JP6938088B2 - 車両用ペダル - Google Patents

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本発明は、運転者によって足踏み操作される車両用ペダルに関する。
自動車などの車両には、運転席の前方下側(足下)に運転者によって足踏み操作される車両用ペダルが配置されている。車両用ペダルとしては、ブレーキペダル、クラッチペダル、パーキングブレーキペダルなどが挙げられる。一般に、車両用ペダルは、車室の前部に配置されたダッシュパネルにペダルブラケットを介して取り付けられており、ペダルブラケットに揺動可能に吊り下げ支持される長尺状のアーム部と、アーム部の下端に設けられる平板状のパッド部とを備える。パッド部は、運転者の足で踏まれる踏面を有する。
近年、車両の衝突時に運転者を保護するため、種々の対策がとられている。例えば、特許文献1には、車両の前突時に、ペダルを支持するブラケットがステアリングシャフトに当接することにより、ペダルの後退を抑制して、ペダルが運転者の脚部に衝突することを回避する技術が開示されている。また、特許文献2には、運転席の足下において、ダッシュパネルとフロアカーペットとの間に介在され、発泡樹脂などの衝撃吸収材で形成されたティビアパッドが開示されている。ティビアパッドは、車両の前突時に運転者の踵部に作用する衝撃を圧縮変形して吸収することで、運転者の下肢を保護する。
特開2010−231534号公報 国際公開第2012/176320号
車両の前突時に運転者の下肢に与える傷害値(下肢傷害値(TI:Tibia Index))を低減することが求められている。
車両の前突時に、運転席に着座した運転者が前方に移動して、運転者の脚部(例、左脚)が車両用ペダル(例、クラッチペダル)の横を通り抜けてダッシュパネルに衝突することにより、運転者の下肢に傷害を与える場合がある。運転者の下肢傷害を低減する手段の一つとして、運転席の足下にティビアパッドを設置することが有効である。しかしながら、車体サイズが小さい小型車(特に、軽自動車)では、ダッシュパネルと運転席との距離が近く、運転席の足下に十分な空間を確保することが難しいため、ティビアパッドを設置することができない場合がある。したがって、ティビアパッドがなくても、運転者の脚部がダッシュパネルに衝突することによる下肢傷害を低減することが望まれる。
本発明の目的の一つは、車両の前突時に運転者の下肢傷害値を低減できる車両用ペダルを提供することにある。
本発明者は、運転者の下肢傷害を低減するため、運転者の脚部の前方に位置する車両用ペダルのパッド部の形状を工夫することで、上記課題を解決できることを見出した。具体的には、パッド部の後方下端縁の部分を前方に向けて凹状に湾曲した形状に形成することにより、車両の前突時に運転者の脚部を受け止めるようにする。
車両が前突した際、運転者の脚部が前方に移動して車両用ペダルのパッド部の後方下端縁に接触する。従来の車両用ペダルは、パッド部の後方下端縁が直線状に形成されているため、車両の前突時に脚部がパッド部の後方下端縁に接触したとしても、パッド部に対して脚部が後方下端縁に沿って横方向に変位して、ペダルの横を通り抜けてしまうことがある。よって、車両の前突時に運転者の脚部の前方への移動を効果的に阻止できず、脚部(特につま先)がダッシュパネルに衝突する可能性が高い。これに対し、パッド部の後方下端縁を前方に向けて凹状に湾曲した形状とした場合は、車両の前突時に脚部がパッド部の後方下端縁に接触したときにパッド部が脚部を受け止めて拘束し、パッド部に対する脚部の横方向への変位が抑制される。これにより、脚部がペダルの横を通り抜けることを阻止して、ダッシュパネルへの衝突を回避できる。
本発明は以上の知見に基づいてなされたものである。以下、本発明について説明する。
(1)本発明の一態様に係る車両用ペダルは、
ペダルブラケットに揺動可能に吊り下げ支持されるアーム部と、
前記アーム部の下端に設けられて運転者の足で踏まれるパッド部とを備える車両用ペダルであって、
前記パッド部の後方下端縁に、前方に向けて凹状に湾曲した脚受け部が形成されている。
