214は、数値制御ユニット202からEtherCATバス206を介してレーザ切断ヘッドの切断幾何形状または軌跡を取得する。衝突事象が発生する前に、グラフィック処理ユニット214はEtherCATバス206を介してこれをシグナリングする。このシグナリングは数値制御ユニット202に、および/または、緊急停止もしくは迂回などの可能な最速の応答として駆動装置208に直接、送ることができる。
このことは、衝突までに利用可能な時間に応じて漸進的に行うことができる。回避動作のための十分な時間がある場合、グラフィック処理ユニット214は衝突の位置または座標などのデータを数値制御ユニット202に送り、そして数値制御ユニット202は回避ルートを計算し、それに応じて駆動装置208を駆動する。新しい代替のルートはグラフィック処理ユニット214にも送られ、今度はここでこの新しいルートを、衝突がないか引き続きチェックする。
回避動作のための時間が不十分である場合、グラフィック処理ユニット214は、レーザ切断ヘッドの可能な最速の停止を達成するために、緊急停止コマンドを駆動装置208に直接送る。
グラフィック処理ユニット214の演算ユニット216は、CPU、グラフィック処理ユニットGPU、またはこれらの組合せのいずれかによって実現され得る。演算ユニット216は、受信したカメラデータをリアルタイムで評価するのに、および、衝突が差し迫っているかどうかについての判定を行うのに、十分な演算能力を有する。このことは、機械の数値制御ユニット202が衝突防止のための適切な処置を行うのに、十分な速さで行われねばならない。演算ユニット216またはグラフィック処理ユニット214は、例えば図示したEtherCATバス206を介して、数値制御ユニット202に接続されている。
制御装置200の全要素、特にグラフィック処理ユニット214、カメラ212、およびバス206は、システムのリアルタイム能力に適するように構成される。
図3から図5は、少なくとも2カメラ212を有する数値制御式レーザマシニングツール100のカメラシステム300の更なる概略的表現を示す。カメラ212に加えて、カメラ画像の品質を高めるための好適な照明、例えばLEDライトを設けてもよい。
図3は、撮影エリア302が同じ方向に整列されている2つのカメラ212を示す。第1のカメラ212の撮影エリア302は、工作物112のまたはマシニング空間106の、第1の半部を撮影する。第2のカメラ212の撮影エリア302は、工作物112のまたはマシニング空間106の、第2の半部を撮影する。こうして、2つのカメラはマシニング空間106全体を撮影する。2つのカメラ212はマシニング空間106の長手軸Aから側方にずらして配置されており、この結果、撮影エリア302はマシニング空間106内へと側方にまたは斜めに延びている。
図4は、数値制御式レーザマシニングツール100のカメラシステム400の更なる概略的表現を示す。ここでは、2つのカメラ212は、図3の配置と比較して、マシニング空間106の長手軸Aに対して鏡写しに配置されている。同様に、撮影エリア402は傾斜しており、図3と比較すると、長手軸Aの反対側に整列されている。図3と同様に、第1のカメラ212の撮影エリア402は、工作物112のまたはマシニング空間の、第1の半部を撮影する。第2のカメラ212の撮影エリア402は、工作物112のまたはマシニング空間の、第2の半部を撮影する。
図5は、4つのカメラ(ここには図示せず)の撮影エリア302および402と共に、数値制御式レーザマシニングツール100のカメラシステム500の更なる概略図を示す。
この例では、評価を精緻化するために、切断エリアまたはマシニングエリアの両側にカメラが設置される。両方の視点302および402を組み合わせることによって、観察されるオブジェクトの深度についての情報が得られる。この深度または空間情報によって、工作物112の変化部位から3Dオブジェクトをモデル化することが可能になる。
図6は、工作物の流出した部片または切断片600の概略図を示す。ここに示す切断片600は切断輪郭602の隣に位置しているが、そこは切断片600が元々、すなわち切断前に位置していた場所である。ここに示す図は、例えば、単一のカメラで撮影したものであり得る。
