JP6935685B2 - 画像処理装置、及び画像処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置、及び画像処理プログラムに関する。
印刷装置による用紙への原画像の印刷前に、原画像を縮小した縮小画像を表示し、印刷する原画像をユーザに確認させることで、無駄な印刷を防止する技術が知られている。縮小画像は、例えば原画像の解像度を小さくして形成するため、原画像に含まれるオブジェクトも縮小され、印刷内容の把握は困難である。このため、原稿から予め定めた代表的な特定オブジェクトを抽出し、抽出した特定オブジェクトの縮小画像を他のオブジェクトの縮小画像より高い解像度で形成して表示することで、縮小画像の視認性を向上させる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、印刷すべき原画像を縮小した縮小画像を表示する機能を備えた印刷装置が存在する。一方、印刷装置は、例えば、自機でサポートするフォント以外のフォントを含む原画像を印刷する場合、自機でサポートするフォント以外のフォントを、自機でサポートするフォントに代替して印刷する。ところが、印刷装置で縮小画像を表示する場合、自機でサポートするフォントに代替したことを、ユーザが確認できずに、印刷の可否を判断することができない。このため、印刷装置で原画像を印刷する場合、印刷装置でサポートしている範囲外のオブジェクトを判別し、代替箇所を強調表示することで、代替箇所の視認性を向上させる技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
また、印刷装置は、印刷可能範囲を有していることが一般的であるため、印刷可能範囲を超えたオブジェクトを含む原画像は、印刷されない。このため、印刷装置の印刷範囲を除去した原画像の画像データと、印刷範囲が反映された原画像の画像データと、を比較し、原画像に含まれるオブジェクトがはみ出すか否かを判定し通知する技術が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2014−123794号公報 特開2015−060356号公報 特開2012−123692号公報
ところで、ユーザが用紙への原画像の印刷を指示した場合、原画像に、印刷範囲内に自動的に拡大縮小する等の自動機能を含む画像処理が施される場合がある。この場合、ユーザは印刷される原画像を縮小画像で確認することができる。ところが、例えば、ユーザが印刷を意図した範囲、つまりユーザが印刷を希望する範囲を超えてオブジェクトが存在する場合、自動機能を含む画像処理が施されると、縮小画像の表示、つまり、オブジェクトを高解像度にしたり、自機のサポート範囲外のオブジェクトの代替箇所を強調表示したり、印刷範囲からはみ出すオブジェクトを通知しても、ユーザが印刷を希望する範囲外のオブジェクトを見落とす場合がある。従って、ユーザが印刷を希望する範囲外のオブジェクトの視認性を向上させるには不十分である。
本発明は、原画像に含まれるオブジェクトの背景領域又は縮小背景領域の画像データをそのまま用いた場合と比較して、ユーザが印刷を希望するオブジェクト以外のオブジェクトの視認性を向上可能な画像データを生成することができる画像処理装置、及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
本開示の第1態様に係る画像処理装置は、印刷データによって形成される原画像を縮小した縮小画像を形成するための縮小原画像データを生成する第1生成部と、前記原画像に含まれるオブジェクトの背景領域に対応する前記縮小画像の縮小背景領域が強調された縮小画像を形成するための背景強調縮小画像データを生成する第2生成部と、を備えた画像処理装置において、前記背景強調縮小画像データを出力する出力部を含み、前記出力部は、前記縮小画像の全領域に対する前記縮小背景領域の比率が閾値を超えた場合に、前記背景強調縮小画像データを出力する
本開示の第2態様の画像処理装置では、前記背景強調縮小画像データのうち前記縮小背景領域の画像データは、前記背景領域又は前記縮小背景領域に基づいて生成された画像データである。
本開示の第3態様の画像処理装置では、前記背景強調縮小画像データのうち前記縮小背景領域の画像データは、前記背景領域又は前記縮小背景領域の補色の画像データである。
本開示の第4態様の画像処理装置では、前記補色の画像データは、前記背景領域又は前記縮小背景領域の色成分に応じて補色の度合いが変更可能である。
なお、前記出力部は、前記縮小原画像データ出力することができる
本開示の第5態様の画像処理装置では、前記第1生成部は、前記縮小原画像データを単一記憶領域に記憶し、前記第2生成部は、前記単一記憶領域に記憶された前記縮小原画像データにおける前記縮小背景領域の画像データを強調して前記背景強調縮小画像データを生成する。
本開示の第6態様の画像処理装置では、前記第2生成部は、前記背景強調縮小画像データを生成した後に、前記縮小原画像データを用いる場合、前記単一記憶領域に記憶された前記背景強調縮小画像データを前記縮小原画像データに復元する。
本開示の第7態様の画像処理装置では、前記第1生成部は、前記縮小原画像データを第1記憶領域及び第2記憶領域の各々に記憶し、前記第2生成部は、前記第2記憶領域に記憶された縮小原画像データにおける前記縮小背景領域の画像データを強調して前記背景強調縮小画像データを生成し、前記縮小原画像データを用いる場合に対象記憶領域を前記第1記憶領域に切り替え、かつ前記背景強調縮小画像データを用いる場合に対象記憶領域を前記第2記憶領域に切り替える切替部を含む。
