JP6941010B2 - 流体圧回路 - Google Patents

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Description

本発明は、流体圧回路に関する。
マシニングセンタ等に搭載されるNC円テーブルは、取り付けられたワークを切削力に耐えうる回転速度で連続回転させる用途、および取り付けられたワークを任意の角度に割出して固定保持する用途などに用いられる。NC円テーブルでは、ワークに作用する切削力に耐えるために出力軸を固定するクランプ機構が備わっている。そのため、NC円テーブルを回転させるためには出力軸の固定を解除する必要がある。
従来のNC円テーブルでは、1つの動力源に対して稼働させる出力軸は1つであり、クランプ機構を1つ動作させる必要があった。そのため、1軸を動かすNC円テーブルでは、図9の(a)に示すような流体圧回路が用いられる。また、2軸(A軸、B軸)を動かすNC円テーブルでは、図9の(b)に示すような流体圧回路が用いられる。これらの図に示す流体圧回路は、励磁アンクランプ仕様の回路となっている。ここで、励磁アンクランプ仕様の回路とは、流体圧回路に含まれるソレノイドバルブのソレノイドが励磁されている場合に、軸がアンクランプ状態となる回路のことである。
図9の(a)および(b)に示す回路では、1つの動力源(軸)に対して、クランプ確認信号、アンクランプ確認信号およびソレノイド等を動作させる信号が1セット準備される。なお、クランプ機構の動作については、クランプ信号およびアンクランプ信号の両方を確認する形態と、アンクランプ信号のみを確認する形態とがある。
次に、特許文献1に記載されているように、2つの動力源を用いて1つの出力軸を稼動させるNC円テーブルも開発されている。このNC円テーブルでは、入力軸を変更するためには動かさない入力軸を固定する必要がある。特許文献1のNC円テーブルのクランプ機構を流体の圧力を用いて動作させるための、従来の流体圧回路の構成例を図9の(c)に示す。なお、この回路は上述した励磁アンクランプ仕様の回路となっている。
特開2015−174187号公報(2015年10月5日公開)
従来の1つの動力源に対し、稼働させる出力軸が1つであるNC円テーブルでは、NC円テーブルを搭載するマシニングセンタのPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)やNC円テーブルを駆動するコントローラは、駆動を確認するセンサや信号も動力源1つに対して1つずつ用意される。そのため、2つの動力源を用いて1つの出力軸を稼動させるためには、PLCやNC円テーブルのコントローラ専用のプログラムソフトウェアを別途開発する必要があった。
また、上述した図9の(c)に示すような回路では、2つの動力源に対して3つのクランプ機構(3単位の回路)に対応するクランプ確認信号、アンクランプ確認信号およびソレノイド等を動作させる信号が必要となる。このため、PLCやNC円テーブルのコントローラ専用のプログラムソフトウェアの新たな開発が必要となっていた。以上のような専用のプログラムソフトウェアの開発には、多大なコストがかかってしまうという問題点がある。
本発明の一態様は、上記の問題点に鑑みて為されたものであり、その目的は、2つの動力源に対して2単位の回路で制御する従来のソフトウェアを利用することができ、専用のソフトウェアを別途開発するためのコストを削減することができる流体圧回路を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る流体圧回路は、第1駆動源および第2駆動源のそれぞれからの駆動力を共通の出力軸から出力する回転テーブル装置のクランプ機構を流体の圧力を用いて動作させるための流体圧回路であって、回転テーブルのクランプ/アンクランプを制御するテーブルクランプ機構と、上記第1駆動源からの駆動力を上記出力軸に伝達する第1軸入力ギヤのクランプ/アンクランプを制御する第1軸クランプ機構と、上記第1軸入力ギヤのアンクランプを検知する第1軸アンクランプ検知部と、上記第2駆動源からの駆動力を上記出力軸に伝達する第2軸入力ギヤのクランプ/アンクランプを制御する第2軸クランプ機構と、上記第2軸入力ギヤのアンクランプを検知する第2軸アンクランプ検知部と、を備え、上記第1軸アンクランプ検知部および上記第2軸アンクランプ検知部により、上記回転テーブルのアンクランプを検知する構成である。
上記構成によれば、第1軸アンクランプ検知部および第2軸アンクランプ検知部により、上記回転テーブルのアンクランプを検知するようになっているため、回転テーブルについてアンクランプを検知する構成を少なくとも省略することができる。このため、PLCまたは回転テーブルを駆動するコントローラのプログラムソフトウェアとして2つの動力源に対して2単位の回路で制御する従来のソフトウェアを利用できる。
したがって、上記いずれかのコントローラ専用のソフトウェアを別途開発する必要がなく、コストを抑制することができる。以上により、2つの動力源に対して2単位の回路で制御する従来のソフトウェアを利用することができ、専用のソフトウェアを別途開発するためのコストを削減することができる。
また、本発明の一態様に係る流体圧回路は、上記構成に加えて、上記第1軸入力ギヤおよび上記第2軸入力ギヤの両方がクランプ状態にある場合に、上記回転テーブルがクランプ状態となり、上記第1軸入力ギヤおよび上記第2軸入力ギヤの一方がアンクランプ状態にあり、他方がクランプ状態にある場合に、上記回転テーブルがアンクランプ状態となることが好ましい。上記構成によれば、2つの動力源に対して2単位の回路で制御する従来のソフトウェアを利用することができる流体圧回路を実現できる。
