JP2002214147A - 表面欠陥検査装置 - Google Patents

表面欠陥検査装置

Info

Publication number
JP2002214147A
JP2002214147A JP2001004849A JP2001004849A JP2002214147A JP 2002214147 A JP2002214147 A JP 2002214147A JP 2001004849 A JP2001004849 A JP 2001004849A JP 2001004849 A JP2001004849 A JP 2001004849A JP 2002214147 A JP2002214147 A JP 2002214147A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
illumination
imaging
angle
shape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001004849A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4513047B2 (ja
Inventor
Noritaka Usui
徳貴 臼井
Kiyoshi Yoshida
清 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2001004849A priority Critical patent/JP4513047B2/ja
Publication of JP2002214147A publication Critical patent/JP2002214147A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4513047B2 publication Critical patent/JP4513047B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 剛性が低く、その自重によって変形するよう
なワークにおいても、照射および撮像角度を追従制御す
ることができ、表面欠陥を高精度に検出することができ
る表面欠陥検査装置を提供する。 【解決手段】 照明手段1、撮像手段2、画像処理手段
14、表示手段15、ワーク位置検出手段3、照明制御
手段4、撮像制御手段5を備え、照明制御手段4と撮像
制御手段5とにより被検査面に対する承継工の照射角度
βと撮像手段2の撮像角度γを制御する検査装置に、さ
らにワーク形状計測手段6と、ワーク形状データ作成手
段8と、照明/撮像追従制御特性作成手段9と、光舌位
置判定手段13を設け、ワーク形状計測手段6によって
計測されたワーク形状に基づいて、自重変形したパネル
の曲面形状情報を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検査物(ワー
ク)の表面欠陥、例えば自動車の車体パネルなどのプレ
ス成形品表面における微小な凹凸や突起などの表面欠陥
を検査するのに用いられる表面欠陥検査装置に関するも
のである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】上記したような表面欠
陥検査装置としては、例えば特開平11−108641
号公報に示されたものがある。
【0003】すなわち、上記公報に開示された表面欠陥
検査装置は、搬送手段によって連続的に移動するワーク
の被検査面に対して所定の照射角度で照明光を照射する
照明手段(ラインライトガイド)と、該照射角度よりも
大きい撮像角度で被検査面を撮像する画像入力手段(C
CDカメラ)と、画像処理手段を備え、画像入力手段で
撮像した画像から画像処理手段によって表面欠陥を抽出
するものであり、搬送手段によるワークの流れ方向にお
けるパネル(ワーク)の曲面形状データ(CADデー
タ)に基づいて照明/撮像角度位置制御手段が照明手段
および画像入力手段の高さや向きをパネル曲面に合わせ
て調整することによって、照射角度および撮像角度が一
定になるように制御し、安定した検出精度が確保される
ようになっている。
【0004】しかしながら、上記従来技術においては、
ワークであるパネルがルーフやフード等の平面パネルの
ようにパネル自体の剛性が高い高強度パネルを対象にし
ており、パネルの剛性が低くてその自重によって変形す
るようなパネル(例えばドアパネル)を対象にした場
合、パネルの曲面形状データ(CAD)をそのまま(非
加工で)用いて制御特性を作成し、追従させようとする
と、曲面形状データと実際の形状データが異なるため、
パネル間でのパネル高さのずれによる追従特性ずれが発
生する可能性があるという問題点があった。
【0005】具体的に説明すると、一般的なプレスライ
ンは、図11に示すような構成となっており、プレス機
50でプレス成形されたパネル(ワーク)Wは、吸盤5
1aを備えた搬送アーム51やサイド搬送機などにより
搬送コンベア52上に移送され、搬送コンベア52上を
下流側に向けて移動し、検査エリアAにおいて表面欠陥
検査を実施した後、最下流位置においてロボットあるい
は作業員によって、パレット53に載置されるようにな
っている。
【0006】このとき、パネルWは、1枚づつ搬送され
るのが一般的であるが、例えば人がパレット53に載置
する場合には、生産スピードと搬送ピッチの関係から2
枚重ねの状態で搬送し、上段のパネルWにのみ検査を施
すようにするロット処理検査方式が採用されることがあ
る。
【0007】この場合、2枚重ねでは搬送装置で位置決
めしたとしても、必ずしも一定の部位で接触するとは限
らないため、パネルW毎に位置ずれや高さずれが発生す
るという問題点がある。この結果、図12に示すよう
に、例えばB点を支点として回転ずれ等が発生し、2枚
目のパネルWの自重等も加わって接触点が一定せず、図
13(a)および(b)に示すようにパネルWの外形形
状が変化することから、常時一定の撮像角度を得ること
が難しく、このような問題点の解消が従来の表面欠陥検
査装置における課題となっていた。
【0008】
【発明の目的】本発明は、従来の表面欠陥検査装置にお
ける上記課題に鑑みてなされたものであって、剛性が低
