JP6949270B2 - 包装用積層フィルム及び熱収縮性積層フィルム - Google Patents
包装用積層フィルム及び熱収縮性積層フィルム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6949270B2 JP6949270B2 JP2021507530A JP2021507530A JP6949270B2 JP 6949270 B2 JP6949270 B2 JP 6949270B2 JP 2021507530 A JP2021507530 A JP 2021507530A JP 2021507530 A JP2021507530 A JP 2021507530A JP 6949270 B2 JP6949270 B2 JP 6949270B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- laminated film
- based resin
- shrinkable
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B27/00—Layered products comprising a layer of synthetic resin
- B32B27/32—Layered products comprising a layer of synthetic resin comprising polyolefins
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D65/00—Wrappers or flexible covers; Packaging materials of special type or form
- B65D65/38—Packaging materials of special type or form
- B65D65/40—Applications of laminates for particular packaging purposes
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B2307/00—Properties of the layers or laminate
- B32B2307/70—Other properties
- B32B2307/732—Dimensional properties
- B32B2307/734—Dimensional stability
- B32B2307/736—Shrinkable
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B2553/00—Packaging equipment or accessories not otherwise provided for
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Wrappers (AREA)
Description
(1)芯層の両面に表面層が積層された包装用積層フィルムであって、前記芯層が、ポリエチレン系樹脂(a1)を主成分として含むポリエチレン系樹脂組成物(A)からなり、前記表面層が、ポリプロピレン系樹脂(b1)を主成分として含むポリプロピレン系樹脂組成物(B)からなり、前記包装用積層フィルムは、示差走査熱量計(DSC)を用いた示差走査熱量分析における結晶化温度が106℃以上であることを特徴とする包装用積層フィルムが提供され、
(2)前記包装用積層フィルムは、示差走査熱量計(DSC)を用いた示差走査熱量分析における結晶化温度が117℃以下であることを特徴とする(1)の包装用積層フィルムが提供され、
(3)前記芯層の前記ポリエチレン系樹脂(a1)は、示差走査熱量計(DSC)を用いた示差走査熱量分析における結晶化温度が106℃以上であることを特徴とする(1)又は(2)の包装用積層フィルムが提供され、
(4)前記芯層の前記ポリエチレン系樹脂(a1)は、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比Mw/Mnが4.98以上であることを特徴とする(1)乃至(3)のいずれかに記載の包装用積層フィルムが提供され、
(5)前記芯層の前記ポリエチレン系樹脂(a1)は、オリゴマー抽出量が前記ポリエチレン系樹脂(a1)の重量に対し1.6重量%以上であることを特徴とする(1)乃至(4)のいずれかに記載の包装用積層フィルムが提供され、
(6)前記ポリエチレン系樹脂(a1)は、植物由来のポリエチレン系樹脂であることを特徴とする(1)乃至(5)のいずれかに記載の包装用積層フィルムが提供され、