ガス圧によって飛ばされ原材料または工作物112上の任意の場所に着地する、そのような切断片600の検出は、まず工作物112の基準描画を作成し、次いで現在の描画または撮影画像をこの基準描画と連続的に比較することで、行うことができる。このことは特に、原材料がまだ加工されていない箇所で行うことができる。比較において位置または変化が危機的であると分類される場合、工作物112の上に留まっている部片の厳密な位置、特に高さを、3Dフィッティングによって判定することができる。
すなわち、切断片600とレーザマシニングヘッドの間の起こり得る衝突における、可能な是正処置として、流出した切断片600をガス圧で吹き飛ばすことができるか、このエリアを切断しないようにするか、または動作が中断される。
図7は、工作物112の切り抜かれた部片または切断片700の概略的表現を示す。図7の上側の2つの図は今度は、1つ以上のカメラからの撮影したものであり得る。図7の最も下の図には、工作物112の画像の変化部位を検出するための、カラー‐アロング‐エッジアルゴリズムが描かれている。
カラー‐アロング‐エッジアルゴリズムには、機械の座標系における3D点の、2D画像上への非常に正確な投影が望ましい。このためには、カメラ212を較正しなければならない。画像処理は、例えばグラフィック処理ユニット214において実行され、較正および投影のために使用される。2つの異なる較正が実行される。第1のものは固有のカメラパラメータの較正である。第2の較正は、機械100の座標系と比較した、カメラ212の座標系における並進および回転のパラメータの較正である。
固有のカメラパラメータの較正は複雑であり自動化されていない。カメラ212のレンズが調整されない限りは、単一の経路で十分であり得る。この較正のために、様々な角度のチェス盤の画像が必要である。次いで画像処理およびこれらの画像を用いて固有のパラメータが較正される。この較正によって、カメラおよびレンズのソフトウェアモデルが作成される。
並進および回転のパラメータの較正は、カメラ212またはその固定具の各移動と共に繰り返すことができる。この較正は自動化が容易であり、したがってこれらのパラメータを定期的に再較正することが推奨される。機械ハウジングの振動または僅かな熱変形に起因する、時間の経過に伴う移動が予想される。この較正のためには、機械の座標系におけるおよび画像中の、少なくとも4つの点が既知でなければならない。
この較正のための標的として、十分なサイズのハリスコーナーを切断ヘッドに取り付けることができる。このハリスコーナーをカメラ212で認識し、現在の切断機ヘッドの座標と比較することができる。対応する機械および画像の座標を結び付けることができる。
標的、例えばハリスコーナーは、好ましくは切断ヘッドに取り付けられる。この標的は、画像上のおおよその位置が知られていれば、自動的に認識可能である。このことは定期的な較正の場合に当てはまる。
したがって、較正プロセスに関して、以下のステップがそれぞれ実行される。まず、切断ヘッドが4つの定められた位置に位置決めされる。これらの位置の各々において、2つのカメラまたは2つの視野角の各々を用いて、1つの画像が撮影される。各画像上で、ハリスコーナーの画像の座標が判定される。機械の4つの位置の座標、および画像のハリスコーナーの座標から、並進および回転のパラメータが計算される。
工作物112からレーザビーム702によって、切断片700が切り出される。このプロセスはカメラで観察される。グラフィック処理ユニット214において実行される画像処理において、断面輪郭に沿った特定の測定点704において測定が行われる。測定点704を使用して、工作物112の画像の変化部位を検出する。
ここで、切断片700が傾斜すると、第1のステップにおいて、カメラに到達する輪郭706に沿った光の量の変化が検出される。光の量のこの変化は、切断片700の反射角度の変化によって生じる。このことは、輝度の増加と輝度の減少の両方を意味し得る。
傾斜した切断片700の一部が残っている工作物112の下に隠れ、この結果強いコントラストが生まれる。ここではこのコントラストは、白色と黒色の間の変化として示されている。実際には、色値、輝度値、および/またはコントラスト値の変化を使用することができる。
これらの変化が分析され、更なる処理を開始するための閾値に達したかどうかを確認するためのチェックが行われる。図7の一番下の図によれば、輪郭706内にある測定点704の色値と、輪郭706の外側に位置する点との間の差が判定され、次いで評価される。
