JP6951815B1 - アンカーボルトを用いた器具取付の施工方法 - Google Patents
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Abstract
Description
(A1)照明器具の取付:
実施形態のアンカーボルトを用いた器具取り付けの施工方法について説明する前に、理解の便を図って、施工されて、トンネルの内面、ここでは壁面TWに、照明器具230を取り付け済みの照明装置210の構成を説明する。もとより、照明器具230は、トンネルの天井に取り付けてもよい。また、トンネルは、山体をくりぬいて形成されるものに限らず、地下や海底のトンネルであってもよく、騒音対策のためなどの理由で、コンクリート等で人工的に形成されたトンネル(チューブ)などであってもよい。また急斜面に造成された道路などを覆う半トンネル(片側が開放されたトンネル)などであっても差し支えない。もとよりトンネルに限らず、コンクリートにより形成された床面、壁面などに取り付けるものであってもよい。取り付けられるものは、照明器具230に限らず、フェンスや電源板、ケーブル支持具など、アンカーボルトを用いて固定されるものなら、どのようなものでもよい。
10 10.5 40 30〜110
12 12.7 50 30〜200
16 17.0 60 50〜140
20 21.5 80 80〜120
同じ呼び径Mのアンカーボルト50であっても、ネジ部の飛び出し長さについては、異なるものが存在する。したがって、取り付ける器具側の金具の厚みなどによって、ネジ部の飛び出し長さが適切なアンカーボルトを選択すればよい。なお、アンカーボルトにはネジ部が雌ネジのものも存在するが、その場合には、雌ネジに螺合する螺合部材であるボルトの長さを調整すればよい。
次に、アンカーボルトを用いた器具取り付けの施工方法について説明する。図2は、器具取り付け施工方法を示す工程図である。照明器具230を固定する際には、まず、アンカーボルトを用意する。図1に示した例では、左右の支持台220,225毎に2本のアンカーボルト212,213が用いられる様子を示すしており、この例では、一台の照明器具230につき、4本のアンカーボルトが用いられる。そこで、施工に際しては、まずアンカーボルトを用意する(工程T100)。本実施形態では、図1Bに示した打ち込み型のアンカーボルト50を用いるものとした。
F=k・T/M …(1)
ここで、
F:軸力(N)
T:締め付けトルク(N・m)
M:ネジの呼び径(m)
k:軸力係数
である。実際に締め付けた時に加わる軸力は、ネジの座面の表面粗さやネジのピッチなどによって変わる。これらの要素を考慮したのが軸力係数kであり、一般に5〜7程度となる。軸力係数kは、用いるアンカーボルト50やベース部221cの材質、ネジ部52のピッチなどにより、予め求めておけばよい。
(1)本開示の実施態様の1つは、アンカーボルトを用いた器具取付の施工方法としての態様である。この施工方法において、器具を取り付けるためのネジ部を有する呼び径Mのアンカーボルトを用意し、コンクリート壁面に、前記呼び径Mのアンカーボルトが挿入される下穴を、前記呼び径Mのアンカーボルトに対して規定された内径Wで、規定された深さLより予め定めた寸法ΔLだけ深く形成し、前記形成された下穴に前記アンカーボルトを挿入し、前記下穴の内周面に固定される前記アンカーボルトの固定部材を、前記固定部材の先端が前記下穴の開口部よりも奥まった位置で、前記下穴内部に固定する処置を行ない、前記ネジ部に螺合する螺合部材を用いて、前記器具を前記アンカーボルトに取り付け、前記螺合部材を締め付けることで、前記器具を前記アンカーボルトに固定し、前記螺合部材を前記ネジ部に締め付ける際のトルクが前記呼び径のアンカーボルトに対して定められた引き抜き荷重の定格に対応して規定した規定トルクに達した場合には、前記アンカーボルトは、規定の引き抜き荷重の定格を満たしていると判定するものとしてよい。こうすれば、器具を取り付けるアンカーボルトが、そのアンカーボルトに対して定められた引き抜き荷重の定格以上で固定されていること容易に判定できる。したがって、抜き取り検査ではなく、施工される全アンカーボルトについて検査することも可能である。また、こうした検査のために、新たに要すべき特殊な治具なども必要がない。したがって、検査を短時間のうちに行なうことも可能である。