くて自重による変形が発生するようなワークにおいて
も、照射および撮像角度を追従制御することができ、表
面欠陥を高精度に検出することができる表面欠陥検査装
置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る表面欠陥検査装置は、ワーク搬送手段によって搬送さ
れるワークの被検査面に対して照明光を照射する照明手
段と、前記照明光の被検査面からの反射光に基づいて被
検査面の受光面を撮像して受光画像を形成する撮像手段
と、前記撮像手段より得られる受光画像に基づいて被検
査面上の欠陥を検出する画像処理手段と、前記画像処理
手段により検出される欠陥の情報を出力して表示する表
示手段を備えると共に、ワークの種類を入力するワーク
種入力手段と、該ワーク種入力手段に入力されたワーク
種情報に対応したワークの曲面形状情報を選定するワー
ク曲面形状情報選定手段と、ワークの位置情報を検出す
るワーク位置検出手段と、前記ワーク曲面形状情報選定
手段からのワーク曲面形状情報およびワーク位置検出手
段からのワーク位置情報に基づいて照明手段の照明角度
および照明高さ位置を調整して照明手段の照射角度を制
御する照明制御手段と、同じく前記ワーク曲面形状情報
およびワーク位置情報に基づいて撮像手段の撮影角度お
よび撮影高さ位置を調整して撮像手段の撮像角度を制御
する撮像制御手段と、欠陥検査を行う欠陥検査エリアよ
りも前段もしくは上流工程のスペースにおいて搬送され
るワーク形状を計測するワーク形状計測手段と、該ワー
ク形状計測手段で計測されたワーク形状情報に基づいて
ワーク位置データを算出し、ワークの位置ごとの高さお
よび角度等の形状データを作成するワーク形状データ作
成手段と、該ワーク形状データ作成手段で作成されたワ
ーク位置ごとの高さおよび角度等の形状データに基づい
てワークの被検査面に対する前記照明手段および撮像手
段による照射角度と撮像角度を一定に制御する追随特性
をワーク位置ごとの高さと角度ごとに作成する照明/撮
像追従制御特性作成手段と、照明手段および撮像手段に
より光舌位置判定を行い、追従制御の確認を行う光舌位
置判定手段を備え曲面を有するワークの被検査面に対す
る照明光の照射角度と撮像角度を制御する構成としたこ
とを特徴としており、表面欠陥検査装置におけるこのよ
うな構成を前述した従来の課題を解決するための手段と
している。
【0010】本発明に係わる表面欠陥検査装置実施の一
形態として請求項2記載の表面欠陥検査装置において
は、前記照明手段がワークの被検査面の一方側斜め上方
であって、該被検査面に立てた法線を基準として80〜
90°の照射角度で照明光を照射する位置に配置される
と共に、前記撮像手段がワークの被検査面の他方側斜め
上方であって、前記法線を基準として50〜75°の撮
像角度で前記照明光の乱反射光を検出する位置に配置さ
れている構成とし、同じく実施の形態として請求項3に
係わる表面欠陥検査装置において、ワーク形状計測手段
は、ワークの断面形状,高さ,距離の少なくとも1つの
ワーク形状情報について、ワークの少なくとも1箇所の
部位について計測するセンサー計測手段からなる構成と
し、請求項4に係わる表面欠陥検査装置において、ワー
ク形状データ作成手段は、前記ワーク形状計測手段で計
測されたワークの断面形状,高さ,距離の少なくとも1
つのワーク形状情報に基づいてワーク位置ごとの高さと
角度のデータを算出し、ワーク位置ごとの高さおよび角
度の形状データを作成するワーク曲面情報作成手段から
なる構成とし、請求項5に係わる表面欠陥検査装置にお
いて、照明/撮像追従制御特性作成手段は、前記ワーク
形状計測手段で作成されたワーク位置ごとの高さおよび
角度の形状データに基づいてワークの被検査面に対する
前記照明手段および撮像手段による照射角度と撮像角度
を一定に制御する追随特性を前記照明手段および撮像手
段ごとにワーク位置ごとの高さ追従制御特性と角度追従
制御特性を作成する基本追従制御特性作成手段を備え、
あらかじめ設計数値もしくは評価数値として定められて
いる前記前記照明手段および撮像手段のワーク位置ごと
の高さ形状および角度形状についての追従可能限界値
(±α)について、前記基本追従制御特性に対してαを
考慮した(基本追従制御特性+α)特性と、(基本追従
制御特性−α)特性の少なくとも3種類の追従制御特性
を作成する構成としたことを特徴とし、請求項6に係わ
る表面欠陥検査装置において、光舌位置判定手段は、当
該装置の照明および撮像手段を流用して原画像を撮像
し、エッジ強調、2値化などの画像処理を行い、照明輝
度が飽和しているエリアと徐々に低下していくエリアの
境目である光舌の位置座標を算出する光舌位置算出手段
と、照明光の照射角度と撮像角度を一定に制御する場合
の基本的な光舌位置である画面中央との光舌位置ずれを
判定する光舌位置ずれ量算出手段からなる構成としたこ
とを特徴としている。
【0011】さらに、実施形態として請求項7に係わる
表面欠陥検査装置において、ワーク形状計測手段は、ワ
ーク生産前の試し打ち時、オフライン、もしくは検査時
にワーク形状を計測するものである構成とし、請求項8
に係わる表面欠陥検査装置において、ワーク形状データ
作成手段は、ワーク生産前の試し打ち時、もしくはオフ
ラインで、ワーク位置ごとの高さおよび角度の形状デー
タを作成するものである構成とし、請求項9に係わる表
面欠陥検査装置において、照明/撮像追従制御特性作成
手段は、ワーク生産前の試し打ち時、もしくはオフライ
ンで、追従特性を作成するものである構成とし、表面欠
陥検査装置におけるこのような構成を前述した従来の課
題を解決するための手段としたことを特徴としている。
【0012】
【発明の効果】本発明の請求項1に係わる表面欠陥検査
装置は、照明手段、撮像手段、画像処理手段、表示手段
と共に、ワーク種入力手段、ワーク曲面形状情報選定手
段、ワーク位置検出手段、照明制御手段、撮像制御手段
を備えると共に、ワーク形状計測手段と、ワーク形状デ
ータ作成手段と、照明/撮像追従制御特性作成手段と、
光舌位置判定手段を備えており、ワーク(パネル)の断
面形状、高さ等の形状情報を計測するワーク形状計測手
段によって計測されたワーク形状に基づいてパネルの曲
