JP6940909B1 - 美容マスク - Google Patents

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Abstract

【課題】顔面への美容効果を高め、より利便性を向上させることが可能な美容マスク及びその使用方法を提供する。【解決手段】使用者Xの顔面X1に装着され、電気刺激による施術を行う美容マスク1であって、使用者Xの顔面X1の略全域を被覆するマスク本体Aと、マスク本体Aに設けられ、使用者Xの頬に対応する部位に、所定の電流強度を有する電気刺激を連続的に付与するための施術波Wを印加する刺激体Bと、を備え、刺激体Bは、使用者Xの顔面X1に接触する肌面電極B1と、肌面電極B1に施術波Wを印加する電流発生装置Mと、を有し、電流発生装置Mは、施術波Wの印加における所定の処理を行う処理手段Pと、肌面電極B1に取付けられる装置側電極M1と、装置側電極M1に施術波Wを印加するための操作信号を発信する操作手段M2と、を含む。【選択図】図5

Description

本発明は、使用者の顔面に装着して電気刺激を与える美容マスクに関するものである。
従来から、使用者の頭部の様々な筋肉に電気刺激を与えるための美容マスクが知られている。
例えば、特許文献1には、正しい位置に効果的な刺激を与えると共に、引き締め効果を有する美容マスクに関する発明が記載されている。
この美容マスクは、使用者の頬骨筋に対応する部位に第1の周波数の電気刺激を与える一組の電極を備えた頬骨筋刺激体、又は、使用者の咬筋に対応する部位に第2の周波数の電気刺激を与える一組の電極を備えた咬筋刺激体の少なくともいずれか(以下、刺激体と言う)と、マスク本体とから構成され、マスク本体は、少なくとも鼻の凸形状を基準として位置合わせする鼻当て部と、刺激体を着脱自在に装着するための刺激体装着部と、を備えると共に、刺激体は、電流を制御する制御部と、電気を供給する給電部と、電極と、を一体的に備えた電流発生器で構成されている。
このような構成により、主に鼻当て部を基準として適切な位置に美容マスクを装着することができるようにすると共に、使用者の頬骨筋に対応する部位に電気又は超音波の刺激を与える一対の頬骨筋刺激体によって美容効果の高い頬骨筋を対象としたトリートメントを行うことができる。
特開2020−127748号公報
しかしながら、特許文献1に記載の美容マスクは、顔の下半分のみを覆う形状であることから、顔全体に美容効果を発揮できず、また、左右に突出したバンドを介して顔に取付ける構成であることから、着脱が迅速に行えない、といった問題があった。
本発明は上記のような実状に鑑みてなされたものであり、顔面への美容効果を高め、より利便性を向上させることが可能な美容マスク及びその使用方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、使用者の顔面に装着され、電気刺激による施術を行う美容マスクであって、
前記使用者の顔面の略全域を被覆するマスク本体と、前記マスク本体に設けられ、前記使用者の頬に対応する部位に、所定の電流強度を有する前記電気刺激を連続的に付与するための施術波を印加する刺激体と、を備え、
前記刺激体は、前記使用者の顔面に接触する肌面電極と、前記肌面電極に前記施術波を印加する電流発生装置と、を有し、
前記電流発生装置は、前記施術波の印加における所定の処理を行う処理手段と、前記肌面電極に取付けられる装置側電極と、前記装置側電極に前記施術波を印加するための操作信号を発信する操作手段と、を含む。
本発明によれば、使用者の顔面の略全域を被覆するマスク本体を備えることから、本美容マスクを着用することで、刺激体から印加される施術波でもって、美容液やローション等が塗布された顔全体に美容効果を発揮することが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記操作手段は、前記電流強度を可変可能とする強度可変手段を含み、
前記処理手段は、前記施術の時間経過に伴い、前記施術波の波形を可変させる波形可変手段を含み、
