JP6944010B2 - 極端紫外線光源用のターゲット - Google Patents

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Description

本開示の主題は、極端紫外線(EUV)光源用のターゲットに関する。
極端紫外(EUV)光、例えば、約50nm以下の波長(軟X線と呼ばれることもある)を有しかつ約13nmの波長の光を含む電磁放射をフォトリソグラフィプロセスにおいて使用して、極めて小さいフィーチャを、基板、例えばシリコンウェーハに作成することができる。
EUV光を生成する方法は、EUV範囲の輝線を有するキセノン、リチウム、またはスズなどの元素を有する材料をプラズマ状態に変換することを含むが、必ずしもそれに限定されない。レーザ生成プラズマ(LPP)と呼ばれることが多いそのような1つの方法において、例えば材料の液滴、プレート、テープ、流れ、またはクラスタの形態をとるターゲット材料を駆動レーザと呼ばれ得る増幅光ビームで照射することによって、プラズマを生成することができる。このプロセスに関して、プラズマは、通常、真空チャンバなどの密封容器内で生成され、さまざまなタイプのメトロロジ機器を使用して監視される。
1つの通常の態様において、方法がターゲット位置に向けて初期ターゲット材料を放出することであって、ターゲット材料はプラズマに変換される際に極端紫外(EUV)光を放出する材料を含む、放出することと、第1増幅光ビームを初期ターゲット材料に向けて誘導することであって、第1増幅光ビームは初期ターゲット材料からターゲット材料片の集合体を形成するのに十分なエネルギーを有し、片の各々は、初期ターゲット材料より小さく、かつ半球状ターゲット全体に空間的に分散する、誘導することと、第2増幅光ビームを片の集合体に向けて誘導してターゲット材料片を、EUV光を放出するプラズマに変換する、誘導することと、を含む。
実施は、以下の特徴の1つ以上を含み得る。
EUV光は、半球状体積から全方向に放出され得る。
EUV光は、半球状体積から等方的に放出され得る。
初期ターゲット材料は金属を含み、片の集合体は、金属の片を含み得る。金属はスズであり得る。
半球状体積は、第2増幅光ビームの伝播方向に平行な方向に沿った縦軸と、第2増幅光ビームの伝播方向に直交する方向に沿った横軸とを画定し、第2増幅光ビームを片の集合体に向けて誘導することは、縦軸に沿って半球状体積内に進入することを含み得る。片の集合体の片の大部分は、プラズマに変換され得る。
第1増幅光ビームは、150psの持続時間および1μmの波長を有する光パルスを含み得る。
第1増幅光ビームは、150ps未満の持続時間および1μmの波長を有する光パルスを含み得る。
第1増幅光ビームは、互いに時間的に別々の2つの光パルスを含み得る。2つのパルスは、第1光パルスおよび第2光パルスを含み、第1光パルスは1ns〜10nsの持続時間を有し、第2光パルスは1ns未満の持続時間を有し得る。
第1および第2増幅光ビームは、パルスビームであり得る。
第1増幅光ビームは、ターゲット材料をプラズマに変換するのに不十分なエネルギーを有し、第2増幅光ビームは、ターゲット材料をプラズマに変換するのに十分なエネルギーを有し得る。
ターゲット材料片の密度は、第2増幅光ビームの伝播方向に平行な方向に沿って増加し得る。
半球状体積内のターゲット材料片は、1〜10μmの直径を有し得る。
別の通常の態様において、極端紫外線(EUV)光源用のターゲットシステムは、半球状体積全体にわたって分散したターゲット材料片であって、該ターゲット材料は、プラズマに変換される際にEUV光を放出する材料を含む、ターゲット材料片と、半球状体積に隣接し、かつ半球状体積の前方境界を画定する平面であって、該前方境界は、増幅光ビームの源に対向するように位置決めされる、平面と、を備える。半球状体積は、増幅光ビームの源から離れた方向に向く。
実施は、以下の特徴の1つ以上を含み得る。半球状体積は、増幅光ビームの伝播方向に直交する方向に断面直径を有してよく、断面直径は、平面で最大になり得る。
半球状体積内のターゲット材料の片の密度は、増幅光ビームの伝播方向に平行な方向に沿って増加し得る。
片の少なくとも一部は、互いに物理的に別々の個別の片であり得る。
ターゲット材料の個別の片をプラズマに変換するのに十分なエネルギーを有する増幅光ビームで半球状体積が照射されてよく、半球状ターゲットは、全方向にEUV光を放出し得る。
ターゲット材料小滴は、ノズルから放出されるターゲット材料小滴の流れの一部であってよく、さらに、ターゲットシステムは、ターゲット材料小滴と別であり、かつターゲット材料小滴の後にノズルから放出される第2ターゲット材料小滴を備え得る。ターゲットシステムは、ノズルも備え得る。
増幅光ビームの源は、ターゲット材料小滴を受けるチャンバの開口であり得る。
別の一般的な態様において、極端紫外線(EUV)光源は、光パルスを生成する第1源と、増幅光ビームを生成する第2源と、ターゲット材料搬送システムと、ターゲット材料搬送システムに連結されたチャンバと、ターゲット材料搬送システムからターゲット材料小滴を受けるチャンバのターゲット位置に向けて増幅光ビームを方向付けるステアリングシステムであって、ターゲット材料小滴は、プラズマに変換された後にEUV光を放出する材料を含む、ステアリングシステムと、を備える。ターゲット材料小滴は、光パルスが当たる際にターゲットを形成し、ターゲットは、その全体にわたってターゲット材料の片を有する半球状体積を含み、半球状体積と第2源との間に平面が位置決めされる。
実施は、以下の特徴を含み得る。光パルスは、持続時間が150ps以下であり得る。
上述の技術のいずれの実施も、方法、プロセス、ターゲット、半球状ターゲットを生成するためのアセンブリ、半球状ターゲットを生成するためのデバイス、既存のEUV光源を改良するためのキットもしくは予め組立てられたシステム、または装置を含み得る。1つ以上の実施の詳細が添付の図面および以下の説明に示されている。他の特徴は、説明および図面ならびに請求項から明らかであろう。
図1Aは、EUV光源用の例示的な半球状ターゲットの斜視図である。 図1Bは、図1Aの例示的な半球状ターゲットの側面図である。 図1Cは、図1Aの例示的な半球状ターゲットの線1C−1Cに沿った前方断面図である。 図1Dは、図1Aの半球状ターゲット内の位置の関数としての例示的な密度のプロットである。 図2Aは、例示的なレーザ生成プラズマ極端紫外線光源のブロック図である。 図2Bは、図2Aの光源で使用され得る駆動レーザシステムの例を示すブロック図である。 図3Aは、別のレーザ生成プラズマ極端紫外線(EUV)光源と、EUV光源に連結されたリソグラフィツールとを示す上面図である。 図3B及びCは、所与の時点における図3AのEUV光源の真空チャンバの上面図である。 図3Dは、図3AのEUV光源の部分側面斜視図である。 図3Eは、図3DのEUV光源の線3E−3Eに沿った平断面図である。 図4は、半球状ターゲットを形成するための例示なプロセスのフローチャートである。 図5は、ターゲット材料小滴を半球状ターゲットに変形するための例示的な波形のプロットである。 図6A〜図6Dは、図5の波形との相互作用を介して半球状ターゲットに変形するターゲット材料小滴の側面図である。 図7Aおよび図7Bは、空間位置の関数としての例示的な密度プロファイルのプロットである。 図8Aおよび図8Bは、時間の関数としての、半球状ターゲットの空間範囲を示すターゲットサイズのプロットである。 図9は、ターゲット材料小滴を半球状ターゲットに変形するための別の例示的な波形のプロットである。 図10A〜図10Eは、図9の波形との相互作用を介して半球状ターゲットに変形するターゲット材料小滴の側面図である。 図11A〜図11Cは、空間位置の関数としての例示的な密度プロファイルのプロットである。
図1Aを参照すると、例示的なターゲット5の斜視図が示されている。ターゲット5の半球形状および緩やかに傾斜した密度プロファイルによって、ターゲット5は更なるEUV光と、向上した変換効率と、ターゲットから全方向に放射状に外側へ放出されるEUV光を提供することができる。半球形状は、球の半分または球の任意の他の部分であり得る。ただし、半球形状は、他の形態をとってもよい。例えば、半球形状は、部分偏球面または長球面であり得る。
