JP6889049B2 - プレスブレーキ、および曲げ加工方法 - Google Patents
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Description
特許文献1に示すプレスブレーキでは、ワーク表面にスリット光を照射し、ワークの表面に描かれる画像に基づいてワークの曲げ角度の検出が行われている。
本発明は、従来のプレスブレーキの課題を考慮し、V幅の大きい下金型を用いた場合でも精度良く曲げ角度の検出を行うことが可能なプレスブレーキおよび曲げ加工方法を提供することを目的とする。
<1.構成>
(1−1.プレスブレーキ1の概要)
図1は、本実施の形態のプレスブレーキ1の正面図である。図2は、本実施のプレスブレーキ1の側面構成および制御構成を示す図である。
フレーム10は、左右方向に所定の間隔をおいて配置された一対のプレート部10a、10bを有している。プレート部10a、10bは、図2に示すように、側面視において略C字形状の部材である。
曲げ角度検出部14aは、固定テーブル11の作業者が作業する側(図1の手前側であって表側(前側ともいう)、図2矢印F参照)に設けられており、ワークWの表側の曲げ角度を検出する。図2では、曲げる前のワークWが二点鎖線で示されており、曲げた後のワークWが実線で示されている。本実施の形態における表側の曲げ角度θfは、曲げられたワークWの表側部分Wfと鉛直方向Pとの間に形成される角度を示す。曲げる前の板状のワークWではθfは90°となる。
曲げ角度検出部14a、14bは、それぞれ、光源21と、CCDカメラ22とを有する。光源21は、線状の光を投射し、ワークWの折り曲げ外面上に線状投光像を投影する。CCDカメラ22は、光源21による線状投光像を撮像する。
リニアセンサ15は、ラム12の移動位置を検出する。
制御部17は、加工条件入力部16に入力された入力データ、および曲げ角度検出部14a、14bによって検出されたデータおよびリニアセンサ15によって検出されたデータに基づいて、ラム駆動部13を制御して昇降させる。
制御部17は、記憶部31と、解析範囲設定部32と、角度演算部33と、ラム移動量演算部34と、ラム制御部35と、を有する。
記憶部31は、ダイ3の種類と、ダイ3の種類に対応する解析範囲を設定するための設定情報が対応付けられた設定テーブル311(後述する図8参照)を記憶する。
角度演算部33は、設定された解析範囲からワークWの折れ曲がり角度を演算する。
次に、本実施の形態のプレスブレーキを用いた曲げ加工方向について説明する。
はじめに、プレスブレーキ1の一連の動作について説明した後に、ワークの折り曲げ角度を求める動作について説明する。
(2−1.プレスブレーキの一連の動作)
図3は、プレスブレーキ1の動作の一連の流れを示すフロー図である。
プレス動作を始める前に、作業者によって、加工条件入力部16に、ワーク情報、金型情報、および機械情報などが入力される。ラム移動量演算部34は、入力されたデータから仮の目標位置(追い込み量ともいい、ラム12の下限位置ともいえる)を演算する。また、ラム移動量演算部34は、仮の目標位置よりも上方の位置である角度計測位置を演算する。この演算の詳細については、先行文献と同様のため詳細な説明は省略する。
次に、ステップS11において、ラム制御部35がラム駆動部13を駆動させてラム12が下降する。
そして、ステップS12において、ラム制御部35がリニアセンサ15の値からラム12が角度計測位置に到達したと判断するまでラム12の下降が行われる。ラム制御部35によってラム12が角度検出位置に到達したと判断されると、制御はステップS13へと進む。
次に、ステップS14において、撮像画像から曲げ角度の演算が行われる。このステップS14について後段にて詳述する。
次に、ステップS17において、制御部17は、角度計測回数が予め設定されている回数に達したかどうかを判断する。ワークWの曲げ角度を検出する角度計測位置は、複数個所設定することができ、複数設定することによって、より正確に所望の角度を得られる最終の目標位置を設定できる。例えば、角度検出位置が2箇所設定されている場合には、ステップS11〜ステップS17までが2回繰り返される。
