JP2019061293A - 紙幣処理装置、紙幣取扱い方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】防盗インク付の紙幣がどこで盗難にあったかを特定しやすくさせるための紙幣処理装置、紙幣取扱い方法を提供する。【解決手段】投入された紙幣を識別し、識別した紙幣の画像を出力する識別手段と、画像が防盗インクが付着した画像であるか否かを検出する検出手段と、防盗インクが付着した紙幣が投入された紙幣処理装置の製造メーカまたは防盗インクの紙幣への染み込みパターンを示する登録紙幣の画像および登録紙幣の画像を識別するための識別情報を含む登録識別ログデータを記憶した記憶部9と、画像が防盗インクが付着した画像であると検出された場合、登録識別ログデータに含まれる登録紙幣の画像と検出手段が検出した画像とに基づいて画像に類似する候補となる識別情報を特定し、特定した識別情報と画像とを対応付けた識別ログデータにより登録識別ログデータを更新し新たな登録識別ログデータとして記憶部に記憶させる紙幣識別部と、を備える。【選択図】図3
Description
本発明は、紙幣処理装置、紙幣取扱い方法に関する。
近年、金庫あるいはATMの紙幣カートリッジごと盗難に遭い、なんらかの形で別のATMに盗難紙幣が投入されることが特に海外においては多く発生している。そのためATMなどの紙幣カートリッジなどが盗難によって不正に開けられた場合、紙幣に防盗インクを噴射させる機能を持たせている装置もある。また、高速・高解像度化された光学センサなどにより紙幣の記番号を読み取る機能を持つATMも多くなってきており、これらの高機能化によって、紙幣が取引されると記番号を記録するので、紙幣カートリッジなどの盗難によって防盗インクが付着した紙幣が使用されると、いつ使用され、どこで盗難に遭った紙幣なのかを特定することが可能になってきた。
ATMに防盗インクが付着した紙幣が投入された場合に、投入時の情報から、それがどこで防盗インクが付着したものかが分かれば、犯人捜査の重要な手掛りに繋がる。従来例としては、例えば、特許文献1〜3がある。特許文献1には、取引処理時に、紙幣に防盗インクが付着しているかどうかを検出し、防盗インクが付着している紙幣については、盗難紙幣としてリジェクトボックスに回収する装置が記載されている。また、特許文献2には、記番号を読み取り、記番号の詳細画像を記憶装置に記憶する方法が記載されている。また、特許文献3には、防盗インクが投入された場合同時に投入された真券も盗難時の紙幣とみなして取り扱う方法が記載されている。
前述の例によれば、防盗インクが付着した紙幣がATMに投入されると紙幣の記番号から、どこで盗難に遭った紙幣なのかを特定することができる。しかし、記番号の印刷部分に防盗インクが付着していると記番号が読めない場合がある課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、この様な場合でも、入金された防盗インクが付着した紙幣がどこで盗難にあった紙幣なのかを特定しやすくさせるための紙幣処理装置、紙幣取扱い方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる紙幣処理装置は、利用者との間で紙幣の取引を実行する紙幣処理装置であって、入金口に投入された紙幣を読み取って紙幣を識別し、識別した紙幣の画像を出力する識別手段と、前記紙幣の画像が、防盗インクが付着した紙幣の画像であるか否かを検出する検出手段と、あらかじめ、防盗インクが付着した紙幣が投入された前記紙幣処理装置の製造メーカまたは前記防盗インクの紙幣への染み込みパターンを示す紙幣画像である登録紙幣の画像および前記登録紙幣の画像を識別するための識別情報を含む登録識別ログデータを記憶した記憶部と、前記紙幣の画像が、防盗インクが付着した紙幣の画像であることが検出された場合、前記登録識別ログデータに含まれる前記登録紙幣の画像と、前記検出手段が検出した前記紙幣の画像とに基づいて、前記紙幣の画像に類似する候補となる前記識別情報を特定し、特定した前記識別情報と前記紙幣の画像とを対応付けた識別ログデータにより前記登録識別ログデータを更新し、新たな前記登録識別ログデータとして前記記憶部に記憶させる紙幣識別部と、を備えることを特徴とする紙幣処理装置として構成される。
また、本発明は、上記紙幣処理装置で行われる紙幣取扱い方法としても把握される。
本発明によれば、記番号の印刷部分に防盗インクが付着している場合でも、その紙幣を容易に特定する環境を提供することができる。
以下、この発明の実施形態である現金自動預け払い機(以下、ATMと言う。)について説明する。ATMを大量の損券や金種の仕分け用途に用いられる紙葉類仕分け装置などに置き換えても良い。
