JP6938082B2 - 開閉扉を有する装置 - Google Patents

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本発明は、メンテナンス作業等の際に開閉される開閉扉を有する装置に関する。
板状の被加工物を加工等する際に用いられる装置の多くには、液体を供給、使用するために区画された液体供給領域が設けられている。例えば、被加工物を切削する切削装置の液体供給領域には、被加工物や切削ブレード等に対して切削液を供給するためのノズルが設置されている。また、廃液を処理する廃液処理装置の液体供給領域には、廃液を濾過するためのフィルタが収容されている。
上述のような液体供給領域を備える装置の筐体には、液体供給領域へと通ずる開口部が形成されている。装置を稼働させる際には、この開口部を開閉扉で覆うことによって、液体供給領域の内部から外部への液体の飛散を防いでいる。一方で、ノズル調整、フィルタ交換等のメンテナンス作業を実施する際には、この開閉扉を開いて筐体内の液体供給領域にアクセスする。
ところが、このような装置では、開閉扉を開いて液体供給領域へとアクセスする際に、開閉扉に付着した液体が液体供給領域の外部へと落下してしまうことがあった。この問題に対し、開閉扉の内側に飛沫防止板を設けて開閉扉への液体の付着を防ぐことで、液体供給領域の外部への液体の落下を抑制した装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−116802号公報
しかしながら、飛沫防止板のような大型の部品を新たに設けると、装置に係るコストが大幅に増加してしまうという問題があった。本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、コストを大幅に増加させることなく液体供給領域の外部への液体の落下を防止できる開閉扉を有する装置を提供することである。
本発明の一態様によれば、内部に液体が供給される液体供給領域と、該液体供給領域の外部に向かって飛散する液体を遮断する開閉扉と、を備える開閉扉を有する装置であって、該液体供給領域は、後方に配置される後壁と、側方に配置される一対の側壁と、で区画されると共に、前方から上方にかけて形成される開口部によって外部へと通じており、該開閉扉は、第1ヒンジ部材を介して該開口部の後端に連結され、該開口部の上方側を覆う第1カバー板と、該第1カバー板の前方側に第2ヒンジ部材を介して連結され、該開口部の前方側を覆う第2カバー板と、からなる扉本体と、該扉本体に設けられ、該開閉扉を開閉する際に把持される把持部と、を含み、該開閉扉を開く際に該第2カバー板の下端側が該液体供給領域の外部に出ないように該第2カバー板の下端側を該側壁に沿ってスライドさせるガイド溝が該側壁に設けられると共に、該ガイド溝に係合するガイド機構が該第2カバー板に設けられ、該ガイド溝は、上方側の位置で概ね水平方向に延びる第1部分と、該第1部分の前端に接続され、下方に向かって円弧を描くように延びる第2部分と、該第2部分の下端に接続され、後ろ斜め下方に延びる第3部分と、該第3部分の下端に接続される三角形状の第4部分と、を含み、該第4部分の下端後方側は、該第2カバー板の下端より下方で該開口部の該前方側の一部が露出する中間位置に該ガイド機構を係止させる段部となっている開閉扉を有する装置が提供される。
本発明の一態様に係る開閉扉を有する装置は、体供給領域に通ずる開口部の上方側を覆う第1カバー板と、第1カバー板の前方側に連結され開口部の前方側を覆う第2カバー板と、を含む開閉扉を備え、開閉扉を開く際に第2カバー板の下端側が体供給領域の外部に出ないように、液体供給領域を区画する側壁に沿って第2カバー板の下端側をスライドさせるためのガイド溝が側壁に設けられると共に、ガイド溝に係合するガイド機構が第2カバー板に設けられている。
よって、開閉扉を開く際に、第2カバー板の下端側が体供給領域の外部に出てしまうことはない。このように、本発明の一態様に係る開閉扉を有する装置では、第1カバー板と第2カバー板とを含むように開閉扉を構成した上で、簡単なガイド溝及びガイド機構を設けるだけで良いので、装置に係るコストを大幅に増加させることなく液体供給領域の外部への液体の落下を防止できる。
