JP6951308B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、半導体装置の製造方法に関する。
半導体基板上にシリコンを成長させる工程と、このシリコンを研磨する工程と、を含む半導体装置の製造方法がある。半導体装置の製造方法において、歩留まりは高いことが望ましい。
特許第6196589号公報
本発明が解決しようとする課題は、歩留まりを向上できる半導体装置の製造方法を提供することである。
実施形態に係る半導体装置の製造方法は、第1領域と、前記第1領域の周りに位置する第2領域と、を有し、前記第1領域の一部及び前記第2領域を覆う第1層が設けられ、前記第1領域の別の一部に互いに離間した複数の第1開口が形成された半導体基板に対して、前記第1領域の上に前記第1層を覆う第2層を形成し、前記第2層をマスクとして用いて前記第2領域上の前記第1層を除去し、前記第2領域の上面を露出させ、前記第2領域に、リン、ヒ素、及びアンチモンからなる群より選択された少なくとも1つのn形不純物を含む不純物領域を形成し、前記第2層を除去し、前記複数の第1開口の内側及び前記第2領域の上に、それぞれ複数のシリコン層を成長させ、前記第1層をストッパとして用いて、それぞれの前記シリコン層の一部を研磨する。
半導体装置の一部を表す斜視断面図である。 実施形態に係る製造方法を表す工程断面図である。 実施形態に係る製造方法を表す工程断面図である。 実施形態に係る製造方法を表す工程断面図である。 実施形態に係る製造方法を表す工程断面図である。 実施形態の変形例に係る製造方法を表す工程断面図である。
以下に、本発明の各実施形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
また、本願明細書と各図において、既に説明したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
以下の説明及び図面において、n、n及びp、pの表記は、各導電形における不純物濃度の相対的な高低を表す。すなわち、「+」が付されている表記は、「+」及び「−」のいずれも付されていない表記よりも不純物濃度が相対的に高く、「−」が付されている表記は、いずれも付されていない表記よりも不純物濃度が相対的に低いことを示す。また、これらの表記は、それぞれの領域にp形不純物とn形不純物の両方が含まれている場合には、それらの不純物が補償しあった後の正味の不純物濃度の相対的な高低を表す。
図1は、半導体装置の一部を表す斜視断面図である。
実施形態に係る半導体装置の製造方法を用いて、例えば図1に表した半導体装置100が製造される。
半導体装置100は、MOSFETである。半導体装置100は、n形ドリフト領域101、p形ピラー領域102、p形ベース領域103、n形ソース領域104、n形ドレイン領域105、ゲート電極107、ドレイン電極108、及びソース電極109を有する。
実施形態の説明では、XYZ直交座標系を用いる。n形ドリフト領域101からp形ベース領域103に向かう方向をZ方向とする。Z方向に対して垂直であり、相互に直交する2方向をX方向及びY方向とする。また、説明のために、n形ドリフト領域101からp形ベース領域103に向かう方向を「上」と言い、その反対方向を「下」と言う。これらの方向は、n形ドリフト領域101とp形ベース領域103との相対的な位置関係に基づき、重力の方向とは無関係である。
ドレイン電極108は、半導体装置100の下面に設けられている。n形ドレイン領域105は、ドレイン電極108の上に設けられ、ドレイン電極108と電気的に接続されている。n形ドリフト領域101は、n形ドレイン領域105の上に設けられている。p形ピラー領域102は、n形ドリフト領域101中に設けられている。例えば、p形ピラー領域102は、X方向において複数設けられている。複数のp形ピラー領域102とn形ドリフト領域101の一部とが、X方向において交互に並んでいる。
p形ベース領域103は、n形ドリフト領域101及びp形ピラー領域102の上に設けられている。n形ソース領域104は、p形ベース領域103の上に選択的に設けられている。ゲート電極107は、X方向において、n形ドリフト領域101の一部、p形ベース領域103、及びn形ソース領域104の少なくとも一部と、ゲート絶縁層107aを介して対向している。
ソース電極109は、p形ベース領域103及びn形ソース領域104の上に設けられ、これらの半導体領域と電気的に接続されている。ゲート電極107とソース電極109は、電気的に分離されている。
半導体装置100の各構成要素の材料の一例を説明する。
