JP6949765B2 - センサ付錠前およびサッシ - Google Patents
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Description
開閉検出センサは、電池、CPU(制御部)、記憶メモリ、リードスイッチ、送受信部、アンテナなどが樹脂製のケースに内蔵されて構成されており、引き違いサッシの内障子の召合わせ框の見込み面に固定されている。
ここで例えば、樹脂製のケースに代えて金属製のケースを用いることで耐火性を向上することが考えられる。しかし、ケースが金属製である場合には、開閉検出センサの各構成が金属材料によって覆われるので、金属製ケースが開閉検出センサを金属遮蔽することとなり、これにより、開閉検出センサのアンテナから発信される施錠信号や解錠信号の電波障害が生じるおそれがある。
本発明のセンサ付錠前によれば、センサが金属製台座の周枠部および樹脂製センサカバーによって形成される空間に配置されているので、例えばセンサが樹脂製台座に収納される場合よりも耐火性を向上することができ、火災時にセンサ付錠前が熱せられても、金属製台座の周枠部によってセンサを長時間保持することができる。
また、センサの発信部は、樹脂製センサカバーに面しているので、発信部が金属遮蔽されない構成にすることができ、例えば発信部が金属材料に覆われたセンサ付錠前と比べて、発信部から発信される信号の電波障害が生じるおそれを低減することができる。
このような構成によれば、火災時に樹脂製センサカバーが軟化、溶融して脱落しても、前方保持片部によってセンサを前方から保持することで、センサの前倒れを抑制することができる。
このような構成によれば、火災時に樹脂製センサカバーが軟化、溶融して脱落しても、左右の側枠部によってセンサを側方から保持することで、センサの横倒れを抑制することができる。また、左右の側枠部は発信部の側方に位置していないので、発信部から発信して放射状に拡がる信号に対して左右の側枠部が電波障害の要因となるおそれを低減することができる。
このような構成によれば、例えばセンサ付錠前が取り付けられる框などのフレームがアルミ樹脂複合形材である場合には、火災時に樹脂部分が軟化、溶融して外れると金属製台座およびフレームの間に隙間が生じるおそれがあるが、本発明では前述した金属製裏面カバーを備えているので、前記隙間から金属製台座の周枠部内に火炎が入り込むことを抑制することができる。
このような構成によれば、例えば室外火災や室内火災によって金属製台座の左右の側枠部のいずれかが加熱面となって溶融した場合であっても、金属製裏面カバーの左右の側方保持片部によってセンサを側方から保持することができ、センサの横倒れを抑制することができる。
本発明のサッシによれば、前述した本発明のセンサ付錠前の作用効果と同様の作用効果を発揮可能なサッシを構成することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、本実施形態に係るサッシである引き違い窓1は、窓枠2(枠体)と、窓枠2内に左右に引き違い開閉可能に配置された外障子3および内障子4とを備えており、外障子3および内障子4の召合わせ部にセンサ付錠前10が設置されている。
図1は引き違い窓1の内観姿図であり、図2(A)はセンサ付錠前10を前面側から示した斜視図であり、図2(B)はセンサ付錠前10を裏面側から示した斜視図であり、図3はセンサ付錠前10を展開して示した斜視図であり、図4(A)はセンサ付錠前10の一部を切り欠いて室内側から示した側面図であり、図4(B)はセンサ付錠前10の一部を切り欠いて室外側から示した側面図である。
また、以下の説明において、センサ付錠前10の左右方向をX軸方向とし、センサ付錠前10の上下方向をY軸方向とし、センサ付錠前10の前後方向をZ軸方向とする。X,Y,Z軸方向は互いに直交している。
このクレセント錠50では、開閉レバー部53の回転操作によって円弧状係合部54が解錠位置から施錠位置まで回転移動すると、図2(A)に示すように円弧状係合部54が錠受け52と係合し、外障子3および内障子4を左右方向に開閉移動できない施錠状態とする。また、開閉レバー部53の回転操作によって円弧状係合部54が施錠位置から解錠位置まで回転移動すると、円弧状係合部54が錠受け52から離れて係合を解除し、外障子3および内障子4を左右方向に開閉移動できる解錠状態とする。
また、錠本体51には、開閉レバー部53の回転操作に連動してY軸方向にスライド移動するステンレス製の連動部材11(図3,4参照)が連結されている。