(7)前記ポリエチレン系樹脂(a1)は、植物由来の直鎖状低密度ポリエチレン系樹脂であることを特徴とする(6)の包装用積層フィルムが提供され、
(8)前記ポリエチレン系樹脂(a1)は、植物由来のエチレンと、化石燃料由来の炭素数4のα−オレフィンと、化石燃料由来の炭素数6のα−オレフィンとの共重合体であることを特徴とする(7)の包装用積層フィルムが提供され、
(9)前記ポリプロピレン系樹脂組成物(B)は、示差走査熱量計(DSC)を用いた示差走査熱量分析における結晶化温度が106℃未満であることを特徴とする(1)乃至(8)のいずれかに記載の包装用積層フィルムが提供され、
(10)(1)乃至(9)のいずれかに記載の包装用積層フィルムが熱収縮性を備えることを特徴とする熱収縮性積層フィルムが提供される。
包装用積層フィルムの結晶化温度が106℃以上とすることで、溶断シールの際、溶断刃にとられる溶融樹脂を減らすことができることでシール強度のバラつきを小さくし、溶断シール部のピンホール状のシール欠陥を抑制することができる。一方、包装用積層フィルムの結晶化温度が106℃未満であると、溶断刃にとられる溶融樹脂を減らすことができないことから、シール強度にバラつきが生じてしまい、溶断シール部のピンホール状のシール欠陥を抑制することができない。尚、包装用積層フィルムの結晶化温度は、特に107℃以上が好ましい。
以下は、本発明の包装用積層フィルムの1種である熱収縮性積層フィルムについて具体的に説明する。
図1は、本発明の実施形態1に係る熱収縮性積層フィルムの拡大断面図である。図1に示すように、本発明の熱収縮性積層フィルム1は、芯層2の両面に表面層3が積層された多層構成である。なお、本発明の目的を達成しうる範囲で各層の間に他の層を設けることも可能である。
芯層は、ポリエチレン系樹脂組成物(A)から形成されるものであり、主として熱収縮性積層フィルムの低温収縮性、機械的強度、溶断シール性、ホットタック性等に寄与する層である。
ポリエチレン系樹脂組成物(A)は、ポリエチレン系樹脂(a1)を主成分として含む。尚、本発明において「主成分」とは、樹脂組成物を構成する樹脂成分のうち、構成比率が50重量%以上であることを意味するものであり、好ましくは60重量%以上であり、より好ましくは80重量%以上である。
樹脂組成物(A)には、第2成分としてポリプロピレン系樹脂(a2)が含まれていることが好ましい。ポリエチレン系樹脂(a1)とポリプロピレン系樹脂(a2)がブレンドされていることにより、延伸加工性が良好であると共に、ポリエチレン系樹脂(a1)により引き裂き強度に優れ、ポリプロピレン系樹脂(a2)により収縮応力と腰の強さに優れた、両方の特性を備えた熱収縮性フィルムが得られるので好ましい。
ポリプロピレン系樹脂(a2)の配合割合は1重量%以上50重量%未満であることが好ましく、更には3重量%以上30重量%以下、4重量%以上20重量%以下、5重量%以上15重量%以下であることが好ましい。
ポリエチレン系樹脂組成物(A)に含まれるポリエチレン系樹脂(a1)としては、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンが挙げられる。
本発明におけるポリエチレン系樹脂(a1)としては、示差走査熱量計(DSC)を用いた示差走査熱量分析における結晶化温度が106℃以上であることが好ましい。ポリエチレン系樹脂(a1)の結晶化温度が106℃以上である樹脂を用いることで、芯層を形成するポリエチレン系樹脂組成物(A)の結晶化温度を106℃以上とすることができ、上述のように、シール強度のバラつきが小さく、シール強度に優れたフィルムとすることができ、自動包装機等において、溶断シール後の被包装物を加熱収縮オーブン等に通過させた後に、溶断シール部にピンホール状のシール欠陥(穴)が発生することを抑制することができる。
結晶化温度が106℃以上であるポリエチレン系樹脂組成物(A)としては、例えば、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレンが挙げられる。このうち、高密度ポリエチレンよりも延伸性に優れる直鎖状低密度ポリエチレンが特に好ましい。直鎖状低密度ポリエチレンは、エチレンに基づく単量体単位とα−オレフィンに基づく単量体単位とが共重合された重合体であり、エチレンに基づく単量体単位の含有量が直鎖状低密度ポリエチレンの全重量(100重量%)に対して50重量%以上の重合体である。直鎖状低密度ポリエチレンにおけるα−オレフィンとしては、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセンなどを例示することができるが、1−ヘキセンや1−オクテンが製膜性安定性の観点から望ましく、特に、エチレンと1−ブテンと1−ヘキセンの共重合体であることが特に好ましい。