形ドリフト領域101、p形ピラー領域102、p形ベース領域103、n形ソース領域104、及びn形ドレイン領域105は、半導体材料として、例えばシリコンを含む。これらの半導体領域の導電形は、反転していても良い。n形不純物としては、ヒ素、リン、またはアンチモンが用いられ、p形不純物としては、ボロンが用いられる。ゲート電極107は、ポリシリコンなどの導電材料を含む。ゲート絶縁層107aは、酸化シリコンなどの絶縁材料を含む。ドレイン電極108及びソース電極109は、アルミニウムなどの金属を含む。
図2〜図5は、実施形態に係る製造方法を表す工程断面図である。
まず、n形の半導体基板10を用意する。半導体基板10は、n形の半導体領域15と、n形の第1半導体領域11と、を有する。第1半導体領域11は、半導体領域15の上に設けられている。また、半導体基板10は、第1領域R1と、第1領域R1の周りに位置する第2領域R2と、を有する。半導体領域15から第1半導体領域11に向かう方向は、第1領域R1から第2領域R2に向かう方向に対して垂直である。例えば、第1領域R1は、有効チップが作製される領域に対応し、第2領域R2は、無効チップが作製される領域に対応する。
図2(a)に表したように、半導体基板10の第1領域R1及び第2領域R2を覆う第1層21を形成する。第1層21は、例えば、酸化シリコン層であり、CVD(Chemical Vapor Deposition)法を用いて形成される。フォトリソグラフィ法及びRIE(Reactive Ion Etching)法を用いて、図2(b)に表したように、第1層21の一部を除去して第1層21をパターニングする。これにより、第1領域R1の一部が露出する。パターニングされた第1層21をマスクとして用いて、図2(c)に表したように、露出した第1領域R1の一部に、複数の第1開口OP1を形成する。複数の第1開口OP1は、例えば、X方向において互いに離間し、Y方向に延びている。
図2(d)に表したように、第1領域R1及び第2領域R2の上に、第1層21を覆う第2層22を形成する。例えば、複数の第1開口OP1は、第2層22により埋め込まれる。第2層22は、例えば、フォトレジスト層である。
図2(e)に表したように、第2領域R2上の第2層22を除去する。図3(a)に表したように、第2層22をマスクとして用いて、第2領域R2上の第1層21を除去する。これにより、第2領域R2の上面が露出する。
図3(b)に表したように、第2領域R2の上に、不純物層24を形成する。不純物層24は、n形不純物を含む。n形不純物は、リン、ヒ素、及びアンチモンからなる群より選択された少なくとも1つである。半導体基板10を熱処理する。これにより、図3(c)に表したように、不純物層24から第2領域R2にn形不純物が拡散し、第2領域R2の上面にn形の不純物領域11nが形成される。
または、第2領域R2の上に、ポリシリコン層などの別の層を形成し、この別の層の上に不純物層24を形成しても良い。半導体基板10を熱処理することで、当該別の層を介して第2領域R2にn形不純物が拡散し、不純物領域11nが形成される。または、第1層21及び第2層22をマスクとして用いて、第2領域R2の上面にn形不純物をイオン注入することで、不純物領域11nを形成しても良い。あるいは、第1層21及び第2層22をマスクとして用いて、n形不純物を含むガスを用いた気相拡散により、第2領域R2の上面に不純物領域11nを形成しても良い。
不純物層24及び第2層22を除去する。図3(d)に表したように、複数の第1開口OP1の内側及び不純物領域11nの上に、例えばエピタキシャル成長により、p形不純物を含む複数のシリコン層26を形成する。例えば、シリコン層26を形成する際に半導体基板10に加えられる熱により、不純物領域11nのn形不純物が活性化する。図3(e)に表したように、CMP(Chemical Mechanical Polishing)により、複数のシリコン層26を研磨する。このとき、第1層21は、CMPに対するストッパとして機能する。
第1層21を除去し、複数のシリコン層26の上面を研磨して平坦化する。このとき、例えば、不純物領域11nの上に設けられたシリコン層26は除去される。図4(a)に表したように、第1領域R1及び第2領域R2の上に、複数のシリコン層26を覆うフォトレジスト28を形成する。フォトレジスト28をパターニングし、シリコン層26同士の間の第1領域R1の上面を露出させる。フォトレジスト28をマスクとして用いて、図4(b)に表したように、第1領域R1の上面に複数の第2開口OP2を形成する。それぞれの第2開口OP2は、シリコン層26同士の間に位置し、Y方向に延びている。