図1は、このATMの主要部の構成を示すブロック図であり、図2は、ATM本体内部に形成されている紙幣搬送路を示す図である。このATM1は、金融機関に開設されている口座に対する入金取引、出金取引、振込取引等の各種取引を、利用者が入力した取引情報に応じて処理する。ATM1は、主制御部2と、表示・操作部3と、紙幣処理部4と、硬貨処理部5と、カード・帳票処理部6と、通帳処理部7と、音声案内部8と、記憶部9と、通信部10と、を備えている。主制御部2は、ATM1本体各部の動作を制御する。
表示・操作部3、本体正面に設けた表示器、およびこの表示器の画面上に貼付したタッチパネルを有している。表示・操作部3は、利用者に対する操作案内画面を表示器に表示する。表示・操作部3、タッチパネルの押下位置を検知することにより、暗証番号や取引内容(取引種別、入出金金額等)にかかる利用者の入力操作を受け付ける。
ATM1本体内部に備えられた紙幣処理部4は、図2に示すように、金種別紙幣カートリッジ21、22と、リジェクト紙幣収納カートリッジ23、盗難紙幣収納カートリッジ24、偽造券保管庫25と、一時保管庫26と、を有している。紙幣処理部4は、本体正面に設けた紙幣入出金口4aと、金種別紙幣カートリッジ21、22と、リジェクト紙幣収納カートリッジ23と、盗難紙幣収納カートリッジ24と、偽造券保管庫25と、一時保管庫26と、を結ぶ紙幣搬送路4bを備え、この紙幣搬送路4bに沿って紙幣を搬送する。また、紙幣搬送路4bに沿って搬送されている紙幣を検知するセンサや、紙幣搬送路4bの分岐点に設けたフラッパを設けている。
金種別紙幣カートリッジ21は、1万円紙幣を収納するカートリッジであり、金種別紙幣カートリッジ22は、千円紙幣を収納するカートリッジである。リジェクト紙幣収納カートリッジ23は、防盗インク付の紙幣(以下、盗難紙幣と言うこともある。)が混在していなかった入金時の損券を収納する。盗難紙幣収納カートリッジ24は、盗難紙幣、およびこの盗難紙幣とともに入金された紙幣を収納する。偽造券保管庫25は、偽造券を収納する。
また、紙幣処理部4は、紙幣搬送路4bに沿って搬送している紙幣毎に、金種、および真偽を識別するとともに、防盗インクが付着しているかどうかを検出する紙幣識別部11を有している。防盗インクは、磁気パターン、透過光パターン、蛍光パターン等の特性項目の、1または複数の項目について、顕著な特性パターンを示すインクである。この防盗インクは、ATM1本体に異常な衝撃が加えられたときや本体内部のカートリッジが不正に開けられようとした場合に、本体内部のカートリッジに収納している紙幣に吹きつけるインクである。この防盗インクが付着している紙幣は、盗難紙幣である。紙幣識別部11は、紙幣から読み取った、紙幣の画像、磁気パターン、透過光パターン等の紙幣読み取り情報に基づいて真偽および金種を識別する。
また、紙幣識別部11は、防盗インクの特性を検出するセンサ110を有し、検出した特性によって、盗難紙幣であるかどうかを判定する。紙幣識別部11は、請求項に記載の、識別手段、検出手段、画像変換手段、および記憶部9への記憶手段を有する。
硬貨処理部5は、本体正面に設けた硬貨入出金口と、本体内部に収納されている硬貨カートリッジと、の間に形成された硬貨搬送路に沿って硬貨を搬送する。また、硬貨処理部5は、硬貨搬送路に沿って搬送している硬貨毎に、金種、および真偽を識別する硬貨識別部を有している。
カード・帳票処理部6は、本体正面に設けたカード挿入口に挿入されたキャッシュカード(以下、単にカードと言う。)を取り込み、このカードの磁気ストライプに記録されているカード情報(金融機関番号、店舗番号、口座番号等)の読み取りや、カード情報の書き換え等を行う。また、カード・帳票処理部6は、挿入されたカードがICカードである場合には、必要に応じて、そのカードのICチップに記録されているデータの読み取りや、書き換えも行う。ICチップには、このカードの所有者である利用者の生体情報(登録情報)等が記録されている。さらに、カード・帳票処理部6は、取引内容を帳票に印字する印字部(不図示)を有する。カード・帳票処理部6は、取引内容を印字した帳票を本体正面に設けた帳票放出口に放出する。
なお、指静脈パターン等の生体情報で利用者を認証する場合には、認証に用いる生体情報を読み取る生体情報読取センサが設けられる。そして、この生体情報読取センサで読み取った利用者の生体情報(読取情報)と、カードのICチップに記録されている生体情報(登録情報)と、を照合し、その類似度から利用者とカードの所有者とが同一人物であるかどうかを認証する。