前記施術波は、前記施術の開始時に印加される初期施術波と、前記初期施術波の印加の後に印加される後続施術波と、を含み、
前記初期施術波により付与される単位時間当たりの前記電気刺激の回数は、前記後続施術波により付与される単位時間当たりの前記電気刺激の回数よりも、少なく構成されている。
このような構成とすることで、使用者は、より緩やかな施術を行う初期施術波の印加時に、強度可変手段により電流強度を可変させることができる。これにより、使用者は、例えば施術の開始時に誤って高い電流強度に設定した場合であっても、この電流強度に基づいて、より激しい施術を行う後続施術波が出力される前に、適切な電流強度に調整することができ、本美容マスクの使用時の安全性が向上する。
本発明の好ましい形態では、前記強度可変手段は、前記電流強度を、それぞれに所定の前記電流強度が設定された複数の段階に可変可能に構成され、
前記処理手段は、リセット手段を含み、
前記リセット手段は、前記後続施術波の出力時に、前記強度可変手段により前記電流強度が可変されると、前記電流強度を、前記複数の段階の内、最小の段階に設定された前記電流強度に可変する。
このような構成とすることで、電気刺激の付与中に、強度可変手段の誤操作により急激に高い電流強度に可変される事態を防止することができ、本美容マスクの使用時の安全性が、より向上する。
本発明の好ましい形態では、前記処理手段は、前記肌面電極の、前記使用者の顔面への接触の有無を検知する検知手段を含む。
このような構成とすることで、使用者は、肌面電極が正しく顔面に接触しているか否かを容易に判断できるため、本美容マスクの利便性が向上する。
本発明の好ましい形態では、前記マスク本体は、前記使用者の両耳に係止される一対の耳掛け部を有する。
このような構成とすることで、通常の所謂サージカルマスク等と同様の流れで、簡易に本美容マスクの着脱を行うことができ、本美容マスクの利便性が向上する。
本発明の好ましい形態では、前記電流発生装置は、前記マスク本体に着脱可能に取付けられる。
このような構成とすることで、使用後にマスク本体のみを洗浄することができ、衛生状態を保持することができるため、本美容マスクの利便性が向上する。
本発明の好ましい形態では、前記マスク本体と前記肌面電極とは、別体に構成され、
前記マスク本体には、前記肌面電極が挿通される挿通孔が設けられ、
前記刺激体は、前記肌面電極が設けられ、前記マスク本体に当接される導電パッドを有する。
このような構成とすることで、導電パッドが、使用者の顔面の形状に沿って密着することで、より効果的に電気刺激を付与することが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記導電パッドは、前記マスク本体に当接される面に、前記肌面電極の裏面を覆うことで前記肌面電極と導通する、金属繊維面を含む。
肌面電極の裏面を保護しつつ、導電パッドが、顔面への当接により汚れた場合であっても、通常の布製品と同様に、導電パッドを洗濯機等で簡便に洗浄し、衛生状態を保持することが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記刺激体は、前記電流発生装置を遠隔で制御するリモコン装置を含む。
このような構成とすることで、使用者は、本美容マスクを着用しながら、容易に電流強度等を制御することができ、本美容マスクの利便性が向上する。
また、本発明は、上記した美容マスクの使用方法であって、
前記使用者の顔面に、所定の美容成分が含まれる美容液を塗布する工程と、
前記使用者の顔面を、前記マスク本体で被覆する工程と、
前記刺激体により、前記使用者の頬に対応する部位に、所定の電流強度を有する前記電気刺激を連続的に付与するための施術波を印加する工程と、を含む。
