JP6936950B2 - 過共晶Al−Si合金粒子を製造する方法及び過共晶Al−Si合金粒子 - Google Patents

過共晶Al−Si合金粒子を製造する方法及び過共晶Al−Si合金粒子 Download PDF

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Description

本発明は、過共晶Al−Si合金粒子を製造する方法に関する。
Siが優先的に析出し結晶成長してしまうため、溶製法によって均一な組成及び結晶組織の過共晶AlSi合金の微粒子材料を製造することは困難である。特に、Siが20wt%以上の過共晶AlSi合金の微粒子材料を製造することは困難である。
微細粒子の原料を用い、微細粒子表面を活性化して、互いの元素の熱拡散によって、均一な組成の過共晶Al−Si合金粒子を製造する方法を提供することが課題である。また、均一な組成の過共晶Al−Si合金粒子を提供することも課題である。
そのために、Al原料粉末とSi粉末を比較的低温で熱処理して過共晶Al−Si合金粉末を製造することを鋭意研究した。
当該課題は、請求項1に記載の第1の本発明、すなわち、Al粉末とSi粉末を均一に混合した混合物をNaClとともにるつぼ内に収納し、真空排気後に、660〜750℃の温度で5時間以上保持し熱処理して、過共晶Al−Si合金粒子を製造する方法によって、達成される。AlとSiの熱拡散反応においてNaClは反応助剤として作用する。
また、当該課題は、請求項2に記載の第2の本発明、すなわち、Al粉末とSi粉末とを均一に混合した混合物をPとともにるつぼ内に収納し、真空排気後に、660〜750℃の温度で5時間以上保持し熱処理して、過共晶Al−Si合金粒子を製造する方法によっても、達成される。Al−Si過共晶についてPはSi析出阻止剤として作用し、Siの析出・成長を抑制する。
第1の本発明及び第2の本発明によって、均一な組成及び金属結晶組織の過共晶Al−Si合金微粒子が得られる。
本出願において、「均一な組成及び結晶組織」とは、組成が均一であり、かつ、金属結晶組織が均一であることを意味する。特に、均一な金属結晶組織とは、Al−Si過共晶については、Siが析出するものの、析出したSiが微細結晶であり均一に分散している状態をいう。
Al原料粉末とSi粉末をAlの溶融温度(660℃)以上750℃以下の温度で5時間以上熱処理することによって、近くのAl粒子が数個凝集し、互いに融着するが、Al粒子全体がすべて融着し一体となっていない状況において、数個のAl粒子が融着した凝集体が固体のSi粒子と接触することによって、Al元素とSi元素が互いに拡散して均一なAlシリサイドが得られることを本願発明者は見出した。
なお、660℃以下の温度ではSi粒子が未反応で残ってしまい、800℃を超えると、Al粒子全体がすべて融着して一体となってしまう。
しかも、原料純度、原料平均粒子径、配合率、真空度、加熱温度、保持時間など製造条件によって、得られた粒子中の組成等を制御することができることを本願発明者は見出した。また、得られる粒子の平均粒子径は原料Al粒子が数個凝集した大きさであることも本願発明者は見出した。Siの添加量は30wt%以上であっても、ほぼ変わらない特徴の生成物が得られる。
原料として高純度の粉末を用い、真空排気した直後に熱拡散処理しているので、接触面積を増やし、飛躍的に低温度かつ比較的短時間で原料Al粉末の中心部まで加熱によるSiの物質拡散を促進することができたと考える。その結果、本発明によって、Siの析出が少なく、均一な組成の球状の過共晶Al−Si合金粉末を製造することができた。
また、Pを添加することによって、Siの析出が抑制され、均一な組成の過共晶Al−Si合金粒子を生成することができることを本願発明者は見出した。