通帳処理部7は、本体正面に設けた通帳挿入口に挿入された通帳を取り込み、この通帳に対して取引履歴を印字する印字部(不図示)を有している。また、通帳処理部7は、取り込んだ通帳のページを捲るページ捲り機構や、通帳に印刷されているページ番号を示すバーコードを読み取るバーコードリーダ、通帳に貼付されている磁気ストライプに記録されている通帳情報(金融機関番号、店舗番号、口座番号等)を読み取る磁気ヘッド等も有している。
音声案内部8は、利用者に対して音声によるガイダンスを行う。記憶部9は、処理した取引毎に、その取引にかかるジャーナルデータを記憶する。ATM1は、取引を処理する毎に、操作区分、障害情報有無、取引通番、操作種別、取引金額、金融機関番号、支店番号、口座番号等の項目の内容を示すジャーナルデータを作成し、これを記憶部9に記憶する。操作区分は、処理した取引の区分を示す情報であり、カード取引、通帳取引、現金取引等を示す情報である。障害情報有無は、取引時に障害が発生したかどうかを示す情報である。取引通番は、処理した取引に付与した通し番号である。操作種別は、処理した取引の種別、すなわち、入金取引、出金取引、振込取引等を示す情報である。取引金額は、処理した取引における入金金額、出金金額、振込金額等である。金融機関番号は、取引対象の口座が開設されている金融機関を示す番号であり、支店番号は、その口座が開設されている店舗を示す番号であり、口座番号は取引対象の口座を示す番号である。
通信部10は、図示していないホストコンピュータ等の上位装置との間におけるデータ通信を制御する。
次に、盗難に遭った紙幣がATMに投入されて盗難情報などのデータベースと画像照合するまでの様子を説明する。図3は、ATMが破壊されて中の金庫(または、紙幣カートリッジとも言う)が盗難に遭った場合の様子を示したものである。図3に示すように、犯人によりなんらかの方法である銀行(A銀行)のATM30が破壊され、中にある紙幣カートリッジ31を盗み出された場合を考える。この場合、紙幣カートリッジ31の内部の防盗インク噴射機能によってカートリッジ内の紙幣が防盗インクで染められる。上記防盗インク噴射機能は、例えば、紙幣カートリッジ31の長手方向に設けられた開閉蓋310、ATM30内部に設けられたインクタンク311、そのインクタンク311に物理的、電気的に接続されたセンサ部312、そのインクタンク311と開閉蓋310とをつなぐパイプ313を有した防盗インク噴射機構により実現される。ゆれ検知センサを備えたセンサ部312がATM30のゆれを検知すると、開閉蓋310を開状態にしてインクタンク311から防盗インクを噴射させる。防盗インク噴射機構については、これに限らず従来から知られている様々な技術を適用することができる。
防盗インク付の紙幣32は、犯人が保持しているか、あるいは、手放してなんらかの形で発見されたものとする。この防盗インク付の紙幣32を、犯人自らあるいは他者が、本実施例の機能がサポートされたATM1に投入され、取引操作による取引行為が行われると、紙幣処理部4は、防盗インク付の紙幣32を、図1の紙幣識別部11に搬送し、真券かどうかを識別する。その際、記番号部分に防盗インクが染みこんでいる場合の例が紙幣画像33であるが、紙幣識別部11は、読み取った本画像などの特徴により、防盗インク付の紙幣と認識する。
紙幣識別部11は、防盗インク付の紙幣を検出した記録として、記番号などの情報を含む識別ログデータを記憶部9に記憶させる。このとき、紙幣識別部11は、防盗インクで記番号読取不可となった紙幣画像33のような場合を想定し、紙幣の枠と防盗インクが染み込んだ部分と染み込んでいない部分の境界線を抽出して小容量の画像34(例えば、2値化した画像)に変換し画像容量を小さくする。紙幣識別部11は、変換した紙幣画像34の特徴に最も近く、最も類似するパターンで染み込むとされる、あらかじめ登録された推定製造メーカおよび装置の候補を示すIDを、上記ジャーナルデータと共に記憶部9に記憶する。
このように、紙幣識別部11は、記番号などの情報のほか、防盗インク付の紙幣32ごとに、その紙幣画像33を2値化した紙幣画像34と、その紙幣画像34が得られた紙幣を収納した紙幣カートリッジ31を備えたATM30の候補となるIDとを対応付けた識別ログデータを記憶部9に記憶させる。図3では、上記候補となるIDの例として、候補1ID「12345678」、候補2ID「23456789」の2つの候補が紙幣画像34とともに記憶されることを示している。上記候補となるIDは、そのIDによって識別される製造メーカのATMで得られる代表的な防盗インクのパターンを示す紙幣画像に対応付けて、あらかじめ記憶部9に記憶されている。あらかじめ記憶部9に記憶されているデータは、後述するように、ホストコンピュータ36に蓄積された識別ログデータである。紙幣識別部11は、識別ログデータと上記ジャーナルデータとを対応付けて記憶部9に記憶する。
