JP6935311B2 - スプライン伸縮軸の製造方法 - Google Patents
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内スプラインが内周面に形成された外軸と、
外スプラインが外周面に形成され、該外スプラインと上記内スプラインとが摺動可能なように結合される内軸と、
上記内スプライン及び上記外スプラインの少なくとも一方を樹脂コーティング層で被覆したスプライン伸縮軸を製造する方法において、
上記内スプライン及び上記外スプラインの少なくとも一方を樹脂材料で被覆して上記樹脂コーティング層を形成する仕上前の樹脂コーティング層形成工程と、
上記仕上前の樹脂コーティング層が形成された内軸及び外軸を上記外スプラインと上記内スプラインとが摺動可能なように結合する結合工程と、
上記結合工程後の上記内軸の一端を内軸側治具で掴む内軸把持工程と、
上記結合工程後の上記外軸の一端を外軸側治具で掴む外軸把持工程と、
上記内軸の一端及び上記外軸の一端を掴んだ状態で、上記内軸側治具と上記外軸側治具とを相対的に上記スプライン伸縮軸の軸方向に沿って往復運動させ、上記内軸側治具及び上記外軸側治具の少なくとも一方において上記内軸又は上記外軸を求心させながら上記仕上前の樹脂コーティング層を対応する上記外スプライン又は上記内スプラインに倣わせて仕上後の樹脂コーティング層を形成する樹脂コーティング層仕上工程とを含む。
上記樹脂コーティング層仕上工程において、
上記内軸側治具に形成した溝に配置したボールで上記内軸をラジアル方向に移動可能に支持して該内軸を求心させながら、及び/又は、
上記外軸側治具に形成した溝に配置したボールで上記外軸をラジアル方向に移動可能に支持して該外軸を求心させながら、
上記内軸側治具と上記外軸側治具とを相対的に上記スプライン伸縮軸の軸方向に沿って往復運動させる。
上記内軸把持工程において、
上記内軸の一端を上記内軸側治具のクランプ機構で掴んで固定すると共に、該クランプ機構にユニバーサルジョイントを接続し、
上記樹脂コーティング層仕上工程において、
上記外軸の一端を、上記外軸側治具の上記ボールでラジアル方向に移動可能に支持した状態で上記外軸を求心させながら上記仕上前の樹脂コーティング層を対応する上記外スプライン又は上記内スプラインに倣わせて仕上後の樹脂コーティング層を形成する。
上記外軸把持工程において、
C字状の溝が形成された外軸側治具本体の開口部から上記外軸を挿入し、該C字状の溝に配置したボールの上に上記外軸の一部を載置する。
上記外軸把持工程において、
一対の直線状の溝が形成された外軸側治具本体の開口部から上記外軸を挿入し、該一対の直線状の溝に配置したボールの上に上記外軸の一部を載置する。
上記外軸把持工程において、
上記外軸の一部を、上記溝の内面に対して所定の隙間を保って嵌め込んだワーク受けを介して上記ボールに支持する。
上記外軸把持工程において、
上記外軸の一端を軸受のボールを当接させた状態で押さえ込む。
図2は本発明の実施形態1に係るスプライン伸縮軸としてのインターミディエイトシャフト1を上下振動発生装置(図示せず)に把持した状態を示し、このインターミディエイトシャフト1は、内スプライン2aが内周面に形成された外軸2と、外スプライン3aが外周面に形成され、外スプライン3aと内スプライン2aとが摺動可能なように結合される内軸3とを備えている。詳しくは図示しないが本実施形態では、外スプライン3aが仕上前の樹脂コーティング層4で覆われている。この仕上前の樹脂コーティング層4は、内スプライン2a側にのみ設けられていてもよいし、外スプライン3aと内スプライン2aの両方に設けられていてもよい。図1Aに二点鎖線で示すように、外軸2の上端には、リング状のフランジ部5が設けられている。一方、図3Aに示すように、内軸3の下端には、ユニバーサルジョイント等を接続するための接続用スプライン3bが加工されている。図3Bにも示すように、この接続用スプライン3bが加工されている部分の一部が機械加工されて平坦な被押圧部3cが形成されている。本実施形態のインターミディエイトシャフト1は、仕上前の樹脂コーティング層4が形成され、この仕上前の樹脂コーティング層4が形成された内軸3及び外軸2を外スプライン3aと内スプライン2aとが摺動可能なように結合される。この状態では、従来のようにユニバーサルジョイントが内軸3及び外軸2のいずれにも取り付けられていない。
図4A〜図5Bは本発明の実施形態2を示し、インターミディエイトシャフト101の形状及びその固定構造が異なる点で上記実施形態1と異なる。なお、以下の各実施形態では、図1A〜図3Bと同じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図6は本発明の実施形態3を示し、インターミディエイトシャフト201の支持構造が異なる点で上記実施形態1及び2と異なる。
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
2 外軸
2a 内スプライン
3 内軸
3a 外スプライン
3b 接続用スプライン
3c 被押圧部
4 (仕上げ前、仕上げ後の)樹脂コーティング層
5 フランジ部
10 治具
11 治具本体
13 軸受
14 蓋部
20 外軸側治具
21 外軸側治具本体
22 C字状溝
23 ボール
24 下側耐摩耗プレート
25 上側耐摩耗プレート
26 ワーク受け
26a 下部
27 開口部
30 内軸側治具
31 内軸側治具本体(クランプ機構)
32 クランパ(クランプ機構)
33 楔部材(クランプ機構)
33a 突出部
40 疑似ユニバーサルジョイント
X1,Y1 隙間
101 インターミディエイトシャフト(スプライン伸縮軸)
102 外軸
103 内軸
103c 被押圧部
105 ピン
120 外軸側治具
121 外軸側治具本体
122 直線状溝
126 ワーク受け
130 内軸側治具
131 内軸側治具本体(クランプ機構)
132 クランパ(クランプ機構)
133 楔部材(クランプ機構)
133a 突出部
X2,Y2 隙間
201 インターミディエイトシャフト(スプライン伸縮軸)
203 内軸
203a 円柱状塊
230 内軸側治具
231 内軸側治具本体
232 クランパ
Claims (6)
- 内スプラインが内周面に形成された外軸と、
外スプラインが外周面に形成され、該外スプラインと上記内スプラインとが摺動可能なように結合される内軸と、
上記内スプライン及び上記外スプラインの少なくとも一方を樹脂コーティング層で被覆したスプライン伸縮軸を製造する方法において、
上記内スプライン及び上記外スプラインの少なくとも一方を樹脂材料で被覆して上記樹脂コーティング層を形成する仕上前の樹脂コーティング層形成工程と、
上記仕上前の樹脂コーティング層が形成された内軸及び外軸を上記外スプラインと上記内スプラインとが摺動可能なように結合する結合工程と、
上記結合工程後の上記内軸の一端を内軸側治具で掴む内軸把持工程と、
上記結合工程後の上記外軸の一端を外軸側治具で掴む外軸把持工程と、
上記内軸の一端及び上記外軸の一端を掴んだ状態で、
上記内軸側治具に形成した溝に配置したボールで上記内軸をラジアル方向に移動可能に支持して該内軸を求心させながら、及び/又は、
上記外軸側治具に形成した溝に配置したボールで上記外軸をラジアル方向に移動可能に支持して該外軸を求心させながら、
上記内軸側治具と上記外軸側治具とを相対的に上記スプライン伸縮軸の軸方向に沿って往復運動させ、上記内軸側治具及び上記外軸側治具の少なくとも一方において上記内軸又は上記外軸を求心させながら上記仕上前の樹脂コーティング層を対応する外スプライン又は内スプラインに倣わせて仕上後の樹脂コーティング層を形成する樹脂コーティング層仕上工程とを含む
ことを特徴とするスプライン伸縮軸の製造方法。 - 請求項1に記載のスプライン伸縮軸の製造方法において、
上記内軸把持工程において、
上記内軸の一端を上記内軸側治具のクランプ機構で掴んで固定すると共に、該クランプ機構にユニバーサルジョイントを接続し、
上記樹脂コーティング層仕上工程において、
上記外軸の一端を、上記外軸側治具の上記ボールでラジアル方向に移動可能に支持した状態で上記外軸を求心させながら上記仕上前の樹脂コーティング層を対応する外スプライン又は内スプラインに倣わせて仕上後の樹脂コーティング層を形成する
ことを特徴とするスプライン伸縮軸の製造方法。 - 請求項2に記載のスプライン伸縮軸の製造方法において、
上記外軸把持工程において、
C字状の溝が形成された外軸側治具本体の開口部から上記外軸を挿入し、該C字状の溝に配置したボールの上に上記外軸の一部を載置する
ことを特徴とするスプライン伸縮軸の製造方法。 - 請求項2に記載のスプライン伸縮軸の製造方法において、
上記外軸把持工程において、
一対の直線状の溝が形成された外軸側治具本体の開口部から上記外軸を挿入し、該一対の直線状の溝に配置したボールの上に上記外軸の一部を載置する
ことを特徴とするスプライン伸縮軸の製造方法。 - 請求項3又は4に記載のスプライン伸縮軸の製造方法において、
上記外軸把持工程において、
上記外軸の一部を、上記溝の内面に対して所定の隙間を保って嵌め込んだワーク受けを介して上記ボールに支持する
ことを特徴とするスプライン伸縮軸の製造方法。 - 請求項3から5のいずれか1つに記載のスプライン伸縮軸の製造方法において、
上記外軸把持工程において、
上記外軸の一端を軸受のボールを当接させた状態で押さえ込む
ことを特徴とするスプライン伸縮軸の製造方法。
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JP2017227469A JP6935311B2 (ja) | 2017-11-28 | 2017-11-28 | スプライン伸縮軸の製造方法 |
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JP2019095040A JP2019095040A (ja) | 2019-06-20 |
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