前板部76には、前板部76の本体部分から前面側に張り出した前方保持片部761(図3参照)が形成されており、この前方保持片部761は図4に示すようにセンサ60の前面であって発信部63よりも下方部分に沿って配置されている。なお、前方保持片部761とセンサ60の前面との間には、連動部材11の上端部が配置されている。
室外火災時、外障子3および内障子4の室外面が火炎に晒されて昇温すると、外召合せ框や内召合せ框44などからセンサ付錠前10に熱伝達され、センサ付錠前10が昇温する。センサ付錠前10の樹脂製センサカバー80が軟化温度や溶融温度に達すると軟化、溶融するが、樹脂製センサカバー80よりも軟化温度や溶融温度が高い亜鉛ダイキャスト製の金属製台座70は残存しているので、金属製台座70によって錠本体51およびセンサ60が保持された状態が維持される。
ここで、センサ60は、ネジ14によって金属製台座70および金属製裏面カバー90に取り付けられているので脱落しない。更に、センサ60の左右の側面が側枠部73,74および側方保持片部92,93に保持されているので、センサ60の横倒れが抑制されている。また、センサ60の前面のうち発信部63よりも下方部分が連動部材11を介して前方保持片部761に保持されているので、センサ60の前倒れが抑制されている。更に、金属製裏面カバー90が金属製台座70の裏面側を覆っているので、例えば内召合せ框44の見込み面と金属製台座70の裏面側との間に隙間が生じても、金属製裏面カバー90によって金属製台座70の内部に火炎等が入り込むことは抑制される。
更にセンサ付錠前10が昇温して金属製台座70が溶融温度に達すると溶融する。このとき、前方保持片部761が溶融しても、これよりも溶融温度が高いステンレス製の連動部材11が残存しているので、この連動部材11によってセンサ60の前倒れが抑制される。また、外障子3の室内面に面する側枠部74が溶融しても、これよりも溶融温度が高いステンレス製の金属製裏面カバー90が残存しているので、この金属製裏面カバー90の側方保持片部93によってセンサ60の室外側への横倒れが抑制される。
更に、センサ付錠前10が昇温して金属製台座70が溶融温度に達すると溶融する。このとき、前方保持片部761が溶融しても連動部材11によってセンサ60の前倒れが抑制され、側枠部74に対して室内側に位置する側枠部73が溶融しても、金属製裏面カバー90の側方保持片部92によってセンサ60の室内側への横倒れが抑制される。
(1)前記実施形態では、金属製台座70には、開口77を塞ぐ樹脂製センサカバー80が装着されており、センサ60は、周枠部75および樹脂製センサカバー80によって形成される空間に配置されており、センサ60の発信部63は、当該センサ60の前面側に配置されていると共に樹脂製センサカバー80に面している。
上記構成を有するため、例えばセンサ60が樹脂製台座に収納される場合よりも耐火性を向上することができ、火災時にセンサ付錠前10が熱せられても、金属製台座70の周枠部75によってセンサ60を長時間保持することができる。
また、センサ60の発信部63は、樹脂製センサカバー80に面しているので、発信部63が金属遮蔽されない構成にすることができ、例えば発信部63が金属材料に覆われたセンサ付錠前と比べて、発信部63から発信される信号の電波障害(金属遮蔽による電波障害)が生じるおそれを低減することができる。
なお、発信部63は樹脂製センサカバー80によって覆われているので、センサ60が外部に露出しない意匠を構成することができる。
(2)前板部76には、センサ60の前面に沿った前方保持片部761が形成されているので、火災時に樹脂製センサカバー80が軟化、溶融して脱落しても、前方保持片部761によってセンサ60を前方から保持することで、センサ60の前倒れを抑制することができる。
(3)センサ60の発信部63は、左右の側枠部73,74よりも前方に配置されているので、火災時に樹脂製センサカバー80が軟化、溶融して脱落しても、左右の側枠部73,74によってセンサ60を側方から保持することで、センサ60の横倒れを抑制することができる。また、左右の側枠部73,74は発信部63の側方に位置していないので、発信部63から発信して放射状に拡がる信号に対して左右の側枠部73,74が電波障害の要因となるおそれを低減することができる。
(4)周枠部75の裏面側を塞ぐ金属製裏面カバー90を備えているので、例えば、金属製台座70が取り付けられる内召合せ框44がアルミ樹脂複合形材である場合には、火災時に内召合せ框44の樹脂部分が軟化、溶融して外れると金属製台座70および内召合せ框44の間に隙間が生じるおそれがあるが、本実施形態では金属製裏面カバー90によって前記隙間から金属製台座70の周枠部75内に火炎が入り込むことを抑制することができる。