また、本発明の一態様に係る流体圧回路は、上記構成に加えて、上記第1軸クランプ機構が、第1軸シリンダと、上記第1軸シリンダの動作方向を制御する少なくとも1つの第1軸シリンダ動作方向制御機構とを含み、上記第2軸クランプ機構が、第2軸シリンダと、上記第2軸シリンダの動作方向を制御する第2軸シリンダ動作方向制御機構とを含み、上記テーブルクランプ機構が、テーブルクランプシリンダを含み、上記第1軸入力ギヤおよび上記第2軸入力ギヤの両方がクランプ状態にある場合に、上記回転テーブルがクランプ状態となり、上記第1軸入力ギヤおよび上記第2軸入力ギヤの一方がアンクランプ状態にあり、他方がクランプ状態にある場合に、上記回転テーブルがアンクランプ状態となるように、上記第1軸シリンダ、上記第2軸シリンダ、および上記テーブルクランプシリンダが、上記第1軸シリンダ動作方向制御機構および上記第2軸シリンダ動作方向制御機構に接続されていることが好ましい。上記構成によれば、2つの動力源に対して2単位の回路で制御する従来のソフトウェアを利用することができる流体圧回路を実現できる。
また、本発明の一態様に係る流体圧回路は、上記構成に加えて、上記第1軸クランプ機構が、第1軸シリンダと、上記第1軸シリンダの動作方向を制御する少なくとも1つの第1軸シリンダ動作方向制御機構とを含み、上記第2軸クランプ機構が、第2軸シリンダと、上記第2軸シリンダの動作方向を制御する第2軸シリンダ動作方向制御機構とを含み、上記テーブルクランプ機構が、テーブルクランプシリンダを含み、上記第1軸入力ギヤ、上記第2軸入力ギヤ、および上記回転テーブルのすべてをアンクランプ状態にできないように、上記第1軸シリンダ、上記第2軸シリンダ、および上記テーブルクランプシリンダが、上記第1軸シリンダ動作方向制御機構および上記第2軸シリンダ動作方向制御機構に接続されていることが好ましい。上記構成によれば、片側のモータのトルクが、もう一方のモータへ伝達されることで、回転テーブルの割り出し位置がずれることを防ぐことができる。
また、本発明の一態様に係る流体圧回路は、上記構成に加えて、上記第2軸クランプ機構が、セルフロック機能を有するウォーム減速機構を含んでも良い。上記構成によれば、第2軸クランプ機構に含まれるシリンダ等を省略することができるため、回路を簡略化することができる。
また、本発明の一態様に係る流体圧回路は、上記構成に加えて、上記テーブルクランプ機構が、単動シリンダを含んでも良い。上記構成によれば、第1軸クランプ機構に含まれるソレノイドバルブの数を減少させて回路を簡略化することができる。
本発明の一態様に係る流体圧回路によれば、2つの動力源に対して2単位の回路で制御する従来のソフトウェアを利用することができ、専用のソフトウェアを別途開発するためのコストを削減することができるという効果を奏する。
(a)は、本発明の実施の一形態に係る回転テーブル装置の構造を示した断面図であり、(b)は、(a)に示す回転テーブル装置の一部を切り欠いた断面図である。 (a)は、本発明の実施形態1に係る流体圧回路の構成を示す回路図であり、全てのクランプ機構を複動シリンダとした回路を示し、(b)は、(a)に示す流体圧回路の変形例を示し、上記実施形態1に係る流体圧回路からチェックバルブ(逆止弁)を取り外した回路の構成を示す回路図である。 (a)は、図2の(a)に示す流体圧回路において第1軸ソレノイドバルブおよび第2軸ソレノイドバルブの全てをオフ状態(非励磁状態)としたときの回路を示し、(b)は、図2の(a)に示す流体圧回路において第1軸ソレノイドバルブをオフ状態(非励磁状態)とし、第2軸ソレノイドバルブをオン状態(励磁状態)としたときの回路を示す。 図2の(a)に示す流体圧回路において第1軸ソレノイドバルブをオン状態(励磁状態)とし、第2軸ソレノイドバルブをオフ状態(非励磁状態)としたときの回路を示す。 本発明の実施形態2に係る流体圧回路の構成を示す回路図であり、第2軸クランプ機構を励磁クランプ仕様とした回路を示す。 (a)は、本発明の実施形態3に係る流体圧回路の構成を示す回路図であり、第2軸クランプ機構に含まれる第2軸シリンダを単動シリンダで構成した回路を示し、(b)は、(a)に示す流体圧回路の変形例を示し、上記流体圧回路における第2軸クランプ機構を励磁クランプ仕様とした回路を示す。 (a)は、本発明の実施形態3に係る流体圧回路の変形例の構成を示す回路図であり、テーブルクランプ機構に含まれるテーブルクランプシリンダ、および第2軸クランプ機構に含まれる第2軸シリンダを単動シリンダで構成した回路を示し、(b)は、(a)に示す流体圧回路においてさらに第1軸クランプ機構に含まれる第1軸シリンダを単動シリンダで構成した回路を示す。 本発明の実施形態4に係る流体圧回路の構成を示す回路図であり、第2軸クランプ機構を、セルフロック機能を有するウォーム減速機構で置換した回路を示す。 (a)は、1軸のクランプ機構のみで構成された従来の流体圧回路を示し、(b)は、2軸(A軸、B軸)のクランプ機構で構成された従来の流体圧回路を示し、(c)は、3つのクランプ機構で構成された従来の流体圧回路を示す。
本発明の実施の形態について図1〜図8に基づいて説明すれば、次の通りである。以下、説明の便宜上、ある項目にて説明した構成と同一の機能を有する構成については、他の項目においても同一の符号を付記し、その説明を省略する場合がある。
〔回転テーブル装置〕
回転テーブル装置100では、第1の駆動源(第1駆動源)30としてのモータ30aの出力軸30b(第1軸)からの駆動力が、第1の伝達機構21及び第3の伝達機構22を介して回転軸(出力軸)Jに伝達される。また、第2の駆動源(第2駆動源)10としてのモータ10aの出力軸10b(第2軸)からの駆動力が、第2の伝達機構11及び第3の伝達機構22を介して回転軸(出力軸)Jに伝達される。
図1の(a)に示すように、回転テーブル装置100には、回転軸Jを中心として回転する回転体のスピンドル2が取り付けられている。第1軸クランプ機構5がクランプ状態にあり、または第2軸クランプ機構4がクランプ状態にあるとき、ボデー1に固定された第1軸クランプ機構5及び第2軸クランプ機構4がスピンドル2を回転不能に固定保持する。また、回転テーブル装置100は、第1軸クランプ機構5および第2軸クランプ機構4とは別にテーブルクランプ機構6を有しており、テーブルクランプ機構6がクランプ状態のとき、スピンドル2を回転不能に固定保持する。なお、テーブル面3には、冶具やテーブルが取り付けられる。
