JP6942450B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザプリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真方式の画像形成装置の更なる高画質化のために、感光ドラムの非画像部(トナーを付着させない領域)の電位を適正化することが特許文献1に開示されている。具体的には、感光ドラムの画像部(トナーを付着させる領域)に対しては、トナーを付着させる電位とするための第1発光量で発光した光を照射する。そして、感光ドラムの非画像部に対しては、トナーを付着させない電位とするための第1発光量よりも小さい第2発光量で発光した光を照射する。そして、第1発光量及び第2発光量を安定させることを目的として、第1発光量及び第2発光量の2水準の発光量を調整するためのAPC(Auto Power Control)制御を行うことが開示されている。
特開2012−137743号公報
通常、APC制御は感光ドラム上に通常画像を主走査方向に1ライン走査してから、次の1ラインを走査するまでの期間に行う。このとき、APCのためにレーザ光を発すると迷光が発生する可能性がある。よって、図12に示すように、第1発光量及び第2発光量の2水準のAPC制御を行った後、通常画像を形成するための発光を行うまでの間は、レーザ発光を停止させる制御を行うことがある。
一方、レーザ素子は、素子温度変化によって発光量が変化するドループという特性を持っている。そのため、図12に示すように、第2発光量のAPC制御の終了タイミング(t1)から、第2発光量での非画像部の微小発光の開始タイミング(t2)までの間で、迷光防止のためにレーザ発光を停止すると、レーザ素子の温度が低下してしまう。その結果、第2発光量での非画像部の微小発光の開始タイミング(t2)時にドループが発生して、所望より高い発光量となってしまう。また、ドループによる発光量の変化割合は、発光量が小さいほど影響が大きい。したがって、ドループの影響を受けると、感光ドラムへ所望の第2発光量よりも大きい発光量で露光してしまうため、ドラム電位が所望の値よりも低くなり、カブリなどの画像不良が発生する可能性があった。
本出願に係る発明は、以上のような状況を鑑みてなされたものであり、ドループを抑制してレーザ素子を発光させることを目的とする。
上記目的を達成するために、感光ドラムと、前記感光ドラムを帯電する帯電手段と、画像部に静電潜像を形成するための第1発光量、前記第1発光量よりも少ない発光量であり、非画像部の電位を制御するための第2発光量、前記第2発光量よりも少ない第3発光量、で光を照射する光照射手段と、前記光照射手段から照射される光の発光量を調整するために、前記光照射手段に供給される駆動電流を調整する調整手段と、を備え、前記光照射手段により、光を走査する方向である主走査方向に1ラインの走査を行う間に、前記光照射手段から照射される光が前記第1発光量になるように前記調整手段により前記駆動電流を調整する第1期間から、前記光照射手段から照射される光が前記第2発光量になるように前記調整手段により前記駆動電流を調整する第2期間に切り替え、前記第2期間から前記光照射手段から照射される光が前記第3発光量になるように前記調整手段により前記駆動電流を調整する第3期間に切り替え、前記第3期間から前記光照射手段により前記調整手段により調整した前記第2発光量で光を照射する第4期間に切り替え、前記第期間から前記光照射手段により前記調整手段により調整した前記第1発光量で光を照射する第5期間に切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、ドループを抑制してレーザ素子を発光させることができる。
画像形成装置の概略構成図 光学走査装置9の概略斜視図 光源401から出射されるレーザ光4の光路を示す図 レーザ駆動回路406を示す図 画像形成装置の初期動作時のAPC制御順を示す図 感光ドラム5の表面の画像部、非画像部の電位を示す図 感光ドラム5Y〜5Kの使用状態と、対応するLD401Y〜LD401Kの発光量の目標値との関連を示す図 第1〜第3発光量を示したグラフ 1ライン走査シーケンスにおけるAPC制御を示した図 感光ドラム5Y〜5Kの使用状態と、対応するLD401Y〜LD401Kの発光量の目標値との関連を示す図 第1〜第3発光量を示したグラフ 従来のAPC制御を示した図
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組合せの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(第1の実施形態)
[画像形成装置]
図1は、電子写真プロセスを利用した、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色の画像を重ね合わせたカラー画像を形成する画像形成装置の概略構成図である。以下の説明において、特にイエロー、マゼンタ、シアン,ブラックを区別する必要のない部材については、説明の便宜上、符号の添え字のY,M,C,Kを省略することもある。
画像形成装置50は、感光体としての感光ドラム5(5Y,5M,5C,5K)を有し、感光ドラム5に形成されたトナー像を順次中間転写ベルト3上に多重転写し、フルカラー画像を得るプリンタである。中間転写ベルト3は、駆動ローラ12、テンションローラ13、アイドラローラ17、および二次転写対向ローラ18に懸架され、図中矢印の方向に回転している。感光ドラム5は、中間転写ベルト3の移動方向に、直列に4本配置されている。感光ドラム5は、帯電ローラ7により、所定の極性・電位に一様に帯電処理され、次いで光学走査装置9からレーザ光4を照射される。これにより、静電潜像が形成される。そして、静電潜像に現像ローラ8によりトナーが付着され、トナー像として現像される。これにより画像の可視化が行われる。
なお、不図示ではあるものの、帯電ローラ7Y、7M、7C、7Kに帯電バイアスを供給する帯電高圧電源は共通化されている。また、現像ローラ8Y、8M、8C、8Kに現像バイアスを供給する現像高圧電源も共通化されている。このように、複数の帯電ローラ7や現像ローラ8に関して、高圧電源が共通化されていることで、より一層の装置の小型化を実現できる。また、色毎に出力電圧が可変のトランスを設け、各帯電ローラ7や各現像ローラ8への入力電圧を個別に制御する場合に比べてコストを抑えることができる。また、各帯電ローラ7や各現像ローラ8に対してDC−DCコンバータ(可変レギュレータ)を設け、それにより一のトランスからの出力を各帯電ローラ7や現像ローラ8向けに個別に制御する場合と比べてもコストを抑えることができる。
感光ドラム5上に形成された画像は、中間転写ベルト3との一次転写部へ進入する。一次転写部では、中間転写ベルト3の裏側に一次転写ローラ10を接触当接させている。一次転写ローラ10にはバイアスの印加を可能とする為の不図示の一次転写バイアス電源が接続されている。中間転写ベルト3に感光ドラム5Yからイエローの画像が一次転写される。次いで、同様に感光ドラム5Mからマゼンタの画像が、感光ドラム5Cからシアンの画像が、感光ドラム5Kからブラックの画像が、夫々一次転写される。これにより、中間転写ベルト3上にカラー画像が形成される。