本発明によれば、顔面への美容効果を高め、より利便性を向上させることが可能な美容マスク及びその使用方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係るマスク本体を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る刺激体を示す図であって、(a)肌面電極、導電パッド及び電流発生装置の正面図、(b)肌面電極、導電パッド及び電流発生装置の背面図、(c)リモコン装置の正面図である。 本発明の実施形態に係る電流発生装置及びリモコン装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る美容マスクの使用方法の説明図である。 本発明の実施形態に係る美容マスクの使用方法の説明図である。 本発明の実施形態に係る美容マスクを用いた施術時における、施術波の経時的な変化を示す図である。 本発明の実施形態に係る美容マスクの使用時における処理フローチャートを示す図である。 本発明の実施形態に係る美容マスクの使用時における処理フローチャートを示す図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態に係る美容マスクについて説明する。
なお、以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではない。また、これらの図において、符号1は、本実施形態に係る美容マスクを示す。
図1及び図2に示すように、美容マスク1は、使用者X(図5参照)の顔面X1(図5参照)の略全域を被覆するマスク本体Aと、マスク本体Aに設けられ、使用者Xの頬に対応する部位に、所定の電流強度を有する電気刺激を連続的に付与するための施術波W(図6参照)を印加する刺激体Bと、を備えている。
図1に示すように、マスク本体Aは、マスク本体主部A1と、マスク本体主部A1から左右方向に延設され、使用者Xの両耳X2(図5参照)に係止される一対の耳掛け部A2と、を有している。
なおマスク本体Aは、例えばシリコン素材等の、肌に優しく、ある程度伸縮性を有する素材で形成することが好ましい。
マスク本体主部A1には、後述する肌面電極B1が挿通される挿通孔hが設けられている。
挿通孔hは、肌面電極B1の数に合わせて、上下に2つ設けられた丸孔を一組として、左右に一対設けられている。
この他、マスク本体主部A1には、使用者Xの両目が露出するように開口した両目開口部A11や使用者Xの口が露出するように開口した口開口部A12、使用者Xの鼻の外周に相当する箇所が部分的に切除されることにより形成された鼻当て部A13が設けられている。
図2に示すように、刺激体Bは、顔面X1に接触する肌面電極B1と、マスク本体Aに当接される導電パッドB2と、肌面電極B1に施術波Wを印加する電流発生装置Mと、電流発生装置Mを遠隔で制御するリモコン装置Rと、を有している。
なお、使用時においては、導電パッドB2及び電流発生装置Mは、使用者Xの両頬に対応させるために、それぞれ一対用いるが、図2では、一方の導電パッドB2及び電流発生装置Mのみ示す。
肌面電極B1は、スナップボタン状に構成されており、各導電パッドB2に2つずつ設けられている。
各導電パッドB2は、マスク本体Aと同様に、ナイロン素材等の、肌に優しく、ある程度伸縮性を有する素材を用いて、略楕円状に構成されている。
また、各導電パッドB2は、その裏面(マスク本体Aと当接する面)に、各肌面電極B1と導通する一対の金属繊維面B21を含む。
なお、各金属繊維面B21は、例えば銀繊維により構成される。
各電流発生装置Mは、施術波Wの印加における所定の処理を行う処理手段P(図4参照)と、肌面電極B1に取付けられる装置側電極M1と、装置側電極M1に施術波Wを印加するための操作信号を発信する操作手段M2と、装置側電極M1に付与されている電気刺激の電流強度を表示する表示手段M3と、通知手段M4と、通信手段M5(図4参照)と、を含む。
なお、リモコン装置Rにも、上記した操作手段M2や表示手段M3、通信手段M5、操作手段M2による操作信号等を処理する処理手段(図示せず)が設けられている。
また、各電流発生装置M及びリモコン装置Rは、内部にボタン電池が内蔵されており、それぞれの筐体を分解することで、任意にボタン電池を着脱可能に構成されている。特に、各電流発生装置Mには、その裏面に蓋部mが設けられており、これを取外すことで、容易にボタン電池を着脱することができる。