反射した光の両方の色値が同じであるかまたは非常に僅かしか離れていない場合には、切断片700は傾斜していないか(図7、上)、または、傾斜した切断片700および残っている工作物112は、ほぼ同じ高さ(図7、中)に、例えば切断片700の下側左のコーナーの場合である。この場合リスクはなく、値は閾値を下回る。更なる処置は必要なく、モニタリングを継続することになる。
両方の色値が異なる場合には、切断片700はこれらの測定点においてもはや輪郭706内にはなく(図7、中央)、例えば切断片700の上側左のコーナーの場合である。この場合もやはりリスクはなく、値は閾値を下回る。更なる処置は必要なく、モニタリングを継続することになる。
両方の色値が部分的に異なる場合には、切断片700はこれらの測定点において輪郭706の外側でかつ残っている工作物112よりも上に位置しており(図7、中央)、例えば切断片700の上側右のコーナーの場合である。この場合、切断片700が立ち上がり閾値を超過しているので、衝突のリスクがある。
その後、第2のアルゴリズムを開始するための閾値に達する。第2のアルゴリズムは3Dフィッティングと呼ばれるもので、これについては図8および図9を参照して説明する。変化、およびしたがって生じ得るリスクが迅速に認識されるカラー‐アロング‐エッジアルゴリズムとは対照的に、3Dフィッティングには、対応する部片が実際に切断ヘッドに対して、およびしたがってマシニングプロセスに関して、リスクを呈するかどうかの認識が関与している。変化が検出されるがそれが最終的にリスクとはならないことは、十分あり得る。そのようなケースでは、アルゴリズムの分岐に起因して、マシニングプロセスの停止には至らない。
図8は、画像処理によって抽出された部片を示す、図7の切り抜かれた部片の概略的表現を示す。カメラ画像中の直立的な切断片700の輪郭800が判定される。この目的のために、例えば減算アルゴリズムが使用される。この判定はグラフィック処理ユニット214においても行われる。
図9は、抽出された部片のマッチングの概略的表現を示す。マッチングまたは比較もグラフィック処理ユニット214で行われる。
切断プランからまず、カラー‐アロング‐エッジアルゴリズムで検出された、危機的な切断片700が選択される。カメラ画像(図8を参照)とは対照的に、部片700の完全な輪郭900が切断プランから取得される。
ある可能なマッチングアルゴリズムは、以下に記載するように機能する。
元の輪郭900を、3Dフィッティングアルゴリズムによって、1つの、いくつかの、または3つ全ての軸に沿って回転させる。この結果、輪郭900は、切断片700が存在し得る全てのあり得る位置においてモデル化される。例として、ここでは輪郭900a、900b、および900cが示されている。
行う必要があるのは比較だけであり、モデル化は必要ないことから、輪郭900a、900b、および900c、または切断片のこのモデル化は、試験中のアルゴリズムの効率が可能な限り高まるように、切断の開始前に行うことができる。
次に、モデルの情報が利用可能でありかつ切断片が傾斜している場合、カメラが認識した傾斜した部片700の輪郭800を、モデル900a、900b、および900cと比較する。
モデルと傾斜した部片700の輪郭800との間の最良のマッチングが定められる。ここではそれは輪郭900aである。ここから、その部片がどの位置でおよびどの程度直立状態であるかを計算することができる。次の数秒の間に切断ヘッドがどこに移動するかについての情報と併せて、衝突が起こり得るか否かを計算することができる。
衝突が起こり得る場合、その位置の周囲のエリアがリスクゾーンとしてマークされる。この時点で、制御ユニットが対策として何を開始すべきかを決定しなければならない。例えば機械を素早く停止することによって、衝突を阻止できる。より一層効率的な解決法は、切断ヘッドをリスクゾーンの周囲で駆動させるか、衝突を回避するように上昇させるか、またはこれらの組合せのいずれかである。
図10は、レーザマシニングツールのマシニング空間内でのレーザマシニングヘッドによる衝突防止の方法のフローチャートを示す。
第1のステップ1000において、カメラデータ、すなわち工作物の画像が、少なくとも1つの光センサ、好ましくは2つの、4つの、または更に多くのセンサを用いて生成される。