次に、図1の(b)に示すように、第2の駆動源10から発生する駆動力を減速して伝達する第2の伝達機構11は、ウォーム減速機構であり、ウォームホイール(ウォーム減速機構)11aとウォームシャフト(ウォーム減速機構)11bとを有している。また、ウォームシャフト11bの一端側は、ベアリング13を介してボデー1に軸支されている。一方、ウォームシャフト11bの他端側は、モータ10aの出力軸10b(第2軸)にカップリング18を介して取り付けられている。これにより、ウォームシャフト11bは、モータ10aの回転に追従して回転可能となっている。なお、本実施形態ではカップリング18を使用しているが、ギヤなどであっても構わない。
ウォームホイール11aは、回転軸Jと直交する平面で切断した場合の断面形状が中空円形状となっており、このウォームホイール11aの外周とウォームシャフト11bとが噛合可能となっている。ウォームシャフト11bの回転によってウォームホイール11aに回転力が伝達され、減速して回転軸Jを中心に回転可能となっている。
また、ウォームホイール11aは、ボデー1の内方とスピンドル2の外方との間にベアリング13を介して回転軸Jを中心に回転可能に軸支されている第2のリングギア12と、ボルト14とで回転軸Jの軸方向に固定されている。
後述するように、モータの出力軸の1つにウォーム減速機構を使用することにより、ウォームのセルフロック機構をクランプ機構として使用することができる。つまり、クランプ機構を1つ少なくすることができる。
より具体的には、セルフロック機構とは、モータ10aの出力軸10b側(第2軸側)から第2のリングギア12を回すことはできるが、逆に第2のリングギア12(第1軸側)からモータ10aの出力軸10bを回すことはできない、つまり回転軸J側から出力軸10bを回すことができない機構のことである。
すなわち、ウォームのセルフロック機構を第2軸側のクランプ機構として使用することで、第1軸側に第2軸側の動力が伝わることがなくなる。このため、上述した第2軸クランプ機構4を回転テーブル装置100から取り外すことが可能になる(図8参照)。
〔実施形態1〕
流体圧回路20aは、回転テーブル装置100の3つのクランプ機構のそれぞれを、流体の圧力を用いて動作させるための励磁アンクランプ仕様の空圧回路である。図2の(a)に示すように、流体圧回路20aは、第1軸クランプ機構5、第2軸クランプ機構4、およびテーブルクランプ機構6を備えている。なお、図2の(a)に示す回路図では、第1軸ソレノイドバルブ54〜56および第2軸ソレノイドバルブ44のそれぞれが、非励磁状態にあるものとして説明するが、上記各ソレノイドバルブが励磁状態にある場合に、流体圧回路20aの接続関係がどのように変化するのかについては図面の記載および技術常識から当業者にとって自明であるため、以下では説明を省略する。図2の(a)に示す回路図以外の回路図についても同様である。
第1の駆動源30からの駆動力を回転軸Jに伝達する出力軸30bには、第1の伝達機構21が取り付けられており、第1の伝達機構21に含まれるギヤ(“第1軸入力ギヤ”と称する)は第1軸クランプ機構5の第1軸シリンダ51によってクランプ/アンクランプされる。
第2の駆動源10からの駆動力を回転軸Jに伝達する出力軸10bには、第2の伝達機構11が取り付けられており、第2の伝達機構11に含まれるギヤ(“第2軸入力ギヤ”と称する)は第2軸クランプ機構4の第2軸シリンダ41によってクランプ/アンクランプされる。
第1軸クランプ機構5は、第1軸シリンダ51、第1軸クランプ検知部52、第1軸アンクランプ検知部53、第1軸ソレノイドバルブ(第1軸シリンダ動作方向制御機構)54〜56、およびチェックバルブ57を備える。第1軸クランプ検知部52は、第1軸入力ギヤのクランプを検知し、第1軸アンクランプ検知部53は、第1軸入力ギヤのアンクランプを検知する。
第2軸クランプ機構4は、第2軸シリンダ41、第2軸クランプ検知部42、第2軸アンクランプ検知部43、および第2軸ソレノイドバルブ(第2軸シリンダ動作方向制御機構)44を備える。第2軸クランプ検知部42は、第2軸入力ギヤのクランプを検知し、第2軸アンクランプ検知部43は、第2軸入力ギヤのアンクランプを検知する。なお、第1軸ソレノイドバルブ54・55は、第2軸シリンダ41の動作とも関連しており、第2軸シリンダ動作方向制御機構としても機能する。
テーブルクランプ機構6は、テーブルクランプシリンダ61、第1軸ソレノイドバルブ55、および第2軸ソレノイドバルブ44を備えている。流体圧回路20aは、第1軸アンクランプ検知部53および第2軸アンクランプ検知部43により、回転テーブル(テーブル面3に冶具やテーブルを取り付けた状態を“回転テーブル”と称する)のアンクランプを検知する構成となっている。
これにより、上述した流体圧回路20aによれば、回転テーブルについてアンクランプを検知する構成を少なくとも省略することができる。このため、PLCまたは回転テーブルを駆動するコントローラのプログラムソフトウェアとして2つの動力源に対して2単位の回路で制御する従来のソフトウェアを利用できる。したがって、上記いずれかのコントローラ専用のソフトウェアを別途開発する必要がなく、コストを削減することができる。
ここで、第1軸シリンダ51、第2軸シリンダ41およびテーブルクランプシリンダ61のそれぞれと、第1軸ソレノイドバルブ54〜56および第2軸ソレノイドバルブ44との接続関係について説明する。
まず、第1軸ソレノイドバルブ54の接続口(紙面向かって左上部)は、第2軸シリンダ41のクランプ側の接続口(紙面に向って左側)に接続されている。また、第1軸ソレノイドバルブ54の接続口(紙面に向って左下部)は、テーブルクランプシリンダ61のクランプ側の接続口(紙面に向って左側)に接続されている。さらに、第1軸ソレノイドバルブ54の接続口(紙面に向って右下部)は、第1軸シリンダ51のアンクランプ側の接続口(紙面に向って右側)に接続されている。なお、以下の同様の説明においては、接続口の次の括弧書き中の「紙面に向って」との記載を適宜省略する。