一方、給紙カセット1内に積載収納された記録材Pは、給紙ローラ2により給送され、レジストローラ対6のニップ部へ搬送されて、一旦停止される。一旦停止された記録材Pは、中間転写ベルト3上に形成された画像が二次転写部に到達するタイミングに同期してレジストローラ対6によって二次転写部へと搬送される。そして、二次転写ローラ11に二次転写バイアスが印加されることによって、中間転写ベルト3上の画像が記録材P上に二次転写される。画像が二次転写された記録材Pは、中間転写ベルト3から分離されて搬送ガイド19を経由し、定着装置14に送られる。ここで定着ローラ15、加圧ローラ16による加熱、加圧を受けて、画像が溶融固着されることで記録材Pに定着される。その後、記録材Pは排紙ローラ対20から機外へと排出される。一方、二次転写部において記録材Pに転写されずに中間転写ベルト3上に残ったトナーは、二次転写部より下流側に配置されたクリーニングユニット21によって除去される。
[光学走査装置]
次に、光照射手段としての光学走査装置9について詳しく説明する。図2は光学走査装置9の概略斜視図である。光学走査装置9は4つの感光ドラム5Y〜5Kにレーザ光4Y〜4Kを照射する。光学走査装置9は、以下の部材を一つの光学箱9a内に収容する。半導体レーザである光源401(401Y、401M、401C、401K)、コリメータレンズ402(402Y、402M、402C、402K)、アナモフィックレンズ403、回転多面鏡603。さらに、fθレンズ604(604YM、604CK、604Y、604M、604C、604K)、ミラー605(605Y、605M、605C、605K)、BDセンサ405。また、光学走査装置9は、光源401を発光させるためのレーザ駆動回路406を備える。
次に、図3を用いて各光源401から出射されるレーザ光4の光路について説明する。図3(a)は光源401から回転多面鏡603までの光路を示す図である。各光源401から出射された各レーザ光4は、対応するコリメータレンズ402を透過して平行光化されて、アナモフィックレンズ403を透過して所定の形状で回転多面鏡603の反射面に入射し結像する。図3(b)は回転多面鏡603から複数存在する感光ドラム5までの光路を示す図である。回転多面鏡603で反射されたレーザ光4Y、4Mは、fθレンズ604YM、604Y、604Mをそれぞれ透過しつつ、ミラー605Y、605Mで所定の方向に反射され、最終的に感光ドラム5Y、5Mに照射され結像する。回転多面鏡603で反射されたレーザ光4C、4Cは、fθレンズ604CK、604C、604Kをそれぞれ透過しつつ、ミラー605C、605Kで所定の方向に反射され、最終的に感光ドラム5C、5Kに照射され結像する。
回転多面鏡603が図2の矢印方向に回転することにより、レーザ光4が結像したスポットを感光ドラム5上で主走査方向(感光ドラム5の回転軸方向)に移動させ、感光ドラム5上に走査線を形成する。このように、回転多面鏡603でレーザ光4を反射しながら感光ドラム5上でスポットを移動させ、走査線を形成することを偏向走査(主走査)と呼ぶ。また、感光ドラム5が回転し、副走査方向に新たな走査線を感光ドラム5上に形成させることを副走査と呼ぶ。
図2のBDセンサ405は、光源401Yから発せられ、回転多面鏡603で反射されたレーザ光を受光可能な位置であって、非画像部の微小発光領域外の位置に設けられている。BDセンサ405は、レーザ光4Yが1ラインの走査を終えてから次に1ラインの走査を行う前のタイミングで、光源401Yから発せられ回転多面鏡603で反射されたレーザ光を受光し、受光に応じてBD信号(水平同期信号)を発生する。このBD信号に基づいて、各レーザ光4Y〜4Mの感光ドラム5への照射を開始し走査線を形成するタイミングを決定する。
光学走査装置9は、各感光ドラム5のトナーを付着させる画像部に対して、感光ドラム5の表面電位を画像の階調に応じてトナーが付着する電位にするための第1発光量で発光した光を照射する。更に、光学走査装置9は、感光ドラム5のトナーを付着させない非画像部の電位を適正化するため、非画像部に対して感光ドラム5の表面電位を、トナーを付着させない電位にするための第1発光量よりも小さい第2発光量で発光した光を照射する。このように、感光ドラム5の非画像部に対して第2発光量で発光することにより、感光ドラム5の非画像部の電位をトナーのかぶりや反転かぶり、画像部の電界の巻き込み等を抑えられる電位にすることができる。
また、各光源401から対応する感光ドラム5までの光路長が同じになるよう、図2及び図3(a)、(b)に示すように、レーザ光4M、4Cの光路とレーザ光4Y、4Kの光路とでは設けられたミラー605の枚数は異なる。つまり、回転多面鏡603から距離の近い感光ドラム5M、5Cに照射されるレーザ光4M、4Cに対しては2つのミラー605M、605Cがそれぞれ設けられ、レーザ光4Y、4Kに対しては1つのミラー605Y、605Cがそれぞれ設けられる。ここで、一般的にミラーでレーザ光が反射する際、わずかながら光量が減衰する。このため、ミラー605の枚数が多い方が感光ドラム5に到達するまでに光量が減衰する。従って各感光ドラム5に同じ光量の光を照射する場合、光源401M、401Cの方が、光源401Y、401Kよりも発光すべき発光量が大きくなるように、各光源401Y〜401Kの発光量を設定している。
[レーザ駆動回路]
次に、光学走査装置9の各光源401を発光させるためのレーザ駆動回路406(406Y、406M、406C、406K)について説明する。図4はレーザ駆動回路406を示す図である。レーザ駆動回路406は、光源401に対して設けられているが、その構成及び動作はどれも同じであるため、光源401Yとそれを駆動するレーザ駆動回路406Yについて例示的に説明し、その他についての説明は省略する。なお、レーザ駆動回路406Y〜406Kは1つの基板上に設けられているので、図2ではこのレーザ駆動回路406Y〜406Kが設けられた基板をレーザ駆動回路406として記載している。
レーザ駆動回路406Yには、光源401Y、エンジンコントローラ531、ビデオコントローラ532が接続されている。光源401Yは、発光素子であるレーザダイオード(以下、LD401Y)と受光素子であるフォトダイオード(以下、PD401Y)を備える。
エンジンコントローラ531は、ASIC、CPU、RAM、及びEEPROMを内蔵しており、光学走査装置9を含む画像形成装置の各部分の動作を制御する。また、エンジンコントローラ531にはBDセンサ405が接続されており、先述したBD信号がエンジンコントローラ531へ入力され、このBD信号を基準として、LD401Yを発光させるタイミングを決定する。ビデオコントローラ532は、外部に接続されたリーダースキャナや、ホストコンピュータ等の外部機器から送られてくるプリントデータに基づき、LD401Yを発光させるためのVIDEO信号を生成する。