(2)上記車両用ペダルの一態様として、前記脚受け部が前記パッド部の後方下端縁から下方に向かって延長されていることが挙げられる。
上記(1)に記載の車両用ペダルによれば、パッド部の後方下端縁に凹状に湾曲した脚受け部が形成されていることで、車両の前突時に前方に移動する運転者の脚部を脚受け部で受け止めて拘束することができる。よって、脚部がペダルの横を通り抜けてダッシュパネルに衝突することを回避できる。したがって、上記車両用ペダルは、車両の前突時に運転者の下肢傷害値を低減できる。
上記(2)に記載の態様によれば、脚受け部がパッド部の後方下端縁から下方に向かって延長されていることで、脚部が脚受け部に衝突したときの接触面積が大きくなり、脚部に作用する衝撃を緩和できる。
実施形態に係る車両用ペダルを取り付けた車両の一例を示す概略図である。 実施例1の車両用ペダルを示す概略正面図である。 実施例1の車両用ペダルを示す概略斜視図である。 変形例1の車両用ペダルを示す概略斜視図である。
本発明の実施形態に係る車両用ペダルの具体例を、図面を参照して説明する。図中の同一符号は同一名称物を示す。なお、以下の説明において、「前」、「後」、「上」、「下」、「左」、「右」とは、車両の正面を「前」とし、これを基準とする方向を意味し、図1中の矢印FRは車両前後方向の前側、矢印RRは後側、矢印UPは車両上下方向の上側、矢印LWRは下側を示す。また、図1において、紙面奥行き方向が車幅方向であり、紙面手前側が左側、紙面奥側が右側である。
[実施例1]
図1〜図3を参照して、実施形態に係る車両用ペダル10について説明する。車両用ペダル10は、図1に示すように、アーム部11とパッド部15とを備える。実施形態に係る車両用ペダル10の特徴の一つは、図2、図3に示すように、パッド部15の後方下端縁に脚受け部17が形成されている点にある。以下、実施形態に係る車両用ペダル10について詳しく説明する。
(車両用ペダル)
初めに、図1を参照して、車両用ペダル10の取付構造を説明する。図1に示す車両1は、車室2の前部に配置され、エンジンルーム3と車室2とを隔てるダッシュパネル20と、車室2の床面を構成するフロアパネル21と、フロアパネル21上に設置され、運転者Dが着座する運転席40とを備える。ダッシュパネル20の下端部はフロアパネル21に接続されている。フロアパネル21の上面にはフロアカーペット22が敷かれている。車両用ペダル10は、ダッシュパネル20の後方に配置され、ダッシュパネル20の後面に固定されたペダルブラケット30を介して取り付けられている。車両用ペダル10は、例えば、ブレーキペダル、クラッチペダル、パーキングブレーキペダルなどであり、この例では、クラッチペダルである。
(アーム部・パッド部)
車両用ペダル10は、所謂吊り下げ式ペダルであり、ペダルブラケット30に揺動可能に吊り下げ支持されるアーム部11と、アーム部11の下端に設けられて運転者Dの足で踏まれるパッド部15とを備える。パッド部15は平板状であり、運転者Dによって踏まれる踏面16を有する。アーム部11の上端部には、車幅方向に延びる支持ピン13が挿通される貫通孔が設けられており、支持ピン13の左右両端部がペダルブラケット30に固定されている。これにより、アーム部11の上端部が支持ピン13によってペダルブラケット30に支持され、ペダルブラケット30に対して車両用ペダル10が支持ピン13を回転軸として揺動可能に吊り下げられている。車両用ペダル10は、パッド部15の踏面16が運転者D側に向くように取り付けられている。
車両用ペダル10は、金属や合成樹脂などで形成されており、例えば、金属板を板金加工してアーム部11とパッド部15とを一体成形したり、金属板を加工したアーム部11とパッド部15とを溶接して接合したり、或いは、合成樹脂を射出成形してアーム部11とパッド部15とを一体成形するなどして作製されている。この例では、アーム部11の下端に接続されるパッド部15の本体部15bに合成ゴム製のパッド15pが被せられている。
受け部)