なお、各電流発生装置M及びリモコン装置Rは、必ずしも電池駆動式とする必要はなく、充電式バッテリーを内蔵することで充電式としても良い。
処理手段Pは、特に図3に示すように、波形可変手段P1と、リセット手段P2と、検知手段P3と、を含む。
波形可変手段P1は、施術の時間経過に伴い、施術波Wの波形を可変させる。
リセット手段P2は、後続施術波W2(図7参照)の出力時に、強度可変手段M21により電流強度が可変されると、電流強度を、予め設定された複数の段階の内の、最小の段階(表示手段M3においてLEDが1つのみ点灯する段階)に設定された電流強度に可変する。
検知手段P3は、各金属繊維面B21及びこれと導通する各肌面電極B1を介して、顔面X1への接触の有無を検知する。
装置側電極M1は、各肌面電極B1に嵌合するスナップソケット状に構成されている。
操作手段M2は、電流強度を可変可能とする強度可変手段M21と、各電流発生装置Mの電源のON/OFFを切り替える電源部M22と、を含む。
また、操作手段M2は、電流強度を、複数の段階に可変可能に構成されており、複数の段階には、それぞれに所定の電流強度が設定されている。
なお、本実施形態では、電流強度を5段階で可変可能としているが、これに限られず、4段階以下或いは6段階以上で可変可能に構成しても良い。
強度可変手段M21は、電流強度を増大或いは減少させる2つの物理ボタンとして、各電流発生装置M及びリモコン装置Rに、それぞれ設けられている。
なお、強度可変手段M21は、美容液を用いたイオン導入を行うために、0.2〜1.2mA程度の範囲を含めて、電流強度を可変可能とすることが好ましい。例えば、1段階目や2段階目で、上記範囲の微弱電流による電気刺激が付与される構成とすることができる。
電源部M22は、各電流発生装置Mにおいては、強度可変手段M21が兼用している。即ち、例えば、強度可変手段M21である一方の物理ボタンが長押しされることで、電源がONとなり、他方の物理ボタンが長押しされることで、電源がOFFとなる構成となされている。
また、電源部M22は、リモコン装置Rにおいては、強度可変手段M21と異なる物理ボタンとして設けられている。
なお、強度可変手段M21や電源部M22は、必ずしも物理ボタンである必要はなく、静電容量式センサ等を用いて、タッチパネル式に構成しても良い。
表示手段M3は、設定された段階に応じて順次点灯する、5つのLEDライトとして、各電流発生装置M及びリモコン装置Rに、それぞれ設けられている。
通知手段M4は、スピーカであり、検知手段P3により、肌面電極B1が顔面X1に接触していないことが検知された場合に、所定の通知音を発報する。
通信手段M5は、各電流発生装置M及びリモコン装置Rにそれぞれに設けられ、リモコン装置Rの操作手段M2による操作信号の送受信等を行う。
以下、図4及び図5を用いて、美容マスク1の使用方法について説明する。
まず、使用者Xは、図4(a)に示すように、各挿通孔hに、各肌面電極B1を挿通させることで、各導電パッドB2を、マスク本体主部A1の裏面に当接させる。
次に、使用者Xは、図4(b)に示すように、各肌面電極B1に各装置側電極M1を嵌合させることで、マスク本体主部A1の表面に、各電流発生装置Mを取付ける。
次に、使用者Xは、顔面X1に、所定の美容成分が含まれる美容液(図示せず)を塗布する。
次に、使用者Xは、両耳X2に、一対の耳掛け部A2を係止させ、顔面X1を、マスク本体Aで被覆することで、図5に示す状態とする。
なお、使用者Xは、顔面X1をマスク本体Aで被覆する前に、まず市販の美容パックで顔面X1を被覆し、この上からマスク本体Aを取付けても良い。
次に、使用者Xは、各電流発生装置M或いはリモコン装置Rの電源部M22を用いて、各電流発生装置Mの電源をONにし、各電流発生装置M或いはリモコン装置Rの強度可変手段M21を用いて、各装置側電極M1に施術波Wを印加する。
これにより、施術波Wが、各装置側電極M1に嵌め込まれた肌面電極B1と、肌面電極B1を覆う金属繊維面B21と、を介して、使用者Xの頬に対応する部位に印加されることで、顔面X1全体への施術が開始される。
なお、施術波Wは、使用者が強度可変手段M21により、電流強度を増加させる操作を行った時点で、上記部位に印加される。
ここで、美容マスク1を用いた施術の開始から終了までにおける、時系列に沿った刺激体B(処理手段P)の挙動を、図6を用いて説明する。
まず、施術が開始されると、処理手段Pにより、初期施術波W1が所定の時間(初期施術時間t1と称する)継続して、上記部位に印加される。
そして、初期施術時間t1の経過後、処理手段Pが、波形可変手段P1により、初期施術波W1を後続施術波W2に可変することで、後続施術波W2が所定の時間(後続施術時間t2と称する)継続して、上記部位に印加される。
なお、初期施術時間t1は、例えば1分30秒、後続施術時間t2は、例えば10分30秒とすることができ、初期施術時間t1は、後続施術時間t2よりも短く設定されることが好ましい。
また、図6の丸枠内に示すように、初期施術波W1により付与される単位時間当たりの電気刺激の回数は、後続施術波W2により付与される単位時間当たりの電気刺激の回数よりも、少なく構成されている。即ち、初期施術波W1は、後続施術波W2と比較して、低い周波数が設定されている。
このようにすることで、まず、施術の開始時においては、初期施術波W1により緩やかに電気刺激を付与することで、筋肉をある程度ほぐし、顔面X1を電気刺激に慣れさせることができる。そして、その後の後続施術波W2により、より激しく電気刺激を付与することで、確実にリフトアップ等の美容効果を発揮させる流れとなっている。
なお、後続施術波は、本実施形態においては、後続施術波W2のみであるが、例えば、後続施術波W2に続いて順次印加される後続施術波W3、W4、W5〜というように、周波数等がそれぞれ異なる、複数の後続施術波により構成されていても良い。また、この場合、後述するバッファ時間tbは、後続施術波W3が印加されたタイミング以降に設定されていても良い。
また、初期施術時間t1の経過後、後続施術波W2が印加されてからの所定の時間が、バッファ時間tbとして設定されており、使用者は、施術の開始からバッファ時間tbの経過に至るまで、強度可変手段M21により、電流強度を自由に可変可能である。
そして、使用者がバッファ時間tbの経過後から施術の終了までの間に、強度可変手段M21により電流強度を可変させた場合、処理手段Pは、リセット手段P2により、電流強度を、5段階の内の最小の段階(段階1)に設定された電流強度に可変する。
なお、バッファ時間tbは、例えば30秒とすることができる。
ここで、美容マスク1を用いた施術の開始から終了までにおける、処理手段Pにより実行される処理の流れを、図7及び図8を用いて説明する。
まず、処理手段Pは、電源部M22により各電流発生装置Mの電源がONにされた後(ステップS1)、検知手段P3により、肌面電極B1の接触の有無を検知する(ステップS2)。
ステップS2において、肌面電極B1の接触が検知されない場合、処理手段Pは、通知手段M4に通知音を発報させる(ステップS3)。
また、処理手段Pは、肌面電極B1の接触の有無を検知すると共に、予め設定された強制終了時間の経過の有無を判断する(ステップS4)。
強制終了時間が経過した場合、処理手段Pは、各電流発生装置Mの電源をOFFにする(ステップS5)。
強制終了時間が経過していない場合、通知音が継続して発報される。
なお、強制終了時間は、例えば1分とすることができる。
ステップS2において、肌面電極B1の接触が検知された場合、処理手段Pは、通知音の発報を停止し、強度可変手段M21により電流強度を増加させる操作の有無を判断する(ステップS6)。
ステップS6において、上記操作がなされた場合、処理手段Pは、装置側電極M1に初期施術波W1を印加する(ステップS7)。
なお、上記操作がなされない場合、上記操作がなされるまで、待機状態となる。
ステップS7の後、処理手段Pは、初期施術時間t1中の、強度可変手段M21の操作の有無を判断する(ステップS8)。
ステップS8において、強度可変手段M21が操作された場合、処理手段Pは、操作信号に従って初期施術波W1の電流強度を可変する(ステップS9)。