使用した製造装置の概略図である。 本実施例の過共晶Al−Si合金粉末製造の熱処理において実施した温度−時間グラフの概略図である。 得られた試料粉末の断面の走査電子顕微鏡観察写真である。 得られた試料粉末の断面の走査電子顕微鏡観察写真である。 得られた試料粉末の断面のカラーマップデータであり、(a)は断面のSEM像、(b)はAl分布、(c)はSi分布、(d)はO分布を示している。 得られた試料粉末の断面のミクロ観察写真である。 得られた試料粉末の断面の走査電子顕微鏡観察写真である。 得られた試料粉末の断面の走査電子顕微鏡観察写真である。 得られた試料粉末の断面のカラーマップデータであり、(a)は断面のSEM像、(b)はAl分布、(c)はSi分布、(d)はO分布を示している。 得られた試料粉末の断面のミクロ観察写真である。 得られた試料粉末の断面の走査電子顕微鏡観察写真である。 得られた試料粉末の断面のカラーマップデータであり、(a)は断面のSEM像、(b)はAl分布、(c)はSi分布、(d)はO分布を示している。 得られた試料粉末の走査電子顕微鏡観察写真である。 得られた試料粉末の走査電子顕微鏡観察写真である。 得られた試料粉末のXRDパターン図である。 得られた試料粉末の断面のミクロ観察写真である。 得られた試料粉末の断面のミクロ観察写真である。 得られた試料粉末の走査電子顕微鏡観察写真である。 得られた試料粉末の走査電子顕微鏡観察写真である。 得られた試料粉末の断面の走査電子顕微鏡観察写真である。 得られた試料粉末の断面のカラーマップデータであり、(a)は断面のSEM像、(b)はAl分布、(c)はSi分布、(d)はO分布を示している。 得られた試料粉末のXRDパターン図である。 得られた試料粉末の断面のミクロ観察写真である。 得られた試料粉末の走査電子顕微鏡観察写真である。 得られた試料粉末の走査電子顕微鏡観察写真である。 得られた試料粉末の断面の走査電子顕微鏡観察写真である。 得られた試料粉末の断面の走査電子顕微鏡観察写真である。 得られた試料粉末の断面の走査電子顕微鏡観察写真である。 得られた試料粉末の断面のミクロ観察写真である。 得られた試料粉末の断面のミクロ観察写真である。 得られた試料粉末の走査電子顕微鏡観察写真である。 得られた試料粉末の走査電子顕微鏡観察写真である。 得られた試料粉末の断面の走査電子顕微鏡観察写真である。 得られた試料粉末の断面の走査電子顕微鏡観察写真である。 得られた試料粉末の断面のミクロ観察写真である。 得られた試料粉末の断面のミクロ観察写真である。 得られた試料粉末の走査電子顕微鏡観察写真である。 得られた試料粉末の走査電子顕微鏡観察写真である。 得られた試料粉末の断面の走査電子顕微鏡観察写真である。 得られた試料粉末の断面の走査電子顕微鏡観察写真である。 得られた試料粉末の断面のカラーマップデータであり、(a)は断面のSEM像、(b)はSi分布、(c)はO分布、(d)はO分布、(e)はAl分布、(f)はP分布を示している。 得られた試料粉末の断面の走査電子顕微鏡観察写真である。 得られた試料粉末の断面のカラーマップデータであり、(a)は断面のSEM像、(b)はO分布を示している。 得られた試料粉末の断面のミクロ観察写真である。 得られた試料粉末の走査電子顕微鏡観察写真である。 得られた試料粉末の走査電子顕微鏡観察写真である。 得られた試料粉末の断面の走査電子顕微鏡観察写真である。 得られた試料粉末の断面の走査電子顕微鏡観察写真である。 得られた試料粉末の断面のカラーマップデータであり、(a)は断面のSEM像、(b)はAl分布、(c)はSi分布、(d)はO分布を示している。 得られた試料粉末のXRDパターン図である。 得られた試料粉末の粒度分布を示すグラフである。
比較例1
原料として、Al粉末とSi粉末を使用し、NaCl粉末もPも使用しなかった。
試料粉末の作成
高純度化学品のAl粉末の純度は99.9%であり、粒子径は30μmであった。なお、平均粒子径D50が30μm以下であった。
また、Si粉末(東京印刷機材トレーディング(株)製)の純度は99.9999%以上であり、平均粒子径D50は2μmであった。
上記のAl粉末50.0gと上記のSi粉末10.0gを容器内に秤量して、振とうしたところ、Al粉末とSi粉末は均一に混合され原料混合粉末を得た。
図1は使用した製造装置の概略図である。黒鉛るつぼ1は内径φ70mm×高さ125mmであり、上面の中央にガス抜き穴11が設けられている。原料混合粉末2を黒鉛るつぼ1内に収納した後に、高周波加熱装置4を備えた真空容器3内に水平に配置した。
そして、原料混合粉末2が飛散しないように注意しながら、配管5を通じて真空ポンプ6を用いて真空容器3内を8Paまで真空排気した。
