JP6943043B2 - 光子検出器のタイミング調整方法および装置 - Google Patents
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本発明によるタイミング調整方法は、送信機の第一非対称干渉計と受信機の第二非対称干渉計とからなる干渉計システムにおける前記受信機の光子検出器に対するゲート印加タイミングの調整方法であって、第一制御手段が、前記送信機で生成された所定周期のパルスが所定の遅延時間を有する前記第一および第二非対称干渉計を通過することで生成された複数の受信パルスを前記光子検出器で検出するタイミングを設定し、第二制御手段が、前記第一及び第二非対称干渉計の前記所定の遅延時間を所定時間だけ変化させ、第三制御手段が、前記タイミング設定された前記光子検出器で検出される受信パルスのうち、前記遅延時間の変化による光子カウント数の変化が小さい受信パルスを基準として前記光子検出器で検出するタイミングを設定する、ことを特徴とする。
本発明による光通信システムは、送信機と受信機とが光伝送路で接続された光通信システムであって、前記送信機が、所定周期のパルスを生成する光源と、遅延時間を変更可能な第一非対称干渉計と、を有し、
前記受信機が、遅延時間を変更可能な第二非対称干渉計と、光子検出手段と、前記送信機で生成された前記所定周期のパルスが所定の遅延時間を有する前記第一および第二非対称干渉計を通過することで生成された複数の受信パルスを前記光子検出手段で検出するタイミングを設定する第一制御手段と、前記第一及び第二非対称干渉計の前記所定の遅延時間を所定時間だけ変化させる第二制御手段と、前記タイミングに設定された前記光子検出手段に入射する受信パルスのうち、前記遅延時間の変化による光子カウント数の変化が小さい受信パルスを基準として前記光子検出器で検出するタイミングを設定する第三制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によるプログラムは、送信機の第一非対称干渉計と受信機の第二非対称干渉計とからなる干渉計システムにおける前記受信機の光子検出器に対するゲート印加タイミングの調整装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、前記送信機で生成された所定周期のパルスが所定の遅延時間を有する前記第一および第二非対称干渉計を通過することで生成された複数の受信パルスを前記光子検出器で検出するタイミングを設定する機能と、前記第一及び第二非対称干渉計の前記所定の遅延時間を所定時間だけ変化させる機能と、前記タイミングに設定された前記光子検出器に入射する受信パルスのうち、前記遅延時間の変化による光子カウント数の変化が小さい受信パルスを判別する機能と、前記判別された受信パルスを基準として前記光子検出器で検出するタイミングを設定する機能と、を前記コンピュータで実現させることを特徴とする。
本発明の実施形態によれば、非対称干渉計を用いた光通信システムにおいて、受信側光通信装置で光子検出器への入射パルスのタイミングを検出した後、送信側および受信側の両方の非対称干渉計に対して遅延時間を同じ量だけ変化させることで生じる光子検出カウント数の変化により、入射パルスの要/不要を判別する。たとえば、遅延変化前と同レベルの高いカウント数であれば必要なパルス(メインパルス)、遅延変化前より低いレベルのカウント数であれば不要なパルス(サテライトパルス)、と判別される。以下、メインパルスの判定方法の概略について図2を参照しながら簡単に説明する。
1.1)構成
図3において、光通信装置である送信機100と受信機200とは光伝送路によって接続されているものとする。送信機100は、発光部101、遅延時間を変更できる非対称干渉計102およびコントローラ103を有する。発光部101は、微弱光パルスを生成するレーザ光源、たとえばレーザダイオード(LD)である。微弱光パルスは、強度を1光子/パルス以下に減衰させる光減衰器を用いることで生成することもできる。非対称干渉計102は、図2における非対称干渉計10に対応し、微弱光パルスを可変遅延時間だけ分離して2連パルスとして光伝送路へ送出する。コントローラ103は、後述するように、レーザ光源101および非対称干渉計102を制御する。
図4において、コントローラ204は、プログラムメモリ206に格納されたプログラムを実行することで、次の機能を実現する。
<光子カウント数の記録>
コントローラ204は、ゲート印加回路203を制御して、ゲート印加タイミングを所定のスキャン範囲Rでスキャンし、各タイミングで光子検出器202により検出される光子カウント数をメモリ205に記録する(動作S301)。
<ピーク値およびピークタイミングの抽出>
コントローラ204は、メモリ205に記録されたデータから光子カウント数のピーク値Npとその時のタイミングtpとを抽出する(動作S302)。
<遅延時間の変更>
コントローラ204は、送信側の非対称干渉計102と受信側の非対称干渉計201の遅延時間をそれぞれ所定時間δだけ変化させる。これにより、図2で説明したように、時間δだけシフトしたピークタイミングで、あるいは当該ピークタイミングを含む所定の範囲で、光子カウント数Nを測定する(動作S303)。
<メインパルスの判別>
コントローラ204は、遅延時間の変化前のピーク値Npと変化後の光子カウント値Nとを比較することで、ピーク値Npを示すタイミングtpのパルスがメインパルスか否かを判別する(動作S304)。上述したように、ゲート印加タイミングがメインパルスに同期している場合は2パルス分の光子を検出するためNはNpとほぼ等しくなるが、サテライトパルスに同期していた場合には、ピークを構成していた2つのパルスが分離するためNはNpよりも小さくなる。そのため、光子カウント数NpとNとを比較することでメインパルスかサテライトパルスかを判別することができる。
<ゲート印加タイミングの設定>
コントローラ204は、メインパルスのタイミングが決定したので、それに同期したゲート印加タイミングでゲート印加回路203を動作させ、必要な光子パルスの入射タイミングに合わせてゲート電圧を光子検出器202に印加する(動作S305)。
上述したように、本発明の一実施形態によれば、送信側および受信側の両方の非対称干渉計の遅延時間を同じ量だけ変化させ、遅延変化の前後で光子カウント数の変化をモニタすることにより、光子検出器に入射する光子パルスの要/不要を判別することができる。これにより、不要なサテライトパルスではなく、メインパルスに同期したゲート印加タイミングを設定することができる。誤り率を計算してメインパルスを判定する方法とは異なり、光子カウント数のみを用いてメインパルスを判定するので、測定時間や計算量が大幅に減少しタイミング調整時間を短縮できるという効果を有する。
以下、本発明の一実施例として、上述した実施形態による一方向型干渉計システムのより詳細な構成例を説明する。
図5において、本実施例によるシステムは、図3に示すシステムと基本的の同様の構成を有するので、同様の機能を有するブロックには同一の参照番号を付して説明を簡略化し、主に異なる構成について説明する。
まず、図6〜図8を参照しながら、スキャンにおける各ゲート印加タイミングでの光子カウント数の記録動作について説明する。
メインパルス判別方法の第一例によれば、1つのゲート印加タイミングでの光子カウント数が非対称干渉計の遅延時間の変化前後で変化するか否かをチェックすることによりメインパルスか否かを判別することが可能である。以下、図9および図10を参照しながら、当該第一例について詳細に説明する。
メインパルス判別方法の第二例によれば、異なるタイミングでの2つの光子カウントピーク値の大小関係が非対称干渉計の遅延時間を変化させた後でどのように変化するかをチェックすることにより、いずれのタイミングがメインパルスを示すかを判定できる。以下、図11および図12を参照しながら、当該第二例について詳細に説明する。
以上述べたように、本発明の一実施例によれば、1つの光子カウントピーク値あるいは2つの光子カウントピーク値に注目し、送信側および受信側の両方の非対称干渉計の遅延時間を同じ量だけ変化させた時の光子カウント数の変化を検出することによって、受信パルス列から必要なメインパルスを判別する。1つの光子カウントピーク値に基づいてメインパルス判別を行う場合は、1回の判別によりメインパルスを判別可能となり、計算量の軽減、タイミング調整時間の短縮が可能となる。また、2つの光子カウントピーク値に基づいてメインパルス判別を行う場合は、隣接するピーク値を利用することで1回の限定されたスキャンを実行するだけでメインパルスを判別可能となり、同様に、計算量の軽減、タイミング調整時間の短縮が可能となる。
以下、上述した本実施例を適用したQKDシステムについて図13を参照しながら説明する。
上述した実施形態の一部あるいは全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、これらに限定されるものではない。
(付記1)
送信機の第一非対称干渉計と受信機の第二非対称干渉計とからなる干渉計システムにおける前記受信機の光子検出器に対するゲート印加タイミングの調整装置であって、
前記送信機で生成された所定周期のパルスが所定の遅延時間を有する前記第一および第二非対称干渉計を通過することで生成された複数の受信パルスを前記光子検出器で検出するタイミングを設定する第一制御手段と、
前記第一及び第二非対称干渉計の前記所定の遅延時間を所定時間だけ変化させる第二制御手段と、
前記タイミングに設定された前記光子検出器で検出される受信パルスのうち、前記遅延時間の変化による光子カウント数の変化が小さい受信パルスを基準として、前記光子検出器で検出するタイミングを設定する第三制御手段と、
を備えたタイミング調整装置。
(付記2)
前記第三制御手段が、1つの受信パルスに対応するタイミングでの前記光子カウント数が所定値より大きいか否かを判定し、前記所定値より大きい受信パルスを判別することを特徴とする付記1に記載のタイミング調整装置。
(付記3)
前記第三制御手段が、2つの受信パルスにそれぞれ対応するタイミングでの前記光子カウント数を比較し、光子カウント数が大きい方の受信パルスを判別することを特徴とする付記1に記載のタイミング調整装置。
(付記4)
前記第一制御手段が、ゲート印加タイミングを前記所定周期の範囲でスキャンすることで各タイミングでの光子カウント数を記録し、前記光子カウント数のピーク値を抽出することで前記光子検出器で検出するタイミングを設定する、ことを特徴とする付記1−3のいずれか1項に記載のタイミング調整装置。
(付記5)
送信機の第一非対称干渉計と受信機の第二非対称干渉計とからなる干渉計システムにおける前記受信機の光子検出器に対するゲート印加タイミングの調整方法であって、
前記送信機で生成された所定周期のパルスが所定の遅延時間を有する前記第一および第二非対称干渉計を通過することで生成された複数の受信パルスを前記光子検出器で検出するタイミングを設定し、
前記第一及び第二非対称干渉計の前記所定の遅延時間を所定時間だけ変化させ、
前記タイミング設定された前記光子検出器で検出される受信パルスのうち、前記遅延時間の変化による光子カウント数の変化が小さい受信パルスを基準として前記光子検出器で検出するタイミングを設定する、
ことを特徴とするタイミング調整方法。
(付記6)
前記基準となる受信パルスは、1つの受信パルスに対応するタイミングでの前記光子カウント数が所定値より大きい受信パルスであることを特徴とする付記5に記載のタイミング調整方法。
(付記7)
前記基準となる受信パルスは、2つの受信パルスにそれぞれ対応するタイミングでの前記光子カウント数が大きい方の受信パルスであることを特徴とする付記5に記載のタイミング調整方法。
(付記8)
ゲート印加タイミングを前記所定周期の範囲でスキャンすることで各タイミングでの光子カウント数を記録し、前記光子カウント数のピーク値を抽出することで、前記光子検出器で検出するタイミングを設定する、ことを特徴とする付記5−7のいずれか1項に記載のタイミング調整方法。
(付記9)
送信機と受信機とが光伝送路で接続された光通信システムであって、
前記送信機が、
所定周期のパルスを生成する光源と、
遅延時間を変更可能な第一非対称干渉計と、
を有し、
前記受信機が、
遅延時間を変更可能な第二非対称干渉計と、
光子検出手段と、
前記送信機で生成された前記所定周期のパルスが所定の遅延時間を有する前記第一および第二非対称干渉計を通過することで生成された複数の受信パルスを前記光子検出手段で検出するタイミングを設定する第一制御手段と、
前記第一及び第二非対称干渉計の前記所定の遅延時間を所定時間だけ変化させる第二制御手段と、
前記タイミングに設定された前記光子検出手段に入射する受信パルスのうち、前記遅延時間の変化による光子カウント数の変化が小さい受信パルスを基準として前記光子検出器で検出するタイミングを設定する第三制御手段と、
を備えたことを特徴とする光通信システム。
(付記10)
送信機の第一非対称干渉計と受信機の第二非対称干渉計とからなる干渉計システムにおける前記受信機の光子検出器に対するゲート印加タイミングの調整装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
前記送信機で生成された所定周期のパルスが所定の遅延時間を有する前記第一および第二非対称干渉計を通過することで生成された複数の受信パルスを前記光子検出器で検出するタイミングを設定する第一機能と、
前記第一及び第二非対称干渉計の前記所定の遅延時間を所定時間だけ変化させる第二機能と、
前記タイミングに設定された前記光子検出器に入射する受信パルスのうち、前記遅延時間の変化による光子カウント数の変化が小さい受信パルスを判別する第三機能と、
前記判別された受信パルスを基準として前記光子検出器で検出するタイミングを設定する第四機能と、
を前記コンピュータで実現させるためのプログラム。
(付記11)
前記第三機能が、1つの受信パルスに対応するタイミングでの前記光子カウント数が所定値より大きいか否かを判定し、前記所定値より大きい受信パルスを判別することを特徴とする付記10に記載のプログラム。
(付記12)
前記第三機能が、2つの受信パルスにそれぞれ対応するタイミングでの前記光子カウント数を比較し、光子カウント数が大きい方の受信パルスを判別することを特徴とする付記10に記載のプログラム。
(付記13)
前記一機能が、ゲート印加タイミングを前記所定周期の範囲でスキャンすることで各タイミングでの光子カウント数を記録し、前記光子カウント数のピーク値を抽出することで前記光子検出器で検出するタイミングを設定する、ことを特徴とする付記10−12のいずれか1項に記載のプログラム。
(付記14)
付記1−3のいずれか1項に記載のタイミング調整装置を備えた光通信装置。
(付記15)
付記1−3のいずれか1項に記載のタイミング調整装置を備えた、量子鍵配送(QKD)システムの受信機。
100 送信機、Alice
101 レーザ光源
102 遅延可変非対称干渉計
102 コントローラ
200 受信機、Bob
201 遅延可変非対称干渉計
202 光子検出器
203 ゲート印加回路
204 コントローラ
205 メモリ
206 プログラムメモリ
210 ゲート印加タイミング制御部
211 光子カウント値ピーク抽出部
212 光子カウンタ
213 メインパルス判定部
214 制御部
Claims (10)
- 送信機の第一非対称干渉計と受信機の第二非対称干渉計とからなる干渉計システムにおける前記受信機の光子検出器に対するゲート印加タイミングの調整装置であって、
前記送信機で生成された所定周期のパルスが所定の遅延時間を有する前記第一および第二非対称干渉計を通過することで生成された複数の受信パルスを前記光子検出器で検出するタイミングを設定する第一制御手段と、
前記第一及び第二非対称干渉計の前記所定の遅延時間を所定時間だけ変化させる第二制御手段と、
前記タイミングに設定された前記光子検出器で検出される受信パルスのうち、前記遅延時間の変化による光子カウント数の変化が小さい受信パルスを基準として、前記光子検出器で検出するタイミングを設定する第三制御手段と、
を備えたタイミング調整装置。 - 前記第三制御手段が、1つの受信パルスに対応するタイミングでの前記光子カウント数が所定値より大きいか否かを判定し、前記所定値より大きい受信パルスを判別することを特徴とする請求項1に記載のタイミング調整装置。
- 前記第三制御手段が、2つの受信パルスにそれぞれ対応するタイミングでの前記光子カウント数を比較し、光子カウント数が大きい方の受信パルスを判別することを特徴とする請求項1に記載のタイミング調整装置。
- 送信機の第一非対称干渉計と受信機の第二非対称干渉計とからなる干渉計システムにおける前記受信機の光子検出器に対するゲート印加タイミングの調整方法であって、
第一制御手段が、前記送信機で生成された所定周期のパルスが所定の遅延時間を有する前記第一および第二非対称干渉計を通過することで生成された複数の受信パルスを前記光子検出器で検出するタイミングを設定し、
第二制御手段が、前記第一及び第二非対称干渉計の前記所定の遅延時間を所定時間だけ変化させ、
第三制御手段が、前記タイミング設定された前記光子検出器で検出される受信パルスのうち、前記遅延時間の変化による光子カウント数の変化が小さい受信パルスを基準として前記光子検出器で検出するタイミングを設定する、
ことを特徴とするタイミング調整方法。 - 送信機と受信機とが光伝送路で接続された光通信システムであって、
前記送信機が、
所定周期のパルスを生成する光源と、
遅延時間を変更可能な第一非対称干渉計と、
を有し、
前記受信機が、
遅延時間を変更可能な第二非対称干渉計と、
光子検出手段と、
前記送信機で生成された前記所定周期のパルスが所定の遅延時間を有する前記第一および第二非対称干渉計を通過することで生成された複数の受信パルスを前記光子検出手段で検出するタイミングを設定する第一制御手段と、
前記第一及び第二非対称干渉計の前記所定の遅延時間を所定時間だけ変化させる第二制御手段と、
前記タイミングに設定された前記光子検出手段に入射する受信パルスのうち、前記遅延時間の変化による光子カウント数の変化が小さい受信パルスを基準として前記光子検出器で検出するタイミングを設定する第三制御手段と、
を備えたことを特徴とする光通信システム。 - 送信機の第一非対称干渉計と受信機の第二非対称干渉計とからなる干渉計システムにおける前記受信機の光子検出器に対するゲート印加タイミングの調整装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
前記送信機で生成された所定周期のパルスが所定の遅延時間を有する前記第一および第二非対称干渉計を通過することで生成された複数の受信パルスを前記光子検出器で検出するタイミングを設定する第一機能と、
前記第一及び第二非対称干渉計の前記所定の遅延時間を所定時間だけ変化させる第二機能と、
前記タイミングに設定された前記光子検出器に入射する受信パルスのうち、前記遅延時間の変化による光子カウント数の変化が小さい受信パルスを判別する第三機能と、
前記判別された受信パルスを基準として前記光子検出器で検出するタイミングを設定する第四機能と、
を前記コンピュータで実現させるためのプログラム。 - 前記第三機能が、1つの受信パルスに対応するタイミングでの前記光子カウント数が所定値より大きいか否かを判定し、前記所定値より大きい受信パルスを判別することを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
- 前記第三機能が、2つの受信パルスにそれぞれ対応するタイミングでの前記光子カウント数を比較し、光子カウント数が大きい方の受信パルスを判別することを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
- 請求項1−3のいずれか1項に記載のタイミング調整装置を備えた光通信装置。
- 請求項1−3のいずれか1項に記載のタイミング調整装置を備えた、量子鍵配送(QKD)システムの受信機。
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