次に、第1軸ソレノイドバルブ55の接続口(左上部)は、チェックバルブ57を介して第1軸シリンダ51のアンクランプ側の接続口(右側)に接続され、テーブルクランプシリンダ61のアンクランプ側の接続口(右側)に接続されている。また、第1軸ソレノイドバルブ55の接続口(左下部)は、第2軸シリンダ41のアンクランプ側の接続口(右側)に接続されている。
次に、第1軸ソレノイドバルブ56の接続口(中央上部)は、第1軸シリンダ51のクランプ側の接続口(左側)に接続されている。また、第1軸ソレノイドバルブ56の接続口(左上部)は、第1軸シリンダ51のアンクランプ側の接続口(右側)に接続されている。なお、第1軸ソレノイドバルブ56の接続口(中央下部)は、エアコンプレッサ等の流体供給源に接続され、流体圧が導入される。
次に、第2軸ソレノイドバルブ44の接続口(中央上部)は、テーブルクランプシリンダ61のクランプ側の接続口(左側)に接続されている。また、第2軸ソレノイドバルブ44の接続口(中央下部)は、第1軸シリンダ51のクランプ側の接続口(左側)に接続されている。さらに、第2軸ソレノイドバルブ44の接続口(左上部)は、第2軸シリンダ41のアンクランプ側の接続口(右側)に接続されている。なお、第2軸ソレノイドバルブ44の接続口(左下部および右下部)、および第1軸ソレノイドバルブ56の接続口(左下部および右下部)は、サイレンサへ接続され、大気圧となされている。
次に、第1軸ソレノイドバルブ54の接続口(右下部)は、第1軸ソレノイドバルブ56の接続口(左上部)と接続されている。また、第1軸ソレノイドバルブ54の接続口(左下部)は、第2軸ソレノイドバルブ44の接続口(中央上部)と接続されている。
次に、第1軸ソレノイドバルブ55の接続口(左下部)は、第2軸ソレノイドバルブ44の接続口(左上部)に接続されている。また、第1軸ソレノイドバルブ55の接続口(左上部)は、チェックバルブ57を介して第1軸ソレノイドバルブ56の接続口(左上部)に接続されている。
次に、第1軸ソレノイドバルブ56の接続口(中央上部)は、第2軸ソレノイドバルブ44の接続口(中央下部)に接続されている。また、第1軸ソレノイドバルブ56の接続口(左下部および右下部)は、第2軸ソレノイドバルブ44の接続口(右下部)に接続されている。
以上の接続関係では、第1軸アンクランプ検知部53で第1軸入力ギヤのアンクランプを検知するか、第2軸アンクランプ検知部43で第2軸入力ギヤのアンクランプを検知することで、回転テーブルのアンクランプを検知することが可能になる。なぜなら、以上の接続関係においては、下記の(1)および(2)の機能が担保されているためである。
(1)第1軸入力ギヤおよび第2軸入力ギヤの両方がクランプ状態にある場合に、回転テーブルがクランプ状態となり、第1軸入力ギヤおよび第2軸入力ギヤの一方がアンクランプ状態にあり、他方がクランプ状態にある場合に、回転テーブルがアンクランプ状態となるように、第1軸シリンダ51、第2軸シリンダ41およびテーブルクランプシリンダ61のそれぞれと、第1軸ソレノイドバルブ54〜56および第2軸ソレノイドバルブ44とが接続されている。
(2)第1軸入力ギヤ、第2軸入力ギヤ、および回転テーブルのすべてをアンクランプ状態にできないように第1軸シリンダ51、第2軸シリンダ41およびテーブルクランプシリンダ61のそれぞれと、第1軸ソレノイドバルブ54〜56および第2軸ソレノイドバルブ44とが接続されている。
すなわち、以上の接続関係においては、第1軸入力ギヤ、第2軸入力ギヤ、および回転テーブルの全てが同時にアンクランプ状態とならないように構成されているのである。換言すれば、回転テーブルのアンクランプは、第1軸入力ギヤのアンクランプと同時に行われるか、または第2軸入力ギヤのアンクランプと同時に行われるように構成されているので、回転テーブルのアンクランプの検知は、第1軸入力ギヤのアンクランプを検知するか、または第2軸入力ギヤのアンクランプを検知することで十分となる。
図2の(a)に示す流体圧回路20aでは、3つのクランプ機構に対して4つのソレノイドバルブを使用している。4つのソレノイドバルブは、3つの第1軸ソレノイドバルブ54・55・56と第2軸ソレノイドバルブ44とで構成されている。第2軸クランプ機構4を動作させるためには1つの第2軸ソレノイドバルブ44を動作させる。また、第1軸クランプ機構5を動作させるためには、3つの第1軸ソレノイドバルブ54・55・56を動作させる。
第1軸クランプ機構5には、3つの第1軸ソレノイドバルブ54〜56が含まれているため、第1軸ソレノイドバルブ54〜56の電気回路を直列または並列に接続することにより3つの第1軸ソレノイドバルブ54〜56を同時に動作させることができる。
第1軸および第2軸のコントローラ(不図示)は、各クランプ機構のクランプ確認信号およびアンクランプ確認信号をプレッシャスイッチや近接スイッチなどで確認する。図2の(a)に示す流体圧回路20aは、プレッシャスイッチ(図中、部材番号42・43・52・53で示されている部材に対応する)を用いる例を示している。上記コントローラは、クランプ確認信号およびアンクランプ確認信号をとることにより、第1軸シリンダ51、第2軸シリンダ41およびテーブルクランプシリンダ61におけるクランプ機構が確実にアンクランプしたことを確認してから回転テーブルを回転させるなどの制御を行っている。
流体圧回路20aでは、第1軸ソレノイドバルブ54〜56、および第2軸ソレノイドバルブ44のON/OFFをどのように組合せても、第1軸クランプ機構5、第2軸クランプ機構4およびテーブルクランプ機構6がすべてアンクランプすることはない。なぜなら、第1軸側からの入力トルクを第2軸側のモータ10aが受けること、または第2軸側からの入力トルクを第1軸側のモータ30aが受けることになり、テーブル面3の割出位置がずれるためである。
流体圧回路20aは、励磁アンクランプ仕様の回路であるため、すべてのソレノイドバルブをOFFとした場合、第1軸のクランプ確認信号および第2軸のクランプ確認信号が出力される。