また、本発明の一態様に係る開閉扉を有する装置のガイド溝は、第2カバー板の下端より下方で開口部の前方側の一部が露出する中間位置にガイド機構を係止させる段部を有するので、開閉扉を閉じる際に誤って開閉扉を落下させてしまった場合でも、この段部によって、開口部が完全に閉じない状態で開閉扉の落下は止まる。よって、開閉扉によってオペレータ(作業者)の手等が挟まれるのを防止できる。
廃液処理装置の外観を模式的に示す斜視図である。 筐体に収容される構成要素の例を模式的に示す図である。 開口部の近傍の構造を拡大した平面図である。 開口部の近傍の構造を拡大した断面図である。 ガイド機構を拡大した平面図である。 図6(A)は、開閉扉を開く際の各部の状態を示す断面図であり、図6(B)は、開閉扉が開かれた状態を示す断面図である。 開閉扉が開かれた状態を示す斜視図である。 図8(A)は、開閉扉を開く際のガイド機構の移動経路を模式的に示す側面図であり、図8(B)は、開閉扉を閉じる際のガイド機構の移動経路を模式的に示す側面図である。 変形例に係るガイド溝の構成例を模式的に示す側面図である。
添付図面を参照して、本発明の一態様に係る実施形態について説明する。図1は、半導体ウェーハ等の加工時に発生する廃液を処理するための廃液処理装置の外観を模式的に示す斜視図である。なお、本実施形態では、開閉扉を有する装置として、廃液処理装置を例に挙げて説明するが、本発明に係る装置は、切削装置、研削装置、研磨装置、洗浄装置等でも良い。
図1に示すように、廃液処理装置(開閉扉を有する装置)2は、複数の構成要素が収容、搭載される筐体4を備えている。筐体4は、代表的には、廃液処理装置2を大まかに形作る骨格(不図示)と、骨格を覆う複数のカバー6とで構成される。筐体4の内部には、構成要素を収容するための収容空間が形成されている。
図2は、筐体4に収容される構成要素の例を模式的に示す図である。筐体4の収容空間には、図2に示すように、配管8を通じて切削装置等の加工装置(不図示)に接続される廃液タンク10が収容されている。この廃液タンク10は、配管8を通じて加工装置から受け取った廃液を貯留する。
廃液タンク10の上部には、廃液タンク10に貯留されている廃液を後段に送り出すための廃液ポンプ12が設けられている。廃液ポンプ12によって廃液タンク10から送り出された廃液は、配管14、電磁弁16等を通じて濾過ユニット18へと供給される。濾過ユニット18は、廃液タンク10から供給される廃液を濾過するためのフィルタ20を備えている。
フィルタ20の下方には、濾過後の液体(濾液)を受ける濾液受けパン22が設置されている。この濾液受けパン22には、配管24等を介して濾液タンク26が接続されており、廃液をフィルタ20で濾過して得られた濾液は、濾液受けパン22等を通じて濾液タンク26に貯留される。
なお、濾過ユニット18へと廃液を供給する配管14には、廃液の圧力を検出するための圧力センサ28が設けられている。圧力センサ28は、制御ユニット(不図示)に接続されており、圧力センサ28で検出した圧力の情報を含む信号が制御ユニットへと送られる。
制御ユニットは、例えば、圧力センサ28で検出した廃液の圧力が閾値よりも大きくなると、フィルタ20の機能が低下していると判断してオペレータ(作業者)にその旨を通知する。このような通知は、警告灯(不図示)の発光(点滅)、通知音の発生、モニタ64(図1)への表示等の方法で行うことができる。
濾液タンク26には、貯留されている濾液を後段に送り出すための濾液ポンプ30が接続されている。濾液ポンプ30によって濾液タンク26から送り出された濾液は、配管32等を通じて純水生成ユニット34へと供給される。純水生成ユニット34は、濾液タンク26から供給される濾液に紫外線(紫外光)を照射するための紫外線光源36を備えている。
紫外線光源36から照射される紫外線で殺菌された濾液は、配管38等を通じて第1イオン交換器40及び第2イオン交換器42に供給される。第1イオン交換器40は、電磁弁44を介して配管38に接続されており、第2イオン交換器42は、電磁弁46を介して配管38に接続されている。これら2つの電磁弁44,46を制御することで、第1イオン交換器40及び第2イオン交換器42の一方に濾液を供給できる。