面形状情報が作成されるので、自重によって変形が発生
するような剛性の低いワークについても、変形後の断面
形状を基に照射、撮像の角度、高さを追従制御するた
め、精度よく欠陥を検出することができるという極めて
優れた効果がもたらされる。
【0013】本発明の請求項2に係わる表面欠陥検査装
置によれば、照明手段が照明光をワークの一方側斜め上
方から被検査面に対して80〜90°(法線基準)とい
う真横に近い低い照射角度で照射し、撮像手段がワーク
の他方側斜め上方から照射角度よりも小さい50〜75
°の撮像角度(法線基準)で照明光の被検査面からの乱
反射光を検出する仕組みとなっていることから、被検査
面からの反射光のうち、欠陥のない平坦な面からの正反
射光をほとんど捕らえることなく、これよりも小さい反
射角度で反射する凹凸や突起などの表面欠陥からの乱反
射光を高精度に検出することができ、表面欠陥の検出精
度を高めることができ、本発明の請求項3に係わる表面
欠陥検査装置によれば、欠陥検査エリアよりも前段のエ
リア(スペース)において、搬送されるワークの断面形
状,高さ,距離の少なくとも1つのワーク形状情報につ
いて、変位センサー、画像センサー等で計測するセンサ
ー計測手段を備えているので、ワーク(パネル)の自重
変形による変形量およびパネル間の断面形状や高さのば
らつきについて追従制御に充分な精度で計測することが
でき、検出性能の確保が可能になる。また、請求項4に
係わる表面欠陥検査装置においては、ワークの曲面形状
情報をワーク形状計測手段により計測されたワーク形状
データに基づいて作成するようにしているので、自重変
形したワークの断面形状データを精度良く作成すること
ができ、検出性能を確保することができ、請求項5に係
わる表面欠陥検査装置においては、照明/撮像追従制御
特性(高さ、角度)を基本特性と+α,−α特性の少な
くとも3種類作成するので、断面形状、高さにばらつき
のあるワークに対し、照明手段および撮像手段を精度良
く追従させることができ検出性能の確保が可能となり、
請求項6に係わる表面欠陥検査装置においては、光舌位
置判定手段が光舌の位置座標を算出する光舌位置算出手
段と、光舌位置の画面中央とのずれを判定する光舌位置
ずれ量算出手段を備え、光舌の位置を実際に欠陥検査に
使用するセンサーで確認することができ、追従精度の実
チェックと検査結果の追従がOKか否かを判断すること
ができ、誤った結果が流出することを防止することがで
きるという優れた効果がもたらされる。
【0014】さらに、請求項7に係わる表面欠陥検査装
置によれば、ワーク形状計測手段が本生産に入る前に、
もしくは予めオフラインで、あるいは本生産時に、ワー
ク形状を計測するので、パネル形状情報を常に計測する
ことになり、ワークごとに検査結果の追従性を常時確認
することができることから検査漏れをなくすことがで
き、請求項8に係わる表面欠陥検査装置においては、ワ
ーク形状データ作成手段が本生産に入る前、もしくは予
めオフラインで、ワーク形状情報を作成するので、デー
タの作成時間が不足することによる検査漏れをなくすこ
とができ、請求項9に係わる表面欠陥検査装置によれ
ば、照明/撮像追従制御特性作成手段が本生産に入る
前、もしくは予めオフラインで、照明/撮像追従制御特
性を作成するので、制御特性の作成時間が不足すること
による検査漏れをなくすことができるというさらに優れ
た効果がもたらされる。
【0015】
【実施例】以下に、本発明を実施例に基づいてより具体
的に説明する。
【0016】実施例1 図1ないし図6は、本発明に係わる表面欠陥検査装置の
第1の実施例を説明するためのものであって、この実施
例に係わる表面欠陥検査装置は、図1に示すように、光
ファイバーを介して照明電源1aと連結され、ベルトコ
ンベアなどのワーク搬送手段Cによって図中右方向に移
送されるワークとしてのパネルWの表面(被検査面)に
移送方向後方側の斜め上方から照明光を照射するライン
ライトガイドである照明手段1と、移送方向の前方側の
斜め上方に配置され、照明手段1による照明光のパネル
表面からの反射光を撮像して受光画像を形成するCCD
カメラである撮像手段2と、前記搬送手段Cによって移
送されるパネルWの位置情報を検出するワーク位置検出
手段3を備えている。
【0017】上記照明手段1および撮像手段2は、照明
制御手段4および撮像制御手段5により高さ位置と方向
(角度)がそれぞれ制御され、照明手段1の照射角度β
が被検査面に立てた法線を基準にして80〜90°の範
囲内の一定角度に、撮像手段2の撮像角度γが同じく法
線を基準にして照射角度βよりも小さい50〜75°の
範囲内の一定角度となるように制御されるようになって
いる。
【0018】すなわち、この実施例に係わる表面欠陥検
査装置においては、ワーク形状計測手段としての変位セ
ンサー6を備えると共に、ホストコンピュータ7内にワ
ーク形状データ作成手段8、照明/撮像追従制御特性作
成手段9、ワーク形状判定手段10、追従特性選定手段
11および照明/撮像角度位置制御手段12を備えてお
り、欠陥検査エリアAよりも上流側(図中左側)に位置
する計測エリアにおいて、搬送手段Cにより移送される
パネルWの断面形状や高さなどのパネル形状を変位セン
サー(ワーク形状計測手段)6によって計測し、自重変
形したパネルWの形状情報を得、これに基づいて照射制
御特性と撮像制御特性を作成するようにしている。
【0019】前段の計測エリアは、照射制御特性と撮像
制御特性に補正を加える計算時間から逆算した場所で行
えばよく、高速演算が可能であれば、欠陥検査エリアA
の直前の位置であってもよい。
【0020】パネルの断面形状データは、図2(a)に
示すように、パネルWの真上に配置されたワーク形状計
測手段としての変位センサー6により、搬送手段Cによ
ってパネルWが移動している最中にパネルの移動スピー
ドに合わせたサンプリング間隔で変位を計測し、断面形
状データをトレース計測することができる。データは、
パネル位置(Xn)ごとの変位(Zn)をホストコンピ
ュータ7に記録していく。センサー6は、1個ではパネ
ル1断面の計測になるため、例えば複数のセンサーを配
置して複数断面の計測を行えば、3次元的なパネル形状
データを計測できるようになり、パネル全体の平均補正
ができ、より精度の高い補正が可能となる。
