JP6942544B2 - 海苔の中間供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、海苔の中間供給装置に関する。すなわち、海苔の生産ラインに付随して設けられる、海苔の中間供給装置に関するものである。
《技術的背景》
海中から摘取されて生産される乾燥海苔(以下、単に海苔という)には、夾雑物や金属片等の異物が多々付着している。
異物が付着した海苔は、そのまま食用に供するには問題があり、商品価値低下を招くので、海苔の生産ラインでは、一旦これを選別,回収して異物を除去した後、再び生産ラインに戻すようになっている。
すなわち海苔の生産ラインでは、異物検査装置(異物選別機)が設けられており、異物が付着した海苔が、まず検出,選別,取り除き,回収される。
異物が付着した海苔は、このように異物検査装置で選別され、生産ラインから取り除かれ、回収された後、代表的には目視と手作業により異物が除去される。それから異物が除去された海苔は、異物除去確認のため再び生産ラインの上記異物検査装置に供給され、生産ラインに再供給されていた。
《従来技術》
上述したように、異物除去海苔は、異物除去が完全に行われたか否か、本当に除去されたかを確認するため、生産ラインの異物検査装置に再供給される。
そしてこの再供給は従来、人手により行われていた。すなわち、生産ラインの上記異物検査装置へのラインコンベア上に、人手により投入されていた。ラインコンベア上を異物検査装置へと搬送される一般海苔間の空きスペースに対し、異物除去海苔を手作業にて投入していた。
なお、このような従来例1によらず、再検査専用の異物検査装置を設置,使用する従来例2も存在していた。
すなわち従来例2では、上述したように生産ラインの異物検査装置に再供給することなく、別途導入,設置した再検査専用の異物検査装置に異物除去海苔を供給して、異物除去確認を行った後、生産ラインへと戻すシステムよりなる従来例2も存在していた。
上述した異物検査装置としては、例えば、次の特許文献1中に示されたものが挙げられる。
特開2012−217427号公報
《従来技術の問題点》
ところで、このような従来例については、次の課題が問題として指摘されていた。まず、従来一般的だった手作業による従来例1については、次のとおり。
ラインコンベア上を異物検査装置へと搬送される一般海苔を観察し、空きスペースを待ち、空きスペースを見つけて、異物除去海苔を投入する作業が煩わしく,面倒で,手間取り,長時間作業となる、という指摘があった。
更に、空きスペースが不十分だったり、投入タイミングが合わない場合、搬送される一般海苔上に、投入された異物除去海苔が重なる等、投入トラブルが発生し投入安定性に問題が指摘されていた。
従来例2ついては、次のとおり。再検査専用の異物検査装置を別途設置,使用するので、導入時のイニシャルコストが嵩み、設置スペースも余分に必要となり、電力設置等のランニングコスト負担も増加する、等々の指摘があった。
《本発明について》
本発明の海苔の中間供給装置は、このような実情に鑑み、上記従来技術の課題を解決すべくなされたものである。
そして本発明は、第1に、投入作業が装置化,自動化されると共に、投入安定性が向上し、第2に、コスト面やスペース面にも優れた、海苔の中間供給装置を提案することを目的とする。
《各請求項について》
このような課題を解決する本発明の技術的手段は、特許請求の範囲に記載したように、次のとおりである。
まず、各請求項の共通構成については、次のとおり。
すなわち、請求項1,2,3の各請求項の海苔の中間供給装置は、生産ラインの異物検査装置にて異物が検出されて選別,回収された海苔について、該異物が除去された後、異物除去確認のため上記異物検査装置そして生産ラインに再供給する。
そして該中間供給装置は、生産ラインに付随して設けられ、ストック部と供給コンベアとを有している。
該ストック部は、異物除去海苔を多数枚重積ストック可能である。