直鎖状低密度ポリエチレンは、密度が0.915〜0.930g/cm3、特に0.915〜0.925g/cm3であることが好ましく、0.915〜0.923g/cm3であることがより好ましい。密度が上記範囲の直鎖状低密度ポリエチレンは、低温収縮性、機械的強度(引張破断強度、引張弾性率、伸び、引裂荷重、溶断シール部の耐衝撃性)に優れる。密度が上記範囲より小さいと、機械的強度が低くなるため好ましくなく、密度が上記範囲より大きいと、低温収縮性が悪くなる恐れがある。なお、本発明における密度はJIS−K7112に準拠して測定された値をいう。
尚、オリゴマー抽出量は、次のような条件で抽出される量をいう。試料を23±2℃、湿度65%±15%の条件下で24時間以上放置し、試料約15gを秤量する。一方、500mlの丸底フラスコをシリカゲル入りのデシケーターに入れ、23±2℃の条件下で24時間以上放置し、重量を秤量する。当該丸底フラスコにヘキサン(試薬特級)を約200ml入れ前記秤量した試料を所定位置に封入してソックスレー抽出器をセットする。水温約90℃のウォーターバスに前記ソックスレー抽出器の丸底フラスコを浸漬して6時間抽出する。抽出後、ヘキサンを蒸発させ、100℃の条件の下、2時間丸底フラスコを減圧乾燥させる。乾燥後、丸底フラスコをシリカゲル入りのデシケーターに入れ、23±2℃の条件下で24時間以上放置し、重量を秤量する。以下の数式でオリゴマー抽出量(重量%)を求める。
・オリゴマー抽出量(重量%)={(抽出処理後の丸底フラスコの重量−抽出処理前の丸底フラスコの重量)/試料の重量}×100
植物由来の直鎖状低密度ポリエチレンとしては、例えば、植物由来のエチレンと、化石燃料由来の炭素数4のα−オレフィンとの共重合体(C4LL)や植物由来のエチレンと、化石燃料由来の炭素数4のα−オレフィンと、化石燃料由来の炭素数6のα−オレフィンとの共重合体(C4/C6LL)が挙げられる。これらのうち、植物由来のC4/C6LLを用いる方が、フィルム製膜性やフィルムの機械的強度、特に引裂荷重が良好である点で好ましい。
芯層に含まれるポリプロピレン系樹脂(a2)は、ホモポリプロピレン、又はプロピレンに基づく単量体単位とα−オレフィンに基づく単量体単位とが共重合された共重合体であり、プロピレンに基づく単量体単位の含有量がポリプロピレン系樹脂(a2)の全重量(100重量%)に対して50重量%以上の樹脂である。またプロピレン−α−オレフィン共重合体は、その単量体の配列によりブロック共重合体、ランダム共重合体、ランダムブロック共重合体に分けられるが、本発明においてはこのいずれであっても構わない。プロピレンと共重合するα−オレフィンとしては、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテンなどを例示することができるが、エチレンが製膜加工・延伸加工の安定性の観点から望ましい。
表面層はポリプロピレン系樹脂組成物(B)から形成されるものであり、主として熱収縮性積層フィルムの耐熱性、製膜加工・延伸加工の安定性等に寄与する層である。
ポリプロピレン系樹脂組成物(B)は、ポリプロピレン系樹脂(b)を主成分として含むものである。なお、本発明において、「主成分とする」とは、樹脂組成物を構成する樹脂成分のうち、構成比率が50重量%以上であることを意味するものであり、好ましくは60重量%以上であり、より好ましくは80重量%以上であり、さらに好ましくは90重量%以上であり、特に好ましくは95重量%以上である。
ポリプロピレン系樹脂(b)は、ホモポリプロピレン、又はプロピレンに基づく単量体単位とα−オレフィンに基づく単量体単位とが共重合された共重合体であり、プロピレンに基づく単量体単位の含有量がポリプロピレン系樹脂(b)の全重量(100重量%)に対して50重量%以上の樹脂である。またプロピレン−α−オレフィン共重合体は、その単量体の配列によりブロック共重合体、ランダム共重合体、ランダムブロック共重合体に分けられるが、本発明においてはこのいずれであっても構わない。プロピレンと共重合するα−オレフィンとしては、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテンなどを例示することができるが、エチレンが製膜加工・延伸加工の安定性の観点から望ましい。
図2は、本発明の実施形態2に係る熱収縮性積層フィルムの拡大断面図である。本発明の熱収縮性積層フィルムは上述したように芯層の両面に表面層がそれぞれ積層一体化されて成るものであるが、層間接着強度や再生還元等を考慮して芯層と表面層との間に中間層を設けても良い。具体的には図2に示すように、熱収縮性積層フィルム11は、第1表面層13/第1中間層14/芯層12/第2中間層14/第2表面層13の順に積層された多層構成である。なお、本発明の目的を達成しうる範囲で各層の間に他の層を設けることも可能である。
