JP6945956B2 - 乗客コンベアの制御盤および乗客コンベアの制御盤の保守点検方法 - Google Patents

乗客コンベアの制御盤および乗客コンベアの制御盤の保守点検方法 Download PDF

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Description

この発明は、乗客コンベアの制御盤および乗客コンベアの制御盤の保守点検方法に関する。
乗客コンベアの機械室には、制御盤及びモータが設置されている。保守作業者が制御盤に対する保守点検作業を行う際は、制御盤を機械室から取り出す必要がある。特許文献1に記載される従来の乗客コンベアの制御盤の上部には、把持部が固定されている。作業者が把持部を引き上げることにより、制御盤を機械室から取り出すことができる。
特開2001−335269号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている従来の乗客コンベアの制御盤には、モータに電気的に接続するための接続ケーブルが取り付けられている。そのため、制御盤を機械室から取り出して保守点検作業を行う場合に、制御盤に接続されたままの状態の接続ケーブルを作業の邪魔にならない場所にまとめる必要がある。従って、従来の乗客コンベアでは、制御盤の保守点検作業に手間がかかっていた。
この発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、制御盤の保守点検作業の負担を軽減することができる乗客コンベアの制御盤および乗客コンベアの制御盤の保守点検方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明に係る乗客コンベアの制御盤は、フレームと、フレームに引き出し可能に収納される制御ユニットを有する制御盤本体と、制御ユニットに取り付けられるケーブル体とを備え、ケーブル体は、制御ユニットを接続対象機器に電気的に接続する接続ケーブルを有し、制御ユニットに対するケーブル体の取付状態は、接続ケーブルを介して制御ユニットが接続対象機器に電気的に接続される第1の取付状態と、ケーブル体が接続対象機器から切り離される第2の取付状態との間で選択可能になっており、制御ユニットに対するケーブル体の位置は、第1の取付状態と第2の取付状態とで互いに異なり、第2の取付状態のときのケーブル体は、制御ユニットをフレームから引き出すための把持部となる。
この発明に係る乗客コンベアの制御盤および乗客コンベアの制御盤の保守点検方法によれば、制御盤の保守点検作業の負担を軽減することができる。
この発明の実施の形態1に係る制御盤が設けられた乗客コンベアの全体構造の概略図である。 図1に示す乗客コンベアの制御盤が設置されている機械室の上面図である。 図2に示す機械室の内部に設けられている制御盤を乗り場側から見た正面図である。 図3に示す制御盤の左側面図である。 図3に示す制御盤のフレームの左側面図である。 図3に示す制御盤のフレームの正面図である。 図3に示す制御盤の制御ユニットの左側面図である。 図3に示す制御盤の制御ユニットの正面図である。 図3に示す制御盤の把持部の正面図である。 図3に示す制御盤の把持部の右側面図である。 図3に示す制御盤から制御ユニットを取り外した状態を示す図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1に係る制御盤が設けられた乗客コンベアの全体構造の概略図である。図2は、図1に示す乗客コンベアの制御盤が設置されている機械室の上面図である。図1に示すように、乗客コンベア1は、トラス1aと、トラス1aに支持された複数のステップ1bとを有している。トラス1aの長手方向上端部は、上階の構造物に支持されている。トラス1aの長手方向下端部は、下階の構造物に支持されている。トラス1aの長手方向上端部の上方には、乗客コンベア1の上階乗降口が設けられている。トラス1aの長手方向下端部の上方には、乗客コンベア1の下階乗降口が設けられている。
複数のステップ1bは、無端状に連結されている。また、複数のステップ1bは、上階乗降口と下階乗降口との間を循環移動可能になっている。
トラス1aの長手方向上端部には、機械室2が設けられている。機械室2の内部には、図2に示すように、駆動モータ3と、駆動モータ3を制御する制御盤4とが設けられている。ここで、以下の説明において、機械室2から見て、ステップ1bが設けられている側をステップ側Sとし、上階の構造物が設けられている側を乗り場側Bとする。この例では、駆動モータ3が制御盤4よりもステップ側Sに設けられている。
駆動モータ3は、複数のステップ1bを循環移動させる駆動力を発生する駆動装置である。また、制御盤4は、駆動モータ3を制御することにより、複数のステップ1bの移動の速度または移動の方向を制御する。
図3は、図2に示す機械室2の内部に設けられている制御盤4を乗り場側Bから見た正面図である。図4は、図3に示す制御盤4の左側面図である。図5は、図3に示す制御盤のフレームの左側面図である。図6は、図3に示す制御盤4のフレームの正面図である。図7は、図3に示す制御盤4の制御ユニットの左側面図である。図8は、図3に示す制御盤4の制御ユニット9aの正面図である。制御盤4は、フレーム8と、フレーム8に設けられる制御盤本体9とを備えている。制御盤本体9は、フレーム8に引き出し可能に収納される3つの制御ユニット9a,9b,9cを有している。
図5に示すように、フレーム8には、3つの制御ユニット9a,9b,9cに各々対応する3つの凹部8a,8b,8cが形成されている。制御ユニット9aは、凹部8aに収納される。制御ユニット9bは、凹部8bに収納される。制御ユニット9cは、凹部8cに収納される。また、各制御ユニット9a,9b,9cの各々の形状は、直方体形状である。
図4に示すように、制御ユニット9aの側面の上側には、第1の取付部としての上側コネクタ12aが設けられている。制御ユニット9aの側面の下側には、第2の取付部としての下側コネクタ13aが設けられている。また、制御ユニット9bおよび9cも、制御ユニット9aと同じ形状である。すなわち、制御ユニット9bの側面の上側には、第1の取付部としての上側コネクタ12bが設けられている。制御ユニット9bの側面の下側には、第2の取付部としての下側コネクタ13bが設けられている。制御ユニット9cの側面の上側には、第1の取付部としての上側コネクタ12cが設けられている。制御ユニット9cの側面の下側には、第2の取付部としての下側コネクタ13cが設けられている。制御ユニット9a,9bおよび9cには、各々、異なる部品が格納されている。
図3に示すように、フレーム8の上端には、給電用の既設ケーブル6が取り付けられている。また、フレーム8の下端には、駆動モータ3に電気的に接続されるモータケーブル7が取り付けられている。フレーム8には、既設ケーブル6の端部に接続されている上側フレームコネクタ16と、モータケーブル7の端部に接続されている下側フレームコネクタ17とが設けられている。
上側フレームコネクタ16、上側コネクタ12a、下側コネクタ13a、上側コネクタ12b、下側コネクタ13b、上側コネクタ12c、下側コネクタ13c、および下側フレームコネクタ17は、上から順次、等間隔に配置されている。上側フレームコネクタ16と、下側フレームコネクタ17と、上側コネクタ12a,12bおよび12cと、下側コネクタ13a,13bおよび13cとは、プッシュプル式のコネクタである。
制御盤4は、ケーブル体5a?5dをさらに備えている。ケーブル体5aは、フレーム8の上部と最上段の制御ユニット9aとの間に設けられている。また、ケーブル体5aは、第1の端部51aと第2の端部52aとを有している。第1の端部51aは、フレーム8の上側フレームコネクタ16に取り付けられている。第2の端部52aは、制御ユニット9aの上側コネクタ12aに取り付けられている。
互いに隣接する2つの制御ユニット9a,9bの間には、ケーブル体5bが設けられている。ケーブル体5bは、第1の端部51bと第2の端部52bとを有している。第1の端部51bは、制御ユニット9aの下側コネクタ13aに取り付けられている。第2の端部52bは、制御ユニット9bの上側コネクタ12bに取り付けられている。
互いに隣接する2つの制御ユニット9b,9cの間には、ケーブル体5cが設けられている。ケーブル体5cは、第1の端部51cと第2の端部52cとを有している。第1の端部51cは、制御ユニット9bの下側コネクタ13bに取り付けられている。第2の端部52cは、制御ユニット9cの上側コネクタ12cに取り付けられている。
最下段の制御ユニット9cとフレーム8の下部との間には、ケーブル体5dが設けられている。ケーブル体5dは、第1の端部51dと第2の端部52dとを有している。第1の端部51dは、制御ユニット9cの下側コネクタ13cに取り付けられている。第2の端部52dは、フレーム8の下側フレームコネクタ17に取り付けられている。
ケーブル体5a,5b,5cおよび5dの各々の形状は、全て同一の形状である。また、ケーブル体5a,5b,5cおよび5dは、後述するように、制御ユニット9a,9b,9cの取り外し時には、把持部として機能する。
図9は、図3に示す制御盤4のケーブル体5aの正面図である。図10は、図3に示す制御盤4のケーブル体5aの右側面図である。ケーブル体5aは、U字形状に屈曲したカバー部材としての金属管10と、金属管10の内部に収納される接続ケーブル11とを有している。
ケーブル体5aの第1の端部51aおよび第2の端部52aの各々には、接続ケーブル11に接続されたケーブルコネクタ14が設けられている。ケーブル体5b、5c、5dの各々の構成も、ケーブル体5aと同じ構成になっている。すなわち、ケーブル体5bの第1の端部51bおよび第2の端部52bの各々には、ケーブル体5bの接続ケーブル11に接続されたケーブルコネクタ14が設けられている。ケーブル体5cの第1の端部51cおよび第2の端部52cの各々には、ケーブル体5cの接続ケーブル11に接続されたケーブルコネクタ14が設けられている。ケーブル体5dの第1の端部51dおよび第2の端部52dの各々には、ケーブル体5dの接続ケーブル11に接続されたケーブルコネクタ14が設けられている。
各ケーブルコネクタ14は、フレーム8の上側フレームコネクタ16、下側フレームコネクタ17、3つの上側コネクタ12a,12b,12cおよび3つの下側コネクタ13a,13b,13cに対してワンタッチで着脱できるように構成されている。
これにより、上側フレームコネクタ16は、各ケーブル体5a,5b,5cおよび5dをフレーム8に機械的に取り付ける取付部と、接続ケーブル11を既設ケーブル6に電気的に接続する接続部とを兼ねている。また、下側フレームコネクタ17は、各ケーブル体5a,5b,5cおよび5dをフレーム8に機械的に取り付ける取付部と、接続ケーブル11をモータケーブル7に電気的に接続する接続部とを兼ねている。さらに、各上側コネクタ12a,12b,12cおよび各下側コネクタ13a,13b,13cの各々は、各ケーブル体5a,5b,5cおよび5dを制御ユニット9a,9bおよび9cに機械的に取り付ける取付部と、接続ケーブル11を制御ユニット9a,9bおよび9cに電気的に接続する接続部とを兼ねている。
次に、制御盤4の保守点検方法について、図3および図11を用いて、以下に説明する。制御盤4の保守点検作業を行うときには、制御ユニット9a,9bおよび9cのうち、保守が必要な制御ユニットをフレーム8から取り外す。
図11は、図3に示す制御盤4から制御ユニット9a,9bおよび9cを取り外した状態を示す図である。なお、以下の説明において、図3に示す、ケーブル体5a,5b,5cおよび5dの各々の取付状態を第1の取付状態とする。また、図11に示す、ケーブル体5a,5bおよび5cの各々の取付状態を第2の取付状態とする。すなわち、制御ユニット9a,9bおよび9cに対するケーブル体5a,5bおよび5cの取付状態は、図3に示す第1の取付状態と、図11に示す第2の取付状態との間で選択可能である。
まず、制御ユニット9a,9bおよび9cを制御盤4から取り外す前の状態について、図3を用いて説明する。
図3に示す第1の取付状態では、制御ユニット9a,9bおよび9cの各々は、ケーブル体5a,5b,5cおよび5dの接続ケーブル11を介して、接続対象機器に電気的に接続される。なお、制御ユニット9a,9bおよび9cの各々に対する接続対象機器とは、既設ケーブル6、モータケーブル7または隣接する他の制御ユニットである。すなわち、制御ユニット9aに対する接続対象機器は、既設ケーブル6および隣接する他の制御ユニット9bである。また、制御ユニット9bに対する接続対象機器は、隣接する他の2つの制御ユニット9aおよび9cである。また、制御ユニット9cに対する接続対象機器は、隣接する他の制御ユニット9bおよびモータケーブル7である。
次に、切り離し工程で、ケーブル体5a,5b,5cおよび5dは、一旦、既設ケーブル6、モータケーブル7、および3つの制御ユニット9a,9b,9cから切り離される。すなわち、ケーブル体5aの第1の端部51aおよび第2の端部52aは、フレーム8の上側フレームコネクタ16および制御ユニット9aの上側コネクタ12aから切り離される。また、ケーブル体5bの第1の端部51bおよび第2の端部52bは、制御ユニット9aの下側コネクタ13aおよび制御ユニット9bの上側コネクタ12bから切り離される。また、ケーブル体5cの第1の端部51cおよび第2の端部52cは、制御ユニット9bの下側コネクタ13bおよび制御ユニット9cの上側コネクタ12cから切り離される。また、ケーブル体5dの第1の端部51dおよび第2の端部52dは、制御ユニット9cの下側コネクタ13cおよびフレーム8の下側フレームコネクタ17から切り離される。
次に、取り付け工程で、図11の第2の取付状態に示すように、ケーブル体5a,5bおよび5cの各々は、第1の取付状態から位置を変えて制御ユニット9a,9bおよび9cに取り付けられる。すなわち、ケーブル体5aの第1の端部51aは、制御ユニット9aの上側コネクタ12aに、第2の端部52aは下側コネクタ13aに各々取り付けられる。また、ケーブル体5bの第1の端部51bは、制御ユニット9bの上側コネクタ12bに、第2の端部52bは下側コネクタ13bに各々取り付けられる。また、ケーブル体5cの第1の端部51cは、制御ユニット9cの上側コネクタ12cに、第2の端部52cは下側コネクタ13cに各々取り付けられる。これにより、ケーブル体5a,5bおよび5cの各々は、各制御ユニット9a,9bおよび9cをフレーム8から個別に引き出すための把持部として使用可能となる。この時、ケーブル体5a,5bおよび5cの各々は、接続対象機器からは切り離されている。
なお、制御ユニット9a,9bおよび9cの保守点検作業の間、ケーブル体5dは、制御盤本体9およびフレーム8から切り離された状態で、適当な保管場所に一時的に置かれる。
図11に示すように、制御ユニット9a,9bおよび9cの引き出し工程では、制御ユニット9a,9bおよび9cの各々に取り付けられたケーブル体5a,5bおよび5cは、把持部として機能する。作業者は、把持部としての各ケーブル体5a,5bおよび5cを利用して、制御盤本体9が収納されたフレーム8の凹部8a,8bおよび8cから、制御盤本体9の一部である制御ユニット9a,9bおよび9cを引き出す。この後、引き出された制御ユニット9a,9bおよび9cに対して、保守点検作業が行われる。なお、制御ユニット9a,9bおよび9cは、全てフレーム8から引き出されてもよく、いずれか1つまたは2つの制御ユニットがフレーム8から引き出されてもよい。また、一旦、フレーム8および制御ユニット9a,9bおよび9cから切り離されたケーブル体5a,5b,5cおよび5dは、図11に示す第2の取付状態において、いずれのケーブル体が制御ユニット9a,9bおよび9cのいずれに取り付けられてもよいものとする。
この後、保守が必要な制御ユニットに対する保守点検作業が終わると、上記の逆の手順によって各制御ユニット9a,9bおよび9cがフレーム8に収納される。この後、制御盤本体9に対する各ケーブル体5a,5b,5c及び5dの取付状態を第1の取付状態とし、制御盤4の保守点検作業が終了する。
以上より、この実施の形態に係る制御盤4に設けられる把持部としての各ケーブル体5a,5b,5cおよび5dは、制御ユニット9a,9bおよび9cの各々を接続対象機器に電気的に接続する接続ケーブル11を有している。また、制御ユニット9a,9bおよび9cに対するケーブル体5a,5bおよび5cの取付状態は、接続ケーブル11を介して制御ユニット9a,9bおよび9cが接続対象機器に電気的に接続される第1の取付状態と、ケーブル体5a,5bおよび5cが接続対象機器から切り離される第2の取付状態との間で選択可能である。従って、制御ユニット9a,9bおよび9cに対するケーブル体5a,5bおよび5cの位置を変えるだけで、接続ケーブル11と一体化されたケーブル体5a,5bおよび5cを把持部として利用することができる。その結果、各ケーブル体5a,5bおよび5cを掴むことにより、保守点検作業時に制御ユニット9a,9bおよび9cをフレーム8から取り外すことができる。すなわち、制御ユニット9a,9bおよび9cを制御盤4から取り外す時に、把持部とは別途に設けられた接続ケーブルが邪魔になることがない。また、接続ケーブルを作業者が引き回して、作業の邪魔にならない場所にまとめる手間も生じない。従って、制御盤4の保守点検作業の負担を軽減することができる。
また、フレーム8から引き出した後の制御ユニット9a,9bおよび9cが、把持部とは別途に設けられた接続ケーブルに繋がれている場合、接続ケーブルの長さによって移動範囲が制限されてしまう。そのため、制御ユニット9a,9bおよび9cを置くことができる場所が限られてしまう。これに対し、この実施の形態に係る制御盤4および制御盤4の保守点検方法では、接続ケーブル11を有するケーブル体5a,5bおよび5cを把持部として使用することができるため、制御ユニット9a,9bおよび9cに対する保守点検作業を任意の場所で行うことができる。
また、制御盤本体9は、複数の制御ユニット9a,9bおよび9cを有している。すなわち、特定の制御ユニットとは異なる他の制御ユニットが接続対象機器とされ、第1の取付状態において特定の制御ユニットが接続ケーブル11を介して他の制御ユニットに電気的に接続されるようになっている。従って、制御盤本体9の一部である制御ユニット9a,9bおよび9cのうち、保守点検作業の必要なもののみを取り出して作業を行うことができる。また、制御ユニット9a,9bあるいは9c毎に制御盤4から取り外すことができるため、単一部材としての制御盤本体9を取り出す場合に比べ、作業者の負担が軽減する。
また、各ケーブル体5a,5b,5cおよび5dは、接続ケーブル11を収納するカバー部材としての金属管10を有している。これにより、各ケーブル体5a,5b,5cおよび5dを把持部として使用する際には、接続ケーブル11が金属管10によって保護され、断線が防止される。また、作業者がケーブル体5a,5b,5cおよび5dをより把持しやすくなり、作業性がさらに向上する。
さらにまた、制御ユニット9a,9bおよび9cの第1の取付部である上側コネクタ12a,12bおよび12cには、図11に示す第2の取付状態のときに、ケーブル体5a,5bおよび5cの第1の端部51a,51bおよび51cが取り付けられている。また、上側コネクタ12a,12bおよび12cは、図3に示す第1の取付状態のときに、ケーブル体5a,5bおよび5cの接続ケーブル11を制御ユニット9a,9bおよび9cに電気的に接続する接続部を兼ねている。これにより、上側コネクタ12a,12bおよび12cを把持部の取付部および接続ケーブル11の接続部として使用することができ、制御ユニット9a,9bおよび9cの構造を単純化することができる。
さらに、制御ユニット9a,9bおよび9cの第2の取付部である下側コネクタ13a,13bおよび13cには、図11に示す第2の取付状態のときに、ケーブル体5a,5bおよび5cの第2の端部52a,52bおよび52cが取り付けられる。また、下側コネクタ13a,13bおよび13cは、図3に示す第1の取付状態のときに、制御ユニット9a,9bおよび9cの各々を接続対象機器に電気的に接続するための接続部を兼ねている。これにより、上側コネクタ12a,12bおよび12cと同様に、下側コネクタ13a,13bおよび13cも取付部および接続部として使用することができ、制御ユニット9a,9bおよび9cの構造をより単純化することができる。
なお、この実施の形態の制御盤4の保守点検方法では、切り離し工程で、制御盤本体9の制御ユニット9a,9bおよび9cおよび接続対象機器の各々からケーブル体5a,5b,5cおよび5dを切り離しているが、これに限定されるものではない。例えば、接続対象機器からケーブル体5aの第1の端部51aを切り離した後、上側コネクタ12aに取り付けた第2の端部52aを中心にケーブル体5aを回転移動させてもよい。これにより、ケーブル体5aの第1の端部51aは、制御ユニット9aの下側コネクタ13aに取り付けられ、ケーブル体5aを把持部として使用することが可能となる。ケーブル体5b及び5cも同じように回転移動させることにより、把持部として使用することが可能となる。なお、この時、把持部として使用されないケーブル体5dの第1の端部51dも、制御ユニット9cの下側コネクタ13cから切り離された状態となっている。
また、この実施の形態において、制御盤本体9を構成する制御ユニットの数は、3つに限定されるものではない。
また、カバー部材は金属管に限定されず、プラスチック製の管であってもよい。
また、この実施の形態に限定されず、制御ユニット9a,9bおよび9cの第1の取付部が下側コネクタ13a,13bおよび13cであり、第2の取付部が上側コネクタ12a,12bおよび12cであってもよい。
1 乗客コンベア、4 制御盤、5 ケーブル体(把持部)、8 フレーム、9 制御盤本体、9a,9b,9c 制御ユニット、10 金属管(カバー部材)、11 接続ケーブル、12a,12b,12c 上側コネクタ(第1の取付部)、13a,13b,13c 下側コネクタ(第2の取付部)、51a,51b,51c 第1の端部、52a,52b,52c 第2の端部。

Claims (7)

  1. フレームと、
    前記フレームに引き出し可能に収納される制御ユニットを有する制御盤本体と、
    前記制御ユニットに取り付けられるケーブル体と
    を備え、
    前記ケーブル体は、前記制御ユニットを接続対象機器に電気的に接続する接続ケーブルを有し、
    前記制御ユニットに対する前記ケーブル体の取付状態は、前記接続ケーブルを介して前記制御ユニットが前記接続対象機器に電気的に接続される第1の取付状態と、前記ケーブル体が前記接続対象機器から切り離される第2の取付状態との間で選択可能になっており、
    前記制御ユニットに対する前記ケーブル体の位置は、前記第1の取付状態と前記第2の取付状態とで互いに異なり、
    前記第2の取付状態のときの前記ケーブル体は、前記制御ユニットを前記フレームから引き出すための把持部となる
    乗客コンベアの制御盤。
  2. 前記制御盤本体は、前記フレームに引き出し可能に収納される他の制御ユニットを有し、
    前記他の制御ユニットは、前記接続対象機器である
    請求項1に記載の乗客コンベアの制御盤。
  3. 前記ケーブル体は、前記接続ケーブルを収納するカバー部材を有している
    請求項1または2のいずれか一項に記載の乗客コンベアの制御盤。
  4. 前記ケーブル体は、第1の端部と第2の端部とを有し、
    前記制御ユニットには、前記第2の取付状態のときに前記第1の端部が取り付けられる第1の取付部と、前記第2の取付状態のときに前記第2の端部が取り付けられる第2の取付部とが設けられており、
    前記第1の取付部は、前記第1の取付状態のときに前記接続ケーブルを前記制御ユニットに電気的に接続する接続部を兼ねている
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の乗客コンベアの制御盤。
  5. 前記第2の取付部は、前記第1の取付状態のときに前記接続対象機器とは異なる他の接続対象機器に前記制御ユニットを電気的に接続するための接続部を兼ねている
    請求項4に記載の乗客コンベアの制御盤。
  6. 制御盤本体に含まれる制御ユニットを接続対象機器に電気的に接続している接続ケーブルを有し、前記制御盤本体に取り付けられているケーブル体を、前記接続対象機器から切り離す切り離し工程と、
    前記切り離し工程の後、前記ケーブル体を把持部として利用して、前記制御盤本体が収納されたフレームから前記制御盤本体の少なくとも一部を引き出す引き出し工程とを備える
    乗客コンベアの制御盤の保守点検方法。
  7. 前記切り離し工程では、前記制御盤本体および前記接続対象機器の各々から前記ケーブル体を切り離し、
    前記切り離し工程の後、前記引き出し工程の前に、前記ケーブル体の位置を変えて前記制御盤本体に前記ケーブル体を取り付ける取り付け工程を備える
    請求項6に記載の乗客コンベアの制御盤の保守点検方法。
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