次に、ステップS19において、加圧が完了し、ラム制御部35は、ラム12を上昇させる。
次に、ワークの折り曲げ角度を求める角度演算の動作について説明する。
図4Aおよび図4Bは、ワークの折り曲げ角度を求める角度演算の動作を示すフロー図である。
図4Aに示すように、角度演算がスタートすると、ステップS20において、解析範囲設定部32は、加工条件入力部16に入力されたデータからダイ3のV幅寸法を取得する。
解析範囲の設定について以下に詳しく説明する。
図5(a)は、例えば6mmのV幅のダイ3aを用いて厚さ1mmのワークWを折り曲げている状態を示す図であり、図5(b)は、図5(a)における裏側の撮像画像を示す図である。
図7(a)は、例えば50mmのV幅のダイ3cを用いて厚さ6.0mmのワークWを折り曲げている状態を示す図であり、図7(b)は、図7(a)における裏側の撮像画像を示す図である。
図5(a)、図6(a)、および図7(a)では、H1は、表側におけるCCDカメラ22の撮像画像の上限を示し、L1は、表側におけるCCDカメラ22の撮像画像の下限を示す。H2は、裏側におけるCCDカメラ22の撮像画像の上限を示し、L2は、裏側におけるCCDカメラ22の撮像画像の下限を示す。また、図5(b)、図6(b)および図7(b)には、撮像画像40、解析範囲41、および線状の投光像42が示されている。
また、各種類における表側の解析範囲のオフセット座標と裏側の解析範囲のオフセット座標が記憶されている。撮像画像40の左上の角を原点O(0, 0)として、右方向にX座標および下方向にY座標を規定して、オフセット座標が決められている。撮像画像30の範囲は、例えば、上下方向が1024pixelであり、左右方向が768pixelに設定されている。また、解析範囲41は、曲げ角度を演算することが可能なデータ量を得られる範囲に設定されている。解析範囲41は、例えば、オフセット座標から下方向に640pixelの範囲と右方向に512pixelの範囲に設定することができる。
ダイ3aを用いた場合、解析範囲設定部32は、入力データより取得したダイ3aのV幅寸法6mmに基づいて、設定テーブル311からダイ3aの種類がNO.2であると判断し、裏側の撮像画像40について、オフセット座標(256, 384)を取得する。
また、ダイ3bを用いた場合、解析範囲設定部32は、入力データより取得したダイ3bのV幅寸法25mmに基づいて、設定テーブル311からダイ3bの種類がNo.7であると判断し、裏側の撮像画像40についてオフセット座標(145, 218)を取得する。図6(a)に示すように、撮像画像40の下限(L2参照)がダイ3bを通っているため、図6(b)に示すように撮像画像40にダイ3bが映りこんでいる。ダイ3bによって、線状の投光像42が折れ曲がっている。
このようにオフセット座標が予めダイ3bが解析範囲に入らないように設定されているため、解析範囲41としてダイ3bの画像を含まない範囲に設定される。
また、ダイ3cを用いた場合、解析範囲設定部32は、入力データより取得したダイ3cのV幅寸法50mmに基づいて、設定テーブル311からダイ3cの種類がNo.10であると判断し、裏側の撮像画像40についてオフセット座標(0, 0)を取得する。図7(a)に示すように、撮像画像40の下限(L2参照)がダイ3cを通っているため、図7(b)に示すように撮像画像40にダイ3が映りこんでいる。また、ダイ3cの方がダイ3bよりも幅が大きいため、図6(b)の撮像画像40よりも図7(b)の撮像画像40の方がダイの映り込んでいる範囲が大きくなっている。また、図6(b)と同様に、ダイ3cによって、線状の投光像42が折れ曲がっている。
ここで、ダイ3cの撮像画像40への映り込みが大きいため、ダイ3cの画像が若干だけ解析範囲41に入り込んでいるが、少量であるため後述する演算によって影響をほぼ除去することができる。
