JP6949486B2 - 情報管理システム、情報管理方法及び情報管理プログラム - Google Patents

情報管理システム、情報管理方法及び情報管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、メッセージ等の流通物保持情報を伝達するための情報管理システム、情報管理方法及び情報管理プログラムに関する。
紙幣の表面の左上や右下には、アルファベットと数字とを組み合わせた記番号(紙幣番号)が印刷されている。同じ種類の紙幣には、異なる記番号が印刷されている。なお、状況によっては、同じ記番号が印刷されている場合もあるが、この場合には記番号の配色が異なる。
このような記番号(紙幣番号)を利用した技術も検討されている(特許文献1、2)。特許文献1には、重機等で自動取引装置を盗難された場合でも、盗難後にも紙幣の追跡を可能にするための技術が開示されている。具体的には、自動取引装置に挿入された紙幣または自動取引装置から排出する紙幣、それぞれの紙幣番号をホストコンピュータに通知し、ホストコンピュータでは自動取引装置ごとの紙幣番号を管理する。
また、特許文献2には、計数処理された紙幣の管理責任を明確にするための技術が開示されている。具体的には、紙幣計数機により識別処理された紙幣の各々について、処理担当者情報や紙幣計数機情報と紙幣番号とを含む処理履歴情報を管理する。
特開2006−65434号公報 特開2015−156050号公報
上記文献に記載された技術においては、紙幣番号を用いて、紙幣を管理している。しかしながら、これらの文献に記載された技術では、自動取引装置や紙幣計数機等のように、紙幣を専門に扱う専用機において、紙幣番号を読み取る。一方、紙幣は、取引に用いられるため、人から人へ転々流通する。このような紙幣を通じて、ソーシャルネットワークのように、人の繋がりを構築する仕組みは検討されていない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、転々流通する流通物に印刷された流通物識別情報を介して、メッセージ等の流通物保持情報を伝達するために用いる情報管理システム、情報管理方法及び情報管理プログラムを提供することにある。
・上記課題を解決する情報管理システムは、転々流通する流通物に印刷された流通物識別情報に関連付けて、流通物保持情報を記憶する流通物情報記憶部と、ユーザ端末に接続される制御部とを備える。そして、前記制御部は、ユーザ端末から、ユーザが保持する流通物の流通物識別情報を取得し、前記流通物情報記憶部に、前記流通物識別情報に関連付けられた流通物保持情報が記録されている場合、前記ユーザ端末に出力し、前記ユーザ端末から、新たな流通物保持情報を取得した場合、前記流通物識別情報に関連付けて前記流通物保持情報を前記流通物情報記憶部に記録する。これにより、転々流通する流通物に印刷された流通物識別情報を介して、流通物保持情報を伝達することができる。
・上記情報管理システムにおいて、前記流通物として紙幣を用い、流通物識別情報として紙幣に印字された記番号に関する情報を用いることが好ましい。これにより、紙幣を用いて、流通物保持情報を伝達することができる。
・上記情報管理システムにおいて、前記ユーザ端末から、メッセージを含めた流通物保持情報を取得し、前記流通物情報記憶部に記録することが好ましい。これにより、メッセージを伝達することができる。
・上記情報管理システムにおいて、前記制御部は、前記流通物情報記憶部において、新たな流通物保持情報を取得した登録日時を流通物保持情報に関連付けて記録し、前記流通物保持情報の登録日時の順番で、前記ユーザ端末に、前記流通物保持情報を出力することが好ましい。これにより、流通物保持情報を時系列に表示することができる。
・上記情報管理システムにおいて、前記制御部は、新たな流通物保持情報の取得時に、前記ユーザ端末の所在情報を取得し、前記流通物情報記憶部において、前記所在情報を流通物保持情報に関連付けて記録し、前記流通物保持情報の登録日時の順番で、前記ユーザ端末に、前記流通物識別情報に関連付けられた所在情報を出力することが好ましい。これにより、転々流通する流通物に印刷された流通物識別情報を介して、流通物保持情報の登録場所を時系列に表示することができる。
・上記情報管理システムにおいて、特典の提供条件が記録された特典情報記憶部を更に備え、前記提供条件に基づいて、提供可能な特典を特定し、流通物識別情報を読み取ったユーザ端末に対して、特典を提供することが好ましい。これにより、転々流通する流通物に印刷された流通物識別情報を介して、特典を提供することができる。
本発明によれば、転々流通する流通物に印刷された流通物識別情報を介して、メッセージ等の流通物保持情報を伝達することができる。
本実施形態の情報管理システムの説明図。 本実施形態の画面の説明図。 本実施形態の処理手順の説明図。 本実施形態の処理手順の説明図であって、(a)は自己紙幣表示処理、(b)は全体紙幣表示処理、(c)はクーポン表示処理の説明図。 他の実施形態の処理手順の説明図であって、(a)はメッセージ登録処理、(b)はメッセージ出力処理の説明図。 他の実施形態の処理手順の説明図。
以下、情報管理システム、情報管理方法及び情報管理プログラムを具体化した一実施形態を、図1〜図4に従って説明する。本実施形態では、ユーザが保有する紙幣に基づいて各種情報を出力するサービスを提供する場合を想定する。ここでは、転々流通する流通物として紙幣を用いる。
図1に示すように、ネットワークを介して接続されたユーザ端末10、管理サーバ20を用いる。
ユーザ端末10は、本サービスを利用するユーザが用いるコンピュータ端末である。ユーザ端末10としては、例えば、各ユーザが所有するスマートフォンを利用することができる。このユーザ端末10は、ネットワークを介して管理サーバ20と接続されている。このユーザ端末10は、端末制御部11、タッチパネルディスプレイ15、カメラ16、位置情報取得部17を備える。端末制御部11は、各種アプリケーションを実行し、管理サーバ20から取得したデータ(ウェブページ等)を、ディスプレイに出力する。
