JP6949378B2 - 情報処理装置 - Google Patents
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Description
しかし、例えば、実際に契約者の自宅等に何らかの損害が発生した場合、契約者は、その損害が保険金の対象となるか否かの判断が困難であった。
そこで、契約者からの損害保険金の請求を支援の技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
ユーザの住宅に関するトラブル、及び当該トラブルにより生じた損害に関する情報を少なくとも含む第1情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記第1情報を集積させて管理する管理手段と、
前記管理手段により管理されている前記第1情報を少なくとも含む第2情報を、前記トラブル及び前記損害に関する専門的な知識を有する有識者に提示する第1提示手段と、
を備える。
即ち、本サービスは、保険や保証等に関する知識をほとんど有していない契約者であっても、自身の損害等に対し、適切となる保険金や保証に関する請求等を容易に行えるようにすることを支援するサービスである。
以下、図1を参照して、ユーザUに住宅トラブルが生じたときにおける、原状回復のための手法について、従来の手法を用いた場合と、本サービスを利用した場合とに分けて説明する。
ここで、「対応者」には、トラブルを解消し得る専門業者V(以下、「トラブル対応業者V」と呼ぶ)や、会員サービスの一環として住宅トラブルに対応しているサービス提供者G等が含まれる。なお、サービス提供者Gが対応者である場合には、その委託先であるトラブル対応業者V等が修理等を請け負うこととなるのが一般的である。
また、図示はしないが、本サービスに類似するサービスを提供する者(以下、「類似サービス提供者」と呼ぶ)が存在する場合には、ユーザUは、状況に応じて類似サービス提供者に応急処置や補修等の依頼を行う場合もある。
即ち、従来の手法を用いた場合、保険金の支払いや無償保証等、ユーザUにとって有益となる情報をユーザUに提供し得る有識者Eと、ユーザUとの間で、当該情報を共有できる環境が整っていなかった。換言すると、従来の手法を用いた場合、有識者EとユーザUとの間で各種情報を共有できる管理システム環境や、当該管理システムを用いたサポート体制等が十分に整っていなかった。
ここで、「有識者E」とは、保険や保証に関する専門的な情報を知識として有する者をいい、例えば保険会社Ea、保険代理店Eb、保証会社または保証従事者Ec(以下、「保証会社等Ec」と呼ぶ)等が該当する。
その結果、ユーザUは、不具合等の住宅トラブルや、住宅トラブルにより生じた損害が、本来であれば保険や保証の対象になる場合であったとしても、その権利を適切に行使できない状況にあった。
具体的には、図1に示すように、住宅トラブルに関する相談や修理等の依頼を受けた対応者は、その対応に関する情報(以下、「対応情報」と呼ぶ)をシステム管理者Pに提示する。サーバ1に提示される対応情報には、ユーザUに関する情報(以下、「ユーザ情報」と呼ぶ)、住宅トラブルに関する詳細な情報(以下、「トラブル情報」と呼ぶ)、原状回復のために必要となる、作業、部品、費用等に関する情報(以下、「原状回復情報」と呼ぶ)等の情報を含めることができる。対応情報の提示を受けたシステム管理者Pは、対応情報をサーバ1に記憶させて集積させる(ステップSS2)。
有識者Eは、提示された対応情報と、自身の専門的知見とに基づいて、保険や保証に関するアドバイスに関する情報(以下、「アドバイス情報」と呼ぶ)を作成してユーザUに提供する。これにより、有識者Eは、ユーザUのサポート等を行う(ステップSS4)。
アドバイス情報の提供を受けたユーザUは、保険や保証に関する権利の主張を適切に行うことができる。即ち、保険や保証に対する専門的な知識を有しないユーザUであっても、有識者Eから提供されたアドバイス情報を参考にすることで、保険や保証に関する権利の主張を適切に行うことができる。
また、ユーザUの住宅トラブルが生じた結果、損害が生じた場合には、ユーザUは、取得し得る保険金を用いて原状回復を図るべく、アドバイス情報に基づいて、保険金に関する権利の主張を適切に行うことができる(ステップSS6)。