フォトレジスト28を除去する。半導体基板10を熱酸化することで、半導体基板10の上面に沿って酸化層30を形成する。図4(c)に表したように、酸化層30の上に導電層32を形成する。複数の第2開口OP2は、導電層32により埋め込まれる。
導電層32の上面を後退させ、複数の導電層33を形成する。複数の導電層33は、それぞれ、複数の第2開口OP2の内側に設けられ、互いに分離されている。導電層33は、ゲート電極107に対応する。半導体基板10と導電層33との間の酸化層30は、ゲート絶縁層107aに対応する。図4(d)に表したように、第1領域R1及び第2領域R2の上に、複数の導電層33を覆うフォトレジスト34を形成する。
複数のシリコン層26及び複数の導電層33の上に位置するフォトレジスト34の一部を除去する。図4(e)に表したように、フォトレジスト34をマスクとして用いて、第1領域R1の上面にp形不純物をイオン注入し、p形の複数の第2半導体領域12を形成する。
フォトレジスト34を除去し、第1領域R1及び第2領域R2の上に、複数の導電層33を覆うフォトレジスト36を形成する。複数のシリコン層26の上に位置するフォトレジスト36の一部を除去する。フォトレジスト36をマスクとして用いて、斜め方向からn形不純物を第2半導体領域12の上面にイオン注入する。これにより、図5(a)に表したように、n形の複数の第3半導体領域13が形成される。第2半導体領域12及び第3半導体領域13は、それぞれ、p形ベース領域103及びn形ソース領域104に対応する。第2半導体領域12の下のシリコン層26は、p形ピラー領域102に対応する。
フォトレジスト36を除去する。複数の第2半導体領域12及び複数の導電層33を覆う酸化層38を形成する。酸化層38の上にフォトレジスト40を形成する。図5(b)に表したように、シリコン層26の上に位置するフォトレジスト40の一部を除去し、フォトレジスト40をパターニングする。
パターニングされたフォトレジスト40をマスクとして用いて、酸化層38の一部を除去する。これにより、第2半導体領域の上面及び第3半導体領域の上面が露出する。フォトレジスト40を除去し、図5(c)に表したように、複数の酸化層38を覆う金属層42を形成する。この金属層42をパターニングすることで、ソース電極109が形成される。
図5(d)に表したように、半導体領域15が所定の厚みになるまで半導体基板10の下面を研磨する。半導体基板10の下面に金属層44を形成する。この金属層44は、ドレイン電極108に対応する。その後、半導体基板10を複数のチップに分断することで、図1に表した半導体装置100が得られる。
実施形態に係る製造方法の効果を説明する。
半導体装置の製造工程では、図2(c)に表したように複数の第1開口OP1を形成した後、図3(d)に表したようにそれぞれの第1開口OP1内にシリコン層26を成長させる場合がある。発明者らは、シリコン層26を成長させる際に、第1層21(マスク)が長く連続的に設けられていると、特に半導体基板10の第2領域R2において、第1層21上にもシリコンが堆積することを発見した。第1層21上にシリコンが堆積すると、後の工程でシリコン層26を研磨する際に、ごみの発生の原因となる。従って、第1層21上におけるシリコンの堆積量は、少ないことが望ましい。
第1層21上におけるシリコンの堆積を抑制するためには、第2領域R2上の第1層21を除去した後に、第1開口OP1内にシリコン層を成長させることが有効である。第2領域R2上の第1層21を除去することで、第1開口OP1から半導体基板10の外周に向かう方向における第1層21の長さを短くできる。これにより、第1層21上にシリコンが堆積することを抑制できる。
一方、第2領域R2上の第1層21を除去すると、第2領域R2の上面が露出する。従って、図3(d)に表したように、第2領域R2にもシリコン層26が形成される。この場合、後の工程でシリコン層26を研磨する際、第2領域R2には、ストッパとして機能する第1層21が無い。このため、シリコン層26が研磨されて無くなった後に第2領域R2が研磨されると、第2領域R2の上面が過剰に研磨され、第2領域R2の上面の位置が第1領域R1の上面の位置に比べて低くなる。
フォトリソグラフィ工程では、例えば、フォトレジストを露光する前に、半導体基板10に斜め方向から光を照射し、その反射光を測定することで、焦点距離を検出している。上記のように第2領域R2と第1領域R1とで高さが異なると、デフォーカスが発生し、焦点距離を正確に検出できなくなる。この結果、後のフォトレジストの露光において、半導体基板10の上面に適切にフォーカスされず、フォトレジストを正常にパターニングできなくなる。