Claims (9)
- 器具を取り付けるためのネジ部を有する呼び径Mのアンカーボルトを用意し、
前記アンカーボルトは打ち込み型のアンカーボルト、または接着型のアンカーボルトのいずれかであり、
コンクリート壁面に、前記呼び径Mのアンカーボルトが挿入される下穴を、前記呼び径Mのアンカーボルトに対して規定された内径Wで、規定された深さLより予め定めた寸法ΔLだけ深く形成し、
前記形成された下穴に前記アンカーボルトを挿入し、前記下穴の内周面に固定される前記アンカーボルトの固定部材を、前記固定部材の先端が前記下穴の開口部よりも奥まった位置で、前記下穴内部に固定する処置を行ない、
前記ネジ部に螺合する螺合部材を用いて、前記器具を前記アンカーボルトに取り付け、前記螺合部材を締め付けることで、前記器具を前記アンカーボルトに固定し、
前記螺合部材を前記ネジ部に締め付ける際のトルクが前記呼び径のアンカーボルトに対して定められた引き抜き荷重の定格に対応して規定した規定トルクに達した場合には、前記アンカーボルトは、規定の引き抜き荷重の定格を満たしていると判定する、
アンカーボルトの施工方法。 - 前記寸法ΔLは、3〜20mmである、請求項1記載のアンカーボルトの施工方法。
- 前記螺合部材をトルクレンチで締め付け、前記トルクレンチによる締め付けトルクが前記規定トルクに達した場合には、前記アンカーボルトは、規定の引き抜き荷重の定格を満たしていると判断する、請求項1または請求項2に記載のアンカーボルトの施工方法。
- 前記固定部材を前記下穴への固定する前記処置は、前記打ち込み型のアンカーボルトでは打撃により変形する部材を前記下穴の底方向に打撃する処理であり、前記接着型のアンカーボルトでは前記固定部材と前記下穴との間隙の少なくとも一部に接着剤を充填し固化する処置である、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のアンカーボルトの施工方法。
- 前記ネジ部は雄ネジまたは雌ネジであり、前記螺合部材は前記ネジ部に螺合するナットまたはボルトであり、
前記螺合部材の締め付けは、前記ナットまたは前記ボルトの頭部に適合するソケットビットを備えるトルクレンチにより行ない、
前記トルクレンチは、締め付けトルクの最大値を提示する提示部を備えた、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のアンカーボルトの施工方法。 - 前記トルクレンチは、手動、電動または空気圧で前記締め付けトルクを発生し、
前記提示部は、前記締め付けトルクの値を表示または外部に出力する、請求項5に記載のアンカーボルトの施工方法。 - 前記提示部は、前記アンカーボルト毎に、前記締め付けの際の締め付けトルクが前記規定トルクを超えたとき、音、光、振動、表示、印刷のうちの少なくとも1つ方法で、前記トルクレンチの使用者に提示する、請求項6に記載のアンカーボルトの施工方法。
- 前記提示部は、前記アンカーボルト毎に、前記締め付けの際の締め付けトルクの最大値を、音、表示、印刷のうちの少なくとも1つ方法で、前記トルクレンチの使用者に提示する、請求項6に記載のアンカーボルトの施工方法。
- 前記トルクレンチは、前記締め付けの際の締め付けトルクの最大値を少なくとも一定時間表示する表示部を備え、
前記トルクレンチの前記ソケットビットが、前記ナットまたはボルトの頭部に適合した状態で、前記トルクレンチの前記表示部における前記最大値の表示と、前記器具の少なくとも一部とを、カメラで撮像し、
前記器具における前記アンカーボルトの引き抜き荷重が前記最大値以上であることを記録する、
請求項5に記載のアンカーボルトの施工方法。
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