これにより、たとえユーザUが保険や保証等に関する知識をほとんど有していないような契約者であっても、自身の住宅トラブルに対し、適切となる保険金や保証に関する請求等を容易に行うことができる。
対応者は、ユーザUから住宅トラブルに関する相談や修理等の依頼を受けると、対応情報をシステム管理者Pに提示する。システム管理者Pは、提示された対応情報をサーバ1に記憶させて集積させる(ステップSS2)。
サーバ1に集積された対応情報は、有識者Eに提示されることで対応情報が共有化される(ステップSS3)。
有識者Eは、提示された対応情報に基づいて、アドバイス情報をユーザUに提供することでユーザUのサポート等を行う(ステップSS4)。
具体的には、有識者Eは、ユーザUに保険や保証の可能性がある場合は、ユーザUから相談がない場合であっても、ユーザUと直接連絡を取り合うことで状況を確認することができる。そのうえで、有識者Eは、ユーザUに対して、適切なアドバイス情報を提供する。これにより、有識者Eは、保険や保証契約者としてのユーザUの利益や権利を守ることができる。
システム管理者Pは、提示された対応情報を、サーバ1に記憶させて集積させるとともに有識者Eに提示する。これにより、対応情報が共有化される。
有識者Eは、提示された対応情報と、自身の専門的知見とに基づいて、アドバイス情報をユーザUに提供することでユーザUのサポート等を行う。この場合、有識者Eは、対応情報に含まれる修理報告から、火災保険の対象になる可能性があると判断した場合には、以下のようなアドバイス情報をユーザUに提供する。即ち、有識者Eは、依頼者(即ちユーザU)による実費負担となった作業に関する費用が、火災保険の対象になる可能性がある旨を、アドバイス情報としてユーザUに提供する。
これにより、ユーザUは、有識者Eから提供されたアドバイス情報に基づいて、保険金の請求を容易に行うことができる。
具体的には、ユーザUは、ユーザ端末2を操作して、ユーザ端末2にユーザ専用アプリをダウンロード可能とするアプリストア(図示せず)にアクセスして、ユーザ専用アプリをダウンロードする。これにより、ユーザUは、ユーザ端末2を操作することで本サービスを利用することができるようになる。
これにより、たとえユーザUが対応者の連絡先(例えば電話番号やメールアドレス)を知らなかったとしても、ユーザ専用アプリを用いて対応者に対する相談や修理等の依頼を円滑に行うことが可能となる。その結果、従来の手法よりも迅速に原状回復を図ることができる。
これにより、ユーザUは、サーバ1を介して有識者Eから提供されたアドバイス情報を、ユーザ専用アプリによって取得することができる。
これにより、有識者Eは、サーバ1に記憶されたトラブル情報に含まれる撮像画像のデータを確認することで、住宅トラブルの状況を容易に把握することができる。その結果、有識者Eは、適切かつ正確なアドバイス情報を提供することが可能となる。
ここで、ユーザUが、トラブル情報としての撮像画像のデータを有識者Eに提供するタイミングは時に限定されない。例えば有識者Eからアドバイス情報が提供される前のタイミングであってもよいし、アドバイス情報が提供された後のタイミングであってもよい。
このように、ユーザUは、トラブル情報としての撮像画像のデータを有識者Eに直接的に提供することができるので、適切かつ正確な内容となるアドバイス情報を提供してもらうことができる。
また、ユーザUは、1回目のアドバイス情報が有識者Eから提供された後、さらに適切かつ正確な内容となる2回目のアドバイス情報を提供してもらうために、上記の撮像画像のデータを有識者Eに提供することもできる。
具体的には、トラブル対応業者V及びサービス提供者Gの夫々は、業者端末3及び提供者端末4の夫々を操作して、業者端末3及び提供者端末4の夫々に対応者専用アプリをダウンロード可能とするアプリストア(図示せず)にアクセスして、対応者専用アプリをダウンロードする。
これにより、トラブル対応業者V及びサービス提供者Gの夫々は、業者端末3及び提供者端末4の夫々を操作することで本サービスを夫々利用することができるようになる。