本開示の第8態様の画像処理プログラムは、印刷データによって形成される原画像を縮小した縮小画像を形成するための縮小原画像データを生成し、前記原画像に含まれるオブジェクトの背景領域に対応する前記縮小画像の縮小背景領域が強調された縮小画像を形成するための背景強調縮小画像データを生成する、ことを含む処理をコンピュータに実行させる。
本開示の第1態様、第8態様によれば、原画像に含まれるオブジェクトの背景領域又は縮小背景領域の画像データをそのまま用いた場合と比較して、ユーザが印刷を希望するオブジェクト以外のオブジェクトの視認性を向上可能な画像データを生成することができる、という効果を有する。
また、背景強調縮小画像データをそのまま出力する場合と比較して、ユーザが印刷を希望するオブジェクト以外のオブジェクトの視認性を、より向上可能な背景強調縮小画像データを出力することができる、という効果を有する。
第2態様によれば、原画像に含まれるオブジェクトの領域の画像データに基づいて縮小背景領域の画像データを生成した場合と比較して、ユーザが印刷を希望するオブジェクト以外のオブジェクトの視認性を、より向上可能な画像データを生成することができる、という効果を有する。
第3態様、第4態様によれば、縮小背景領域の画像データとして背景領域又は縮小背景領域の色をそのまま用いた場合と比較して、ユーザが印刷を希望するオブジェクト以外のオブジェクトの視認性を、より向上可能な画像データを生成する、という効果を有する。
第5態様によれば、縮小原画像データ及び背景強調縮小画像データを別々に記憶して背景強調縮小画像データを出力する場合と比較して、用いる記憶領域の容量を抑制することができる、という効果を有する。
第6態様によれば、縮小背景領域が強調された背景強調縮小画像データのみを出力する場合と比較して、通常の背景強調縮小画像データを容易に出力することができる、という効果を有する。
第7態様によれば、縮小原画像データ及び背景強調縮小画像データを単一記憶領域に記憶して背景強調縮小画像データを出力する場合と比較して、短時間で、用いる背景強調縮小画像データを出力することができる、という効果を有する。
第1実施形態に係る画像処理部を含む印刷システムの構成の一例を示す概略構成図である。 第1実施形態に係る画像処理部の構成の一例を示すブロック図である。 印刷対象のオブジェクトを含むドキュメント及びオブジェクトが形成された用紙の一例を示す模式図である。 第1実施形態に係るプレビュー画像制御プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 プレビュー画像を含む表示画面の一例を示すイメージ図である。 解析処理対象の縮小原画像の一例を示すイメージ図である。 色値を特定色の色値に変換する変換特性の一例を示すイメージ図である。 オブジェクト画像の背景について背景色から特定色への変換前後の縮小原画像の一例を示すイメージ図である。 縮小原画像に対して色変換処理の対象範囲の一例を示すイメージ図である。 ユーザへの注意喚起のため表示される表示画面の一例を示すイメージ図である。 第2実施形態に係る画像処理部の構成の一例を示すブロック図である。 第2実施形態に係るプレビュー画像制御プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 オブジェクト検出モードの自動選択処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例を詳細に説明する。なお、作用、機能が同じ働きを担う構成要素及び処理には、全図面を通して同じ符合を付与し、重複する説明を適宜省略する場合がある。
(第1実施形態)
図1に、本実施形態に係る画像処理部12を含む印刷システム10の構成の一例を示す。印刷システム10は、画像処理部12、インターネット及びローカルエリアネットワーク等の通信回線14、及びプリンタ等の画像形成部16を含んで構成されている。プリンタ等の画像形成部16には、画像処理部12よりインターネット及びローカルエリアネットワーク等の通信回線14を介して印刷データが送信され、画像形成部16は印刷データに基づく原画像を用紙へ形成する。以下の説明では、印刷データに基づく原画像を用紙へ形成することを印刷と称する。
図2に、本実施形態に係る画像処理部12の構成の一例を示す。図2には、画像処理部12をコンピュータ20で構成した一例を示す。
コンピュータ20は、コンピュータ本体20Xを備えており、コンピュータ本体20Xは、CPU(Central Processing Unit)20A、RAM(Random Access Memory)20B、ROM(Read Only Memory)20C、及び入出力インターフェース(I/O)20Eがバス20Fを介して各々コマンド及びデータを授受可能に接続されている。また、I/O20Eには不揮発性メモリ20D、プレビュー用画像メモリ20G、通信インタフェース(I/F)20H、表示部20J、及び入力部20Kが接続されている。
通信I/F20Hは、コンピュータ20の外部の電子機器と、相互にデータ通信を行うためのインターフェースである。本実施形態では、通信I/F20Hは、通信回線14を介して画像形成部16との間でデータ通信を行う。
表示部20Jは、ディスプレイ等の画像及び情報を表示するデバイスを含んで構成され、入力部は、コンピュータ本体20Xへデータ、コマンド及び表示部20Jにおける表示位置を入力するキーボード及びマウス等の入力装置を含んで構成される。なお、表示部20J及び入力部20Kは、操作指示の受け付けを実現する表示ボタンや各種情報が表示されるタッチパネル式のディスプレイによるハードウェア等で兼用してもよい。