中間層は、生産時に生じる不適合品等を溶融して再生還元したものであり、中間層には芯層を形成するポリエチレン系樹脂組成物(A)及び表面層を形成するポリプロピレン系樹脂組成物(B)が含まれる。
本発明の熱収縮性積層フィルムの製造方法は、従来公知の方法を採用することができ、特に制限するものではないが、例えば上述した両表面層を形成するためのポリプロピレン系樹脂組成物(B)と、芯層を形成するためのポリエチレン系樹脂組成物(A)と、必要に応じて中間層を形成するための再生還元樹脂とを、別々の押出機の供給し、1つのダイスから押出すインフレーション共押出法やTダイ共押出法等により未延伸の多層フィルムを製膜し、次工程で延伸する方法が挙げられる。未延伸の多層フィルムの厚みは、特に制限するものではないが、例えば、200〜500μmである。
示差走査熱量計(DSC)を用いた示差走査熱量分析における結晶化温度の測定は、基本的にはJIS−K7121に準拠して行うが、本発明においては以下のように結晶化温度を求めることとした。まず試料約10mgをアルミパンに封入し、窒素気流下にて10℃/minの昇温速度で230℃まで昇温し、5分間保持の後、10℃/minの降温速度で0℃まで降温して結晶化させた時の最も高温側の結晶化ピークの頂点の温度とする。
(2)引張強度、引張伸び、引張弾性率
ASTM D 882に準拠し、引張速度5mm/min、初期つかみ具間隔50mmで測定した。
(3)引裂荷重
ASTM D 1922に準拠して測定した。
(4)ヘイズ
日本電色工業株式会社製「NDH2000」にて、JIS−K7105に準拠して測定した。尚、光源はD65を用いた。
(5)熱収縮率
JIS Z1709−1995に準拠して測定した。なお、熱溶媒はグリセリン、浸漬時間は10秒として、90℃、100℃、110℃、120℃における熱収縮率を測定した。
(6)溶断シール部のシール欠陥評価
L型半折自動包装機(ハナガタ社製 標品名「HP−10」、溶断刃:先端の鋭利な金属刃、刃受け:フッ素樹脂シート)を用いて直方体の包装箱(幅200mm×奥行120mm×高さ30mm)20個をフィルムによって連続的に被覆して溶断シール(溶断刃温度:190℃、シール時間:1秒)し、次いで加熱収縮オーブン(オーブン温度:160℃、通過時間:6秒)に通して熱収縮包装した後、各包装体における溶断シール部のシール欠陥の発生状況を、目視により確認した。評価基準は以下の通りである。
<評価基準>
シール部に異常がないものを5点、シール部にピンホール等のシール欠陥が発生したものを1点、シール部が全幅に亘って裂けたものを0点とし、各包装体の点数の合計点で評価。
〇:70点を超え、100点以下
△:50点を超え、70点以下
<直鎖状低密度ポリエチレン>
・LLDPE(1)[密度:0.916g/cm3、結晶化温度:107.5℃](植物由来C4/C6直鎖状低密度ポリエチレン:ブラスケム社製「SLH118」)
・LLDPE(2)[密度:0.916g/cm3、結晶化温度:102.2℃]
<ポリプロピレン系樹脂>
・r−PP[プロピレン−エチレンランダム共重合体、MFR:2.3g/10min、エチレン含有量:4.2〜5.0%、結晶化温度:101.7℃]
尚、密度はJIS−K7112に準拠して測定された値であり、MFRはJIS−K7210に準拠して測定された値である。
表1に示す樹脂組成物を用いて、インフレーション共押出法にて、第1表面層/第1中間層/芯層/第2中間層/第2表面層の未延伸フィルムを製膜し、次いで、チューブラー延伸法によって同時二軸延伸(縦4.3倍、横4.5倍)を行い、表1に示す各層の厚み比及び厚みのフィルムを得た。得られたフィルムの評価結果を表1に示す。
2、12:芯層
3、13:表面層
14:中間層
Claims (4)
- 表面層/芯層/表面層の3層、または、表面層/中間層/芯層/中間層/表面層の5層に積層された熱収縮性積層フィルムであって、
前記芯層が、ポリエチレン系樹脂(a1)を主成分として含み、さらにポリプロピレン系樹脂(b1)を含有した樹脂組成物(A)からなり、
前記表面層が、ポリプロピレン系樹脂(b1)を主成分として含むポリプロピレン系樹脂組成物(B)からなり、
前記ポリプロピレン系樹脂組成物(B)は、示差走査熱量計(DSC)を用いた示差走査熱量分析における結晶化温度が106℃未満であり、
前記熱収縮性積層フィルムは、示差走査熱量計(DSC)を用いた示差走査熱量分析における結晶化温度が106℃以上であることを特徴とする熱収縮性積層フィルム。 - 前記熱収縮性積層フィルムは、示差走査熱量計(DSC)を用いた示差走査熱量分析における結晶化温度が117℃以下であることを特徴とする請求項1記載の熱収縮性積層フィルム。