図9(a)は、図5と同様にダイ3aを用いてワークWを折り曲げた状態を示す図であり、図9(b)は、図9(a)における裏面側の撮像画像を示す図である。図9(a)に示すように、ワークWの垂れ下がっている場合、図9(b)に示すように、投光像42の上方に湾曲(矢印C参照)が生じる。上述のように解析範囲41を出来るだけ下方に設定することによって、ワークWの垂れ下がりによって投光像42の湾曲した部分を解析範囲41から外すことができる。
次に、ステップS22において、角度演算部33は、表側および裏側の各々の解析範囲41の画像を横方向(X方向)の走査線(640本)に分割する。解析範囲41のY方向は640pixelに設定されているため、Y方向において1pixelごとに分割される。
次に、ステップS24において、角度演算部33は、輝度分布が正規分布であるか否かを判定し、正規分布でない場合には、ステップS25において、輝度の一番多い輝度値±標準偏差に含まれる値を残し、それ以外の輝度値をワークW以外の輝度値とみなして削除する。
ステップS27に示すように、640本の走査線のすべての輝度中心(XY座標の値(pixel値))を求めるまでステップS23〜ステップS26が繰り返される。
次に、ステップS28において、角度演算部33は、すべての走査線の輝度中心から回帰直線を求める。なお、輝度中心の代わりに分布重心が用いられてもよく、この場合、ステップS26において輝度中心の代わりに分布重心が求められる。
次に、ステップS30において、角度演算部33は、回帰直線と分布重心もしくは輝度中心のずれ量が2ピクセル以内の走査線が213本以上あるか否かの判断を行う。ずれ量が2ピクセル以内の走査線が213本以上ある場合には、データが信頼できるとして、ステップS31において、角度演算部33は、回帰直線からワークWの曲げ角度を求める。回帰直線におけるワークWの表側および裏側の各々の曲げ角度は予め実験等により求められており、校正テーブルとして記憶されている。角度演算部33は、表側の撮像画像40の解析範囲41から算出された回帰直線から、校正テーブルに基づいてワークWの表側の曲げ角度を求める。角度演算部33は、裏側の撮像画像40の解析範囲41から算出された回帰直線から、校正テーブルに基づいてワークWの裏側の曲げ角度を求める。そして、角度演算部33は、表側の曲げ角度と後側の曲げ角度の和を求めて、ワークWの曲げ角度を算出する。
以上のようにして、ワークWの曲げ角度が算出され、算出された曲げ角度に基づいてラム12の最終目標値が決定され、ラム12が最終目標値まで下降されることにより、ワークWの曲げ加工が行われる。
(3−1)
本実施の形態のプレスブレーキ1は、パンチ2(上金型の一例)とダイ3(下金型の一例)によってワークWを曲げ加工するプレスブレーキ1であって、ラム12(第1テーブルの一例)と、固定テーブル11(第2テーブルの一例)と、光源21(投光部の一例)と、CCDカメラ22(撮像部の一例)と、解析範囲設定部32と、角度演算部33(解析部の一例)と、を備える。ラム12は、パンチ2が装着可能である。固定テーブル11は、形状の異なる複数種類のダイ3が装着可能である。光源21は、固定テーブル11に装着されたダイ3に載置されているワークWに線状の光を投光する。CCDカメラ22は、曲げ加工の際に光によりワークWの表面に形成される投光像42を撮像する。解析範囲設定部32は、固定テーブル11に装着されているダイ3の種類に基づいてCCDカメラ22による撮像画像40から解析範囲41を設定する。角度演算部33は、解析範囲41内の投光像42からワークWの曲げ角度を求める。
このため、V幅の大きいダイ3を用いることによって撮像された撮像画像40にダイ3が映りこんだ場合であっても、ダイ3に映った投光像を出来るだけ除いた解析範囲41に基づいて精度良く曲げ角度の検出を行うことができる。
本実施の形態のプレスブレーキ1は、記憶部31を更に備える。記憶部31は、撮像画像40から解析範囲41を設定するためのオフセット座標(設定情報の一例)をダイ3(下金型の一例)の種類毎に記憶する。解析範囲設定部32は、記憶部31から、固定テーブル11に装着されているダイ3の種類に対応するオフセット座標を取得し、オフセット座標から解析範囲41を設定する。
