JP6949070B2 - 鞍乗り型車両におけるエアクリーナ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、後輪の車幅方向一方側の側方にエアクリーナのクリーナケースが配置され、吸気口を前端部に有する吸気ダクトが、前記クリーナケース内の未浄化室に空気を吸引するようにして前記クリーナケースに設けられる鞍乗り型車両に関し、特にエアクリーナ構造の改良に関する。
スクータ型自動二輪車の後輪の車幅方向一方側の側方に配置されるエアクリーナのクリーナケースに、そのクリーナケースから前方に突出する吸気ダクトが設けられるものが、特許文献1で知られている。
特開2018−075967号公報
クリーナケースから突出した吸気ダクトに、車両前後方向前方から塵埃や水が侵入することを防止するために、吸気ダクトを、車幅方向他方側すなわち後輪側から覆いつつ当該吸気ダクトの少なくとも一部を車両前後方向前方から覆い、そのダクトカバーの後輪とは反対側に、吸気ダクトへの空気の吸引を可能とするための開口部が設けることが考えられる。しかるに後輪の一側方にエアクリーナが配置される場合、後輪の回転によって巻き上げられた空気が車両前後方向前方やその周囲に向かう流れを形成するため、その空気の流れがダクトカバーの開口部から吸気ダクトへの空気の吸入を妨げ、エアクリーナへの空気の吸入効率が低下するという課題が生じる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、後輪が巻き上げる空気の流れの影響を抑えてエアクリーナへの空気の吸入効率を高めることができる鞍後型車両におけるエアクリーナ構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、後輪の車幅方向一方側の側方にエアクリーナのクリーナケースが配置され、吸気口を前端部に有する吸気ダクトが、前記クリーナケース内の未浄化室に空気を吸引するようにして前記クリーナケースに設けられる鞍乗り型車両において、前記吸気ダクトを前記車幅方向他方側から覆いつつ当該吸気ダクトの少なくとも一部を車両前後方向前方および上方から覆うとともに前記車幅方向一方側に開口部が形成されるダクトカバーが、前記クリーナケースに設けられ、前記ダクトカバーのうち前記吸気ダクトを車両前後方向前方および上方から覆う前壁部の外面に、車両前後方向に沿う第1リブが立設されることを第1の特徴とする。
また本発明は、後輪の車幅方向一方側の側方にエアクリーナのクリーナケースが配置され、吸気口を前端部に有する吸気ダクトが、前記クリーナケース内の未浄化室に空気を吸引するようにして前記クリーナケースに設けられる鞍乗り型車両において、前記吸気ダクトを前記車幅方向他方側から覆いつつ当該吸気ダクトの少なくとも一部を車両前後方向前方から覆うとともに前記車幅方向一方側に開口部が形成されるダクトカバーが、前記クリーナケースに設けられ、前記ダクトカバーのうち前記吸気ダクトを車両前後方向前方から覆う前壁部の外面に、車両前後方向に沿う第1リブが立設され、前記ダクトカバーの前壁部の外面に、車両前後方向に沿う前記第1リブの後端部に連なるとともに車幅方向に沿って延びる第2リブが上方に突出するように立設されることを第2の特徴とする。
また本発明は、後輪の車幅方向一方側の側方にエアクリーナのクリーナケースが配置され、吸気口を前端部に有する吸気ダクトが、前記クリーナケース内の未浄化室に空気を吸引するようにして前記クリーナケースに設けられる鞍乗り型車両において、前記吸気ダクトを前記車幅方向他方側から覆いつつ当該吸気ダクトの少なくとも一部を車両前後方向前方から覆うとともに前記車幅方向一方側に開口部が形成されるダクトカバーが、前記クリーナケースに設けられ、前記ダクトカバーのうち前記吸気ダクトを車両前後方向前方から覆う前壁部の外面に、車両前後方向に沿う第1リブが立設され、前記ダクトカバーの前記開口部の周縁のうち車両前後方向後方側部分に、車幅方向外側に突出する第3リブが設けられることを第3の特徴とする。
本発明は、第1の特徴の構成の何れかに加えて、前記第1リブの少なくとも一部に、車両前後方向後方から前方に向かうにつれて車幅方向で前記後輪に近付くように傾斜する傾斜部が設けられることを第の特徴とする。
本発明は、第の特徴の構成に加えて、前記傾斜部が、車両前後方向前方から見て前記吸気ダクトの前記吸気口に対応する位置に配置されることを第の特徴とする。
本発明は、第または第の特徴の構成に加えて、前記第1リブが車幅方向に複数設けられ、それらの第1リブのうち車幅方向で前記後輪に最も近い第1リブが、車両前後方向に沿って一直線状に形成され、前記車幅方向で前記後輪から最も遠い位置にある前記第1リブに前記傾斜部が設けられることを第の特徴とする
本発明の第1の特徴によれば、回転する後輪による空気の巻上げによって発生する空気の流れを第1リブによって受け止めることが可能となるため、この空気の流れがダクトカバーの開口部から吸気ダクトを経てエアクリーナ内に吸入される空気の流通を阻害することがなく、これによってエアクリーナへの空気の吸入効率が高められる。
また本発明の第2の特徴によれば、第1リブによって受け止められた空気の流れを第2リブに突き当てることによって、エアクリーナへの空気の吸入に影響を与えない垂直上方に空気の流れを逃がすことができ、エアクリーナへの空気の吸入効率を高めることができる。
また本発明の第3の特徴によれば、車両前後方向前方から後方に向かって流れる走行風の一部が第3リブによって受けられてダクトカバーの開口部から吸気ダクト側に案内されるため、エアクリーナへの空気の吸入効率がさらに高められる。
本発明の第の特徴によれば、第1リブによって受けられた空気の流れが傾斜部によってダクトカバーの開口部から遠ざかる方向に変えられるため、その空気の流れによって前記開口部から吸気ダクトに吸入される空気の流れが阻害されることはなく、エアクリーナへの空気の吸入効率がより高められる。
本発明の第の特徴によれば、車両前後方向前方から見て吸気ダクトの吸気口に対応する位置にある傾斜部によって空気の流れが吸気口から遠ざかる側により積極的に流されることになり、これによってエアクリーナへの空気の吸入効率がより一層高められる。
本発明の第の特徴によれば、複数の第1リブのうち車幅方向で後輪に最も近い第1リブが車両前後方向に沿って一直線状に形成され、後輪からの空気の流れの誘導よりも空気の受け止めが優先され、この空気の受け止めによってエアクリーナへの空気の吸入効率が高められる
スクータ型自動二輪車の一部破断側面図である。 車体フレームおよび車体カバーを省略した状態でのスクータ型自動二輪車の斜視図である。 エアクリーナの一部を前方から見た斜視図である。 エアクリーナの正面図である。 図4の5−5線断面図である。 図4の6−6線断面図である。
本発明の実施の形態について添付の図1〜図6を参照しながら説明する。なお以下の説明において上下、前後および左右はスクータ型自動二輪車に乗車した乗員から見た方向を言うものとする。
先ず図1において、鞍乗り型車両であるスクータ型自動二輪車の車体フレームFの前端部には、前輪WFを下端部で軸支するフロントフォーク8が操向可能に支持され、このフロントフォーク8には操向ハンドル9が連結される。
図2を併せて参照して、前記車体フレームFの車両前後方向中間部には、ユニットスイング式パワーユニット12が上下揺動可能に支持されており、このユニットスイング式パワーユニット12は、エンジン13と、当該エンジン13のエンジン本体13aから後方に延出される伝動ケース14内に収容されるVベルト式自動変速機(図示せず)および動力伝達機構(図示せず)とで構成されており、前記伝動ケース14の後端部には後輪WRが回転可能に軸支される。また前記伝動ケース14の後端部および前記車体フレムFの後端部間にはリヤクッションユニット16が設けられる。
ところで前記後輪WRの車幅方向一方側、この実施の形態では前記後輪WRに対して前記ユニットスイング式パワーユニット12の前記伝動ケース14が配置された側、すなわち後輪WRの左側(図1および図2の手前側)には、前記エンジン13の吸気系10の上流端部を構成するエアクリーナ20が配置される。このエアクリーナ20は、前記伝動ケース14に支持されて当該伝動ケース14の上方に配置される。
前記吸気系10は、前記エアクリーナ20と、このエアクリーナ20からの清浄な空気を導くコネクティングチューブ21と、当該コネクティングチューブ21の下流端に接続されるスロットルボディ22と、前記エンジン本体13aの後部に開口する吸気ポート(図示せず)および前記スロットルボディ22間を接続する吸気管23とを備える。
また車幅方向で前記後輪WRを前記エアクリーナ20との間に挟む側、すなわち前記後輪WRの右側(図1および図2の奥側)には、図2で示すように前記エンジン13の排気系11の下流端部を構成する排気マフラー18が配置される。
前記排気系11は、前記エンジン本体13aの前部に開口する排気ポート(図示せず)に接続されて前記エンジン本体13aの右側を後方に延出される排気管24と、その排気管24の下流端部に接続される前記排気マフラー18とを備える。
図3〜図6を併せて参照して、前記エアクリーナ20のクリーナケース25は、半割り状の第1および第2ケース半体26,27が接合されて成り、樹脂製の第1ケース半体26は、前記後輪WRの左側において当該後輪WRに近い側(内側)に配置され、樹脂製の第2ケース半体27は、前記後輪WRから遠い側(外側)に配置される。
前記第1ケース半体26は、前記後輪WRとは反対側すなわち前記第2ケース半体27側に開放した椀状に形成され、この第1ケース半体26の開放端周縁部には第1フランジ部26aが一体に形成される。
一方、第2ケース半体27は、前記第1ケース半体26の車両前後方向に沿う前端にある前壁部26bよりも後方側に配置されて車幅方向および上下方向に延びる縦壁部分27baを車両前後方向に沿う前端部に有しつつ前記第1ケース半体26側に開放した椀状部27bと、車両前後方向および上下方向に延びて前記縦壁部分27baの車幅方向内端部に連なる側壁部27cを一体に有するように形成され、この第2ケース半体27の前記第1ケース半体26側の周縁部には、前記第1フランジ部26aに対応した第2フランジ部27aが一体に形成される。前記第1フランジ部26aおよび前記第2フランジ部27aは複数のねじ部材28で締結され、これにより前記クリーナケース25が構成される。
前記第1ケース半体26および前記第2ケース半体27間には、クリーナエレメント29を有する仕切板30が挟持されており、前記クリーナケース25内は、前記クリーナエレメント29および前記仕切板30で区画されるようにして、外部からの空気が導入される未浄化室31と、前記クリーナエレメント29を通過して浄化された空気が流入する浄化室32とが形成される。前記吸気系10における前記コネクティングチューブ21は、前記第1ケース半体26の前記前壁部26bを貫通して当該前壁部26bに取付けられており、前記浄化室32内に収容されて前記第1ケース半体26に固定される空気導管33に前記コネクティングチューブ21の上流端部が接続される。
前記未浄化室31の前壁となる前記縦壁部分27baには、吸気口35aを前端部に有する吸気ダクト35が、前記未浄化室31に空気を吸引するようにしつつ前記縦壁部分27baから車両前後方向前方に少なくとも一部(この実施の形態では一部)を突出させるようにして設けられる。
前記クリーナケース25の前記第2ケース半体27には、前記吸気ダクト35を前記車幅方向他方側から覆いつつ当該吸気ダクト35の少なくとも一部を車両前後方向前方および上方から覆うダクトカバー36が設けられる。このダクトカバー36は、この実施の形態では、前記第2ケース半体27の前記側壁部27cと、車両前後方向前方に向けて膨らんだ断面形状を有しつつ前記側壁部27cの前記縦壁部分27baとの連設部を除く周縁部から車幅方向一側に突出する前壁部27dとが一体に連なって成るものであり、このダクトカバー36の車幅方向一方側すなわち前記後輪WRとは反対側には、前記吸気ダクト35側に空気を導くための開口部37が形成される。
前記ダクトカバー36は、この実施の形態では、第2ケース半体27と一体に形成されたが、クリーナケースとは別部材のダクトカバーがクリーナケースに取付けられるようにしてもよい。
ところでスクータ型自動二輪車の走行時には後輪WRが図2の矢印40で示す方向に回転するが、この後輪WRの回転によって周囲の空気が巻き上げられて車両前後方向前方やその周囲に向かう空気の流れが生じる。この後輪WRの回転に伴う空気の流れによって前記ダクトカバー36の前記開口部37から前記吸気ダクト35への空気の吸入が妨げられると、エアクリーナ20への空気の吸入効率が低下する。そこで前記ダクトカバー36の前壁部27dの外面に、車幅方向に並ぶ複数の第1リブ、この実施の形態では2つの第1リブ41,42が、車両前後方向に沿うようにして立設される。
前記第1リブ41,42のうち車幅方向で前記後輪WRに最も近い位置にある第1リブ41が、車両前後方向に沿って一直線状に形成される。一方、前記第1リブ41,42のうち車幅方向で前記後輪WRから最も遠い位置にある近い第1リブ41の少なくとも一部、この実施の形態では第1リブ42の上下方向中間部には、車両前後方向後方から前方に向かうにつれて車幅方向で前記後輪WRに近付くように傾斜する傾斜部42aが設けられる。しかも前記傾斜部42aは、車両前後方向前方から見て前記吸気ダクト35の前記吸気口35aに対応する位置に配置される。
またダクトカバー36の前記前壁部27dの外面には、左右2つの前記第1リブ41,42の後端部に連なるとともに車幅方向に沿って延びる第2リブ43が上方に突出するように立設される。
さらに前記ダクトカバー36の前記開口部37の周縁のうち車両前後方向後方側部分に、車幅方向外側に突出する第3リブ44が設けられる。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、後輪WRの回転によって、図3で矢印aで示すようにエアクリーナ20の周囲を車幅方向外側に流れる空気流が生じたとすると、ダクトカバー36の前壁部27dの外面に、車幅方向並んで車両前後方向に沿う2つの第1リブ41,42が立設されるので、それらの第1リブ41,42によって後輪WRからの空気流を受け止めることが可能となる。
すなわち矢印aで示すように車幅方向外側に流れる空気の流れは、2つの第1リブ41,42のうち前記後輪WRに近い側の第1リブ41に衝突して遮られ、第1リブ41に衝突した空気の一部は矢印bで示すように第1リブ41に沿って斜め上方に向い、残余の空気は矢印cで示すように第1リブ41に沿って下方に向かうことになる。
また後輪WRに近い側の第1リブ41で遮られなかった一部の空気は、第1リブ42よりも車幅方向外側の第1リブ42に衝突して遮られ、第1リブ42に衝突した空気の一部は矢印cで示すように第1リブ41に沿って斜め上方に向い、残余の空気は矢印d,eで示すように、第1リブ42に沿って下方に向かうことになる。
したがって後輪WRからの空気の流れがダクトカバー36の開口部37側に流れることが阻止されることになり、ダクトカバー36の開口部37から吸気ダクト35を経てエアクリーナ30内に吸入される空気の流通が阻害されず、エアクリーナ20への空気の吸入効率が高められる。
また前記ダクトカバー36の前壁部27dの外面に、車両前後方向に沿う前記第1リブ41,42の後端部に連なるとともに車幅方向に沿って延びる第2リブ43が上方に突出するように立設されている。このため、第1リブ41,42に衝突して斜め上方に向かった空気は、図3の矢印g,hで示すように、第2リブ43に突き当たることになり、エアクリーナ20への空気の吸入に影響を与えない垂直上方に空気の流れを逃がすことができ、エアクリーナ20への空気の吸入効率を高めることができる。
また車幅方向に並ぶ2つの第1リブ41,42のうち後輪WRから遠い側の第1リブ42の少なくとも一部に、車両前後方向後方から前方に向かうにつれて車幅方向で前記後輪WRに近付くように傾斜する傾斜部42aが設けられるので、第1リブ42に沿って下方に向かう空気は、図3の矢印eで示すように、ダクトカバー36の開口部37から遠ざかる方向に変えられることになり、空気の流れによって前記開口部37から吸気ダクト35に吸入される空気の流れが阻害されることはなく、エアクリーナ20への空気の吸入効率がより高められる。
しかも前記傾斜部42aが、車両前後方向前方から見て前記吸気ダクト35の吸気口35aに対応する位置に配置されるので、空気の流れが吸気口35aから遠ざかる側により積極的に流されることになり、これによってエアクリーナ20への空気の吸入効率がより一層高められる。
また2つの第1リブ41,42のうち車幅方向で後輪WERに最も近い第1リブ41が、車両前後方向に沿って一直線状に形成され、前記車幅方向で前記後輪WRから最も遠い位置にある前記第1リブ42に前記傾斜部42aが設けられるので、前記後輪WRから の空気の流れの誘導よりも空気の受け止めが優先されることになり、この空気の受け止めによってエアクリーナ20への空気の吸入効率が高められる。
さらに前記ダクトカバー36の前記開口部37の周縁のうち車両前後方向後方側部分に、車幅方向外側に突出する第3リブ44が設けられるので、車両前後方向前方から後方に向かって流れる走行風の一部が第3リブ44によって受けられてダクトカバー36の開口部37から吸気ダクト35側に案内されることになり、エアクリーナ20への空気の吸入効率がさらに高められる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば上述の実施の形態ではダクトカバー36の前壁部27dの外面に車幅方向に並ぶ2つの第1リブ42,42が立設される構造について説明したが、単一の第1リブが立設されるようにしてもよく、また3つ以上の第1リブが立設されるようにしてもよい。
また本発明は、スクータ型自動二輪車に限定して適用されるものではなく、後輪の一側方にエアクリーナが配置される鞍乗り型車両に広く適用可能である。
20・・・エアクリーナ
25・・・クリーナケース
27d・・・前壁部
31・・・未浄化室
35・・・吸気ダクト
35a・・・吸気口
36・・・ダクトカバー
37・・・開口部
41,42・・・第1リブ
42a・・・傾斜部
43・・・第2リブ
44・・・第3リブ
WR・・・後輪

Claims (6)

  1. 後輪(WR)の車幅方向一方側の側方にエアクリーナ(20)のクリーナケース(25)が配置され、吸気口(35a)を前端部に有する吸気ダクト(35)が、前記クリーナケース(25)内の未浄化室(31)に空気を吸引するようにして前記クリーナケース(25)に設けられる鞍乗り型車両において、
    前記吸気ダクト(35)を前記車幅方向他方側から覆いつつ当該吸気ダクト(35)の少なくとも一部を車両前後方向前方および上方から覆うとともに前記車幅方向一方側に開口部(37)が形成されるダクトカバー(36)が、前記クリーナケース(25)に設けられ、前記ダクトカバー(36)のうち前記吸気ダクト(35)を車両前後方向前方および上方から覆う前壁部(27d)の外面に、車両前後方向に沿う第1リブ(41,42)が立設されることを特徴とする鞍乗り型車両におけるエアクリーナ構造。
  2. 後輪(WR)の車幅方向一方側の側方にエアクリーナ(20)のクリーナケース(25)が配置され、吸気口(35a)を前端部に有する吸気ダクト(35)が、前記クリーナケース(25)内の未浄化室(31)に空気を吸引するようにして前記クリーナケース(25)に設けられる鞍乗り型車両において、
    前記吸気ダクト(35)を前記車幅方向他方側から覆いつつ当該吸気ダクト(35)の少なくとも一部を車両前後方向前方から覆うとともに前記車幅方向一方側に開口部(37)が形成されるダクトカバー(36)が、前記クリーナケース(25)に設けられ、前記ダクトカバー(36)のうち前記吸気ダクト(35)を車両前後方向前方から覆う前壁部(27d)の外面に、車両前後方向に沿う第1リブ(41,42)が立設され、
    前記ダクトカバー(36)の前壁部(27d)の外面に、車両前後方向に沿う前記第1リブ(41,42)の後端部に連なるとともに車幅方向に沿って延びる第2リブ(43)が上方に突出するように立設されることを特徴とする鞍乗り型車両におけるエアクリーナ構造。
  3. 後輪(WR)の車幅方向一方側の側方にエアクリーナ(20)のクリーナケース(25)が配置され、吸気口(35a)を前端部に有する吸気ダクト(35)が、前記クリーナケース(25)内の未浄化室(31)に空気を吸引するようにして前記クリーナケース(25)に設けられる鞍乗り型車両において、
    前記吸気ダクト(35)を前記車幅方向他方側から覆いつつ当該吸気ダクト(35)の少なくとも一部を車両前後方向前方から覆うとともに前記車幅方向一方側に開口部(37)が形成されるダクトカバー(36)が、前記クリーナケース(25)に設けられ、前記ダクトカバー(36)のうち前記吸気ダクト(35)を車両前後方向前方から覆う前壁部(27d)の外面に、車両前後方向に沿う第1リブ(41,42)が立設され、
    前記ダクトカバー(36)の前記開口部(37)の周縁のうち車両前後方向後方側部分に、車幅方向外側に突出する第3リブ(44)が設けられることを特徴とする鞍乗り型車両におけるエアクリーナ構造。
  4. 前記第1リブ(42)の少なくとも一部に、車両前後方向後方から前方に向かうにつれて車幅方向で前記後輪(WR)に近付くように傾斜する傾斜部(42a)が設けられることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の鞍乗り型車両におけるエアクリーナ構造。
  5. 前記傾斜部(42a)が、車両前後方向前方から見て前記吸気ダクト(35)の前記吸気口(35a)に対応する位置に配置されることを特徴とする請求項に記載の鞍乗り型車両におけるエアクリーナ構造。
  6. 前記第1リブ(41,42)が車幅方向に複数設けられ、それらの第1リブ(41,42)のうち車幅方向で前記後輪(WR)に最も近い第1リブ(41)が、車両前後方向に沿って一直線状に形成され、前記車幅方向で前記後輪(WR)から最も遠い位置にある前記第1リブ(42)に前記傾斜部(42a)が設けられることを特徴とする請求項またはに記載の鞍乗り型車両におけるエアクリーナ構造。
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