第1イオン交換器40又は第2イオン交換器42に供給された濾液は、第1イオン交換器40又は第2イオン交換器42に含まれるイオン交換樹脂でイオン交換され、純水となる。一方で、このような方法により生成される純水には、イオン交換樹脂から発生する微細な樹脂片等の屑が混入していることもある。そこで、第1イオン交換器40及び第2イオン交換器42の後段に配管48を介して接続された精密フィルタ50でこの屑を除去する。
なお、精密フィルタ50へと純水を供給する配管48には、純水の圧力を検出するための圧力センサ52が設けられている。圧力センサ52は、制御ユニットに接続されており、圧力センサ52で検出した圧力の情報を含む信号が制御ユニットへと送られる。制御ユニットは、例えば、圧力センサ52で検出した純水の圧力が閾値よりも大きくなると、精密フィルタ50の機能が低下していると判断してオペレータにその旨を通知する。
また、精密フィルタ50へと純水を供給する配管48には、純水の比抵抗を検出するための比抵抗計54が設けられている。比抵抗計54は、制御ユニットに接続されており、比抵抗計54で検出した比抵抗の情報を含む信号が制御ユニットへと送られる。制御ユニットは、例えば、比抵抗計54で検出した純水の比抵抗が閾値よりも低くなると、第1イオン交換器40又は第2イオン交換器42の機能が低下していると判断してオペレータにその旨を通知する。
純水生成ユニット34で生成された純水は、配管56等を通じて温度調整ユニット58へと送られる。温度調整ユニット58で所定の温度に調整された純水は、配管60等を通じて加工装置に供給される。
図1に示すように、筐体4の上部前面には、制御ユニットへの指示等を入力するための操作パッド62が設けられている。また、操作パッド62に隣接する位置には、各種の情報を表示するためのモニタ64が設置されている。なお、操作パッド62及びモニタ64の代わりに、タッチパネル型のモニタ等を設けても良い。
モニタ64の側方には、収容空間の一部に通ずる開口部4aが形成されている。開口部4a内には、例えば、上述した濾過ユニット18のフィルタ20及び濾液受けパン22が収容される。すなわち、この収容空間の一部は、廃液(液体)をフィルタ20に供給するための液体供給領域となる。
図3は、開口部4aの近傍の構造を拡大した平面図であり、図4は、開口部4aの近傍の構造を拡大した断面図である。なお、図4では、図3の一点鎖線で示す領域を矢印の方向に見た断面を示している。
図3及び図4に示すように、フィルタ20及び濾液受けパン22が収容される液体供給領域4bは、前方に配置された前壁66、後方に配置された後壁68、側方に配置された一対の側壁70,72及び上方に配置された天井壁74によって区画されている。また、液体供給領域4bに通ずる開口部4aは、前壁66の上端縁、側壁70,72の上端縁と前端縁、及び天井壁74の前端縁によって規定され、液体供給領域4bの前方から上方にかけて形成されている。
天井壁74の前端部(開口部4aの後端)には、複数(本実施形態では3個)の第1ヒンジ部材76を介して、平板状の第1カバー板78が連結されている。第1ヒンジ部材76は、天井壁74及び第1カバー板78の上面側(外面側)に固定されており、第1カバー板78は、第1ヒンジ部材76を回転の中心として天井壁74の上方側に回転する。この第1カバー板78を閉じることで、開口部4aの上方側の一部を覆うことができる。
第1カバー板78の前端部(閉じた状態での前端部)には、複数(本実施形態では3個)の第2ヒンジ部材80を介して、側面視でL字状の第2カバー板82が連結されている。第2ヒンジ部材80は、第1カバー板78及び第2カバー板82の下面側(内面側)に固定されており、第2カバー板82は、第2ヒンジ部材80を回転の中心として第1カバー板78の下方側に回転する。この第2カバー板82を閉じることで、開口部4aの上方側の残りの一部及び開口部4aの前方側を覆うことができる。