これにより、有識者Eは、提供された撮像画像のデータを確認することで、住宅トラブルの状況を容易に把握することができる。その結果、有識者Eは、適切かつ正確なアドバイス情報を提供することが可能となる。
これにより、保証会社等Ecは、サーバ1に集積された対応情報に基づいて、事前に不具合内容の詳細を知ることができるので、保証に対するサポートを行うための準備を整えたうえで対応することが可能となる。
その結果、保証会社等Ecは、保証サポートに関わる時間的なコストと費用的なコストとを抑えることができるので、円滑かつ無駄の少ない保証のサポートを実現させることができる。
なお、保証会社等Ecが保証に対するサポートを行うために整える必要がある準備の内容としては、下請業者や製造メーカ等の修理業者(例えばトラブル対応業者V)等への情報提供が含まれる。
この場合、住宅トラブルの対応者(例えばトラブル対応業者V)は、対応情報をシステム管理者Pに提示する。対応情報としては、例えば「応急処置として、破損したガラスの片付け作業、及び窓の養生作業を行った。」といった修理報告等を含む対応情報がシステム管理者Pに提示される。
システム管理者Pは、提示された対応情報を、サーバ1に記憶させるとともに、保険代理店Ebに提示する。これにより、対応情報が共有化される。
保険代理店Ebは、提示された対応情報と、自身の専門的知見とに基づいて、アドバイス情報をユーザUに提供することでユーザUのサポート等を行う。この場合、保険代理店Ebは、対応情報に含まれる修理報告から、火災保険の対象になる可能性や、破損・汚損等による保証の可能性があると判断した場合には、以下のようなアドバイス情報をユーザUに提供する。即ち、保険代理店Ebは、住宅トラブル(窓ガラスの破損)が、火災保険の対象になる可能性がある旨を、アドバイス情報としてユーザUに提供する。
アドバイス情報を提供されたユーザUは、提供されたアドバイス情報に従い、ユーザ専用アプリを用いて住宅トラブル(窓ガラスの破損)やその損害の具体的状況を撮像する。そして、ユーザUは、その撮像画像のデータをトラブル情報として保険代理店Ebに提供するとともに、住宅トラブル(窓ガラスの破損)の原状回復に必要となる費用の見積額に関する情報を原状回復情報として保険代理店Ebに提供する。
保険代理店Ebは、保険会社Eaに対し、ユーザUの損害の報告を行う。具体的には、代理店端末6から、保険会社端末5に対して、損害の報告に関する情報(以下、「損害報告情報」と呼ぶ)が提示される。損害報告情報には、ユーザUから提供されたトラブル情報(撮像画像のデータ)及び原状回復情報と、サーバ1に集積されているユーザ情報及び対応情報とを含めることができる。
これにより、保険会社Eaは、住宅トラブル(窓ガラスの破損)により生じたユーザUの損害が、保険の対象になるかどうかを判断するための情報を容易に取得することができる。
その結果、ユーザUは、住宅トラブル(窓ガラスの破損)を迅速に原状回復させることが可能となる。
ここで、ユーザUに対して住宅の販売・建築を行った者や、ユーザUの住宅のリフォーム等を行った者など、ユーザUの住宅に関係性を有する者H(以下、「住宅会社等H」と呼ぶ)が、本サービスを利用している場合がある。
この場合、住宅会社等Hは、ユーザUにとって信頼できる者であり、またユーザUの住宅について責任を負うべき者であるといえる。このため、保険代理店Ebは、住宅会社等Hに対して、住宅トラブルを原状回復させるために必要となる額の見積りを請求することができる。
具体的には、保険代理店Ebは、代理店端末6を操作して、住宅トラブルを原状回復させるために必要となる額の見積りを算出するための条件(以下、「見積条件」と呼ぶ)を住宅会社等Hに提示する。これにより、保険代理店Ebは、住宅会社等Hに見積額の算出を依頼することができる。
住宅会社等Hは、見積条件が提示されて、見積額の算出を請求された場合には、住宅会社等端末8を操作して、その見積結果(見積額)を保険代理店Ebに提示する。
保険代理店Ebは、住宅会社等Hから提示された見積結果(見積額)を損害報告情報として保険会社Eaに提示する。
これにより、保険代理店Ebは、保険会社Eaに対する損害の報告を円滑に行うことができる。また、ユーザUにとって信頼できる者、またはユーザUの住宅について責任を負うべき者である住宅会社等Hによる対応を促すことができる。