8Paまで真空排気した直後に、図2に示す熱処理パターンのように、室温(T)から550℃(Tmax)まで1時間(0〜t)かけて昇温し、550℃(Tmax)で5時間(t〜t)保持し、その後、加熱電源をOFFして、自然冷却した。昇温、保持、冷却の間も真空ポンプ6を用いて真空排気を続けた。
原料混合粉末2を十分に冷却した後、真空ポンプ6を停止し大気圧に戻し、黒鉛るつぼ1を取り出し、試料粉末を得た。
得られた試料粉末は、表面が茶色の原料Si粉末にアルミ色が混じり、薄茶色であった。
試料粉末の測定
得られた試料粉末の断面の形状観察として、日本電子製JXA−8530Fを用いて、走査電子顕微鏡による二次電子像(SEI)を観察した。図3、図4は、得られた試料粉末の断面の走査電子顕微鏡観察写真である。なお、図4の(b)は図3の部分拡大写真であり、図4の(a)は拡大位置を示している。
さらに、得られた試料粉末の断面を観察し、Al分布、Si分布、O分布を測定した。図5は得られた試料粉末の断面のカラーマップデータであり、(a)は断面のSEM像、(b)はAl分布、(c)はSi分布、(d)はO分布を示している。
面分析の結果、左下の塊状物と右の球状物の断面にAlの強い分布が認められ、右の粉状物にSiの分布が認められた。
比較例2
原料として、Al粉末とSi粉末を使用し、NaCl粉末もPも使用しなかった。
試料粉末の作成
高純度化学品のAl粉末の純度は99.9%であり、粒子径は30μmであった。なお、平均粒子径D50が30μm以下であった。
また、Si粉末(東京印刷機材トレーディング(株)製)の純度は99.9999%以上であり、平均粒子径D50は2μmであった。
上記のAl粉末50.0gと上記のSi粉末10.0gを容器内に秤量して、振とうしたところ、Al粉末とSi粉末は均一に混合され原料混合粉末を得た。
図1は使用した製造装置の概略図である。黒鉛るつぼ1は内径φ70mm×高さ125mmであり、上面の中央にガス抜き穴11が設けられている。原料混合粉末2を黒鉛るつぼ1内に収納した後に、高周波加熱装置4を備えた真空容器3内に水平に配置した。
そして、原料混合粉末2が飛散しないように注意しながら、配管5を通じて真空ポンプ6を用いて真空容器3内を8Paまで真空排気した。
8Paまで真空排気した直後に、図2に示す熱処理パターンのように、室温(T)から1100℃(Tmax)まで1時間(0〜t)かけて昇温し、1100℃(Tmax)で5時間(t〜t)保持し、その後、加熱電源をOFFして、自然冷却した。昇温、保持、冷却の間も真空ポンプ6を用いて真空排気を続けた。
原料混合粉末2を十分に冷却した後、真空ポンプ6を停止し大気圧に戻し、黒鉛るつぼ1を取り出し、試料粉末を得た。
試料粉末の測定
試料粉末の断面を作成し、得られた試料粉末のミクロ観察を、ニコン製金属顕微鏡エクリプスLV100を用いて行った。図6は、得られた試料粉末の断面のミクロ観察写真である。
断面のミクロ観察の結果、直径は種々であるが、円形の断面が多数観察された。試料粉末は粒子径の異なる多数の粒子であると認識される。円形断面の内部に棒状物が認められる。また、円形断面の内部に塊状物が認められる。
得られた試料粉末の断面の形状観察として、日本電子製JXA−8530Fを用いて、走査電子顕微鏡による反射電子組成像(COMP)を観察した。図7、図8は、得られた試料粉末の断面の走査電子顕微鏡観察写真である。なお、図8の(b)は図7の(b)の部分拡大写真であり、図8の(a)は拡大位置を示している。
さらに、得られた試料粉末の断面を観察し、Al分布、Si分布、O分布を測定した。図9は得られた試料粉末の断面のカラーマップデータであり、(a)は断面のSEM像、(b)はAl分布、(c)はSi分布、(d)はO分布を示している。
また、試料粉末の断面を作成し、得られた試料粉末のミクロ観察を、ニコン製金属顕微鏡エクリプスLV100を用いて行った。図10は、得られた試料粉末の断面のミクロ観察写真である。
断面のミクロ観察の結果、直径は種々であるが、円形の断面が多数観察された。試料粉末は粒子径の異なる多数の粒子であると認識される。円形断面の内部に棒状物が認められる。また、円形断面の内部に塊状物が認められる。
得られた試料粉末の断面の形状観察として、日本電子製JXA−8530Fを用いて、走査電子顕微鏡による反射電子組成像(COMP)を観察した。図11は、得られた試料粉末の断面の走査電子顕微鏡観察写真である。