(5)金属製裏面カバー90には、センサ60の左右の側面に沿って配置された左右の側方保持片部92,93が形成されているので、例えば室外火災や室内火災によって金属製台座70の左右の側枠部73,74のいずれかが加熱面となって溶融温度まで昇温されて溶融した場合であっても、金属製裏面カバー90の左右の側方保持片部92,93によってセンサ60を側方から保持することができ、センサ60の横倒れを抑制することができる。
本発明は、以上の実施形態で説明した構成のものに限定されず、本発明の目的を達成できる範囲での変形例は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、金属製台座70の前板部76には、センサ60の前面を保持する前方保持片部761が形成されているが、前方保持片部761の構成を省略してもよい。
前記実施形態では、センサ60の発信部63は開口77から前方に突出して配置されているが、例えば開口77よりも若干後方の位置(周枠部75の枠内の位置)に配置されていてもよい。
前記実施形態では、金属製裏面カバー90には、左右の側方保持片部92,93が形成されているが、これらの構成を省略してもよい。
前記実施形態では、金属製台座70には金属製裏面カバー90が取り付けられているが、例えば、センサ付錠前10の取付け相手である内召合せ框44がアルミ押出形材などによって見込み面に樹脂部分を有さずに形成されている場合には、火災時に金属製台座70と内召合せ框44との間に隙間が生じにくい構成であるので、金属製裏面カバー90の構成を省略してもよい。
前記実施形態では、樹脂製センサカバー80は、カバー上板部81、カバー下板部82、左右のカバー側板部83,84およびカバー前板部85を有して構成されているが、この構成に限らず、開口77を覆うことができる構成となっていればよい。
前記実施形態の引き違い窓1では、発信部63の主な発信向きが内障子4の戸尻向きとなるようにセンサ60が配置されているが、これに限らない。例えば発信部63が室内側向きとなるようにセンサ60が配置されていてもよい。この場合、発信部63は側枠部73よりもセンサ付錠前10の前方に位置し、樹脂製センサカバー80のカバー側板部83は、発信部63を室内側から覆って配置される。
前記実施形態では、錠装置としてクレセント錠50を説明したがこれに限らない。
また、サッシとして引き違い窓1を説明したが、このほか、片引き窓や上げ下げ窓等のサッシであってもよい。
Claims (6)
- 障子を施錠、解錠する錠装置と、前記錠装置による施錠、解錠を検出する検出部および前記検出部の検出結果に対応した信号を発信する発信部を有したセンサと、前記錠装置が取り付けられた金属製台座とを備えており、
前記金属製台座は、周枠部と、前記周枠部に連続した前板部とを有しており、
前記周枠部および前記前板部によって開口が形成されており、
前記金属製台座には、前記開口を塞ぐ樹脂製センサカバーが装着されており、
前記センサは、前記周枠部および前記樹脂製センサカバーによって形成される空間に配置されており、
前記センサの発信部は、当該センサの前面側に配置されていると共に前記樹脂製センサカバーに面している
ことを特徴とするセンサ付錠前。 - 請求項1に記載のセンサ付錠前において、
前記前板部には、前記センサの前面に沿った前方保持片部が形成されている
ことを特徴とするセンサ付錠前。 - 請求項1または請求項2に記載のセンサ付錠前において、
前記周枠部は、左右の側枠部を有しており、
前記センサの発信部は、前記左右の側枠部よりも前方に配置されている
ことを特徴とするセンサ付錠前。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のセンサ付錠前において、
前記周枠部の裏面側を塞ぐ金属製裏面カバーを備えている
ことを特徴とするセンサ付錠前。 - 請求項4に記載のセンサ付錠前において、
前記金属製裏面カバーには、前記センサの左右の側面に沿って配置された左右の側方保持片部が形成されている
ことを特徴とするセンサ付錠前。 - 枠体と、前記枠体内に開閉可能に配置された障子とを備えており、
前記障子には、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のセンサ付錠前が設置されている
ことを特徴とするサッシ。
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