また、処理手段Pは、初期施術時間t1中の強度可変手段M21の操作の有無と共に、初期施術時間t1が経過したか否かを判断する(ステップS10)。
ステップS10において、初期施術時間t1が経過した場合、処理手段Pは、波形可変手段P1により、装置側電極M1に後続施術波W2を印加する(ステップS11)。
なお、初期施術時間t1が経過していない場合、処理手段Pは、引き続きステップS8、S9として、強度可変手段M21による操作信号を受け付け、初期施術波W1の電流強度を可変する。
ステップS11の後、処理手段Pは、後続施術時間t2におけるバッファ時間tb中の、強度可変手段M21の操作の有無を判断する(ステップS12)。
ステップS12において、強度可変手段M21が操作された場合、処理手段Pは、操作信号に従って後続施術波W2の電流強度を可変する(ステップS13)。
また、処理手段Pは、後続施術時間t2におけるバッファ時間tb中の、強度可変手段M21の操作の有無と共に、バッファ時間tbが経過したか否かを判断する(ステップS14)。
ステップS14において、バッファ時間tbが経過した場合、処理手段Pは、後続施術時間t2中の、強度可変手段M21の操作の有無を判断する(ステップS15)。
なお、バッファ時間tbが経過していない場合、処理手段Pは、引き続きステップS12、S13として、強度可変手段M21による操作信号を受け付け、後続施術波W2の電流強度を可変する。
ステップS15において、強度可変手段M21が操作された場合、処理手段Pは、リセット手段P2により、後続施術波W2の電流強度を段階1の電流強度に可変し(ステップS16)、この電流強度の後続施術波W2を印加する(ステップS17)。
ステップS17の後、処理手段Pは、後続施術時間t2中の強度可変手段M21の操作の有無を判断する(ステップS18)。
ステップS18において、強度可変手段M21が操作された場合、処理手段Pは、操作信号に従って後続施術波W2の電流強度を可変する(ステップS19)。
また、処理手段Pは、後続施術時間t2中の、強度可変手段M21の操作の有無と共に、後続施術時間t2が経過したか否かを判断する(ステップS20)。
ステップS20において、後続施術時間t2が経過した場合、処理手段Pは、各電流発生装置Mの電源をOFFにする(ステップS21)。
なお、後続施術時間t2が経過していない場合、処理手段Pは、引き続きステップS18、S19として、強度可変手段M21による操作信号を受け付け、後続施術波W2の電流強度を可変する。
ステップS15において、強度可変手段M21が操作されない場合、処理手段Pは、後続施術時間t2が経過したか否かを判断する(ステップS22)。
ステップS22において、後続施術時間t2が経過した場合、処理手段Pは、各電流発生装置Mの電源をOFFにする(ステップS23)。
本実施形態によれば、使用者Xの顔面X1の略全域を被覆するマスク本体Aを備えることから、美容マスク1を着用することで、刺激体Bから付与される電気刺激でもって、美容液やローション等が塗布された顔全体に美容効果を発揮することが可能となる。
また、施術波Wが、初期施術波W1と後続施術波W2とを含むことで、使用者Xは、後続施術波W2が出力される前に、適切な電流強度に調整することができ、美容マスク1の使用時の安全性が向上する。
また、リセット手段P2により、電気刺激の付与中に、強度可変手段M21の誤操作により急激に高い電流強度に可変される事態を防止することができ、美容マスク1の使用時の安全性が、より向上する。
また、検知手段P3により、使用者Xは、肌面電極B1が正しく顔面X1に接触しているか否かを容易に判断できるため、美容マスク1の利便性が向上する。
また、マスク本体Aが一対の耳掛け部A2を有することで、通常の所謂サージカルマスク等と同様の流れで、簡易に美容マスク1の着脱を行うことができ、美容マスク1の利便性が向上する。
また、電流発生装置Mがマスク本体Aに着脱可能に取付けられることで、使用後にマスク本体Aのみを洗浄することができ、衛生状態を保持することができるため、美容マスク1の利便性が向上する。
また、刺激体Bが導電パッドB2を有することで、導電パッドB2が、顔面X1の形状に沿って密着することで、より効果的に電気刺激を付与することが可能となる。
また、導電パッドB2が金属繊維面B21を含むことで、肌面電極B1の裏面を保護しつつ、導電パッドB2を通常の布製品と同様に、洗濯機等で簡便に洗浄し、衛生状態を保持することが可能となる。
また、リモコン装置Rにより、使用者Xは、美容マスク1を着用しながら、容易に電流強度等を制御することができ、美容マスク1の利便性が向上する。
なお、上述の実施形態において示した各構成部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基づき種々変更可能である。
1 美容マスク
A マスク本体
A1 マスク本体主部
A11 両目開口部
A12 口開口部
A13 鼻当て部
A2 耳掛け部
B 刺激体
B1 肌面電極
B2 導電パッド
B21 金属繊維面
M 電流発生装置
P 処理手段
P1 波形可変手段
P2 リセット手段
P3 検知手段
M1 装置側電極
M2 操作手段
M21 強度可変手段
M22 電源部
M3 表示手段
M4 通知手段
M5 通信手段
R リモコン装置
W 施術波
W1 初期施術波
W2 後続施術波
X 使用者
X1 顔面
X2 両耳

Claims (7)

  1. 使用者の顔面に装着され、電気刺激による施術を行う美容マスクであって、
    前記使用者の顔面の略全域を被覆するマスク本体と、前記マスク本体に設けられ、前記使用者の頬に対応する部位に、所定の電流強度を有する前記電気刺激を連続的に付与するための施術波を印加する刺激体と、を備え、
    前記刺激体は、前記使用者の顔面に接触する肌面電極と、前記肌面電極に前記施術波を印加する電流発生装置と、を有し、
    前記電流発生装置は、前記施術波の印加における所定の処理を行う処理手段と、前記肌面電極に取付けられる装置側電極と、前記装置側電極に前記施術波を印加するための操作信号を発信する操作手段と、を含み、
    前記操作手段は、前記電流強度を可変可能とする強度可変手段を含み、
    前記処理手段は、前記施術の時間経過に伴い、前記施術波の波形を可変させる波形可変手段と、リセット手段と、を含み、
    前記施術波は、前記施術の開始時に印加される初期施術波と、前記初期施術波の印加の後に印加される後続施術波と、を含み、
    前記初期施術波により付与される単位時間当たりの前記電気刺激の回数は、前記後続施術波により付与される単位時間当たりの前記電気刺激の回数よりも、少なく構成され、
    前記強度可変手段は、前記電流強度を、それぞれに所定の前記電流強度が設定された複数の段階に可変可能に構成され、
    前記リセット手段は、前記後続施術波の出力時に、前記強度可変手段により前記電流強度が可変されると、前記電流強度を、前記複数の段階の内、最小の段階に設定された前記電流強度に可変する美容マスク。
  2. 前記処理手段は、前記肌面電極の、前記使用者の顔面への接触の有無を検知する検知手段を含む、請求項1に記載の美容マスク。
  3. 前記マスク本体は、前記使用者の両耳に係止される一対の耳掛け部を有する、請求項1又は2に記載の美容マスク。
  4. 前記電流発生装置は、前記マスク本体に着脱可能に取付けられる、請求項1〜3の何れかに記載の美容マスク。
  5. 前記マスク本体と前記肌面電極とは、別体に構成され、
    前記マスク本体には、前記肌面電極が挿通される挿通孔が設けられ、
    前記刺激体は、前記肌面電極が設けられ、前記マスク本体に当接される導電パッドを有する、請求項1〜4の何れかに記載の美容マスク。
  6. 前記導電パッドは、前記マスク本体に当接される面に、前記肌面電極の裏面を覆うことで前記肌面電極と導通する、金属繊維面を含む、請求項5に記載の美容マスク。
  7. 前記刺激体は、前記電流発生装置を遠隔で制御するリモコン装置を含む、請求項1〜6の何れかに記載の美容マスク。
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