タッチパネルディスプレイ15は、画面上に情報を出力する出力部、タッチ操作等による情報を入力する入力部として機能する。
カメラ16は、被写体を撮影した画像を生成する処理を実行する。
位置情報取得部17は、例えばGPS(Global Positioning System)機能により、ユーザ端末10の所在地情報を取得する。なお、所在地情報を取得する方法は、GPS機能の利用に限定されるものではなく、ユーザの所在地を特定できる方法であればよい。例えば、アクセスに用いられたネットワークのアドレス情報(送信元IPアドレス)を利用して、ユーザの所在地を特定することも可能である。
端末制御部11は、制御手段(CPU、RAM、ROM等)を備え、後述する処理(情報取得段階、情報登録段階、画面制御段階等の各処理)を行なう。そのためのアプリケーションプログラムを実行することにより、端末制御部11は、情報取得部111、情報登録部112、画面制御部113として機能する。
情報取得部111は、紙幣の撮影画像を用いて情報を取得する処理を実行する。
情報登録部112は、紙幣に関連した情報を登録する処理を実行する。この情報登録部112は、ユーザIDを保持している。
画面制御部113は、タッチパネルディスプレイ15に出力する画面を制御する。
図2に示すように、アプリケーションプログラムを起動した場合、メニュー画面500がタッチパネルディスプレイ15に出力される。このメニュー画面500には、「スキャン」、「自分のお金」、「みんなのお金」、「クーポン」の選択ボタンが含まれる。
メニュー画面500において、「スキャン」ボタンが選択された場合、画面制御部113は、タッチパネルディスプレイ15に撮影画面510を出力する。この撮影画面510を用いて、カメラ16により、紙幣を撮影することができる。撮影を完了した場合、タッチパネルディスプレイ15にはメッセージ入力画面511が出力される。このメッセージ入力画面511を用いて、撮影した紙幣に関連付けて、メッセージを登録することができる。紙幣保持情報の登録を完了した場合、タッチパネルディスプレイ15には、確認画面512が出力される。この確認画面512においては、この紙幣に関連付けられた移動ルートやメッセージが表示される。
メニュー画面500において、「自分のお金」ボタンが選択された場合、画面制御部113は、タッチパネルディスプレイ15に既登録画面520を出力する。この既登録画面520には、自分が登録した紙幣を選択するための選択ボタンが含まれる。この選択ボタンを用いることにより、確認画面512により、指定された紙幣の情報を出力することができる。
メニュー画面500において、「みんなのお金」ボタンが選択された場合、画面制御部113は、タッチパネルディスプレイ15にヒートマップ画面530を出力する。このヒートマップ画面530においては、現在登録されている紙幣の分布を示すヒートマップが出力される。例えば、このヒートマップにおいては、紙幣が集中して存在している地域を識別できる色(例えば、赤等の色彩や、配色の濃さ)で表示する。なお、紙幣の分布は、色による識別方法に限定されるものではない。
メニュー画面500において、「クーポン」ボタンが選択された場合、画面制御部113は、タッチパネルディスプレイ15にクーポン一覧画面540を出力する。このクーポン一覧画面540においては、このユーザが取得したクーポンの一覧が表示される。クーポン一覧画面540において、各クーポンボタンが選択された場合、このクーポン画像が表示されたクーポン画面541が、タッチパネルディスプレイ15に表示される。
図1に示す管理サーバ20は、ユーザに対するサービスを管理するコンピュータシステムである。この管理サーバ20は、制御部21、ユーザ情報記憶部22、クーポン情報記憶部23、紙幣情報記憶部24を備えている。
ユーザ情報記憶部22には、本サービスの利用者に関するユーザ管理レコード220が記録される。ユーザ管理レコード220は、ユーザ登録が行なわれた場合に記録される。ユーザ管理レコード220には、ユーザID、記番号、クーポンIDに関するデータが記録される。
ユーザIDデータ領域には、各ユーザを特定するための識別子に関するデータが記録される。
記番号データ領域には、このユーザが登録した紙幣を特定するための識別子(流通物識別情報)に関するデータが記録される。ユーザが複数の紙幣を登録した場合には、複数の記番号が記録される。
クーポンIDデータ領域には、このユーザに提供したクーポンを特定するための識別子に関するデータが記録される。ユーザが複数のクーポンを取得した場合には、複数のクーポンIDが記録される。
クーポン情報記憶部23は特典情報記憶部として機能する。このクーポン情報記憶部23には、ユーザに対して、特別の利益を提供するためのクーポンに関するクーポン管理レコード230が記録される。クーポン管理レコード230は、クーポンが登録された場合に記録される。クーポン管理レコード230には、クーポンID、提供条件、クーポン画像に関するデータが記録される。
クーポンIDデータ領域には、ユーザに提供するクーポンを特定するための識別子に関するデータが記録される。このクーポンを利用することにより、店舗等において特別の利益を享受することができる。
提供条件データ領域には、ユーザに対して、クーポンを提供する条件に関するデータが記録される。例えば、クーポンの提供条件としては、各紙幣の最初のメッセージ登録、所定地域や所定場所におけるメッセージ登録、所定期間におけるメッセージ登録等を設定することができる。
クーポン画像データ領域には、ユーザ端末10に表示するクーポンの画像データが記録される。
紙幣情報記憶部24には、ユーザが保持した紙幣に関する紙幣管理レコード240が記録される。紙幣管理レコード240は、ユーザが保持する紙幣の紙幣保持情報(流通物保持情報)が登録された場合に記録される。紙幣管理レコード240には、紙幣保持情報として、記番号に関連付けて、ユーザID、登録日時、登録場所、メッセージ内容に関するデータが記録される。
記番号データ領域には、各紙幣を特定するための識別子に関するデータが記録される。なお、記番号の配色についても、紙幣を特定するための識別子に含めてもよい。
ユーザIDデータ領域には、この紙幣を読み取って紙幣保持情報を登録したユーザを特定するための識別子に関するデータが記録される。
登録日時データ領域には、紙幣保持情報を登録した年月日及び時刻に関するデータが記録される。
登録場所データ領域には、紙幣保持情報を登録した場所に関するデータが記録される。
メッセージ内容データ領域には、このユーザが登録したメッセージに関するデータが記録される。このメッセージとしては、テキストの他、撮影画像やイラスト画像等を用いることができる。
図1に示す制御部21は、制御手段(CPU、RAM、ROM等)を備え、後述する処理(登録管理段階、出力管理段階、クーポン管理段階等の各処理等)を行なう。そのための情報管理プログラムを実行することにより、制御部21は、登録管理部211、出力管理部212、クーポン管理部213として機能する。
登録管理部211は、ユーザ端末10から取得した紙幣保持情報を登録する処理を実行する。この登録管理部211は、紙幣の金種及び番号領域を特定するための紙幣レイアウトに関するパターン(紙幣パターン)を保持している。
出力管理部212は、各記憶部(22〜24)に記録されている情報をユーザ端末10に出力する処理を実行する。
クーポン管理部213は、ユーザに対して提供するクーポンを管理する処理を実行する。
次に、この情報管理システムにおける処理手順を説明する。紙幣に関する情報の登録を希望するユーザは、ユーザ端末10のアプリケーションプログラムを起動する。この場合、ユーザ端末10の端末制御部11は、タッチパネルディスプレイ15に、メニュー画面500を出力する。
(スキャン処理)
まず、図3を用いて、スキャン処理を説明する。
メニュー画面500の「スキャン」ボタンが選択された場合、ユーザ端末10の画面制御部113は、タッチパネルディスプレイ15に撮影画面510を出力する。この撮影画面510を用いて、紙幣の撮影指示を入力する。この場合、情報取得部111は、カメラ16から、紙幣の撮影画像を取得する。そして、撮影画面510において送信ボタンが選択された場合、情報登録部112は、撮影画像を管理サーバ20に送信する。
この場合、管理サーバ20の制御部21は、アップロード処理を実行する(ステップS1−1)。具体的には、制御部21の登録管理部211は、ユーザ端末10から撮影画像を取得する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、金種、番号領域の特定処理を実行する(ステップS1−2)。具体的には、制御部21の登録管理部211は、撮影画像に対して、紙幣パターンを用いたパターン認識により、金種及び番号領域を特定する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、記番号の取得処理を実行する(ステップS1−3)。具体的には、制御部21の登録管理部211は、番号領域において記番号の文字認識を行なう。ここで、記番号の配色を含めて、紙幣を特定するための識別子として用いる場合には、ユーザ端末10からカラー撮影画像を取得し、記番号の配色を特定する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、紙幣保持情報の登録希望かどうかについての判定処理を実行する(ステップS1−4)。具体的には、制御部21の登録管理部211は、ユーザ端末10にメッセージ登録確認を送信する。この場合、端末制御部11の画面制御部113は、タッチパネルディスプレイ15にメッセージ入力画面511を出力する。そして、メッセージ登録を希望するユーザは、メッセージ入力画面511に、メッセージを入力する。メッセージとしてテキストを用いる場合には、メッセージ入力画面511に文字を入力する。また、メッセージ入力画面511において、メッセージとして用いる撮影画像やイラスト画像等を指定することもできる。ここで、イラスト画像については、予めイラスト画像候補を準備しておき、このイラスト画像候補の中から選択できるようにしてもよい。なお、メッセージ登録を希望しない場合、メッセージ入力画面511の入力欄を空欄にしておく。
メッセージ入力画面511にメッセージが入力され、登録ボタンが選択された場合、情報登録部112は、位置情報取得部17から位置情報を取得する。そして、端末制御部11の情報登録部112は、確認要求を管理サーバ20に送信する。この確認要求に、メッセージ入力画面511に入力されたメッセージ内容及び位置情報、ユーザIDを含める。一方、メッセージ入力画面511の入力欄が空欄の場合には、確認要求にメッセージを含めない。
また、紙幣保持情報の登録を希望しない場合には、メッセージ入力画面511の登録不要ボタンを選択する。この場合には、情報登録部112は、登録不要情報を管理サーバ20に送信する。そして、管理サーバ20の制御部21の登録管理部211は、確認要求を受信した場合には、紙幣保持情報の登録希望があると判定する。
紙幣保持情報の登録希望と判定した場合(ステップS1−4において「YES」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、紙幣保持情報の登録処理を実行する(ステップS1−5)。具体的には、制御部21の登録管理部211は、文字認識した記番号を記録した紙幣管理レコード240を生成する。登録管理部211は、現在日時、場所、ユーザIDを紙幣管理レコード240に記録する。更に、確認要求にメッセージが含まれる場合には、登録管理部211は、紙幣管理レコード240にメッセージ内容を記録する。
一方、登録不要情報を受信し、紙幣保持情報の登録希望でないと判定した場合(ステップS1−4において「NO」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、紙幣保持情報の登録処理(ステップS1−5)をスキップする。