【0021】また、パネルWの停止時に断面形状を計測
する場合には、一般的な電動ステージ等でセンサーをパ
ネル上でトレース移動させるようにすることによって、
同様の計測が可能になる。
【0022】計測方法としては、例えば予めコンベア面
(搬送手段C)の高さを計測しておき、パネル形状の計
測データとの差分をして、コンベア面からのパネルWの
高さを算出できるようなプログラムによりパネルWの高
さをリアルタイムで算出し、記録していけばよい。
【0023】データの形式としては、ホストコンピュー
タ7内にパネルWの位置(Xn)とコンベア面からの高
さ(Zn)を1セットとし、サンプリング周期の数分を
1パネルのデータとして転送すればよい。これにより、
例えば図2(b)に示すようなワーク形状データが得ら
れる。
【0024】次に、ワーク形状データ作成手段8では、
例えば図3に示すように、計測した断面形状データを基
にパネル位置(Xn)毎のコンベア面からの高さ(Z
n)の分布特性を作成する。角度情報は、前後のデータ
の高さ(Z(n−1)とZ(n+1))情報と位置座標
(X(n−1)とX(n+1))から、三角関数等を使
用して算出すればよい。
【0025】すなわち、図3に示すステップS1におい
て、まずパネル位置(X)とパネル高さ(Z)との間の
特性を求め、次いでステップS2において座標(X1,
Z1)と(X2,Z2)の関係からX1−X2間のパネ
ルの傾斜角度を算出し(θ=tan−1 (Z2−Z
1)/(X2−X1))、データピッチ間のすべてにお
いて、ΔXのパネル角度を算出する。そして、ステップ
S3において、前記ステップS2の結果に基づいてパネ
ル位置(X)−パネル角度(θ)特性を作成する。これ
によって、ステップS4においてパネル形状データ(高
さ分布、角度分布)の作成が終了する。
【0026】このパネル位置(Xn)−コンベア面から
の高さ(Zn)特性と、パネル位置(Xn)−角度情報
(θn)特性(ワーク形状情報)に基づいて、図4に示
すように照明/撮像追従制御特性作成手段9により、そ
の特性を作成する。なお、照明/撮像追従制御特性は、
パネル位置(Xn)毎でもよいし、搬送手段C(コンベ
ア)の搬送スピードから算出されるパネル先頭からの時
間=パネル通過時間(Xt)としても同じである。図4
で説明すると、ワーク形状情報からパネル位置(Xn)
毎の高さ(Zn)と角度(θn)より曲面を有する被検
査面への照射と撮像の角度を一定になるように、照明手
段1の高さ(Z1)と角度(θs1)、撮像手段2の高
さ(Z2)と角度(θc1)のそれぞれの制御特性を作
成する。制御特性は階段状にパルス的に切り換えればよ
い。これは、照明手段1、撮像手段2ともに検査可能な
角度に幅(マージン)を持っているためであり、検査が
不可能となる角度に外れることがないような制御で作製
すればよい。なお、当然のことであるが、パネルWの曲
面に沿わせて連続的に制御すれば最適な条件が得られ
る。
【0027】また、高さについても検査可能な高さに幅
(マージン)を持っているため、パネルWの曲面によっ
て変化する高さに合わせて検査部位に照明光を照射でき
るような制御で作成する。これも角度制御と同様にパル
ス的に制御するが、連続的制御が最適である。なお、図
4においてZ10,Z11,Z20,Z21の末尾の
「0」は制御下限、「1」は制御上限をそれぞれ表す。
【0028】次に、図5に示すフローチャートのよう
に、照明/撮像追従制御特性の高さ補正分の+α特性
と、−α特性の2種類の高さ補正用追従制御特性を作成
して、基本、+α、−αの合計3種類の追従制御
特性を保管しておき、後述する追従特性選定手段11に
より高さのばらつきに応じて最適な制御特性を選定す
る。
【0029】すなわち、図5のフローチャートのステッ
プS10において、ワーク形状計測手段である変位セン
サー6により得られた計測データがステップS20にお
いてワーク形状データ作成手段8に転送され、ワーク形
状データ作成手段8において、前述のようにパネル形状
データが作成される(ステップS30)。そして、ステ
ップS40において照明/撮像追従制御特性作成手段9
により3種類の追従制御特性が作成される。このとき、
αとしては、ては、照明の検査可能な高さの許容範囲が
例えば10mmであれば、α=10mmでよい。+α特
性は、ワーク形状情報のパネル位置(Xn)について、
Zn+α=Z´nを算出して、新しいZ´nに対して上
記同様に曲面を有する被検査面(パネル表面)への照明
光照射と撮像の角度が一定になるように照明手段の高さ
(Z´1)と角度(θs1)、撮像手段2の高さ(Z´
2)と角度(θc1)の+α制御特性を作成する。ま
た、−α特性についても、+α特性と同様にZn−α=
Z´´nを算出して−α特性を作成し、基本制御特性、
+α制御特性、および−α制御特性の3種類をホストコ
ンピュータ7内に保存しておく。
【0030】次に、ワーク形状判定手段10において
(ステップS50)、前記変位センサー6により計測し
た被検査パネルWの高さZkを上記基本制御特性を作成
した高さZnと比較し、絶対値ABS(Zk)がα値以
内(ABS(Zk)<α)であれば、ステップS60に
おいて、追従特性選定手段11により基本特性制御を選
定し、絶対値ABS(Zk)がα値より大きい場合(A
BS(Zk)>α)、かつ符号が+の場合には追従特性
選定手段11により+α特性、符号が−の場合には−α
特性を選定する。
【0031】そして、選定された追従制御特性とワーク
位置検出手段3からの信号に基づき、ステップS70に
おいて、照明/撮像角度位置制御手段12によりパネル
Wに対してそれぞれの位置制御を行う。ここまでが追従
制御の流れであり、続いてステップS80,S90およ
びS100において、後述するように光舌位置判定、欠
陥抽出およびデータ集約/表示がなされる。
【0032】次に、表面欠陥検出の流れについて説明す
る。欠陥検出は、当該欠陥検査装置に備えた光舌位置判
定手段13、画像処理手段14、表示手段15を介して
なされる。
【0033】まず、欠陥検出に先立って、撮像手段2か
ら入力された原画を使用し、光舌位置判定手段13によ
り光舌の追従特性がずれていないかどうかの確認を行
う。
【0034】光舌位置判定手段13では、図6に示すよ