該供給コンベアは、該ストック部と、生産ラインに設けられた上記異物検査装置へのラインコンベアとの間に設けられ、該異物除去海苔を、順次1枚ずつ該ストック部から下流部分の投入待機位置に、供給可能である。これと共に該異物除去海苔を、投入待機位置から上記ラインコンベアに対し、搬送される一般海苔間の空きスペースに、投入可能である。
そして請求項1については、次のとおり。
請求項1の海苔の中間供給装置では、該供給コンベアは、下降傾斜しており、上記ラインコンベアより上位に配されると共に、押えローラーが付設されている。
そして該押えローラーは、該供給コンベアの投入待機位置に設けられており、投入される該異物除去海苔を、該供給コンベアとの間で挟み込み可能であり、もって該異物除去海苔の投入安定化機能を発揮すること、を特徴とする。
請求項2については、次のとおり。
請求項2の海苔の中間供給装置では、更に、位置確認センサおよび間隔確認手段を有している。
該位置確認センサは、該供給コンベアに関し設けられ、投入待機位置の該異物除去海苔を検出可能である。
該間隔確認手段は、生産ラインの上記ラインコンベアに関し設けられ、上記異物検査装置へと搬送される上記一般海苔間について、空きスペースの存否を検出可能であり、上記一般海苔の後端確認センサと、その次に搬送される上記一般海苔の前端確認センサとを、備えていること、を特徴とする。
請求項3については、次のとおり。
請求項3の海苔の中間供給装置では、更に、位置確認センサおよび間隔確認手段を有している。
該位置確認センサは、該供給コンベアに関し設けられ、投入待機位置の該異物除去海苔を検出可能である。
該間隔確認手段は、上記ラインコンベアに関し設けられ、上記異物検査装置へと搬送される上記一般海苔間について、空きスペースの存否を検出可能であり、上記一般海苔の後端確認センサとタイマーとを、備えていること、を特徴とする。
《作用等について》
本発明は、このような手段よりなるので、次のようになる。
(1)生産ラインの異物検査装置において、異物が付着した海苔が、検出,選別,回収される。
(2)回収された異物が付着した海苔は、生産ライン外で異物が除去される。
(3)そして異物除去海苔は、中間供給装置に提供され、そのストック部に重積された後、順次1枚ずつ供給コンベアにて投入待機位置に供給される。
(4)供給コンベアは、この間、位置確認センサや制御装置にて駆動制御される。
(5)それから、投入待機位置の異物除去海苔は、生産ラインの異物検査装置へのラインコンベアに、投入される。ラインコンベアにて搬送される一般海苔間の空きスペースに、投入される。
(6)このような異物除去海苔の投入制御は、間隔確認手段(後端確認センサと前端確認センサ、又は、端確認センサとタイマー)や、制御装置にて実施される。
(7)又、このような投入は、押えローラーで挟み込みつつ実施される。
(8)ラインコンベアに投入された異物除去海苔は、一般海苔と共に異物検査装置に供給され、異物除去が完全か再検査される。
(9)以上により、本発明の中間供給装置によると、異物除去海苔の投入作業が、装置化,自動化されると共に、正確にタイミング良く実施されるようになる。
(10)更に、この中間供給装置では、再検査専用の異物検査装置を別途導入,設置使用することなく、既存の異物検査装置をそのまま活用する。
(11)そこで、本発明に係る海苔の中間供給装置は、次の効果を発揮する。
《第1の効果》
第1に、異物除去海苔の投入作業が装置化,自動化されると共に、投入安定性が向上する。
本発明の海苔の中間供給装置では、ストック部からの異物除去海苔を、投入待機位置から供給コンベアにより、異物検査装置へのラインコンベアに投入する。投入待機位置には押えローラーや位置確認センサが、ラインコンベアには空きスペース検出用の間隔確認手段が、設けられている。
もって、異物除去海苔の投入作業が装置化,自動化されると共に、投入安定性が向上する。
すなわち、前述した人手によって投入作業が行われていた従来例に比し、煩わしさ、面倒さ、手間、長時間作業等が、解消される。又、異物除去海苔が一般海苔間の空きスペースに、正確にタイミング良く投入されるようになり、一般海苔との重なりが回避される等、投入トラブルが阻止され、投入安定性が向上する。