第2のステップ1002において、既に記載したカラー‐アロング‐エッジアルゴリズムによって、工作物の画像の変化部位が検出される。ステップ1004において局所的な変化が検出される場合、方法はブロック1010に進む。検出されない場合には、ステップ1002のモニタリングに分岐して戻り、この結果モニタリングがループされる。このアルゴリズムは、工作物の供給や除去などの全体的な変化ではなく、切断片などの局所的な変化を検出する。2つのステップ1002および1004は、局所変化認識プロセスの一部である。
数値制御プロセス1012は数値制御ユニットにおいて実行される。数値制御ユニットは切断プラン1014および切断ヘッドの現在の位置1016を知っており、ステップ1018において、所与の切断プラン1014および/またはレーザマシニングヘッドの現在の位置から、切断ヘッドの計画される軌道またはルートを計算する。
切断プラン1014は、内部空間またはマシニング空間をモデル化するためのプロセスに供給される。このプロセス、および局所変化認識プロセスは、グラフィック処理ユニットに形成されるかまたはこれによって実行される、衝突モニタリングシステムにおいて機能する。
内部モデル化プロセスのブロック1006には、切断プラン1014が供給される。内部またはマシニングされるべき工作物のトポロジが切断プラン1014から作成される。トポロジは、工作物および工作物に計画される切断パターンを含み、切断片のそれぞれの外周および場所を含み得る。このトポロジはブロック1010に供給される。
ブロック1010において、3Dフィッティング、すなわち、上記したような変化部位の3Dオブジェクトのモデル化が、実行される。この目的のために、カメラデータ1000はブロック1010に供給される。3Dフィッティングは、ブロック1004において局所的な変化部位が検出されると開始される。モデル化の出力として、変化部位の3Dトポロジ1008、例えば輪郭800が提供される。
この3Dトポロジ1008は、計画される軌道1018と同様に、プロセス衝突検出器に供給される。このプロセスは、グラフィック処理ユニットに形成されるかまたはこれによって実行される。
3Dトポロジ1008および計画される軌道1018は、衝突検出器1020に、グラフィック処理ユニットにおけるアルゴリズムに、および/または数値制御ユニット1012に供給される。衝突検出器1020は、3Dトポロジ1008が計画される軌道内にあるかどうかを確認するためのチェックを行う。ステップ1022において衝突が起こり得ると判定されると、方法はブロック1024に進む。起こり得ると判定されない場合には、ステップ1002のモニタリングに分岐して戻り(図示せず)、この結果モニタリングがループされる。ブロックまたはステップ1002は連続的に実行される。
ステップ1024において、衝突のリスクの認識が行われた場合に、衝突を防止するようにレーザマシニングヘッドを駆動することで対策が取られる。この対策は、停止、および/または障害の回避もしくは迂回である。ブロック1020、1022、および1024は、衝突検出器のプロセスの一部である。
ステップ1024の結果は、CNCプロセス1012に供給されて処理および実装される。例えば、緊急停止のために、レーザマシニングヘッドの駆動装置を直接、すなわち数値制御ユニットを関与させずに制御することもできる。
図11は、レーザマシニングヘッドの衝突防止の一般的方法のフローチャートを示す。第1のステップ1100において、切断エリア全体またはマシニング空間全体が、センサシステムによって連続的にモニタされる。
ステップ1101において、上で述べたような局所的な変化がないかのチェックも引き続き行われる。局所的な変化は通常、切断プロセスによって引き起こされる。局所的な変化がない場合、ステップ1100に分岐して戻ることにより、結果的にモニタリングがループする。
局所的な変化が認識される場合、方法はステップ1102に進み、ここで上で概説したように変化が分析される。
図12は、図6の切断輪郭602のような切断輪郭の形状の例示的な描写を示す。切断輪郭に関して、システムは、形状1200、1202、1024、および1206と呼ぶ4つの点の組を計算する。形状1200、1202、1204、および1206は、工作物の画像または切断輪郭上に配置され得る。
