JP6942025B2 - トンネル覆工における施工継ぎ目の締め固め方法 - Google Patents
トンネル覆工における施工継ぎ目の締め固め方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6942025B2 JP6942025B2 JP2017198270A JP2017198270A JP6942025B2 JP 6942025 B2 JP6942025 B2 JP 6942025B2 JP 2017198270 A JP2017198270 A JP 2017198270A JP 2017198270 A JP2017198270 A JP 2017198270A JP 6942025 B2 JP6942025 B2 JP 6942025B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibrator
- concrete
- tunnel
- construction seam
- insertion port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
- On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
Description
図示しないが、本実施形態に使用する型枠装置は、一般的に使用されているセントルと称される装置であり、トンネルの内壁面に合致したアーチ状で、トンネルの延長方向に移動可能となっている。この型枠装置は、一対のレール上に載置する台車と、トンネル内空断面形状に対応した型枠部材と、覆工部材(例えば、充填材や覆工コンクリート)の注入装置(注入管及び圧送装置)等を備えている。また、型枠部材をトンネルの内空面に接近する方向と、トンネルの内空面50から離隔する方向に移動させるための移動装置(油圧ジャッキ等)を備えている。
本発明の実施形態に係る締め固め方法は、型枠装置を用いてトンネル内壁面に覆工を施工する際に、施工継ぎ目の天端部分において締め固めを行うための方法である。本発明では、特に、施工継ぎ目の天端部分を締め固めるためのバイブレータ挿入口(施工継ぎ目用バイブレータの挿入口)10の位置及びバイブレータ(施工継ぎ目用バイブレータ)20による締め固め方法に特徴がある。なお、以下の説明において、バイブレータ挿入口10とは、施工継ぎ目の天端部分において締め固めを行うためのものを言う。
本実施形態に使用するバイブレータ20は、一般的にトンネル覆工の締め固めに使用されているもので、図2に示すように、振動部21と、振動部21に接続されたケーブル22とを主要な構成要素としており、作業員がケーブル22を操作しながら振動部21をコンクリート内に挿入し、締め固めを行うようになっている。
型枠部材30には、複数のバイブレータ挿入口(検査窓120)が設けてあるが、本実施形態で施工継ぎ目の天端部分において締め固めを行うためのバイブレータ挿入口10は、施工継ぎ目に対応する型枠部材30の端部直近に設けてある。すなわち、バイブレータ挿入口10は、図1、図2、図4、図5に示すように、天端センター部から周方向の下側に位置している。
本実施形態では、施工継ぎ目の天端部分でコンクリートを打設する前に、各バイブレータ挿入口10から、型枠部材30の周方向に沿って、所定長だけ、それぞれバイブレータ20を挿入する。各バイブレータ20の挿入長は、各バイブレータ20の引き抜き過程において各バイブレータ20の振動部21が交差するように、一方のバイブレータ挿入口10から他方のバイブレータ挿入口10へ向かって延長した長さとする。上述した具体例の場合、バイブレータ20の挿入長さは、それぞれ1.4m程度として、天端センター部で振動部21の基部が交差するようにしている。
20 バイブレータ
21 振動部
22 ケーブル
30 型枠部材
40 鉄筋
41 配力筋
42 主筋
50 内空面
100 注入口
110 検査窓(注入口兼用)
120 検査窓
130 引き抜きイブレータ
Claims (1)
- 型枠装置を用いてトンネル内壁面に覆工を施工する際に、施工継ぎ目の天端部分において締め固めを行うための方法であって、
前記型枠装置の天端部分において、施工継ぎ目に対応する型枠部材の端部直近であって、引抜バイブレータの先端部よりも前記型枠部材の端部側で、それぞれ天端センター部から周方向の下側に、一対のバイブレータ挿入口を設け、
施工継ぎ目の天端部分でコンクリートを打設する前に、前記各バイブレータ挿入口から、前記型枠部材の周方向に沿って、前記各バイブレータの引き抜き過程において前記各バイブレータの振動部が交差するように、一方のバイブレータ挿入口から他方のバイブレータ挿入口へ向かって延長した長さだけ、それぞれバイブレータを挿入し、
前記コンクリートの打設が開始され、施工継ぎ目部分までコンクリートが打ち込まれたら、コンクリートの打ち込みを継続しながら、所定時間、各バイブレータを移動させずに締め固めを行い、
所定時間経過後に、各バイブレータを各バイブレータ挿入口側へそれぞれ引き抜きながら締め固めを行い、
各バイブレータを各バイブレータ挿入口からそれぞれ引き出した後に、各バイブレータ挿入口を閉鎖部材により閉鎖し、前記型枠部材に型枠バイブレータを接触させて各バイブレータ挿入口周辺を振動させることにより締め固めを行う、
ことを特徴とするトンネル覆工における施工継ぎ目の締め固め方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017198270A JP6942025B2 (ja) | 2017-10-12 | 2017-10-12 | トンネル覆工における施工継ぎ目の締め固め方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017198270A JP6942025B2 (ja) | 2017-10-12 | 2017-10-12 | トンネル覆工における施工継ぎ目の締め固め方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019073853A JP2019073853A (ja) | 2019-05-16 |
JP2019073853A5 JP2019073853A5 (ja) | 2020-10-08 |
JP6942025B2 true JP6942025B2 (ja) | 2021-09-29 |
Family