不揮発性メモリ20Dは、各種の初期データが予め記憶される記憶装置である。また、プレビュー用画像メモリ20Gは、印刷前に、原画像を縮小した縮小画像を形成するための画像データを一時的に記憶する記憶装置である。
なお、以下の説明では、プレビュー用画像メモリ20Gに記憶された画像データを用いて、印刷前に、用紙Pに形成するための原画像を、プレビュー表示用として表示部20Jに表示するために縮小した縮小画像を、プレビュー画像と総称する。また、プレビュー用画像メモリ20Gに記憶される画像データによるプレビュー画像を(プレビュー用の)縮小原画像と称する。
また、プレビュー用画像メモリ20Gは、開示の技術における単一記憶領域の一例であり、プレビュー用画像メモリ20Gに記憶された画像データは、開示の技術における縮小原画像データ、及び背景強調縮小画像データの一例である。
コンピュータ本体20Xに含まれるROM20Cには、コンピュータ本体20Xに実行させるアプリケーションプログラム20PA、及びプレビュー画像制御プログラム20PPが格納されている。
アプリケーションプログラム20PAは、例えば、文書作成関連処理及び表計算関連処理などのドキュメント処理機能を有している。つまり、CPU20Aがアプリケーションプログラム20PAをROM20Cから読み取りRAM20Bに展開し、アプリケーションプログラム20PAによるドキュメント処理を実行する。ドキュメント処理の一例は、用紙に形成する画像の作成処理、及び指定レイアウトによる文字や数値の入力などを含む表の作成処理が挙げられる。また、ドキュメント処理の一例には印刷指示処理が含まれる。印刷指示処理は、作成された画像や表をオブジェクトとして予め定めた書式で画像形成部16で用紙に形成するように、画像や表を示す印刷データを出力する処理である。従って、アプリケーションプログラム20PAは、ドキュメント処理機能の1つとして画像形成部16で用紙P上に原画像を形成させるための印刷データを生成し出力する機能を有している。これにより、CPU20Aがアプリケーションプログラム20PAによる処理を実行することで、コンピュータ本体20Xは印刷すべきオブジェクトを含む原画像を形成し、印刷データを出力する。なお、アプリケーションプログラム20PAは、CD−ROM等の記録媒体により提供するようにしても良い。
プレビュー画像制御プログラム20PPは、詳細は後述するが、印刷前に、印刷データを用いてプレビュー画像を表示部20Jへ表示するプレビュー画像制御機能を有している。つまり、CPU20Aがプレビュー画像制御プログラム20PPをROM20Cから読み取りRAM20Bに展開し、プレビュー画像制御機能による処理を実行する。CPU20Aがプレビュー画像制御機能による処理を実行することで、コンピュータ本体20Xは図1に示す画像処理部12として動作する。なお、プレビュー画像制御プログラム20PPは、CD−ROM等の記録媒体により提供するようにしても良い。
ところで、印刷対象のドキュメントの印刷する場合、ユーザが意図したオブジェクトを含む印刷範囲、つまりユーザが印刷を希望する範囲を超えた領域が印刷される場合がある。
図3に、オブジェクトを含むドキュメント、及び印刷された用紙Pの一例を模式的に示す。図3(A)には、アプリケーションプログラム20PAによるドキュメント処理の実行時に、印刷対象のドキュメントにおいてユーザが意図したオブジェクト、つまりユーザが印刷を希望するオブジェクトをオブジェクト画像40として示した一例が示されている。図3(B)には、ユーザが意図した大きさ、つまりユーザが印刷を希望する範囲の大きさで用紙Pに形成されたオブジェクト画像41の一例が示されている。図3(C)には、アプリケーションプログラム20PAの印刷機能によって用紙Pに実際に形成されたオブジェクト画像42の一例が示されている。
図3(A)に示すように、ユーザは、アプリケーションプログラム20PAによるドキュメント処理では、作業可能領域30内においてドキュメント処理を実行することが可能である。ここで、図3に示す例では、ユーザは、ドキュメント処理を、現作業領域34内において実行するものとする。また、作業可能領域30内には、ユーザが印刷を希望する範囲に対応する現作業領域34を超えた位置に、ユーザが意図しないオブジェクト、つまりユーザが印刷を希望するオブジェクト以外のオブジェクトのオブジェクト画像50が存在するものとする。
なお、ユーザが印刷を希望するオブジェクト以外のオブジェクトのオブジェクト画像50は、例えば、前回までのドキュメント処理におけるオブジェクトが現在のドキュメント処理に残存することで存在する場合がある。また、操作ミス等で現作業領域34を超えた位置にオブジェクトが存在してしまう場合もある。なお、以下の説明では、アプリケーションプログラム20PAにおける印刷機能の一例として、ドキュメントに含まれるオブジェクトを検出し、検出した全オブジェクトを1枚の用紙に印刷されるように画像処理された印刷データを出力する場合を説明する。
図3(B)に示すように、ユーザは、ドキュメントの印刷を指示する場合、現作業領域34内に含まれるオブジェクト40が原画像として用紙Pに印刷されることを期待する。一方、アプリケーションプログラム20PAの印刷機能の実行によって、ドキュメントに含まれる全てのオブジェクトが検出されて、全てのオブジェクトを含む原画像の印刷データが出力される。つまり、図3(C)に示すように、オブジェクト40及び50を含む機械判定領域32が1枚の用紙Pに形成されるように画像処理されてオブジェクト画像42及び52を含む原画像として用紙Pに印刷される。従って、実際の印刷では、ユーザが期待するオブジェクト画像41から縮小されたオブジェクト画像42が印刷される。また、ユーザが印刷を希望するオブジェクト以外のオブジェクト50のオブジェクト画像52も印刷される。
このように、現作業領域34の範囲を超えた位置にオブジェクト画像50が存在する場合に、全オブジェクトが1枚の用紙に形成されるように設定された印刷データでは、印刷前に、プレビュー画像を表示した場合、ユーザは、オブジェクト画像52を見落とす場合がある。また、オブジェクト画像52は、縮小されるのでユーザによる確認が困難な場合がある。このような事実から、本発明者は、ユーザが印刷を希望するオブジェクトを含む範囲外にオブジェクトが存在する場合、オブジェクトの背景領域を強調させて表示させることで、ユーザが印刷を希望するオブジェクト以外のオブジェクトが明瞭となり、そのユーザが印刷を希望するオブジェクト以外のオブジェクトの視認性が向上することを見出した。
次に、本実施形態に係る画像処理部12の画像処理を、ユーザが印刷を希望するオブジェクト以外のオブジェクトの視認性を向上させる処理の一例として詳細に説明する。
図4に、画像処理部12として動作するコンピュータ20に含まれるコンピュータ本体20XのCPU20Aにより実行されるプレビュー画像制御プログラム20PPの処理の流れを示す。
プレビュー画像制御プログラム20PPは、入力部20Kによるユーザからのドキュメント処理での印刷機能の実行の指示を受け付けた際に、CPU20Aにより実行される。
まず、ステップS100では、アプリケーションプログラム20PAから出力される印刷データが取得される。ここでは、アプリケーションプログラム20PAによって出力された機械判定領域32に含まれるオブジェクトを含む原画像を用紙Pに形成するため印刷データが取得された場合を説明する。
次に、ステップS102では、ステップS100で取得した印刷データを用いて縮小原画像を生成する生成処理及び生成された縮小原画像の画像データの記憶処理が実行される。ステップS100における生成処理は、印刷データを用いてプレビュー用の縮小原画像を生成する処理である。記憶処理は、生成された縮小原画像の画像データを、プレビュー用画像メモリ20Gに記憶する処理である。この縮小原画像の画像データの一例には、ビットマップ画像を示す画像データが挙げられる。なお、ステップS102では、プレビュー画像は未だ表示しない。
なお、ステップS100における生成処理は、開示の技術における第1生成部における機能の一例である。
図5に、表示部20Jにプレビュー画像を表示するための表示画面の一例を示す。なお、ステップS102ではプレビュー画像は未だ表示しないが、図5に一例として、ステップS102で生成し記憶された縮小原画像56をプレビュー画像54として表示した場合が示されている。
図5に示すように、表示部20Jの表示画面50には、プレビュー画像54を表示可能な表示領域52が定められている。また、表示画面50には、プレビュー画像が複数存在する場合に、表示領域52内に表示するプレビュー画像54を一方向又は逆方向に順に選択指示するボタン51R、51Lが設けられている。プレビュー画像54が1個の場合には、ボタン51R、51Lを表示しないようにしてもよい。さらに、表示画面50には、プレビュー画像54を拡大縮小する指示ボタン及び表示されているプレビュー画像54の位置表示を配置するための領域51Uが定められている。また、表示画面50には、表示領域52の下方に、印刷データによるドキュメントの印刷を中止(図5の例ではキャンセル)する指示ボタン51C、及び印刷データによってドキュメントの印刷を実行する指示ボタン51Pが設けられている。指示ボタン51Pの操作により、印刷データが画像形成部16へ出力され、用紙Pに印刷データによる画像形成され、ドキュメントが印刷される。
次に、図4に示すステップS104では、プレビュー用画像メモリ20Gに記憶されている画像データによる縮小原画像56における背景色の解析処理が実行される。つまり、ステップS104では、プレビュー用画像メモリ20Gから縮小原画像56の予め定めた位置の画像データを読み出し、読み出した縮小原画像56の画像データを用いて背景色が解析される。
図6に、ステップS102における解析処理対象の縮小原画像56の一例を示す。
本実施形態では、縮小原画像56の予め定めた位置の色値から背景色を推定する解析処理が実行される。本実施形態では、縮小原画像56の予め定めた位置として、図6に示す縮小原画像56における四隅の位置56RU、56RD、56LU、56LDを一例として定めている。そして、縮小原画像56の画像データを用いて、四隅の位置56RU、56RD、56LU、56LDの各々のピクセル単位の色値を取得する。取得した4個の色値の各々を用いて、縮小原画像56を解析する。ここでの解析では、色値条件に適合する場合に、適合した色値を背景色として、背景色の推定が可能な縮小原画像56と定める。色値条件の一例として、取得した4個の色値のうち所定個数(例えば、3個)以上の色値が一致すること、または取得した4個の色値の変化量が予め定めた閾値以内であることが挙げられる。
次に、図4に示すステップS106では、ステップS104の解析結果として、ステップS102で生成された縮小原画像56が、背景色の推定が可能な縮小原画像56と定められたか否かを判別することにより、背景色が推定可能か否かが判断される。ステップS106で肯定判断された場合には、ステップS108へ処理が移行される。一方、ステップS106で否定判断された場合には、ステップS120で通常モード表示の処理が実行された後にステップS122へ処理が移行される。
ステップS120で実行される通常モード表示の処理は、ステップS102で記憶された縮小原画像をプレビュー画像として表示部20Jに表示する(図5参照)。つまり、プレビュー用画像メモリ20Gから縮小原画像56の画像データが読み出され、読み出された画像データによる縮小原画像56が、プレビュー画像54として表示される。
一方、ステップS108では、縮小原画像56に含まれるオブジェクトの背景を強調するため、縮小原画像56の背景色をピクセル単位で色変換する色変換処理が実行される。ステップS108の色変換処理は、縮小原画像56をピクセル単位で走査することにより、背景色を色変換する。
本実施形態では、処理を高速化するために、図6に示すように、予め定めた個数のピクセル群(以下、セルという。)58を、縮小原画像56上で縦横に走査して、背景色の色変換を行う。ここで、セル58は、縦横の一方に並ぶ複数ピクセルで構成してもよく、縦横の各々に同じ個数又は相違する個数で並ぶ複数ピクセルで構成してもよい。また、本実施形態では、セル58による走査を、四隅のうち左上位置56LUから一方向(図6の例ではX方向)に走査した後、一方向と交差方向(図6の例ではY方向)に走査に、順に走査することで、縮小原画像56の全ピクセルを走査する。
そして、縮小原画像56の走査中に、セル58の色値がステップS104で解析された縮小原画像56の背景色の色値と一致した場合に、セル58の色値を特定色の色値に変換する。そして、縮小原画像56としてプレビュー用画像メモリ20Gに記憶された画像データを更新する。つまり、ステップS104では、プレビュー用画像メモリ20Gに記憶された画像データのうち背景色の色値と一致したセル58に対応する範囲の画像データを、変換された特定色の色値に書き換える処理が実行される。なお、セル58の色値と背景色の色値とは一致に限定されるものではなく、セル58の色値の平均値が背景色の色値から予め定めた閾値以内の変動量である場合に、セル58の色値を特定色の色値に変換してもよい。
背景色を色変換する特定色は、表示部20Jに表示されるオブジェクト画像42、52を際立たせる色であることが好ましい。そこで、本実施形態では、背景色の補色を特定色として定める。背景色の補色を特定色として定めた場合、コントラストが強くなる場合には、コントラストを緩和する処理を施すことが好ましい。例えば、次に示す変換式に従って背景色の色値を変換することにより、コントラストを緩和することができる。
(output)=a・(input)+b
但し、a<0を条件とする。また、inputは入力側の背景色の色値であり、outputは出力側の背景色、つまり特定色の色値である。また、a及びbは予め定めた定数である。
図7に、上記の変換式によるセル58の色値を特定色の色値に変換する変換特性の一例を示す。
例えば、コントラストを緩和するため、定数a=−0.6とし、定数b=+230と定める。この場合、色値の最大値を255とし、任意色を赤色(R)、緑色(G)、及び青色(B)の3色の色値で表現した場合、白色(W)は(R,G,B)=(255,255,255)の色値であり、特定色は(R,G,B)=(77,77,77)の色値になる。また、他例として、(R,G,B)=(248,254,0)の色値に対応する黄色は、(R,G,B)=(81,78,230)の色値の青紫色の特定色に変換される。
図8に、オブジェクト画像42、52の背景について背景色から特定色への変換前後の縮小原画像56の一例を示す。図8(A)には、特定色への変換前の縮小原画像56、つまりステップS102でプレビュー用画像メモリ20Gに記憶された画像データによる縮小原画像56が示されている。図8(B)には、特定色への変換後の縮小原画像56、つまりステップS108で背景が強調されたプレビュー用の縮小原画像57が示される。
図8に示すように、オブジェクト画像42、及びオブジェクト画像52は、強調された背景色によって、際立った画像になる。
なお、ステップS108では、縮小原画像56を走査しながら縮小原画像56上で走査したセル58の個数を計数し、かつ、変換したセル58の個数を計数する。そして、縮小原画像56の走査完了時、つまり位置56RDを含む位置の走査完了時に次に示す演算式で占有率Sを演算する。
占有率S=Cs/Ca
但し、Csは変換したセル58の総数を示し、Caは走査したセル58の総数を示す。
なお、上記ステップS108では、縮小原画像56に含まれるオブジェクトの背景を強調するため、縮小原画像56の全てを対象として色変換処理が実行される場合を説明した。しかし、ステップS108の色変換処理で対象とする範囲は、縮小原画像56の全範囲に限定されるものではない。例えば、縮小原画像56の一部を定めてもよい。
図9に、縮小原画像56に対して色変換処理で対象とする範囲の一例を示す。
図9(A)には、全オブジェクトを1枚の用紙Pに印刷されるように予め定められている場合に、四隅のうち左上位置56LUを基準として、左方に距離L1、下方に距離L2のマージンを削減した範囲を対象範囲としている。また、図9(B)には、縦方向(左上位置56LUから左下位置56LDへ向かう方向)に並ぶ全オブジェクトを1枚の用紙Pに印刷されるように予め定められている場合に、四隅のうち左上位置56LUを基準として、下方に距離L3のマージンを削減した範囲を対象範囲としている。同様に、図9(C)には、横方向(左上位置56LUから右上位置56RUへ向かう方向)に並ぶ全オブジェクトを1枚の用紙Pに印刷されるように予め定められている場合に、四隅のうち左上位置56LUを基準として、右方に距離L4のマージンを削減した範囲を対象範囲としている。この場合、対象範囲について色変換処理を行うことで、対象範囲内においてオブジェクト画像を際立たせることができる。一方、対象範囲を特定色へ変換することで、削減したマージン範囲を際立たせることができる。
なお、ステップS108における色変換処理は、開示の技術における第2生成部における機能の一例である。また、ステップS108の色変換処理における背景色の色値と一致したセル58に対応する範囲の画像データを、変換された特定色の色値に書き換える処理は、開示の技術における第2生成部における機能の一例である。
また、背景色を変換する特定色の色値の画像データは、開示の技術における背景強調縮小画像データのうちの縮小背景領域の画像データの一例である。
次に、図4に示すステップS110では、ステップS108で演算された占有率Sが予め定めた閾値を超えたか否かが判断される。このステップS110は、対象とした縮小原画像56で、背景が支配的であるか否かを特定するための処理である。つまり、対象とした縮小原画像56で、背景が支配的である場合には、背景が支配的でない縮小原画像56に比べて、ユーザが印刷を希望するオブジェクト以外のオブジェクト画像(例えばオブジェクト画像52)を含む縮小原画像56である可能性が高い。一方、対象とした縮小原画像56で、背景が支配的でない場合には、背景が支配的である縮小原画像56に比べて、ユーザが印刷を希望するオブジェクト以外のオブジェクト画像(例えばオブジェクト画像52)を含む縮小原画像56である可能性が低い。
このため、ステップS110で否定判断された場合は、ユーザが印刷を希望するオブジェクト以外のオブジェクト画像が含まれる可能性が低い縮小原画像56として、ステップS118の処理後に、ステップS120で通常モード表示処理が実行される。ここで、ステップS118の処理は、ステップS108で処理された、オブジェクトの背景が強調された縮小原画像57、つまり背景色が色変換処理された縮小原画像57を変換前の背景色による縮小原画像56に復元する処理である。具体的には、本実施形態では、プレビュー用画像メモリ20Gに記憶された縮小原画像56の画像データは、ステップS108で、背景が強調された縮小原画像57の画像データに更新される。このため、通常モード表示用に、プレビュー用画像メモリ20Gに記憶された背景が強調された縮小原画像57の画像データを、通常の縮小原画像56の画像データへ復元する処理がステップS118で実行される。このステップS118の処理は、ステップ108で実行された色変換処理を逆変換処理すればよい。
一方、占有率Sが閾値を超え、ステップS110で肯定判断された場合は、ユーザが印刷を希望するオブジェクト以外のオブジェクト画像が含まれる可能性が高いとの判断で、ステップS112へ処理が移行される。ステップS112では、ユーザへの注意喚起のため、ユーザが印刷を希望するオブジェクト以外のオブジェクト画像が含まれる可能性が高いことを示すメッセージを表示部20Jに表示させる処理が実行される。また、ステップS112では、ユーザにより選択指示可能なボタンが表示され、ステップS112ではユーザにより選択指示されるまで次の処理が待機される。
図10に、ユーザへの注意喚起のため表示される表示画面の一例を示す。
図10では、メッセージの一例として、「予期せぬオブジェクトにより画像の縮小が発生している可能性があります。」のメッセージを含むメッセージ62が表示部20Jに表示された表示画面60が示されている。また、図10に示す例では、ユーザに選択を促す「オブジェクト検出モードに切り替えますか?」のメッセージを含むメッセージ62が表示される。さらに、表示画面60には、ユーザによって選択指示されるオブジェクト検出モードへの切り替え可否のボタン64、66が配置されている。ボタン64が選択指示された場合は、ユーザがオブジェクト検出モードへの切り替えを否定したことを示す。一方、ボタン66が選択指示された場合は、ユーザがオブジェクト検出モードへの切り替えを肯定したことを示す。
図10に示すボタン64が選択指示された場合、図4に示すステップ114で否定され、ステップS118へ処理が移行される。一方、ボタン66が選択指示された場合、図4に示すステップ114で肯定され、ステップS116へ処理が移行される。
ステップS116では、オブジェクト検出モード表示の処理が実行される。具体的には、プレビュー用画像メモリ20Gに記憶された背景が強調された縮小原画像57を表示部20Jへ表示する処理が実行される。つまり、プレビュー用画像メモリ20Gに記憶された背景が強調された縮小原画像57の画像データが読み出され、縮小原画像57が表示部20Jへ表示される(図8(B)参照)。
なお、ステップS116の処理は、開示の技術における出力部における機能の一例である。
次のステップS122では、指示ボタン51C及び指示ボタン51P(図5参照)の何れが指示されたかを判別することによって、ドキュメントの印刷処理を実行するか否かが判断される。指示ボタン51Pが指示された場合には、ステップS122で肯定され、ステップS124で、印刷データが画像形成部16へ出力された後に、本処理ルーチンが終了される。これによって、印刷データによる原画像が用紙Pに形成され、ドキュメントが印刷される。一方、指示ボタン51Cが指示された場合には、ステップS122で否定され、ステップS126で、印刷データによるドキュメントの印刷が中止された後に、本処理ルーチンが終了される。このステップS126では、印刷データが画像形成部16へ出力されることなく、破棄される。また、ステップS126では、プレビュー用画像メモリ20Gに記憶された縮小原画像56又は縮小原画像57の画像データも消去される。
以上説明したように本実施形態では、オブジェクトの背景画像をオブジェクトを際立たせる色画像に色変換するので、ユーザが印刷を希望するオブジェクトを含む範囲外のオブジェクトの視認性を向上させることができる。
また、本実施形態では、プレビュー用画像メモリ20Gに記憶された縮小原画像56を、背景が強調された縮小原画像57に更新するので、縮小原画像56を記憶するプレビュー用画像メモリ20Gのメモリ容量を削減することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を説明する。第2実施形態は、縮小原画像56又は縮小原画像57の表示を高速に処理可能にしたものである。なお、第2実施形態は第1実施形態と同様の構成のため、同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する、
図11に、第2実施形態に係る画像処理部12をコンピュータ20で構成した一例を示す。図11に示すように、第2実施形態に係るコンピュータ20で構成した画像処理部12では、プレビュー用画像メモリ20Gに、第1バッファ21A及び第2バッファ21Bを備えたバッファ21が含まれている。第1バッファ21A及び第2バッファ21Bの各々は、縮小原画像56の画像データを記憶するに十分なメモリ容量を備えている。
なお、プレビュー用画像メモリ20Gに含まれるバッファ21は、開示の技術における単一記憶領域の一例であり、第1バッファ21Aは第1記憶領域の一例であり、第2バッファ21Bは、第2記憶領域の一例である。
次に、第2実施形態に係る画像処理部12の画像処理の一例を詳細に説明する。
図12に、第2実施形態に係る画像処理部12として動作するコンピュータ20に含まれるコンピュータ本体20XのCPU20Aにより実行されるプレビュー画像制御プログラム20PPの処理の流れを示す。
なお、図12に示すプレビュー画像制御プログラム20PPの処理では、図4に示すステップS102の処理をステップS102A及びステップS102Bの処理に変更されている。また、ステップS106の処理とステップS108の処理の間に、ステップS107の処理が追加されている。さらに、図4に示すステップS116の処理がステップS116Aの処理に変更され、ステップS120の処理がステップS120Aの処理に変更されている。さらにまた、ステップS120Aの処理の直前にステップS119の処理が追加されている。
まず、ステップS100で、印刷データが取得された後、ステップS102Aで、プレビュー用画像メモリ20G内に含まれるバッファ21のうち第1バッファ21A及び第2バッファ21Bを、縮小原画像56を記憶する画像メモリとして設定する。次のステップS102Bでは、図4に示すステップS102の処理と同様に、ステップS100で取得した印刷データを用いて縮小原画像を生成する生成処理及び生成された縮小原画像の画像データの記憶処理が実行される。なお、ステップS102Bの記憶処理では、生成された縮小原画像を示す画像データを、プレビュー用画像メモリ20Gに設定された第1バッファ21Aに記憶した後、第2バッファ21Bへ複写する処理が実行される。
そして、ステップS104で、背景色の解析処理が実行され、ステップS106で、背景色が推定可能か否かが判断される。ステップS106で肯定判断された場合には、ステップS107へ処理が移行される。一方、ステップS106で否定判断された場合には、ステップS119へ処理が移行される。ステップS119では、縮小原画像が記憶される対象画像メモリとして第1バッファ21Aが設定され、ステップS120Aで、第1バッファ21Aに記憶された縮小原画像56をプレビュー画像54として表示部20Jに表示する(図5参照)。つまり、プレビュー用画像メモリ20Gの第1バッファ21Aから縮小原画像56の画像データが読み出され、読み出された画像データによる縮小原画像56が、プレビュー画像54として表示される。
一方、ステップS107では、縮小原画像が記憶された対象画像メモリとして第2バッファ21Bが設定され、ステップS108で、第2バッファ21Bに記憶された縮小原画像56の背景色を色変換する色変換処理が実行される。次に、ステップS110では、占有率Sが予め定めた閾値以下の場合に否定判断され、ステップS119で縮小原画像が記憶された対象画像メモリとして第1バッファ21Aが設定され後に、ステップS120で通常モード表示処理が実行される。本実施形態では、第1バッファ21A及び第2バッファ21Bの何れかに切り替えるため、通常の縮小原画像56の画像データへの復元処理は不要である。このため、図4に示すステップ118の処理は不要である。
なお、ステップS107で対象画像メモリとして第2バッファ21Bを設定する処理、及びステップS119で対象画像メモリとして第1バッファ21Aを設定する処理は、開示の技術における切替部における機能の一例である。
一方、占有率Sが閾値を超え、ステップS110で肯定判断された場合は、ステップS112で、ユーザへの注意喚起のためのメッセージを表示部20Jに表示させる処理が実行される。ユーザによりオブジェクト検出モードが選択指示されなかった場合、ステップ114で否定され、ステップS119へ処理が移行される。一方、ユーザによりオブジェクト検出モードが選択指示された場合、ステップ114で肯定され、ステップS116Aへ処理が移行される。
ステップS116Aでは、オブジェクト検出モード表示の処理が実行される。つまり、プレビュー用画像メモリ20Gの第2バッファ21Bに記憶された背景が強調された縮小原画像57を表示部20Jへ表示する処理が実行される。
以上説明したように第2実施形態では、通常の縮小原画像56を記憶した第1バッファ21A及び背景が強調された縮小原画像57を記憶した第2バッファ21Bの何れかにバッファを切り替える。これによって、背景が強調された縮小原画像57から通常の縮小原画像56に復元する処理が省略でき、短時間で通常の縮小原画像56を表示することができる。
なお、上記各実施形態では、ユーザによりオブジェクト検出モードが選択指示された場合にオブジェクト検出モードによる処理が実行されるようにしたが、オブジェクト検出モードが自動的に選択されるようにしてもよい。この場合、図13に示すように、ステップS100とステップS102(又はステップS102A)との間に、オブジェクト検出モードによる処理を実行することを示す設定データを取得するステップS101の処理を追加すればよい。そして、ステップS114では、ステップS101で取得した設定値によって、判断すればよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施の形態に多様な変更または改良を加えることができ、当該変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上記実施の形態では、フローチャートを用いた処理によるソフトウエアによって実現した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えばソフトウエアによる処理をハードウェア構成により実現する形態としてもよい。
10 印刷システム
12 画像処理部
14 通信回線
16 画像形成部
20 コンピュータ
20G プレビュー用画像メモリ
20J 表示部
20K 入力部
20PA アプリケーションプログラム
20PP プレビュー画像制御プログラム
20X コンピュータ本体
21 バッファ
21A バッファ
21B バッファ
30 作業可能領域
32 機械判定領域
34 現作業領域
40 オブジェクト画像
41 オブジェクト画像
42 オブジェクト画像
50 オブジェクト画像
50 表示画面
52 オブジェクト画像
52 表示領域
54 プレビュー画像
56 縮小原画像
57 縮小原画像
58 セル
60 表示画面

Claims (8)

  1. 印刷データによって形成される原画像を縮小した縮小画像を形成するための縮小原画像データを生成する第1生成部と、
    前記原画像に含まれるオブジェクトの背景領域に対応する前記縮小画像の縮小背景領域が強調された縮小画像を形成するための背景強調縮小画像データを生成する第2生成部と、
    を備えた画像処理装置において、
    前記背景強調縮小画像データを出力する出力部を含み、
    前記出力部は、前記縮小画像の全領域に対する前記縮小背景領域の比率が閾値を超えた場合に、前記背景強調縮小画像データを出力する
    画像処理装置。
  2. 前記背景強調縮小画像データのうち前記縮小背景領域の画像データは、前記背景領域又は前記縮小背景領域に基づいて生成された画像データである
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記背景強調縮小画像データのうち前記縮小背景領域の画像データは、前記背景領域又は前記縮小背景領域の補色の画像データである
    請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記補色の画像データは、前記背景領域又は前記縮小背景領域の色成分に応じて補色の度合いが変更可能である
    請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1生成部は、前記縮小原画像データを単一記憶領域に記憶し、
    前記第2生成部は、前記単一記憶領域に記憶された前記縮小原画像データにおける前記縮小背景領域の画像データを強調して前記背景強調縮小画像データを生成する、
    請求項1から請求項4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記第2生成部は、前記背景強調縮小画像データを生成した後に、前記縮小原画像データを用いる場合、前記単一記憶領域に記憶された前記背景強調縮小画像データを前記縮小原画像データに復元する
    請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記第1生成部は、前記縮小原画像データを第1記憶領域及び第2記憶領域の各々に記憶し、
    前記第2生成部は、前記第2記憶領域に記憶された縮小原画像データにおける前記縮小背景領域の画像データを強調して前記背景強調縮小画像データを生成し、
    前記縮小原画像データを用いる場合に対象記憶領域を前記第1記憶領域に切り替え、かつ前記背景強調縮小画像データを用いる場合に対象記憶領域を前記第2記憶領域に切り替える切替部を含む
    請求項1から請求項4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  8. 印刷データによって形成される原画像を縮小した縮小画像を形成するための縮小原画像データを生成し、
    前記原画像に含まれるオブジェクトの背景領域に対応する前記縮小画像の縮小背景領域が強調された縮小画像を形成するための背景強調縮小画像データを生成し、
    前記縮小画像の全領域に対する前記縮小背景領域の比率が閾値を超えた場合に、前記背景強調縮小画像データを出力する
    ことを含む処理をコンピュータに実行させる画像処理プログラム。
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