さらに、得られた試料粉末の断面を観察し、Al分布、Si分布、O分布を測定した。図12は得られた試料粉末の断面のカラーマップデータであり、(a)は断面のSEM像、(b)はAl分布、(c)はSi分布、(d)はO分布を示している。
面分析の結果、円形断面の内部に棒状体及び塊状体が存在する。
棒状体は、Al濃度が中程度であり、Si濃度も中程度であるが、塊状体は、Al濃度が低く、Si濃度が高いと見える。
実施例3
原料として、Al粉末とSi粉末を使用し、反応助剤としてNaCl粉末を使用し、Pは使用しなかった。
試料粉末の作成
高純度化学品のAl粉末の純度は99.9%であり、粒子径は30μmであった。なお、平均粒子径D50が30μm以下であった。
また、Si粉末(東京印刷機材トレーディング(株)製)の純度は99.9999%以上であり、平均粒子径D50は2μmであった。
そして、高純度化学品のNaCl粉末の純度は99.9%であり、パウダー状であった。
上記のAl粉末48.0gと上記のSi粉末12.0gと上記のNaCl粉末8.3gを容器内に秤量して、振とうしたところ、Al粉末とSi粉末とNaCl粉末は均一に混合され原料混合粉末を得た。
図1は使用した製造装置の概略図である。黒鉛るつぼ1は内径φ70mm×高さ125mmであり、上面の中央にガス抜き穴11が設けられている。原料混合粉末2を黒鉛るつぼ1内に収納した後に、高周波加熱装置4を備えた真空容器3内に水平に配置した。
そして、原料混合粉末2が飛散しないように注意しながら、配管5を通じて真空ポンプ6を用いて真空容器3内を8Paまで真空排気した。
8Paまで真空排気した直後に、図2に示す熱処理パターンのように、室温(T)から700℃(Tmax)まで1時間(0〜t)かけて昇温し、700℃(Tmax)で5時間(t〜t)保持し、その後、加熱電源をOFFして、自然冷却した。昇温、保持、冷却の間も真空ポンプ6を用いて真空排気を続けた。
AlSiの共晶点温度(580℃)以上の温度で熱処理した。
原料混合粉末2を十分に冷却した後、真空ポンプ6を停止し大気圧に戻し、黒鉛るつぼ1を取り出し、試料粉末を得た。
試料粉末の測定
得られた試料粉末の形状観察として、日本電子製JXA−8530Fを用いて、走査電子顕微鏡による二次電子像(SEI)を観察した。図13、図14は、得られた試料粉末の断面の走査電子顕微鏡観察写真である。なお、図14の(b)は図13の部分拡大写真であり、図14の(a)は拡大位置を示している。
得られた試料粉末について、リガク製X線回折装置RINT 2200VK/PCを用いてX線回析分析を行った。図15の(a)は試料粉末のX線回折プロファイルであり、(b)はAlの標準ピークパターンであり、(c)はSiの標準ピークパターンであり、(d)はNaCLの標準ピークパターンであり、(e)はAl2O3の標準ピークパターンである。
X線回折プロファイルから、非常に強いAlの回折パターンと強いSiの回折パターンと強いNaClの回折パターンが認められる。
実施例4
原料として、Al粉末とSi粉末を使用し、反応助剤としてNaCl粉末を使用し、Pは使用しなかった。
試料粉末の作成
高純度化学品のAl粉末の純度は99.9%であり、粒子径は30μmであった。
また、Si粉末(東京印刷機材トレーディング(株)製)の純度は99.9999%以上であり、平均粒子径D50は2μmであった。
そして、高純度化学品のNaCl粉末の純度は99.9%であり、パウダー状であった。
上記のAl粉末48.0gと上記のSi粉末12.0gと上記のNaCl粉末8.3gを容器内に秤量して、振とうしたところ、Al粉末とSi粉末とNaCl粉末は均一に混合され原料混合粉末を得た。
図1は使用した製造装置の概略図である。黒鉛るつぼ1は内径φ70mm×高さ125mmであり、上面の中央にガス抜き穴11が設けられている。原料混合粉末2を黒鉛るつぼ1内に収納した後に、高周波加熱装置4を備えた真空容器3内に水平に配置した。
そして、原料混合粉末2が飛散しないように注意しながら、配管5を通じて真空ポンプ6を用いて真空容器3内を8Paまで真空排気した。
8Paまで真空排気した直後に、図2に示す熱処理パターンのように、室温(T)から700℃(Tmax)まで1時間(0〜t)かけて昇温し、700℃(Tmax)で5時間(t〜t)保持し、その後、加熱電源をOFFして、自然冷却した。昇温、保持、冷却の間も真空ポンプ6を用いて真空排気を続けた。
AlSiの共晶点温度(580℃)以上の温度で熱処理した。
原料混合粉末2を十分に冷却した後、真空ポンプ6を停止し大気圧に戻し、黒鉛るつぼ1を取り出し、水洗して、試料粉末を得た。
試料粉末の測定
試料粉末の断面を作成し、得られた試料粉末のミクロ観察を、ニコン製金属顕微鏡エクリプスLV100を用いて行った。図16、図17は、得られた試料粉末の断面のミクロ観察写真である。
断面のミクロ観察の結果、直径は種々であるが、円形の断面が多数観察された。試料粉末は粒子径の異なる多数の粒子であると認識される。円形断面の内部に針状物が認められる。また、円形断面の内部に塊状物が認められる。
得られた試料粉末の断面の形状観察として、日本電子製JXA−8530Fを用いて、走査電子顕微鏡による二次電子像(SEI)を観察した。図18、図19は、得られた試料粉末の断面の走査電子顕微鏡観察写真である。なお、図19の(b)は図18の部分拡大写真であり、図19の(a)は拡大位置を示している。また、図20の(b)は図16の部分拡大写真であり、図20の(a)は拡大位置を示している。
得られた試料粉末の断面の形状観察として、日本電子製JXA−8530Fを用いて、走査電子顕微鏡による反射電子組成像(COMP)を観察した。図20は、得られた試料粉末の断面の走査電子顕微鏡観察写真である。
さらに、得られた試料粉末の断面を観察し、Al分布、Si分布、O分布を測定した。図21は得られた試料粉末の断面のカラーマップデータであり、(a)は断面のSEM像、(b)はAl分布、(c)はSi分布、(d)はO分布を示している。
円形断面内の左に塊状物があるが、Al濃度が極めて低く、Si濃度が極めて高く、Si偏析物であると考えられる。
円形断面内の針状物は、Al濃度がやや低く、Si濃度が中ほどであり、AlとSiの合金であると考えられる。
得られた試料粉末について、リガク製X線回折装置RINT 2200VK/PCを用いてX線回析分析を行った。図22の(a)は試料粉末のX線回折プロファイルであり、(b)はAlの標準ピークパターンであり、(c)はSiの標準ピークパターンであり、(d)はAl2O3の標準ピークパターンである。
実施例5
原料として、Al粉末とSi粉末を使用し、反応助剤としてNaCl粉末を使用し、Pは使用しなかった。
試料粉末の作成
高純度化学品のAl粉末の純度は99.9%であり、粒子径は30μmであった。なお、平均粒子径D50が30μm以下であった。
また、Si粉末(東京印刷機材トレーディング(株)製)の純度は99.9999%以上であり、平均粒子径D50は2μmであった。
そして、高純度化学品のNaCl粉末の純度は99.9%であり、パウダー状であった。
上記のAl粉末48.0gと上記のSi粉末12.0gと上記のNaCl粉末8.3gを容器内に秤量して、振とうしたところ、Al粉末とSi粉末とNaCl粉末は均一に混合され原料混合粉末を得た。
図1は使用した製造装置の概略図である。黒鉛るつぼ1は内径φ70mm×高さ125mmであり、上面の中央にガス抜き穴11が設けられている。原料混合粉末2を黒鉛るつぼ1内に収納した後に、高周波加熱装置4を備えた真空容器3内に水平に配置した。
そして、原料混合粉末2が飛散しないように注意しながら、配管5を通じて真空ポンプ6を用いて真空容器3内を8Paまで真空排気した。
8Paまで真空排気した直後に、図2に示す熱処理パターンのように、室温(T)から650℃(Tmax)まで1時間(0〜t)かけて昇温し、650℃(Tmax)で5時間(t〜t)保持し、その後、加熱電源をOFFして、自然冷却した。昇温、保持、冷却の間も真空ポンプ6を用いて真空排気を続けた。
Alの融点(660℃)以下かつAlSiの共晶点温度(580℃)以上の温度で熱処理した。
原料混合粉末2を十分に冷却した後、真空ポンプ6を停止し大気圧に戻し、黒鉛るつぼ1を取り出し、試料粉末を得た。
試料粉末の測定
試料粉末の断面を作成し、得られた試料粉末のミクロ観察を、ニコン製金属顕微鏡エクリプスLV100を用いて行った。図23は、得られた試料粉末の断面のミクロ観察写真である。
断面のミクロ観察の結果、断面が円形で明度の高い球状体と断面が不定形で、内部に明度の異なる多数の点が含まれている塊状体と断面が小さな円形の多数の粉状体が認められる。
得られた試料粉末の断面の形状観察として、日本電子製JXA−8530Fを用いて、走査電子顕微鏡による二次電子像(SEI)を観察した。図24、図25は、得られた試料粉末の断面の走査電子顕微鏡観察写真である。なお、図25の(b)は図24の部分拡大写真であり、図25の(a)は拡大位置を示している。
得られた試料粉末の断面の形状観察として、日本電子製JXA−8530Fを用いて、走査電子顕微鏡による反射電子組成像(COMP)を観察した。図26、図27、図28は、得られた試料粉末の断面の走査電子顕微鏡観察写真である。
なお、図26の(b)は図23の部分拡大写真であり、図26の(a)は拡大位置を示している。図27の(b)は図26の(b)の部分拡大写真であり、図27の(a)は拡大位置を示している。図28の(b)は図23の部分拡大写真であり、図28の(a)は拡大位置を示している。
実施例6
原料として、Al粉末とSi粉末を使用し、反応助剤としてNaCl粉末を使用し、またPも使用した。
試料粉末の作成
高純度化学品のAl粉末の純度は99.9%であり、粒子径は30μmであった。なお、平均粒子径D50が30μm以下であった。
また、Si粉末(東京印刷機材トレーディング(株)製)の純度は99.9999%以上であり、平均粒子径D50は2μmであった。
そして、高純度化学品のNaCl粉末の純度は99.9%であり、パウダー状であり、高純度化学品のPを用いた。
上記のAl粉末39.7gと上記のSi粉末9.9gと上記のNaCl粉末6.9gと上記のP0.024gを容器内に秤量して、振とうしたところ、Al粉末とSi粉末とNaCl粉末とPは均一に混合され原料混合粉末を得た。
図1は使用した製造装置の概略図である。黒鉛るつぼ1は内径φ70mm×高さ125mmであり、上面の中央にガス抜き穴11が設けられている。原料混合粉末2を黒鉛るつぼ1内に収納した後に、高周波加熱装置4を備えた真空容器3内に水平に配置した。
そして、原料混合粉末2が飛散しないように注意しながら、配管5を通じて真空ポンプ6を用いて真空容器3内を8Paまで真空排気した。
8Paまで真空排気した直後に、図2に示す熱処理パターンのように、室温(T)から690℃(Tmax)まで1時間(0〜t)かけて昇温し、690℃(Tmax)で5時間(t〜t)保持し、その後、加熱電源をOFFして、自然冷却した。昇温、保持、冷却の間も真空ポンプ6を用いて真空排気を続けた。
Alの融点(660℃)以上かつAlSiの共晶点温度(580℃)以上の温度で熱処理した。
原料混合粉末2を十分に冷却した後、真空ポンプ6を停止し大気圧に戻し、黒鉛るつぼ1を取り出し、試料粉末を得た。
試料粉末の測定
試料粉末の断面を作成し、得られた試料粉末のミクロ観察を、ニコン製金属顕微鏡エクリプスLV100を用いて行った。図29、図30は、得られた試料粉末の断面のミクロ観察写真である。
なお、図30の(b)は図29の部分拡大写真であり、図30の(a)は拡大位置を示している。
得られた試料粉末の形状観察として、日本電子製JXA−8530Fを用いて、走査電子顕微鏡による二次電子像(SEI)を観察した。図31、図32は、得られた試料粉末の走査電子顕微鏡観察写真である。
なお、図32の(b)は図31の部分拡大写真であり、図32の(a)は拡大位置を示している。
図33、図34は得られた試料粉末の断面の走査電子顕微鏡観察写真である。なお、図33の(b)は図30の(b)の部分拡大写真であり、図33の(a)は拡大位置を示している。図34の(b)は図30の(b)の別の部分の部分拡大写真であり、図34の(a)は拡大位置を示している。
断面の形状観察の結果、円形の断面の内部には、明度の異なる塊状体は認められない。Siの偏析がないと考えられる。
実施例7
原料として、Al粉末とSi粉末を使用し、反応助剤としてNaCl粉末を使用し、またPも使用した。
試料粉末の作成
高純度化学品のAl粉末の純度は99.9%であり、粒子径は30μmであった。なお、平均粒子径D50が30μm以下であった。
また、Si粉末(東京印刷機材トレーディング(株)製)の純度は99.9999%以上であり、平均粒子径D50は2μmであった。
そして、高純度化学品のNaCl粉末の純度は99.9%であり、パウダー状であり、高純度化学品のPを用いた。
上記のAl粉末70.0gと上記のSi粉末30.0gと上記のNaCl粉末20.8gと上記のP0.050gを容器内に秤量して、振とうしたところ、Al粉末とSi粉末とNaCl粉末とPは均一に混合され原料混合粉末を得た。
図1は使用した製造装置の概略図である。黒鉛るつぼ1は内径φ70mm×高さ125mmであり、上面の中央にガス抜き穴11が設けられている。原料混合粉末2を黒鉛るつぼ1内に収納した後に、高周波加熱装置4を備えた真空容器3内に水平に配置した。
そして、原料混合粉末2が飛散しないように注意しながら、配管5を通じて真空ポンプ6を用いて真空容器3内を8Paまで真空排気した。
8Paまで真空排気した直後に、図2に示す熱処理パターンのように、室温(T)から690℃(Tmax)まで1時間(0〜t)かけて昇温し、690℃(Tmax)で5時間(t〜t)保持し、その後、加熱電源をOFFして、自然冷却した。昇温、保持、冷却の間も真空ポンプ6を用いて真空排気を続けた。
Alの融点(660℃)以上かつAlSiの共晶点温度(580℃)以上の温度で熱処理した。
原料混合粉末2を十分に冷却した後、真空ポンプ6を停止し大気圧に戻し、黒鉛るつぼ1を取り出し、試料粉末を得た。
試料粉末の測定
試料粉末の断面を作成し、得られた試料粉末のミクロ観察を、ニコン製金属顕微鏡エクリプスLV100を用いて行った。図35、図36は、得られた試料粉末の断面のミクロ観察写真である。
なお、図36の(b)は図35の部分拡大写真であり、図36の(a)は拡大位置を示している。
得られた試料粉末の形状観察として、日本電子製JXA−8530Fを用いて、走査電子顕微鏡による二次電子像(SEI)を観察した。図37、図38は、得られた試料粉末の走査電子顕微鏡観察写真である。
なお、図38の(b)は図37の部分拡大写真であり、図38の(a)は拡大位置を示している。
図39、図40は得られた試料粉末の断面の走査電子顕微鏡観察写真である。なお、図39の(b)は図36の(b)の部分拡大写真であり、図39の(a)は拡大位置を示している。また、図40の(b)は図36の(b)の部分拡大写真であり、図40の(a)は拡大位置を示している。
得られた試料粉末の断面を観察し、Al分布、Si分布、O分布を測定した。図41は得られた試料粉末の断面のカラーマップデータであり、(a)は断面のSEM像、(b)はSi分布、(c)はO分布、(d)はO分布、(e)はAl分布、(f)はP分布を示している。
さらに、得られた試料粉末の断面の別の視野を観察し、O分布を測定した。図42は得られた試料粉末の断面の走査電子顕微鏡観察写真であり、面分析を行った位置を示している。図43は得られた試料粉末の断面のカラーマップデータであり、(a)は断面のSEM像、(b)はO分布を示している。
実施例8
原料として、Al粉末とSi粉末を使用し、反応助剤を使用せず、Si析出阻止剤としてPを添加した。
試料粉末の作成
高純度化学品のAl粉末の純度は99.9%であり、粒子径は約30μmであった。なお、平均粒子径D50が30μm以下であった。
また、Si粉末(東京印刷機材トレーディング(株)製)の純度は99.9999%以上であり、平均粒子径D50は1〜3μmであった。
高純度化学品のPを用いた。
上記のAl粉末39.7gと上記のSi粉末9.9gと上記のP0.024gを容器内に秤量して、振とうしたところ、Al粉末とSi粉末とPは均一に混合され、原料混合粉末を得た。
図1は使用した製造装置の概略図である。黒鉛るつぼ1は内径φ70mm×高さ125mmであり、上面の中央にガス抜き穴11が設けられている。原料混合粉末2を黒鉛るつぼ1内に収納した後に、高周波加熱装置4を備えた真空容器3内に水平に配置した。
そして、原料混合粉末2が飛散しないように注意しながら、配管5を通じて真空ポンプ6を用いて真空容器3内を8Paまで真空排気した。
8Paまで真空排気した直後に、図2に示す熱処理パターンのように、室温(T)から725℃(Tmax)まで1時間(0〜t)かけて昇温し、725℃(Tmax)で5時間(t〜t)保持し、その後、加熱電源をOFFして、自然冷却した。昇温、保持、冷却の間も真空ポンプ6を用いて真空排気を続けた。
原料混合粉末2を十分に冷却した後、真空ポンプ6を停止し大気圧に戻し、黒鉛るつぼ1を取り出し、試料粉末を得た。
試料粉末の測定
試料粉末の断面を作成し、得られた試料粉末のミクロ観察を、ニコン製金属顕微鏡エクリプスLV100を用いて行った。図44は、得られた試料の断面の金属顕微鏡ミクロ観察写真である。
多数の灰色棒状物を内包する淡褐色の球状物が多数認められる。球状物の直径は様々である。
得られた試料粉末の形状観察として、日本電子製JXA−8530Fを用いて、走査電子顕微鏡による二次電子像(SEI)及び走査電子顕微鏡による反射電子組成像(COMP)を観察した。
図45、図46は得られた試料粉末の表面の走査電子顕微鏡観察写真である。なお、図46の(b)は図45の部分拡大写真であり、図46の(a)は拡大位置を示している。
表面の形態観察の結果、大きな球状物の表面に小さな粉状物が多数付着しているのが認められる。
図47、図48は得られた試料粉末の断面の走査電子顕微鏡観察写真である。なお、図48の(b)は図47の部分拡大写真であり、図48の(a)は拡大位置を示している。
断面の形態観察の結果、明度の高い棒状物が明度のやや低い円形断面の粒子の内部に散在していることが認められる。
さらに、得られた試料粉末の断面について、Al分布、Si分布、O分布を測定した。
図49は得られた試料粉末の断面のカラーマップデータであり、(a)は断面のSEM像、(b)はAl分布、(c)はSi分布、(d)はO分布を示している。
面分析の結果、円形断面の広範囲の領域にわたってAlの分布が認められ、内部の針状の領域にSiの分布が認められる。なお、Oは包埋樹脂の成分からも検出される。
針状物は共晶Al−Siであると考えられる。
得られた試料粉末について、リガク製X線回折装置RINT 2200VK/PCを用いてX線回析分析を行った。図50の(a)は試料粉末のX線回折プロファイルであり、(b)はAlの標準ピークパターンであり、(c)はSiの標準ピークパターンである。
X線回折プロファイルから、非常に強いAlの回折パターンと強いSiの回折パターンが認められた。
得られた試料粉末について、島津製作所製粒度測定装置SALD−3100を用いて粒度分布を測定した。
図51は得られた試料粉末の粒度分布を示すグラフである。測定結果から、得られた試料粉末の平均粒子径D50は44.3μmであった。
得られた試料粉末について、体積−重量法によって、かさ密度を測定した。かさ密度は0.79g/cmであった。
本発明の過共晶Al−Si合金粉末は、組成がSi20wt%以上で、均一であり、基相の中にSiが均等に分散した球状微粉である。
本発明の過共晶Al−Si合金粉末を型内で圧縮成形して粉体成形品を製造し、あるいは、本発明の過共晶Al−Si合金粉末をプラズマ炎で射出成形して層状体を製造することができる。
本発明の過共晶Al−Si合金粉末は、熱膨張率が鉄に近く、耐摩耗性、高熱伝導性である。そのため、ピストン用やシリンダー用材料及び構造材料等として産業上利用することが期待される。
1 黒鉛るつぼ
2 原料混合粉末
3 真空容器
4 高周波加熱装置
5 配管
6 真空ポンプ
11 ガス抜き穴

Claims (4)

  1. Al粉末とSi粉末とを均一に混合した混合物をNaClとともにるつぼ内に収納し、真空排気後に、660〜750℃の温度で5時間以上保持し熱処理して、過共晶Al−Si合金粒子を製造する方法。
  2. Al粉末とSi粉末とを均一に混合した混合物をPとともにるつぼ内に収納し、真空排気後に、660〜750℃の温度で5時間以上保持し熱処理して、過共晶Al−Si合金粒子を製造する方法。
  3. Al粉末の純度が99.9%であり、平均粒子径D50が30μm以下であり、Si粉末の純度が99.9%以上であり、平均粒子径D50が1〜3μmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の過共晶Al−Si合金粒子を製造する方法。
  4. 10Pa以下の真空度まで真空排気することを特徴とする請求項1又は2に記載の過共晶Al−Si合金粒子を製造する方法。
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