第1の形状1200は、実際の切断線上にある点から成る。第2の形状1202は、切断輪郭から5mmずらした内側にある点の跡から成る。第3の形状1204は、切断輪郭からやはり例えば5mmずらした、外側にある点の跡から成る。第4の形状1206は、切断輪郭の内側の全エリアを覆う。
画像から、4つの形状1200、1202、1204、および1206の画像画素が抽出される。正規化ステップにおいて、4つの形状1200、1202、1024、および1206の各々について、画素輝度のヒストグラムが計算される。各ヒストグラムは例えば32個のビンを有する。更に、第2の形状1202および第3の形状1204、3について、共起ヒストグラムが計算される。この共起または2Dヒストグラムは32×32個のビンを含み、切断部の内側および外側の対応する点の輝度を相関させる。2Dヒストグラムのx軸が第2の形状1202であってもよく、2Dヒストグラムのy軸が第3の形状1204であってもよい。
次いで、入力データのベクトルへの連結が計算される。ベクトルのサイズは、2つのカメラのニューラルネットワークの場合と1つのカメラのニューラルネットワークの場合とで異なる。
ニューラルネットワークは、入力データを、連結されたヒストグラムを含むベクトルとして受け入れる。2つのカメラによって見えている輪郭を予測するニューラルネットワークの場合は、以下のシークエンスが使用される:
・ 右側カメラからの形状1200のヒストグラム(32個の値)
・ 左側カメラからの形状1200のヒストグラム(32個の値)
・ 右側カメラからの形状1202のヒストグラム(32個の値)
・ 左側カメラからの形状1202のヒストグラム(32個の値)
・ 右側カメラからの形状1204のヒストグラム(32個の値)
・ 左側カメラからの形状1204のヒストグラム(32個の値)
・ 右側カメラからの形状1206のヒストグラム(32個の値)
・ 左側カメラからの形状1206のヒストグラム(32個の値)
・ 右側カメラからの共起ヒストグラム(32×32=1024個の値)
・ 左側カメラからの共起ヒストグラム(32×32=1024個の値)
これは合計でニューラルネットワーク用の2304個の入力値となる。
ただ1つのカメラによって見えている輪郭を予測するニューラルネットワークの場合は、シークエンスは以下の通りである:
・ 形状1200のヒストグラム(32個の値)
・ 形状1202のヒストグラム(32個の値)
・ 形状1204のヒストグラム(32個の値)
・ 形状1206のヒストグラム(32個の値)
・ 共起ヒストグラム(32×32=1024個の値)
これを合計すると、ニューラルネットワーク用の1152個の入力値となる。
ニューラルネットワークはこの例では、入力層としての1つの平坦化層、バッチ正規化を伴う5つの内部緻密層、および出力層としてのシグモイド活性化を伴う1つの緻密層から成る、深層ニューラルネットワークである。
正規化され連結された入力データから、深層ニューラルネットワークは、1つの輪郭あたり0,0から1,0までの範囲内の1つの浮動小数点値を出力する。値が0,5未満である場合、輪郭は安全であると予測される。値が0,5以上である場合、輪郭は危険な傾斜を有すると予測される。
レーザマシニングヘッドの衝突防止の方法を示す図10において、ニューラルネットワークの上記した実装によって、内部モデル化(ステップ1006および1010)およびステップ1008を置き換えることができる。別法として、ニューラルネットワークの上記した実装によって、局所的な変化の認識(ステップ1002および1004)、内部モデル化(ステップ1006および1010)、およびステップ1008を置き換えることができる。
ここに提示する、レーザマシニングツールのマシニング空間内でのレーザマシニングヘッドによる衝突防止の方法によって、計画される軌道においてあり得る障害の、リアルタイムでの単純かつ精確な認識、および、衝突のリスクを認識した場合の衝突防止が可能になる。

Claims (18)

  1. レーザマシニングツール(100)のマシニング空間(106)内でのレーザマシニングヘッド(102)の衝突防止の方法であって、
    − 前記マシニング空間(106)内の工作物(112)を少なくとも1つの光センサでモニタするステップと、
    − 前記工作物(112)の画像を撮影するステップと、
    − 前記工作物(112)の画像の変化部位を検出するステップと、を含み、