うに、ステップS01の原画から、ステップS02,S
03においてエッジ抽出、2値化を行い、光舌のみを抽
出した後、ステップS04において光舌の重心位置など
の位置座標を求め、ステップS05において画像中央と
のずれ量を算出し、そのずれ量をステップS06におい
てしきい値と比較する。追従が精度よく行われていれば
基本的に光舌位置が画面中央となる。基本的な光舌位置
は追従制御の制御ポイントを照明手段1、撮像手段2と
もに中心とすれば画面中央になるが、制御ポイントは任
意の位置に定めることができる。
【0035】判定しきい値としては、例えば画面視野の
1/5程度のずれを許容値とすればよいが、照明手段1
および撮像手段2の追従精度を画面内の移動距離に換算
して決めればよい。なお、判定する原画の撮像位置は、
例えばパネルの水平部など、パネル毎に一箇所を定めて
おけばよいが、任意の部位に決めることもできる。
【0036】ステップS06における判定結果により、
光舌位置が判定しきい値以内であれば、ステップS07
に進み画像処理手段14によって欠陥検出を行い、表示
手段15によって検出結果を表示する。判定結果がNG
(不良)の場合には、ステップS08に移行し、表示手
段15において、例えば「検査不可」などの表示を出力
して、追従制御がNGであることを同時に表示し、これ
によって検査ができていないことを作業者等に知らしめ
る。
【0037】上記照明/撮像追従制御特性作成手段9に
おいて作成された3種類の追従制御特性は、パネルWを
本生産する前に行う試し打ち時の数枚が搬送されてくる
ときに作成すればよい。また、試作等において試し打ち
を行うときに予めワーク形状計測手段である変位センサ
ー6によりパネル形状を計測し、ワーク形状データ作成
手段8によりパネル形状データを作成し、上記追従制御
特性を作成しておいてもよい。さらに、追従制御特性
は、ホストコンピュータ7の演算速度にもよるが演算時
間が長い場合もあるので、毎回作成する必要はなく、ホ
ストコンピュータ7内に一度記録された追従制御特性が
存在する場合には処理を行わずに、ワーク形状データ作
成手段8で作成されたパネル形状データを次のワーク形
状判定手段10によって判定を行うようにしてもても構
わない。もちろん、ホストコンピュータ7の演算速度が
ワーク搬送手段Cによる搬送スピードと欠陥検出処理の
処理スピードとの間で充分確保されていれば毎回行うこ
とができる。
【0038】このような本実施例による表面欠陥検査装
置においては、ワーク形状計測手段によって計測された
ワーク形状に基づいてパネルの曲面形状情報が作成され
ることから、自重によって変形が生じるような剛性の低
いワークの場合でも、変形後の断面形状に基づいて、照
射、撮像の角度、高さを追従制御することができ、欠陥
検出精度が向上することになる。
【0039】実施例2 図7および図8は、本発明に係わる表面欠陥検査装置の
第2の実施例を示すものであって、この実施例に係わる
表面欠陥検査装置においては、照明/撮像追従制御特性
作成手段9による追従特性を予め計算して、ワーク形状
判定手段10に記憶させてある。
【0040】この場合には、図8のフローチャートに示
すように、ステップS32においてワーク形状データ作
成手段8により作成されたパネル形状データを次のステ
ップS42において、ワーク形状判定手段10により実
施例1と同様にα判定を行い、ステップS52において
追従特性選定手段11により基本特性制御か、+α特性
か、−α特性かを選定するようにしている。
【0041】このような第2実施例の表面欠陥検査装置
においては、照明/撮像追従制御特性作成手段9による
追従特性を予め計算して記憶させてあるので、処理速度
が速やかものとなる。
【0042】実施例3 図9および図10は、本発明に係わる表面欠陥検査装置
の第3の実施例を示すものであって、この実施例に係わ
る表面欠陥検査装置においては、ワーク形状計測手段と
して画像センサー16を使用している。
【0043】例えば、図10(a)に示すように、画像
センサー16によってパネル(ワーク)Wの側面から、
搬送手段Cであるコンベア面とパネルWが視野に入るよ
うに撮影し、画像処理手段14を使用した微分処理など
によりコンベア面とパネル面をエッジ抽出し、図10
(b)に示すように画面上での縦方向ライン(パネルの
高さ方向)とコンベア面(コンベア面エッジ抽出ライン
Lc)との交点(Pc)、縦方向ラインとパネルW(パ
ネルエッジ抽出ラインLp)との高さの交点(Pp)の
座標を求め、Pp−Pcの差を高さZnとして、パネル
位置Xn毎に繰り返して等ピッチで演算処理し、実施例
1と同様のパネル形状データXn−Znを計測する。こ
のとき、処理時間に余裕があれば画像処理手段14を用
いることなく、ホストコンピュータ7で演算するように
してもよい。
【0044】撮影にはCCDカメラ等のエリアセンサを
使用することにより2次元の視野を確保することがで
き、視野に応じた画面分解能のレンズを使用すれば充分
な精度の確保が可能となる。搬送手段C(コンベア)に
より移動中のパネルWを撮影する場合には、少なくとも
1台のCCDカメラで連続撮影すれば高さ分布の計測が
可能である。
【0045】シャッタースピードは搬送手段であるコン
ベアCの搬送スピードに応じて決めればよい。また、間
欠コンベアなどを使用してその停止中に計測する場合に
は、複数台のCCDカメラを使用することによって同時
に高さ分布を求めることができる。さらには、1台のカ
メラを電動ステージなどによってトレース移動させ、分
割画像を使用するようにしてもよい。撮影するカメラ視
野としては、CCDのピクセル数に応じて分解能と計測
精度を考慮して適当な視野(パネルの追従制御に充分な
視野)となるようにセッティングすればよい。
【0046】このような第3実施例に係わる表面欠陥検
査装置においては、第1実施例に係わる装置と同様の効
果が得られると共に、ワーク形状計測手段として第1実
施例に用いた変位センサー6に代えて画像センサー16
を使用するようにしていることから、2次元のワーク形
状データをより一層容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わる表面欠陥検査装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】(a) 図1に示した表面欠陥検査装置の変位