次に、管理サーバ20の制御部21は、登録履歴の検索処理を実行する(ステップS1−6)。具体的には、制御部21の出力管理部212は、紙幣情報記憶部24から、ユーザ端末10から取得した記番号が記録された紙幣管理レコード240を抽出する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、マップ生成処理を実行する(ステップS1−7)。具体的には、制御部21の出力管理部212は、抽出した紙幣管理レコード240に記録された登録場所をマップ上で特定する。そして、出力管理部212は、マップ上で特定した登録場所を、紙幣管理レコード240に記録された登録日時の順番に繋げた移動ルートを含めたルートマップを生成する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、登録履歴一覧の生成処理を実行する(ステップS1−8)。具体的には、制御部21の出力管理部212は、抽出した紙幣管理レコード240に記録された各メッセージを登録日時の順番に並べた登録履歴一覧を生成する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、登録履歴情報の出力処理を実行する(ステップS1−9)。具体的には、制御部21の出力管理部212は、生成したルートマップ及び登録履歴一覧を、ユーザ端末10に送信する。この場合、ユーザ端末10の端末制御部11の画面制御部113は、ルートマップ及び登録履歴一覧を含めた確認画面512を、タッチパネルディスプレイ15に出力する。なお、紙幣情報記憶部24において、この記番号に関する登録履歴を抽出できない場合には、出力管理部212は、ステップS1−7,S1−8をスキップし、初めての登録であることを示すメッセージを出力する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、クーポンを提供可能かどうかについての判定処理を実行する(ステップS1−10)。具体的には、制御部21のクーポン管理部213は、新たに登録した紙幣管理レコード240に記録された紙幣保持情報と、クーポン情報記憶部23のクーポン管理レコード230に記録された提供条件とを比較する。紙幣保持情報が提供条件に一致する場合には、クーポンを提供可能と判定する。
クーポンを提供可能と判定した場合(ステップS1−10において「YES」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、クーポン登録処理を実行する(ステップS1−11)。具体的には、制御部21のクーポン管理部213は、登録情報が提供条件に一致したクーポン管理レコード230のクーポンIDを特定する。そして、クーポン管理部213は、特定したクーポンIDを、ユーザ情報記憶部22のユーザ管理レコード220に記録する。
一方、登録情報が提供条件に一致するクーポン管理レコード230を特定できず、クーポンを提供不可と判定した場合(ステップS1−10において「NO」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、クーポン登録処理(ステップS1−11)をスキップする。
(自己紙幣表示処理)
次に、図4(a)を用いて、自己紙幣表示処理を説明する。この自己紙幣表示処理は、メニュー画面500において、「自分のお金」ボタンが選択された場合に実行される。この場合、ユーザ端末10の端末制御部11の画面制御部113は、登録紙幣要求を管理サーバ20に送信する。この登録紙幣要求には、ユーザIDを含める。
登録紙幣要求を取得した管理サーバ20の制御部21は、登録紙幣一覧の出力処理を実行する(ステップS2−1)。具体的には、制御部21の出力管理部212は、登録紙幣要求のユーザIDが記録されたユーザ管理レコード220をユーザ情報記憶部22から取得する。そして、出力管理部212は、ユーザ管理レコード220に記録されている記番号を含めた一覧を生成し、ユーザ端末10に送信する。この場合、端末制御部11の画面制御部113は、登録紙幣一覧を含めた既登録画面520をタッチパネルディスプレイ15に出力する。
次に、既登録画面520の登録紙幣一覧において記番号が選択された場合、端末制御部11の画面制御部113は、確認画面要求を管理サーバ20に送信する。
確認画面要求を取得した管理サーバ20の制御部21は、ステップS1−6と同様に、登録履歴の検索処理を実行する(ステップS2−2)。この場合、制御部21の出力管理部212は、確認画面要求に含まれる記番号を用いて、紙幣情報記憶部24から、この記番号が記録されたすべての紙幣管理レコード240を抽出する。そして、ステップS1−7〜S1−9と同様に、マップ生成処理(ステップS2−3)、登録履歴一覧の生成処理(ステップS2−4)、登録履歴情報の出力処理(ステップS2−5)を実行する。
(全体紙幣表示処理)
次に、図4(b)を用いて、全体紙幣表示処理を説明する。この全体紙幣表示処理は、メニュー画面500において、「みんなのお金」ボタンが選択された場合に実行される。この場合、ユーザ端末10の端末制御部11の画面制御部113は、ヒートマップ要求を管理サーバ20に送信する。
ヒートマップ要求を取得した管理サーバ20の制御部21は、ヒートマップの作成処理を実行する(ステップS3−1)。具体的には、制御部21の出力管理部212は、紙幣情報記憶部24に記録されている紙幣管理レコード240において、記番号毎に、最新の登録日時が記録された登録場所を取得する。次に、出力管理部212は、マップにおいて各登録場所を特定する。そして、出力管理部212は、場所毎に、登録数に応じて、配色を変更する。例えば、登録数が多い場所については赤色、登録数が少ない場所については青色で表現したヒートマップを生成する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、ヒートマップの出力処理を実行する(ステップS3−2)。具体的には、制御部21の出力管理部212は、生成したヒートマップをユーザ端末10に送信する。この場合、端末制御部11の画面制御部113は、ヒートマップを含めたヒートマップ画面530をタッチパネルディスプレイ15に出力する。
(クーポン表示処理)
次に、図4(c)を用いて、クーポン表示処理を説明する。このクーポン表示処理は、メニュー画面500において、「クーポン」ボタンが選択された場合に実行される。この場合、ユーザ端末10の端末制御部11の画面制御部113は、クーポン一覧要求を管理サーバ20に送信する。このクーポン一覧要求には、ユーザIDを含める。
クーポン一覧要求を取得した管理サーバ20の制御部21は、クーポン一覧の出力処理を実行する(ステップS4−1)。具体的には、制御部21の出力管理部212は、クーポン一覧要求のユーザIDが記録されたユーザ管理レコード220をユーザ情報記憶部22から取得する。そして、出力管理部212は、ユーザ管理レコード220に記録されているクーポンIDを含めた一覧を生成し、ユーザ端末10に送信する。この場合、端末制御部11の画面制御部113は、クーポン一覧を含めたクーポン一覧画面540をタッチパネルディスプレイ15に出力する。そして、クーポン一覧画面540においてクーポンIDが選択された場合、画面制御部113は、クーポン要求を管理サーバ20に送信する。
クーポン要求を取得した管理サーバ20の制御部21は、クーポンの出力処理を実行する(ステップS4−2)。具体的には、制御部21の出力管理部212は、クーポン情報記憶部23からクーポンIDが記録されたクーポン管理レコード230を抽出し、このクーポン管理レコード230に記録されたクーポン画像をユーザ端末10に送信する。この場合、端末制御部11の画面制御部113は、クーポン画像を含めたクーポン画面541をタッチパネルディスプレイ15に出力する。このクーポンを利用する場合、クーポン利用可能な店舗において、店員に対して表示されたクーポンを提示する。店員は、クーポンを確認して、ユーザに対して特別の利益を提供する。
以上、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、金種、番号領域の特定処理(ステップS1−2)、記番号の取得処理(ステップS1−3)を実行する。これにより、各紙幣を特定することができる。
(2)本実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、紙幣保持情報の登録希望かどうかについての判定処理を実行する(ステップS1−4)。紙幣保持情報の登録希望と判定した場合(ステップS1−4において「YES」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、紙幣保持情報の登録処理を実行する(ステップS1−5)。これにより、紙幣に応じてメッセージを登録することができる。
(3)本実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、登録履歴の検索処理(ステップS1−6)、登録履歴一覧の生成処理(ステップS1−8)、登録履歴情報の出力処理(ステップS1−9)を実行する。これにより、紙幣の保持者に対してメッセージを提供することができる。
(4)本実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、マップ生成処理を実行する(ステップS1−7)。これにより、転々流通する紙幣の移動状況を把握することができる。
(5)本実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、クーポンを提供可能かどうかについての判定処理を実行する(ステップS1−10)。クーポンを提供可能と判定した場合(ステップS1−10において「YES」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、クーポン登録処理を実行する(ステップS1−11)。これにより、紙幣の保持者に対してクーポンを提供することができる。
(6)本実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、自己紙幣表示処理を実行する。これにより、紙幣を登録したユーザは、紙幣が転々流通している状況を把握することができる。
(7)本実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、全体紙幣表示処理を実行する。これにより、登録された紙幣の全体状況を把握することができる。
(8)本実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、クーポン表示処理を実行する。これにより、ユーザは、クーポンを用いて利益を享受することができる。
なお、上記実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
・上記実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、登録履歴情報の出力処理を実行する(ステップS1−9)。ここでは、記番号に関連付けられて登録されたすべてのメッセージを出力する。これに代えて、メッセージの閲覧条件を登録し、この閲覧条件に合致する場合のみ、メッセージを出力するようにしてもよい。この場合のメッセージ登録処理及びメッセージの出力処理を説明する。ここでは、紙幣情報記憶部24に記録された登録メッセージに関連付けて閲覧条件を記録する。更に、登録メッセージ毎に出力回数を記録する。なお、ここでは、紙幣保持情報の登録及び出力のみについて説明し、他の処理(例えば、クーポンの提供に関する処理)については説明を省略する。
(メッセージ登録処理)
図5(a)を用いて、メッセージ登録処理を説明する。
ここでは、管理サーバ20の制御部21は、ステップS1−3と同様に、記番号の取得処理を実行する(ステップS5−1)。
次に、管理サーバ20の制御部21は、ステップS1−4と同様に、紙幣保持情報の登録希望かどうかについての判定処理を実行する(ステップS5−2)。