このように、第1カバー板78と第2カバー板82とを含む扉本体84によって、開口部4aは覆われる。扉本体84の前面(第2カバー板82の前面)には、扉本体84を開閉する際にオペレータによって把持される取手(把持部)86が設けられている。取手86と扉本体84とによって、液体供給領域4bの外部へと向かって飛散する液体を遮断するため開閉扉88が構成される。
第2カバー板82の側方下端側には、第2カバー板82の下端側を側壁70,72に沿ってスライドさせるための2組のガイド機構90が設けられている。各ガイド機構90は、側壁70,72の内側に形成されたガイド溝70a,72aに係合されている。ガイド溝70a,72aは、開口部4aの縁に沿う態様で形成されており、上方側の位置では概ね前後方向に延び、前方側の位置では概ね鉛直方向(上下方向)に延びている。
より具体的には、ガイド溝70aは、上方側の位置で概ね水平方向に延びる第1部分70bと、第1部分70bの前端に接続され、下方に向かって円弧を描くように延びる第2部分70cと、第2部分70cの下端に接続され、後ろ斜め下方に延びる第3部分70dと、を含む。また、ガイド溝70aは、第3部分70dの下端に接続される三角形状の第4部分70eを含んでいる。第4部分70eの下端後方側は、概ね直角な段部70fとなっている。
更に、ガイド溝70aは、第4部分70eの下端前方側(すなわち、段部70fの前方)に接続され、概ね鉛直方向に延びる第5部分70gを含んでいる。また、三角形状の第4部分70eの中央付近には、開閉扉88を開く際の前方側の経路と閉じる際の後方側の経路とを分けるための三角形状の仕切り部70hが配置されている。なお、図4では、側壁70側のガイド溝70aのみを示しているが、側壁72側のガイド溝72aの構造も概ね同様(ガイド溝70aに対して概ね対称)である。
図5は、ガイド機構90を拡大した平面図である。なお、図5では、側壁72側のガイド機構90を示しているが、側壁70側のガイド機構90の構造も同様(側壁72側のガイド機構90に対して概ね対称)である。図5に示すように、側壁72側のガイド機構90は、金属、樹脂等の材料でなる支持構造92を備えている。この支持構造92は、第2カバー板82の前面に螺子94等で固定される固定部92aを含む。
固定部92aの側壁72側(側壁70側のガイド機構90では側壁70側、以下同様)には、側壁72(又は側壁70)に対して概ね平行な支持部92bが設けられている。この支持部92bの側壁72(又は側壁70)側には、側壁72(又は側壁70)に対して概ね垂直な方向に伸びる支持軸96が固定されている。
支持部92bに形成された貫通孔に側壁72(又は側壁70)側から支持軸96を挿入した上で、この支持軸96に側壁70(又は側壁72)側からナット98を締め込むことで、支持軸96は支持部92bに固定される。支持軸96には、ガイド溝72a(又はガイド溝70a)に係合するガイドローラー100が取り付けられている。
ガイドローラー100は、支持軸96によって支持されるベアリング102と、ベアリング102の外周部に設けられた金属製の円筒部材104とで構成されており、支持軸96の周りに回転する。そのため、ガイドローラー100をガイド溝72a(又はガイド溝70a)に係合した状態で、第2カバー板82の下端部を側壁72(又は側壁70)のガイド溝72a(又はガイド溝70a)に沿ってスライドさせることができる。
ここで、ガイド溝70a,72aは、開閉扉88を開く際に、第2カバー板82の下端側が体供給領域4bの外部前方へとはみ出ないような位置、形状に形成されている。よって、開閉扉88を開いても、第2カバー板82に付着した液体が体供給領域4bの外部前方に落下することはない。
図6(A)は、開閉扉88を開く際の各部の状態を示す断面図である。開閉扉88を開く際には、まず、オペレータが取手86を把持して上方に引き上げる。その結果、図6(A)に示すように、第2カバー板82の下端部は、ガイド溝70a,72aの前部(例えば、第5部分70g、第4部分70e、第3部分70d)に沿って上方に移動する。そのため、第2カバー板82の下端側が体供給領域4bの外部前方にはみ出ることはない。