第1軸を動かすときは、3つの第1軸ソレノイドバルブ54〜56をONにして第1軸アンクランプ検知部53にてアンクランプを検知することにより、第1軸に係るモータ30aが作動する。このとき、テーブルクランプ機構6は、アンクランプになっているが、第2軸アンクランプ検知部43にて検知されるアンクランプ確認信号はOFFのままである。
仮にこのとき、第2軸アンクランプ検知部43にて検知されるアンクランプ確認信号がONになると、第2軸に係るコントローラがクランプ異常のアラームを出して動作を停止することになる。
同様に、第2軸を動かすときは、第2軸ソレノイドバルブ44のソレノイドをONにして第2軸アンクランプ検知部43にてアンクランプ確認信号をとることにより第2軸に係るモータ10aが作動する。このとき、テーブルクランプ機構6は、アンクランプになっているが、第1軸アンクランプ検知部53にて検知されるアンクランプ確認信号はOFFのままである。つまり、テーブルクランプ機構6は直接クランプ確認信号およびアンクランプ確認信号をとる回路となっていないが、第1軸ソレノイドバルブ55および第2軸ソレノイドバルブ44が切り替わり、テーブルクランプ機構6に繋がることでテーブルクランプ機構6のクランプおよびアンクランプの確認を行っている。
流体圧回路20aは、第1軸入力ギヤおよび第2軸入力ギヤの両方がクランプ状態にある場合に、回転テーブルがクランプ状態となり、第1軸入力ギヤおよび第2軸入力ギヤの一方がアンクランプ状態にあり、他方がクランプ状態にある場合に、回転テーブルがアンクランプ状態となることが好ましい。これにより、2つの動力源に対して2単位の回路で制御する従来のソフトウェアを利用することができる流体圧回路を実現できる。
<変形例>
流体圧回路20bは、流体圧回路20aの変形例であり、図2の(b)に示すように概ね流体圧回路20aと同じ構成であり、かつ概ね同じ動作をする。ただし、流体圧回路20bはチェックバルブ57を備えていないが、流体圧回路20aはチェックバルブ57を備えている。このため、第1軸ソレノイドバルブ55が故障、断線した場合に、各軸のクランプ/アンクランプ確認により故障等をより確実に判明することができる点で、流体圧回路20aは流体圧回路20bよりも優れている。
(流体圧回路20aの動作)
次に、図3の(a)に示すように、流体圧回路20aにおいて第1軸ソレノイドバルブ54〜56および第2軸ソレノイドバルブ44の全てをオフ状態(非励磁状態)としたとき、第1軸シリンダ51、テーブルクランプシリンダ61、および第2軸シリンダ41は、すべてクランプ状態となっている。
また、図3の(b)に示すように、流体圧回路20aにおいて第1軸ソレノイドバルブ54〜56をオフ状態(非励磁状態)とし、第2軸ソレノイドバルブ44をオン状態(励磁状態)としたとき、第1軸シリンダ51はクランプ状態となっており、テーブルクランプシリンダ61および第2軸シリンダ41は、アンクランプ状態となっている。
さらに、図4に示すように、流体圧回路20aにおいて第1軸ソレノイドバルブ54〜56をオン状態(励磁状態)とし、第2軸ソレノイドバルブ44をオフ状態(非励磁状態)としたとき、第1軸シリンダ51およびテーブルクランプシリンダ61はアンクランプ状態となっており、第2軸シリンダ41は、クランプ状態となっている。
仮に、図4の状態で第2軸ソレノイドバルブ44をONにした場合、第2軸ソレノイドバルブ44には流体圧が来ておらず、第2軸クランプ機構4は、アンクランプにできない。そのため、流体圧回路20aは3つのクランプ機構をアンクランプ状態にできない回路となっている。
〔実施形態2〕
流体圧回路20cは、図5に示すように、流体圧回路20aにおいて、励磁アンクランプ仕様の第2軸ソレノイドバルブ44を励磁クランプ仕様の第2軸ソレノイドバルブ(第2軸シリンダ動作方向制御機構)44aに置換した回路となっている。流体圧回路20aの第2軸ソレノイドバルブ44の接続状態を変更することで、第2軸ソレノイドバルブを励磁クランプ仕様の第2軸ソレノイドバルブ44aとすることが可能である。
ここで、第1軸シリンダ51、第2軸シリンダ41およびテーブルクランプシリンダ61のそれぞれと、第1軸ソレノイドバルブ54〜56および第2軸ソレノイドバルブ44aとの接続関係について説明する。
まず、第1軸ソレノイドバルブ54の接続口(左上部)は、第2軸シリンダ41のクランプ側の接続口(左側)に接続されている。また、第1軸ソレノイドバルブ54の接続口(左下部)は、テーブルクランプシリンダ61のクランプ側の接続口(左側)に接続されている。さらに、第1軸ソレノイドバルブ54の接続口(右下部)は、第1軸シリンダ51のアンクランプ側の接続口(右側)に接続されている。
次に、第1軸ソレノイドバルブ55の接続口(左上部)は、チェックバルブ57を介して第1軸シリンダ51のアンクランプ側の接続口(右側)に接続され、テーブルクランプシリンダ61のアンクランプ側の接続口(右側)に接続されている。また、第1軸ソレノイドバルブ55の接続口(左下部)は、第2軸シリンダ41のアンクランプ側の接続口(右側)に接続されている。
次に、第1軸ソレノイドバルブ56の接続口(中央上部)は、第1軸シリンダ51のクランプ側の接続口(左側)に接続されている。また、第1軸ソレノイドバルブ56の接続口(左上部)は、第1軸シリンダ51のアンクランプ側の接続口(右側)に接続されている。
次に、第2軸ソレノイドバルブ44aの接続口(中央上部)は、第2軸シリンダ41のアンクランプ側の接続口(右側)に接続されている。また、第2軸ソレノイドバルブ44aの接続口(中央下部)は、第1軸シリンダ51のクランプ側の接続口(左側)に接続されている。さらに、第2軸ソレノイドバルブ44aの接続口(左上部)は、テーブルクランプシリンダ61のクランプ側の接続口(左側)に接続されている。なお、第2軸ソレノイドバルブ44aの接続口(左下部および右下部)は、サイレンサへ接続され、大気圧となされている。
次に、各ソレノイドバルブの接続関係については、第2軸ソレノイドバルブ44aの接続関係が、上述した流体圧回路20aの第2軸ソレノイドバルブ44の接続関係と異なる点以外は、流体圧回路20aと同様である。このため、以下では、第2軸ソレノイドバルブ44aとその他のソレノイドバルブとの接続関係のみについて記載する。