パッド部15の後方下端縁には、図2、図3に示すように、前方に向けて凹状に湾曲した脚受け部17が形成されている。脚受け部17は、図2に示すように、運転者Dの脚部L(具体的には足首や脛)の形状に合うように湾曲しており、車両1の前突時に前方に移動する運転者Dの脚部L(ここでは左脚)を受け止める。この例では、パッド部15の本体部15bに脚受け部17が形成され、本体部15bに対応した形状のパッド15pが装着されてパッド部15が構成されている。これに限らず、本体部15bが平面視で略矩形
状とされ、パッド15pに脚受け部17が形成された構成でもよい。
<効果>
上述した実施例1の車両用ペダル10は、パッド部15の後方下端縁に脚受け部17が形成されていることで、車両1の前突時に運転者Dの脚部Lが脚受け部17に接触したとき、脚受け部17が脚部Lを受け止めて拘束することができる。そのため、パッド部15に対する脚部Lの車幅方向(横方向)への変位が抑制され、脚部Lが車両用ペダル10の横を通り抜けてダッシュパネル20に衝突することを回避できる。したがって、運転者Dの下肢傷害を低減することができる。
[変形例1]
実施例1では、パッド部15の厚さが略一定である場合を説明したが、図4に示すように、脚受け部17がパッド部15の後方下端縁から下方に向かって延長されていてもよい。図4に示す例では、パッド15pの後方下端側において、踏面16とは反対側に延在する突片を有して肉厚が厚くなっており、パッド15pの後方下端縁が下方に向かって延長されることで、脚受け部17が形成されている。図4に示す変形例1の車両用ペダル10によれば、脚受け部17が下方に延長されていることで、運転者Dの脚部L(図1、図2参照)が脚受け部17に衝突したときの接触面積が大きくなり、脚部Lに作用する衝撃を緩和できる。脚受け部17は、脚部Lと接触する端面の傾きが運転者Dの脚部Lの傾きに合うように、脚部Lに対して略平行に傾斜して形成されている。
[試験例]
パッド部の後方下端縁に脚受け部が形成された実施例1の車両用ペダル(クラッチペダル)を車両に取り付けて衝突試験を行い、運転席側の下肢傷害値を測定した。具体的には、運転席にダミーを乗せた試験車を、64km/hで運転席側の一部(オフセット率40%)を前面衝突させるオフセット前面衝突試験を実施して、運転席に乗せたダミーの下肢部の傷害値(TI)を計測した。
また、パッド部の後方下端縁が直線状に形成された従来の車両用ペダルを車両に取り付けて同様の衝突試験を行い、運転席側の下肢傷害値を測定した。その結果、実施例1の車両用ペダルを取り付けた車両では、従来の車両用ペダルを取り付けた車両に比較して、左下肢の傷害値が40%程度低減できた。
本発明は、これらの例示に限定されず、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。例えば、上述した実施形態では、クラッチペダルに適用する場合を例示したが、本発明の車両用ペダルは、クラッチペダルの他、ブレーキペダルやパーキングブレーキペダルなどに適用することも可能である。
本発明の車両用ペダルは、運転者によって足踏み操作される自動車のブレーキペダル、クラッチペダル、パーキングブレーキペダルなどの各種ペダルに利用できる。
1 車両
2 車室 3 エンジンルーム
10 車両用ペダル
11 アーム部
13 支持ピン
15 パッド部
15b 本体部
15p パッド
16 踏面
17 脚受け部
20 ダッシュパネル
21 フロアパネル 22 フロアカーペット
30 ペダルブラケット
40 運転席
D 運転者 L 脚部

Claims (2)

  1. ペダルブラケットに揺動可能に吊り下げ支持されるアーム部と、
    前記アーム部の下端に設けられて運転者の足で踏まれるパッド部とを備える車両用ペダルであって、
    前記パッド部の後方下端縁に脚受け部が形成されており、
    前記脚受け部は、上面視で、前方に向けて凹状に湾曲した形状を有する車両用ペダル。
  2. 前記脚受け部が前記パッド部の後方下端縁から下方に向かって延長されている請求項1に記載の車両用ペダル。
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