また、予め記憶しておくことにより、ダイ3の形状に基づいて解析範囲41を演算する必要がなく、CPUの負担を減らすことができる。
本実施の形態のプレスブレーキ1では、光源21(投光部の一例)およびCCDカメラ22(撮像部の一例)は、固定テーブル11の表側および裏側の各々に配置されている。オフセット座標(設定情報の一例)は、表側のCCDカメラ22による撮像画像40と、裏側のCCDカメラ22による撮像画像40の各々に設定されている。解析範囲設定部32は、表側の撮像画像40および裏側の撮像画像40の各々に対して解析範囲41を設定する。角度演算部33(解析部の一例)は、ワークWの表側と裏側の各々の曲げ角度を求める。
本実施の形態のプレスブレーキ1では、撮像画像40内におけるダイ3が映り込まない範囲が解析範囲41以上の大きさの場合、解析範囲41の下端は、ダイ3が映り込まない範囲の下端に設定され、撮像画像40内におけるダイ3が映り込まない範囲が解析範囲41より小さい場合、解析範囲41の上端は、撮像画像40の上端に設定される。
このように出来るだけ下方の範囲に解析範囲41を設定することにより、ワークWが垂れ下がる場合に撮像画像40の上方に現れる投光像42の歪みを解析範囲41から除くことが出来る。
なお、撮像画像40にダイ3が映り込まない場合には、撮像画像40の下端から解析範囲41は設定される。
本実施の形態の曲げ加工方法は、パンチ2(上金型の一例)が装着可能なラム12(第1テーブルの一例)と、形状の異なる複数種類のダイ3(下金型の一例)が装着可能な固定テーブル11(第2テーブルの一例)と、を備えたプレスブレーキ1を用いた曲げ加工方法であって、ステップS13(撮像ステップの一例)と、ステップS20およびステップS21(解析範囲設定ステップの一例)と、ステップS22〜ステップS31(解析ステップの一例)と、ステップS18(移動ステップの一例)と、を備える。ステップS13(撮像ステップの一例)は、固定テーブル11(第2テーブルの一例)に装着されたダイ3に載置されているワークWに線状の光を投光することによりワークWの表面に形成される投光像42を撮像する。ステップS20およびステップS21(解析範囲設定ステップの一例)は、固定テーブル11に装着されているダイ3の種類に基づいてステップS13(撮像ステップの一例)による撮像画像40から解析範囲41を設定する。ステップS22〜ステップS31(解析ステップの一例)は、解析範囲41内の投光像42からワークWの曲げ角度を演算する。ステップS18(移動ステップの一例)は、求められた曲げ角度に基づいてラム12を目標位置まで下降する。
このため、V幅の大きいダイ3を用いることによって撮像された撮像画像40にダイ3が映りこんだ場合であっても、ダイ3に映った投光像を出来るだけ除いた解析範囲41に基づいて精度良く曲げ角度の検出を行うことができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施の形態では、記憶部31が設定テーブル311を記憶し、解析範囲設定部32が、設定テーブル311から該当するオフセット座標を取得しているが、設定テーブル311を記憶せず、入力データに含まれる金型情報から演算によってオフセット座標を算出してもよい。
上記実施の形態では、設定情報の一例としてオフセット座標が挙げられているが、オフセット座標に限らなくても良く、解析範囲41を設定できる情報であればよい。
(C)
上記実施の形態では、V溝幅によってダイ3の種類が分けられているが、V溝幅だけに限らなくてもよく、例えば、ダイ3の高さ、または表側もしくは裏側への固定テーブル11からの張り出し量なども付加して種類が分けられていてもよい。また、V溝幅の代わりにダイ3の張り出し量などが用いられても良い。
上記実施の形態において用いられているダイ3は、表側と裏側において対称な形状であるが、表側と裏側で角度の異なるV溝を有するダイが用いられてもよい。その場合、図8に示すオフセット座標は、表側と裏側で左右対称とならず、別々に設定される。
(E)
上記実施の形態では、表側と裏側の双方に曲げ角度検出部14が設けられているが、どちらか一方のみに設けられていてもよい。ワークWが表側と裏側において対称的に曲げられる場合には、表側の曲げ角度および裏側の曲げ角度のいずれか一方を算出して、2倍することによってワークWの曲げ角度を算出することができる。