レーザ駆動回路406Yは、以下の部材を備える。コンパレータ回路501、511、521、可変抵抗器502、512、522、サンプル/ホールド回路503、513、523、ホールドコンデンサ504、514、524、オペアンプ505、515、525、トランジスタ506、516、526。また、スイッチング電流設定用抵抗507、517、527、スイッチング回路508、509、518、519、528、529。さらに、インバータ541、551、561、PWM1およびPWM2を平滑化するための抵抗542、552、562、PWM1およびPWM2を平滑化するためのコンデンサ543、553、563、プルダウン抵抗544、554、564を備える。後にて詳しく説明するが501〜509、及び、541〜544の部分が第1発光量の第1調整手段に相当する。511〜519、及び、551〜554の部分が第2発光量の第2調整手段に相当する。521〜529、及び、561〜564の部分が第3発光量の第3調整手段に相当する。
レーザ駆動回路406YはOR回路533を備え、OR回路533にエンジンコントローラ531のLdrv信号とビデオコントローラ532からのVIDEO信号が入力され、出力信号DATAはスイッチング回路508へ接続されている。
ビデオコントローラ532から出力されるVIDEO信号は、イネーブル端子付きバッファ534に入力され、バッファ534の出力は前述のOR回路533に接続されている。このときイネーブル端子はエンジンコントローラ531からのVenb信号と接続されている。また、エンジンコントローラ531は、後述のSH1信号、SH2信号、SH3信号、SH4信号、SH5信号、SH6信号、Base1信号、Base2信号およびLdrv信号、Venb信号をレーザ駆動回路406Yに出力するように接続されている。
コンパレータ回路501、511、521の正極端子には、夫々第1の基準電圧Vref11、第2の基準電圧Vref21、第3の基準電圧Vref31が入力されており、出力は夫々サンプル/ホールド回路503、513、523に入力されている。この基準電圧Vref11は、第1発光量でLD401Yを発光させる為の目標電圧として設定されている。また、基準電圧Vref21は、第2発光量の目標電圧として設定されており、基準電圧Vref31は、第3発光量の目標電圧として設定されている。基準電圧Vref11及び基準電圧Vref21、Vref31の電圧を設定するための基準値であるPWM1(Duty値)とPWM2(Duty値)、PWM3(Duty値)がそれぞれエンジンコントローラ531から入力される。サンプル/ホールド回路503、513、523にはそれぞれホールドコンデンサ504、514、524が接続されている。ホールドコンデンサ504、514、524の出力は、それぞれオペアンプ505、515、525の正極端子に入力されている。
オペアンプ505の負極端子にはスイッチング電流設定用抵抗507およびトランジスタ506のエミッタ端子が接続されており、出力はトランジスタ506のベース端子に入力されている。オペアンプ515の負極端子にはスイッチング電流設定用抵抗517およびトランジスタ516のエミッタ端子が接続されており、出力はトランジスタ516のベース端子に入力されている。オペアンプ525の負極端子にはスイッチング電流設定用抵抗527およびトランジスタ526のエミッタ端子が接続されており、出力はトランジスタ526のベース端子に入力されている。また、トランジスタ506、516、526のコレクタ端子はスイッチング回路508、518、528にそれぞれ接続されている。オペアンプ505、515、525、トランジスタ506、516、526、電流設定用抵抗507、517、527により、サンプル/ホールド回路503、513、523の出力電圧に応じたLD401Yの駆動電流I1Y、I2Y、及びI3Yが決定される。
スイッチング回路508は、パルス変調データ信号DataYによりオン・オフ動作する。スイッチング回路518は、入力信号Base1によりオン・オフ動作する。スイッチング回路528は、入力信号Base2によりオン・オフ動作する。スイッチング回路508、518、528の出力端は、LD401Yのカソードに接続されており、駆動電流I1Y、I2Y、I3Yを供給している。LD401Yのアノードは、電源Vccに接続されている。LD401Yの光量(発光強度)をモニタするPD401Yのカソードは、電源Vccに接続されており、PD401Yのアノードはスイッチング回路509、519、529に接続されている。APC制御時に可変抵抗器502、512、522にモニタ電流ImYを流すことにより、モニタ電流ImYをモニタ電圧VmYに変換している。このモニタ電圧VmYはコンパレータ501、511、521の負極端子に入力されている。
エンジンコントローラ531から出力されるSH1信号は、後述するサンプル/ホールド回路503のサンプル状態及びホールド状態の切替えを行うための信号である。SH2信号は、後述するサンプル/ホールド回路513のサンプル状態及びホールド状態の切替えを行うための信号である。SH3信号は、スイッチング回路509のオン/オフを切り替えるための信号である。SH4信号は、スイッチング回路519のオン/オフを切り替えるための信号である。SH5信号は、スイッチング回路529のオン/オフを切り替えるための信号である。SH6信号は、後述するサンプル/ホールド回路523のサンプル状態及びホールド状態の切替えを行うための信号である。
PWM1信号とPWM2信号、PWM3信号はそれぞれ、後述する基準電圧Vref11及び基準電圧Vref21、Vref31の電圧を設定するための信号である。Base1信号はスイッチング回路518のオン/オフを切り替えるための信号である。Base2信号はスイッチング回路528のオン/オフを切り替えるための信号である。Ldrv信号は、OR回路533に入力されており、DataY信号のオン/オフを切り替えるための信号である。Venb信号は、イネーブル端子付きバッファ534のイネーブル端子に接続され、ビデオコントローラ532からイネーブル端子付きバッファ534に入力されるVIDEO信号のオン/オフを切り替えるための信号である。
尚、図4では、レーザ駆動回路406、エンジンコントローラ531、ビデオコントローラ532を別体の構成として説明したが、これに限られるものではない。例えば、レーザ駆動回路406やビデオコントローラ532の一部または全部をエンジンコントローラ531に内蔵させても良い。
[第3発光量用APC制御]
次に、第3発光量用APC制御について、図4を用いて説明する。図4に示すように、エンジンコントローラ531はSH1信号の指示により、サンプル/ホールド回路503をホールド状態とする。さらに、SH2信号の指示により、サンプル/ホールド回路513をホールド状態に設定するとともに、SH6信号の指示により、サンプル/ホールド回路523をサンプル状態とする。さらに、SH3信号の指示により、スイッチング回路509をOFF状態とし、SH4信号の指示により、スイッチング回路519をOFF状態とし、SH5信号の指示により、スイッチング回路529をON状態とする。また、DataY信号によりスイッチング回路508をOFF状態にする。このDataY信号に関し、エンジンコントローラ531は、イネーブル端子付きバッファ534のイネーブル端子に接続されているVenb信号をディセーブル状態にし、Ldrv信号を制御し、DataY信号をオフ状態とする。Base1信号によりスイッチング回路518をOFF状態とし、Base2信号によりスイッチング回路528をON状態とすることで、LD401Yが第3発光量での発光状態となるように設定する。