センサーによるワーク形状の計測方法を示す概略図であ
る。 (b) 図2(a)に示した方法により計測されたワー
ク形状データの例を示す概略図である。
【図3】図1に示した表面欠陥検査装置のワーク形状デ
ータ作成手段によるワーク形状データの作成過程を説明
する概略図である。
【図4】図1に示した表面欠陥検査装置の照明/撮像追
従制御特性作成手段による追従制御特性の作成過程を説
明する概略図である。
【図5】図1に示した表面欠陥検査装置の照明/撮像追
従制御特性作成手段による追従制御特性補正の過程を示
すフローチャートである。
【図6】図1に示した表面欠陥検査装置の光舌位置判定
手段による光舌位置判定の過程を示すフローチャートで
ある。
【図7】本発明の第2の実施例に係わる表面欠陥検査装
置の構成を示すブロック図である。
【図8】図7に示した表面欠陥検査装置の照明/撮像追
従制御特性作成手段による追従制御特性補正の過程を示
すフローチャートである。
【図9】本発明の第3の実施例に係わる表面欠陥検査装
置の構成を示すブロック図である。
【図10】(a) 図9に示した表面欠陥検査装置の画
像センサーによるワーク形状の計測方法を示す概略図で
ある。 (b) 図10(a)に示した方法により計測されたワ
ーク形状データの例を示す概略図である。
【図11】従来のプレスラインにおける欠陥検査要領を
示す概略図である。
【図12】ワークとしてのパネルを2枚重ねした場合の
位置ずれ例を示す概略図である。
【図13】(a)および(b)は2枚重ねパネルの高さ
のばらつき例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 照明手段 2 撮像手段 3 ワーク位置検出手段 4 照明制御手段 5 撮像制御手段 6 変位センサー(ワーク形状計測手段) 8 ワーク形状データ作成手段 9 照明/撮像追従制御特性作成手段 13 光舌位置判定手段 14 画像処理手段 15 表示手段 16 画像センサー(ワーク形状計測手段) A 欠陥検査エリア C ワーク搬送手段(コンベア) W パネル(ワーク)
フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA01 AA24 AA37 AA49 BB15 FF04 FF67 HH18 JJ07 MM13 MM23 NN00 PP15 QQ04 QQ32 SS13 2G051 AA88 AA90 AC19 BB01 BB17 CA04 CA06 CD06 CD07 DA06 EA11 EB01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワーク搬送手段によって搬送されるワー
    クの被検査面に対して照明光を照射する照明手段と、前
    記照明光の被検査面からの反射光に基づいて被検査面の
    受光面を撮像して受光画像を形成する撮像手段と、前記
    撮像手段より得られる受光画像に基づいて被検査面上の
    欠陥を検出する画像処理手段と、前記画像処理手段によ
    り検出される欠陥の情報を出力して表示する表示手段を
    備えると共に、ワークの種類を入力するワーク種入力手
    段と、該ワーク種入力手段に入力されたワーク種情報に
    対応したワークの曲面形状情報を選定するワーク曲面形
    状情報選定手段と、ワークの位置情報を検出するワーク
    位置検出手段と、前記ワーク曲面形状情報選定手段から
    のワーク曲面形状情報およびワーク位置検出手段からの
    ワーク位置情報に基づいて照明手段の照明角度および照
    明高さ位置を調整して照明手段の照射角度を制御する照
    明制御手段と、同じく前記ワーク曲面形状情報およびワ
    ーク位置情報に基づいて撮像手段の撮影角度および撮影
    高さ位置を調整して撮像手段の撮像角度を制御する撮像
    制御手段と、欠陥検査を行う欠陥検査エリアよりも前段
    もしくは上流工程のスペースにおいて搬送されるワーク
    形状を計測するワーク形状計測手段と、該ワーク形状計
    測手段で計測されたワーク形状情報に基づいてワーク位
    置データを算出し、ワークの位置ごとの高さおよび角度
    等の形状データを作成するワーク形状データ作成手段
    と、該ワーク形状データ作成手段で作成されたワーク位
    置ごとの高さおよび角度等の形状データに基づいてワー
    クの被検査面に対する前記照明手段および撮像手段によ
    る照射角度と撮像角度を一定に制御する追随特性をワー
    ク位置ごとの高さと角度ごとに作成する照明/撮像追従
    制御特性作成手段と、照明手段および撮像手段により光
    舌位置判定を行い、追従制御の確認を行う光舌位置判定
    手段を備え曲面を有するワークの被検査面に対する照明
    光の照射角度と撮像角度を制御することを特徴とする表
    面欠陥検査装置。
  2. 【請求項2】 前記照明手段がワークの被検査面の一方
    側斜め上方であって、該被検査面に立てた法線を基準と
    して80〜90°の照射角度で照明光を照射する位置に
    配置されると共に、前記撮像手段がワークの被検査面の
    他方側斜め上方であって、前記法線を基準として50〜
    75°の撮像角度で前記照明光の乱反射光を検出する位
    置に配置されていることを特徴とする請求項1記載の表
    面欠陥検査装置。
  3. 【請求項3】 ワーク形状計測手段は、ワークの断面形
    状,高さ,距離の少なくとも1つのワーク形状情報につ
    いて、ワークの少なくとも1箇所の部位について計測す
    るセンサー計測手段からなることを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の表面欠陥検査装置。
  4. 【請求項4】 ワーク形状データ作成手段は、前記ワー
    ク形状計測手段で計測されたワークの断面形状,高さ,
    距離の少なくとも1つのワーク形状情報に基づいてワー
    ク位置ごとの高さと角度のデータを算出し、ワーク位置