ID=66544992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017198270A Active JP6942025B2 (ja) | 2017-10-12 | 2017-10-12 | トンネル覆工における施工継ぎ目の締め固め方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6942025B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7176882B2 (ja) * | 2018-01-15 | 2022-11-22 | 佐藤工業株式会社 | コンクリート締固めバイブレータ、及びコンクリート打設管理システム |
JP7329404B2 (ja) * | 2019-09-27 | 2023-08-18 | 鹿島建設株式会社 | 型枠内コンクリートの締固め方法及び装置 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000356099A (ja) * | 1999-04-14 | 2000-12-26 | Maeda Corp | トンネル覆工のコンクリート締固め方法 |
IT1320275B1 (it) * | 2000-03-24 | 2003-11-26 | Mecsider S P A | Carro porta-forma a dimensioni regolabili per gallerie. |
JP3758468B2 (ja) * | 2000-05-30 | 2006-03-22 | 株式会社大林組 | トンネル覆工コンクリートの締固め充填装置 |
JP4514179B2 (ja) * | 2001-06-27 | 2010-07-28 | 佐藤工業株式会社 | トンネル覆工コンクリートの締固め装置およびこれを用いた締固め方法 |
JP4866441B2 (ja) * | 2009-04-28 | 2012-02-01 | 東和機電工業株式会社 | 覆工コンクリート締固め用バイブレータ装置 |
JP5483688B2 (ja) * | 2009-11-05 | 2014-05-07 | 前田建設工業株式会社 | トンネル覆工の天端部締め固め方法 |
JP5504099B2 (ja) * | 2010-08-24 | 2014-05-28 | 株式会社大林組 | トンネル覆工コンクリート締固め装置 |
JP5945436B2 (ja) * | 2012-03-16 | 2016-07-05 | 前田建設工業株式会社 | コンクリート締固め用バイブレータ、及びコンクリート締固め方法 |
JP6383611B2 (ja) * | 2014-09-03 | 2018-08-29 | 前田建設工業株式会社 | トンネル覆工コンクリート打設時の天端部補助型枠装置 |
-
2017
- 2017-10-12 JP JP2017198270A patent/JP6942025B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019073853A (ja) | 2019-05-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6942025B2 (ja) | トンネル覆工における施工継ぎ目の締め固め方法 | |
JP4514179B2 (ja) | トンネル覆工コンクリートの締固め装置およびこれを用いた締固め方法 | |
JP2020023797A (ja) | トンネル覆工コンクリートの天端部打設方法 | |
JP2008088696A (ja) | トンネル覆工の施工方法 | |
JP2008163556A (ja) | 鉄筋連結装置 | |
KR101770381B1 (ko) | 슬리브이음을 위한 모르타르 주입 방법 | |
JP2020020246A (ja) | コンクリート構造物における誘発目地の形成方法 | |
JP4557941B2 (ja) | トンネル覆工コンクリート打設方法及び打設構造 | |
JP6240478B2 (ja) | コンクリート打設方法 | |
JP5483688B2 (ja) | トンネル覆工の天端部締め固め方法 | |
JP4799453B2 (ja) | トンネル覆工コンクリート打設方法 | |
JP2020122297A (ja) | トンネル覆工コンクリートの打設方法 | |
JP3278355B2 (ja) | トンネル用打設コンクリートの振動方法およびトンネル用打設コンクリートの振動装置 | |
JP7076363B2 (ja) | トンネル覆工コンクリートの打設方法 | |
JP2023076765A (ja) | トンネル覆工コンクリートの打設方法 | |
JP2005273255A (ja) | トンネル履工のアーチクラウン部のコンクリート締め固め装置 | |
JP4812666B2 (ja) | トンネル覆工コンクリート打設方法 | |
JP2003262096A (ja) | トンネル覆工装置およびトンネル覆工方法 | |
JP2698750B2 (ja) | トンネル覆工材の混合打設装置及び混合打設方法 | |
JP4566891B2 (ja) | トンネル覆工コンクリート打設方法 | |
KR100807759B1 (ko) | 터널공사용 거푸집 이동장치 | |
JP2001012196A (ja) | アーチコンクリートの締め固め方法とコンクリート打設用セントル | |
JP2011084909A (ja) | 覆工コンクリート、覆工コンクリート形成方法及びトンネル覆工装置 | |
KR20190081405A (ko) | 터널 천정부 라이닝 콘크리트의 진동다짐장치 및 이를 이용한 터널 라이닝 콘크리트용 거푸집 장치 | |
JP2012214973A (ja) | ブリージング水排出装置及び覆工用移動型枠 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200824 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200824 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210624 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210707 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210804 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210903 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210907 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6942025 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |