JP6935027B2 - 地上制御装置および防護区間制御方法 - Google Patents

地上制御装置および防護区間制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、列車の運行を管理する地上制御装置および防護区間制御方法に関する。
従来、無線列車制御システムにおいて、地上制御装置は、列車から無線通信によって列車の位置情報を取得し、取得した位置情報に基づいて列車の停止限界位置を設定し、停止限界位置の情報を列車に送信する。列車は、停止限界位置を超えないように走行する。地上制御装置は、列車から位置情報を取得できなくなった場合、当該列車に対して最後に受信した位置情報で示される位置から停止限界位置までの区間を防護区間に設定し、他の列車の防護区間への進入を禁止する。無線列車制御システムでは、地上制御装置が設定する防護区間が大きいほど、後続列車の運行、前方の駅に在線する列車の運行などに影響を及ぼし、列車の運行効率が低下してしまう。
このような問題に対して、特許文献1には、地上装置は、列車との無線通信に異常が発生した場合、防護区間の範囲を小さく設定して、列車の運行効率の低下を抑制する技術が開示されている。具体的には、特許文献1に記載の地上装置は、列車から最後に受信した列車位置と列車が緊急停止で停止できる停止可能位置との間を防護区間に設定する。
特開2013−10477号公報
地上装置と列車との無線通信が途絶した場合、対処方法として、列車の運転士が、列車を緊急停止後、通常の無線通信以外の通信手段によって地上装置の管理者などと連絡をとって、次の駅まで列車を運転して走行させる非常運転を行う方法がある。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、列車が非常運転で走行し、無線通信の異常発生時に設定された防護区間すなわち停止可能位置を超えてしまうと、非常運転による走行区間において他の列車の進入を禁止できない、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、非常運転時の走行区間において他の列車の進入を禁止しつつ、列車の運行効率の低下を抑制可能な地上制御装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の地上制御装置は、地上無線装置を介して、列車から列車位置を示す位置情報を取得する第1の情報取得部と、列車が規定された区間に在線しているか否かを示す在線情報を取得する第2の情報取得部と、第1の情報取得部で位置情報を取得できなかったときは列車の防護区間を設定し、列車が非常運転による走行を行った場合、第2の情報取得部で取得された在線情報に基づいて、防護区間の一部を解除する制御部と、を備える。制御部は、第1の情報取得部で位置情報を取得できなかった場合、列車から最後に取得した位置情報で示される列車の後尾位置を始点とし、列車から最後に取得した位置情報に基づいて設定した停止限界位置を終点とする防護区間を設定し、在線情報に基づいて列車が非常運転による走行によって通過した区間が特定された場合、始点から列車が通過した区間までの防護区間を解除することを特徴とする。
本発明によれば、地上制御装置は、非常運転時の走行区間において他の列車の進入を禁止しつつ、列車の運行効率の低下を抑制できる、という効果を奏する。
実施の形態1に係る無線列車制御システムの構成例を示す図 実施の形態1に係る地上制御装置の制御部が列車の防護区間を制御する動作を示すフローチャート 実施の形態1に係る無線列車制御システムにおいて軌道回路が落下した状態を示す図 実施の形態1に係る無線列車制御システムにおいて軌道回路が扛上した状態を示す図 実施の形態1に係る無線列車制御システムにおいて制御部が防護区間の一部を解除した状態を示す図 実施の形態1に係る地上制御装置が備える処理回路をプロセッサおよびメモリで構成する場合の例を示す図 実施の形態1に係る地上制御装置が備える処理回路を専用のハードウェアで構成する場合の例を示す図 実施の形態2に係る地上制御装置の制御部が列車の防護区間を制御する動作を示すフローチャート 実施の形態2に係る無線列車制御システムにおいて列車が軌道回路に在線している状態を示す図 実施の形態2に係る無線列車制御システムにおいて列車が軌道回路に規定された期間在線し、防護区間の一部を解除した状態を示す図
以下に、本発明の実施の形態に係る地上制御装置および防護区間制御方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る無線列車制御システム100の構成例を示す図である。無線列車制御システム100は、地上システム10と、列車20a,20bと、を備える。以降の説明において、列車20a,20b、および後述する図5で示される列車20cを区別しない場合は、列車20と称することがある。無線列車制御システム100には列車20cも含まれる。図1に示すエリアは、無線列車制御システム100において地上システム10が、列車20の運行を制御するエリアの一部である。図1に示すエリアは、同じ進行方向の列車20が並列して停止できるエリアであり、例えば、図示しないホームなどが設置された駅周辺のエリアである。駅周辺、すなわち図1に示す「軌道回路が設置されているエリア」に、列車20の在線および非在線を検知する軌道回路50〜53、および列車20の停止および進入を現示する信号機61〜63が設置されている。なお、図1では列車20aの非常運転による走行区間70の矢印で隠れているが、駅周辺には、後述する図4などで示される信号機60が設置されている。
地上システム10の構成について説明する。地上システム10は、地上制御装置11と、地上無線装置15と、電子連動装置16と、を備える。
地上制御装置11は、列車20の運行を管理する。地上制御装置11は、位置情報取得部12と、在線情報取得部13と、制御部14と、を備える。
位置情報取得部12は、地上無線装置15を介して、列車20から、列車20の列車位置を示す位置情報を取得し、制御部14に出力する第1の情報取得部である。また、位置情報取得部12は、制御部14で生成された停止限界位置などの制御情報を、地上無線装置15を介して、列車20に出力する。
在線情報取得部13は、列車20が規定された区間に在線しているか否かを示す在線情報を取得する第2の情報取得部である。図1に示す無線列車制御システム100の例では、在線情報取得部13は、電子連動装置16から、軌道回路50〜53の状態が落下または扛上であることを示す在線情報を取得する。軌道回路50〜53が落下の状態とは、列車20が在線している状態である。軌道回路50〜53が扛上の状態とは、列車20が在線していない非在線の状態である。また、軌道回路50〜53において、落下の状態になった後に扛上の状態になったときは、列車20が当該軌道回路を通過したことを示す。
制御部14は、地上無線装置15を介して位置情報取得部12から列車20の位置情報を取得すると、列車20の位置情報に基づいて当該列車20の停止限界位置を設定する。制御部14は、位置情報取得部12を介して地上無線装置15から、停止限界位置の情報を列車20に送信する制御を行う。また、制御部14は、位置情報取得部12で列車20aから位置情報を取得できなかったときは列車20aの防護区間30aを設定する。制御部14は、列車20aの防護区間30aを設定後、列車20aが非常運転による走行を行った場合、在線情報取得部13で取得された在線情報に基づいて、防護区間30aの一部を解除する。無線列車制御システム100においてある列車20の防護区間が解除されると、他の列車20は、防護区間が解除された区間に進入することが可能になる。制御部14の具体的な動作については後述する。
地上無線装置15は、列車20との間で無線通信を行う。地上無線装置15は、列車20から位置情報を取得すると、取得した位置情報を地上制御装置11の位置情報取得部12に出力する。また、地上無線装置15は、地上制御装置11から列車20の停止限界位置の情報を取得すると、取得した停止限界位置の情報を列車20に送信する。なお、図1に示す無線列車制御システム100では、地上システム10は、地上無線装置15を1つ備えているが一例であり、地上システム10は、複数の地上無線装置15を備えていてもよい。
電子連動装置16は、信号機60〜63の動作を制御する。電子連動装置16は、軌道回路50〜53から、軌道回路50〜53の状態が落下または扛上であることを示す在線情報を取得して、地上制御装置11の在線情報取得部13に出力する。
列車20において、図示しない車上制御装置は、地上制御装置11から停止限界位置の情報を取得するとランカーブを生成し、ランカーブに従って列車20の走行を制御する。列車20の構成は、一般的な無線列車制御システムで使用される列車の構成と同様のものでよいので、詳細な説明については省略する。
つづいて、地上制御装置11の動作について説明する。図2は、実施の形態1に係る地上制御装置11の制御部14が列車20aの防護区間を制御する動作を示すフローチャートである。地上制御装置11において、制御部14は、地上無線装置15および位置情報取得部12を介して列車20aから位置情報を取得できたか否かを判定する(ステップS1)。制御部14は、位置情報を取得できた場合(ステップS1:Yes)、通常の列車制御を実施する(ステップS2)。通常の列車制御とは、列車20aから取得した位置情報に基づいて停止限界位置41を設定し、停止限界位置41の情報を列車20aに送信する制御である。
制御部14は、位置情報を取得できなかった場合(ステップS1:No)、列車20aから最後に取得した位置情報で示される列車20aの後尾位置40を始点とし、列車20aから最後に取得した位置情報に基づいて設定した停止限界位置41を終点とする防護区間30aを設定する(ステップS3)。制御部14が列車20aから位置情報を取得できなかった場合には、例えば、列車20aに搭載されている図示しない車上無線装置の故障、列車20aに搭載され、列車20aの位置を算出する図示しない車上制御装置の故障、地上無線装置15の故障などがあるが、これらに限定されない。制御部14が列車20aから位置情報を取得できなかった場合には、地上無線装置15と列車20aとの間の通信環境の一時的な悪化による通信断の場合も含まれる。制御部14は、規定された期間において位置情報を取得できなかった場合、位置情報を取得できなかったと判定してもよい。
ここで、列車20aは、地上制御装置11から規定された周期で停止限界位置の情報を取得できなかった場合、停止する。地上制御装置11の管理者は、地上無線装置15および前述の車上無線装置を使用しない通信手段、例えば、予備の無線装置、携帯端末などを用いて、列車20aの運転士に対して非常運転を指示する。列車20aの運転士は、地上制御装置11の管理者からの指示に従って、非常運転によって列車20aを走行させる。
制御部14は、在線情報取得部13を介して電子連動装置16から軌道回路50〜53の状態を示す在線情報を取得する(ステップS4)。制御部14は、防護区間30aの範囲において一番手前の軌道回路、図1の例では軌道回路50において、落下および扛上が検知されたか否かを判定する(ステップS5)。図3は、実施の形態1に係る無線列車制御システム100において軌道回路50が落下した状態を示す図である。図4は、実施の形態1に係る無線列車制御システム100において軌道回路50が扛上した状態を示す図である。制御部14は、列車20aが非常運転による走行によって軌道回路50に進入すると、取得した「落下」の在線情報によって、列車20aが軌道回路50に在線していると判定する。その後、制御部14は、列車20aが非常運転による走行によって軌道回路50から退出すると、取得した「扛上」の在線情報によって、列車20aが軌道回路50に在線していない、すなわち非在線と判定する。制御部14は、軌道回路50において落下および扛上が検知されていない場合(ステップS5:No)、処理を終了する。
制御部14は、軌道回路50において落下および扛上が検知された場合(ステップS5:Yes)、列車20aが一番手前の軌道回路、図1の例では軌道回路50を通過したと判定する(ステップS6)。制御部14は、防護区間30aの始点である列車20aの後尾位置40から列車20aが通過した軌道回路50までの区間、すなわち列車20aが非常運転によって走行した区間の防護区間を解除する(ステップS7)。図5は、実施の形態1に係る無線列車制御システム100において制御部14が防護区間30aの一部を解除した状態を示す図である。このように、制御部14は、在線情報取得部13からの在線情報に基づいて列車20が非常運転による走行によって通過した区間が特定された場合、始点から列車20が通過した区間までの防護区間を解除する。この結果、制御部14は、列車20が非常運転による走行を行った場合、列車20が走行した区間に応じて防護区間の範囲を小さくすることができる。制御部14は、具体的に図1および図3から図5の例では、列車20aに対する防護区間30aを、防護区間30bまで小さくすることができる。これにより、制御部14は、列車20aの後続列車である列車20cを、軌道回路50まで進入させる制御を行うことができる。
制御部14は、図2に示すフローチャートの動作を周期的に繰り返し実施する。制御部14は、例えば、列車20aが非常運転によって軌道回路51を通過したと判定した場合、さらに軌道回路51の区間の防護区間を解除する。
このように、実施の形態1において、在線情報は、軌道回路50〜53が落下および扛上したことを示す情報である。制御部14は、在線情報に基づいて、ある軌道回路において落下および扛上が検知された場合は列車20が当該軌道回路を通過したと判定し、始点から列車20が通過した軌道回路までの防護区間を解除する。
なお、列車20の在線を判定する方法はこれに限定されない。例えば、図1および図3から図5の軌道回路50〜53で示される各区間の両端、すなわち各区間の始点部分および終点部分に車軸カウンタを設置してもよい。制御部14は、在線情報取得部13から、車軸カウンタが両端に設置された設置区間の各車軸カウンタのカウント値を示す情報である在線情報を取得する。この場合、在線情報は、車軸カウンタが両端に設置された設置区間の各車軸カウンタのカウント値を示す情報である。制御部14は、在線情報に基づいて、各車軸カウンタのカウント値が0以外の同数の場合は列車20が設置区間を通過したと判定し、始点から設置区間までの防護区間を解除する。この場合においても、制御部14は、列車20が非常運転による走行を行った場合、列車20が走行した区間に応じて防護区間の範囲を小さくすることができる。
つづいて、地上制御装置11のハードウェア構成について説明する。地上制御装置11において、位置情報取得部12は、地上無線装置15との間で情報の入出力が可能な入出力インタフェースである。在線情報取得部13は、電子連動装置16から在線情報を取得する入力インタフェースである。制御部14は、処理回路により実現される。処理回路は、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサおよびメモリであってもよいし、専用のハードウェアであってもよい。
図6は、実施の形態1に係る地上制御装置11が備える処理回路をプロセッサおよびメモリで構成する場合の例を示す図である。処理回路がプロセッサ91およびメモリ92で構成される場合、地上制御装置11の処理回路の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ92に格納される。処理回路では、メモリ92に記憶されたプログラムをプロセッサ91が読み出して実行することにより、各機能を実現する。すなわち、処理回路は、地上制御装置11の処理が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ92を備える。また、これらのプログラムは、地上制御装置11の手順および方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
ここで、プロセッサ91は、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、またはDSP(Digital Signal Processor)などであってもよい。また、メモリ92には、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(登録商標)(Electrically EPROM)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、またはDVD(Digital Versatile Disc)などが該当する。
図7は、実施の形態1に係る地上制御装置11が備える処理回路を専用のハードウェアで構成する場合の例を示す図である。処理回路が専用のハードウェアで構成される場合、図7に示す処理回路93は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。地上制御装置11の各機能を機能別に処理回路93で実現してもよいし、各機能をまとめて処理回路93で実現してもよい。
なお、地上制御装置11の各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。このように、処理回路は、専用のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、地上制御装置11において、制御部14は、列車20から位置情報を取得できなかった場合、最後に取得した位置情報に基づいて防護区間を設定する。制御部14は、列車20が非常運転による走行を行った場合、軌道回路50〜53の在線情報に基づいて、設定した防護区間の一部を解除する。具体的には、制御部14は、列車20aが非常運転によって走行した区間の防護区間を解除する。これにより、地上制御装置11は、非常運転を行う列車20の走行区間において他の列車20の進入を禁止しつつ、列車20の運行効率の低下を抑制することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、地上制御装置11の制御部14は、列車20aに設定された防護区間30aのうち、列車20aの進行方向に対して後方部分の一部を解除していた。実施の形態2では、制御部14は、列車20aに設定された防護区間30bのうち、列車20aの進行方向に対して前方部分の一部を解除する。
実施の形態2において、無線列車制御システム100および地上システム10の構成は、図1に示す実施の形態1のときの構成と同様である。図8は、実施の形態2に係る地上制御装置11の制御部14が列車20aの防護区間を制御する動作を示すフローチャートである。地上制御装置11において、制御部14は、地上無線装置15および位置情報取得部12を介して列車20aから位置情報を取得できたか否かを判定する(ステップS11)。制御部14は、位置情報を取得できた場合(ステップS11:Yes)、処理を終了する。制御部14は、位置情報を取得できなかった場合(ステップS11:No)、在線情報取得部13を介して電子連動装置16から軌道回路50〜53の状態を示す在線情報を取得する(ステップS12)。制御部14は、防護区間30bの範囲において列車20aが同一の軌道回路に規定された期間在線しているか否かを判定する(ステップS13)。ここで、同一の軌道回路に規定された期間在線しているとは、例えば、落下している軌道回路長を列車20aが超低速で走行したときにかかる時間以上の十分な時間、当該軌道回路前後の軌道回路の状態が変化していない状態、すなわち扛上のままの状態である。このような場合、制御部14は、列車20aが当該軌道回路に停止していると判定する。図9は、実施の形態2に係る無線列車制御システム100において列車20aが軌道回路51に在線している状態を示す図である。
制御部14は、防護区間30bの範囲において列車20aが同一軌道回路に規定された期間在線していない場合(ステップS13:No)、処理を終了する。制御部14は、防護区間30bの範囲において列車20aが同一の軌道回路に規定された期間在線している場合(ステップS13:Yes)、列車20aが在線している軌道回路51の次の軌道回路52から防護区間30bの終点までの区間の防護区間を解除する(ステップS14)。図10は、実施の形態2に係る無線列車制御システム100において列車20aが軌道回路51に規定された期間在線し、防護区間30bの一部を解除した状態を示す図である。このように、制御部14は、在線情報取得部13からの在線情報に基づいて、列車20aが同一の軌道回路に規定された期間在線している場合、列車20aが在線している軌道回路51の次の軌道回路52から防護区間30bの終点までの区間の防護区間を解除する。この結果、制御部14は、列車20が非常運転による走行を行った後に停止し、列車20が規定された期間同一軌道回路に在線している場合、列車20は故障した装置の修理または交換をしない限り走行しないとみなし、防護区間の前方部分を解除して、防護区間の範囲を小さくすることができる。制御部14は、具体的に図9および図10の例では、列車20aに対する防護区間30bを、防護区間30cまで小さくすることができる。この結果、制御部14は、列車20bを運行させることが可能になる。
なお、制御部14は、図2に示す実施の形態1のフローチャートの動作、および図8に示す実施の形態2のフローチャートの動作を、交互に行ってもよいし、並行して行ってもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、地上制御装置11において、制御部14は、軌道回路50〜53の在線情報に基づいて、防護区間30bが設定された区間の途中で列車20aが規定された期間停止していると判定した場合、列車20aが停止している区間の1つ先の区間から防護区間30bの終点までの区間の防護区間を解除することとした。これにより、地上制御装置11は、非常運転を行う列車20の走行区間において他の列車20の進入を禁止しつつ、実施の形態1と比較して、さらに列車20の運行効率の低下を抑制することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
10 地上システム、11 地上制御装置、12 位置情報取得部、13 在線情報取得部、14 制御部、15 地上無線装置、16 電子連動装置、20a〜20c 列車、30a〜30c 防護区間、40 後尾位置、41 停止限界位置、50〜53 軌道回路、60〜63 信号機、70 非常運転による走行区間、100 無線列車制御システム。

Claims (8)

  1. 地上無線装置を介して、列車から列車位置を示す位置情報を取得する第1の情報取得部と、
    前記列車が規定された区間に在線しているか否かを示す在線情報を取得する第2の情報取得部と、
    前記第1の情報取得部で前記位置情報を取得できなかったときは前記列車の防護区間を設定し、前記列車が非常運転による走行を行った場合、前記第2の情報取得部で取得された前記在線情報に基づいて、前記防護区間の一部を解除する制御部と、
    を備え
    前記制御部は、前記第1の情報取得部で前記位置情報を取得できなかった場合、前記列車から最後に取得した位置情報で示される前記列車の後尾位置を始点とし、前記列車から最後に取得した位置情報に基づいて設定した停止限界位置を終点とする前記防護区間を設定し、前記在線情報に基づいて前記列車が非常運転による走行によって通過した区間が特定された場合、前記始点から前記列車が通過した区間までの防護区間を解除する、
    ことを特徴とする地上制御装置。
  2. 前記在線情報は、軌道回路が落下および扛上したことを示す情報であり、
    前記制御部は、前記在線情報に基づいて、ある軌道回路において落下および扛上が検知された場合は前記列車が当該軌道回路を通過したと判定し、前記始点から前記列車が通過した軌道回路までの防護区間を解除する、
    ことを特徴とする請求項に記載の地上制御装置。
  3. 前記在線情報は、車軸カウンタが両端に設置された設置区間の各車軸カウンタのカウント値を示す情報であり、
    前記制御部は、前記在線情報に基づいて、各車軸カウンタのカウント値が0以外の同数の場合は前記列車が前記設置区間を通過したと判定し、前記始点から前記設置区間までの防護区間を解除する、
    ことを特徴とする請求項に記載の地上制御装置。
  4. 前記制御部は、前記在線情報に基づいて、前記防護区間が設定された区間の途中で前記列車が規定された期間停止していると判定した場合、前記列車が停止している区間の1つ先の区間から前記終点までの区間の防護区間を解除する、
    ことを特徴とする請求項からのいずれか1つに記載の地上制御装置。
  5. 地上制御装置における防護区間制御方法であって、
    第1の情報取得部が、地上無線装置を介して、列車から列車位置を示す位置情報を取得する第1のステップと、
    第2の情報取得部が、前記列車が規定された区間に在線しているか否かを示す在線情報を取得する第2のステップと、
    制御部が、前記第1の情報取得部で前記位置情報を取得できなかったときは前記列車の防護区間を設定し、前記列車が非常運転による走行を行った場合、前記第2の情報取得部で取得された前記在線情報に基づいて、前記防護区間の一部を解除する第3のステップと、
    を含み、
    前記第3のステップにおいて、前記制御部は、前記第1の情報取得部で前記位置情報を取得できなかった場合、前記列車から最後に取得した位置情報で示される前記列車の後尾位置を始点とし、前記列車から最後に取得した位置情報に基づいて設定した停止限界位置を終点とする前記防護区間を設定し、前記在線情報に基づいて前記列車が非常運転による走行によって通過した区間が特定された場合、前記始点から前記列車が通過した区間までの防護区間を解除する、
    ことを特徴とする防護区間制御方法。
  6. 前記在線情報は、軌道回路が落下および扛上したことを示す情報であり、
    前記第3のステップにおいて、前記制御部は、前記在線情報に基づいて、ある軌道回路において落下および扛上が検知された場合は前記列車が当該軌道回路を通過したと判定し、前記始点から前記列車が通過した軌道回路までの防護区間を解除する、
    ことを特徴とする請求項に記載の防護区間制御方法。
  7. 前記在線情報は、車軸カウンタが両端に設置された設置区間の各車軸カウンタのカウント値を示す情報であり、
    前記第3のステップにおいて、前記制御部は、前記在線情報に基づいて、各車軸カウンタのカウント値が0以外の同数の場合は前記列車が前記設置区間を通過したと判定し、前記始点から前記設置区間までの防護区間を解除する、
    ことを特徴とする請求項に記載の防護区間制御方法。
  8. 前記第3のステップにおいて、前記制御部は、前記在線情報に基づいて、前記防護区間が設定された区間の途中で前記列車が規定された期間停止していると判定した場合、前記列車が停止している区間の1つ先の区間から前記終点までの区間の防護区間を解除する、
    ことを特徴とする請求項からのいずれか1つに記載の防護区間制御方法。
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