ATM1は、記憶された識別ログデータを、定期的に、ネットワークNを介して接続されたホストコンピュータ36に送信し、ホストコンピュータ36は、ネットワークNを経由して、ATM1を含む様々なATMから受信した識別ログデータを取引ログとしてデータベース35に保持する。このような処理を行うので、防盗インク付の紙幣がカートリッジ内に残っていたり取引されていることが判明した場合、いつ誰が入金した紙幣なのか記番号記録が無くても、盗難元の特定等の対応が可能な環境を提供することができる。上記データベース35は、盗難情報などのデータベース35であり、ネットワークNに接続された様々なATMを対象に、盗難に遭った銀行のATMが噴射する防盗インクでの染み込み例などの情報が上記識別ログデータに記憶されている。ホストコンピュータ36、あるいはホストコンピュータ36やATM1とネットワークNを介して接続されたコンピュータ37では、上記データベース35に記憶されている上記識別ログデータに含まれる上記IDと、ATM1から受信した識別ログデータに含まれる上記IDとをキーにして、当該IDの画像を照合する。その結果、記番号が読めなくても、盗難に遭った銀行のATMあるいは盗難に遭った金庫などの情報の候補をあげることができる。
具体的に図3を用いて説明すると、防盗インク付の紙幣が投入されたB銀行のATM1では、紙幣識別部11が、その防盗インク付の紙幣32の紙幣画像33を読み取る。上記防盗インク付の紙幣は、破壊または盗難されたA銀行のATMの紙幣カートリッジ31に収納されていた紙幣である。上記紙幣識別部11は、紙幣画像33を読み取ると、その画像を2値化した紙幣画像34に変換する。上記紙幣識別部11は、紙幣画像34と、上記候補となるIDとを対応づけて記憶部9に記憶する。例えば、紙幣識別部11は、紙幣画像34をホストコンピュータ36に送信し、ホストコンピュータ36が、その紙幣画像34に最も類似する防盗インクのパターンを示す紙幣画像を、データベース35の中から特定し、特定した紙幣画像に対応する上記候補となるIDを、ATM1に送信する。なお、この処理では、最も類似する紙幣画像の次に類似する紙幣画像等、一定程度の類似性を有する紙幣画像を候補として含め、それらの紙幣画像に対応する上記候補となるIDをATM1に送信してもよい。
その後、上記紙幣識別部11は、ホストコンピュータ36から受信した上記候補となるIDと、紙幣画像34とを対応付けた識別ログデータを、ネットワークNを介して接続されたホストコンピュータに送信する。
ホストコンピュータ36は、ATM1から上記識別データを受信すると、受信した上記識別ログデータと、それまでにデータベース35に記憶されている識別ログデータとを比較し、データベース35に記憶されている識別ログデータに含まれる紙幣画像のなかで、受信した上記識別ログデータに含まれる紙幣画像34に最も類似する防盗インクのパターンを示す紙幣画像を特定して両者を照合する。通常、ここでの照合結果は、ATM1が紙幣画像34に最も類似する防盗インクのパターンを示す紙幣画像の上記候補となるIDを特定したときと同じである。ホストコンピュータ36は、上記照合により特定した紙幣画像と、その紙幣画像に対応づけてデータベース35に記憶されている上記候補となるIDとを、ネットワークNを介して接続されたコンピュータ37に送信する。
さらに、ホストコンピュータ36は、ATM1から受信した識別ログデータに含まれる上記候補となるIDをキーにして、データベース35に記憶されている識別ログデータに含まれる上記候補となるIDのなかから同じIDを検索する。ホストコンピュータ36は、検索したIDに対応する両者の紙幣画像をマージして合成した紙幣画像を生成する。紙幣画像の合成は、例えば、両者の紙幣画像に形成されている境界線の差分の平均を算出し、算出した境界線を新たな境界線とした紙幣画像を生成することにより実現することができる。ホストコンピュータ36は、データベース35に記憶されている上記IDを含む識別ログデータを、合成した紙幣画像と上記候補となるIDとを対応付けた識別ログデータに更新する。
このように、ATM1において紙幣画像34が得られる都度、ホストコンピュータ36にその紙幣画像34および上記候補となるIDを含む識別ログデータが送信され、データベース35が更新されるので、データベース36に記憶されている識別ログデータの精度を向上させるとともに、ホストコンピュータ36による上記候補となるIDと特定や紙幣画像の照合の精度を向上させることができる。
コンピュータ37は、ホストコンピュータ36から受信した上記照合により特定した紙幣画像および上記候補となるIDを、ディスプレイ等の表示部に表示し、編集ソフトウェアを起動する等して、所定の用紙に印刷出力する。
上記説明では、データベース35をホストコンピュータ側に保持することとしたが、ATM側に保持させてもよい。この場合、上記候補となるIDを特定する際にホストコンピュータ35へのアクセスが不要となる。
次に、防盗インクの噴射跡の特徴例を示したものが図4である。防盗インクを紙幣長手方向に噴射するタイプの染み込み例40は、金庫または紙幣カートリッジ内で噴射された防盗インクが紙幣の長手方向に向けて噴射された場合の紙幣画像例である。また、防盗インクを紙幣短手方向に噴射するタイプの染み込み例41は、金庫または紙幣カートリッジ内で噴射された防盗インクが紙幣の短手方向に向けて噴射された場合の紙幣画像例である。紙幣カートリッジ31の種類によっては、防盗インクを長手方向・短手方向両方に噴射する場合もある。このため、これらの特徴を上記識別ログデータに含めてデータベース35に記憶させてもよい。
図5は、ATM1から投入された紙幣に防盗インクが付着していない通常の真券の識別ログデータの例を示す図である。
図5に示すように、記憶部9に記憶される識別ログデータは、記番号情報と、防盗インク付着情報と、防盗インク境界画像情報と、防盗インク付き紙幣IDとを含むデータである。記番号情報は、紙幣画像に含まれる記番号部分の画像とその記番号を含む情報である。防盗インク付着情報は、防盗インクが検出されなかったことを示すフラグである。防盗インク境界画像情報は、防盗インクが付着している部分と付着していない部分を示す小容量の画像ファイル(例えば、紙幣画像34)である。防盗インク境界画像情報は、表面および裏面が記憶される。防盗インク付き紙幣IDは、上記候補となるIDである。防盗インクが付着していないと認識されれば、本画像は、紙幣の形を表す長方形の画像が記憶されるだけである。そして、防盗インク付き紙幣IDには、候補は無いことを示すNullまたは初期値が設定される。
図5に示す例では、記番号が「1234567890」である投入紙幣には防盗インクが検出されず、防盗インク付き紙幣IDにNullまたは「00000000」が初期値として記憶されていることがわかる。
次に、図6は、ATM1から投入された紙幣が記番号が読める程度の防盗インクが付着している真券の識別ログデータの例を示す図である。
図6に示すように、記憶部9に記憶される識別ログデータは、図5に示した場合と同様であるが、防盗インク付着情報には「ON」が記憶されて防盗インクが検出されたことを示している。また、防盗インク境界画像情報には、図3に示した紙幣画像34と同様の2値化画像が記憶され、その紙幣に防盗インクを噴射したATMの製造メーカの候補を識別するための上記候補となるIDが2つ記憶されていることを示している。
図6では、上記「ON」情報と紙幣画像34とともに、上記候補となるIDとして、「00000021」、「00000035」という2つのIDが候補として記憶され、それぞれ、「製造メーカA」により製造された「a装置」、「製造メーカB」により製造された「b装置」であることがわかる。上記製造メーカの名称は、上記候補となるIDに対応付けてあらかじめ記憶部9に記憶しておけばよい。また、上記候補については、例えば、ホストコンピュータ26が、紙幣画像の一致度が90%以上となる場合や75%以上となる場合などの閾値による識別結果にしたがって、その数を定めることができる。例えば、データベース35に記憶されている識別ログデータに含まれる紙幣画像と、ATM1から受信された識別ログデータに含まれる紙幣画像との一致度が90%の場合には、上記閾値による識別結果として上記候補となるIDが1つ得られ、上記一致度が75%の場合には、上記閾値による識別結果として上記候補となるIDがそれ以上得られることとなる。
次に、図7は、ATM1から投入された紙幣が記番号が読めない程度に防盗インクが付着している真券の識別ログデータの例を示す図である。
図7に示すように、記憶部9に記憶される識別ログデータは、図6に示した場合と同様であるが、記番号の全桁が読み取れない状態にある。このため、記番号はNullまたは一部読み取られた数字や文字、記号などを示す情報が記番号情報として記憶される。また、防盗インク付着情報には、図6と同様に防盗インクを検出したことを示すフラグが記憶され、防盗インク境界画像情報には、図3に示した紙幣画像34と同様の2値化画像が記憶され、その紙幣に防盗インクを噴射したATMの製造メーカの候補を識別するための上記候補となるIDが2つ記憶されている。
図7では、上記「ON」情報と紙幣画像34とともに、一部の桁が読み取られなかった記番号「123*****」(またはNull)と、上記候補となるIDとして、「00000014」、「00000052」という2つのIDが候補として記憶され、それぞれ、「製造メーカB」により製造された「a装置」、「製造メーカD」により製造された「b装置」であることがわかる。上記製造メーカの名称、候補数の定め方については、図6の場合と同様に考えることができる。
防盗インク付き紙幣であると識別された場合、その紙幣は取引を続行することができない。そのため、防盗インク付き紙幣は、投入されたATM1の紙幣カートリッジ内に収納され、定時後等のタイミングで、係員は防盗インク付き紙幣と判定された紙幣を回収する。この場合、以後の解析や捜査などのために真券とは別な封筒などに入れて管理されることが容易に推測できる。図8は、実物の防盗インク紙幣の取扱いの例を示す図である。管理用封筒80には、ATM1が設置された支店の責任者や担当者により、いつ、どこで投入されたかのメモ書きがされ、実物の防盗インク付き紙幣81を入れて、解析・捜査関係者などへ回される。図8では、上記メモ書きとして、B銀行b1支店でxx月xx日xx時xx分に投入された盗難紙幣であることが記載されている。
このとき、上記管理用封筒80には、その盗難紙幣が収納されていたと推定されるATMの製造メーカの上記候補となるIDと、そのIDに対応する紙幣画像34とが記された識別用紙82が貼付される。この識別用紙82は、例えば、ATM1の保守員により、図3に示したコンピュータ37に接続されたプリンタから出力される。このような識別用紙82をコンピュータ37から出力し、保守員が管理用封筒80に貼付しておくことにより、盗難紙幣を容易に管理することができる。
上記説明では、コンピュータ37に接続されたプリンタから上記識別用紙82を出力する場合について説明したが、ATM1がホストコンピュータ26から識別用紙82の出力データを受信し、紙幣識別部11が、ATM1に接続されたプリンタから出力してもよい。
次に、ATM1の動作について説明する。図9は、ATM1の動作90を示すフローチャートである。ATM1は、表示・操作部3において、画面指示に従った利用者の操作を受け付けて、取引処理(s91)を行う。
図10は、s91で行われる取引処理において、紙幣搬送時に実行される紙幣識別処理(s101)と、識別結果を記憶する処理(s92)と、防盗インク付着時の情報の記憶に関する処理(S103,s104,s105,s106)と、識別後に取引記録を残す為の識別ログの記憶処理(s107)を示すフローチャートである。
紙幣識別部11は、s101の処理にて紙幣の識別処理を行なった後、s102にて、その識別結果を一時的に不図示のメモリに記憶する(s102)。上記識別処理では、搬送される紙幣の画像を読み取られ、紙幣画像33や紙幣の金種や記番号などの情報が記憶される。
紙幣識別部11は、s103の処理で、センサ110が防盗インクの付着を検知していたか否かを判定し(s103)、センサ110が防盗インクの付着を検知していないと判定した場合(s103;No)、識別ログデータの記憶処理(s107)へ進む。
一方、紙幣識別部11は、センサ110が防盗インクの付着を検知していたと判定した場合(s103;Yes)、s102で識別された紙幣画像33を2値化した紙幣画像34に変換し、記憶部9に一時的に記憶する(s104)。
紙幣識別部11は、紙幣画像34をホストコンピュータ36に送信し、ホストコンピュータ36が、その紙幣画像34に最も類似する(あるいはその候補となる)防盗インクのパターンを示す紙幣画像を、データベース35の中から検索して特定し、特定した紙幣画像に対応する上記候補となるIDを、ATM1に送信する(s105)。
その後、紙幣識別部11は、紙幣画像34と、ホストコンピュータ35から受信した上記候補となるIDとを対応づけた識別ログデータを、ネットワークNを介して接続されたホストコンピュータに送信する。ホストコンピュータ36は、ATM1から上記識別データを受信すると、その識別ログデータと、それまでにデータベース35に記憶されている識別ログデータとを比較し、データベース35に記憶されている識別ログデータに含まれる紙幣画像のなかで、受信した上記識別ログデータに含まれる紙幣画像34に最も類似する防盗インクのパターンを示す紙幣画像を特定して両者を照合する(s106)。
なお、識別ログデータは、後述するs107(図11)において記憶部9に所定のレイアウト(例えば、図5〜7)で記憶されるが、この段階でも図11と同様の設定が行われる。
紙幣識別部11は、s106で対応付けた識別ログデータを、記憶部9に記憶させる(s107)。この処理については、図11を用いて後述する。