この状態で、LD401Yには駆動電流I3Yが供給され発光する。PD401Yは、LD401Yから発せられた光を受光し、その受光量に比例したモニタ電流ImYを発生する。可変抵抗器522にモニタ電流ImYが流れることにより、モニタ電流ImYをモニタ電圧Vm3Yに変換している。また、コンパレータ521は、モニタ電圧Vm3Yと基準電圧Vref31が一致するように、オペアンプ525等を介してLD401Yの駆動電流I3Yを調整し、サンプル/ホールドコンデンサ524を充放電する。その後、エンジンコントローラ531のSH6信号の指示により、サンプル/ホールド回路523をホールド状態にすることで第3発光量用APC制御は完了する。
このようにAPC制御される第3発光量(I3Y)とは、後述する微小発光に用いる第2発光量の下限値よりも小さい発光量である。なお、画像形成装置の初期動作時など、サンプル/ホールドコンデンサ524が未充電である場合、第3発光量用APC制御は、図5に示すように第1発光量用APC制御及び第2発光量用APC制御を行うよりも前に完了するように制御する。また、画像形成装置が画像形成を行っている場合などの定常動作時においては、後述する図9に示すように、1ライン走査シーケンスの間において第3発光量用APC制御を行う。
[第2発光量用APC制御]
第2発光量用APC制御について、図4を用いて説明する。図4に示すように、エンジンコントローラ531はSH1信号の指示により、サンプル/ホールド回路503をホールド状態とする。さらに、SH2信号の指示により、サンプル/ホールド回路513をサンプル状態に設定するとともに、SH6信号の指示により、サンプル/ホールド回路523をホールド状態とする。さらに、SH3信号の指示により、スイッチング回路509をOFF状態とし、SH4信号の指示により、スイッチング回路519をON状態とし、SH5信号の指示により、スイッチング回路529をOFF状態とする。また、DataY信号によりスイッチング回路508をOFF状態にする。このDataY信号に関し、エンジンコントローラ531は、イネーブル端子付きバッファ534のイネーブル端子に接続されているVenb信号をディセーブル状態にし、Ldrv信号を制御し、DataY信号をOFF状態とする。Base1信号によりスイッチング回路518をON状態とし、Base2信号によりスイッチング回路528をON状態とすることで、LD401Yが第2発光量での発光状態となるように設定する。
この状態で、LD401Yには駆動電流I2Yに駆動電流I3Yが加算された駆動電流I2Y+I3Yが供給され発光する。PD401Yは、LD401Yから発せられた光を受光し、その受光量に比例したモニタ電流ImYを発生する。可変抵抗器512にモニタ電流ImYが流れることにより、モニタ電流ImYをモニタ電圧Vm2Yに変換している。また、コンパレータ511は、モニタ電圧Vm2Yと基準電圧Vref21が一致するように、オペアンプ515等を介してLD401Yの駆動電流I2Y+I3Yを調整し、サンプル/ホールドコンデンサ514を充放電する。その後、エンジンコントローラ531のSH2信号の指示により、サンプル/ホールド回路513をホールド状態にすることで第2発光量用APC制御は完了する。
APC制御動作中でない場合、すなわち感光ドラム5Yに光を照射する場合は、サンプル/ホールド回路513、523がホールド状態になる。そして、サンプル/ホールドコンデンサ514、524に充電された電圧を維持する。そして、一定の駆動電流I2Y+I3Yを供給してLD401Yが所望の第2発光量で微小発光するよう維持する。この第2発光量(I2Y+I3Y)は、感光ドラム5Y表面の電位を、かぶり、反転かぶり等を防いで感光ドラム5Y上にトナーを付着させない電位にする為の発光量である。また、第2発光量(I2Y+I3Y)は、LD401Yからレーザー光を照射するための発光量である。つまり、駆動電流I2Y+I3Yは、レーザー光を照射するための閾値電流よりも大きな電流である。
なお、画像形成装置の初期動作時など、サンプル/ホールドコンデンサ514が未充電である場合、第2発光量用APC制御は、図5に示すように第3発光量用APC制御を行った後、且つ第1発光量用APC制御を行うよりも前に完了するように制御する。また、画像形成装置が画像形成を行っている場合などの定常動作時においては、後述する図9に示すように、1ライン走査シーケンスの間において第2発光量用APC制御を行う。
[第1発光量用APC制御]
第1発光量用APC制御について、図4を用いて説明する。図4に示すように、エンジンコントローラ531はSH1信号の指示により、サンプル/ホールド回路503をサンプル状態とする。さらに、SH2信号の指示により、サンプル/ホールド回路513をホールド状態とし、SH6信号の指示によりサンプル/ホールド回路523をホールド状態に設定する。また、SH3信号の指示により、スイッチング回路509をON状態とし、SH4信号の指示により、スイッチング回路519をOFF状態とし、SH5信号の指示により、スイッチング回路529をOFF状態とする。さらに、Ldrv信号の指示によりスイッチング回路508をON動作させ、Base1信号の指示によりスイッチング回路518をON動作させる。また、Base2信号の指示によりスイッチング回路528をON動作させる。
この状態で、LD401Yには駆動電流I1Yに駆動電流I2Yと駆動電流I3Yが加算された駆動電流I1Y+I2Y+I3Yが供給され発光する。PD401Yは、LD401Yから発せられた光を受光し、その受光量に比例したモニタ電流ImYを発生する。可変抵抗器502にモニタ電流ImYが流れることにより、モニタ電流ImYをモニタ電圧Vm1Yに変換している。また、コンパレータ501は、モニタ電圧Vm1Yと基準電圧Vref11が一致するように、オペアンプ505等を介してLD401Yの駆動電流I1Y+I2Y+I3Yを調整し、サンプル/ホールドコンデンサ504を充放電する。その後、エンジンコントローラ531のSH1信号の指示により、サンプル/ホールド回路503をホールド状態にすることで第1発光量用APC制御は完了する。
APC制御動作中でない場合、すなわち感光ドラム5Yに光を照射する場合は、サンプル/ホールド回路503、及びサンプル/ホールド回路513、サンプル/ホールド回路523がホールド状態になる。そして、サンプル/ホールドコンデンサ504、514、524に充電された電圧を維持し、駆動電流I1Y+I2Y+I3Yを供給可能な状態となる。そしてLD401Yが所望の第1発光量で発光し、感光ドラム5Yに照射することにより、感光ドラム5Y表面の電位を感光ドラム5Y上にトナーを付着させる電位にする。すなわち、感光ドラム5Y上に、画像データに応じた静電潜像の形成を行う。