図6(B)は、開閉扉88が開かれた状態を示す断面図であり、図7は、開閉扉88が開かれた状態を示す斜視図である。取手86を上方に引き上げた後には、図6(B)及び図7に示すように、取手86を後方に押し込む。その結果、第2カバー板82の下端部は、ガイド溝70a,72aの上部(例えば、第2部分70c、第1部分70b)に沿って後方に移動する。この場合にも、第2カバー板82の下端側が体供給領域4bの外部前方にはみ出てしまうことはない。
なお、第1カバー板78は、第1ヒンジ部材76が谷折りされるように回転し、第2カバー板82は、第2ヒンジ部材80が山折りされるように回転する。つまり、第1カバー板78及び第2カバー板82は、体供給領域4bの上方に突出する態様で折り畳まれることになる。その結果、第1カバー板78及び第2カバー板82に付着した液体は、開口部4aを通じて、下方に位置する体供給領域4bへと落下する。
また、上述のように、第2カバー板82の下端側は、体供給領域4bの外部前方にはみ出ないように側壁70,72に沿ってスライドするので、第2カバー板82に付着した液体が体供給領域4bの外部前方に落下することもない。
図8(A)は、開閉扉88を開く際の側壁70側のガイド機構90の移動経路を模式的に示す側面図であり、図8(B)は、開閉扉88を閉じる際の側壁70側のガイド機構90の移動経路を模式的に示す側面図である。
図8(A)に示すように、開閉扉88を開く際には、側壁70側のガイド機構90は、ガイド溝70を、第5部分70g、第4部分70e、第3部分70d、第2部分70c、及び第1部分70bの順に移動し、第1部分70bの後端に突き当てられる。この時、ガイド機構90は、第5部分70gを通過する際の慣性によって、仕切り部70hで仕切られる第4部分70eの前方側の経路を通過することになる。
一方で、図8(B)に示すように、開閉扉88を閉じる際には、側壁70側のガイド機構90は、第1部分70b、第2部分70c、第3部分70d、第4部分70eの順に移動し、段部70fに突き当てられる。すなわち、ガイド機構90は、後ろ斜め下方に延びる第3部分70dを通過する際の慣性によって、仕切り部70hで仕切られる第4部分70eの後方側の経路を通過することになる。
そのため、開閉扉88を閉じる際に誤って開閉扉88を落下させてしまった場合でも、この段部70fによって、開口部4aが完全に閉じない状態で開閉扉88の落下は止まる。よって、開閉扉88によってオペレータの手等が挟まれるのを防止できる。このように、段部70fは、第2カバー板82の下端より下方で開口部4aの前方側の一部が露出する位置(中間位置)にガイド機構90を係止させる機能を有している。
側壁70側のガイド機構90が段部70fに突き当てられた後には、取手86を前方に引き出してガイド機構90を第5部分70gに沿って下方に移動させる。ガイド機構90を第5部分70gの下端に突き当てることで、開閉扉88が完全に閉じられる。なお、側壁72側のガイド機構90の移動経路も同様(対称)である。
以上のように、本実施形態に係る廃液処理装置(開閉扉を有する装置)2は、体供給領域4bに通ずる開口部4aの上方側を覆う第1カバー板78と、第1カバー板78の前方側に連結され開口部4aの前方側を覆う第2カバー板82と、を含む開閉扉88を備え、開閉扉88を開く際に第2カバー板82の下端側が体供給領域4bの外部に出ないように、液体供給領域4bを区画する側壁70,72に沿って第2カバー板82の下端側をスライドさせるためのガイド溝70a,72aが側壁70,72に設けられると共に、ガイド溝70a,72aに係合するガイド機構90が第2カバー板82に設けられている。
よって、開閉扉88を開く際に、第2カバー板82の下端側が体供給領域4bの外部に出てしまうことはない。このように、本実施形態に係る廃液処理装置2では、第1カバー板78と第2カバー板82とを含むように開閉扉88を構成した上で、簡単なガイド溝70a,72a及びガイド機構90を設けるだけで良いので、廃液処理装置2に係るコストを大幅に増加させることなく液体供給領域4bの外部への液体の落下を防止できる。
また、本実施形態に係る廃液処理装置2のガイド溝70a,72aは、第2カバー板82の下端より下方で開口部4aの前方側の一部が露出する中間位置にガイド機構90を係止させる段部70fを有するので、開閉扉88を閉じる際に誤って開閉扉88を落下させてしまった場合でも、この段部70fによって、開口部4aが完全に閉じない状態で開閉扉88の落下は止まる。よって、開閉扉88によってオペレータ(作業者)の手等が挟まれるのを防止できる。
なお、本発明は上記実施形態の記載に限定されず、種々変更して実施可能である。例えば、上記実施形態では、フィルタ20及び濾液受けパン22が収容される液体供給領域4bについて説明したが、液体供給領域の態様に制限はない。
また、上記実施形態では、ガイド溝70aに仕切り部70hを設けているが、この仕切り部70hを省略することもできる。図9は、変形例に係るガイド溝70aの構成例を模式的に示す側面図である。上述のように、開閉扉88を開閉する際には慣性が働く。よって、この慣性を利用することで、仕切り部70hを設けなくても、開閉扉88を開く際のガイド機構の移動経路と、開閉扉88を閉じる際のガイド機構の移動経路とを分けることができる。
その他、上記実施形態に係る構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
2 廃液処理装置(開閉扉を有する装置)
4 筐体
4a 開口部
4b 液体供給領域
6 カバー
8 配管
10 廃液タンク
12 廃液ポンプ
14 配管
16 電磁弁
18 濾過ユニット
20 フィルタ
22 濾液受けパン
24 配管
26 濾液タンク
28 圧力センサ
30 濾液ポンプ
32 配管
34 純水生成ユニット
36 紫外線光源
38 配管
40 第1イオン交換器
42 第2イオン交換器
44,46 電磁弁
48 配管
50 精密フィルタ
52 圧力センサ
54 比抵抗計
56 配管
58 温度調整ユニット
60 配管
62 操作パッド
64 モニタ
66 前壁
68 後壁
70,72 側壁
70a,72a ガイド溝
70b 第1部分
70c 第2部分
70d 第3部分
70e 第4部分
70f 段部
70g 第5部分
70h 仕切り部
74 天井壁
76 第1ヒンジ部材
78 第1カバー板
80 第2ヒンジ部材
82 第2カバー板
84 扉本体
86 取手(把持部)
88 開閉扉
90 ガイド機構
92 支持構造
92a 固定部
92b 支持部
94 螺子
96 支持軸
98 ナット
100 ガイドローラー
102 ベアリング
104 円筒部材

Claims (1)

  1. 内部に液体が供給される液体供給領域と、該液体供給領域の外部に向かって飛散する液体を遮断する開閉扉と、を備える開閉扉を有する装置であって、
    該液体供給領域は、後方に配置される後壁と、側方に配置される一対の側壁と、で区画されると共に、前方から上方にかけて形成される開口部によって外部へと通じており、
    該開閉扉は、
    第1ヒンジ部材を介して該開口部の後端に連結され、該開口部の上方側を覆う第1カバー板と、該第1カバー板の前方側に第2ヒンジ部材を介して連結され、該開口部の前方側を覆う第2カバー板と、からなる扉本体と、
    該扉本体に設けられ、該開閉扉を開閉する際に把持される把持部と、を含み、
    該開閉扉を開く際に該第2カバー板の下端側が該液体供給領域の外部に出ないように該第2カバー板の下端側を該側壁に沿ってスライドさせるガイド溝が該側壁に設けられると共に、該ガイド溝に係合するガイド機構が該第2カバー板に設けられ、
    該ガイド溝は、上方側の位置で概ね水平方向に延びる第1部分と、該第1部分の前端に接続され、下方に向かって円弧を描くように延びる第2部分と、該第2部分の下端に接続され、後ろ斜め下方に延びる第3部分と、該第3部分の下端に接続される三角形状の第4部分と、を含み、
    該第4部分の下端後方側は、該第2カバー板の下端より下方で該開口部の該前方側の一部が露出する中間位置に該ガイド機構を係止させる段部となっていることを特徴とする開閉扉を有する装置。
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