第2軸ソレノイドバルブ44aの接続口(中央上部)は、第1軸ソレノイドバルブ55の接続口(左下部)に接続されている。また、第2軸ソレノイドバルブ44aの接続口(左上部)は、第1軸ソレノイドバルブ54の接続口(左下部)と接続されている。
なお、流体圧回路20cは、第1軸側の制御を励磁クランプ仕様にすることはできない。なぜなら、第1軸側の制御を励磁クランプ仕様とすると、全てのクランプ機構がアンクランプ可能な回路とならざるを得ず、上述した割出位置がずれるという課題が生じる。第1軸側、第2軸側の制御をともに励磁アンクランプ仕様とすることで、停電時には、機械を停止、クランプすることができ、より安全な回路となる。
〔実施形態3〕
流体圧回路20dは、図6の(a)に示すように、流体圧回路20aの第2軸クランプ機構4に含まれる第2軸シリンダ41を単動シリンダで構成した第2軸シリンダ41aを備える回路となっている。シリンダは大きく分けて複動シリンダと単動シリンダとがある。単動シリンダを採用することで回路を単純化することが可能である。
ここで、第1軸シリンダ51、第2軸シリンダ41aおよびテーブルクランプシリンダ61のそれぞれと、第1軸ソレノイドバルブ54〜56および第2軸ソレノイドバルブ44との接続関係について説明する。
まず、第1軸ソレノイドバルブ54の接続口(左上部)は、第2軸シリンダ41aのクランプ側の接続口(左側)に接続されている。また、第1軸ソレノイドバルブ54の接続口(左下部)は、テーブルクランプシリンダ61のクランプ側の接続口(左側)に接続されている。さらに、第1軸ソレノイドバルブ54の接続口(右下部)は、第1軸シリンダ51のアンクランプ側の接続口(右側)に接続されている。
次に、第1軸ソレノイドバルブ55の接続口(左上部)は、チェックバルブ57を介して第1軸シリンダ51のアンクランプ側の接続口(右側)に接続され、テーブルクランプシリンダ61のアンクランプ側の接続口(右側)に接続されている。
次に、第1軸ソレノイドバルブ56の接続口(中央上部)は、第1軸シリンダ51のクランプ側の接続口(左側)に接続されている。また、第1軸ソレノイドバルブ56の接続口(左上部)は、第1軸シリンダ51のアンクランプ側の接続口(右側)に接続されている。
次に、第2軸ソレノイドバルブ44の接続口(中央上部)は、テーブルクランプシリンダ61のクランプ側の接続口(左側)に接続されている。また、第2軸ソレノイドバルブ44の接続口(中央下部)は、第1軸シリンダ51のクランプ側の接続口(左側)に接続されている。
次に、各ソレノイドバルブの接続関係については、第1軸ソレノイドバルブ54の接続関係が、上述した流体圧回路20aの第1軸ソレノイドバルブ54の接続関係と異なる点以外は、流体圧回路20aと同様である。このため、以下では、第1軸ソレノイドバルブ54とその他のソレノイドバルブとの接続関係のみについて記載する。
第1軸ソレノイドバルブ54の接続口(右下部)は、第1軸ソレノイドバルブ56の接続口(左上部)と接続されている。また、第1軸ソレノイドバルブ54の接続口(左下部)は、第2軸ソレノイドバルブ44の接続口(中央上部)と接続されている。
次に、流体圧回路20dの変形例である流体圧回路20eは、図6の(b)に示すように、流体圧回路20dにおける第2軸クランプ機構4の第2軸ソレノイドバルブ44が、励磁クランプ仕様の第2軸ソレノイドバルブ44aに置換された回路となっている。図5に示す流体圧回路20cと同様に、第2軸ソレノイドバルブ44の接続を変更することで、第2軸クランプ機構4を励磁クランプ仕様の第2軸ソレノイドバルブ44aとすることが可能である。
ここで、第1軸シリンダ51、第2軸シリンダ41aおよびテーブルクランプシリンダ61のそれぞれと、第1軸ソレノイドバルブ54〜56および第2軸ソレノイドバルブ44aとの接続関係について説明する。
まず、第1軸ソレノイドバルブ54の接続口(左上部)は、第2軸シリンダ41aのクランプ側の接続口(左側)に接続されている。また、第1軸ソレノイドバルブ54の接続口(左下部)は、テーブルクランプシリンダ61のクランプ側の接続口(左側)に接続されている。さらに、第1軸ソレノイドバルブ54の接続口(右下部)は、第1軸シリンダ51のアンクランプ側の接続口(右側)に接続されている。
次に、第1軸ソレノイドバルブ55の接続口(左上部)は、チェックバルブ57を介して第1軸シリンダ51のアンクランプ側の接続口(右側)に接続され、テーブルクランプシリンダ61のアンクランプ側の接続口(右側)に接続されている。
次に、第1軸ソレノイドバルブ56の接続口(中央上部)は、第1軸シリンダ51のクランプ側の接続口(左側)に接続されている。また、第1軸ソレノイドバルブ56の接続口(左上部)は、第1軸シリンダ51のアンクランプ側の接続口(右側)に接続されている。
次に、第2軸ソレノイドバルブ44aの接続口(中央下部)は、第1軸シリンダ51のクランプ側の接続口(左側)に接続されている。また、第2軸ソレノイドバルブ44aの接続口(左上部)は、テーブルクランプシリンダ61のクランプ側の接続口(左側)に接続されている。
次に、各ソレノイドバルブの接続関係については、第2軸ソレノイドバルブ44aの接続関係が、上述した流体圧回路20dの第2軸ソレノイドバルブ44の接続関係と異なる点以外は、流体圧回路20dと同様である。このため、以下では、第2軸ソレノイドバルブ44aとその他のソレノイドバルブとの接続関係のみについて記載する。なお、第2軸ソレノイドバルブ44aの接続口(中央上部)は、第1軸ソレノイドバルブ55の接続口(左下部)に接続されている。また、第2軸ソレノイドバルブ44aの接続口(左上部)は、第1軸ソレノイドバルブ54の接続口(左下部)と接続されている。
