JP6937192B2 - 燃料タンクの断熱カバーおよび断熱カバーの製造方法 - Google Patents
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Description
燃料タンクの下部を覆う断熱カバーであって、
前記断熱カバーは、
第2熱可塑性樹脂発泡シートを素材とし、前記燃料タンクの下部を覆い得る凹部を形成した内側成形体と、
第1熱可塑性樹脂発泡シートを素材とし、前記内側成形体の外側に位置して該内側成形体との間に空間を画成する外側成形体とから構成したことを要旨とする。
この発明によれば、厚みの薄い熱可塑性樹脂発泡シートを使っても、2重の熱可塑性樹脂発泡シートの中間に空間が介在するために、充分な断熱性能が得られる。また、真空成形型等による形状追従性も良好であり、素材コストも併せて低く抑えることができる。
前記フランジの第1係合部と前記プロテクタの第2係合部とを係合させることで、前記断熱カバーへの該プロテクタの取付けがなされることを要旨とする。
この発明によれば、断熱カバーに保護用のプロテクタを取付ける際に、該断熱カバーの成形時に陥凹状の第1係合部を併せて付与しておくことで、前記プロテクタに設けた第2係合部に係合させた際に、前記フランジの厚み方向へは第2係合部が突出しないという係合を可能とする。このため、断熱カバーとプロテクタとの取付けを極めて容易に達成するとともに、フランジによるシール性を向上させることができる。
外側成形体の素材をなす第1熱可塑性樹脂発泡シートおよび内側成形体の素材をなす第2熱可塑性樹脂発泡シートを対向配置し、これら第1熱可塑性樹脂発泡シートおよび第2熱可塑性樹脂発泡シートを加熱して軟化させる加熱工程と、
前記外側成形体の外部輪郭を画成する凹型部を有する第1真空成形型と、前記内側成形体の内部輪郭を画成し、かつ成形型閉成時に前記第1真空成形型の凹型部へ侵入して、前記第1熱可塑性樹脂発泡シートと第2熱可塑性樹脂発泡シートとの間に空間を形成し得る寸法に設定した凸型部を有する第2真空成形型との間に、前記加熱工程で軟化した第1熱可塑性樹脂発泡シートおよび第2熱可塑性樹脂発泡シートを移送する工程と、
軟化している第1熱可塑性樹脂発泡シートに前記第1真空成形型を接触させるとともに空気の吸引を行って、該第1熱可塑性樹脂発泡シートに第1真空成形型の凹型部に倣った前記外側成形体を賦形する工程と、
軟化している第2熱可塑性樹脂発泡シートに前記第2真空成形型を接触させるとともに空気の吸引を行って、該第2熱可塑性樹脂発泡シートに第2真空成形型の凸型部に倣った前記内側成形体を賦形する工程と、
前記凹型部に外側成形体が賦形されている第1真空成形型および前記凸型部に内側成形体が賦形されている第2真空成形型を閉じることで、前記外側成形体と内側成形体との周縁を接合して、両成形体の間に空間を形成する工程とからなることを要旨とする。
この発明によれば、中間に空間を設けた2枚の熱可塑性樹脂の発泡シートからなる断熱カバーを、2つの真空成形型を使用することで簡単に製造することができる。
外側成形体の素材をなす第1熱可塑性樹脂発泡シートおよび内側成形体の素材をなす第2熱可塑性樹脂発泡シートを対向配置し、これら第1熱可塑性樹脂発泡シートおよび第2熱可塑性樹脂発泡シートを加熱して軟化させる加熱工程と、
前記外側成形体の外部輪郭を画成する凹型部を有する第1真空成形型と、
前記内側成形体の内部輪郭を画成し、かつ成形型閉成時に前記第1真空成形型の凹型部へ侵入して、前記第1熱可塑性樹脂発泡シートと第2熱可塑性樹脂発泡シートとの間に空間を形成し得る寸法に設定した凸型部を有する第2成形型との間に、前記加熱工程で軟化した第1熱可塑性樹脂発泡シートおよび第2熱可塑性樹脂発泡シートを移送する工程と、
軟化している第1熱可塑性樹脂発泡シートに前記第1真空成形型を接触させるとともに空気の吸引を行って、該第1熱可塑性樹脂発泡シートに第1真空成形型の凹型部に倣った前記外側成形体を賦形する工程と、
軟化している第2熱可塑性樹脂発泡シートに対し前記第2成形型を相対的に移動させて、該第2熱可塑性樹脂発泡シートを第1真空成形型の凹型部へ侵入させることで前記内側成形体を賦形すると共に、前記外側成形体と内側成形体との周縁を接合して両成形体の間に空間を形成する工程とからなることを要旨とする。
この発明によれば、中間に空間を設けた2枚の熱可塑性樹脂の発泡シートからなる断熱カバーを、真空成形型と通常の成形型とを使用することで簡単に製造することができる。
次に、図1に示した実施例に係る断熱カバーを製造する方法について説明する。この製造方法には、図3に示す工程を経て製造する場合と、図4に示す工程を経て製造する場合とがある。すなわち図3の製造方法では、外側成形体32を成形する成形型および内側成形体28を成形する成形型には、何れも真空成形型を使用している。これに対し図4の製造方法では、外側成形体32の成形には真空成形型を使用するが、内側成形体28の成形には所要の凸型部を設けた成形型(真空成形型ではない)が使用される。
本発明の実施例に係る製造方法は、図3(a)〜図3(d)に示すように、(1)熱可塑性樹脂発泡シートを軟化させる加熱工程と、(2)第1および第2の熱可塑性樹脂発泡シートを2つの真空成形型の間に移送する工程と、(3)第1熱可塑性樹脂発泡シートに外側成形体を賦形する工程と、(4)第2熱可塑性樹脂発泡シートに内側成形体を賦形する工程と、(5)外側成形体と内側成形体とを接合して、中間に空間を有する断熱カバーを形成する工程とから構成される。また、断熱カバーに使用されるシートの材質としては、発泡ポリエチレンのような熱可塑性樹脂の発泡シートが好適に採用され、該発泡シートとしては、例えば30倍発泡で厚み4mmのものが使用される。
図3(a)に示すように、第1熱可塑性樹脂発泡シート34および第2熱可塑性樹脂発泡シート36が所要の間隔を保持して、水平に対向配置されている。ここで第1熱可塑性樹脂発泡シート34は、図1に示した断熱カバー24の外側成形体32になるものであり、また第2熱可塑性樹脂発泡シート36は、前記断熱カバー24における内側成形体28になるものである。そして前記第1熱可塑性樹脂発泡シート34および第2熱可塑性樹脂発泡シート36は、両シートの上下に配設した電熱ヒータ54により加熱され軟化するようになっている。なお、両熱可塑性樹脂発泡シート34,36の中間に電熱ヒータ54を近接配置してもよい。また、夫々の熱可塑性樹脂発泡シート34,36は、左右の両端部をクランプ56で把持され、水平方向へ引っ張られて展張状態になっている。
図3(a)の加熱工程で成形可能な温度にまで軟化した第1熱可塑性樹脂発泡シート34および第2熱可塑性樹脂発泡シート36は、図3(b)に示すように、上下に開放している第1真空成形型48および第2真空成形型50の間へ移送される。この第1および第2の真空成形型48,50は、多数の空気吸引孔58を有する真空成形型であるが、夫々の型形状は次の如く相違している。すなわち、第1熱可塑性樹脂発泡シート34に近接する側の第1真空成形型48は、図3(c)に示す外側成形体32の外部輪郭を画成する凹型部48aを有している。また、第2熱可塑性樹脂発泡シート36に近接する側の第2真空成形型50は、図3(d)に示す如く両真空成形型48,50を型締めした際に、前記第1真空成形型48をそっくり収納し得る内容量のキャビテイ60を有しており、このキャビテイ60の中央に凸型部50aが上方へ突出して設けられている。また、前記キャビテイ60の適所、すなわち後述の型締め時に両シート34,36の周縁部が溶着されてフランジ42となる部位と対応した位置に、図2(c)で述べた第1係合部44を形成するための押圧片62が設けられている。前記凸型部50aは、図3(c)に示す前記内側成形体28の内部輪郭を画成し得る外部輪郭を有すると共に、図3(d)に示すように両真空成形型48,50を閉成した際に、前記第1真空成形型48における凹型部48aの内部へ周囲に所要の間隔を保持して侵入し、前記第1熱可塑性樹脂発泡シート34と第2熱可塑性樹脂発泡シート36との間に前記空間30を形成可能な寸法に予め設定されている。
図3(b)に示す状態から、前記第1真空成形型48を所要距離だけ下降させると、該第1真空成形型48の下端面が軟化している第1熱可塑性樹脂発泡シート34に接触する。このとき図3(c)に示すように、第1真空成形型48の空気吸引孔58から空気を吸引すると、第1熱可塑性樹脂発泡シート34は第1真空成形型48の前記凹型部48aに吸着されて、該凹型部48aの内面に倣った外部輪郭を有する外側成形体32が賦形される。空気吸引孔58から空気を吸引するタイミングとしては、第1真空成形型48の下端面が第1熱可塑性樹脂発泡シート34に接触した後に空気吸引を開始してもよいし、接触する前から空気吸引を開始しているようにしてもよい。
同じく、図3(b)に示す状態から、第2真空成形型50を第2熱可塑性樹脂発泡シート36に向けて所要距離だけ上昇させると、該第2真空成形型50の上端面が軟化している第2熱可塑性樹脂発泡シート36に接触する。このとき図3(c)に示すように、第2真空成形型50の空気吸引孔58から空気を吸引すると、第2熱可塑性樹脂発泡シート36は第2真空成形型50の前記凸型部50aに吸着されて、該凸型部50aの外面に倣った内部輪郭を有する内側成形体28が賦形される。前述した外側成形体32の賦形工程と同様に、空気吸引孔58から空気を吸引するタイミングとしては、第2真空成形型50の上端面が第2熱可塑性樹脂発泡シート36に接触した後に空気吸引を開始してもよいし、接触する前から空気吸引を開始しているようにしてもよい。また、前記第2真空成形型50に設けた押圧片62の存在により、賦形された内側成形体28には第1係合部44の形成位置に凹形状が形成される。なお、外側成形体32の賦形工程および内側成形体28の賦形工程は、前述した順番でも、逆の順番でも、または同時に行ってもよい。
前述したように、図3(c)の工程が終わると、第1真空成形型48の凹型部48aに倣った形状の外側成形体32と、第2真空成形型50の凸型部50aに倣った形状の内側成形体28とが成形されている。次いで図3(d)に示すように、外側成形体32が成形されている第1真空成形型48を、内側成形体28が成形されている第2真空成形型50に向け下降させて型締めする。先に述べたように、第1真空成形型48の凹型部48aと第2真空成形型50の凸型部50aとの寸法は、前者が後者よりも充分大きくなるよう設定されて、凹型部48aと凸型部50aとの間には所要の間隙が形成されるようになっている。従って、図3(d)に示すように、外側成形体32と内側成形体28とは周縁が溶着されてフランジ42が形成されると共に、両成形体32,28の間に前記空間30が形成される。また、フランジ42には、前記押圧片62によって圧縮された陥凹状の第1係合部44が同時に形成される。そして、両成形型48,50を開放して脱型すれば、得られた断熱カバー24には、図1に示すように、熱可塑性樹脂発泡シート34,36の間に空間30が形成されるため、断熱性能を向上させることができる。更に、脱型した断熱カバー24の前記フランジ42には、図2(c)で述べた陥凹状の第1係合部44が併せて成形されている。
図4(a)〜(d)は、図3で説明した製造方法と異なる断熱カバーの製造方法を示すものである。但し、図4(a)〜(c)までの工程は、図3で説明した工程と殆ど同じであるので、相違点について説明する。なお、図4に示す第1真空成形型48は真空成形型であって、先に図3で使用した第1真空成形型48と同じである。しかし、図4に示す第2成形型52は、図3で使用した第2真空成形型50と異なり真空成形型でなく、該第2成形型52を第1真空成形型48に対し相対的に移動させて型締めすることで、第2熱可塑性樹脂発泡シート36を押圧して前記内側成形体28を賦形する押圧型である。
34 第1熱可塑性樹脂発泡シート,36 第2熱可塑性樹脂発泡シート,
38 燃料タンク,40 プロテクタ,42 フランジ,44 第1係合部,
46 第2係合部,48 第1真空成形型,48a 凹型部,50 第2真空成形型,
50a 凸型部,52 第2成形型
Claims (5)
- 燃料タンクの下部を覆う断熱カバーであって、
第2熱可塑性樹脂発泡シートを素材とし、前記燃料タンクの下部を覆い得る凹部を形成した内側成形体と、
第1熱可塑性樹脂発泡シートを素材とし、前記内側成形体の外側に位置して該内側成形体との間に空間を画成する外側成形体とを有すると共に、
前記内側成形体の周縁と前記外側成形体の周縁とを接合したフランジを有しており、
前記フランジの前記内側成形体側に、当該フランジの外縁まで達する陥凹状の第1係合部が複数形成されている
ことを特徴とする燃料タンクの断熱カバー。 - 前記外側成形体の外面に配設されて前記断熱カバーを防護するプロテクタの周縁部に前記第1係合部と対応して複数の弾力性を有する爪状の第2係合部が形成されており、
前記フランジの第1係合部と前記プロテクタの第2係合部とを係合させることで、前記断熱カバーへの該プロテクタの取付けがなされる請求項1記載の燃料タンクの断熱カバー。 - 前記陥凹状の第1係合部の深さは、前記プロテクタを取付けた際に、前記フランジの厚み方向において前記第2係合部が第1係合部より突出しないように設定されている請求項2記載の燃料タンクの断熱カバー。
- 外側成形体の素材をなす第1熱可塑性樹脂発泡シートおよび内側成形体の素材をなす第2熱可塑性樹脂発泡シートを加熱して軟化させる加熱工程と、
前記外側成形体の外部輪郭を画成する凹型部を有する第1真空成形型と、前記内側成形体の内部輪郭を画成し、かつ成形型閉成時に前記第1真空成形型の凹型部へ侵入して、前記第1熱可塑性樹脂発泡シートと第2熱可塑性樹脂発泡シートとの間に空間を形成し得る寸法に設定した凸型部を有する第2真空成形型との間に、前記加熱工程で軟化した第1熱可塑性樹脂発泡シートおよび第2熱可塑性樹脂発泡シートを移送する工程と、
軟化している第1熱可塑性樹脂発泡シートに前記第1真空成形型を接触させるとともに空気の吸引を行って、該第1熱可塑性樹脂発泡シートに第1真空成形型の凹型部に倣った前記外側成形体を賦形する工程と、
軟化している第2熱可塑性樹脂発泡シートに前記第2真空成形型を接触させるとともに空気の吸引を行って、該第2熱可塑性樹脂発泡シートに第2真空成形型の凸型部に倣った前記内側成形体を賦形する工程と、
前記凹型部に外側成形体が賦形されている第1真空成形型および前記凸型部に内側成形体が賦形されている第2真空成形型を閉じることで、前記外側成形体と内側成形体との周縁を接合してフランジを形成すると共に、両成形体の間に空間を形成する工程とを有し、
前記第1真空成形型および前記第2真空成形型を閉じることで、前記第2真空成形型に設けた押圧片により前記フランジにおいて前記内側成形体側に陥凹状の複数の第1係合部を形成して、当該第1係合部がフランジの外縁まで達するようにする
ことを特徴とする燃料タンクの断熱カバーの製造方法。 - 外側成形体の素材をなす第1熱可塑性樹脂発泡シートおよび内側成形体の素材をなす第2熱可塑性樹脂発泡シートを加熱して軟化させる加熱工程と、
前記外側成形体の外部輪郭を画成する凹型部を有する第1真空成形型と、前記内側成形体の内部輪郭を画成し、かつ成形型閉成時に前記第1真空成形型の凹型部へ侵入して、前記第1熱可塑性樹脂発泡シートと第2熱可塑性樹脂発泡シートとの間に空間を形成し得る寸法に設定した凸型部を有する第2成形型との間に、前記加熱工程で軟化した第1熱可塑性樹脂発泡シートおよび第2熱可塑性樹脂発泡シートを移送する工程と、
軟化している第1熱可塑性樹脂発泡シートに前記第1真空成形型を接触させるとともに空気の吸引を行って、該第1熱可塑性樹脂発泡シートに第1真空成形型の凹型部に倣った前記外側成形体を賦形する工程と、
軟化している第2熱可塑性樹脂発泡シートに対し前記第2成形型を相対的に移動させて、該第2熱可塑性樹脂発泡シートを第1真空成形型の凹型部へ侵入させることで前記内側成形体を賦形すると共に、前記外側成形体と内側成形体との周縁を接合してフランジを成形すると共に、両成形体の間に空間を形成する工程とを有し、
前記第1真空成形型および前記第2成形型を閉じることで、前記第2成形型に設けた押圧片により前記フランジにおいて前記内側成形体側に陥凹状の複数の第1係合部を形成して、当該第1係合部がフランジの外縁まで達するようにする
ことを特徴とする燃料タンクの断熱カバーの製造方法。
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