その結果、住宅トラブルを原状回復させる際、工事上のトラブルが生じることを避けることができる。
具体的には、代理店端末6から、保険会社端末5に対して損害報告情報が提示される。
ここで、保険代理店Ebは、図5の例と同様に、住宅会社等Hに対して、住宅トラブルを原状回復させるために必要となる額の見積りを請求することができる。
住宅会社等Hは、見積条件が提示されて、見積額の算出を請求された場合には、住宅会社等端末8を操作して、その見積結果(見積額)を保険代理店Ebに提示する。
保険代理店Ebは、住宅会社等Hから提示された見積結果(見積額)を損害報告情報として保険会社Eaに提示する。
これにより、保険代理店Ebは、保険会社Eaに対する損害の報告を円滑に行うことができる。また、ユーザUにとって信頼できる者、またはユーザUの住宅について責任を負うべき者である住宅会社等Hによる対応を促すことができる。
その結果、住宅トラブルを原状回復させる際、工事上のトラブルが生じることを避けることができる。
これにより、保険代理店Ebにとって手間のかかる保険会社Eaへの損害報告及び保険金請求を、迅速かつ円滑に行うことができる。
即ち、(1)住宅トラブルや損害の具体的状況等を示す撮像画像のデータ(トラブル情報)、(2)原状回復に必要となる費用の見積額に関する情報(原状回復情報)、及び(3)ユーザ情報及び対応情報がサーバ1に記憶される。そのうえで、保険代理店Ebによる報告送信の決定がなされると、サーバ1から保険会社端末5に対して損害報告情報が自動的に送信される。
具体的には、保険代理店Ebは、代理店端末6を操作して、住宅トラブルを原状回復させるために必要となる額の見積条件を住宅会社等Hに提示する。このようにして保険代理店Ebは、住宅会社等Hに対して見積額の算出を依頼する。
見積額の算出の依頼を受けた住宅会社等Hは、提示された見積条件に基づいて、見積額を算出する。このとき、住宅会社等Hは、サーバ1に記憶されている上述の(1)の情報、即ち住宅トラブルや損害の具体的状況等を示す撮像画像のデータ(トラブル情報)を参照することができる。これにより、住宅会社等Hは、住宅トラブルの現場調査を行うことなく見積額を算出することが可能となる。見積額を算出した住宅会社等Hは、住宅会社等端末8を操作して、見積結果(見積額)を保険代理店Ebに提示する。
保険代理店Ebは、保険会社Eaに対する損害の報告として、住宅会社等Hから提示された見積結果(見積額)を保険会社Eaに提示する。
これにより、保険代理店Ebは、手間のかかる保険会社Eaに対する損害の報告及び保険金の請求を円滑に行うことができる。
また、ユーザUにとって信頼できる者、またはユーザUの住宅について責任を負うべき者である住宅会社等Hによる対応を促すことができる。その結果、住宅トラブルを原状回復させる際、工事上のトラブルが生じることを避けることができる。
この場合、ユーザUは、保険会社Eaまたは保険代理店Ebのアンケートに協力した者として取り扱われる。そして、そのユーザUには、謝礼としてユーザ専用アプリまたは専用のWEBサイトで利用可能なポイント(以下、「本サービスポイント」と呼ぶ)が付与される。
また、ユーザUに対する謝礼として本サービスポイントが付与された場合には、予めシステム管理者Pと提携している所定のポイントサービスにより提供されるポイント(以下、「提携先ポイント」と呼ぶ)が、ユーザUに付与されようにすることもできる。
このように、ユーザUがユーザ専用アプリを用いて保険金を請求した内容を事例として利用することができるので、保険会社Eaまたは保険代理店Ebは、このような事例を集積して告知することができる。また、事例として利用することに協力したユーザUに対して、所定の謝礼が供与されるので、集積される事例の数が増えることが期待できる。
これにより、保険に対する適切な情報を提供してもらうことで適切かつ確実に保険金の支払いを受けることができるということを社会に広めることができる。その結果、本サービスの利用者が増えることも期待できるので、保険内容に関する適切で正確な情報を提供してもらえる者(即ちユーザU)が増えることが期待できる。
即ち、例えばユーザUが、保険金請求に必要な各種情報の提供を、ユーザ専用アプリを用いて行うことで、保険会社Eaまたは保険代理店Ebは、保険金請求における業務の簡略化を図ることができる。
