JP6936607B2 - ブレース構造及びブレースの構築方法 - Google Patents
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Description
前記連結部材に連結され、木材又はコンクリートで形成された本体部材と、前記本体部材の同軸上に配置され木材又はコンクリートで形成された調整部材と、を備えたブレースと、前記本体部材及び前記調整部材を材軸方向に沿って貫通する貫通孔と、前記貫通孔に挿通され、前記一対の連結部材に両端部がそれぞれ固定された引張線材と、を有する。
請求項2のブレース構造は、前記連結部材間の距離が広くなると引張力を前記引張線材が負担し、前記連結部材間の距離が狭くなると圧縮力を前記本体部材及び前記調整部材が負担する。
図1に示すように、本実施形態に係るブレース構造20が適用される架構10は、鉄筋コンクリート造のラーメン架構とされ、鉄筋コンクリート製の柱12及び柱12に支持された梁14を備えている。
ブレース構造20は、架構10における柱12及び梁14によって形成される略鉛直方向に沿った構面Hに適用される耐震補強構造であり、上梁14Uと柱12とが交差する入隅部Eから下梁14Dの中央部の上面Sへブレース50及びPC鋼棒60が架け渡されることにより、構面HにV字形状の耐震補強構造を形成している。なお、図1においては構面Hの中心線CL1と中心線CL1の右側部分のみが示されているが、中心線CL1の左側部分も同様の構成とされている。
連結部材30は、ブレース50を架構10へ連結するための鋼製部材であり、互いに対向する一対の上連結部材32及び下連結部材42を備えている。
図1に示すように、ブレース50は、上連結部材32と下連結部材42との間に配置され、本体部材52と、本体部材52より短い調整部材54と、を備えている。本体部材52及び調整部材54は、繊維方向が軸方向に沿うように配置された集成材を用いて形成された木製部材である。本体部材52と調整部材54とは同軸上に配置(中心線CL2を共有して配置)されており、本体部材52が上連結部材32側に配置され、調整部材54が下連結部材42側に配置されている。換言すると、調整部材54は本体部材52の下端部に配置されている。
ブレース50を架構10へ固定するためには、まず、図4に示すように、互いに対向する一対の連結部材30(上連結部材32、下連結部材42)を架構10に設置する。
図1に示すように、本実施形態に係るブレース構造20では、ブレース50を構成する本体部材52及び調整部材54は、繊維方向が軸方向に沿うように配置された集成材を用いて形成された木製部材である。これにより、架構10に水平力が作用し上連結部材32と下連結部材42の間の距離が狭くなるとブレース50に圧縮力が作用して、本体部材52が圧縮力を負担する。
20 ブレース構造
30 連結部材
32 上連結部材(連結部材)
38H 貫通孔(孔)
42 下連結部材(連結部材)
48H 貫通孔(孔)
50 ブレース
52 本体部材
52H 貫通孔
54 調整部材
54H 貫通孔
60 PC鋼棒(引張線材)
Claims (4)
- 架構に設けられ、互いに対向する一対の連結部材と、
前記連結部材に連結され、木材又はコンクリートで形成された本体部材と、前記本体部材の同軸上に配置され木材又はコンクリートで形成された調整部材と、を備えたブレースと、
前記本体部材及び前記調整部材を材軸方向に沿って貫通する貫通孔と、
前記貫通孔に挿通され、前記一対の連結部材に両端部がそれぞれ固定された引張線材と、
を有するブレース構造。 - 前記連結部材間の距離が広くなると引張力を前記引張線材が負担し、
前記連結部材間の距離が狭くなると圧縮力を前記本体部材及び前記調整部材が負担する、請求項1に記載のブレース構造。 - 前記調整部材は、前記本体部材の下端部に配置されている、請求項1又は2に記載のブレース構造。
- 互いに対向する一対の連結部材を架構に設置する工程と、
前記連結部材間の距離より短い本体部材の材軸方向に沿って形成された貫通孔へ引張線材を挿通する工程と、
前記本体部材の一方の端部から突出した前記引張線材を、一方の前記連結部材に形成された孔へ通すと共に前記本体部材の他方の端部から突出しないように保持しながら前記一対の連結部材の間に前記本体部材を配置する工程と、
前記本体部材と他方の前記連結部材との間の隙間に調整部材を配置してブレースを形成する工程と、
前記引張線材の保持状態を解除して前記調整部材の材軸方向に沿って形成された貫通孔へ前記引張線材を挿通する工程と、
前記引張線材の両端部を前記一対の連結部材にそれぞれ固定して、前記一対の連結部材の間に前記ブレースを固定する工程と、
を備えたブレースの構築方法。
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JP2017076115A JP6936607B2 (ja) | 2017-04-06 | 2017-04-06 | ブレース構造及びブレースの構築方法 |
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JP2018178433A JP2018178433A (ja) | 2018-11-15 |
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JP (1) | JP6936607B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3541186B2 (ja) * | 2001-09-14 | 2004-07-07 | 関西ティー・エル・オー株式会社 | ブレース及びブレース取付方法 |
US9644384B2 (en) * | 2015-02-12 | 2017-05-09 | Star Seismic, Llc | Buckling restrained brace and related methods |
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- 2017-04-06 JP JP2017076115A patent/JP6936607B2/ja active Active
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