この課題について、発明者は、あらかじめ第2領域R2の上面にn形不純物を含む不純物領域11nを形成しておくことで、シリコン層26を研磨する際に、第2領域R2における研磨速度を低減できることを発見した。従って、この方法によれば、第2領域R2における形状変化を抑制し、後のフォトリソグラフィ工程において、適切に半導体基板10にフォーカスできるようになる。この結果、半導体装置の製造方法の歩留まりを向上できる。
また、不純物領域11nを形成することで、図3(e)に表した工程の後、シリコン層26の上面を平坦化する際にも、第2領域R2の上面が過剰に研磨されることを抑制できる。
Figure 0006951308

表1は、不純物領域11nにおけるリンのピーク濃度C[atoms/cm]と、それぞれの濃度Cにおける研磨レートR[μm/min]を表している。
表1から、リンのピーク濃度が1×1021[atoms/cm]台になると、リンのピーク濃度が6×1020[atoms/cm]である場合に比べて、研磨レートが大きく低下している。従って、不純物領域11nにおけるリンのピーク濃度は、1×1021[atoms/cm]以上であることが望ましい。
不純物領域11nは、リン以外の他の不純物を含んでいても良い。例えば、不純物領域11nにおけるリンのピーク濃度が上記範囲にあれば、不純物領域11nは、他のn形不純物またはp形不純物をさらに含んでいても良い。また、不純物領域11nに含まれるリンは、活性化していても良いし、不活性でも良い。
(変形例)
図6は、実施形態の変形例に係る半導体装置の製造方法を表す工程断面図である。
図2〜図5に表した製造方法の例では、不純物領域11nを第2領域R2の上面に形成した。すなわち、不純物領域11nにおけるn形不純物のピーク濃度は、第2領域R2の上面(不純物領域11nの上面)に存在する。この例に限らず、不純物領域11nを第2領域R2の上面から離れた位置に形成しても良い。換言すると、不純物領域11nにおけるn形不純物のピーク濃度が第2領域R2の上面から離れたところに位置するように、不純物領域11nを形成しても良い。
まず、図2(a)〜図3(a)に表した工程と同様の工程を行い、第2領域R2の上面を露出させる。その後、第1層21及び第2層22をマスクとして用いて第2領域R2にn形不純物をイオン注入し、不純物領域11nを形成する。このとき、図6(a)に表したように、不純物領域11nが第2領域R2の上面から離れた位置に形成されるように、イオン注入を行う。
第2層22を除去する。図6(b)に表したように、複数の第1開口OP1の内側及び不純物領域11nの上に、例えばエピタキシャル成長により、p形不純物を含む複数のシリコン層26を形成する。このとき、第1開口OP1内に設けられたシリコン層26中には、例えばボイドVが形成される。
第1層21を除去し、図6(c)に表したように、複数のシリコン層26の上面を研磨して平坦化する。このとき、不純物領域11nの上に設けられたシリコン層26及び第1半導体領域11の一部が除去される。シリコン層26にボイドVが含まれる場合は、ボイドVが露出し、シリコン層26の上面が平坦になるように、研磨を行う。
図6(d)に表したように、第1領域R1及び第2領域R2の上に、複数のシリコン層26を覆うフォトレジスト28を形成する。その後、図4(b)〜図5(e)に表した工程と同様の工程を行うことで、半導体装置100が得られる。
第1開口OP1内にシリコン層26を設けた際、図6(b)に表したように、シリコン層26中にボイドVが形成される場合がある。この場合、シリコン層26の上面の平坦性を高めるため、シリコン層26の研磨工程において、シリコン層26のボイドVが形成されていた部分を除去することが望ましい。
シリコン層26のボイドVが形成されていた部分を除去するためには、シリコン層26の上面をより深い位置まで後退させなければならない。このとき、不純物領域11nが第2領域R2の上面に設けられていると、研磨後において、シリコン層26の上面のZ方向における位置が、第2領域R2の上面のZ方向における位置よりも低くなる。シリコン層26の上面の位置が、不純物領域11nの上面の位置と異なると、フォトリソグラフィ工程において、焦点距離を正確に検出できない可能性がある。
この点について、本変形例に係る製造方法では、不純物領域11nを第2領域R2の上面から離れた位置に形成する。すなわち、不純物領域11nにおけるn形不純物のピーク濃度が、第2領域R2の上面から離れた位置であって、第1開口OP1の少なくとも一部と同じ深さに位置するように、不純物領域11nを形成する。例えば、不純物領域11nは、予測される研磨後のシリコン層26の上面の位置と同じ深さに形成される。