このため、本サービスでは、ユーザU及び対応者の夫々に対し、ユーザ専用アプリ及び対応者専用アプリの夫々を用いた情報提供の謝礼として、本サービスポイントが付与される。
また、ユーザU等に対する謝礼として本サービスポイントが付与された場合には、提携先ポイントが、ユーザUに付与されようにすることもできる。
これにより、ユーザU及び対応者の夫々が意欲的にユーザ専用アプリ及び対応者専用アプリの夫々を利用して、情報提供を行うことが期待できる。また、保険会社Eaまたは保険代理店Ebにとって煩雑な保険金請求の業務を簡略化させることができる。
図9は、本発明の情報処理装置の一実施形態にかかるサーバを含む、情報処理システムの構成を示す図である。
サーバ1、ユーザ端末2−1乃至2−n、業者端末3、提供者端末4、保険会社端末5、代理店端末6、保証会社等端末7、及び住宅会社等端末8の夫々は、インターネット等の所定のネットワークNを介して相互に接続されている。
なお、ユーザU1乃至Unの夫々を個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて、「ユーザU」と呼ぶ。また、ユーザ端末2−1乃至2−nの夫々を個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて、「ユーザ端末2」と呼ぶ。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
出力部17は、液晶等のディスプレイやスピーカ等により構成され、各種情報を画像や音声として出力する。
記憶部18は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。
通信部19は、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置(例えば図9のユーザ端末2や業者端末3等)との間で通信を行う。
また、リムーバブルメディア30は、記憶部18に記憶されている各種データも、記憶部18と同様に記憶することができる。
「住宅トラブルサポート処理」とは、上述の本サービスを提供するために実行される処理のことをいう。
以下、サーバ1において実行される、住宅トラブルサポート処理を実行するための機能的構成について説明する。
具体的には、取得部101は、ユーザ情報、トラブル情報、及び原状回復情報を少なくとも含む情報を取得する。
例えば住宅トラブルとしてトイレの詰まりが生じた場合、取得部101は、「ローポンプ作業を行うも詰まりは解消せず。便器を着脱して異物を取り除くことで詰まりを解消。なお、住宅トラブル対応サービスの範囲外の作業のため、依頼者(即ちユーザU)が実費負担。」といった修理報告を含む情報を取得する。
具体的には、情報管理部102は、取得部101により取得された各種情報のうち、ユーザ情報をユーザDB181に記憶させて管理する。また、情報管理部102は、取得部101により取得された各種情報のうち、トラブル情報、及び原状回復情報をトラブルDB182に記憶させて管理する。
具体的には、提示部103は、情報管理部102により管理されている、ユーザ情報、トラブル情報、及び原状回復情報を有識者Eに提示する。
具体的には例えば、「トイレの詰まり」という住宅トラブルに対して、「依頼者(即ちユーザU)による実費負担となった作業についての費用が火災保険の対象になる可能性がある」というアドバイス情報がユーザUに提示される。
具体的には例えば、ポイント管理部104は、ユーザUが住宅トラブル及びその損害の内容を事例として利用することに協力した場合、その謝礼として、本サービスポイント、または提携先ポイントをユーザUに付与する。
また例えば、ポイント管理部104は、保険金請求に必要な各種情報の提供を、ユーザ専用アプリを用いて行った場合、業務簡略化の謝礼として、本サービスポイント、または提携先ポイントをユーザUに付与する。
また、保険金が支払われない場合であっても本サービスを利用したユーザUに謝礼を供与することもできる。
即ち、ユーザUは、24時間対応の緊急かけつけ・お手伝いサービス(以下、「かけつけサービス」と呼ぶ)の提供を受けることができる。かけつけサービスは応急処置に対応している。このため、ユーザUは、具体的には以下のようなメリットを享受することができる。
例えば、水回り等の住宅トラブルが生じた場合、ユーザUはコールセンタに電話することで対応してもらうことができる。この場合、コールセンタにおける過去の対応履歴が参照され、協力業者(例えばトラブル対応業者V)による応急処置が可能となる。そして、その対応履歴が対応情報としてサーバ1に記憶されるとともに、当該情報が速報としてサービス提供者Gやトラブル対応業者V等に報知される。
ここで、応急処置対応で住宅トラブルが解消せずに、部品交換や特殊作業が必要となり、ユーザUに費用負担が生じる場合がある。この場合、サーバ1に記憶された過去の対応情報が参照され、ユーザUに費用負担が生じ、かつ保険金が支払われた事例が存在するようであれば、その事例に基づいて、ユーザUに対するフォローが行われる。
ユーザUに対するフォローの手法としては、例えばユーザ専用アプリを介して所定の通知が行われ、サービス提供者GとユーザUとの間で連絡がとられる。
ここで、ユーザUは、住宅トラブルや損害の具体的状況等を示す撮像画像のデータを提供することができる。従来は、撮像画像のデータをメールに添付したり、印刷して郵送したりする必要があったが、本サービスによれば、ユーザUは、ユーザ専用アプリを用いて容易に撮像画像のデータをサーバ1にアップロードすることができる。
ユーザUから上述の撮像画像のデータがアップロードされると、ユーザUと、サービス提供者Gと、トラブル対応業者V、及び住宅会社等Hとの間で、上述の撮像画像を容易に共有することができるようになる。その結果、住宅トラブルの現場への訪問の手間を省くことができる。
また、Webサイトを介して本サービスを利用したユーザUに対して、優待サービスを適用することができる。
即ち、ユーザUは、ユーザ専用アプリを用いて、所定のメッセージを送信するだけで、かけつけサービスを依頼することができる。
また、ユーザUは、ユーザ専用アプリを用いて、住宅トラブルや損害の具体的状況等を示す撮像画像のデータを送信するだけで、かけつけサービスを依頼することができる。
また、ユーザUは、ユーザ専用アプリを用いて、所定の呼出しボタン(図示せず)を押下するだけで、かけつけサービスのコールセンタから連絡が入る。これにより、ユーザUは、住宅トラブルの状況を容易に伝えることができるとともに、かけつけサービスを容易に依頼することができる。
また、ユーザUは、かけつけサービスの依頼後、ユーザ専用アプリのGPS(GLOBAL Positioning System)機能を用いて、応急処置を行う者(例えばトラブル対応業者V)の位置に関する情報を取得することができる。これにより、ユーザUは、応急処置を行う者(例えばトラブル対応業者V)の移動状況を地図で視認しながら、到着予想時刻を確認することができる。
さらに、ユーザUは、ユーザ専用アプリを用いて、応急処置を行う者(例えばトラブル対応業者V)に関する情報を取得することができる。これにより、ユーザUは、例えば応急処置を行う者の過去の作業実績や他のユーザUからの評価(口コミ等)を確認することもできる。
また、ユーザUは、ユーザ専用アプリを用いて、かけつけサービスのコールセンタとビデオ通話を行うこともできる。これにより、かけつけサービスのコールセンタは、映し出された映像に基づいて、ユーザUが行い得る応急処置を指南することができる。具体的には例えば、水道の元栓の開閉方法等を指南することができる。その結果、かけつけサービスによる応急処置の質の向上を図ることができる。
また、保険会社Eaの保険契約者であるユーザUは、ユーザ専用アプリのGPS機能を用いて、保険会社Eaと提携関係にある最寄りの応急処置を行う者(例えばトラブル対応業者V)に対し、かけつけサービスを依頼することもできる。この場合、応急処置を行う者に対する費用の支払いは、ユーザUが一次的に支払い、その後、ユーザUが保険会社Eaに対して保険金支払いの請求するようにしてもよい。
また、保険会社Eaの保険契約者であるユーザUは、住宅トラブルが生じた場合に、応急処置を行う者(例えばトラブル対応業者V)を自ら依頼することもできる。この場合、ユーザUは、保険会社Eaに対する保険金の支払いの請求を、所定のWEBサイトに設けられた保険契約者専用の請求フォーム、またはユーザ専用アプリから行うこともできる。