    ごとの高さおよび角度の形状データを作成するワーク曲
    面情報作成手段からなることを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の表面欠陥検査装置。
  5. 【請求項5】 照明/撮像追従制御特性作成手段は、前
    記ワーク形状計測手段で作成されたワーク位置ごとの高
    さおよび角度の形状データに基づいてワークの被検査面
    に対する前記照明手段および撮像手段による照射角度と
    撮像角度を一定に制御する追随特性を前記照明手段およ
    び撮像手段ごとにワーク位置ごとの高さ追従制御特性と
    角度追従制御特性を作成する基本追従制御特性作成手段
    を備え、あらかじめ設計数値もしくは評価数値として定
    められている前記前記照明手段および撮像手段のワーク
    位置ごとの高さ形状および角度形状についての追従可能
    限界値(±α)について、前記基本追従制御特性に対し
    てαを考慮した(基本追従制御特性+α)特性と、(基
    本追従制御特性−α)特性の少なくとも3種類の追従制
    御特性を作成することを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の表面欠陥検査装置。
  6. 【請求項6】 光舌位置判定手段は、当該装置の照明お
    よび撮像手段を流用して原画像を撮像し、エッジ強調、
    2値化などの画像処理を行い、照明輝度が飽和している
    エリアと徐々に低下していくエリアの境目である光舌の
    位置座標を算出する光舌位置算出手段と、照明光の照射
    角度と撮像角度を一定に制御する場合の基本的な光舌位
    置である画面中央との光舌位置ずれを判定する光舌位置
    ずれ量算出手段からなることを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の表面欠陥検査装置。
  7. 【請求項7】 ワーク形状計測手段は、ワーク生産前の
    試し打ち時、オフライン、もしくは検査時にワーク形状
    を計測するものであることを特徴とする請求項3記載の
    表面欠陥検査装置。
  8. 【請求項8】 ワーク形状データ作成手段は、ワーク生
    産前の試し打ち時、もしくはオフラインで、ワーク位置
    ごとの高さおよび角度の形状データを作成するものであ
    ることを特徴とする請求項4記載の表面欠陥検査装置。
  9. 【請求項9】 照明/撮像追従制御特性作成手段は、ワ
    ーク生産前の試し打ち時、もしくはオフラインで、追従
    特性を作成するものであることを特徴とする請求項5記
    載の表面欠陥検査装置。
JP2001004849A 2001-01-12 2001-01-12 表面欠陥検査装置 Expired - Fee Related JP4513047B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001004849A JP4513047B2 (ja) 2001-01-12 2001-01-12 表面欠陥検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001004849A JP4513047B2 (ja) 2001-01-12 2001-01-12 表面欠陥検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002214147A true JP2002214147A (ja) 2002-07-31
JP4513047B2 JP4513047B2 (ja) 2010-07-28

Family

ID=18872980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001004849A Expired - Fee Related JP4513047B2 (ja) 2001-01-12 2001-01-12 表面欠陥検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4513047B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007225431A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Mitsubishi Electric Corp 外観検査装置
JP2009092476A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Cosmograph Inc 透明搬送物検査装置及び検査方法
WO2010113450A1 (ja) 2009-04-03 2010-10-07 オムロン株式会社 三次元形状計測装置、三次元形状計測方法、および三次元形状計測プログラム
JP2014037977A (ja) * 2012-08-10 2014-02-27 Keylex Corp プレス部品用検査装置
JP2017009383A (ja) * 2015-06-19 2017-01-12 アスモ株式会社 外観撮影装置及び外観撮影方法
CN114877819A (zh) * 2021-02-05 2022-08-09 苏州汉扬精密电子有限公司 一种产品变形检测系统及方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0979988A (ja) * 1995-09-11 1997-03-28 Nissan Motor Co Ltd 表面欠陥検査装置
JPH1172439A (ja) * 1997-08-28 1999-03-16 Nissan Motor Co Ltd 表面検査装置
JP2000214101A (ja) * 1999-01-20 2000-08-04 Nissan Motor Co Ltd 表面欠陥検査装置
JP2001289787A (ja) * 2000-04-10 2001-10-19 Nissan Motor Co Ltd 表面欠陥検査装置