ホストコンピュータ36は、s106でATM1から受信した識別ログデータに含まれる上記候補となるIDをキーにして、データベース35に記憶されている識別ログデータに含まれる上記候補となるIDのなかから同じIDを検索し、検索したIDに対応する両者の紙幣画像をマージして合成した紙幣画像を生成する。ホストコンピュータ36は、データベース35に記憶されている上記IDを含む識別ログデータを、合成した紙幣画像と上記候補となるIDとを対応付けた識別ログデータに更新する(s108)。
さらに、ホストコンピュータ36は、s106における照合により特定した紙幣画像と、その紙幣画像に対応づけてデータベース35に記憶されている上記候補となるIDとを、ネットワークNを介して接続されたコンピュータ37に送信し、コンピュータ37は、ホストコンピュータ36から受信した上記照合により特定した紙幣画像および上記候補となるIDを、例えば、図8に示したレイアウトでディスプレイ等の表示部に表示し、編集ソフトウェアを起動する等して、同様のレイアウトで所定の用紙(例えば、識別用紙82)に印刷出力する(s109)。
図11は、s107の識別ログの記憶処理のうち、防盗インクに関する情報の処理について示したフローチャートである。
まず、紙幣識別部11は、記番号情報・記番号画像・防盗インク付着情報・防盗インク境界画像情報のそれぞれの記憶領域の初期値を設定する(s111)。記番号情報には、Nullまたは*で埋めた文字情報など、プログラムに都合の良い初期値を設定し、記番号画像は記録無しを表す情報を設定し、防盗インク付着情報にはOFF(防盗インク未検出を示す)のフラグ設定をする。そして、防盗インク境界画像情報には、記録無しを表す情報を設定しておく。
次に、紙幣識別部11は、識別結果から記番号が読み取りできたか否かを判定し(s112)、記番号が読取できなかったと判定した場合(s112;No)、初期値のまま次のステップへ進む。一方、紙幣識別部11は、記番号が読取できなかったと判定した場合(s112;Yes)、読み取りできた文字全てあるいは一部の記番号を記録し、同時に読み取れた記番号部分を切り出した記番号画像を記録する(s113)。
紙幣識別部11は、識別結果から防盗インクが付着していることを検知しているか否かを判定し(s114)、防盗インクが付着していることを検知していないと判定した場合(s114;No)、初期値のまま次のステップへ進む。一方、紙幣識別部11は、防盗インクが付着していると判定した場合(s114;Yes)、防盗インク付着情報をON(防盗インクの付着検出を示す)のフラグ設定をし、防盗インク境界画像情報(小容量化した表面画像と裏面画像)を記憶させる(s116)。ここでは、s104で一時的に記憶した紙幣画像34を記憶させればよい。また、紙幣識別部11は、防盗インク付き紙幣IDを記録して、防盗インクに関する記録処理を終了し、残りの識別ログの終了処理などを経て識別ログの記憶処理を終了する(s117)。このような処理を実行することにより、図5〜7に示したようなレイアウトで識別ログデータが記憶される。
なお、上記の実施形態では、防盗インク付の紙幣が犯人自身あるいは防盗インク付と知らずに、なんらかの形で防盗インク付の紙幣を入手して、ATM1で取引してしまった場合を想定しているが、防盗インク付の紙幣が窓口に持ち込まれたり、なんらかの形で発見され1箇所に多くの防盗インク付の紙幣がある場合、本ATM1を用いて一度にこれらの防盗インク付の紙幣の取引処理をすることで、各紙幣の防盗インク境界画像情報を取得することができ、盗難元などの解析に利用することもできる。
また、上記の実施形態では、防盗インク付の紙幣IDの登録を取引処理(s91)内で行っている。しかし、取引に要する処理時間不足などの理由により、取引処理で実行できない場合には、s105〜s109の処理を、その取引処理実行後の所定のタイミング(例えば、営業時間外の夜間のバッチ処理)で実行してもよい。
防盗インクは、紙幣へのインクの染み込み具合によっては、記番号部分にインクが付着してしまい、解読不可能になり記番号が記録できないことがある。防盗インクの噴射方法はATMの紙幣カートリッジや金庫などの製造メーカごとに様々であり噴射する位置も異なっていて、長手方向の中央付近から噴射して長手側にインクが多く染みこむ場合や、長手方向の端から噴射し短手側にインクが多く染み込む場合など特徴がある。
記番号が読めない場合、取引された紙幣の画像があれば防盗インクの染み込み具合からどこで盗難に遭った紙幣なのかの追跡はし易くなるが、小さな文字の記番号を読み取れるほど画像解像度の性能が上がれば上がるほど1枚あたりの情報量は膨大となる。一方、取引に要する処理時間についても高速化が増している。従って、取引されて読み取った1枚のそのままの紙幣画像を搬送の度に記憶装置に記憶させることは現実的ではない。