紙幣保持情報の登録希望と判定した場合(ステップS5−2において「YES」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、ステップS1−5と同様に、紙幣保持情報の登録処理を実行する(ステップS5−3)。
更に、管理サーバ20の制御部21は、閲覧条件の設定処理を実行する(ステップS5−4)。具体的には、制御部21の登録管理部211は、ユーザ端末10に閲覧条件の確認要求を送信する。この場合、端末制御部11の画面制御部113は、閲覧条件設定画面を出力する。ユーザは、メッセージを閲覧できるユーザについて制限の設定を希望する場合には、閲覧条件設定画面に閲覧条件を入力する。例えば、閲覧可能ユーザID、表示可能期間、表示可能回数、閲覧可能住所等を入力する。なお、メッセージを閲覧できるユーザについて制限の設定を希望しない場合には、閲覧条件の入力をスキップする。メッセージ入力画面511において実行ボタンが選択された場合、端末制御部11の情報登録部112は、閲覧条件設定要求を送信する。閲覧条件設定要求を受信した登録管理部211は、閲覧条件設定要求にメッセージが含まれる場合には、紙幣情報記憶部24に記録したメッセージに関連付けて閲覧条件を記録する。
(メッセージ出力処理)
次に、図5(b)を用いて、メッセージ出力処理を説明する。
ここで、管理サーバ20の制御部21は、ステップS1−3と同様に、記番号の取得処理を実行する(ステップS6−1)。
更に、管理サーバ20の制御部21は、ステップS1−6と同様に、登録履歴の検索処理を実行する(ステップS6−2)。
そして、管理サーバ20の制御部21は、紙幣情報記憶部24から抽出した紙幣管理レコード240に記録された登録メッセージ毎に、以下の処理を繰り返す。
ここでは、管理サーバ20の制御部21は、閲覧条件を満足するかどうかについての判定処理を実行する(ステップS6−3)。具体的には、制御部21の出力管理部212は、登録メッセージに関連付けられた閲覧条件と閲覧状況(ユーザID、閲覧日時、閲覧位置等)とを比較する。閲覧条件として閲覧可能ユーザIDが設定されている場合には、閲覧可能ユーザIDと閲覧ユーザのユーザIDとの一致を判定する。閲覧条件として表示可能期間が設定されている場合には、閲覧時(現在日時)の年月日及び時刻を取得し、表示可能期間に含まれるかどうかを判定する。閲覧条件として表示可能回数が設定されている場合には、登録メッセージの出力回数を特定し、出力回数が表示可能回数以下かどうかを判定する。閲覧条件として閲覧可能住所が設定されている場合には、位置情報取得部17から位置情報を取得し、この位置情報が閲覧可能住所に含まれるかどうかを判定する。また、閲覧条件として、閲覧状況に応じて、所定のメッセージを出力しない条件を設定できるようにしてもよい。例えば、所定の閲覧状況では、新たに登録されたメッセージのみが出力され、他のメッセージを出力しない閲覧条件を設定する。
閲覧条件を満足すると判定した場合(ステップS6−3において「YES」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、表示対象として決定処理を実行する(ステップS6−4)。具体的には、制御部21の出力管理部212は、閲覧条件が設定されている登録メッセージを表示対象として特定する。なお、閲覧条件が設定されていない登録メッセージについても表示対象として決定する。
一方、閲覧条件を満足しないと判定した場合(ステップS6−3において「NO」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、表示対象として決定処理(ステップS6−4)をスキップする。
そして、すべての登録メッセージについて、処理を繰り返す。
次に、管理サーバ20の制御部21は、ステップS1−9と同様に、登録履歴情報の出力処理を実行する(ステップS6−5)。この場合、表示対象として決定した登録メッセージのみを出力する。そして、登録メッセージを出力した場合には、制御部21の出力管理部212は、紙幣情報記憶部24に記録された登録メッセージに関連付けられた出力回数をカウントアップする。これにより、閲覧条件に応じてメッセージを出力することができる。
・上記実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、クーポンの出力処理を実行する(ステップS4−2)。ここで、クーポンを利用する場合、クーポン利用可能な店舗において、店員に対して表示されたクーポンを提示する。この場合、店舗においてクーポンを確認するようにしてもよい。
図6を用いて、クーポン確認処理を説明する。この場合には、管理サーバ20の制御部21は、クーポン登録処理(ステップS1−11)において、ユーザ情報記憶部22のユーザ管理レコード220のクーポンIDに関連付けて、クーポンを提供する紙幣の記番号を記録しておく。
(クーポン確認処理)
まず、管理サーバ20の制御部21は、クーポンの出力処理を実行する(ステップS4−2)。この場合、指定されたクーポンIDに関連付けて記憶した記番号を特定する。そして、出力管理部212は、記番号をコード化したコード画像を生成し、クーポン画像に埋め込む。クーポンを利用する場合、クーポン利用可能な店舗において、店員に対して、ユーザ端末10のタッチパネルディスプレイ15に表示されたクーポン及びクーポンを取得した紙幣を提示する。
そして、店頭端末は、スキャン処理を実行する(ステップS7−1)。具体的には、店頭端末において、表示されたクーポン画像を読み取る。
次に、店頭端末は、デコード処理を実行する(ステップS7−2)。具体的には、店頭端末は、読み取ったクーポン画像に含まれるコード画像を復号する。そして、店頭端末は、コード画像から記番号を取得する。
この場合、店員は、ユーザが提示した紙幣に印刷された記番号を確認し、コード画像の記番号と一致するかどうかを判定する。
次に、店頭端末は、照合完了かどうかについての判定処理を実行する(ステップS7−3)。具体的には、紙幣に印刷された記番号と、コード画像から記番号とが一致する場合には、店員は、店頭端末において照合完了入力を行なう。
照合完了と判定した場合(ステップS7−3において「YES」の場合)、店頭端末は、利益の提供処理を実行する(ステップS7−4)。具体的には、店頭端末は、ユーザとの取引において、ユーザに与えられる特別の利益を提供する。ユーザに与えられる特別の利益として、例えば、取引価額の割引等を行なう。
一方、店頭端末において照合完了入力が行なわれない場合(ステップS7−3において「NO」の場合)には、店頭端末は、利益の提供処理(ステップS7−4)をスキップする。これにより、クーポンの真正性を確認することができる。
・上記実施形態では、登録管理部211は、現在日時、場所、ユーザID、確認要求に含まれるメッセージを紙幣管理レコード240に記録する。ここで、個人住宅等のように個人情報に関わる住所の場合には、詳細住所をマスクするようにしてもよい。具体的には、管理サーバ20の制御部21は、取得した住所に基づいて、地図情報を用いて、居所種別(住宅地域、オフィス地域、商業地域等)を特定する。そして、居所種別に応じて、住所マスクの要否を判定する。個人情報に関わる住所(住宅地域、オフィス地域)の場合には、詳細住所を特定できない地域情報に変換する。例えば、住所の解像度を落とした1km範囲のメッシュに変換する。一方、個人情報に関わらない住所(商業地域)の場合には、位置情報取得部17から取得した所在地情報をそのまま用いる。これにより、プライバシを考慮して個人情報を保護することができる。
・上記実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、金種、番号領域の特定処理(ステップS1−2)、記番号の取得処理(ステップS1−3)を実行する。これに代えて、ユーザ端末10において、これらの処理を実行するようにしてもよい。
・上記実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、紙幣保持情報の登録処理を実行する(ステップS1−5)。この場合、同一ユーザによる、同一紙幣を用いての連続した登録を排除するようにしてもよい。この場合には、記番号の取得処理(ステップS1−3)において、同一記番号で、登録日時が直近の紙幣管理レコード240に、今回と同じユーザIDが記録されている場合には、同一ユーザによる連続した紙幣保持情報の登録を拒否する。また、同一記番号で、登録日時が直近の紙幣管理レコード240に、今回と同じユーザIDが記録されている場合には、同一ユーザによる、同一記番号で直近の紙幣管理レコード240を上書きするようにしてもよい。
・上記実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、記番号の取得処理を実行する(ステップS1−3)。ここで、事故紙幣(盗難等の問題がある紙幣)を検知するようにしてもよい。この場合には、管理サーバ20に事故紙幣情報記憶部を設ける。この事故紙幣情報記憶部には、盗難等にあった事故紙幣の記番号を登録しておく。そして、管理サーバ20の制御部21は、ユーザ端末10から新たに取得した記番号が事故紙幣情報記憶部に登録されているかどうかを確認する。そして、記番号が事故紙幣情報記憶部に登録されている場合には、管理者端末に対して、アラームを出力する。このアラームには、現在日時、場所、ユーザIDを含める。これにより、事故紙幣について注意喚起することができる。
・上記実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、アップロード処理を実行する(ステップS1−1)。具体的には、制御部21の登録管理部211は、ユーザ端末10から撮影画像を取得する。ユーザ端末10として、現金自動預払機を用いることも可能である。この場合には、金融機関が保有する顧客情報記憶部の顧客情報にユーザIDを記録しておく。そして、現金自動預払機に挿入されたキャッシュカード等を用いてユーザIDを特定する。
更に、ユーザ端末10として、紙幣の読取専用装置を設置するようにしてもよい。この場合には、紙幣を読み取った読取専用装置を特定し、この設置場所を登録場所として紙幣情報記憶部24に記録する。
また、複数の読取専用装置を、特定地域内の異なる場所に設置し、各読取専用装置で紙幣を読み取らせるようにしてもよい。この場合には、紙幣の記番号とユーザIDとを関連付けておく。これにより、紙幣を用いて、特定地域を巡って、履歴を残すスタンプラリー等を行なうことができる。
・上記実施形態では、共通の紙幣番号を登録したユーザ間でメッセージ交換できるようにしてもよい。この場合には、ユーザ端末10のアプリケーションプログラムにメッセージ交換機能を持たせる。更に、管理サーバ20に、メッセージ交換可能なユーザのグループを登録するグループ情報記憶部を設ける。そして、管理サーバ20の制御部21は、共通の紙幣番号を登録したユーザのユーザIDにより構成したグループを生成し、グループ情報記憶部に登録する。そして、管理サーバ20の制御部21は、グループ情報記憶部に登録されたグループ内のユーザのユーザ端末10間で、メッセージ交換を許容する。
・上記実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、クーポンを提供可能かどうかについての判定処理を実行する(ステップS1−10)。この場合、ユーザに対して提供する特典はクーポンに限定されるものではない。例えば、特典として、くじを提供するようにしてもよい。この場合には、管理サーバ20の制御部21は、くじの当せん番号を、記番号に基づいて決定する。この場合、管理サーバ20に、当せんを決めるための当せん番号情報を記録した特典情報記憶部を設ける。そして、当せん番号の記番号を登録した最初のユーザに、特別の利益(例えば、当せん金や金券等)を提供する。