    − 前記変化部位が前記工作物(112)に対して直立状態のオブジェクトを含むかどうかを認識することと、
    − 所定の切断プランおよび/または前記レーザマシニングヘッドの現在の位置(1016)に基づいて、前記直立的なオブジェクトと前記レーザマシニングヘッド(102)の間に衝突がないかをチェックすることと、
    − 衝突のリスクを認識した場合に、前記レーザマシニングヘッド(102)を移動させるための駆動装置を衝突を防止するように制御することと、を特徴とする方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、測定点(704)が切断片(600;700)の切断輪郭(602)に沿って定められ、輝度および/または色値についてモニタされることを特徴とする方法。
  3. 請求項1または2に記載の方法であって、前記画像は時間をずらして撮影されることと、前記工作物(112)の時間的により早い画像に対する前記工作物(112)の画像の変化部位が検出されることと、を特徴とする方法。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の方法であって、前記変化部位の3Dオブジェクトはモデル化され、前記3Dオブジェクトと前記レーザマシニングヘッドの間に衝突がないかをチェックされることを特徴とする方法。
  5. 請求項1から3のいずれか1項に記載の方法であって、更に:
    − ある画像において、点から成りかつ切断輪郭(602)の境界線と平行に位置する、少なくとも2つの形状(1202、1204)を計算するステップであって、1つの形状(1202)は前記境界線の内側に位置し、1つの形状(1204)は前記境界線の外側に位置する、計算するステップと、
    − 前記形状(1202、1204)の前記点に従って画像画素を抽出するステップと、
    − 各形状(1202、1204)について画素輝度のヒストグラムを計算することによって、前記画像画素を正規化するステップと、
    − 前記ヒストグラムを、入力層、複数の内部層、および出力層を備える深層ニューラルネットワークに入力するステップと、
    − 前記深層ニューラルネットワークを用いて前記ヒストグラムを処理するステップと、
    − 前記深層ニューラルネットワークによって変数を出力するステップと、
    − 前記変数の値が閾値の第1の側にあることから、前記切断輪郭(602)内のオブジェクトが傾斜しているかどうかを、または、前記変数の値が閾値の第2の側にあることから、前記切断輪郭(602)内のオブジェクトが傾斜していないかどうかを、認識するステップと、を特徴とする方法。
  6. 請求項5に記載の方法であって、2つの更なる形状(1200、1206)が計算され、前記切断輪郭(602)上に第1の更なる形状(1200)が位置し、前記切断輪郭(602)の内側の全エリアを第2の更なる形状(1206)が覆うことを特徴とする方法。
  7. 請求項5または6に記載の方法であって、画像画素を抽出する前記ステップの前に、前記レーザマシニングツール(100)の一部によって覆われていないのはどの画像画素かが判定され、前記判定のために、前記レーザマシニングツール(100)の前記一部の動的3Dモデルが提供され、前記レーザマシニングツール(100)からの実座標で更新され、見えている抽出されるべき画像画素が前記動的3Dモデルと前記画像の比較によって計算されることを特徴とする方法。
  8. 請求項5から7のいずれか1項に記載の方法であって、前記画像画素を正規化する前記ステップは、前記少なくとも2つの形状(1202、1204)について2Dヒストグラムを計算することを更に含むことを特徴とする方法。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の方法であって、前記認識は、前記工作物(112)の切断片の予め事前計算されたあり得る位置に基づくことを特徴とする方法。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の方法であって、切断片(600;700)が識別され、その位置がこの切断片(600;700)の既に計算されたあり得る位置と比較されることを特徴とする方法。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載の方法であって、前記レーザマシニングヘッド(102)が、その軌跡を利用して、前記変化部位を迂回することまたは停止することが見込まれることを特徴とする方法。