ターゲット5は、レーザ生成プラズマ(LPP)極端紫外線(EUV)光源において使用され得る。ターゲット5は、プラズマ状態においてEUV光を放出するターゲット材料を含む。ターゲット材料は、ターゲット物質と、非ターゲット粒子などの不純物とを含むターゲット混合物であり得る。ターゲット物質は、EUV範囲の輝線を有するプラズマ状態に変換される物質である。ターゲット物質は、例えば液体もしくは溶融金属の小滴、液体流の一部、固体粒子もしくはクラスタ、液体小滴に含まれた固体粒子、ターゲット材料の泡、または液体流の一部に含まれた固体粒子であり得る。ターゲット物質は、例えば、水、スズ、リチウム、キセノン、またはプラズマ状態に変換される際にEUV範囲の輝線を有する任意の材料であり得る。例えば、ターゲット物質は、元素スズであってよく、これは、純スズ(Sn)、スズ化合物(SnBr、SnBr、SnH)、またはスズ合金(例えば、スズ−ガリウム合金、スズ−インジウム合金、スズ−インジウム−ガリウム合金、またはこれらの合金の任意の組合せ)として使用され得る。さらに、不純物を一切含まない状況において、ターゲット材料は、ターゲット物質しか含まない。以下の検討では、ターゲット材料が溶融金属から形成されたターゲット材料小滴である場合を示す。これらの例において、ターゲット材料は、ターゲット材料小滴と呼ばれる。ただし、ターゲット材料は、他の形態をとってもよい。
十分なエネルギーを有する増幅光ビーム(「主パルス」または「主ビーム」)でターゲット材料を照射することによってターゲット材料がプラズマに変換され、それによってターゲット5はEUV光を放出する。図1Bは、ターゲット5の側面図である。図1Cは、図1Aの線1C−1Cに沿ったターゲット5の正面断面図である。
ターゲット5は、半球状体積10内で分散したターゲット材料片20の集合体である。ターゲット5は、主パルスに(時間的に)先行する1つ以上の放射パルス(「プレパルス」)をターゲット材料に当ててターゲット材料をターゲット材料片の集合体に変形することによって形成される。プレパルスはターゲット材料の表面に入射し、プレパルスの最初の立ち上がりとターゲット材料との相互作用によってターゲット材料の表面にプラズマ(必ずしもEUV光を放出する必要はない)が形成され得る。プレパルスは、生成されたプラズマに入射し続け、プレパルスの持続時間、約150ピコ秒(ps)とほぼ同等の期間にわたってプラズマによって吸収される。生成されたプラズマは、時間の経過とともに膨張する。膨張するプラズマとターゲット材料の残りの部分との相互作用によって、不均一にターゲット材料に作用し得る衝撃波を生成することができ、ターゲット材料の中心は衝撃波の直撃を受ける。衝撃波によって、ターゲット材料の中心部分は、3次元に広がる粒子に砕ける。ただし、中心部分は膨張するプラズマと反対方向の力も受けるため、粒子の球ではなく、粒子の半球が形成され得る。
集合体のターゲット材料片20は、ターゲット材料の非イオン化片または部分とすることができる。すなわち、主パルスがターゲット5に当たる際に、ターゲット材料片20はプラズマ状態にない。ターゲット材料片または材料部分20は、例えば、ナノ粒子もしくはマイクロ粒子のミスト、溶融金属の別々の片または部分、または原子蒸気のクラウドであり得る。ターゲット材料片20は、半球状体積に分散した材料の小片であるが、ターゲット材料片20は、半球状体積を満たす単一片として形成されない。ターゲット材料片20間に空隙が存在し得る。ターゲット材料片20は、EUV光放出プラズマに変換されない不純物などの非ターゲット材料も含み得る。ターゲット材料片20は、粒子20とも呼ばれる。個別粒子20は、直径1〜10μmとすることができる。粒子20は、互いに別々のものであり得る。粒子20の一部または全部は、別の粒子と物理的に接触し得る。
半球状体積10は、半球状体積10の前方境界を画定する平面12と、方向「z」に該平面から離れるように延在する半球状部分14とを有する。EUV光源において使用される場合、平面12の法線15は、「z」方向に伝播する、接近する増幅光ビーム18に面する。平面12は、図1Aおよび図1Bに示すように接近する増幅光ビーム18の伝播方向に直交してよく、あるいは、平面12は接近するビーム18に対して角度が付いていてよい。
図1Dを参照すると、粒子20は、ターゲット5の平面12において最小値を有する例示的な密度勾配25を有する半球状体積10内で分散する。密度勾配25は、半球状体積10内の位置の関数としての単位体積内の粒子密度の基準である。密度勾配25は、主パルスの伝播方向(「z」)に、ターゲット5内で増加し、最高密度は、ターゲット5の、平面12の側と反対側に存在する。平面12での最低密度の位置付けおよび粒子20の密度の漸増は、ターゲット5によって吸収される主パルスの増加につながり、それによってより多くのEUV光が生成され、ターゲット5を使用する光源の変換効率(CE)の向上がもたらされる。実質上、これは、十分なエネルギーが主パルスによってターゲット5に与えられて、ターゲット5を効率的にイオン化してイオン化ガスを生成することを意味する。平面12において、または平面12の付近で最低密度を有することによって、少なくとも2つの方法で、ターゲット5による主ビームの吸収を増加させることができる。
第一に、ターゲット5の最低密度は、ターゲット材料の連続片(例えば、溶融スズから形成されたターゲット材料小滴、または溶融スズのディスク状ターゲット)であるターゲットの密度より低い。第二に、密度勾配25によって、ターゲット5の最低密度部分が平面12に位置付けられ、この平面12は、増幅光ビーム18がターゲット5に進入する平面である。粒子20の密度は「z」方向に増加するので、ビーム18がターゲット5内の高密度領域に到達し、反射される前に、ほとんどまたはすべての増幅光ビーム18が、平面12に近接する粒子20によって吸収される。したがって、増幅光ビーム18との衝撃点により近接する高密度領域を有するターゲットと比較して、ターゲット5は、増幅光ビーム18のエネルギーのより高い部分を吸収する。吸収された光ビーム18を使用して、イオン化によって粒子20をプラズマに変換する。こうして、密度勾配25によっても、より多くのEUV光を生成することができる。
第二に、ターゲット5は、主パルスに対して粒子のより大きい面積または体積を提供し、粒子20と主パルスとの相互作用の向上が可能になる。図1Bおよび図1Cを参照すると、ターゲット5は、長さ30と断面幅32とを画定する。長さ30は、半球部分14が延在する「z」方向の距離である。半球状体積10は「z」方向により長い範囲を有するので、長さ30は、ターゲット材料の連続片であるターゲットの同様の長さより長い。ターゲット材料の連続片は、増幅光ビーム18の伝播方向に均一またはほぼ均一の密度を有する連続片である。さらに、勾配25に起因して、増幅光ビーム18は、「z」方向にターゲット5内にさらに伝播しながら、反射は低く保たれる。比較的長い長さ30によって、より長いプラズマスケール長がもたらされる。ターゲット5のプラズマスケール長は、例えば200μmであってよく、これは、ターゲット材料の連続片から形成されたディスク状ターゲットのプラズマスケール長の値の2倍であり得る。より長いプラズマスケール長によって、より多くの増幅光ビーム18がターゲット5によって吸収されることが可能になる。
断面幅32は、ターゲット5の平面12の幅である。主パルスより1000ns早く発生するプレパルスでターゲット5が生成される場合、断面相互作用幅32は、例えば、約200μmとすることができ、プレパルスは150psの持続時間および1μmの波長を有する。ターゲット5が持続時間50nsのCOレーザパルスで生成される場合、断面相互作用幅32は、約300μmとすることができる。光パルスまたは放射パルスは、単一のパルスがパルスの最大強度の50%以上の強度を有する時間にわたる持続時間を有する。この持続時間は、半値全幅(FWHM)と呼ばれることもある。
長さ30と同様に、断面幅32は、ターゲット材料の連続した結合片(例えば、結合溶融金属から形成されたターゲット材料小滴)から形成されたターゲットの同様の寸法より大きい。相互作用長さ30および相互作用幅32の両方は、他のターゲットより比較的大きいので、ターゲット5もまた、より大きいEUV光放出体積を有する。光放出体積は、粒子20が分散され、かつ増幅光ビーム18によって照射され得る体積である。例えば、ターゲット5は、溶融金属のディスク状ターゲットの2倍の光放出体積を有し得る。ターゲット5のより大きい光放出体積によって、より多い量のEUV光の生成と、より高い変換効率(CE)とがもたらされる。これは、ターゲット5のターゲット材料(粒子20)のより高い部分が増幅光ビーム18に提供され、増幅光ビーム18によって照射され、その後プラズマに変換されるためである。