これにより、ユーザUは、ユーザ専用アプリを用いることで、スマートホームの設備や家電の使用状況を示す情報に基づく設備や家電の寿命に関する情報を取得することもできる。
その結果、ユーザUは、スマートホームの設備や家電の点検時期等についてのお知らせ等を報知してもらうこともできる。また、この場合、ユーザUは、点検作業を行う業者を予め登録しておくことで、スマートホームの設備や家電の点検時期等に関する情報を、点検作業を行う業者との間で共有することができる。
また、ユーザUは、ユーザ専用アプリを用いることなく、例えばユーザUの住宅に備え付けられた「緊急かけつけボタン」(図示せず)を押下するだけで、かけつけサービスを依頼することもできる。
また、ユーザUは、住宅トラブルが生じ得る設備や家電等を、予め本サービスに登録しておくこともできる。この場合、本サービスによれば、登録された設備や家電等についての保証書等のデータを自動的に生成し、生成された保証書等のデータがユーザUに自動送信されるようにすることもできる。
また、保障内容を含む保険契約の内容やWEB証券等を、サーバ1に登録することができる。これにより、保険契約者としてのユーザUは、ユーザ専用アプリを用いて、自身が契約している保険の具体的な補償内容やWEB証券等を容易に閲覧したり確認したりすることができる。
具体的には例えば、ユーザ専用アプリの初回ログイン時、各種記念日(例えば誕生日、出産時、住宅の引き渡し日に応答する日等)の到来時、所定の通知の開封時等の条件を満たしたユーザUに対してポイントが付与されるようにすることができる。付与されたポイントは、商品に交換することもできる。
また、法人企業に対して、従業員向けの福利厚生サービス商品のサービスメニューとして商品化させることもできる。
また、サービス提供者Gの提携企業毎に専用のポイント付与条件を設定できるようにして、例えば提携企業の夫々のマーケット(例えばリフォーム、飲食店、各種サービス等)で、専用のポイントを利用できるようにすることもできる。
また、ユーザ専用アプリのGPS機能と、医療案内ダイヤルサービスとを連携させることにより、病院や診療所の案内を容易化させることもできる。
また、医療案内ダイヤルサービスでは、コールセンタとのビデオ通話を行うことができる。これにより、音声通話の相談よりも適切かつ無駄のない相談を行うことができる。また、その際、簡易な診療行為を行うこともできる。さらに、処方箋または処方薬の配送を手配こともできる。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。
また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
即ち、本発明が適用される情報処理装置は、
ユーザ(例えば図2のユーザU)の住宅に関するトラブル、及び当該トラブルにより生じた損害に関する情報を少なくとも含む第1情報(例えば図2の対応情報)を取得する取得手段(例えば図11の取得部101)と、
前記取得手段により取得された前記第1情報を集積させて管理する管理手段(例えば図11の情報管理部102)と、
前記管理手段により管理されている前記第1情報を少なくとも含む第2情報(例えば対応情報)を、前記トラブル及び前記損害に関する専門的な知識を備える有識者(例えば図2の保険代理店Eb)に提示する第1提示手段(例えば図11の提示部103)と、
を備える。
Claims (4)
- サーバと、
住宅に関するトラブルが発生し得るユーザにより操作されるユーザ端末と、
当該トラブルに対する対応について前記ユーザから依頼を受けた場合に当該対応をする対応者により操作される対応者端末と、
前記トラブルを直接解決せずかつ当該トラブルにより生じた損害に対する補償を直接しない者であるが、前記トラブル及び前記損害の専門的な知識を備えるため、当該トラブルが発生した際に生じ得る、当該ユーザに対する保険又は保証の請求に対する支援を少なくとも行う第1有識者により操作される第1有識者端末と、
を含む情報処理システムにおいて、
前記対応者端末は、
前記ユーザの住宅に関する前記トラブルが発生した場合に、前記対応者の操作に基づいて、前記ユーザに関する情報、前記トラブルに関する情報、及び前記損害に関する情報を少なくとも含む第1情報を生成する第1情報生成手段と、
前記第1情報生成手段により生成された前記第1情報を前記サーバに送信する第1送信手段と、
を備え、
前記サーバは、
前記対応者端末から前記第1情報が送信されてきた場合、前記第1情報を受信して取得する第1取得手段と、
前記第1取得手段により取得された前記第1情報を集積させて管理する管理手段と、
前記管理手段により管理されている前記第1情報を、前記第1有識者端末に送信する第2送信手段と、
前記第1有識者端末により、前記第2送信手段により送信された前記第1情報に基づいて、前記ユーザに対する前記保険又は前記保証の請求についての情報であって前記第1有識者による前記ユーザを支援するための情報が第2情報として生成されて前記サーバに送信されてきた場合、当該第2情報を受信して取得する第2取得手段と、
前記第2取得手段により取得された前記第2情報を前記ユーザ端末に送信する第3送信手段と、
を備え、
前記第1有識者端末は、
前記サーバから前記第1情報が送信されてきた場合、前記第1情報を受信して取得する第3取得手段と、
前記第3取得手段により取得された前記第1情報を、前記第1有識者に提示する第1提示手段と、
前記第1情報が提示された前記第1有識者の操作に基づいて、前記第2情報を生成する第2情報生成手段と、
前記第2情報生成手段により生成された前記第2情報を、前記ユーザ端末又は前記サーバに送信する第4送信手段と、
を備え、
前記ユーザ端末は、
前記サーバ又は前記第1有識者端末から前記第2情報が送信されてきた場合、前記第2情報を受信して取得する第4取得手段と、
前記第4取得手段により取得された前記第2情報を、前記ユーザに提示する第2提示手段と、
を備える、
情報処理システム。 - 前記第1情報には、前記トラブル又は前記損害の具体的状況等を示す撮像画像のデータが含まれる、
請求項1に記載の情報処理システム。 - 前記トラブル又は前記損害に対する前記保険又は前記保証の業務を営む第2有識者により操作される第2有識者端末をさらに含み、
前記第1有識者端末は、
前記第1情報が提示された前記第1有識者の操作に基づいて、前記トラブル又は前記損害に対する所定の保険金又は保証のうち少なくとも一方の請求に必要となる第3情報を生成する第3情報生成手段と、
前記第3情報生成手段により生成された前記第3情報を、前記第2有識者端末又は前記サーバに送信する第5送信手段と、
をさらに備え、
前記サーバは、
前記第1有識者端末から前記第3情報が送信されてきた場合、当該第3情報を受信して取得する第5取得手段と、
前記第5取得手段により取得された前記第3情報を前記第2有識者端末に送信する第6送信手段と、
をさらに備え、
前記第2有識者端末は、
前記サーバ又は前記第1有識者端末から前記第3情報が送信されてきた場合、前記第3情報を受信して取得する第6取得手段と、
前記第6取得手段により取得された前記第3情報を、前記第2有識者に提示する第3提示手段と、
を備える、
請求項1又は2に記載の情報処理システム。 - 前記ユーザの前記住宅に関係性を有する関係者により操作される関係者端末をさらに含み、
前記第1有識者端末は、
前記第1情報が提示された前記第1有識者の操作に基づいて、前記トラブルを原状回復させるために必要となる額の見積条件を生成する見積条件生成手段と、
前記見積条件生成手段により生成された前記見積条件を、前記関係者端末又は前記サーバに送信する第7送信手段と、
をさらに備え、
前記サーバは、
前記第1有識者端末から前記見積条件が送信されてきた場合、当該見積条件を受信して取得する第7取得手段と、
前記第7取得手段により取得された前記見積条件を前記関係者端末に送信する第8送信手段と、
をさらに備え、
前記関係者端末は、
前記サーバ又は前記第1有識者端末から前記見積条件が送信されてきた場合、前記見積条件を受信して取得する第8取得手段と、
前記第8取得手段により取得された前記見積条件を、前記関係者に提示する第4提示手段と、
を備える、
請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の情報処理システム。
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