・上記実施形態では、紙幣保持情報の登録希望と判定した場合(ステップS1−4において「YES」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、紙幣保持情報の登録処理を実行する(ステップS1−5)。ここで、ユーザ自身が登録したメッセージ等の編集(削除や修正等)を許容するようにしてもよい。編集を希望する場合には、管理サーバ20の制御部21は、既登録画面520を用いて、自分が登録した紙幣を選択し、このユーザのユーザIDに関連付けられたメッセージ等の編集を許可する。
また、ユーザが紙幣を保持している場合には、紙幣の撮影画像を用いて、編集対象のメッセージを特定できるようにしてもよい。この場合には、アップロード処理(ステップS1−1)〜記番号の取得処理(ステップS1−3)により、この記番号を用いて編集対象の紙幣管理レコード240を特定する。
・上記実施形態では、転々流通する流通物として、紙幣を用いるが、流通物は紙幣に限定されるものではない。例えば、宝くじ、金券、小切手等のように、流通物を個別に特定できる流通物識別情報が印刷されたものであれば、転々流通する流通物として利用することができる。
10…ユーザ端末、11…端末制御部、111…情報取得部、112…情報登録部、113…画面制御部、15…タッチパネルディスプレイ、16…カメラ、17…位置情報取得部、20…管理サーバ、21…制御部、211…登録管理部、212…出力管理部、213…クーポン管理部、22…ユーザ情報記憶部、23…クーポン情報記憶部、24…紙幣情報記憶部。

Claims (6)

  1. 紙幣、宝くじ、金券、小切手の少なくとも一つを含む流通物であって、取引に用いられてユーザからユーザへ転々流通する流通物に印刷された流通物識別情報に関連付けて、メッセージを含む流通物保持情報を記憶する流通物情報記憶部と、
    前記流通物を保有するユーザのユーザ端末に接続される制御部とを備えた情報管理システムであって、
    前記制御部は、
    前記ユーザ端末から、ユーザが保持する流通物の流通物識別情報を取得する機能と、
    前記ユーザ端末に、メッセージ入力画面を出力する機能と
    前記ユーザ端末から、前記流通物を保有するユーザによって前記メッセージ入力画面に入力された新たなメッセージを取得した場合、前記流通物識別情報に関連付けて前記メッセージを前記流通物情報記憶部に記録する機能と、
    前記流通物情報記憶部に、前記流通物識別情報に関連付けられたメッセージが記録されている場合、前記ユーザ端末に前記メッセージを含めた登録一覧を出力する機能と、を有することを特徴とする情報管理システム。
  2. 前記制御部は、前記流通物情報記憶部において、新たな流通物保持情報を取得した登録日時を流通物保持情報に関連付けて記録する機能と
    前記流通物保持情報の登録日時の順番で、前記ユーザ端末に、前記流通物保持情報を出力する機能と、を更に有することを特徴とする請求項1に記載の情報管理システム。
  3. 前記制御部は、新たな流通物保持情報の取得時に、前記ユーザ端末の所在情報を取得し、前記流通物情報記憶部において、前記所在情報を流通物保持情報に関連付けて記録する機能と
    前記流通物保持情報の登録日時の順番で、前記ユーザ端末に、前記流通物識別情報に関連付けられた所在情報を出力する機能と、を更に有することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報管理システム。
  4. 特典の提供条件が記録された特典情報記憶部を更に備え、
    前記提供条件に基づいて、提供可能な特典を特定し、流通物識別情報を読み取ったユーザ端末に対して、特典を提供する機能を更に有することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の情報管理システム。
  5. 紙幣、宝くじ、金券、小切手の少なくとも一つを含む流通物であって、取引に用いられてユーザからユーザへ転々流通する流通物に印刷された流通物識別情報に関連付けて、メッセージを含む流通物保持情報を記憶する流通物情報記憶部と、
    前記流通物を保有するユーザのユーザ端末に接続される制御部とを備えた情報管理システムを用いて、情報管理を行なうための方法であって、
    前記制御部が、
    前記ユーザ端末から、ユーザが保持する流通物の流通物識別情報を取得し
    前記ユーザ端末に、メッセージ入力画面を出力し、
    前記ユーザ端末から、前記流通物を保有するユーザによって前記メッセージ入力画面に入力された新たなメッセージを取得した場合、前記流通物識別情報に関連付けて前記メッセージを前記流通物情報記憶部に記録し
    前記流通物情報記憶部に、前記流通物識別情報に関連付けられたメッセージが記録されている場合、前記ユーザ端末に前記メッセージを含めた登録一覧を出力することを特徴とする情報管理方法。
  6. 紙幣、宝くじ、金券、小切手の少なくとも一つを含む流通物であって、取引に用いられてユーザからユーザへ転々流通する流通物に印刷された流通物識別情報に関連付けて、メッセージを含む流通物保持情報を記憶する流通物情報記憶部と、
    前記流通物を保有するユーザのユーザ端末に接続される制御部とを備えた情報管理システムを用いて、情報管理を行なうためのプログラムであって、
    前記制御部を、
    前記ユーザ端末から、ユーザが保持する流通物の流通物識別情報を取得し
    前記ユーザ端末に、メッセージ入力画面を出力し、
    前記ユーザ端末から、前記流通物を保有するユーザによって前記メッセージ入力画面に入力された新たなメッセージを取得した場合、前記流通物識別情報に関連付けて前記メッセージを前記流通物情報記憶部に記録し
    前記流通物情報記憶部に、前記流通物識別情報に関連付けられたメッセージが記録されている場合、前記ユーザ端末に前記メッセージを含めた登録一覧を出力する手段として機能させることを特徴とする情報管理プログラム。
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