上記実施の形態では、下金型を固定式とし上金型を駆動式とする上金型駆動式のプレスブレーキ1(所謂オーバードライブ式)について説明したが、上金型を固定式として下金型を駆動式とする所謂アンダードライブ式のプレスブレーキにも適用できる。
2 :パンチ(上金型の一例)
3、3a、3b、3c :ダイ(下金型の一例)
10 :フレーム
10a、10b :プレート部
11 :固定テーブル(第2テーブルの一例)
12 :ラム(第1テーブルの一例)
13 :ラム駆動部
14a、14b :曲げ角度検出部
15 :リニアセンサ
16 :加工条件入力部
17 :制御部
21 :光源(投光部の一例)
22 :CCDカメラ(撮像部の一例)
31 :記憶部
32 :解析範囲設定部
33 :角度演算部
34 :ラム移動量演算部
35 :ラム制御部
40 :撮像画像
41 :解析範囲
42 :投光像
311 :設定テーブル
W :ワーク
Claims (4)
- 上金型と下金型によってワークを曲げ加工するプレスブレーキであって、
前記上金型が装着可能な第1テーブルと、
形状の異なる複数種類の前記下金型が装着可能な第2テーブルと、
前記第2テーブルに装着された前記下金型に載置されている前記ワークに線状の光を投光する投光部と、
曲げ加工の際に前記光により前記ワークの表面に形成される投光像を撮像する撮像部と、
前記第2テーブルに装着されている前記下金型の前記種類に基づいて前記撮像部による撮像画像から解析範囲を設定する解析範囲設定部と、
前記解析範囲内の前記投光像を解析して前記ワークの曲げ角度を求める解析部と、
を備え、
前記撮像画像内における前記下金型が映り込まない範囲が前記解析範囲以上の大きさの場合、前記解析範囲の下端は、前記下金型が映り込まない範囲の下端に設定され、
前記撮像画像内における前記下金型が映り込まない範囲が前記解析範囲よりも小さい場合、前記解析範囲の上端は、前記撮像画像の上端に設定される、
プレスブレーキ。 - 前記撮像画像から前記解析範囲を設定するための設定情報を前記下金型の種類毎に記憶する記憶部を更に備え、
前記解析範囲設定部は、前記記憶部から、前記第2テーブルに装着されている前記下金型の種類に対応する前記設定情報を取得し、前記設定情報から前記解析範囲を設定する、
請求項1に記載のプレスブレーキ。 - 前記投光部および前記撮像部は、前記第2テーブルの表側および裏側の各々に配置されており、
前記設定情報は、前記表側の前記撮像部による前記撮像画像と、前記裏側の前記撮像部による前記撮像画像の各々に設定されており、
前記解析範囲設定部は、前記表側の前記撮像画像および前記裏側の前記撮像画像の各々に対して前記解析範囲を設定し、
前記解析部は、前記ワークの前記表側と前記裏側の各々の曲げ角度を求める、
請求項2に記載のプレスブレーキ。 - 上金型が装着可能な第1テーブルと、形状の異なる複数種類の下金型が装着可能な第2テーブルと、を備えたプレスブレーキを用いた曲げ加工方法であって、
前記第2テーブルに装着された前記下金型に載置されているワークに線状の光を投光することにより前記ワークの表面に形成される投光像を撮像する撮像ステップと、
前記第2テーブルに装着されている前記下金型の種類に基づいて前記撮像ステップによる撮像画像から解析範囲を設定する解析範囲設定ステップと、
前記解析範囲内の前記投光像を解析して前記ワークの曲げ角度を求める解析ステップと、
求められた前記曲げ角度に基づいて前記第1テーブルを目標位置まで移動する移動ステップと、を備え、
前記撮像画像内における前記下金型が映り込まない範囲が前記解析範囲以上の大きさの場合、前記解析範囲の下端は、前記下金型が映り込まない範囲の下端に設定され、
前記撮像画像内における前記下金型が映り込まない範囲が前記解析範囲よりも小さい場合、前記解析範囲の上端は、前記撮像画像の上端に設定される、
曲げ加工方法。
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