次に、本発明の実施形態3に係る流体圧回路20dの変形例である流体圧回路20fは、図7の(a)に示すように、流体圧回路20dのテーブルクランプ機構6に含まれるテーブルクランプシリンダ61、および第2軸クランプ機構4に含まれる第2軸シリンダ41のそれぞれが単動シリンダ(テーブルクランプシリンダ61aおよび第2軸シリンダ41a)で置換された回路となっている。流体圧回路20fでは、第1軸ソレノイドバルブ55が無くなり、ソレノイドバルブの数が1個少なくなり、チェックバルブ57も無くなるシンプルな回路となっている。第1軸クランプ機構5は、第1軸ソレノイドバルブ54および第1軸ソレノイドバルブ56の2つのソレノイドバルブを備えている。
ここで、第1軸シリンダ51、第2軸シリンダ41aおよびテーブルクランプシリンダ61aのそれぞれと、第1軸ソレノイドバルブ54・56および第2軸ソレノイドバルブ44との接続関係について説明する。
まず、第1軸ソレノイドバルブ54の接続口(左上部)は、第2軸シリンダ41aのクランプ側の接続口(左側)に接続されている。また、第1軸ソレノイドバルブ54の接続口(左下部)は、テーブルクランプシリンダ61aのクランプ側の接続口(左側)に接続されている。さらに、第1軸ソレノイドバルブ54の接続口(右下部)は、第1軸シリンダ51のアンクランプ側の接続口(右側)に接続されている。
次に、第1軸ソレノイドバルブ56の接続口(中央上部)は、第1軸シリンダ51のクランプ側の接続口(左側)に接続されている。また、第1軸ソレノイドバルブ56の接続口(左上部)は、第1軸シリンダ51のアンクランプ側の接続口(右側)に接続されている。
次に、第2軸ソレノイドバルブ44の接続口(左上部)は、テーブルクランプシリンダ61aのクランプ側の接続口(左側)に接続されている。また、第2軸ソレノイドバルブ44の接続口(左下部)は、第1軸シリンダ51のクランプ側の接続口(左側)に接続されている。なお、第2軸ソレノイドバルブ44の接続口(右下部)は、サイレンサへ接続され、大気圧となされている。
次に、第1軸ソレノイドバルブ54の接続口(右下部)は、第1軸ソレノイドバルブ56の接続口(左上部)と接続されている。また、第1軸ソレノイドバルブ54の接続口(左下部)は、第2軸ソレノイドバルブ44の接続口(左上部)と接続されている。
次に、第1軸ソレノイドバルブ56の接続口(中央上部)は、第2軸ソレノイドバルブ44の接続口(左下部)に接続されている。また、第1軸ソレノイドバルブ56の接続口(左下部および右下部)は、第2軸ソレノイドバルブ44の接続口(右下部)に接続されて大気圧となる。
次に、流体圧回路20gは、図7の(b)に示すように、流体圧回路20fにおいてさらに第1軸クランプ機構5に含まれる第1軸シリンダ51が単動シリンダ(第1軸シリンダ51a)で構成された回路となっている。すなわち、流体圧回路20gでは、3つのクランプ機構のそれぞれに含まれるシリンダの全てが単動シリンダとなっている。
ここで、第1軸シリンダ51a、第2軸シリンダ41aおよびテーブルクランプシリンダ61aのそれぞれと、第1軸ソレノイドバルブ54・56および第2軸ソレノイドバルブ44との接続関係について説明する。
まず、第1軸ソレノイドバルブ54の接続口(左上部)は、第2軸シリンダ41aのクランプ側の接続口(左側)に接続されている。また、第1軸ソレノイドバルブ54の接続口(左下部)は、テーブルクランプシリンダ61aのクランプ側の接続口(左側)に接続されている。次に、第1軸ソレノイドバルブ56の接続口(中央上部)は、第1軸シリンダ51aのクランプ側の接続口(左側)に接続されている。
次に、第2軸ソレノイドバルブ44の接続口(左上部)は、テーブルクランプシリンダ61aのクランプ側の接続口(左側)に接続されている。また、第2軸ソレノイドバルブ44の接続口(左下部)は、第1軸シリンダ51aのクランプ側の接続口(左側)に接続されている。
次に、第1軸ソレノイドバルブ54の接続口(右下部)は、第1軸ソレノイドバルブ56の接続口(左上部)と接続されている。また、第1軸ソレノイドバルブ54の接続口(左下部)は、第2軸ソレノイドバルブ44の接続口(左上部)と接続されている。
次に、第1軸ソレノイドバルブ56の接続口(中央上部)は、第2軸ソレノイドバルブ44の接続口(左下部)に接続されている。また、第1軸ソレノイドバルブ56の接続口(左下部および右下部)は、第2軸ソレノイドバルブ44の接続口(右下部)に接続されて大気圧となる。
本実施形態で説明した流体圧回路のように、少なくともテーブルクランプ機構6を、単動シリンダを含む構成とすることにより、第1軸クランプ機構5に含まれるソレノイドバルブの数を減少させて回路を簡略化することができる。
〔実施形態4〕
流体圧回路20hは、図8の(a)に示すように、第2軸クランプ機構4が、セルフロック機能を有するウォーム減速機構で置換された回路となっている。このため、図8の(a)は、第2軸クランプ機構4が取り除かれた図となっている。第2軸入力ギヤのクランプ機構に流体圧を利用したクランプ機構を使用するのではなく、セルフロック機能を有するウォーム減速機構を利用することで、第2軸入力ギヤ側のシリンダ等を無くすことができる。この場合、第2軸のクランプ/アンクランプ確認は、アンクランプ確認信号のみを確認する態様となる。第1軸クランプ機構5は、第1軸ソレノイドバルブ55および第1軸ソレノイドバルブ56の2つのソレノイドバルブを備えている。
ここで、第1軸シリンダ51およびテーブルクランプシリンダ61のそれぞれと、第1軸ソレノイドバルブ55・56および第2軸ソレノイドバルブ44との接続関係について説明する。
まず、第1軸ソレノイドバルブ55の接続口(左上部)は、チェックバルブ57を介して第1軸シリンダ51のアンクランプ側の接続口(右側)に接続され、テーブルクランプシリンダ61のアンクランプ側の接続口(右側)に接続されている。
次に、第1軸ソレノイドバルブ56の接続口(中央上部)は、第1軸シリンダ51のクランプ側の接続口(左側)に接続されている。また、第1軸ソレノイドバルブ56の接続口(左上部)は、第1軸シリンダ51のアンクランプ側の接続口(右側)に接続されている。
次に、第2軸ソレノイドバルブ44の接続口(中央上部)は、テーブルクランプシリンダ61のクランプ側の接続口(左側)に接続されている。また、第2軸ソレノイドバルブ44の接続口(中央下部)は、第1軸シリンダ51のクランプ側の接続口(左側)に接続されている。なお、第2軸ソレノイドバルブ44の接続口(左下部)、および第1軸ソレノイドバルブ56の接続口(左下部および右下部)は、サイレンサへ接続され、大気圧となされている。
次に、第1軸ソレノイドバルブ55の接続口(左下部)は、第2軸ソレノイドバルブ44の接続口(左上部)と接続されている。また、第1軸ソレノイドバルブ55の接続口(左上部)は、チェックバルブ57を介して第1軸ソレノイドバルブ56の接続口(左上部)に接続されている。
次に、第1軸ソレノイドバルブ56の接続口(中央上部)は、第2軸ソレノイドバルブ44の接続口(中央下部)に接続されている。また、第1軸ソレノイドバルブ56の接続口(左下部および右下部)は、第2軸ソレノイドバルブ44の接続口(左下部および右下部)に接続されている。
上述した流体圧回路20hのように、第2軸クランプ機構4を、セルフロック機能を有するウォーム減速機構に置換しても良い。これにより、第2軸クランプ機構4に含まれる第2軸シリンダ41等を省略することができるため、回路を簡略化することができる。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
4 第2軸クランプ機構
5 第1軸クランプ機構
6 テーブルクランプ機構
10 第2の駆動源(第2駆動源)
11a ウォームホイール(ウォーム減速機構)
11b ウォームシャフト(ウォーム減速機構)
20a〜20h 流体圧回路
30 第1の駆動源(第1駆動源)
41 第2軸シリンダ
41a 第2軸シリンダ
42 第2軸クランプ検知部
43 第2軸アンクランプ検知部
44 第2軸ソレノイドバルブ(第2軸シリンダ動作方向制御機構)
44a 第2軸ソレノイドバルブ(第2軸シリンダ動作方向制御機構)
51 第1軸シリンダ
51a 第1軸シリンダ
52 第1軸クランプ検知部
53 第1軸アンクランプ検知部
54 第1軸ソレノイドバルブ(第1軸シリンダ動作方向制御機構,第2軸シリンダ動作方向制御機構)
55 第1軸ソレノイドバルブ(第1軸シリンダ動作方向制御機構,第2軸シリンダ動作方向制御機構)
56 第1軸ソレノイドバルブ(第1軸シリンダ動作方向制御機構)
61 テーブルクランプシリンダ
61a テーブルクランプシリンダ
J 回転軸(出力軸)

Claims (6)

  1. 第1駆動源および第2駆動源のそれぞれからの駆動力を共通の出力軸から出力する回転テーブル装置のクランプ機構を流体の圧力を用いて動作させるための流体圧回路であって、
    回転テーブルのクランプ/アンクランプを制御するテーブルクランプ機構と、
    上記第1駆動源からの駆動力を上記出力軸に伝達する第1軸入力ギヤのクランプ/アンクランプを制御する第1軸クランプ機構と、
    上記第1軸入力ギヤのアンクランプを検知する第1軸アンクランプ検知部と、
    上記第2駆動源からの駆動力を上記出力軸に伝達する第2軸入力ギヤのクランプ/アンクランプを制御する第2軸クランプ機構と、
    上記第2軸入力ギヤのアンクランプを検知する第2軸アンクランプ検知部と、を備え、
    上記第1軸アンクランプ検知部および上記第2軸アンクランプ検知部により、上記回転テーブルのアンクランプを検知することを特徴とする流体圧回路。
  2. 上記第1軸入力ギヤおよび上記第2軸入力ギヤの両方がクランプ状態にある場合に、上記回転テーブルがクランプ状態となり、
    上記第1軸入力ギヤおよび上記第2軸入力ギヤの一方がアンクランプ状態にあり、他方がクランプ状態にある場合に、上記回転テーブルがアンクランプ状態となることを特徴とする請求項1に記載の流体圧回路。
  3. 上記第1軸クランプ機構が、第1軸シリンダと、上記第1軸シリンダの動作方向を制御する少なくとも1つの第1軸シリンダ動作方向制御機構とを含み、
    上記第2軸クランプ機構が、第2軸シリンダと、上記第2軸シリンダの動作方向を制御する第2軸シリンダ動作方向制御機構とを含み、
    上記テーブルクランプ機構が、テーブルクランプシリンダを含み、
    上記第1軸入力ギヤおよび上記第2軸入力ギヤの両方がクランプ状態にある場合に、上記回転テーブルがクランプ状態となり、
    上記第1軸入力ギヤおよび上記第2軸入力ギヤの一方がアンクランプ状態にあり、他方がクランプ状態にある場合に、上記回転テーブルがアンクランプ状態となるように、
    上記第1軸シリンダ、上記第2軸シリンダ、および上記テーブルクランプシリンダが、上記第1軸シリンダ動作方向制御機構および上記第2軸シリンダ動作方向制御機構に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の流体圧回路。
  4. 上記第1軸クランプ機構が、第1軸シリンダと、上記第1軸シリンダの動作方向を制御する少なくとも1つの第1軸シリンダ動作方向制御機構とを含み、
    上記第2軸クランプ機構が、第2軸シリンダと、上記第2軸シリンダの動作方向を制御する第2軸シリンダ動作方向制御機構とを含み、
    上記テーブルクランプ機構が、テーブルクランプシリンダを含み、
    上記第1軸入力ギヤ、上記第2軸入力ギヤ、および上記回転テーブルのすべてをアンクランプ状態にできないように、
    上記第1軸シリンダ、上記第2軸シリンダ、および上記テーブルクランプシリンダが、上記第1軸シリンダ動作方向制御機構および上記第2軸シリンダ動作方向制御機構に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の流体圧回路。
  5. 上記第2軸クランプ機構は、セルフロック機能を有するウォーム減速機構を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の流体圧回路。
  6. 上記テーブルクランプ機構が、単動シリンダを含むことを特徴とする請求項1から5までの何れか1項に記載の流体圧回路。
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