さらに、ターゲット5は、EUV光が主パルスの伝播方向に放出されるのを防ぎ得る背面4において壁または高密度領域を有さない。このように、ターゲット5は、全方向に放射状に外側へEUVを放出し、より多いEUV光が集まることが可能になり、集光効率がさらに向上する。さらに、放射状に等方的なEUV光または実質的に等方的なEUV光は、ターゲット5から放出されたEUV光を使用するリソグラフィツール(図示せず)の性能改善を、該ツールに必要とされる較正量を低減させることによってもたらし得る。例えば、EUV強度の不測の空間変化が補正されない場合、該空間変動によって、リソグラフィツールによって結像されたウェーハに対して露光過多が引き起こされ得る。ターゲット5は、EUV光を全方向に均一に放出することによって、そのような較正の問題を最小にすることができる。さらに、EUV光は放射方向に均一であるので、リソグラフィツール内またはリソグラフィツールの上流のアライメント誤差およびアライメント変動も、強度変化を引き起こさない。
図2A、図2B、および図3A〜図3Cは、ターゲット5が使用され得る例示的なLPPEUV光源を示している。
図2Aを参照すると、ビーム経路に沿ってターゲット混合物114に向かって進行する増幅光ビーム110で、ターゲット混合物114をターゲット位置105において照射することによって、LPPEUV光源100が形成される。照射場所とも呼ばれるターゲット位置105は、真空チャンバ130の内部107に存在する。増幅光ビーム110がターゲット混合物114に当たると、ターゲット混合物114内のターゲット材料が、EUV範囲の輝線を有する元素を含むプラズマ状態に変換されてEUV光106が生成される。生成されたプラズマは、ターゲット混合物114内のターゲット材料の組成に依存する特定の特性を有する。これらの特性は、プラズマによって生成されたEUV光の波長と、プラズマから放出されたデブリのタイプおよび量とを含み得る。
光源100は、液体小滴、液体流、固体粒子もしくはクラスタ、または液体小滴に含まれる固体粒子もしくは液体流に含まれる固体粒子の形態をとるターゲット混合物114を搬送、制御、および誘導するターゲット材料搬送システム125も含む。ターゲット混合物114は、非ターゲット粒子などの不純物も含み得る。ターゲット混合物114は、ターゲット材料搬送システム125によって、チャンバ130の内部107に入り、ターゲット位置105に搬送される。
光源100は、レーザシステム115の利得媒体内の反転分布に起因して増幅光ビーム110を生成する駆動レーザシステム115を含む。光源100は、レーザシステム115とターゲット位置105との間にビーム搬送システムを含み、このビーム搬送システムは、ビーム輸送システム120と、焦点アセンブリ122とを含む。ビーム輸送システム120は、レーザシステム115からの増幅光ビーム110を受け、必要に応じて増幅光ビーム110を方向付け、修正し、増幅光ビーム110を焦点アセンブリ122に出力する。焦点アセンブリ122は、増幅光ビーム110を受け、ビーム110をターゲット位置105に集束させる。
いくつかの実施において、レーザシステム115は、1つ以上の主パルスおよび、場合により、1つ以上のプレパルスを提供するための1つ以上の光学増幅器、レーザ、および/またはランプを含み得る。各光学増幅器は、高利得の所望の波長を光学的に増幅することが可能な利得媒体と、励起光源と、内部光学系とを含む。光学増幅器は、レーザ共振器を形成するレーザミラーまたは他のフィードバックデバイスを有してよいし、有さなくてもよい。このように、レーザ共振器が存在しなくても、レーザシステム115は、レーザ増幅器の利得媒体の反転分布に起因して、増幅光ビーム110を生成する。さらに、十分なフィードバックをレーザシステム115に提供するレーザ共振器が存在する場合、レーザシステム115は、コヒーレントレーザビームである増幅光ビーム110を生成し得る。「増幅光ビーム」という用語は、増幅されるにすぎず、かつ必ずしもコヒーレントレーザ発振でないレーザシステム115からの光、および(外部で、または発振器の利得媒体内で)増幅され、かつコヒーレントなレーザ発振であるレーザシステム115からの光の1つ以上を包含する。
レーザシステム115の光学増幅器は、利得媒体として、COを含む充填ガスを含んでよく、約9100nm〜約11000nmの間の波長で、特に、約10.6μmの波長で、1000以上の利得で光を増幅し得る。いくつかの例において、光学増幅器は、10.59μmの波長の光を増幅する。レーザシステム115で使用するための好適な増幅器およびレーザは、パルスレーザデバイス、例えば、DCまたはRF励起で、比較的高パワー(例えば、10kW以上)および高パルス反復率(例えば、50kHz以上)で動作し、約9300nmまたは約10600nmの放射を生成するパルスガス放電COレーザデバイスを含み得る。さらに、レーザシステム115の光学増幅器は、より高いパワーでレーザシステム115を動作させる際に使用され得る水などの冷却システムを含み得る。
図2Bは、例示的な駆動レーザシステム180のブロック図である。駆動レーザシステム180は、光源100内の駆動レーザシステム115として使用され得る。駆動レーザシステム180は、3つの電力増幅器181、182、および183を含む。電力増幅器181、182、および183のいずれかまたはすべては内部光学素子(図示せず)を含み得る。電力増幅器181、182、および183の各々は、外部の電源または光源で励起される際に増幅が発生する利得媒体を含む。
光184は、電力増幅器181から出て出力窓185を通り、曲面ミラー186で反射される。反射の後、光184は、空間フィルタ187を通過し、曲面ミラー188で反射され、入力窓189を介して電力増幅器182に入る。光184は、電力増幅器182で増幅され、出力窓190を介して再誘導されて電力増幅器182から光191として出る。光191は、折り畳みミラー192によって増幅器183に向かって誘導され、入力窓193を介して増幅器183に入る。増幅器183は、光191を増幅し、出力窓194を介して光191を誘導して増幅器183から出力ビーム195として出す。折り畳みミラー196は、出力ビーム195を(ページから出て)上方へ、かつビーム輸送システム120に向けて誘導する。
空間フィルタ187はアパーチャ197を画定し、アパーチャ197は、例えば、光184が通過する円形開口であり得る。曲面ミラー186および188は、例えば、約1.7mおよび2.3mの焦点距離をそれぞれ有するオフアクシスパラボラミラーであり得る。空間フィルタ187は、アパーチャ197が駆動レーザシステム180の焦点と一致するように位置決めされ得る。図2Bの例は、3つの電力増幅器を示している。ただし、より多い、またはより少ない電力増幅器が使用されてもよい。
図2Aを再び参照すると、光源100は、増幅光ビーム110が通過し、かつターゲット位置105に到達することを可能にするアパーチャ140を有するコレクタミラー135を含む。コレクタミラー135は、例えば、ターゲット位置105の第1焦点と、EUV光を光源100から出力することができ、かつ、例えば集積回路ビーム位置決めシステムツール(図示せず)に入力することができる中間位置145(中間焦点とも呼ばれる)の第2焦点と、を有する楕円ミラーであり得る。光源100は、コレクタミラー135からターゲット位置105に向かって幅が狭くなっていくことで焦点アセンブリ122および/またはビーム輸送システム120に進入するプラズマ生成デブリの量を低減させる一方で、増幅光ビーム110がターゲット位置105に到達することを可能にする、開放型の中空円錐シュラウド150(例えば、ガス円錐)をさらに含み得る。この目的のために、ターゲット位置105に向けて誘導されたガス流をシュラウド内に供給することができる。
光源100は、小滴位置検出フィードバックシステム156に接続された主コントローラ155と、レーザ制御システム157と、ビーム制御システム158とをさらに含み得る。光源100は、小滴の位置を、例えばターゲット位置105に対して示す出力を提供し、かつこの出力を小滴位置検出フィードバックシステム156に提供する1つ以上のターゲットまたは小滴撮像器160を含んでよく、小滴位置検出フィードバックシステム156は、例えば、小滴位置誤差を小滴ごとに、または平均して計算可能な小滴位置および軌跡を計算し得る。このように、小滴位置検出フィードバックシステム156によって、小滴位置誤差が入力として主コントローラ155に提供される。したがって、主コントローラ155は、例えば、レーザタイミング回路を制御するために使用され得るレーザ制御システム157および/または増幅光ビーム位置およびビーム搬送システム120の成形を制御するビーム制御システム158に対してレーザ位置、方向、および時間補正信号を提供して、チャンバ130内のビーム焦点の位置および/または焦光力を変化させることができる。
ターゲット材料搬送システム125は、例えば、ターゲット材料供給装置127によって放出された小滴の放出点を修正して、所望のターゲット位置105に到達する小滴の誤差を補正するように、主コントローラ155からの信号に応答して動作可能なターゲット材料搬送システム126を含む。
加えて、光源100は、1つ以上のEUV光パラメータを測定する光源ディテクタ165を含んでよく、これらのパラメータは、パルスエネルギー、波長の関数としてのエネルギー分布、特定の波長帯域のエネルギー、特定の波長帯域外のエネルギー、およびEUV強度および/または平均電力の角度分布を含むが、これらに限定されない。光源ディテクタ165は、主コントローラ155によって使用されるフィードバック信号を生成する。フィードバック信号は、例えば、レーザパルスのタイミングおよび焦点などのパラメータの誤差を示して、効果的かつ効率的なEUV光生成のための正しい位置および時間に小滴を適切に修正し得る。
光源100は、光源100のさまざまな部分を位置合わせするか、あるいは増幅光ビーム110をターゲット位置105に対して方向付けるのを補助するために使用され得るガイドレーザ175も含み得る。ガイドレーザ175に関連して、光源100は、焦点アセンブリ122内に設けられたメトロロジシステム124を含んで、ガイドレーザ175からの光の一部と増幅光ビーム110とをサンプリングする。他の実施において、メトロロジシステム124は、ビーム搬送システム120内に設けられる。メトロロジシステム124は、光のサブセットをサンプリングするか、あるいは再誘導する光学エレメントを含んでよく、そのような光学エレメントは、ガイドレーザビームおよび増幅光ビーム110のパワーに耐えられる材料から形成される。ビーム分析システムは、メトロロジシステム124および主コントローラ155から形成される。これは、主コントローラ155は、ガイドレーザ175からのサンプリングされた光を分析し、この情報を使用して、ビーム制御システム158を介して焦点アセンブリ122内の構成要素を調整するためである。
したがって、要約すれば、光源100は、ビーム経路に沿って誘導された増幅光ビーム110を生成して、ターゲット位置105においてターゲット混合物114を照射して、混合物114内のターゲット材料を、EUV範囲の光を放出するプラズマに変換する。増幅光ビーム110は、レーザシステム115の設計および特性に基づいて決定された特定の波長(光源波長とも呼ばれる)で動作する。加えて、増幅光ビーム110は、ターゲット材料がレーザシステム115内に十分なフィードバックを提供してコヒーレントなレーザ光を生成する場合、あるいは駆動レーザシステム115が好適な光学フィードバックを含んでレーザ共振器を形成する場合、レーザビームであり得る。
図3Aを参照すると、例示的な光学結像システム300の上面図が示されている。光学結像システム300は、EUV光をリソグラフィツール310に提供するLPPEUV光源305を含む。光源305は、図2Aおよび図2Bの光源100の構成要素の一部またはすべてと同様であってよく、ならびに/あるいはそれらを含んでもよい。以下に述べるとおり、ターゲット5は、光源305によって放出される光の量を増加させるために光源305において使用され得る。
光源305は、駆動レーザシステム315と、光学エレメント322と、プレパルス源324と、焦点アセンブリ326と、真空チャンバ340と、EUV集光光学系346とを含む。EUV集光光学系346は、ターゲット5をプラズマに変換することによって放出されたEUV光をリソグラフィツール310まで誘導する。EUV集光光学系346は、ミラー135であり得る(図2A)。
図3B〜図3Eも参照すると、光源305は、ターゲット材料流348を生成するターゲット材料搬送装置347も含む。ターゲット材料流348は、液滴、液体流、固体粒子またはクラスタ、液滴に含まれる固体粒子または液体流に含まれる固体粒子などの、任意の形態のターゲット材料を含み得る。以下の検討において、ターゲット材料流348は、ターゲット材料小滴348を含む。他の例では、ターゲット材料流は、他の形態のターゲット材料を含み得る。
ターゲット材料小滴は、「x」方向に沿って、ターゲット材料搬送装置347から真空チャンバ340内のターゲット位置342まで進行する。駆動レーザシステム315は、増幅光ビーム316を生成する。増幅光ビーム316は、図1A〜図1Cの増幅光ビーム18、または図2Aおよび図2Bの増幅光ビーム110と同様であってよく、主パルスまたは主ビームと呼ばれ得る。増幅光ビーム316は、ターゲット5の粒子20を、EUV光を放出するプラズマに変換するのに十分なエネルギーを有する。
いくつかの実施において、駆動レーザシステム315は、自身において二酸化炭素(CO)増幅器を使用するデュアルステージ主発振器電力増幅器(MOPA)であり得る。増幅光ビーム316は、MOPAによって生成された130nsの持続時間、10.6μmの波長のCOレーザ光パルスであり得る。他の実施において、増幅光ビーム316は、50ns未満の持続時間を有するCOレーザ光パルスであり得る。
プレパルス源324は、放射パルス317を放出する。プレパルス源324は、例えばQスイッチNd:YAGレーザであってよく、放射パルス317は、Nd:YAGレーザからのパルスであり得る。放射パルス317は、例えば、10nsの持続時間および1.06μmの波長を有し得る。
図3Aに示す例において、駆動レーザシステム315およびプレパルス源324は、別々の源である。他の実施において、それらは同一源の一部であり得る。例えば、放射パルス317および増幅光ビーム316の両方とも駆動レーザシステム315によって生成され得る。そのような実施において、駆動レーザシステム315は、2つのCOシードレーザサブシステムおよび1つの増幅器を含み得る。それらのシードレーザサブシステムのうちの1つは、10.26μmの波長を有する増幅光ビームを生成することができ、他のシードレーザサブシステムは、10.59μmの波長を有する増幅光ビームを生成することができる。これらの2つの波長は、COレーザの異なるラインから生じ得る。2つのシードレーザサブシステムからの両方の増幅光ビームは、同一の電力増幅器チェーンにおいて増幅され、そして角度的に分散してチャンバ340内の異なる位置に到達する。一例では、10.26μmの波長を有する増幅光ビームは、プレパルス317として使用され、10.59μmの波長を有する増幅光ビームは、増幅光ビーム316として使用される。他の例において、異なる波長を生成することができるCOレーザの他のラインを使用することで、2つの増幅光ビーム(一方は放射パルス317であり、他方は増幅光ビーム316である)が生成され得る。
図3Aを再び参照すると、光学エレメント322は、増幅光ビーム316およびプレパルス源324からの放射パルス317をチャンバ340まで誘導する。光学エレメント322は、増幅光ビーム316および放射パルス317同様の経路に沿って誘導し、かつ増幅光ビーム316および放射パルス317をチャンバ340まで搬送し得る任意のエレメントである。図3Aに示す例において、光学エレメント322は、増幅光ビーム316を受け、それをチャンバ340に向けて反射させるダイクロイックビームスプリッタである。光学エレメント322は、放射パルス317を受け、パルスをチャンバ340に向けて伝送する。ダイクロイックビームスプリッタは、増幅光ビーム316の波長を反射させ、かつ放射パルス317の波長を伝送するコーティングを有する。ダイクロイックビームスプリッタは、例えば、ダイアモンドから形成され得る。
他の実施において、光学エレメント322は、アパーチャ(図示せず)を画定するミラーである。本実施において、増幅光ビーム316は、ミラー面から反射し、チャンバ340に向けて誘導され、放射パルスはアパーチャを通過し、チャンバ340に向けて伝播する。
さらに他の実施において、くさび形光学系(例えば、プリズム)を使用することで主パルス316、プレパルス317、およびプレパルス318が、それぞれの波長によって別々の角度にわかれ得る。光学エレメント322に加えてくさび形光学系を使用してよく、あるいは、くさび形光学系は光学エレメント322として使用されてもよい。くさび形光学系は、焦点アセンブリ326の(「−z」方向の)すぐ上流に位置決めされ得る。
加えて、放射パルス317は、他の方法でもチャンバ340に搬送され得る。例えば、パルス317は、光学エレメント322または他の誘導エレメントを使用せずに、パルス317および318をチャンバ340に搬送する光学ファイバおよび/または焦点アセンブリ326を通過し得る。これらの実施において、ファイバは、放射パルス317を、チャンバ340の壁に形成された開口を介してチャンバ340の内部まで直接に運ぶ。
増幅光ビーム316ならびに放射パルス317および318がチャンバ340に向けてどのように誘導されるかに関わらず、増幅光ビーム316は、チャンバ340内のターゲット位置342に誘導される。放射パルス317は、位置341に誘導される。位置341は、ターゲット位置342から「−x」方向に離れている。
駆動レーザシステム315からの増幅光ビーム316は、光学エレメント322によって反射し、焦点アセンブリ326中を伝播する。焦点アセンブリ326は、増幅光ビーム316をターゲット位置342に集束させる。プレパルス源324からの放射パルス317は、光学エレメント322および焦点アセンブリ216を通過してチャンバ340に到達する。放射パルス317は、ターゲット位置342に対して「−x」方向に存在する、チャンバ340内の位置341まで伝播する。位置342と位置341との間のずれによって、ターゲット5を実質的にイオン化せずにターゲット5がターゲット位置342に到達する前に、放射パルス317がターゲット材料小滴を照射して、該小滴を半球状ターゲット5に変換することが可能になる。このように、半球状ターゲット5は、ターゲット5がターゲット位置342に入る前の時間において形成される事前成形ターゲットであり得る。
より詳細に、かつ図3Bおよび図3Cも参照すると、ターゲット位置342は、増幅光ビーム316およびターゲット材料小滴流348の小滴を受けるチャンバ340内の位置である。ターゲット位置342は、EUV集光光学系346に搬送されるEUV光の量を最大化するように位置決めされた位置でもある。例えば、ターゲット位置342は、EUV集光光学系346の焦点に存在し得る。図3Bおよび図3Cは、時間tおよびtのそれぞれにおけるチャンバ340の上面図であり、時間=tは時間=tの前に起こる。図3Bおよび図3Cに示す例において、増幅光ビーム316および放射パルスビーム317は、異なる時間に発生し、チャンバ340内の異なる位置に向けて誘導される。
流れ348は、ターゲット材料供給装置347からターゲット位置342まで「x」方向に進行する。ターゲット材料小滴流348は、ターゲット材料小滴348a、348b、および348cを含む。時間=t(図3B)において、ターゲット材料小滴348aおよび348bは、ターゲット材料供給装置347からターゲット位置342まで「x」方向に進行する。放射パルスビーム317は、ターゲット位置342から「−x」方向にずれた位置341において、時間=tでターゲット材料小滴348aを照射する。放射パルスビーム317は、ターゲット材料小滴348bを半球状ターゲット5に変形する。時間=t(図3C)において、増幅光ビーム316はターゲット5を照射し、ターゲット材料の粒子20をEUV光に変換する。
図4を参照すると、半球状ターゲット5を生成するための例示的なプロセス400が示されている。プロセス400は、ターゲット材料供給装置127(図2A)またはターゲット材料供給装置347(図3B〜図3E)を使用して行われ得る。
初期ターゲット材料が、ターゲット位置に向けて放出される(410)。図3Bおよび図3Cも参照すると、ターゲット材料小滴348aは、ターゲット材料供給装置347から放出され、ターゲット位置342に向かって進行する。初期ターゲット材料は、ターゲット材料供給装置347から小滴として出現する、あるいは放出されるターゲット材料小滴である。初期ターゲット材料小滴は、プレパルスによって変形していない、あるいは変化していない小滴である。初期ターゲット材料小滴は、ターゲット材料の連続片としてみなされ得る溶融金属の凝集球または実質的な球状片であり得る。時間「t」以前のターゲット材料小滴348aは、本例の初期ターゲット材料の一例である。
第1増幅光ビームを初期ターゲット材料に向けて誘導して、初期ターゲット材料を実質的にイオン化せずに、半球状体積に分散したターゲット材料片の集合体を生成する(420)。ターゲット材料片の集合体は、粒子20であってよく(図1A〜図1C)、粒子20は、半球状体積10において分散する。第1増幅光ビームは、源324から放出されたパルス光ビーム317であり得る(図3A、図3D、および図3E)。第1増幅光ビームは、「プレパルス」と呼ばれ得る。第1増幅光ビームは、溶融ターゲット材料の連続部分もしくは凝集部分または連続片もしくは凝集片である小滴に由来するターゲット材料小滴348aを(粒子20の半球状分布である)、粒子20の半球状分布であるターゲット5に変形するのに十分なエネルギーおよび/またはパルス長を有する光パルスである。
第1増幅光ビームは、例えば、130nsの持続時間および1μmの波長を有する光パルスであり得る。別の例では、第1増幅光ビームは、150psの持続時間、1μmの波長、10ミリジュール(mJ)のエネルギー、60μmの焦点、および2×1012W/cmの強度を有する光パルスであり得る。第1増幅光ビームのエネルギー、波長、および/または持続時間は、ターゲット材料小滴を半球状ターゲット5に変形するように選択される。いくつかの実施において、第1増幅光ビームは、2つ以上のパルスを含む。例えば、第1増幅光ビームは、時間の観点から互いに離れており、かつ異なるエネルギーおよび持続時間を有する2つのパルスを含み得る。図9は、第1増幅光ビームが2つ以上のパルスを含む例を示している。さらに、第1増幅光ビームは、複数のプレパルスによって達成される効果と同様の効果をもたらす形状(時間の関数としてのエネルギーまたは強度)を有する単一のパルスであり得る。第2増幅光ビームは、ターゲット材料小滴を片の集合体に変換するのに十分なエネルギーを有する。
第2増幅光ビームを片の集合体に向けて誘導して、粒子20を、EUV光を放出するプラズマに変換する(430)。第2増幅光ビームは、「主パルス」と呼ばれ得る。図3Aの増幅光ビーム316は、第2増幅光ビームの一例である。増幅光ビーム316は、ターゲット5の粒子20のすべてまたはほとんどを、EUV光を放出するプラズマに変換するのに十分なエネルギーを有する。
図5を参照すると、ターゲット材料小滴を半球状ターゲットに変形するために使用され得る波形500の例が示されている。図5は、時間の関数としての波形500の振幅を示している。波形500は、EUV光源の動作の1つのサイクルにおいて特定のターゲット材料小滴に当たる増幅光ビームの集合体を表している。動作サイクルは、EUV光のパルスまたはバーストを放出するサイクルである。波形500は、レーザ列500またはパルス列500とも呼ばれ得る。波形500において、増幅光ビームの集合体は、プレパルス502および主パルス504を含む。
プレパルス502は、時間t=0に開始し、主パルス504は時間t=1000nsに開始する。すなわち、主パルス504は、プレパルス502の1000ns後に発生する。波形500において、プレパルス502は、1.0μmの波長、150psの持続時間、10mJのエネルギー、直径60μmの焦点、およびの2×1012W/cmの強度を有し得る。これは、波形500の実施の一例である。他のパラメータ値を使用してもよく、プレパルス502のパラメータ値は、本例の5倍に変化し得る。例えば、いくつかの実施において、プレパルス502は、5〜20psの持続時間および1〜20mJのエネルギーを有し得る。主パルス504は、5〜11μmの波長、15〜200nsのパルス長、50〜300μmの焦点サイズ、および3×10〜8×1010W/cmの強度を有し得る。例えば、主パルス504は、10.59μmの波長および130nsのパルス長を有し得る。別の例では、主パルスは、10.59μmの波長および50ns以下のパルス長を有し得る。
時間t=0およびt=1000nsに加えて、時間t〜tも、時間軸上に示されている。時間tは、プレパルス502が発生する少し前に存在する。時間tは、プレパルス502が終了した後であり、かつ主パルス504が開始する前に存在する。時間tは、主パルス504の少し前に起こり、時間tは、主パルス504の後に起こる。時間t〜tは、図6A〜図6Dに関して、波形500を使用した、ターゲット材料小滴の半球状ターゲットへの変形についての以下の考察において使用される。
波形500は、時間的に連続した波形として示されているが、波形500を形成するプレパルス502および主パルス504は、異なる源によって生成され得る。例えば、プレパルス502は、プレパルス源324によって生成された光パルスであってよく、主パルス504は、駆動レーザシステム315によって生成されてよい。プレパルス502および主パルス504がチャンバ304(図3A)に対して異なる位置に存在する別々の源によって生成される場合、プレパルス502および主パルス504は、光学エレメント322によって、チャンバ340まで誘導され得る。
図6A〜図6Dも参照すると、ターゲット材料小滴610と、ターゲット材料小滴610を半球状ターゲット614に変形する波形500との相互作用が示されている。ターゲット供給装置620は、オリフィス624からターゲット材料小滴流622を放出する。ターゲット材料小滴622は、ターゲット位置626に向かって「x」方向に進行する。図6A〜図6Dは、時間t=t、t=t、t=t、t=tにおけるターゲット供給装置620および小滴流622をそれぞれ示している。図5も波形500に関して時間t=t〜t=tを示している。
図6Aを参照すると、プレパルス502は、ターゲット材料小滴610に接近する。ターゲット材料小滴610は、ターゲット材料の小滴である。ターゲット材料は、溶融スズなどの溶融金属であり得る。ターゲット材料小滴610は、「z」方向(波形500の伝播方向)の均一な密度を有するターゲット材料の連続部分または連続片である。ターゲット材料小滴の断面サイズは、例えば、20〜40μmであり得る。図7Aは、「z」方向に沿った位置の関数としてのターゲット材料小滴610の密度を示している。図7Aに示すように、自由空間と比較して、ターゲット材料小滴610は、波形500に対して急峻な密度増加を示す。
プレパルス502とターゲット材料小滴610との相互作用は、幾何分布に配置されたターゲット材料片612の集合体を形成する。ターゲット材料片612は、「x」および「z」方向に平面613から外側に延在する半球状体積内で分散する。ターゲット材料片612は、ナノまたはミクロン粒子のミスト、溶融金属の個別の片、または原子蒸気のクラウドであり得る。ターゲット材料片は、直径1〜10μmであり得る。
プレパルス502とターゲット材料小滴610との相互作用の目的は、主パルス504の直径より大きい空間範囲を有するターゲットを形成するもののターゲットを実質的にイオン化しないことである。このように、より小さいターゲットと比較して、生成されたターゲットは、主ビームに対してより多いターゲット材料を提供し、かつ主パルス504のエネルギーをより多く使用し得る。ターゲット材料片612は、x−y面およびx−z面のターゲット材料小滴610の範囲より大きいx−y面およびx−z面の空間範囲を有する。
時間の経過とともに、片612の集合体は、ターゲット位置626に向かって「x」方向に進行する。また、片612の集合体は、ターゲット位置626に向かって移動しながら「x」方向および「z」方向に拡張する。空間拡張の程度は、プレパルス502の持続時間および強度、ならびに片612の集合体が拡張可能な時間によって決まる。時間の経過とともに片612の集合体の密度は低下する。これは、片が広がるからである。より低い密度では、一般に、接近する光ビームがより多い体積の材料によって吸収され、より高い密度では、吸収される光の量および生成されるEUV光の量が抑制または低減され得る。光が通過できず、あるいは吸収されず、むしろ反射される高密度の壁は、「臨界密度」である。ただし、材料による最も効率的な吸収は、臨界密度付近でありながら臨界密度未満で発生し得る。したがって、レーザ吸収の効率が低下する点まで片の密度が低下する程度の長さにならずに、片613の集合体が空間的に拡張するのに十分な長さの有限期間にわたって片614の集合体を拡張させることによってターゲット614が形成されることが有益であり得る。有限期間は、レーザパルス502と主パルス504との間の時間であってよく、例えば、約1000nsであり得る。
図8Aおよび図8Bも参照すると、2つの別のプレパルスについて、プレパルスがターゲット材料に当たった後の時間の関数としての片612の集合体の空間拡張の例が示されており、図8Aは、プレパルス502と同様のプレパルスの例を示している。プレパルスがターゲット材料小滴に当たった後の時間は、遅延時間と呼ばれ得る。図8Aは、プレパルスが1.0μmの波長、150psの持続時間、10mJのエネルギー、直径60μmの焦点、および2×1012W/cmの強度を有する場合の、遅延時間の関数としての片612の集合体のサイズを示している。図8Bは、プレパルスが1.0μmの波長、150psの持続時間、5mJのエネルギー、直径60μmの焦点、および1×1012W/cmの強度を有する場合の、遅延時間の関数としての片612の集合体のサイズを示している。図8Aを図8Bと比較すると、片612の集合体は、より多くのエネルギーを有し、かつより強度が高い図8Aのプレパルスが当たった場合に、垂直方向(x/y)により速く拡張することが分かる。
図6Cを再び参照すると、ターゲット材料小滴610および小滴流622が時間=tにおいて示されている。時間=tにおいて、ターゲット材料片612の集合体は、半球状ターゲット614に拡張しており、ターゲット位置626に到達する。主パルス504は、半球状ターゲット614に接近する。
図7Bは、主パルス504がターゲット614に到達する直前の半球状ターゲット614の密度を示している。密度は、「z」方向の位置の関数としてのターゲット614の粒子612の密度である密度勾配705として表され、z=0は、平面613である。図示のとおり、密度は、平面613で最小になり、「z」方向に増加する。密度は平面613で最小になり、また、最低密度はターゲット材料小滴610の密度より低いため、ターゲット材料小滴610と比較すると、主パルス504は、比較的容易にターゲット614に進入する(より少ない主パルス504が吸収される)。
主パルス504がターゲット614内に進行すると、粒子612は主パルス504のエネルギーを吸収し、EUV光を放出するプラズマに変換される。ターゲット614の密度は、伝播方向「z」に増加し、この密度は、主ビーム504が通過できず、むしろ反射する量まで増加し得る。そのような密度を有するターゲット614の位置は、臨界面(図示せず)である。ただし、ターゲット614の密度は、当初は比較的低いので、主ビーム504の大部分、ほとんど、またはすべてが臨界面に到達する前に粒子615によって吸収される。したがって、密度勾配によって、EUV光生成に好適なターゲットが提供される。
加えて、半球状ターゲット614は高密度の壁を有さないので、EUV光618は、全方向にターゲット614から放射状に放出される。これは、ディスク状ターゲットまたは高密度を有する他のターゲットとは異なり、このようなターゲットにおいては、主パルスとターゲットとの相互作用は、プラズマと、主パルス504の伝播方向にターゲットの一部を高密度ターゲット材料として吹き飛ばす衝撃波とを生成する。吹き飛ばされた材料は、プラズマへの変換に利用可能な材料の量を低減させ、かつ進行(「z」)方向に放出されたEUV光の一部を吸収する。結果として、EUV光は、2Πステラジアンにわたって放出され、EUV光の半分しか集光に利用できない。
しかし、半球状ターゲット614は、全方向(4Πステラジアン)のEUV光の集光を可能にする。主パルス504が半球状ターゲット614を照射した後、半球状ターゲット614内には、無視できる程度の高密度ターゲット材料しか残らず、あるいは、全く残らず、EUV光618は全方向に放射状に半球状ターゲット614から放出されることが可能である。実際に、EUV光618を阻止または吸収し、放出されるのを防止する物質はごくわずかしか存在しない。いくつかの実施において、EUV光618は、全方向に等方性(均一な強度)を有し得る。
したがって、半球状ターゲット614は、進行方向に生成されるEUV光619が半球状ターゲット614から放出されることを可能にすることによって、更なるEUV光を提供する。半球状ターゲット614は全方向にEUV光を放出するので、半球状ターゲット614を使用する光源は、2Πステラジアンのみにわたって光を放出するターゲットを使用する光源と比較して、上昇した変換効率(CE)を有し得る。例えば、2Πステラジアンにわたって測定される場合、130nsの持続時間を有するMOPACO主パルスで照射される半球状ターゲットは、3.2%の変換効率を有することができ、これは、CO主パルスの3.2%がEUV光に変換されることを意味する。半球状ターゲットが50nsの持続時間を有するMOPACO主パルスで照射される場合、2Πステラジアンにわたって放出されたEUV光の測定に基づいた変換効率は5%である。EUV光が4Πステラジアンにわたって測定される場合、ターゲットから放出されるEUV光の量が2倍になるので、変換効率は2倍になる。したがって、2つの主パルスの変換効率は、それぞれ、6.4%および10%になる。
図6A〜図6Dの例において、プレパルス502と主パルス504との間に1000nsの遅延時間を有する波形500を使用して、ターゲット材料小滴610を半球状ターゲット614に変形する。ただし、他の遅延時間を有する他の波形を変形に使用してもよい。例えば、プレパルス502と主パルス504の間の遅延は、200ns〜1600nsであり得る。より長い遅延時間によって、ターゲット材料がより広い空間範囲(体積)およびターゲット材料のより低い密度を有するターゲットがもたらされる。より短い遅延時間によって、ターゲット材料がより小さい空間範囲(体積)およびターゲット材料のより高い密度を有するターゲットがもたらされる。
図9は、ターゲット材料小滴に付与された際にターゲット材料小滴を半球状ターゲットに変形する別の例示的な波形900を示している。波形900は、第1プレパルス902と、第2プレパルス904と、主パルス906とを含む。第1プレパルス902および第2プレパルス904は、集合的に第1増幅光ビームとみなしてよく、主パルス906は、第2増幅光ビームとみなしてよい。第1プレパルス902は、時間t=0において発生し、第2プレパルス904は200ns後に時間t=200nsにおいて発生し、主パルス906は、第1プレパルス902の1200ns後の時間t=1200nsにおいて発生する。
図9の例では、第1プレパルス502は1〜10nsの持続時間を有し、第2プレパルス504は、1ns未満の持続時間を有する。例えば、第2プレパルス504の持続時間は、150psであり得る。第1プレパルス502および第2プレパルス504は、1μmの波長を有し得る。主パルス506は、10.6μmの波長および130nsまたは50nsの持続時間を有するCOレーザからのパルスであり得る。
図10A〜図10Dは、ターゲット材料小滴1010と相互に作用してターゲット材料小滴1010を半球状ターゲット1018に変形する波形900を示している。図10A〜図10Dは、時間t=t〜tをそれぞれ示している。時間t=t〜tは、図9の波形900に対して示されている。時間t=tは、第1プレパルス502の少し前に起こり、時間t=tは、第2プレパルス504の少し前に起こる。時間t=tは、主パルス506の少し前に起こり、時間t=tは、主パルス506の少し後に発生する。
図10Aを参照すると、ターゲット材料供給装置1020がターゲット材料小滴流1022を放出する。流れ1022は、ターゲット材料供給装置1020からターゲット位置1026まで進行する。流れ1022は、ターゲット材料小滴1011および1011を含む。第1プレパルス502は、ターゲット材料小滴1010に接近し、当たる。ターゲット材料小滴の断面サイズは、例えば20〜40μmであり得る。図11Aも参照すると、ターゲット材料小滴1010の密度プロファイル1100は、プレパルス502の伝播方向「z」に均一であり、ターゲット材料小滴1010は、プレパルス502に対する急峻な密度遷移を表す。
第1プレパルス502とターゲット材料小滴1010との相互作用は、接近する第1プレパルス902に対向するターゲット材料小滴1010側に短スケールのプルーム1012(図10B)を生成する。プルーム1012は、ターゲット材料小滴1010の面上に、または該面に隣接して形成される、ターゲット材料の粒子のクラウドであり得る。ターゲット材料小滴1010がターゲット位置1026に向かって進行すると、ターゲット材料小滴1010は、「x」方向の大きさが増加し、「z」方向の大きさが減少し得る。合わせて、プルーム1012およびターゲット材料小滴1010は、まとめて中間ターゲット1014としてみなされ得る。中間ターゲット1014は、第2プレパルス504を受ける。
図11Bも参照すると、時間t=tにおいて、中間ターゲット1014は、密度プロファイル1102を有する。密度プロファイルは、プルーム1012である中間ターゲット1014の一部に対応する密度勾配1105を含む。密度勾配1105は、第2プレパルス504がプルーム1012と最初に相互作用する位置1013(図10B)で最小になる。密度勾配1105は、プルーム1012が終わり、かつターゲット材料1010に到達するまで「z」方向に増加する。したがって、第1プレパルス502は、ターゲット材料小滴1010に存在する密度より低い密度を含む初期密度勾配を生成するように機能し、それによって、中間ターゲット1014がターゲット材料小滴1010より容易に第2プレパルス504を吸収することが可能になる。
第2プレパルス504は、中間ターゲット1014に当たり、ターゲット材料片1015の集合体を生成する。中間ターゲット1014と第2プレパルス504との相互作用は、図10Cに示すように、片1015の集合体を生成する。時間の経過とともに、ターゲット材料片1015の集合体は、ターゲット位置1026に向かって「x」方向に進行し続ける。ターゲット材料片1015の集合体は、体積を形成し、該体積は、時間の経過とともに材料片が拡張するにつれて増加する。図10Dを参照すると、片の集合体は、第2プレパルス502が中間ターゲット1014に当たった後に1000nsの間拡張し、拡張した片の集合体は、半球状ターゲット1018を形成する。半球状ターゲット1018は、時間t=tにおいてターゲット位置に進入する。半球状ターゲット1018は、主パルス506を受ける平面1019で最小になり、かつ「z」方向に増加する密度を有する。
主パルス506がターゲット1018に当たる直前の時間における半球状ターゲット1018の密度プロファイル1110が図11Cに示されている。半球状ターゲット1018は、主パルス506を受ける平面1019で最小になる緩やかな勾配を有する。したがって、半球状ターゲット614のように、半球状ターゲット1018は、主パルス506を容易に吸収し、全方向にEUV光1030を放出する。半球状ターゲット614と比較して、ターゲット1018の最高密度は低く、勾配はより急峻でない。
他の実施が添付の請求の範囲に属する。例えば、ターゲットの形状は、曲面を有する半球と異なり得る。半球状ターゲット5の半球状部分14は、丸みをつけるのではなく平らにした1つ以上の側面を有し得る。半球状ターゲット5全体にわたって分散することに加えて、または、その代わりに、粒子20は、半球状ターゲット5の面上に分散されてよい。

Claims (28)

  1. ターゲットを提供することと、
    第1増幅光ビームを前記ターゲットに向けて誘導して、前記ターゲットと前記第1増幅光ビームとの相互作用を引き起こすことであって、前記ターゲットと前記第1増幅光ビームとの前記相互作用は、第1プラズマおよび前記ターゲットの残りの部分を形成することと、
    前記第1プラズマが膨張して前記残りの部分から片の集合体を形成することを可能にすることであって、前記片の集合体は、前記第1増幅光ビームの前記伝播方向に沿って延在することと、
    第2増幅光ビームを前記片の集合体に向けて誘導することであって、前記第2増幅光ビームは、前記片の集合体の前記片の少なくとも一部を、EUV光を放出するプラズマに変換するのに十分なエネルギーを有することと、を含み、
    前記片の集合体は、プラズマ状態においてEUV光を放出するターゲット材料の非イオン化片を含み、
    前記片の集合体が、時間の経過とともにターゲット位置に向かって移動しながら、前記片の集合体の密度が臨界密度付近でありながら臨界密度未満になるまで拡張することによって、前記ターゲットを形成する、方法。
  2. 前記第1プラズマは、EUV光を放出しない、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1プラズマは、前記ターゲットの前記残りの部分の表面に形成される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記片の集合体は、非球状体積内に広がる、請求項3に記載の方法。
  5. 前記片の集合体における前記片の少なくとも一部は、前記片の集合体における少なくとも1つの他の片と物理的に接触する、請求項1に記載の方法。
  6. 前記第1増幅光ビームは、持続時間を有する、請求項1に記載の方法。
  7. 前記持続時間は、5〜20ピコ秒(ps)である、請求項6に記載の方法。
  8. 前記第2増幅光ビームは、ターゲット位置において前記片の集合体と相互作用し、
    前記第2増幅光ビームは、前記第2増幅光ビームの伝播方向とは異なる方向にビーム径を有し、
    前記ターゲット位置において、前記片の集合体は、前記方向に空間範囲を有し、前記片の集合体の前記空間範囲は、前記第2増幅光ビームの前記ビーム径より大きい、請求項1に記載の方法。
  9. 前記ターゲットは、プラズマ状態においてEUV光を放出するターゲット材料の結合片を含む、請求項1に記載の方法。
  10. 前記ターゲット材料は、スズを含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記片の集合体は、半球状体積を形成する、請求項1に記載の方法。
  12. 前記半球状体積は、平面部分と曲面部分を含み、前記第2増幅光ビームは、前記曲面部分と相互作用する前に前記平面部分と相互作用する、請求項11に記載の方法。
  13. プラズマ状態において極端紫外(EUV)光を放出するターゲット材料を含む、ターゲットを提供することと、
    第1増幅光ビームを前記ターゲットに向けて誘導して、前記第1増幅光ビームと前記ターゲットとの相互作用を引き起こすことであって、前記相互作用は、第1プラズマおよび前記ターゲットの残りの部分を形成することと、
    前記第1プラズマが、前記ターゲットの前記残りの部分の表面において膨張して、前記ターゲットの前記残りの部分を片の集合体に変形することを可能にすることであって、前記片の集合体は、前記ターゲット材料の片を含み、かつ前記第1増幅光ビームの伝播方向に沿って延在することと、を含み、
    前記片の集合体の密度は、前記第2増幅光ビームの伝播方向に平行な方向に沿って増加する、方法。
  14. 第2増幅光ビームを前記片の集合体に向けて誘導することであって、前記第2増幅光ビームは、前記ターゲット材料の片を、EUV光を放出するプラズマに変換するのに十分なエネルギーを有することをさらに含む、請求項13に記載の方法。
  15. 放射パルスを生成するように構成された固体レーザであって、前記固体レーザによって生成された前記放射パルスは、少なくとも第1放射パルスを含む、固体レーザと、
    放射パルスを生成するように構成された第2光源であって、前記第2光源によって生成された前記放射パルスは、少なくとも第2放射パルスを含み、前記第2放射パルスは、前記第1放射パルスより高い強度を有する、第2光源と、
    ターゲット材料を内部で受けるように構成された真空チャンバであって、前記ターゲット材料は、プラズマに変換される際にEUV光を放出する材料を含む、真空チャンバと、
    前記第1放射パルスおよび前記第2放射パルスを、前記真空チャンバの前記内部に向けて、それぞれ前記真空チャンバの前記内部の第1位置と、前記真空チャンバの前記内部の別の位置である第2位置と、に誘導するように構成された、光学エレメントであって、前記真空チャンバの前記内部の前記第1位置および前記第2位置は、第3の方向に沿った異なる位置であり、前記第3の方向は、前記第1放射パルスの伝播する第1の方向とは異なるとともに前記第2放射パルスの伝播する第2の方向となる、光学エレメントと、
    を備える、極端紫外線(EUV)光源。
  16. 前記固体レーザによって生成された前記第1放射パルスは、第1波長を有し、前記第2光源によって生成された前記第2放射パルスは、第2波長を有し、前記第1波長と前記第2波長は異なる、請求項15に記載のEUV光源。
  17. 前記第1放射パルスは、5ps以上150ps以下の持続時間を有する、請求項15に記載のEUV光源。
  18. ターゲット材料を内部で受けるように構成された真空チャンバであって、前記ターゲット材料は、プラズマに変換される際にEUV光を放出する材料を含む、真空チャンバと、
    放射パルスを生成するように構成された固体レーザであって、前記固体レーザによって生成された前記放射パルスは、少なくとも第1放射パルスを含み、前記第1放射パルスは、第1ビーム経路上を前記真空チャンバの前記内部の第1位置まで伝播する、固体レーザと、
    放射パルスを生成するように構成された第2光源であって、前記第2光源によって生成された前記放射パルスは、少なくとも第2放射パルスを含み、前記第2放射パルスは、前記第1放射パルスより高い強度を有し、かつ第2ビーム経路上を前記真空チャンバの前記内部の第2位置まで伝播し、前記真空チャンバの前記内部の前記第1位置および前記第2位置は、第3の方向に沿った異なる位置であり、前記第3の方向は、前記第1放射パルスの伝播する第1の方向とは異なるとともに前記第2放射パルスの伝播する第2の方向となる、第2光源と、
    を備える、極端紫外線(EUV)光源。
  19. 前記第1ビーム経路および前記第2ビーム経路上に設けられた光学エレメントをさらに備え、前記光学エレメントは、前記第1放射パルスおよび前記第2放射パルスを受けるように、かつ前記第1放射パルスを前記第1位置に誘導し、前記第2放射パルスを前記第2位置に誘導するように位置決めされる、請求項18に記載のEUV光源。
  20. 前記光学エレメントは、少なくとも部分的に反射性の表面を備える、請求項19に記載のEUV光源。
  21. 前記光学エレメントは、前記第1放射パルスと前記第2放射パルスの一方を伝送し、前記第1放射パルスと前記第2放射パルスの他方を反射する、請求項19に記載のEUV光源。
  22. 前記第1放射パルスの前記波長は、前記第2パルスの前記波長とは異なり、前記光学エレメントは、ダイクロイックミラーを備える、請求項19に記載のEUV光源。
  23. 前記第1ビーム経路上の第1光学エレメントをさらに備え、前記第1光学エレメントは、前記第1放射パルスを、前記真空チャンバの前記内部の前記第1位置に向けて誘導する、請求項18に記載のEUV光源。
  24. 前記第1ビーム経路上の第1光学エレメント、および前記第2ビーム経路上の第2光学エレメントをさらに備え、前記第1光学エレメントは、前記第1放射パルスを、前記真空チャンバの前記内部の前記第1位置に向けて誘導し、前記第2光学エレメントは、前記第2放射パルスを、前記真空チャンバの前記内部の前記第2位置に向けて誘導する、請求項18に記載のEUV光源。
  25. 前記第1光学エレメントは、1つ以上の光学ファイバを備える、請求項24に記載のEUV光源。
  26. 前記ターゲット材料は、スズを含む、請求項18に記載のEUV光源。
  27. ウェーハを処理するように構成されたリソグラフィツールと、極端紫外線(EUV)光源と、を備えるフォトリソグラフィシステムであって、
    前記EUV光源は、
    ターゲット材料を内部で受けるように構成された真空チャンバであって、前記ターゲット材料は、プラズマに変換される際にEUV光を放出する材料を含む、真空チャンバと、
    前記真空チャンバの前記内部の光学エレメントであって、EUV光を前記リソグラフィツールまで誘導するように位置決めされる、光学エレメントと、
    放射パルスを生成するように構成された第1光源であって、前記第1光源によって生成された前記放射パルスは、少なくとも第1放射パルスを含み、前記第1放射パルスは、第1ビーム経路上を前記真空チャンバの前記内部の第1位置まで伝播する、第1光源と、
    放射パルスを生成するように構成された第2光源であって、前記第2光源によって生成された前記放射パルスは、少なくとも第2放射パルスを含み、前記第2放射パルスは、前記第1放射パルスより高い強度を有し、かつ第2ビーム経路上を前記真空チャンバの前記内部の第2位置まで伝播し、前記真空チャンバの前記内部の前記第1位置および前記第2位置は、第3の方向に沿った異なる位置であり、前記第3の方向は、前記第1放射パルスの伝播する第1の方向とは異なるとともに前記第2放射パルスの伝播する第2の方向となる、第2光源と、
    を備える、フォトリソグラフィシステム。
  28. 前記第1光源は、固体レーザを備える、請求項27に記載のフォトリソグラフィシステム。
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