この方法によれば、研磨において、シリコン層26の上面の後退に応じて、第2領域R2の上面も不純物領域11nが設けられた位置まで後退する。このため、研磨後のシリコン層26の上面のZ方向における位置と、不純物領域11nの上面のZ方向における位置と、の差を小さくできる。これにより、後のフォトリソグラフィ工程において、適切に半導体基板10にフォーカスでき、半導体装置の製造方法の歩留まりをさらに向上できる。
以上で説明した実施形態について、各半導体領域における不純物濃度については、例えば、SIMS(二次イオン質量分析法)により測定することが可能である。また、各半導体領域におけるキャリア濃度は、各半導体領域において活性化している不純物濃度と等しいものとみなすことができる。従って、各半導体領域における不純物濃度については、SCM(走査型静電容量顕微鏡)を用いて確認することも可能である。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
10 半導体基板、 11 第1半導体領域、 11n 不純物領域、 12 第2半導体領域、 13 第3半導体領域、 15 半導体領域、 21 第1層、 22 第2層、 24 不純物層、 26 シリコン層、 28 フォトレジスト、 30 酸化層、 32、33 導電層、 34、36 フォトレジスト、 38 酸化層、 40 フォトレジスト、 42、44 金属層、 100 半導体装置、 101 n形ドリフト領域、 102 p形ピラー領域、 103 p形ベース領域、 104 n形ソース領域、 105 n形ドレイン領域、 107 ゲート電極、 107a ゲート絶縁層、 108 ドレイン電極、 109 ソース電極、 OP1 第1開口、 OP2 第2開口、 R1 第1領域、 R2 第2領域

Claims (7)

  1. 第1領域と、前記第1領域の周りに位置する第2領域と、を有し、前記第1領域の一部及び前記第2領域を覆う第1層が設けられ、前記第1領域の別の一部に互いに離間した複数の第1開口が形成された半導体基板に対して、前記第1領域の上に前記第1層を覆う第2層を形成し、
    前記第2層をマスクとして用いて前記第2領域上の前記第1層を除去し、前記第2領域の上面を露出させ、
    前記第2領域に、リン、ヒ素、及びアンチモンからなる群より選択された少なくとも1つのn形不純物を含む不純物領域を形成し、
    前記第2層を除去し、
    前記複数の第1開口の内側及び前記第2領域の上に、それぞれ複数のシリコン層を成長させ、
    前記第1層をストッパとして用いて、それぞれの前記シリコン層の一部を研磨する半導体装置の製造方法。
  2. 前記不純物領域を、前記第2領域の前記上面に形成する請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第2領域の前記上面にn形不純物を含む不純物層を形成し、前記半導体基板を熱処理して前記不純物層から前記第2領域の前記上面にn形不純物を拡散させることで、前記不純物領域を形成する請求項2記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記不純物領域におけるn形不純物のピーク濃度が前記第2領域の前記上面よりも離れた位置であって、それぞれの前記第1開口の少なくとも一部と同じ深さに位置するように、前記不純物領域を形成する請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記半導体基板は、第1導電形の第1半導体領域を有し、
    前記研磨の後に、前記第1領域の前記複数のシリコン層同士の間に複数の第2開口を形成し、
    それぞれの前記第2開口内にゲート絶縁層を介してゲート電極を形成し、
    前記ゲート電極同士の間の前記第1半導体領域の上面に、第2導電形の第2半導体領域を形成し、
    前記第2半導体領域の上面に第1導電形の第3半導体領域を形成する請求項1〜4のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記不純物領域は、リンを含み、
    前記不純物領域におけるリンのピーク濃度は、1.0×1021atoms/cm以上である請求項1〜5のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記複数のシリコン層は、p形不純物を含み、エピタキシャル成長により形成される請求項1〜6のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
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