  12. マシニングすべき金属工作物を受け入れるためのマシニング空間(106)と、前記工作物をマシニングするためのレーザマシニングヘッド(102)と、を有する、数値制御式レーザマシニングツール(100)であって、
    数値制御ユニット(202、1012)と、
    前記マシニング空間(106)の少なくとも一部およびその中に配置されている前記工作物(112)を撮影する少なくとも1つの光センサ(212)を有する、光センサ系と、
    前記光センサ系に接続され前記工作物(112)の変化部位を認識するべく前記センサ(212)からのデータを処理するように構成されており、かつ、前記数値制御ユニット(202、1012)に接続されている、グラフィック処理ユニット(214)と、を備え、
    前記グラフィック処理ユニット(214)は、変化部位が前記工作物(112)に対して直立状態のオブジェクトを含むかどうかを認識するように構成されていることと、
    前記グラフィック処理ユニット(214)および/または前記数値制御ユニット(202、1012)は、所定の切断プランならびに/または前記レーザマシニングヘッドの現在の位置および/もしくは軌跡(1016)に基づいて、前記直立的なオブジェクトと前記レーザマシニングヘッド(102)の間に衝突がないかをチェックするように構成されていることと、
    前記数値制御ユニット(202、1012)は、衝突のリスクの認識が行われた場合に衝突を防止するように構成されていることと、を特徴とする、数値制御式レーザマシニングツール。
  13. 請求項12に記載の数値制御式レーザマシニングツール(100)であって、前記光センサ系は、少なくとも2つのまたは好ましくは少なくとも4つのカメラ(212)、好ましくはCMOSカメラを備えることを特徴とする、数値制御式レーザマシニングツール。
  14. 請求項13に記載の数値制御式レーザマシニングツール(100)であって、2つのカメラ(212)が提供され、それらの撮影エリア(302)は同じ方向に整列されていることと、第1のカメラ(212)の前記撮影エリア(302)は前記マシニング空間(106)の第1の半部を撮影することと、第2のカメラ(212)の前記撮影エリア(302)は前記マシニング空間(106)の第2の半部を撮影することと、を特徴とする、数値制御式レーザマシニングツール。
  15. 請求項13または14に記載の数値制御式レーザマシニングツール(100)であって、4つのカメラ(212)が提供されることと、2つのカメラ(212)の撮影エリア(302;402)は前記マシニング空間(106)の第1の半部を撮影することと、2つのカメラ(212)の撮影エリア(302、402)は前記マシニング空間(106)の第2の半部を撮影することと、前記2つのカメラ(212)は互いにずらされて各々配置されていることと、を特徴とする、数値制御式レーザマシニングツール。
  16. 請求項12から15のいずれか1項に記載の数値制御式レーザマシニングツール(100)であって、前記光センサ系は高速接続部によって前記グラフィック処理ユニット(214)に接続されていることを特徴とする、数値制御式レーザマシニングツール。
  17. 請求項12から16のいずれか1項に記載の数値制御式レーザマシニングツール(100)であって、前記グラフィック処理ユニット(214)はリアルタイムイーサネット接続部によって前記数値制御ユニット(202、1012)に接続されていることを特徴とする、数値制御式レーザマシニングツール。
  18. 請求項12から17のいずれか1項に記載の数値制御式レーザマシニングツール(100)であって、前記カメラシステムおよび/または前記グラフィック処理ユニット(214)は、固有のカメラパラメータの第1の較正と、前記レーザマシニングツール(100)の座標系と比較した前記カメラ(212)の座標系の並進および回転のパラメータの第2の較正と、を実行するように構成されていることを特徴とする、数値制御式レーザマシニングツール。
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