上記したように、本実施例では、記番号が読めなかった場合、記番号の代わりに紙幣の枠と、紙幣の枠からどこまでインクが染み込んだのか染み込んでいない部分とのインクの境界線のみを示した小容量の画像と、その特徴に最も近いパターンで染み込むとされるあらかじめ登録された推定製造メーカおよび装置の候補を示すIDを記録することで、インクの付着状態からどこで盗難に遭った可能性がある紙幣なのかを示す候補をあげることができるようになり、盗難元を特定しやすくすることができる。したがって、盗難に遭った紙幣を検知し、入金された防盗インク付の紙幣が、いつ入金され、どこで盗難に遭った紙幣かをいち早く特定する有効な手段となる。
1−ATM
2−主制御部
4−紙幣処理部
4a−入出金口
4b−紙幣搬送路
9−記憶部
10−通信部
11−紙幣識別部
21、22−金種別紙幣カートリッジ
23−リジェクト紙幣収納カートリッジ
24−盗難紙幣収納カートリッジ
25−偽造券保管庫
26−一時保管庫
110−センサ。
2−主制御部
4−紙幣処理部
4a−入出金口
4b−紙幣搬送路
9−記憶部
10−通信部
11−紙幣識別部
21、22−金種別紙幣カートリッジ
23−リジェクト紙幣収納カートリッジ
24−盗難紙幣収納カートリッジ
25−偽造券保管庫
26−一時保管庫
110−センサ。
Claims (6)
- 利用者との間で紙幣の取引を実行する紙幣処理装置であって、
入金口に投入された紙幣を読み取って紙幣を識別し、識別した紙幣の画像を出力する識別手段と、
前記紙幣の画像が、防盗インクが付着した紙幣の画像であるか否かを検出する検出手段と、
あらかじめ、防盗インクが付着した紙幣が投入された前記紙幣処理装置の製造メーカまたは前記防盗インクの紙幣への染み込みパターンを示す紙幣画像である登録紙幣の画像および前記登録紙幣の画像を識別するための識別情報を含む登録識別ログデータを記憶した記憶部と、
前記紙幣の画像が、防盗インクが付着した紙幣の画像であることが検出された場合、前記登録識別ログデータに含まれる前記登録紙幣の画像と、前記検出手段が検出した前記紙幣の画像とに基づいて、前記紙幣の画像に類似する候補となる前記識別情報を特定し、特定した前記識別情報と前記紙幣の画像とを対応付けた識別ログデータにより前記登録識別ログデータを更新し、新たな前記登録識別ログデータとして前記記憶部に記憶させる紙幣識別部と、
を備えることを特徴とする紙幣処理装置。 - 前記紙幣処理装置は、
前記紙幣の画像から、前記防盗インクが染み込んだ部分と、前記防盗インクが染み込んでいない部分との境界を抽出した紙幣の画像に変換する画像変換手段を備え、
前記紙幣識別部は、前記画像変換手段が変換した前記紙幣の画像を含む前記識別ログデータにより、前記登録識別ログデータを更新する、
ことを特徴とする請求項1に記載の紙幣処理装置。 - 前記紙幣識別部は、前記紙幣の画像から前記紙幣を識別するための記番号が前記検出手段により読み取ることができない場合および前記記番号が前記検出手段により読み取ることができた場合のいずれの場合についても、前記登録識別データを更新する、
ことを特徴とする請求項1に記載の紙幣処理装置。 - 前記画像変換手段は、前記紙幣の画像を2値化して前記境界を抽出した紙幣の画像に変換する、
ことを特徴とする請求項2に記載の紙幣処理装置。 - 前記紙幣識別部は、前記候補となる識別情報と、前記紙幣の画像とをプリントした椎別用紙を、前記紙幣処理装置に接続されたプリンタから出力する、
ことを特徴とする請求項1に記載の紙幣処理装置。 - 利用者との間で紙幣の取引を実行する紙幣取扱い方法であって、
入金口に投入された紙幣を読み取って紙幣を識別し、
識別した紙幣の画像を出力し、
前記紙幣の画像が、防盗インクが付着した紙幣の画像であるか否かを検出し、
前記紙幣の画像が、防盗インクが付着した紙幣の画像であることが検出された場合、あらかじめ記憶部に記憶された、防盗インクが付着した紙幣が投入された前記紙幣処理装置の製造メーカまたは前記防盗インクの紙幣への染み込みパターンを示す紙幣画像である登録紙幣の画像および前記登録紙幣の画像を識別するための識別情報を含む登録識別ログデータに含まれる前記登録紙幣の画像と、検出した前記紙幣の画像とに基づいて、前記紙幣の画像に類似する候補となる前記識別情報を特定し、
特定した前記識別情報と前記紙幣の画像とを対応付けた識別ログデータにより前記登録識別ログデータを更新し、新たな前記登録識別ログデータとして前記記憶部に記憶させる、
ことを特徴とする紙幣取扱い方法。
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