JP2002082060A (ja) * 2000-06-30 2002-03-22 Nissan Motor Co Ltd 表面欠陥検査方法および表面欠陥検査装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0979988A (ja) * 1995-09-11 1997-03-28 Nissan Motor Co Ltd 表面欠陥検査装置
JPH1172439A (ja) * 1997-08-28 1999-03-16 Nissan Motor Co Ltd 表面検査装置
JP2000214101A (ja) * 1999-01-20 2000-08-04 Nissan Motor Co Ltd 表面欠陥検査装置
JP2001289787A (ja) * 2000-04-10 2001-10-19 Nissan Motor Co Ltd 表面欠陥検査装置
JP2002082060A (ja) * 2000-06-30 2002-03-22 Nissan Motor Co Ltd 表面欠陥検査方法および表面欠陥検査装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007225431A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Mitsubishi Electric Corp 外観検査装置
JP2009092476A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Cosmograph Inc 透明搬送物検査装置及び検査方法
WO2010113450A1 (ja) 2009-04-03 2010-10-07 オムロン株式会社 三次元形状計測装置、三次元形状計測方法、および三次元形状計測プログラム
US8705049B2 (en) 2009-04-03 2014-04-22 Omron Corporation Three-dimensional shape measuring apparatus, three-dimensional shape measuring method, and three-dimensional shape measuring program
JP2014037977A (ja) * 2012-08-10 2014-02-27 Keylex Corp プレス部品用検査装置
JP2017009383A (ja) * 2015-06-19 2017-01-12 アスモ株式会社 外観撮影装置及び外観撮影方法
CN114877819A (zh) * 2021-02-05 2022-08-09 苏州汉扬精密电子有限公司 一种产品变形检测系统及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4513047B2 (ja) 2010-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5676387B2 (ja) 外観検査方法及びその装置
JP2019111640A (ja) 物品搬送装置、ロボットシステムおよび物品搬送方法
JP5923371B2 (ja) ワーク搬送システム
JP4862765B2 (ja) 表面検査装置及び表面検査方法
CN113891775A (zh) 用于提供板块规划几何数据的方法、用于切出工件的方法和平面激光机床
JP5438475B2 (ja) 隙間段差計測装置、隙間段差計測方法、及びそのプログラム
EP2700903A1 (en) Tire surface shape measuring device and tire surface shape measuring method
JP4670180B2 (ja) 表面欠陥検査方法および表面欠陥検査装置
JP6191204B2 (ja) 自動車車体の外観検査装置および外観検査方法
US20230166354A1 (en) Skid state determination device, skid state determination method, and laser processing system
JP5555608B2 (ja) スポット溶接検査方法および装置
JP4513047B2 (ja) 表面欠陥検査装置
JP2018140403A (ja) 鋼板形状矯正装置
JP6040215B2 (ja) 検査方法
KR101767759B1 (ko) 슬라브의 형상 및 표면 측정장치 및 방법
JP6889049B2 (ja) プレスブレーキ、および曲げ加工方法
Sansoni et al. Combination of 2D and 3D vision systems into robotic cells for improved flexibility and performance
JP6095516B2 (ja) 円筒形ワークの形状計測方法、及び円筒形ワークの形状計測装置
JP2021045835A (ja) ロボットシステム
TW201620632A (zh) 金屬板材頭端檢測方法與金屬板材軋延方法
JP6889216B2 (ja) 作業システム
JP3637589B2 (ja) 表面欠陥検査装置
JP2020199605A (ja) ロボットシステム
US20230311329A1 (en) Robot system, and control method
Ha An image processing algorithm for the automatic manipulation of tie rod

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20071128

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20100302

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20100416

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20100429

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees