JP6943162B2 - 水質分析計 - Google Patents

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Description

本発明は、排水、下水、環境水、海水、プラント用水などの試料水中に含まれる特定成分の測定、検査又は管理のために用いられる、全有機体炭素測定装置(TOC計)や全窒素測定装置(TNP計)などの水質分析計に関するものである。
例えば、水中の全有機体炭素(TOC)を測定する自動水質分析装置として、シリンジポンプのシリンダ内に試料水を吸入し、そのシリンダ内でバブリング等によって無機体炭素(IC)を除去した後、ICの除去された試料水を燃焼管へ送って燃焼させ、発生した二酸化炭素を測定するように構成されたTOC計などが知られている(特許文献1参照。)。
特開2008−241623号公報
上記のような水質分析計では、内径が約1.0mm程度の採水管を介してシリンジポンプにより試料水を採水することがある。試料水に懸濁物が多く含まれている場合、シリンジポンプによって試料水を採水する際に、懸濁物が採水管の内壁に付着して採水管内に残留し、シリンジポンプのシリンダに吸入された試料水中の懸濁物量が実際の試料水中の懸濁物量よりも少なくなることがある。
その一方で、試料水の吸入前から採水管の内壁に付着していた懸濁物が試料水とともにシリンジポンプのシリンダ内へ吸入されてしまい、シリンダに吸入された試料水中の懸濁物量が実際の試料水中の懸濁物量よりも多くなることもある。このように、採水管の内壁に懸濁物の付着があると、測定ごとの試料の均質性が保たれず、測定結果の再現性が悪化する。
そこで、本発明は、採水管を介して試料水の採取を行なう水質分析計において、採水管の内壁への懸濁物の付着を抑制して測定結果の再現性を向上させることを目的とするものである。
本発明に係る水質分析計は、試料水源に通じる採水管と、前記採水管を介して試料水を採取するためのシリンジポンプと、前記シリンジポンプと接続され、前記シリンジポンプにより吐出された試料中の特定成分を酸化させる酸化反応部と、前記酸化反応部の下流に接続され、前記酸化反応部において酸化した特定成分を検出する検出部と、前記シリンジポンプの動作を制御する制御部と、を備えている。そして、前記制御部は、前記シリンジポンプにより試料水を採取する際に、前記シリンジポンプによる吸入動作と吐出動作を交互に行ないながら前記シリンジポンプのシリンダ内に試料を吸入することにより、前記採水管内に試料水による前記シリンジポンプへ向かう方向の流れと前記試料水源へ向かう方向の流れを交互に生じさせるように構成されている。
本発明に係る水質分析計では、シリンジポンプにより試料水を採取する際に、シリンジポンプによる吸入動作と吐出動作を交互に行ないながらシリンジポンプのシリンダ内に試料を吸入することにより、採水管内に試料水によるシリンジポンプへ向かう方向の流れと試料水源へ向かう方向の流れを交互に生じさせるように構成されているので、採水管の内壁への懸濁物の付着が抑制され、測定結果の再現性が向上する。
水質分析計の一実施例を示す概略構成図である。 同実施例のシリンジポンプによる試料水の採水動作を示すフローチャートである。 同採水動作による試料水の吸入量の時間変化の一例を示すグラフである。
以下、水質分析計の一実施例について、図面を参照して説明する。
水質分析計の一つであるTOC計の概略的構成を図1に示す。
この実施例のTOC計はシリンジポンプ2を備え、シリンジポンプ2の吸入・吐出口がマルチポートバルブ4の共通ポートに接続されている。マルチポートバルブ4は、複数の選択ポートをもち、シリンジポンプ2が接続されている共通ポートをいずれか1つの選択ポートと選択的に接続するものである。
マルチポートバルブ4の各選択ポートには、試料調整槽6(試料水源)へ通じる採水管8、酸化反応部12へ通じる試料導入流路10、互いに異なる種類の液を貯留する容器16、18、20のそれぞれに通じる流路が接続されている。
試料調整槽6では、試料水が常時流れている。マルチポートバルブ4を、シリンジポンプ2の吸入・吐出口と採水管8とが接続されるように切り替えることで、採水管8を介してシリンジポンプ2によって試料調整槽6の試料水を採水することができる。シリンジポンプ2には、必要に応じてIC除去用のスパージガスが供給されるようになっている。
容器16、17及び18には、例えば、窒素化合物含有試料水を酸化するために用いられる酸化剤(例えば、アルカリ性ペルオキソ二硫酸カリウム)、試料水を希釈するための希釈液、測定値の校正などに用いられる標準液がそれぞれ貯留されている。
酸化反応部12は、試料水中の成分を酸化して気化するための燃焼管である。酸化反応部12の出口側に検出器14が接続されている。酸化反応部12の上流側からキャリアガスが供給されるようになっており、酸化反応部12で酸化し気化した成分がキャリアガスによって検出器14へ導入され、検出される。
シリンジポンプ2はシリンジポンプ駆動機構22によって駆動され、シリンジポンプ駆動機構22の動作は制御部24によって制御される。シリンジポンプ駆動機構22は、例えば、送りネジとその送りネジを回転させるステッピングモータからなり、送りネジの回転数に応じてシリンジポンプ22のピストンを一軸方向へ駆動するものである。
制御部24は、設定された量の試料水がシリンジポンプ2によって試料調整槽6から採水され、シリンジポンプ2のシリンダ内での所定の処理が終了した後で、試料水が酸化反応部12へ送られるようにように、シリンジポンプ駆動機構22の動作を制御するように構成されている。制御部24は専用のコンピュータ又は汎用のコンピュータによって実現されるものである。
ところで、シリンジポンプ2によって試料調整槽6から試料水を採水する際、設定された量の試料水をシリンジポンプ2が一度に吸入すると、試料水中の懸濁物の一部が採水管8の内壁に付着することがある。試料水中の懸濁物の一部が採水管8の内壁に付着すると、シリンジポンプ2のシリンダ内に取り込まれた試料水中の懸濁物量が試料調整槽6の試料水の懸濁物量よりも少なくなる場合や、採水管8の内壁に付着していた懸濁物がシリンジポンプ2のシリンダ内に取り込まれ、シリンダ内に取り込まれた試料水中の懸濁物量が試料調整槽6の試料水の懸濁物量よりも多くなる場合があり、採水された試料水中の懸濁物量が測定ごとに異なるという現象が起こり、測定結果の再現性が悪化する。
上記のような現象の発生を防止するために、制御部24は、試料水を採水する際に、採水管8の内壁に懸濁物が付着しにくいような採水動作をシリンジポンプ2が実行するように、シリンジポンプ駆動機構22を制御するように構成されている。
試料水の採水動作の一例について、図1とともに図2及び図3を用いて説明する。
まず、シリンジポンプ2のピストンを一定量だけ吸入方向へ駆動し、試料水を所定量(Lin)だけ吸入する(ステップS1)。なお、シリンジポンプ2による液の吸入・吐出量は、ピストンの移動距離×シリンダ内部の断面積によって求められ、ピストンの移動距離はピストンを駆動するステッピングモータの駆動パルス数によって求めることができる。
試料水を所定量(Lin)だけ吸入した後、シリンダ内に吸入された試料水量が設定量に達したか否かを判断する(ステップS2)。達していなければ、シリンジポンプ2のピストンを一定量だけ吐出方向へ駆動し、試料水を所定量(Lout)だけ吐出する(ステップS3)。このときの試料水の吐出量(Lout)はその前の吸入量(Lin)よりも少ない量である。
試料水を所定量(Lout)だけ吐出した後、再び所定量(Lin)の試料を吸入する(ステップS1)。この動作を、シリンジポンプ2のシリンダ内に吸入された試料水量が設定量に達するまで繰り返し実行する。このように、シリンジポンプ2による所定量(Lin)の吸入と所定量(Lout)の吐出を交互に繰り返し行なうことで、採水管8内にシリンジポンプ2側へ向かう試料水の流れと試料調整槽6側へ向かう試料水の流れを交互に生じさせ、採水管8の内壁に懸濁物が付着することを抑制する。
なお、図3のグラフに示した例では、シリンジポンプ2による試料水の吸入動作時の吸入量(Lin)と吐出動作時の吐出量(Lout)が毎回一定となっているが、本発明はこれに限定されず、動作ごとに吸入量・吐出量が変化してもよい。
上記のように、試料水を採水する際に、シリンジポンプ2を吸入方向と吐出方向へ交互に動作させながら試料を吸入するようにすることで、採水管8の内壁への懸濁物の付着が抑制され、シリンジポンプ2のシリンダ内に取り込まれる試料水の懸濁物量が安定し、測定結果の再現性の悪化が抑制される。この技術は、この実施例で説明したTOC計に限られず、全窒素測定装置(TNP計)など、シリンジポンプを用いて試料水を採水する装置であれば同様に適用することができる。
2 シリンジポンプ
4 マルチポートバルブ
6 試料調整槽(試料水源)
8 採水管
10 試料導入流路
12 酸化反応部
14 検出器
16,18,20 容器
22 シリンジポンプ駆動機構
24 制御部

Claims (1)

  1. 試料水源に通じる採水管と、
    前記採水管を介して試料水を採取するためのシリンジポンプと、
    前記シリンジポンプと接続され、前記シリンジポンプにより吐出された試料中の特定成分を酸化させる酸化反応部と、
    前記酸化反応部の下流に接続され、前記酸化反応部において酸化した特定成分を検出する検出部と、
    前記シリンジポンプの動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記シリンジポンプにより試料水を採取する際に、前記シリンジポンプによる吸入動作と直前の前記吸入動作での吸入量よりも少ない量の試料水を吐出する吐出動作を交互に行なうことによって、前記シリンジポンプのシリンダ内に吸入された試料水の量が予め設定された量になるまで試料水を徐々に吸入、前記採水管内に試料水による前記シリンジポンプへ向かう方向の流れと前記試料水源へ向かう方向の流れを交互に生じさせるように構成されている、水質分析計。
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