- 前記芯層の前記ポリエチレン系樹脂(a1)は、示差走査熱量計(DSC)を示差走査熱量分析における結晶化温度が106℃以上であることを特徴とする請求項1又は2記載の熱収縮性積層フィルム。
- 前記ポリエチレン系樹脂(a1)は、植物由来の直鎖状低密度ポリエチレンであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の熱収縮性積層フィルム。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019145468 | 2019-08-07 | ||
JP2019145468 | 2019-08-07 | ||
PCT/JP2020/029922 WO2021025039A1 (ja) | 2019-08-07 | 2020-08-05 | 包装用積層フィルム及び熱収縮性積層フィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2021025039A1 JPWO2021025039A1 (ja) | 2021-09-27 |
JP6949270B2 true JP6949270B2 (ja) | 2021-10-13 |
Family
ID=74502975
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021507530A Active JP6949270B2 (ja) | 2019-08-07 | 2020-08-05 | 包装用積層フィルム及び熱収縮性積層フィルム |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6949270B2 (ja) |
CN (1) | CN114072285A (ja) |
WO (1) | WO2021025039A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023132301A1 (ja) * | 2022-01-06 | 2023-07-13 | 興人フィルム&ケミカルズ株式会社 | ポリオレフィン系バイオマスシュリンクフィルム |
JP2023110584A (ja) * | 2022-01-28 | 2023-08-09 | 住化積水フィルム株式会社 | 包装用フィルムおよび熱収縮フィルム包装電線束 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DK284083D0 (da) * | 1983-06-20 | 1983-06-20 | Vik Consult | Dampspaerre |
JP2004255578A (ja) * | 2003-02-24 | 2004-09-16 | Toyobo Co Ltd | 積層ポリプロピレン系フィルム |
JP5251766B2 (ja) * | 2009-07-16 | 2013-07-31 | 東ソー株式会社 | 多層フィルム |
JP2014076543A (ja) * | 2012-10-06 | 2014-05-01 | Mitsubishi Plastics Inc | ストレッチ包装用フィルム |
JP6567820B2 (ja) * | 2014-01-16 | 2019-08-28 | リケンファブロ株式会社 | 食品包装用ポリオレフィン系ラップフィルム |
JP6355243B2 (ja) * | 2014-06-25 | 2018-07-11 | 藤森工業株式会社 | 積層体 |
TW201836945A (zh) * | 2017-03-07 | 2018-10-16 | 日商迪愛生股份有限公司 | 疊層薄膜及食品包裝袋 |
JP7018781B2 (ja) * | 2018-02-16 | 2022-02-14 | 大倉工業株式会社 | 熱収縮性積層フィルム |
JP7193307B2 (ja) * | 2018-11-07 | 2022-12-20 | フタムラ化学株式会社 | 無延伸ポリプロピレン系樹脂フィルム |
JP6753987B1 (ja) * | 2019-07-30 | 2020-09-09 | 興人フィルム&ケミカルズ株式会社 | ポリオレフィン系多層シュリンクフィルム |
-
2020
- 2020-08-05 WO PCT/JP2020/029922 patent/WO2021025039A1/ja active Application Filing
- 2020-08-05 JP JP2021507530A patent/JP6949270B2/ja active Active
