JP6951020B2 - シャッター装置、電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、シャッター装置、電子機器に関する。
送風ファンの送風口に、運転時には開状態とされ、停止時には閉状態とされるシャッター装置が設けられることがある。
特許文献1には、縦方向に延長する扉本体(翼板)と、左右方向に間隔をおいて多数配置され、翼板の一側端が固定された支持軸部(縦杆)と、を備える構成が開示されている。この構成において、支持軸部の上部および下部は、枠材に回動自在に取り付けられている。支持軸部は、上部から下部に向かって前方に傾斜するとともに、左右方向の一方に傾斜するように配置されている。
実開昭58−167830号公報
しかしながら、特許文献1に開示された構成では、ファンの風力によっては、扉本体は、閉状態と開状態(全開状態)との間の中開状態となることがある。この状態で、扉本体は、ファンによる風の流れ方向に対して傾斜している。すると、ファンによる風が、傾斜した扉本体によって左右方向に斜めに案内され、冷却対象物に流れにくい。
本発明の目的は、上述したいずれかの課題を解決するシャッター装置、電子機器を提供することにある。
本発明の第一の態様のシャッター装置は、水平方向に風が流れる流路部に、前記流路部を開閉可能に設けられ、水平面内で前記流路部における前記風の流れ方向に直交する流路幅方向で互いに対向して設けられた一対の扉本体と、一対の前記扉本体の前記流路幅方向外側の端部にそれぞれ設けられ、上下方向に延びて前記扉本体を回動可能に支持する支持軸部と、を備え、前記支持軸部は、下方から上方に向かって前記流路幅方向内側に傾斜している。
本発明の第二の態様のシャッター装置は、水平方向に風が流れる流路部に、前記流路部を開閉可能に設けられ、水平面内で前記流路部における前記風の流れ方向に直交する流路幅方向で互いに対向して設けられた一対の扉本体と、一対の前記扉本体の前記流路幅方向外側の端部にそれぞれ設けられ、上下方向に延びて前記扉本体を回動可能に支持する支持軸部と、を備え、前記支持軸部は、下方から上方に向かって前記風の流れ方向上流側に傾斜している。
本発明の第三の態様の電子機器は、前記風を水平方向に送るファンと、前記ファンからの前記風が流れる流路部に設けられた、上記シャッター装置と、前記ファンに対して、前記ファンによる前記風の流れ方向下流側に設けられた電子部品と、前記ファン、前記シャッター装置、および前記電子部品を収容する筐体と、を備える。
上述の一態様によれば、ファンによる風が、冷却対象物に流れやすい。
本発明のシャッター装置の最小構成を示す斜視図である。 本発明のシャッター装置の一対の扉本体の開状態を示す正面図である。 本発明のシャッター装置の一対の扉本体の中開状態を示す平面図である。 本発明のシャッター装置の最小構成を示す斜視図である。 本発明のシャッター装置の一対の扉本体の開状態を示す側面図である。 本発明のシャッター装置の一対の扉本体の中開状態を示す平面図である。 本発明の電子機器の最小構成を示す図である。 本発明の電子機器の全体構成を示す平面図である。 本発明のシャッター装置の開状態を示す斜視図である。 本発明のシャッター装置の閉状態を示す斜視図である。 本発明のシャッター装置の開状態を示す正面図である。 本発明のシャッター装置の開状態を示す側面図である。 本発明のシャッター装置の開状態を示す平面図である。 本発明のシャッター装置の中開状態を示す平面図である。 本発明のシャッター装置の第1変形例の構成を示す正面図である。 本発明のシャッター装置の第2変形例の構成を示す要部拡大図である。 本発明のシャッター装置の他の変形例の構成を示す斜視図である。
本発明の複数の実施形態に関して図面を参照して以下に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態によるシャッター装置の最小構成を示す斜視図である。図2は、本実施形態によるシャッター装置の一対の扉本体の開状態を示す正面図である。図3は、本実施形態によるシャッター装置の一対の扉本体の中開状態を示す平面図である。
これらの図が示すように、シャッター装置10Aは、一対の扉本体11A、12Aと、支持軸部13A、14Aと、を少なくとも備えていればよい。