《第2の効果》
第2に、コスト面やスペース面にも優れている。
本発明の海苔の中間供給装置では、生産ラインの異物検査装置へのラインコンベアに、異物除去海苔を投入する。
前述した従来例のように、再検査専用の異物検査装置を別途設置,使用するのに比し、既存の異物検査装置を利用する分、イニシャルコストやランニングコスト面に優れると共に、余分に設置スペースを取ることもない。
このように、この種従来技術に存した課題がすべて解決される等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
本発明に係る海苔の中間供給装置について、発明を実施するための形態の説明に供し、第1例全体の側面説明図である。 同発明を実施するための形態の説明に供し、第2例全体の側面説明図である。 同発明を実施するための形態の説明に供し、中間供給装置の要部を示し、(1)図は斜視説明図、(2)図は平面説明図である。 異物検査装置の一例の側面説明図である。 同発明を実施するための形態の説明に供し、制御のフローチャートの一例である。 同発明を実施するための形態の説明に供し、第3例全体の平面概略図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。
《異物検査装置について》
本発明の海苔Aの中間供給装置1は、生産ライン2の異物検査装置3にて異物Bが検出されて選別,回収された海苔Aについて、異物Bが除去された後、異物除去確認のため同異物検査装置3そして生産ライン2に再供給する。
このように、本発明の前提となる異物検査装置(異物選別機)3について、最初に説明しておく。海苔Aには、異物Bが付着している可能性がある(異物Bについては、背景技術欄において前述した所を参照)。
そこで海苔Aの生産ライン2では、異物検査装置3を用いて、異物Bが付着した海苔Aの検出,選別,取り除き,回収が行われる。異物Bが付着した海苔Aは、他の正常な海苔Aから取り除かれ、生産ライン2から一旦取り除かれて、別途回収される。そして生産ライン2外で目視と手作業等により異物Bが除去される。
ところで異物検査装置3は、夾雑物専用タイプ,金属片専用タイプ,両用タイプがある。そして、海苔Aの生産ライン2において、生海苔摘採,水洗,抄き,脱水,乾燥,剥離,表裏反転等の各工程の後に、配設される。
図4の図示例の異物検査装置3については、次のとおり。海苔Aは、コンベア4にて搬送方向Cに水平搬送される。そして、搬送される海苔Aについて、まず異物Bである夾雑物が付着した海苔Aの検出,選別が行われる。
すなわち、光源5,5,5からの照射光を、海苔Aを介し、カメラ6,6,6が、反射光又は透過光として受光する。そして制御装置7が、カメラ6,6,6の検出結果に基づき、選別手段8を制御し、もって、異物Bである夾雑物が内部や表面や裏面に付着した海苔Aが、選別されてバケット9に回収される。
又、図示例では、異物Bである金属片が付着した海苔Aの検出,選別も行われる。すなわち、金属探知用反射型のセンサ10が、放射、入射した電磁波に基づき金属片を検出し、制御装置7が、その検出結果に基づき選別手段11を制御し、もって異物Bである金属片が付着した海苔Aが、選別されてバケット12に回収される。
更に図示例では、形状不良の海苔Aの検出,選別,回収も、光源13,カメラ14,制御手段7,選別手段15,バケット16等により、行われるようになっている。
異物検査装置3については、以上のとおり。
《本発明の概要》
以下、本発明について、図1,図2,図3,図5,図6等を参照して説明する。まず、本発明の概要については、次のとおり。
この海苔Aの中間供給装置1は、上述したように、生産ライン2の異物検査装置3にて異物Bが検出,選別,回収された海苔Aについて、その異物Bが除去された後、異物除去確認のため同異物検査装置3そして生産ライン2に再供給する。
このように中間供給装置1は、生産ライン2に付随して設けられており、ストック部17と供給コンベア18とを有している。
ストック部17は、異物除去海苔Aを多数枚重積ストック可能である。供給コンベア18は、ストック部17と、生産ライン2のラインコンベア19との間に設けられており、異物除去海苔Aを、順次1枚ずつストック部17から投入待機位置Dに供給可能であると共に、投入待機位置Dからラインコンベア19に投入可能である。
そして、供給コンベア18の投入待機位置Dには、押えローラー28および位置確認センサ29が、対応配設されている。ラインコンベア19には、間隔確認手段30(後端確認センサ32と前段確認センサ33、又は、これらの端確認センサとタイマー)が、設けられている。
本発明の概要については、以上のとおり。以下、このような本発明の中間供給装置1について、更に詳述する。
《ストック部17について》
まず、中間供給装置1のストック部17について説明する。
ストック部17は、生産ライン2の異物検査装置3で異物Bが検出,選別,回収された海苔Aについて、その後、異物Bが除去された異物除去海苔Aが、人手により多数枚重積ストックせしめられる。
そして、重積された異物除去海苔Aを、1枚ずつ供給コンベア18へと送り出すことが可能となっている。送り出し機構としては、各種可能であるが、図示例では、ブロワ20,シャッター,ローラー等(図示せず)を用いた送り出し機構21が採用されている。
すなわち、ブロワ20にて重積された異物除去海苔Aの最下位1枚を吸引すると共に、シャッターにて重積された上位と区画した後、その1枚を吸引したまま下降させて、駆動ローラーにて取り出して送り出すようになっている。
ストック部17については、以上のとおり。
《供給コンベア18について》
次に、中間供給装置1の供給コンベア18について説明する。
供給コンベア18は、ストック部17と、生産ライン2に設けられた異物検査装置3へのラインコンベア19と、の間に設けられている。そして異物除去海苔Aを、順次1枚ずつストック部17から下流部分の投入待機位置Dに、供給可能である。
それから異物除去海苔Aを、投入待機位置Dからラインコンベア19に対し、搬送される一般海苔A間の空きスペースEに、投入可能である。
このような供給コンベア18について、更に詳述する。供給コンベア18は、下降傾斜しており、ラインコンベア19より上位に配されている。
まず、生産ライン2のラインコンベア19は、図1の例では、表裏反転装置22に配置された既設コンベア23と、異物検査装置3への既設の入口コンベア24とからなり、海苔Aを連続的に搬送方向Cに水平搬送可能である。
図2の例のラインコンベア19は、スペースの関係で表裏反転装置22(図1を参照)に隣接配置できず、新設された専用コンベア25と、既設の入口コンベア24とからなり、海苔Aを連続的に搬送方向Cに水平搬送可能である。
図6の例のラインコンベア19は、表裏反転装置22そして異物検査装置3の搬送コンベア34よりなり、海苔Aを連続的に水平搬送可能である。
表裏反転装置22は、異物検査のため一般海苔Aの表裏を必要に応じ反転して、異物検査装置3へと供給する。抄き,脱水,乾燥,剥離されて、搬送コンベア34にて搬入されてきた一般海苔Aを、必要に応じロールにて反転せしめた後、既設コンベア23にて異物検査装置3の入口コンベア24へと搬送する。なお反転させることなく、そのまま通過させる場合もある(図6の図示では左側の搬入コンベア34から搬入する場合)。
つまり搬送コンベア34は、直接的には表裏反転装置22について生産ライン2のラインコンベア19となると共に、異物検査装置3に向けての生産ライン2のラインコンベア19となる(本明細書では、このようにラインコンベア19の意味を広く解する)。
このように、生産ライン2のラインコンベア19は、一般海苔Aを異物検査装置3へと搬送可能である。まだ異物検査されていない異物B付着の可能性のある一般海苔Aを、異物検査装置3へと搬送可能である。
中間供給装置1の供給コンベア18は、このようなラインコンベア19より上位に配されると共に、ラインコンベア19へと下降傾斜配置された紐ベルトコンベアよりなる。
《供給コンベア18による投入対象》
そして供給コンベア18は、ストック部17と、生産ライン2のラインコンベア19との間に、設けられている。図1の例では、入口コンベア24を対象のラインコンベア19として、図2の例では、専用コンベア25を対象のラインコンベア19として、図6の例では、搬送コンベア34を対象のラインコンベア19として、設けられている。
すなわち図1の例において、供給コンベア18は、生産ライン2のラインコンベア19について、異物検査装置3の入口コンベア24を、異物除去海苔Aの投入対象とする。
図2の例において、供給コンベア18は、生産ライン2のラインコンベア19について、異物検査装置3の入口コンベア24へと一般海苔Aを搬送すべく設置された専用コンベア25を、異物除去海苔Aの投入対象とする。
図6の例において、供給コンベア18は、生産ライン2のラインコンベア19について、表裏反転装置22への搬送コンベア34を、異物除去海苔Aの投入対象とする。
もって供給コンベア18は、まずストック部17から送り出される異物除去海苔Aを順次1枚ずつ、その下流端部の投入待機位置Dへと搬送、供給可能となっている。
それから供給コンベア18は、このように投入待機位置Dで待機する1枚の異物除去海苔Aを、ラインコンベア19上に投入可能となっている。ラインコンベア19上を搬送される一般海苔A間の空きスペースEに、投入可能である。
なお図中26は、供給コンベア18の駆動ローラーであり、27は、中間供給装置1の全体フレームである。
供給コンベア18については、以上のとおり。
《押えローラー28について》
次に、押えローラー28について説明する。
中間供給装置1の供給コンベア18には、押えローラー28が付設されている(図1、図2参照)。
そして押えローラー28は、供給コンベア18の投入待機位置Dに設けられており、投入される異物除去海苔Aを、供給コンベア18との間で挟み込み可能であり、もって異物除去海苔Aの投入安定化機能を発揮する。
このような押えローラー28について、更に詳述する。押えローラー28は、図示例では駆動ローラー26に連動駆動され、供給コンベア18下流端部の投入待機位置Dの出口上に設けられている。
そして、ラインコンベア19へと投入される1枚の異物除去海苔Aを、供給コンベア18の下流端部出口との間で、挟み込み可能となっている。
すなわち投入に際しては、駆動ローラー26が回転駆動され、→供給コンベア18のベルトが、ラインコンベア19の走行速度に合わせて走行される。→もって、それまで投入待機位置Dで停止していた投入対象の異物除去海苔Aも、これと同期連動して移動,搬送,投入される設定よりなる。
→しかし、異物除去海苔Aつまり海苔Aは、薄いと共に重量が軽いので、その際スリップし易く、→走行する供給コンベア18のベルトと一致した速度、同期連動した速度で移動,搬送されなくなる危険が生じる。→つまり異物除去海苔Aが、ラインコンベア19の空きスペースEへと、正確かつタイミング良く投入されなくなる虞がある。
これに対し、上述により押えローラー28を設けると、このような危険、虞は解消される。異物除去海苔Aは、供給コンベア18との間で挟み込まれ、スリップすることなく、供給コンベア18そしてラインコンベア19と同期連動した速度で、移動,搬送され、正確なタイミングで投入されるようになる。
なお、このような押えローラー28の投入安定化機能は、押えローラー28方式に代え、吸引ローラー方式又は吸引コンベア方式を採用することによっても、実現可能である。
すなわち、図示のローラー26について、外表面に多数の孔が形成されたパンチングローラーとすると共に、ブロワ等にて負圧を作用させて、異物除去海苔Aを下から吸引する吸引ローラー方式とする。又は、図示の供給コンベア18について、多数の孔が形成された平ベルトを採用すると共に、平ベルトの各孔を介し負圧を作用させて、異物除去海苔Aを下から吸引する吸引コンベア方式とする。これらによっても、押えローラー28と同様の投入安定化機能を発揮可能である。
押えローラー28については、以上のとおり。
《位置確認センサ29,間隔確認手段30,制御装置31について》
次に、位置確認センサ29,間隔確認手段30,制御装置31等について説明する。
この中間供給装置1は、更に、位置確認センサ29,間隔確認手段30,制御装置31等を有している。
位置確認センサ29は、供給コンベア18に関し設けられ、投入待機位置Dの異物除去海苔Aを検出可能である。
間隔確認手段30は、生産ライン2のラインコンベア19に関し設けられ、異物検査装置3へと搬送される一般海苔A間について、空きスペースEの存否を検出可能である。例えば、一般海苔Aの後端確認センサ32と、その次に搬送される一般海苔Aの前端確認センサ33とを、備えている。
これらについて、更に詳述する。まず、位置確認センサ29は、供給コンベア18の下流端部の投入待機位置Dに、対応配設されており、異物除去海苔Aの投入待機位置D到着を検出可能であり、例えば反射型の光電スイッチが使用される。
位置確認センサ29の検出信号は、制御装置31に送出され、そのプログラムに基づき制御装置31から、供給コンベア18に停止信号が送出される。
もって、制御装置31の駆動信号に基づき、ストック部17から1枚の異物除去海苔Aを搬送すべく駆動されていた供給コンベア18が停止され、1枚の異物除去海苔Aが、投入待機位置Dにて待機するようになる(図5のステップ1〜3を参照)。
間隔確認手段30は、生産ライン2のラインコンベア19を異物検査装置3へと順次搬送される一般海苔Aを、検出対象とする。そして図1,図2の図示例では、先に搬送される一般海苔A後端を検出する後端確認センサ32と、次に搬送される一般海苔A前端を検出する前端確認センサ33とを、備えており、例えば反射型の光電スイッチが使用される。
後端確認センサ32と前端確認センサ33の検出信号は、制御装置31に送出される(図5のステップ4,5を参照)。
制御装置31は、両間隔確認手段30から送出されてきた両信号と、予め入力されていたラインコンベア19の搬送速度とから、そのプログラムに基づき、まず、前後で搬送される一般海苔Aの前後海苔間隔Fを演算する。それから、演算されたその前後海苔間隔Fの数値が、1枚の異物除去海苔Bを投入するのに必要十分な空きスペースEの数値を充足するか否か、つまり空きスペースEの存否を判別する。
空きスペースE有と判別した場合は、供給コンベア18に駆動信号を送信し、投入待機位置Dの1枚の異物除去海苔Aが、ラインコンベア19の空きスペースEへと投入される(図5のステップ6,7を参照)。
《タイマーの利用等》
ところで間隔確認手段30は、上述した図1,図2中に示した図示例以外にも、各種方式が可能である。例えば、端確認センサとタイマーを備えた次の方式が考えられる。
すなわち、まず端確認センサとして、上述した後端確認センサ32,前端確認センサ33のいずれか一方が使用される(但し、後端確認センサ32は、図1,図2の図示例より上流側の前端確認センサ33の位置付近に設けられる)。
もって、この端確認センサ(後端確認センサ32又は前端確認センサ33)の検出信号が、制御装置31に送出される。
この場合、制御装置31はタイマーとして機能する。そして、前後で搬送される一般海苔Aについて、先に搬送される一般海苔Aの後端(又は前端)の検出信号と、後に搬送される一般海苔Aの後端(又は前端)の検出信号とが、比較される。
比較の結果、前後の両検出信号間に所定時間経過(タイマー設定時間の経過)が認められた場合は、1枚の異物除去海苔Bを投入するのに必要十分な空きスペースE有と、判別される。所定時間経過が認められない場合は、空きスペースE無と、判別される。
もって、空きスペースE有と判別した場合は、供給コンベア18に駆動信号が送信され、投入待機位置Dの1枚の異物除去海苔Aが、ラインコンベア19のその空きスペースEへと投入される。
なお、上記所定時間(タイマー設定時間)は、ラインコンベア19の搬送速度と、一般海苔Aの前後寸法、投入される異物除去海苔Aの前後寸法、これにその前後スペース用に加算した寸法等を勘案して、設定される。
位置確認センサ29や間隔確認手段30の検出に基づく制御装置31の制御は、ストック部17にストックされた異物除去海苔Aが無くなる迄、その旨の信号が送出されてくる迄、繰り返し続行される(図5のステップ8を参照)。
制御装置31としては、マイクロコンピュータが代表的に使用され、そのプログラムに基づき(図5のフローチャートを参照)、上述した信号送受信、演算、判別等々が行われる。上述したように、制御装置31としてタイマーが用いられる場合もある。
位置確認センサ29,間隔確認手段30,制御装置31については、以上のとおり。
《作用等》
本発明の海苔Aの中間供給装置1は、以上説明したように構成されている。そこで以下のようになる。
(1)海苔Aの生産ライン2では、異物検査装置3が、異物が付着した海苔Aを、検出,選別して,取り除き,回収する(図4を参照)。
(2)回収された異物Bが付着した海苔Aは、生産ライン2外で、目視や手作業等により異物Bが除去される。
(3)そして異物除去海苔Aは、中間供給装置1に提供され、そのストック部17に、多数枚が重積ストックされる。そして順次1枚ずつ、供給コンベア18にて投入待機位置Dへと供給される(図1,図2を参照)。
(4)この間の供給コンベア18の駆動制御は、位置確認センサ29および制御装置31により、実施される(図5のステップ1,2,3を参照)。
(5)それから、投入待機位置Dの1枚の異物除去海苔Aは、生産ライン2の異物検査装置3へのラインコンベア19に対し、投入される。すなわち、ラインコンベア19にて搬送される一般海苔A間の空きスペースEに、投入される(図1,図2,図6等を参照)。
(6)そして、このような異物除去海苔Aの投入制御は、例えば後端確認センサ32と前端確認センサ33とを備えた間隔確認手段30、および制御装置31により実施される(図5のステップ4〜8を参照)
(7)又、このような投入は、押えローラー28にて供給コンベア18との間で、異物除去海苔Aを、挟み込みつつ実施される(図1,図2を参照)。
(8)生産ライン2のラインコンベア19に投入された異物除去海苔Aは、一般海苔Aと共に、異物検査装置3に供給される(図1,図2,図4,図6等を参照)。そして異物除去海苔Aに関しては、所期のとおり完全に異物Bが除去されているか否かが、確認,再検査される。
(9)本発明の中間供給装置1は、ストック部17からの異物除去海苔Aを、供給コンベア18により、投入待機位置Dから異物検査装置3へのラインコンベア19の空きスペースEに、投入する。
そして投入待機位置Dには、押えローラー28および位置確認センサ29が設けられ、ラインコンベア19には、間隔確認手段30(後端確認センサ32と前端確認センサ33、又は、これらの端確認センサとタイマー)が、設けられている。
これらにより、この中間供給装置1によると、異物除去海苔Aの投入作業が、装置化,自動化されると共に、ラインコンベア19の空きスペースEに正確にタイミング良く実施されるようになる。
(10)更に、この中間供給装置1は、生産ライン2の異物検査装置3へのラインコンベア19に対し、異物除去海苔Aを投入する。再検査専用の異物検査装置を、別途導入,設置使用することなく、既存の異物検査装置3をそのまま活用するようになっている。
作用等については、以上のとおり。
A 海苔
異物除去海苔
一般海苔
B 異物
C 搬送方向
D 投入待機位置
E 空きスペース
F 海苔間隔
1 中間供給装置
2 生産ライン
3 異物検査装置
4 コンベア
5 光源
6 カメラ
7 制御装置
8 選別手段
9 バケット
10 センサ
11 選別手段
12 バケット
13 光源
14 カメラ
15 選別手段
16 バケット
17 ストック部
18 供給コンベア
19 ラインコンベア
20 ブロワ
21 送り出し機構
22 表裏反転装置
23 既設コンベア
24 入口コンベア
25 専用コンベア
26 駆動ローラー
27 フレーム
28 押えローラー
29 位置確認センサ
30 間隔確認手段
31 制御装置
32 後端確認センサ
33 前端確認センサ
34 搬送コンベア

Claims (3)

  1. 生産ラインの異物検査装置にて異物が検出されて選別,回収された海苔について、該異物が除去された後、異物除去確認のため上記異物検査装置そして生産ラインに再供給する中間供給装置であって、
    該中間供給装置は、生産ラインに付随して設けられ、ストック部と供給コンベアとを有しており、該ストック部は、異物除去海苔を多数枚重積ストック可能であり、
    該供給コンベアは、該ストック部と、生産ラインに設けられた上記異物検査装置へのラインコンベアとの間に設けられ、該異物除去海苔を、順次1枚ずつ該ストック部から下流部分の投入待機位置に、供給可能であると共に、
    該異物除去海苔を、投入待機位置から上記ラインコンベアに対し、搬送される一般海苔間の空きスペースに、投入可能であり、
    該供給コンベアは下降傾斜しており、上記ラインコンベアより上位に配されると共に、押えローラーが付設されており、
    該押えローラーは、該供給コンベアの投入待機位置に設けられており、投入される該異物除去海苔を、該供給コンベアとの間で挟み込み可能であり、もって該異物除去海苔の投入安定化機能を発揮すること、を特徴とする海苔の中間供給装置。
  2. 生産ラインの異物検査装置にて異物が検出されて選別,回収された海苔について、該異物が除去された後、異物除去確認のため上記異物検査装置そして生産ラインに再供給する中間供給装置であって、
    該中間供給装置は、生産ラインに付随して設けられ、ストック部と供給コンベアとを有しており、該ストック部は、異物除去海苔を多数枚重積ストック可能であり、
    該供給コンベアは、該ストック部と、生産ラインに設けられた上記異物検査装置へのラインコンベアとの間に設けられ、該異物除去海苔を、順次1枚ずつ該ストック部から下流部分の投入待機位置に、供給可能であると共に、
    該異物除去海苔を、投入待機位置から上記ラインコンベアに対し、搬送される一般海苔間の空きスペースに、投入可能であり、
    更に、位置確認センサおよび間隔確認手段を有しており、
    該位置確認センサは、該供給コンベアに関し設けられ、投入待機位置の該異物除去海苔を検出可能であり、
    該間隔確認手段は、生産ラインの上記ラインコンベアに関し設けられ、上記異物検査装置へと搬送される上記一般海苔間について、空きスペースの存否を検出可能であり、上記一般海苔の後端確認センサと、その次に搬送される上記一般海苔の前端確認センサとを、備えていること、を特徴とする海苔の中間供給装置。
  3. 生産ラインの異物検査装置にて異物が検出されて選別,回収された海苔について、該異物が除去された後、異物除去確認のため上記異物検査装置そして生産ラインに再供給する中間供給装置であって、
    該中間供給装置は、生産ラインに付随して設けられ、ストック部と供給コンベアとを有しており、該ストック部は、異物除去海苔を多数枚重積ストック可能であり、
    該供給コンベアは、該ストック部と、生産ラインに設けられた上記異物検査装置へのラインコンベアとの間に設けられ、該異物除去海苔を、順次1枚ずつ該ストック部から下流部分の投入待機位置に、供給可能であると共に、
    該異物除去海苔を、投入待機位置から上記ラインコンベアに対し、搬送される一般海苔間の空きスペースに、投入可能であり、
    更に、位置確認センサおよび間隔確認手段を有しており、
    該位置確認センサは、該供給コンベアに関し設けられ、投入待機位置の該異物除去海苔を検出可能であり、
    該間隔確認手段は、生産ラインの上記ラインコンベアに関し設けられ、上記異物検査装置へと搬送される上記一般海苔間について、空きスペースの存否を検出可能であり、上記一般海苔の端確認センサとタイマーとを、備えていること、を特徴とする海苔の中間供給装置。
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