なお、画像形成装置の初期動作時など、サンプル/ホールドコンデンサ504が未充電である場合、第1発光量用APC制御は、図5に示すように第3発光量用APC制御、及び第2発光量用APC制御を完了した後に行うように制御する。また、画像形成装置が画像形成を行っている場合などの定常動作時においては、後述する図9に示すように、1ライン走査シーケンスの間において第1発光量用APC制御を行う。
以上のように、レーザ駆動回路406Yを動作させることで、エンジンコントローラ531はLD401Yを、第1発光量および第2発光量、第3発光量でAPC制御することができる。
[感光ドラム5の膜厚に応じた発光量制御]
次に、感光ドラム5の膜厚に応じた、発光量の変更の必要性について説明する。なお、画像形成装置50は、帯電高圧電源及び現像高圧電源をそれぞれ共通化することで、低コスト、小型化を実現している。よって、各感光ドラム5Y〜5Kに実質的に同じ帯電電圧Vcdc、現像電圧Vdc電圧を出力する構成となっている。
感光ドラム5の使用が進むと感光ドラム5の表面は帯電ローラ7の放電により劣化する。また、感光ドラム5の表面は不図示の感光ドラム上の残留トナーをクリーニングするクリーニングブレードと摺擦することにより削れ、その膜厚が薄くなる。同じ帯電電圧Vcdcを印加された帯電ローラ7によって感光ドラムを帯電させると、膜厚が薄い感光ドラム程、帯電ローラ7による帯電電位Vdは高くなる。このため、膜厚の異なる感光ドラム5が混在した状態で、共通化された帯電高圧電源によってどの感光ドラム5にも同じ帯電電圧Vcdcを印加すると、感光ドラム5表面の帯電電位Vdが感光ドラム5の膜厚に応じてばらつく。つまり、膜厚の厚い感光ドラム5の表面の帯電電位Vdの絶対値は小さくなり、膜厚の薄い感光ドラム5の表面の帯電電位Vdの絶対値は大きくなる。
ここで、図6(a)、(b)は感光ドラム5の表面の画像部、非画像部の電位を示す図である。例えば、図6(a)に示すように、膜厚の厚い感光ドラム5において現像電位Vdcと帯電電位Vdの差分であるバックコントラストVback(=Vd−Vdc)が所望の状態となるよう現像電位Vdcと帯電電位Vdを設定している場合について説明する。この場合、膜厚の薄い感光ドラム5に対しては、帯電電位Vdの絶対値が大きいために、バックコントラストVbackが大きくなってしまう。バックコントラストVbackが大きくなると正規の極性に帯電できなかったトナー(本実施形態のように反転現像の場合は、負極性にならず0〜正極性に帯電したトナー)が現像ローラ8から非画像部に転移してかぶりが発生する。
また、膜厚が薄い感光ドラム5では、帯電電位Vdが上昇するため通常発光用の第1発光量が一定の構成では、露光電位Vl(VL)も上昇してしまう。そのため、現像電位Vdcと露光電位Vl(VL)の差分値である現像コントラストVcont(=Vdc−Vl)が小さくなり、現像ローラ8から感光ドラム5に静電的にトナーを十分に転移させることができずベタ黒画像の濃度薄が発生する。
そこで、光学走査装置9は、感光ドラム5の画像部に対し第1発光量で発光し、非画像部に対し第2発光量で発光し、更に、感光ドラム5の使用状況に応じて、第1発光量、第2発光量をそれぞれ調整している。具体的には図6(b)に示すように、感光ドラム5の膜厚が厚い状態では、LD401を露光量E1に対応する第1発光量と、露光量Ebg1に対応する第2発光量とで発光させる。第2発光量での発光後の感光ドラム5の目標電位である電位をVd_bgとすると、Vd_bg−Vdcで定義されるバックコントラストVbackがかぶりを発生させないような電位となるよう、露光量Ebg1を調整している。また、第1発光量での発光後の感光ドラム電位をVlとすると、Vdc−Vlで定義される現像コントラストVcontが濃度薄を発生させないような電位となるよう、露光量E1を調整している。
また、感光ドラム5の膜厚が薄い状態では、LD401を露光量E2(>E1)に対応する第1発光量と、露光量Ebg2(>Ebg1)に対応する第2発光量とで発光させる。このように、膜厚が厚い状態と同様に、第2発光量での発光後の感光ドラム電位をVd_bgとすると、Vd_bg−Vdcで定義されるバックコントラストVbackがかぶりを発生させないような電位となるよう、露光量Ebg2を調整している。また、第1発光量での発光後の感光ドラム電位をVlとすると、Vdc−Vlで定義される現像コントラストVcontが濃度薄を発生させないような電位となるよう、露光量E2を調整している。このように、感光ドラム5の使用状況に関連して、第1発光量と第2発光量を変化させることで、一定のバックコントラストVback、現像コントラストVcontを保ち、画質低下を抑制している。
[感光ドラム5の使用状態に応じた発光量の調整]
感光ドラム5の使用状態(膜厚の厚さ)に応じて、光源LD401Y〜LD401Kの第1発光量、第2発光量を変えるための具体的な調整について説明する。図7は、感光ドラム5Y〜5Kの使用状態と、対応するLD401Y〜LD401Kの発光量の目標値との関連を示すテーブルであり、図7(a)は第1発光量の目標値、図7(b)は第2発光量、図7(c)は第3発光量の目標値である。
本実施形態では、感光ドラム5の使用状態(膜厚の厚さ)に関連するパラメータを、感光ドラム5の印刷枚数の積算値としており、印刷枚数の積算値が増えるにつれて膜厚が薄くなっていく。ここでは、一例として印刷枚数が0〜400枚を初期の使用状態、401〜800を中期の使用状態、801〜1200枚(感光ドラム5の寿命まで)を末期の使用状態、とそれぞれ定義している。そして、LD401YとLD401Kの第1発光量を初期はP(a1)、中期はP(a2)、末期はP(a3)と設定する。また、LD401MとLD401Cの第1発光量を初期はP(b1)、中期はP(b2)、末期はP(b3)と設定する。また、LD401YとLD401Kの第2発光量を初期はP(c1)、中期はP(c2)、末期はP(c3)と設定する。また、LD401MとLD401Cの第2発光量を初期はP(d1)、中期はP(d2)、末期はP(d3)と設定する。さらに、LD401Y〜LD401Kの第3発光量を、感光ドラム5がいずれの状態においても、P(P1)と設定する。
なお、使用状態の分け方はこれに限られるものではなく、3つ以上の範囲に設定してもよいし、分けた範囲の分だけ第1〜第3の発光量を細かく設定することもできる。また、範囲を分ける印刷枚数もこれに限られるものではなく、感光ドラム5の寿命(膜厚の厚さ)に応じて、適宜印刷枚数は設定することが可能である。
図8は、図7(a)、(b)、(c)に記載された第1〜第3発光量を示したグラフである。図8に示すように、設定される第1〜第3発光量は以下の関係を満たす。
・P(c1)<P(c2)<P(c3)<P(a1)<P(a2)<P(a3)
・P(d1)<P(d2)<P(d3)<P(b1)<P(b2)<P(b3)
・P(P1)<P(c1)<P(d1)
このように、感光ドラム5の使用状態が初期から末期になるほど(印刷枚数の積算値が増えるほど)第1発光量の目標値、及び第2発光量の目標値が大きくなるよう設定されている。なお、同じ使用状態(印刷枚数の積算値)であっても、LD401Y及び401Kと、LD401M及び401Cとで第1、第2発光量が異なっているのは、上述したようにそれぞれの光路上に設けられたミラー605の枚数が異なるからである。なお、光路上に設けられたミラー605の枚数が同じであれば、第1、第2発光量も同じとなるように制御することができる。
このような第1〜第3発光量の調整は図9で示すように画像形成前に行われる。エンジンコントローラ531は、各感光ドラム5Y〜5Kの使用状態(印刷枚数の積算値)に関する情報を取得する。そして、対応する各光源LD401Y〜LD401Kに対して、図7のテーブルに基づき、第1発光量、及び第2発光量、第3発光量のAPC制御を実行する際の基準となる基準電圧Vref11、Vref21、Vref31をそれぞれ設定する。具体的には、エンジンコントローラ531は基準電圧Vref11を設定するPWM1(Duty値)、基準電圧Vref21を設定するPWM2(Duty値)、基準電圧Vref31を設定するPWM3(Duty値)を、レーザ駆動回路406へ出力する。そして、上述した第1〜第3発光量のAPC制御を行う。
なお、各感光ドラム5の印刷枚数の積算値は、不図示のカウンタによりカウントし、不図示のメモリに格納している。このように本実施形態では、感光ドラム5の膜厚の厚さに関する情報(パラメータ)として印刷枚数の積算値に関する情報を用いているが、これに限られるものではない。例えば、感光ドラム5の膜厚に関する情報として、感光ドラム5の積算回転数に関する値や、現像ローラ8や帯電ローラ7の積算回転数に関する値を用いても良い。また、トナー濃度を検知するためのトナーパッチを形成し、トナーパッチのトナー濃度を検知し、膜厚が反映された測定結果の情報を感光ドラム5の膜厚に関する情報としてもよい。その他、感光ドラム5の膜厚をセンサで検知し、その検知結果を感光ドラム5の膜厚に関する情報としてもよい。
[第3発光量用APC制御の発光量と実行期間]
次に、本実施形態における第3発光量用APC制御を行う発光量及び期間について図8、図9を用いて説明する。第3発光量用APC制御は、画像形成装置の初期動作時においては前述した通り、図5に示すように、第2発光量用APC制御及び第1発光量用APC制御を行うよりも前に完了するように制御する。一方、画像形成装置が画像形成を行っている場合などの定常動作時においては、図9に示すように、1ライン走査シーケンスの間において第3発光量用APC制御を行う。
図9におけるt0までの期間において、第1発光量の目標値でLD401を発光させ、第1発光量用APC制御を行う。第1発光量で発光しているt0においてBD信号が検知される。つまり、少なくともBD信号(水平同期信号)の検知前のタイミングにおいて第1発光量用APC制御が行われる。t0は、BD波形の立ち上がりタイミングであり、1ライン走査シーケンスの開始タイミングである。記録材の余白領域に対応する余白領域期間であるt0〜t1では、第2発光量を調整するために第2発光量の目標値でLD401を発光させ、第2発光量用APC制御を行う。つまり、少なくともBD信号(水平同期信号)の検知後で、且つ画像マスク期間における少なくとも一部の期間で第2発光量用APC制御が行われる。t1〜t2では、第3発光量を調整するために第3発光量の目標値(P1)でLD401を発光させ、第3発光量用APC制御を行う。第3発光量の目標値(P1)は、図8に示すように、第2発光量の下限値(P(c1))よりも小さい発光量である。また、第3発光量の目標値(P1)は、迷光が発生しても、画像不良が発生しない発光量である。t2まで第3発光量用APC制御を行った後、t2〜t5では非画像部の微小発光を行う。さらに、t3〜t4では画像部の通常発光を行う。t2〜t5が画像形成領域に対応する期間である。なお、ここでは一例としてt2から非画像部の微小発光を行っているが、これに限られるものではなく、t2から画像形成を開始するような画像データであれば、t2から画像部の通常発光を行ってもよい。t6〜t7では、第1発光量用APC制御を行い、第1発光量を調整するために第1発光量の目標値でLD401を発光させる。この第1発光量用APC制御のタイミングは、一つ前の走査ラインに対応したBD信号(水平同期信号)の検知タイミングを基準にして行われる。
このように、t1で第2発光量用APC制御が終わってから、t2で非画像部の微小発光を行うまでの間で、第3発光量用APC制御を行う。これにより、LD401はt2で微小発光を行う前に発光を停止することがないため、図12で説明したようなt2で微小発光を開始する際に発生するドループを抑制することができる。つまり、第3発光量用APC制御を行うことでレーザ素子の温度変化を抑制でき、微小発光の開始タイミングにおけるドループの影響によるカブリなどの画像不良を抑えることが可能となる。なお、t2までの期間において、必ずしも第3発光量用APCをし続けることに限られるものではない。例えば、LD401の温度によるドループの影響を抑制できる範囲であれば、間欠的に第3発光量用APCを行うことも可能である。また、LD401の温度によるドループの影響が抑制できる範囲であれば、第3発光量用APC制御から微小発光に切り替えるタイミングt2において、LD401の発光をわずかに停止させてもよい。
なお、本実施形態においては、t1〜t2の期間で第3発光量用APC制御を行うことを説明したが、これに限られるものではない。例えば、第2発光量用APC制御で求めた第2発光量に基づき、t1〜t2におけるLD401の発光量を決めても良い。例えば、第2発光量×80%で第3発光量を求め、t1〜t2の期間でLD401を発光させておき、t2から微小発光を開始することでもドループを抑制することができる。つまり、t1〜t2の期間においてLD401を発光させる発光量は、第2発光量より小さい、言い換えると迷光が発生しても画像不良が発生しない発光量であれば、第3発光量用APC制御を行ってもよい。また、第3発光量用APC制御を行わずに第2発光量から第3発光量を求めてもよい。
(第2の実施形態)
先の第1の実施形態においては、第3発光量は感光ドラム5の使用状況によらず、固定の発光量P(P1)とすることについて説明した。本実施形態においては、感光ドラム5の使用状況に応じて第3発光量も変化させる場合について説明する。なお、画像形成装置の構成及び光学走査装置の構成、レーザ駆動回路の構成等、先の第1の実施形態と同様のものについては、ここでの詳しい説明は省略する。
[感光ドラム5の使用状態に応じた発光量の調整]
感光ドラム5の使用状態(膜厚の厚さ)に応じて、光源LD401Y〜LD401Kの第1発光量、及び第2発光量、第3発光量を変えるための具体的な調整について説明する。図10は、感光ドラム5Y〜5Kの使用状態と、対応するLD401Y〜LD401Kの発光量の目標値との関連を示すテーブルであり、図10(a)は第1発光量の目標値、図10(b)は第2発光量、図10(c)は第3発光量の目標値である。
本実施形態では、感光ドラム5の使用状態(膜厚の厚さ)に関連するパラメータを、感光ドラム5の印刷枚数の積算値としており、印刷枚数の積算値が増えるにつれて膜厚が薄くなっていく。なお、第1発光量及び第2発光量は、先の第1の実施形態と同様であるので、ここでの説明は省略する。LD401YとLD401Kの第3発光量を初期はP(M1)、中期はP(M2)、末期はP(M3)と設定する。また、LD401MとLD401Cの第1発光量を初期はP(N1)、中期はP(N2)、末期はP(N3)と設定する。なお、先の第1の実施形態と同様に、使用状態の分け方はこれに限られるものではなく、3つ以上の範囲に設定してもよいし、分けた範囲の分だけ第1〜第3の発光量を細かく設定することもできる。また、範囲を分ける印刷枚数もこれに限られるものではなく、感光ドラム5の寿命(膜厚の厚さ)に応じて、適宜印刷枚数は設定することが可能である。
図11は、図10(a)、(b)、(c)に記載された第1〜第3発光量を示したグラフである。図11に示すように、設定させる第3発光量は以下の関係を満たす。
・P(M1)<P(M2)<P(M3)
・P(N1)<P(N2)<P(N3)
・P(M1)<P(N1)、P(M2)<P(N2)、P(M3)<P(N3)
このように、感光ドラム5の使用状態が初期から末期になるほど(印刷枚数の積算値が増えるほど)第1発光量の目標値、第2発光量、及び第3発光量の目標値が大きくなるよう設定されている。なお、同じ使用状態(印刷枚数の積算値)であっても、LD401Y及び401Kと、LD401M及び401Cとで、第1〜第3発光量が異なっているのは、上述したようにそれぞれの光路上に設けられたミラー605の枚数が異なるからである。なお、光路上に設けられたミラー605の枚数が同じであれば、第1〜第3発光量も同じとなるように制御することができる。
このような第1〜第3発光量の調整は、先の第1の実施形態と同様に図9で示すように画像形成前に行われる。エンジンコントローラ531は、各感光ドラム5Y〜5Kの使用状態(印刷枚数の積算値)に関する情報を取得する。そして、対応する各光源LD401Y〜LD401Kに対して、図10のテーブルに基づき、第1発光量、第2発光量、及び第3発光量のAPC制御を実行する際の基準となる基準電圧Vref11、Vref21、Vref31をそれぞれ設定する。具体的には、エンジンコントローラ531は基準電圧Vref11を設定するPWM1(Duty値)、基準電圧Vref21を設定するPWM2(Duty値)、基準電圧Vref31を設定するPWM3(Duty値)を、レーザ駆動回路406へ出力する。そして、上述した第1〜第3発光量のAPC制御を行う。
なお、各感光ドラム5の印刷枚数の積算値は、不図示のカウンタによりカウントし、不図示のメモリに格納している。このように本実施形態では、感光ドラム5の膜厚の厚さに関する情報(パラメータ)として印刷枚数の積算値に関する情報を用いているが、これに限られるものではない。例えば、感光ドラム5の膜厚に関する情報として、感光ドラム5の積算回転数に関する値や、現像ローラ8や帯電ローラ7の積算回転数に関する値を用いても良い。また、トナー濃度を検知するためのトナーパッチを形成し、トナーパッチのトナー濃度を検知し、膜厚が反映された測定結果の情報を感光ドラム5の膜厚に関する情報としてもよい。その他、感光ドラム5の膜厚をセンサで検知し、その検知結果を感光ドラム5の膜厚に関する情報としてもよい。
[第3発光量用APC制御の発光量と実行期間]
次に、本実施形態における第3発光量用APC制御を行う発光量及び期間について図9、図11を用いて説明する。第3発光量用APC制御は、画像形成装置の初期動作時においては前述した通り、図5に示すように、第2発光量用APC制御及び第1発光量用APC制御を行うよりも前に完了するように制御する。一方、画像形成装置が画像形成を行っている場合などの定常動作時においては、図9に示すように、1ライン走査シーケンスの間において第3発光量用APC制御を行う。
図9におけるt0までの期間において、第1発光量の目標値でLD401を発光させ、第1発光量用APC制御を行う。第1発光量で発光しているt0においてBD信号が検知される。t0は、BD波形の立ち上がりタイミングであり、1ライン走査シーケンスの開始タイミングである。t0〜t1では、第2発光量を調整するために第2発光量の目標値でLD401を発光させ、第2発光量用APC制御を行う。t1〜t2では、第3発光量を調整するために第3発光量の目標値でLD401を発光させ、第3発光量用APC制御を行う。第3発光量の目標値は、図11に示すように、第2発光量よりも小さい発光量である。また、第3発光量は、迷光が発生しても、画像不良が発生しない発光量である。本実施形態においては、第3発光量用APCの目標値を感光ドラム5の仕様状態に応じて変更することで、画像形成装置の状態に応じて適切に迷光が発生しないような第3発光量の調整を行うことができる。t2まで第3発光量用APC制御を行った後、t2〜t5では非画像部の微小発光を行う。さらに、t3〜t4では画像部の通常発光を行う。なお、ここでは一例としてt2から非画像部の微小発光を行っているが、これに限られるものではなく、t2から画像形成を開始するような画像データであれば、t2から画像部の通常発光を行ってもよい。
このように、t1で第2発光量用APC制御が終わってから、t2で非画像部の微小発光を行うまでの間で、第3発光量用APC制御を行う。これにより、LD401はt2で微小発光を行う前に発光を停止することがないため、図12で説明したようなt2で微小発光を開始する際に発生するドループを抑制することができる。つまり、第3発光量用APC制御を行うことで、レーザ素子の温度変化を抑制でき、微小発光の開始タイミングにおけるドループの影響によるカブリなどの画像不良を抑えることが可能となる。なお、t2までの期間において、必ずしも第3発光量用APCをし続けることに限られるものではない。例えば、LD401の温度によるドループの影響を抑制できる範囲であれば、間欠的に第3発光量用APCを行うことも可能である。また、LD401の温度によるドループの影響が抑制できる範囲であれば、第3発光量用APC制御から微小発光に切り替えるタイミングt2において、LD401の発光をわずかに停止させてもよい。
なお、本実施形態においては、t1〜t2の期間で第3発光量用APC制御を行うことを説明したが、これに限られるものではない。例えば、第2発光量用APC制御で求めた第2発光量に基づき、t1〜t2におけるLD401の発光量を決めても良い。例えば、第2発光量×80%で第3発光量を求め、t1〜t2の期間でLD401を発光させておき、t2から微小発光を開始することでもドループを抑制することができる。つまり、t1〜t2の期間においてLD401を発光させる発光量は、第2発光量より小さい、言い換えると迷光が発生しても画像不良が発生しない発光量であれば、第3発光量用APC制御を行ってもよい。また、第3発光量用APC制御を行わずに第2発光量から第3発光量を求めてもよい。
5 感光ドラム
9 光学走査装置
531 エンジンコントローラ

Claims (17)

  1. 感光ドラムと、
    前記感光ドラムを帯電する帯電手段と、
    画像部に静電潜像を形成するための第1発光量、前記第1発光量よりも少ない発光量であり、非画像部の電位を制御するための第2発光量、前記第2発光量よりも少ない第3発光量、で光を照射する光照射手段と、
    前記光照射手段から照射される光の発光量を調整するために、前記光照射手段に供給される駆動電流を調整する調整手段と、を備え、
    前記光照射手段により、光を走査する方向である主走査方向に1ラインの走査を行う間に、前記光照射手段から照射される光が前記第1発光量になるように前記調整手段により前記駆動電流を調整する第1期間から、前記光照射手段から照射される光が前記第2発光量になるように前記調整手段により前記駆動電流を調整する第2期間に切り替え、前記第2期間から前記光照射手段から照射される光が前記第3発光量になるように前記調整手段により前記駆動電流を調整する第3期間に切り替え、前記第3期間から前記光照射手段により前記調整手段により調整した前記第2発光量で光を照射する第4期間に切り替え、前記第期間から前記光照射手段により前記調整手段により調整した前記第1発光量で光を照射する第5期間に切り替えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記光照射手段から前記第1発光量で光を照射するように、第1駆動電流と第2駆動電流と第3駆動電流を加算した前記駆動電流を前記光照射手段に供給させる第1状態と、前記光照射手段から前記第2発光量で光を照射するように、前記第1駆動電流を加算することなく前記第2駆動電流と第3駆動電流を加算した前記駆動電流を前記光照射手段に供給させる第2状態と、前記光照射手段から前記第3発光量で光を照射するように、前記第1駆動電流と前記第2駆動電流を加算することなく前記第3駆動電流を前記駆動電流として前記光照射手段に供給させる第3状態と、を切り替える切り替え手段、を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記光照射手段が前記第1発光量で光を照射するように、第1駆動電流と第2駆動電流を加算した前記駆動電流を前記光照射手段に供給させる第1状態と、前記光照射手段が前記第2発光量で光を照射するように、前記第1駆動電流を加算することなく前記第2駆動電流を前記駆動電流として前記光照射手段に供給させる第2状態と、前記光照射手段が前記第3発光量で光を照射するように、第3駆動電流を前記駆動電流として前記光照射手段に供給させる第3状態と、を切り替える切り替え手段、を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記調整手段は、前記第1発光量を調整するために前記第1駆動電流を調整する第1調整手段と、前記第2発光量を調整するために前記第2駆動電流を調整する第2調整手段と、前記第3発光量を調整するために前記第3駆動電流を調整する第3調整手段と、を含むことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第3調整手段による第3駆動電流を調整する前に、前記第1調整手段による前記第1駆動電流の調整、及び前記第2調整手段による前記第2駆動電流の調整を行うことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記感光ドラムの使用状況に応じて、前記第1調整手段は前記第1駆動電流を調整し、前記第2調整手段は前記第2駆動電流を調整し、前記第3調整手段は前記第3駆動電流を調整することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記感光ドラムの使用状況とは、画像の印刷枚数の積算値、前記感光ドラムの積算回転数に関する値、又は前記感光ドラムの膜厚に関する値であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記第3調整手段は、前記第2調整手段によって調整された前記第2駆動電流に応じて、前記第3駆動電流を調整することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  9. 前記光照射手段が前記第1発光量で発光することにより、前記感光ドラムの電位は画像データに応じた静電潜像が形成される電位となることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記第1調整手段は、少なくとも水平同期信号の検知前のタイミングを含む前記第1期間において第1駆動電流を調整し、
    前記第2調整手段は、少なくとも水平同期信号の検知後で且つ画像マスク期間における少なくとも一部の期間である前記第2期間で、前記第2駆動電流を調整し、
    前記第3調整手段は、前記第2駆動電流が調整された後の期間である前記第3期間で前記第3駆動電流を調整することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  11. 前記第1調整手段は、前の走査ラインに対応した水平同期信号の検知タイミングを基準に、前記第1駆動電流の調整を行うことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記第2調整手段は、前記光照射手段により画像形成領域に対する発光を終えた後で、且つ次の走査ラインの為の水平同期信号を検知する前において、前記第2駆動電流を調整することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  13. 前記光照射手段から照射された光の発光強度を検知する検知手段をさらに備え、
    前記第1調整手段は、前記検知手段に検知された光の発光強度と前記第1発光量の発光強度との差分に基づき、前記第1駆動電流を調整し、
    前記第2調整手段は、前記検知手段に検知された光の発光強度と前記第2発光量の発光強度との差分に基づき、前記第2駆動電流を調整し、
    前記第3調整手段は、前記検知手段に検知された光の発光強度と前記第3発光量の発光強度との差分に基づき、前記第3駆動電流を調整することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  14. 前記第2駆動電流は、前記光照射手段からレーザー光を照射する閾値電流よりも大きな電流であり、
    前記光照射手段は、前記第2駆動電流が供給されることでレーザー光を照射することを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  15. 前記第2発光量及び前記第3発光量は、前記感光ドラムにトナーを付着させない発光量であることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  16. 前記感光ドラムを複数備え、
    複数の前記感光ドラムの夫々に対応する前記帯電手段を複数備え、
    複数の前記帯電手段に電圧を印加する電源は共通であることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  17. 前記感光ドラムを複数備え、
    複数の前記感光ドラムの夫々に対応する現像手段を複数備え、
    複数の前記現像手段に電圧を印加する電源は共通であることを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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