一対の扉本体11A、12Aは、水平方向に風Wが流れる流路部17Aに設けられている。一対の扉本体11A、12Aは、流路部17Aを開閉可能に設けられている。一対の扉本体11A、12Aは、水平面内で流路部17Aにおける風Wの流れ方向Dfに直交する流路幅方向Dwで、互いに対向して設けられている。
支持軸部13A、14Aは、一対の扉本体11A、12Aの流路幅方向Dw外側の端部にそれぞれ設けられている。支持軸部13A、14Aは、上下方向に延びて扉本体11A、12Aを回動可能に支持する。支持軸部13A、14Aは、下方から上方に向かって流路幅方向Dw内側に傾斜している。
このシャッター装置10Aにおいて、一対の扉本体11A、12Aは、流路部17Aを流れる風Wによって流れ方向Dfに押圧されることによって、扉本体11A、12Aが支持軸部13A、14Aを中心として開方向に回動し、開状態となる。
図2に示すように、支持軸部13A、14Aが下方から上方に向かって流路幅方向Dw内側に傾斜している。このため、扉本体11A、12Aが開状態であるとき、扉本体11A、12Aには、自重による重力方向の力F1によって、扉本体11A、12Aが閉じる方向への分力Faが発生している。風Wの流れが弱まると、扉本体11A、12Aに発生している分力Faにより、扉本体11A、12Aが支持軸部13A、14Aを中心として閉じる方向に回動し、閉状態となる。
図3に示すように、扉本体11A、12Aは、流路幅方向Dwで互いに対向する一対で設けられている。このため、風Wによって扉本体11A、12Aが全開状態となっておらず、風Wの流れ方向Dfに対して傾斜した中開状態では、流れ方向Df上流側から下流側に向かって、一対の扉本体11A、12Aの間隔が漸次狭くなっている。
このとき、風Wは、流路幅方向Dw両側の、傾斜した扉本体11A、12Aに当たることで、流路幅方向Dw内側に流れの向きが変わる。さらに、流路幅方向Dw一方側の扉本体11A、12Aに当たった風Wの流れと、流路幅方向Dw他方側の扉本体11A、12Aに当たった風Wの流れとが交錯する。
その結果、これらの扉本体11A、12Aの下流側における風Wの流れが、流路部17Aにおける風Wの流れ方向Dfに沿ったものとなり、ファン4Aによる風Wが、冷却対象物に流れやすい。
また、一対の扉本体11A、12Aの間隔が、流れ方向Df上流側から下流側に向かって漸次狭くなることで、扉本体11A、12Aの間で、風Wの流速が高まる。
[第2の実施形態]
図4は、本実施形態によるシャッター装置の最小構成を示す斜視図である。図5は、本実施形態によるシャッター装置の一対の扉本体の開状態を示す側面図である。図6は、本実施形態によるシャッター装置の一対の扉本体の中開状態を示す平面図である。
これらの図が示すように、シャッター装置10Bは、一対の扉本体11B、12Bと、支持軸部13B、14Bと、を少なくとも備えていればよい。
一対の扉本体11B、12Bは、水平方向に風Wが流れる流路部17Bに設けられている。一対の扉本体11B、12Bは、流路部17Bを開閉可能に設けられている。一対の扉本体11B、12Bは、水平面内で流路部17Bにおける風Wの流れ方向Dfに直交する流路幅方向Dwで、互いに対向して設けられている。
支持軸部13B、14Bは、一対の扉本体11B、12Bの流路幅方向Dw外側の端部にそれぞれ設けられている。支持軸部13B、14Bは、上下方向に延びて扉本体11B、12Bを回動可能に支持する。支持軸部13B、14Bは、下方から上方に向かって風Wの流れ方向Df上流側に傾斜している。
このシャッター装置10Bは、一対の扉本体11B、12Bは、流路部17Bを流れる風Wによって流れ方向Dfに押圧されることで、扉本体11B、12Bが支持軸部13B、14Bを中心として開方向に回動し、開状態となる。
図5に示すように、支持軸部13B、14Bが下方から上方に向かって風Wの流れ方向Df上流側に傾斜している。このため、扉本体11B、12Bの開状態では、扉本体11B、12Bには、自重による重力方向の力F2によって、扉本体11B、12Bが閉じる方向への分力Fbが発生している。風Wの流れが弱まると、扉本体11B、12Bに発生している分力Fbにより、扉本体11B、12Bが支持軸部13B、14Bを中心として閉方向に回動し、閉状態となる。
図6に示すように、扉本体11B、12Bは、流路幅方向Dwで互いに対向する一対で設けられている。このため、扉本体11B、12Bが全開状態となっておらず、風Wの流れ方向Dfに対して傾斜した中開状態では、流れ方向Df上流側から下流側に向かって、一対の扉本体11B、12Bの間隔が漸次狭くなっている。
このとき、風Wは、流路幅方向Dw両側の、傾斜した扉本体11B、12Bに当たることで、流路幅方向Dw内側に流れの向きが変わる。さらに、流路幅方向Dw一方側の扉本体11B、12Bに当たった風Wの流れと、流路幅方向Dw他方側の扉本体11B、12Bに当たった風Wの流れとが交錯する。
その結果、これらの扉本体11B、12Bの下流側における風Wの流れが、流路部17Bにおける風Wの流れ方向Dfに沿ったものとなり、ファン4Bによる風Wが、冷却対象物に流れやすい。
また、一対の扉本体11B、12Bの間隔が、流れ方向Df上流側から下流側に向かって漸次狭くなることで、扉本体11B、12Bの間で、風Wの流速が高まる。
[第3の実施形態]
図7は、本実施形態による電子機器の最小構成を示す図である。
この図が示すように、電子機器1Cは、筐体2Cと、ファン4Cと、シャッター装置10Cと、電子部品3Cと、を少なくとも備えていればよい。
筐体2Cは、ファン4C、シャッター装置10C、および電子部品3Cを収容する。ファン4Cは、風Wを水平方向に送る。電子部品3Cは、ファン4Cに対して、ファン4Cによる風Wの流れ方向Df下流側に設けられている。シャッター装置10Cは、ファン4Cからの風Wが流れる流路部17Cに設けられている。
シャッター装置10Cは、上記第1の実施形態で示したシャッター装置10A、または上記第2の実施形態で示したシャッター装置10Bである。シャッター装置10Cは、一対の扉本体11C、12Cと、支持軸部13C、14Cと、を備えている。
一対の扉本体11C、12Cは、水平方向に風Wが流れる流路部17Cに設けられている。一対の扉本体11C、12Cは、流路部17Cを開閉可能に設けられている。一対の扉本体11C、12Cは、水平面内で流路部17Cにおける風Wの流れ方向Dfに直交する流路幅方向Dwで、互いに対向して設けられている。
支持軸部13C、14Cは、一対の扉本体11C、12Cの流路幅方向Dw外側の端部にそれぞれ設けられている。支持軸部13C、14Cは、上下方向に延びて扉本体11C、12Cを回動可能に支持する。支持軸部13C、14Cは、下方から上方に向かって、流路幅方向Dw内側、または風Wの流れ方向Df上流側に傾斜している。
このようなシャッター装置10Cは、上記第1の実施形態で示したシャッター装置10A、または上記第2の実施形態で示したシャッター装置10Bと同様、扉本体11C、12Cが、流路幅方向Dwで互いに対向する一対で設けられている。このため、扉本体11C、12Cが全開状態となっておらず、風Wの流れ方向Dfに対して傾斜した中開状態では、流れ方向Df上流側から下流側に向かって、一対の扉本体11C、12Cの間隔が漸次狭くなっている。
このとき、流路幅方向Dw一方側の扉本体11C、12Cに当たった風Wの流れと、流路幅方向Dw他方側の扉本体11C、12Cに当たった風Wの流れとが交錯する。
その結果、これらの扉本体11C、12Cの下流側における風Wの流れが、流路部17Cにおける風Wの流れ方向Dfに沿ったものとなり、ファン4Cによる風Wが、冷却対象物に流れやすい。
また、一対の扉本体11C、12Cの間隔が、流れ方向Df上流側から下流側に向かって漸次狭くなることで、扉本体11C、12Cの間で、風Wの流速が高まる。
この電子機器1Cでは、上記シャッター装置10Cを備える。
このため、ファン4Cによる風Wが冷却対象物に流れやすいシャッター装置10Cを備えた電子機器1Cを提供することができる。
[第4の実施形態]
図8は、本実施形態による電子機器の全体構成を示す平面図である。
この図が示す本実施形態の電子機器1Dは、例えば、サーバーをはじめとする各種のコンピュータ装置、各種の電化製品等、発熱性を有する電子部品を備えた電子機器1Dである。電子機器1Dは、筐体2Dと、ファン4Dと、シャッター装置10Dと、電子部品3Dと、を少なくとも備えている。
以下の説明において、ファン4Dによる風Wが流れる方向を流れ方向Df、水平面内で流れ方向Dfに直交する方向を流路幅方向Dw、流れ方向Dfおよび流路幅方向Dwに直交する方向を上下方向Dvとする。
筐体2Dは、全体として直方体状の中空箱状をなしている。筐体2Dは、上下方向Dvから平面視すると矩形状に形成されている。筐体2Dは、上下方向Dvに直交する水平面に沿って設けられる底板2aと、底板2aの外周部の各辺から上方に立ち上がる側板2bと、側板2b上に設けられる天板(図示無し)と、を備えている。
筐体2Dは、ファン4D、シャッター装置10D、および電子部品3Dを収容する。
電子部品3Dは、例えば、CPU(Central Processing Unit)等、作動時に発熱するものである。電子部品3Dは、筐体2D内に設けられた基板8上に実装されている。
ファン4Dは、風Wを水平方向に送り、電子部品3Dを冷却する。電子部品3Dは、ファン4Dに対して、ファン4Dによる風Wの流れ方向Df下流側に設けられている。
図9は、本実施形態によるシャッター装置の開状態を示す斜視図である。図10は、本実施形態によるシャッター装置の閉状態を示す斜視図である。図11は、本実施形態によるシャッター装置の開状態を示す正面図である。図12は、本実施形態によるシャッター装置の開状態を示す側面図である。図13は、本実施形態によるシャッター装置の開状態を示す平面図である。
これらの図が示すように、シャッター装置10Dは、ファン4Dからの風Wが流れる流路部17Dに設けられている。シャッター装置10Dは、一対の扉本体11D、12Dと、支持軸部13D、14Dと、ケース部16Dと、を備えている。
ケース部16Dは、ファン4Dを囲うように設けられている。ファン4Dによる風Wが流れる流路部17Dを画成する。ケース部16Dは、下板16aと、側板16bと、上板16cと、前壁16dと、を備えている。
下板16aは、上下方向Dvに直交する水平面に沿って設けられている。下板16aは、筐体2Dの底板2a上に固定される。側板16bは、下板16aの流路幅方向Dwの両端から上方に向かって延びている。上板16cは、流路幅方向Dw両側の側板16b上に設けられている。上板16cは、下板16aと平行に設けられている。
これら下板16a、側板16b、および上板16cにより、ケース部16Dは、流れ方向Dfの両側に開口している。ケース部16Dは、ファン4Dによる風Wの流れ方向Dfの上流側に、風Wの流入口18Dを有している。ケース部16Dは、流れ方向Dfの下流側に、風Wの吐出口19Dを有している。
前壁16dは、吐出口19Dの流路幅方向Dw両側に設けられている。前壁16dは、後述する扉本体11D、12Dの流路幅方向Dwの外側で、吐出口19Dを閉塞する。
一対の扉本体11D、12Dは、水平方向に風Wが流れる流路部17Dに設けられている。扉本体11D、12Dは、ケース部16Dの吐出口19Dに設けられている。扉本体11D、12Dは、吐出口19Dにおいて流路部17Dを開閉可能に設けられている。扉本体11D、12Dは、それぞれ板状で、流路幅方向Dwで互いに対向して設けられている。
支持軸部13D、14Dは、一対の扉本体11D、12Dの流路幅方向Dw外側の端部にそれぞれ設けられている。支持軸部13D、14Dは、上下方向Dvに延びて扉本体11D、12Dを回動可能に支持する。支持軸部13D、14Dの上下の端部は、それぞれ、ケース部16Dの上板16c、下板16aに、支持軸部13D、14Dの中心軸回りに回動自在に支持されている。
支持軸部13D、14Dは、下方から上方に向かって、上下方向Dvに対し、流路幅方向Dw内側、および風Wの流れ方向Df上流側に傾斜している。図11に示すように、支持軸部13Dは、上下方向Dvに対して流路幅方向Dw内側に、例えば、2°〜8°程度の傾斜角度θwで傾斜しているのが好ましい。図12に示すように、支持軸部13Dは、上下方向Dvに対して風Wの流れ方向Df上流側に、例えば、3°〜7°程度の傾斜角度θfで傾斜しているのが好ましい。
このような支持軸部13D、14Dに支持された扉本体11D、12Dは、支持軸部13D、14D回りに回動自在となっている。扉本体11D、12Dは、閉状態では、流れ方向Dfに交差する面に沿い、流路部17Dを閉塞する。扉本体11D、12Dは、開状態(全開状態)では、流れ方向Dfを含む鉛直面に沿い、流路部17Dを開放する。
図10に示すように、扉本体11D、12Dが閉状態であるときに、流路幅方向Dw内側の端部11e、12eは、上下方向Dvに沿って延びている。扉本体11D、12Dの流路幅方向Dw外側の端部11f、12fは、支持軸部13D、14Dに沿って、上下方向Dvに対して傾斜して延びている。
図9に示すように、ケース部16Dには、扉本体11D、12Dが開状態から閉状態に移行するときに、扉本体11D、12Dの回動を規制するストッパ部材30を、ケース部16Dに設けてもよい。ストッパ部材30には、扉本体11D、12Dが衝突したときの衝撃を抑えるため、弾性を有した衝撃吸収材を設けるようにしてもよい。
一対の扉本体11D、12Dのそれぞれは、流路部17Dを流れる風Wによって流れ方向Dfに押圧されることで、支持軸部13D、14Dを中心として開方向に回動し、開状態となる。
図11、図12に示すように、支持軸部13D、14Dは、下方から上方に向かって、流路幅方向Dw内側、および風Wの流れ方向Df上流側に傾斜している。このため、扉本体11D、12Dが開状態であるとき、扉本体11D、12Dには、自重による重力方向の力F4によって、扉本体11D、12Dが閉じる方向への分力Fdが発生している。風Wの流れが弱まると、扉本体11D、12Dに発生している分力Fdにより、扉本体11D、12Dが支持軸部13D、14Dを中心として閉方向に回動し、閉状態となる。
図14は、本実施形態によるシャッター装置の中開状態を示す平面図である。
図14に示すように、扉本体11D、12Dが、全開状態ではなく、閉状態と開状態との間の中開状態であるとき、扉本体11D、12Dは、風Wの流れ方向Dfおよび流路幅方向Dwの双方に対して傾斜する。この場合、一対の扉本体11D、12Dの間隔は、流れ方向Df上流側から下流側に向かって漸次狭くなっている。このため、風Wは、流路幅方向Dw両側の、傾斜した扉本体11D、12Dに当たることで、流路幅方向Dw内側に流れの向きが変わる。流路幅方向Dw一方側の扉本体11D、12Dに当たった風Wの流れと、流路幅方向Dw他方側の扉本体11D、12Dに当たった風Wの流れとは、互いに交錯する。これによって、扉本体11D、12Dの下流側における風Wの流れが、流路部17Dにおける風Wの流れ方向Dfに沿ったものとなりやすい。
また、一対の扉本体11D、12Dの間隔が、流れ方向Df上流側から下流側に向かって漸次狭くなることで、扉本体11D、12Dの間で、風Wの流速が高まる。
このようなシャッター装置10Dでは、流路部17Dの流路幅方向Dwで、互いに対向して設けられた一対の扉本体11D、12Dと、扉本体11D、12Dを回動可能に支持し、下方から上方に向かって流路幅方向Dw内側に傾斜する支持軸部13D、14Dと、を備えている。
この構成では、扉本体11D、12Dは、流路幅方向Dwで互いに対向する一対で設けられている。
このため、扉本体11D、12Dが全開状態となっていない状態であっても、ファン4Dによる風Wが斜めに案内されにくい。
その結果、ファン4Dの風力が、冷却対象物に流れやすい。
また、扉本体11D、12Dが開状態であるときには、扉本体11D、12Dの重心により扉本体11D、12Dが閉じる方向への分力Fdが発生している。これにより、風Wの流れが弱まると、扉本体11D、12Dに発生している分力Fdにより、扉本体11D、12Dが支持軸部13D、14Dを中心として回動し、自動的に閉状態となる。
このようなシャッター装置10Dでは、支持軸部13D、14Dは、下方から上方に向かって風Wの流れ方向Df上流側に傾斜している。
この構成では、支持軸部13D、14Dが下方から上方に向かって流路幅方向Dw内側に向かって傾斜しているのに加え、風Wの流れ方向Df上流側にも傾斜しているので、扉本体11D、12Dが開状態のときに発生する分力Fdが、より大きくなる。これにより、風Wの流れが弱まったときに、扉本体11D、12Dが、より一層閉じやすくなる。
このようなシャッター装置10Dでは、ファン4Dを囲うケース部16Dをさらに備え、扉本体11D、12Dおよび支持軸部13D、14Dは、ケース部16Dの吐出口19Dに設けられている。
この構成では、扉本体11D、12Dは、ファン4Dによる風Wの流れ方向Df下流側に位置することになる。したがって、ファン4Dの動作により風Wが生じたときの扉本体11D、12Dの開動作、ファン4Dの動作が停止したときの扉本体11D、12Dの閉動作が、レスポンスよく行われる。
また、ケース部16Dにファン4Dを収容することで、ファン4Dとシャッター装置10Dとを一体のユニット化することができ、ファン4Dおよびシャッター装置10Dを電子機器1D等に組み込む際の作業性が向上する。
このような電子機器1Dでは、ファン4Dと、シャッター装置10Dと、電子部品3Dと、筐体2Dと、を備える。
この構成では、ファン4Dによる風Wが冷却対象物に流れやすいシャッター装置10Dを備えた電子機器1Dを提供することができる。
(第4の実施形態の第1変形例)
図15は、本実施形態によるシャッター装置の第1変形例の構成を示す正面図である。
この図が示すように、一対の扉本体11D、12Dの一方の扉本体11Dに設けられた支持軸部13Dと、他方の扉本体12Dに設けられた支持軸部14Dとで、上下方向Dvに対する傾斜角度θwの少なくとも一方を、互いに異ならせるようにしてもよい。
例えば、一方の扉本体11Dに設けられた支持軸部13Dの傾斜角度θw1を、他方の扉本体12Dに設けられた支持軸部14Dの傾斜角度θw2よりも小さくする。
扉本体11D、12Dが開状態であるとき、扉本体11D、12Dを閉じる方向に付勢する分力Fd(図11参照)は、
分力Fd=扉本体11D、12Dの自重による重力方向の力×sin(傾斜角度)
である。
一方の扉本体11Dに設けられた支持軸部13Dの傾斜角度θw(θw1)を4°、他方の扉本体12Dに設けられた支持軸部14Dの傾斜角度θw(θw2)を7°とした場合、扉本体12Dに生じる分力Fdは、扉本体11Dに生じる分力Fdの約1.7倍となる。
すると、一方の扉本体11Dよりも他方の扉本体12Dが速く回動して閉じることになる。
このようなシャッター装置10Dでは、開状態の扉本体11D、12Dに発生する分力Fdの大きさが、一方の扉本体11Dと他方の扉本体12Dとで異なる。これにより、一方の扉本体11Dと他方の扉本体12Dとが閉じるタイミングを異ならせることができる。
(第4の実施形態の第2変形例)
図16は、本実施形態によるシャッター装置の第2変形例の構成を示す要部拡大図である。
この図が示すように、一対の扉本体11D、12Dは、閉状態において、一方の扉本体11Dの流路幅方向Dw内側の端部11eと、他方の扉本体12Dの流路幅方向Dw内側の端部12eとが、流れ方向Dfで互いに重なり合うようにしてもよい。
このようなシャッター装置10Dでは、閉状態で、一方の扉本体11Dの端部11eと他方の扉本体12Dの端部12eとを互いに重ね合わせることで、扉本体11D、12D同士の間に生じる隙間を小さくし、密閉性を高めることができる。
このように、一方の扉本体11Dの端部11eと他方の扉本体12Dの端部12eとを互いに重ね合わせる構成では、上記第4の実施形態の第1変形例で示した構成を組み合わせるのが好ましい。すなわち、一方の扉本体11Dに設けられた支持軸部13Dと、他方の扉本体12Dに設けられた支持軸部14Dとで、傾斜角度θwを互いに異ならせ、一方の扉本体11Dと他方の扉本体12Dとが閉じるタイミングを異ならせる。これにより、閉状態で互いに重なり合う一方の扉本体11Dの端部11eと他方の扉本体12Dの端部12eとが、閉じるときに互いに干渉するのを抑えることができる。
(第4の実施形態の他の変形例)
上記第4の実施形態では、流路幅方向Dwで互いに対向する一対の扉本体11D、12Dを備えるようにしたが、流路幅方向Dwで互いに対向して、扉本体を設けるのであれば、二枚以上を一対にして設けてもよい。
図17は、本実施形態によるシャッター装置の他の変形例の構成を示す斜視図である。
例えば、図17に示すように、シャッター装置10Eは、流路幅方向Dwの一方の側に設けた二枚の扉本体11E、11Fと、流路幅方向Dwの他方の側に設けた二枚の扉本体12E、12Fと、を一対にして設けるようにしてもよい。支持軸部13E、13F、14E、14Fは、扉本体11E、11F、12E、12Fの流路幅方向Dw外側の端部にそれぞれ設けられ、下方から上方に向かって、上下方向Dvに対し、流路幅方向Dw内側、および風Wの流れ方向Df上流側の少なくとも一方に傾斜している。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
1C、1D 電子機器
2C、2D 筐体
3C、3D 電子部品
4A〜4D ファン
10A〜10E シャッター装置
11A〜11F、12A〜12F 扉本体
11e、11f、12e、12f 端部
13A〜13F、14A〜14F 支持軸部
16D ケース部
17A〜17D 流路部
18D 流入口
19D 吐出口
Df 流れ方向
Dv 上下方向
Dw 流路幅方向
W 風
θf、θw、θw1、θw2 傾斜角度

Claims (8)

  1. 水平方向に風が流れる流路部に、前記流路部を開閉可能に設けられ、水平面内で前記流路部における前記風の流れ方向に直交する流路幅方向で互いに対向して設けられた一対の扉本体と、
    一対の前記扉本体の前記流路幅方向外側の端部にそれぞれ設けられ、上下方向に延びて前記扉本体を回動可能に支持する支持軸部と、を備え、
    前記支持軸部は、下方から上方に向かって前記流路幅方向内側に傾斜している
    シャッター装置。
  2. 前記支持軸部は、下方から上方に向かって前記風の流れ方向上流側に傾斜している
    請求項1に記載のシャッター装置。
  3. 一対の前記扉本体の一方の前記扉本体に設けられた前記支持軸部と、他方の前記扉本体に設けられた前記支持軸部とは、上下方向に対する傾斜角度が互いに異なる
    請求項1又は2に記載のシャッター装置。
  4. 一対の前記扉本体は、前記流路部を閉塞した状態で、一方の前記扉本体の前記流路幅方向内側の端部と、他方の前記扉本体の前記流路幅方向内側の端部とが、前記風の流れ方向で互いに重なり合っている
    請求項1からのいずれか一項に記載のシャッター装置。
  5. 水平方向に風が流れる流路部に、前記流路部を開閉可能に設けられ、水平面内で前記流路部における前記風の流れ方向に直交する流路幅方向で互いに対向して設けられた一対の扉本体と、
    一対の前記扉本体の前記流路幅方向外側の端部にそれぞれ設けられ、上下方向に延びて前記扉本体を回動可能に支持する支持軸部と、を備え、
    前記支持軸部は、下方から上方に向かって前記風の流れ方向上流側に傾斜し
    一対の前記扉本体の一方の前記扉本体に設けられた前記支持軸部と、他方の前記扉本体に設けられた前記支持軸部とは、上下方向に対する傾斜角度が互いに異なる
    シャッター装置。
  6. 水平方向に風が流れる流路部に、前記流路部を開閉可能に設けられ、水平面内で前記流路部における前記風の流れ方向に直交する流路幅方向で互いに対向して設けられた一対の扉本体と、
    一対の前記扉本体の前記流路幅方向外側の端部にそれぞれ設けられ、上下方向に延びて前記扉本体を回動可能に支持する支持軸部と、を備え、
    前記支持軸部は、下方から上方に向かって前記風の流れ方向上流側に傾斜し
    一対の前記扉本体は、前記流路部を閉塞した状態で、一方の前記扉本体の前記流路幅方向内側の端部と、他方の前記扉本体の前記流路幅方向内側の端部とが、前記風の流れ方向で互いに重なり合っている
    シャッター装置。
  7. 前記流路部に前記風を送り込むファンを囲い、前記ファンによる前記風の流入口、および前記風の吐出口を備えたケース部をさらに備え、
    前記扉本体および前記支持軸部は、前記ケース部の前記吐出口に設けられている
    請求項1からのいずれか一項に記載のシャッター装置。
  8. 前記風を水平方向に送るファンと、
    前記ファンからの前記風が流れる流路部に設けられた、請求項1からのいずれか一項に記載のシャッター装置と、
    前記ファンに対して、前記ファンによる前記風の流れ方向下流側に設けられた電子部品と、
    前記ファン、前記シャッター装置、および前記電子部品を収容する筐体と、を備える
    電子機器。
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