- 2020-08-05 CN CN202080049091.1A patent/CN114072285A/zh active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2021025039A1 (ja) | 2021-02-11 |
CN114072285A (zh) | 2022-02-18 |
JPWO2021025039A1 (ja) | 2021-09-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100491456B1 (ko) | 폴리올레핀 수지 조성물 및 이것을 이용한 수축 필름 | |
JP7505614B2 (ja) | ポリオレフィン系樹脂フィルム | |
CN112512806B (zh) | 层叠体和包含该层叠体的包装袋 | |
CN115362199B (zh) | 聚烯烃系树脂薄膜 | |
JP6949270B2 (ja) | 包装用積層フィルム及び熱収縮性積層フィルム | |
WO2008001916A1 (en) | Heat-shrinkable laminated film, and moldings, heat shrinkable labels and containers, made by using the film | |
US20170282507A1 (en) | Biaxially oriented polyolefin film with high moisture vapor barrier and stiffness properties | |
JP7018781B2 (ja) | 熱収縮性積層フィルム | |
JP2018176690A (ja) | 絞り成型用ポリプロピレン系シーラントフィルム | |
JP2020007443A (ja) | 食品用包装フィルムおよび食品用包装体 | |
CN116669960A (zh) | 聚烯烃系树脂薄膜和层叠体 | |
JP2008036844A (ja) | 多層ポリオレフィン系熱収縮フィルム | |
US20230212361A1 (en) | Biaxially oriented polypropylene film | |
JP2007237640A (ja) | 積層フィルム | |
JP6289261B2 (ja) | 熱収縮性積層フィルム | |
JP4018929B2 (ja) | 熱収縮性ポリオレフィン系積層フィルム | |
JP2002069266A (ja) | 収縮包装用フィルムおよびラベル | |
JP4468743B2 (ja) | 熱収縮性ポリオレフィン系積層フィルム | |
JP2007001102A (ja) | 多層熱収縮性ポリオレフィンフィルム | |
WO2022153782A1 (ja) | 積層体、及びそれを用いた包装体 | |
JP2009039950A (ja) | 多層ポリオレフィン系熱収縮フィルム | |
US20230212362A1 (en) | Biaxially oriented polypropylene film | |
JP2021066468A (ja) | 食品用包装フィルムおよび食品用包装体 | |
JP2024049102A (ja) | 二軸延伸ポリプロピレンフィルム、食品用包装体および食品包装体 | |
WO2022118679A1 (ja) | 二軸配向ポリプロピレン系樹脂フィルム及びそれを用いた包装体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210216 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210216 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20210216 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210601 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210719 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210914 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210921 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6949270 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |