JP6939443B2 - 成形装置、及び繊維強化樹脂成形品の製造方法 - Google Patents

成形装置、及び繊維強化樹脂成形品の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、成形装置、及び繊維強化樹脂成形品の製造方法に関する。
カーボン繊維やガラス繊維等の補強繊維で強化された樹脂成形品が広く用いられている。このような樹脂成形品の一例として、発泡樹脂からなるコア材の表裏面にシート状の補強繊維基材が重ねられた積層物を、熱硬化性樹脂で固めたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の樹脂成形品は、RTM(Resin Transfer Molding)法を利用して成形されており、具体的には、成形型のキャビティ内に上記積層物がセットされた状態で、キャビティ内に未硬化状態の流動性を備えた熱硬化性樹脂が注入され、その樹脂が前記積層物の補強繊維基材等に含浸された状態で熱硬化されることにより、上記樹脂成形品が製造されている。
特開平04−224915号公報
上記のように、未硬化状態の熱硬化性樹脂がキャビティ内に注入され、キャビティ内が樹脂で埋め尽くされた後も、樹脂が注入され続けると、成形型内(キャビティ内)の圧力が上昇し続ける。その結果、成形型内の圧力が高くなり過ぎると、樹脂成形品(特に、積層物のコア材)が圧力の影響で潰れてしまうことがあり、問題となっていた。
本発明の目的は、成形型のキャビティ内に未硬化状態の樹脂が充填された後、キャビティ内の圧力が上昇し続けることを抑制する技術を提供することである。
本発明に係る成形装置は、各々が成形面を含み、型締め時に前記成形面で囲まれた1つのキャビティが形成される一対の分割金型を有する成形型と、前記キャビティに未硬化状態の樹脂を供給する樹脂供給装置と、筒状のシリンダーと、前記シリンダー内を進退可能なプランジャーと、前記プランジャーの先端面と前記シリンダーの内周面とからなり、かつ内側に前記キャビティと連通する空間を有する緩衝室と、前記樹脂の一部が前記キャビティから溢れて前記緩衝室に充填されると、前記プランジャーを後退させつつ前記樹脂からの圧力を吸収する圧力吸収部とを有する樹脂圧制御機構と、備える。
前記成形装置において、前記樹脂供給装置は、前記プランジャーが前記シリンダー内を所定の位置まで後退すると、前記キャビティに対する前記樹脂の供給を停止することが好ましい。
前記成形装置において、前記樹脂圧制御機構は、前記樹脂供給装置が前記樹脂の供給を停止した後、前記キャビティ内を保圧するために、前記緩衝室に充填された前記樹脂を押圧することが好ましい。
また、本発明に係る繊維強化樹脂成形品の製造方法は、コア材と、前記コア材の表裏面にそれぞれ重ねられる一対の補強繊維基材とを有する積層体に、未硬化状態の樹脂を含浸させた後、前記樹脂を硬化させたものからなる繊維強化樹脂成形品を、前記何れかに記載の成形装置で製造する繊維強化樹脂成形品の製造方法であって、型開き状態の前記成形型に前記積層体をセットするセット工程と、前記キャビティに前記積層体が収容されるように前記成形型を型締めする型締め工程と、前記積層体が収容された前記キャビティに、前記樹脂供給装置を利用して未硬化状態の樹脂を供給する樹脂供給工程と、前記樹脂の一部が前記キャビティから溢れて前記樹脂圧制御機構の前記緩衝室に充填されると、前記プランジャーを後退させつつ前記圧力吸収部が前記樹脂からの圧力を吸収する圧力吸収工程とを備える。
本発明によれば、成形型のキャビティ内に未硬化状態の樹脂が充填された後、キャビティ内の圧力が上昇し続けることを抑制する技術を提供できる。
繊維強化樹脂成形品の断面構成を模式的に表した説明図 成形装置の固定金型に、コア材と一対の補強繊維基材からなるサンドイッチ構造の積層体がセットされる工程を示す説明図 型締め工程において、可動金型が固定金型に向かって近づく様子を示す説明図 樹脂圧制御機構の断面構成を模式的に表した説明図 型締めされた成形型のキャビティに未硬化状態の樹脂が注入される工程を示す説明図 樹脂圧制御機構のプランジャーが、緩衝室内に流入した樹脂から圧力を受けて後退(上昇)しつつ、キャビティ内の圧力を吸収する工程を示す説明図 樹脂圧制御機構のプランジャーが、緩衝室内に流入した樹脂を押圧しつつ、キャビティ内を保圧する工程を示す説明図 本実施形態及び比較例の成形型内の圧力と時間との関係を示すグラフ 型開き時に、可動金型が上昇しつつ、樹脂圧制御機構のプランジャーがシリンダー内で硬化した樹脂を押し出す工程を示す説明図 固定金型から成形品が脱型される工程を示す説明図 実施形態2の成形装置が備える樹脂圧制御機構の断面構成を模式的に表した説明図 実施形態3の成形装置が備える樹脂圧制御機構の断面構成を模式的に表した説明図 実施形態4の成形装置の断面構成を模式的に表した説明図
<実施形態1>
以下、本発明の実施形態1を、図1〜図10を参照しつつ説明する。本実施形態では、RTM法を利用して繊維強化樹脂成形品10を製造する成形装置20、及び繊維強化樹脂成形品10の製造方法について例示する。先ず、図1を参照しつつ、成形装置20で製造される繊維強化樹脂成形品10について説明する。
〔繊維強化樹脂成形品〕
図1は、繊維強化樹脂成形品(以下、成形品)10の断面構成を模式的に表した説明図である。成形品10は、軽量かつ高剛性であり、車両用シートの一部(例えば、バックボード)として利用される。このような成形品10は、コア材11と、コア材11の表裏面にそれぞれ重ねられるシート状の補強繊維基材12,12と、主に補強繊維基材12,12に含浸された後、硬化される熱硬化性樹脂からなる樹脂部13とを備えている。
コア材11は、独立気泡構造を有する合成樹脂製(所謂、発泡樹脂製)の部材である。本実施形態のコア材11は、補強繊維基材12よりも厚みの大きな板状(層状)をなしている。コア材11に利用される合成樹脂としては、例えば、アクリル樹脂が挙げられる。なお、本実施形態のコア材11は、1つの層(つまり、単層)からなるものの、他の実施形態においては、複数のコア材11が積層された多層構造の状態で使用されてもよい。
補強繊維基材12は、シート状に加工されたカーボン繊維(炭素繊維)の織物からなる。補強繊維基材12としては、カーボン繊維以外に、ガラス繊維等の他の繊維が利用されてもよいが、高強度を備える等の観点より、カーボン繊維からなる補強繊維基材12が最も好ましい。なお、説明の便宜上、コア材11の表側の面11aに重ねられる補強繊維基材12を、「補強繊維基材12A」と表し、コア材11の裏側の面11bに重ねられる補強繊維基材12を、「補強繊維基材12B」と表す場合がある。本実施形態の場合、表側の補強繊維基材12Aと、裏側の補強繊維基材12Bは、互いに同じ厚みのカーボン繊維の織物からなる。
図1に示されるように、コア材11は、一対の補強繊維基材12A,12Bによって表裏面側から挟まれており、それらは、所謂、サンドイッチ構造となっている。
樹脂部13に利用される熱硬化性樹脂としては、RTM法で一般的に用いられるもの(例えば、二液混合型のエポキシ樹脂)が用いられる。なお、熱硬化性樹脂としては、無色透明なものが利用されてもよいし、着色剤が添加されているものが利用されてもよい。
成形品10において、樹脂部13を構成する熱硬化性樹脂の硬化物は、補強繊維基材12の内部のみならず、補強繊維基材12の表面を覆うように形成される。そのため、成形品10において、樹脂部13は、コア材11と一対の補強繊維基材12A,12Bからなる積層体の全体を包み込むように形成されている。
このような成形品10は、コア材11を含むため、軽量性、及び高剛性を維持しつつ、比較的高価である補強繊維基材12(特に、カーボン繊維製)の使用量を低減することができる。
〔成形装置〕
次いで、図2〜図10を参照しつつ、成形装置20を利用した成形品10の製造方法を説明しながら、成形装置20の各構成について説明する。図2は、成形装置20の固定金型31に、コア材11と一対の補強繊維基材12A,12Bからなる積層体Xがセットされる工程を示す説明図である。
成形装置20は、一方の分割金型である固定金型31と、他方の分割金型である可動金型32(図3等参照)とを有する成形型30を備えている。固定金型31は、成形品10の表側を形作る成形面31aを備えている。成形面31aは、中央側が凹状に窪んだ形をなしている。図2には、型開き状態の成形型30が示されており、成形面31aが上方を向くように、固定金型31が水平な床面上に配置されている。型開き状態において、固定金型31の上方には、可動金型32が待機しているが、図2では、省略されている。このような型開き状態の固定金型31の成形面31a上に、コア材11と一対の補強繊維基材12A,12Bからなる積層体Xが載せられる(セット工程)。積層体Xは、成形面31aの形状に倣った状態で、固定金型31にセットされる。本実施形態の場合、周縁が立ち上がった状態で、積層体Xが固定金型31の成形面31a上に載せられている。積層体Xは、予め成形面31aの形に倣った形状に成形(プリフォーム)されてもよい。積層体Xを構成する補強繊維基材12A,12B等には、予めバインダ(例えば、粉末状の接着剤)が付与されており、そのバインダの作用で、積層体Xが所定形状に保たれている。なお、成形面31aに積層体Xを押し付ける等して成形面31aを利用して積層体Xを賦形してもよい。
なお、図2に示されるように、積層体Xのコア材11は、補強繊維基材12A,12Bよりも小さく、コア材11の周縁の外側に、補強繊維基材12A,12Bの周縁が配された状態となっている。そして、補強繊維基材12A,12Bの周縁同士は、コア材11を介さずに、直接、互いに重なった状態となっている。
図3は、型締め工程において、可動金型32が固定金型31に向かって近づく様子を示す説明図である。図3に示されるように、固定金型31の上方で待機していた可動金型32が、固定金型31側に向かって近づくように下降することで、成形型30の型締めが行われる(型締め工程)。可動金型32は、油圧シリンダー等を備えた公知の昇降機構(往復機構)(不図示)を利用して昇降駆動する。このような可動金型32には、成形品10の裏側を形作る成形面32aが設けられている。成形面32aは、中央側が凸状に盛り上がった形をなしている。成形面32aは、固定金型31側を向く可動金型32の内側(内面側)に設けられている。なお、後述するように、型締め状態の成形型30において、可動金型32の成形面32aと、固定金型31の成形面31aで囲まれた空間が、成形型30のキャビティCとなる。
可動金型32は、全体的には、固定金型31の凹状の成形面31aを覆うような蓋状をなしている。このような可動金型32の中央部分には、成形型30内に樹脂を注入するための注入孔(スプルー)33が設けられている。注入孔33は、可動金型32を貫通する形で設けられており、成形型30のキャビティCに連通している。そして、そのような注入孔33には、樹脂供給装置40のノズル41が、外側から内側に向かって挿し込まれる形で取り付けられている。
樹脂供給装置40は、成形型30のキャビティCに未硬化状態の熱硬化性樹脂を供給する装置である。本実施形態の樹脂供給装置40は、主剤と硬化剤からなる二液混合型のエポキシ樹脂を成形型30内に供給する。特に、樹脂供給装置40は、主剤と硬化剤とを衝突混合させながら成形型30側へ吐出するミキシングヘッドを備えている。主剤と硬化剤は、それぞれ所定のタンク内に収容されており、各々の圧送ポンプによって正確な配合比でミキシングヘッドに送られる。そして、ミキシングヘッド内で主剤と硬化剤が互いに衝突しながら混ざり合い、それらの混合物からなる未硬化状態のエポキシ樹脂が、ミキシングヘッドの先端にあるノズル41から吐出される。ノズル41から吐出された樹脂は、注入孔33を介してキャビティCに注入される。
また、可動金型32の内側(内面側)の周縁側には、キャビティCの周縁を取り囲むシール部材34が設けられている。このようなシール部材34が、型締め時に固定金型31と可動金型32との間で挟まれることにより、キャビティCの周りにある可動金型32と固定金型31の間の隙間が密封される。
また、可動金型32には、成形型30内に注入された樹脂の圧力(樹脂圧)調節等を行う樹脂圧制御機構50が設けられている。本実施形態の場合、可動金型32の外側(外面側)の周縁に、2つの樹脂圧制御機構50が立設されている。なお、本実施形態の場合、樹脂圧制御機構50は、樹脂供給装置40から樹脂が注入される注入孔33から離された箇所に配置されている。
図4は、樹脂圧制御機構50の断面構成を模式的に表した説明図である。樹脂圧制御機構50は、主として、円筒状のシリンダー51と、シリンダー51内を進退可能なプランジャー(ピストン)52と、プランジャー52の後端側に配置され、プランジャー52を駆動等させる機構部53とを備えている。
可動金型32の外側(外面側)には、樹脂圧制御機構50の先端部分50aが嵌合される凹状の取付孔32bが設けられている。先端部分50aは、先細り状に加工されており、その部分が、取付孔32bに密着する形で嵌合される。また、先端部分50aの後側には、シリンダー51の外周面51bから外側に張り出したフランジ50bが設けられており、そのフランジ50bがボルト(非図示)で、可動金型32に対して固定されることにより、樹脂圧制御機構50が可動金型32に対して固定されている。
取付孔32bの中央部分には、成形型30のキャビティCとシリンダー51の先端側の空間Sとを連通する連通孔32cが設けられている。シリンダー51の先端側の空間Sは、シリンダー51の内周面51aと、プランジャー52の先端面52a1とで囲まれており、空間Sを囲むそのような部分が緩衝室54となっている。なお、緩衝室54の容積は可変であり、プランジャー52が前進(下降)すると容積が小さくなり、逆に、後退(上昇)すると容積が大きくなる。
プランジャー52の先端部52aは、シリンダー51の内周面51aと隙間なく密着した状態で、シリンダー51内を進退移動することができる。先端部52aは、金属製の円柱状のプランジャー本体部52bの先端部に、複数個のOリング52cが装着されたものからなる。なお、シリンダー51の内周面51aには、フッ素系樹脂(PTFE等)からなる塗膜51a1が形成されており、プランジャー52の先端部52aがシリンダー51内を摺動し易く、しかも緩衝室54内で硬化した樹脂がシリンダー51から剥がれ易くなっている。
樹脂圧制御機構50は、キャビティC内に樹脂が行き渡り、キャビティC内が樹脂で埋め尽くされた後、キャビティC内に樹脂供給装置40から樹脂が供給され続けても、キャビティC内の圧力(樹脂圧)が上昇することを抑制する機能(圧力吸収機能)を備えている。樹脂供給装置40から供給された樹脂がキャビティCに行き渡ると、その樹脂の一部は、キャビティCから溢れ出し、連通孔32cを通って緩衝室54内に流入する。緩衝室54内が樹脂で充填されると、プランジャー52先端部52a(先端面52a1)は、緩衝室54内の樹脂から圧力を受ける。圧力を受けたプランジャー52は、シリンダー51内を後退(上昇)しつつ、樹脂からの圧力を吸収する。樹脂圧制御機構50の機構部53は、プランジャー52を後退させながら、樹脂圧を吸収する圧力吸収部として機能する。圧力吸収部の具体的な構成としては、本発明の目的を損なわない限り、特に制限はないが、例えば、公知の油圧式の圧力吸収機構が適用される。
また、樹脂圧制御機構50は、緩衝室54内に充填された樹脂を押圧して、前記樹脂に定の圧力を加えることで、キャビティC内を保圧する機能(保圧機能)を備えている。プランジャー52が前進(下降)する向きに駆動して、プランジャー52が緩衝室54内の樹脂を押圧することで、緩衝室54と繋がったキャビティC内の圧力が一定の範囲で保たれる。なお、キャビティC内を保圧する際のプランジャー52の駆動も、前記機構部53が行う。
更に、樹脂圧制御機構50は、プランジャー52を前進(下降)させて、緩衝室54内で硬化した樹脂をシリンダー51の外部へ押し出す機能(押出機能)も備えている。緩衝室54内で硬化した樹脂を外部へ押し出す際のプランジャー52の駆動も、前記機構部が行う。
図5は、型締めされた成形型30のキャビティCに未硬化状態の樹脂Rが注入される工程を示す説明図である。図5に示されるように、成形型30が型締めされると、固定金型31の成形面31aと、可動金型32の成形面32aとで囲まれた空間が1つのキャビティCとして形成される。型締めされた成形型30のキャビティCには、積層体Xが収容された状態となっている。
なお、成形型30が型締めされた状態において、樹脂圧制御機構50のプランシャー52は、最もキャビティC側へ前進(下降)した状態で静止している。その際、プランジャー52の下方にある緩衝室54は、最も容積が小さくなった状態となっている。
型締め後、成形装置20が備える負圧付与機構(不図示)を利用して、キャビティC内のガスが外部に排出され、キャビティC内が負圧状態にされる(負圧付与工程)。成形型30の可動金型32には、貫通孔状の排気孔(不図示)が設けられており、その排気孔を介してキャビティC内のガスが、真空ポンプにより外部へ排出される。
キャビティC内の負圧が所定の値になったところで、所定の弁装置(不図示)が作動し、排気孔からのガスの排出が停止される。そして、キャビティC内は、気密状態で保たれる。その後、このような状態のキャビティC内に、樹脂供給装置40を利用して未硬化状態の樹脂(エポキシ樹脂)が注入される。本実施形態の場合、樹脂供給装置40の注入圧力は、積層体Xのコア材11が潰れること等を抑制するために、比較的、低圧力(例えば、0.3MPa〜5MPa、好ましくは1MPa以下)に設定される。
樹脂供給装置40は、主剤と硬化剤とからなる二液混合型のエポキシ樹脂を、衝突混合させながら、キャビティC内へ注入する(樹脂供給工程)。キャビティC内に注入されたエポキシ樹脂は、補強繊維基材12の内部や表面等に沿って流動し、キャビティCの隅々まで行き渡る。未硬化状態である液状のエポキシ樹脂は、粘性が低いため(例えば、数mPa・s〜数100mPa・s程度)、樹脂の注入圧力が低くても、積層体Xに含浸され易く、しかも、キャビティCを充填し易い。
図6は、樹脂圧制御機構50のプランジャー52が、緩衝室54内に流入した樹脂から圧力を受けて後退(上昇)しつつ、キャビティC内の圧力を吸収する工程(圧力吸収工程)を示す説明図である。上記のように、キャビティCから溢れ出た樹脂が、連通孔32cを通って緩衝室54内に流入し、緩衝室54内が樹脂で充填されると、圧力吸収部(機構部53)が、プランジャー52を図6に示される矢印60の向きに後退させつつ、緩衝室54内の樹脂から受ける圧力を吸収する。その結果、キャビティC内に樹脂供給装置40から樹脂が供給され続けても、樹脂圧制御機構50の作用により、キャビティC内の樹脂圧の上昇が抑制される。
樹脂圧制御機構50のシリンダー51内において、プランジャー52の先端部52aが、所定の高さ位置まで後退(上昇)すると、キャビティC内への樹脂の注入が停止される。
樹脂供給装置40の制御部(不図示)は、樹脂圧制御機構50から出力されたプランジャー52の高さ位置(後退位置)の情報に基づいて、樹脂の吐出を停止するために、ミキシングヘッドの先端にあるノズル41の開閉弁を閉塞する指示を出す。
図7は、樹脂圧制御機構50のプランジャー52が、緩衝室54内に充填された樹脂を押圧しつつ、キャビティC内を保圧する工程(保圧工程)を示す説明図である。上記のように、樹脂供給装置40による成形型30内への樹脂の注入が停止された後、キャビティC内の圧力が必要以上に低下しないように、プランジャー52の先端部52aが、緩衝室54内の樹脂を、下方に(図7に示される矢印70の向きに)向かって一定の力で押圧するように、樹脂圧制御機構50の機構部53が作動する。このように樹脂圧制御機構50が作動することで、キャビティC内の圧力がある程度の値で維持され(つまり、キャビティC内が保圧され)、樹脂内に存在する小さな気泡が膨張及び集合して、樹脂表面に視認可能な大きさの気泡が発生することが抑制される。
上記のように、成形型30のキャビティC内が保圧された状態で、成形型30内の樹脂の硬化が行われる(硬化工程)。成形型30には、図示されない加熱装置(ヒーター等)が備えられており、その加熱装置により成形型30が加熱されることで、キャビティC内の樹脂の硬化が行われる。なお、キャビティC内の樹脂の硬化と共に、連通孔32c内の樹脂及び緩衝室54内の樹脂も硬化する。
図8は、本実施形態及び比較例の成形型内の圧力と時間との関係を示すグラフである。ここで、図8を参照しつつ、本実施形態及び比較例における成形型内の圧力と時間との関係について説明する。図8の横軸は、時間を示し、縦軸は、成形型内の圧力を示す。図8において、実線で示されるグラフは、樹脂が注入されてから保圧されるまでの間の本実施形態の成形型30内における圧力と時間との関係を表する。図8に示されるように、時間T1で樹脂の注入が開始されると、成形型30内の圧力は、時間の経過とともに上昇する。その後、成形型30のキャビティC内から樹脂が溢れ、その樹脂が、連通孔32cを通って樹脂圧制御機構50の緩衝室54に流入すると、樹脂圧制御機構50のプランジャー52が上昇し始める。時間T2は、プランジャー52が上昇し始めた時間である。その後、樹脂圧制御機構50により、成形型30内の圧力上昇が抑制されながら、時間T3で、樹脂供給装置40からの樹脂の注入が停止される。その後、樹脂圧制御機構50のプランジャー52が緩衝室54内の樹脂を押圧することで、成形型30内の圧力が略一定に保たれ、成形型30内の保圧、及び成形型30内の樹脂の硬化が行われる。
これに対し、図8において、破線で示されるグラフは、樹脂圧制御機構50を備えず、かつ連通孔32cが閉塞された状態の比較例の成形型を利用した場合である。図8に示されるように、本実施形態の場合と同様に、時間T1で樹脂の注入が開始されると、比較例の成形型内の圧力は、時間の経過とともに上昇する。成形型のキャビティ内が樹脂で満たされた後も、樹脂供給装置40から樹脂が供給され続けると、成形型内の圧力は更に上昇し続ける。そして、樹脂供給装置40からの樹脂の注入が停止されるまで、成形型(キャビティ)内の圧力が上昇する。時間T4は、比較例において、樹脂供給装置からの樹脂の注入を停止した時間である。このように、比較例の成形型内の圧力は、キャビティ内に樹脂が充填された後も、上昇し続けるため、成形型内の圧力が高くなり過ぎてしまい、積層体Xのコア材11が潰れる等の問題が生じる。また、成形型内の圧力が高くなり過ぎる場合、そのような成形型を型締めする装置(プレス機)が非常に大掛かりなものとなり、更に、成形型内に熱硬化性樹脂を注入する注入機(ポンプ)にも大きな負荷もかかってしまう。
このように、本実施形態の成形装置20では、成形型30内(キャビティC内)の最大圧力(ピーク圧力)を、比較例の成形型内の最大圧力(ピーク圧力)と比べて、大幅に小さくすることが可能である。
図9は、型開き時に、可動金型が上昇しつつ、樹脂圧制御機構50のプランジャー52がシリンダー51内で硬化した樹脂を押し出す工程(押出工程)を示す説明図である。上述したように、成形型30内が保圧された状態で、樹脂が硬化された後、成形型30が型開きされる(型開き工程)。型開きの際、可動金型32が固定金型31から離れるように上昇する。また、型開きの際、樹脂圧制御機構50のプランジャー52は、シリンダー51内で硬化した樹脂を押圧してシリンダー51内から押し出すために、図9に示される矢印80の向きに前進(下降)する。すると、シリンダー51内及び連通孔32c内で硬化した柱状の樹脂部R1が、成形品10の裏面側に立設された状態で得られる。
図10は、固定金型31から成形品10が脱型される工程(脱型工程)を示す説明図である。型開き後、固定金型31の成形面31a上に残された成形品10が、成形面31aから取り外されると、裏面側に柱状の樹脂部R1が立設された成形品10が得られる。樹脂部R1は、そのまま成形品10の一部として利用されてもよいし、不要な場合は、適宜、成形品10から除去される。このようにして、成形装置20を利用して、成形品10が製造される。
以上のように、本実施形態の成形装置20では、樹脂圧制御機構50の作用により、成形型30のキャビティC内の樹脂圧の上昇が抑制され、キャビティC内の成形品10(積層体X)のコア材11等が潰れるのを防ぐことができる。
また、本実施形態の成形装置20では、樹脂圧制御機構50の作用により、成形型30のキャビティC内が保圧されるため、成形品10の表面に気泡が発生することが抑制される。
また、本実施形態の成形装置20では、成形型30にセットされる積層体Xの大きさ(体積)等に、ばらつきがあり、キャビティC内に注入される樹脂量が変化しても、余った樹脂を、樹脂圧制御機構50の緩衝室54で吸収することができる。
また、本実施形態の成形装置20は、樹脂供給装置40からの樹脂の注入圧力が低圧であるため、キャビティC内で補強繊維基材12が位置ずれすることが防止される。また、本実施形態の成形装置20は、樹脂を低圧で供給できるため、設備費低減、型費低減を実現することができる。
<実施形態2>
次いで、本発明の実施形態2を、図11を参照しつつ説明する。本実施形態は、上記実施形態1と、樹脂圧制御機構50Aの構成のみが異なる成形装置を例示する。なお、実施形態1と同じ構成については、実施形態1の構成と同じ符号を付し、その詳細説明は省略する(実施形態2以降の各実施形態についても、同様)。図11は、実施形態2の成形装置が備える樹脂圧制御機構50Aの断面構成を模式的に表した説明図である。本実施形態の樹脂圧制御機構50Aは、シリンダー51の周壁部に、貫通孔状のオイル注入口150が設けられている。樹脂圧制御機構50Aでは、シリンダー51の内周面51aと、プランジャー52の先端部52aの後端面52a2は、オイル室55を形成し、そのオイル室55の内側の空間に、外部より供給されるオイル(潤滑油)151が、オイル注入口150を介して供給される。オイル注入口150は、シリンダー51内を進退移動するプランジャー52の先端部52aの位置よりも、後方(上方)に配置されている。成形装置の成形型から成形品を脱型した後、次回の成形に備えるために、樹脂圧制御機構50Aのプランジャー52をシリンダー51内で、複数回、前進(下降)及び後退(上昇)を繰り返し行うことで、シリンダー51の内周面51aにオイルが拡がり、シリンダー51(緩衝室54)内で硬化した樹脂が離型し易く、しかもプランジャー52の先端部52aが摺動し易くなる。このように、潤滑油151によって離型性及び摺動性が確保される樹脂圧制御機構50Aを、成形装置に利用してもよい。
<実施形態3>
次いで、本発明の実施形態3を、図12を参照しつつ説明する。本実施形態も、上記実施形態1と、樹脂圧制御機構50Bの構成のみが異なる成形装置を例示する。図12は、実施形態3の成形装置が備える樹脂圧制御機構50Bの断面構成を模式的に表した説明図である。本実施形態の樹脂圧制御機構50Bは、シリンダー51の周壁部に、貫通孔状のガス排出孔250が設けられている。図12に示されるように、プランジャー52を最も後方(上方)に後退させた状態において、ガス排出孔250は、プランジャー52の先端面52a1よりも前方(下方)に配置されている。本実施形態の成形装置は、キャビティ内を負圧状態とする際に、樹脂圧制御機構50Bのシリンダー51に設けたガス排出孔250と、ガス排出孔250と接続する真空ライン251とを利用して、キャビティ内のガスGを外部に排出する構成となっている。真空ライン251の下流側には、真空ポンプが接続されており、その真空ポンプの作用により、成形型(キャビティ)内及び樹脂圧制御機構50Bのシリンダー51内が負圧状態となる。このように、樹脂圧制御機構50Bは、成形型のキャビティ内が負圧にされる場合に利用されてもよい。
<実施形態4>
次いで、本発明の実施形態4を、図13を参照しつつ説明する。本実施形態は、樹脂圧制御機構50Cが、成形型30の固定金型31側に取り付けられる構成である。図13は、実施形態4の成形装置20Cの断面構成を模式的に表した説明図である。図13に示されるように、固定金型31の外面側(底面側)には、樹脂圧制御機構50Cの先端部分が嵌合される取付孔32Cbが設けられている。そして、その取付孔32Cbの中央部分には、成形型30のキャビティCとシリンダー51の先端側の空間(緩衝室54)とを連通する連通孔32Ccが設けられている。成形型30内で、成形品10Cが硬化され、成形型30が型開きされた後、成形品10Cを固定金型31から脱型する際に、樹脂圧制御機構50Cのプランジャー52を前進(上昇)させて、シリンダー51内及び連通孔32Cc内で硬化した柱状の樹脂部R11を押し上げる形で、成形品10Cを固定金型31から脱型してもよい。このように、樹脂圧制御機構50Cを、成形品10Cの脱型工程で利用してもよい。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態1では、成形型に2つの樹脂圧制御機構が設けられていたが、本発明はこれに限られず、例えば、成形型に対して1つの樹脂圧制御機構が設けられてもよいし、3つ以上の樹脂圧制御機構が設けられてもよい。
(2)上記実施形態1では、樹脂圧制御機構の圧力吸収部は、油圧式の圧力吸収機構が適用されていたが、本発明はこれに限られず、例えば、バネ、ゴム等の弾性体を利用した圧力吸収機構、エア式の圧力吸収機構等の公知の圧力吸収機構が適用されてもよい。
(3)上記実施形態1では、積層体のコア材には、独立気泡構造を有する発泡樹脂が利用されていたが、本発明はこれに限られず、例えば、軽量化が不要な場合等では、気泡を含まない中実の樹脂材料がコア材として利用されてもよいし、また、連続気泡構造を有する発泡樹脂がコア材として利用されてもよい。
(4)また、他の実施形態においては、コア材を、ロストコア法で利用される低融点ビスマス合金等から形成してもよい。そして、得られた成形品をオイルバス内に入れ、成形品からコア材を最終的に除去してもよい。このようにして、中空状の成形品を成形してもよい。
(5)他の実施形態においては、ウレタン樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂を利用して、成形品を製造してもよい。
10…繊維強化樹脂成形品(成形品)、11…コア材、12…補強繊維基材、13…樹脂部、20…成形装置、30…成形型、31…固定金型(分割金型)、31a…成形面、32…可動金型(分割金型)、32a…成形面、32b…取付孔、32c…連通孔、40…樹脂供給装置、50…樹脂圧制御機構、51…シリンダー、51a…内周面、52…プランジャー、52a…先端部、52a1…先端面、53…機構部(圧力吸収部)、54…緩衝室、C…キャビティ、S…空間、R…未硬化状態の樹脂、X…積層体

Claims (4)

  1. 各々が成形面を含み、型締め時に前記成形面で囲まれた1つのキャビティが形成される一対の分割金型を有する成形型と、
    前記キャビティに未硬化状態の樹脂を供給する樹脂供給装置と、
    筒状のシリンダーと、前記シリンダー内を進退可能なプランジャーと、前記プランジャーの先端面と前記シリンダーの内周面とからなり、かつ内側に前記キャビティと連通する空間を有する緩衝室と、前記樹脂の一部が前記キャビティから溢れて前記緩衝室に充填されると、前記プランジャーを後退させつつ前記樹脂からの圧力を吸収する圧力吸収部とを有する樹脂圧制御機構と、備え
    前記樹脂圧制御機構は、前記成形型の外側の周縁に立設されている成形装置。
  2. 前記樹脂供給装置は、前記プランジャーが前記シリンダー内を所定の位置まで後退すると、前記キャビティに対する前記樹脂の供給を停止する請求項1に記載の成形装置。
  3. 前記樹脂圧制御機構は、前記樹脂供給装置が前記樹脂の供給を停止した後、前記キャビティ内を保圧するために、前記緩衝室に充填された前記樹脂を押圧する請求項2に記載の成形装置。
  4. コア材と、前記コア材の表裏面にそれぞれ重ねられる一対の補強繊維基材とを有する積層体に、未硬化状態の樹脂を含浸させた後、前記樹脂を硬化させたものからなる繊維強化樹脂成形品を、請求項1〜3の何れか一項に記載の成形装置で製造する繊維強化樹脂成形品の製造方法であって、
    型開き状態の前記成形型に前記積層体をセットするセット工程と、
    前記キャビティに前記積層体が収容されるように前記成形型を型締めする型締め工程と、
    前記積層体が収容された前記キャビティに、前記樹脂供給装置を利用して未硬化状態の樹脂を供給する樹脂供給工程と、
    前記樹脂の一部が前記キャビティから溢れて前記樹脂圧制御機構の前記緩衝室に充填されると、前記プランジャーを後退させつつ前記圧力吸収部が前記樹脂からの圧力を吸収する圧力吸収工程とを備える繊維強化樹脂成形品の製造方法。
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