JP6935023B2 - 自動分析装置および洗浄方法 - Google Patents

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Description

本発明は、自動分析装置および洗浄方法に関する。
自動分析装置は、血液、尿、髄液等の生体試料を分析する装置である。自動分析装置において、試料、試薬を分注するノズルは、多様な試料、試薬を扱うため、それらの成分のキャリーオーバを防止するために各分注動作ごとに洗浄を行わなければならない。自動分析装置では、前記ノズルの洗浄を実施するために、洗浄槽が備えられている。従来の自動分析装置では、洗浄槽においてノズルの内壁の洗浄と、ノズルの外壁の洗浄を分注動作ごとに繰り返し行う。
一方、ノズル洗浄後の外壁表面には、洗浄水が水滴として残存している場合がある。この水滴は、次の試料、試薬分注の際に容器内の試料、試薬濃度を薄めてしまう原因になる。近年では自動分析装置において、分注精度の向上、分注液量の微量化が進んできたことにより、水滴による測定精度への影響は大きく現れるようになり、無視できないものとなっている。特に、同一の容器から複数回分注を行う試薬容器などでは、ひとつの容器に対して、例えば、数百から数千回分注動作を行うため、この水滴の持ち込みの積み重ねが濃度成分の薄まりとして大きく現れ、測定精度を低下させることが考えられる。
このような水滴に対応するための従来技術として、例えば、特許文献1には、反応容器内で化学反応させた反応液を測定して成分分析を行う自動分析装置であって、試料または試薬を吸引し、反応容器に吐出するノズルと、前記ノズルを洗浄する洗浄槽と、前記ノズルを洗浄するための洗浄水を前記洗浄槽に供給する洗浄水供給部と、圧縮空気を前記洗浄槽に供給する圧縮空気供給部と、前記ノズル、前記洗浄水供給部および前記圧縮空気供給部を制御するコントローラとを備え、前記洗浄槽は、前記洗浄水供給部から供給された洗浄水を前記洗浄槽内に吐出する洗浄水吐出口と、前記洗浄水吐出口から吐出された洗浄水の軌道上に配置され、前記圧縮空気供給部から供給された圧縮空気を前記洗浄槽内に挿入された前記ノズルに向かって吐出させる圧縮空気吐出口とを有する自動分析装置が開示されている。
国際公開第2017/145672号
しかしながら、上記従来技術のように、エアブローによってノズルの水滴を除去する場合には、吹き付けた空気の流れをコントロールすることが難しく、洗浄水の飛び散りを誘発する可能性がある。また、エアブローを吹き付ける空気の領域には限りがあるため、ノズルの広範囲を乾燥させようとすると水滴の残り方が安定しない場合が考えられる。他の乾燥方法として、減圧、真空吸引を用いてノズルの広範囲を乾燥させる方法を用いる場合には、空気の流れが一様に定まり、水滴の飛び散りを抑制でき、また、真空吸引効果の有効範囲、すなわち、ノズルの乾燥範囲も吸引口の形状によりコントロール可能である。しかしながら、真空吸引を用いる場合には、ノズル先端にノズル外壁に付着した水滴を集約してしまい、その水滴が次の分注へ影響を与えてしまうことが考えられる。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、ノズルの洗浄において付着する水滴を効果的に除去することができる自動分析装置および洗浄方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、分析対象の試料と試薬とを反応させる反応容器に分注対象を分注するノズルと、前記反応容器の前記試料と前記試薬の反応液を測定する測定部と、前記ノズルの洗浄を行う洗浄槽と、前記ノズル、前記測定部、及び前記洗浄槽の動作を制御する制御装置とを備えた自動分析装置において、前記洗浄槽は、前記ノズルの表面に洗浄水を吐出する洗浄位置と、前記ノズルの表面に付着した洗浄水を吸引する乾燥位置とを有し、前記制御装置は、前記ノズルの前記洗浄位置から前記乾燥位置への移動中に前記ノズルからの1回目のシステム水の吐出を行わせ、前記乾燥位置での前記ノズルの表面の洗浄水の吸引中に前記ノズルからの2回目のシステム水の吐出を行わせるものとする。
本発明によれば、ノズルの洗浄において付着する水滴を効果的に除去することができる。
本発明の一実施の形態に係る自動分析装置の全体構成を概略的に示す図である。 本発明の一実施の形態に係る自動分析装置における洗浄水の流路構成や真空吸引に係る配管構成を抜き出して概略的に示す図である。 試料分注機構および試薬分注機構の構成を概略的に示す図である。 洗浄槽の構成を概略的に示す平面図である。 洗浄槽の構成を概略的に示す図4におけるA−A線断面図である。 ノズルによる分注対象の分注動作と洗浄処理の一連の流れを示す図である。 洗浄槽の洗浄位置における洗浄動作の流れの詳細を示す図である。 は洗浄槽の乾燥位置における乾燥動作の流れの詳細を示す図である。 洗浄処理のタイムチャートを示す図である。 洗浄動作後のシステム水の吐出(1回目)の効果を説明する図である。 洗浄動作後にシステム水の吐出を行わない場合の比較例を示す図である。 乾燥動作においてシステム水の吐出を行わない場合の本実施の形態に対する比較例を示す図である。
以下、本発明の一実施の形態を図1〜図9を参照しつつ説明する。
図1は、本実施の形態に係る自動分析装置の全体構成を概略的に示す図である。また、図2は、自動分析装置における洗浄水の流路構成や真空吸引に係る配管構成を抜き出して概略的に示す図である。
図1及び図2において、自動分析装置100は、反応容器2に試料と試薬とを各々分注して反応させ、この反応させた液体を測定する装置であり、試料搬送機構8、試薬ディスク3、反応ディスク1、試料分注機構9、試薬分注機構11,13、攪拌機構17,18、分光光度計16(測定部)、洗浄機構15、及び、制御装置24から概略構成されている。
反応ディスク1には、反応容器2が円周状に並んでいる。反応容器2は試料と試薬とを混合させた混合液を収容するための容器であり、反応ディスク1上に複数並べられている。反応ディスク1の近くには、分析対象の試料を収容した複数の試料容器6を搭載した試料ラック7を搬送する試料搬送機構8が配置されている。反応容器2は、例えば37度に温度管理された熱伝導性の媒体(例えば、恒温水)で満たされた反応槽5に浸かっており、恒温水が反応槽5内を循環することによって反応容器2の温度が常に37度に保たれる。
試薬ディスク3は、分析に用いる試薬を収容した複数の試薬ボトル4を円周上に載置可能であって、試薬ボトル4の保管庫としての役割も有しており、試薬ボトル4を保冷する機能を有している。
反応ディスク1と試料搬送機構8との間には、回転および上下動可能に構成され、試料容器6から反応容器2に試料を分注するための試料分注機構9が配置されており、先端を下方に向けて配置された試料ノズル10を有している。試料分注機構9の稼動範囲には、試料ノズル10を洗浄水により洗浄する洗浄槽19が配置されている。また、反応ディスク1と試薬ディスク3との間には、水平方向への回転移動および上下動作が可能に構成され、試薬ボトル4から反応容器2に試薬を分注するための試薬分注機構11,13が設置されており、それぞれ、先端を下方に向けて配置された試薬ノズル12,14を備えている。試薬分注機構11,13の稼動範囲には、試薬ノズル12,14を洗浄水によりそれぞれ洗浄する洗浄槽20,21が配置されている。
反応ディスク1の周囲には、攪拌機構17,18や、光源(図示せず)から反応容器2の反応液を介して得られる透過光を測定することによって反応液の吸光度を測定する分光光度計16や、使用済みの反応容器2を洗浄する洗浄機構15等が配置されている。
攪拌機構17,18は、水平方向への回転動作および上下動作が可能なように構成されており、反応容器2に挿入することにより試料と試薬との混合液(反応液)の攪拌を行う。攪拌機構17,18の稼動範囲には、攪拌機構17,18を洗浄水により洗浄する洗浄槽22,23が配置されている。
制御装置24はコンピュータ等から構成されており、自動分析装置100の全体の動作を制御するとともに、血液や尿等の液体試料中の所定の成分の濃度を求める演算処理を行う。なお、図1においては、図示の簡単のため、自動分析装置100を構成する各機構と制御装置24との接続関係を省略して示している。
図3は、試料分注機構および試薬分注機構の構成を概略的に示す図である。
図3に示すように、試料分注機構9は分注対象である試料の吸引用の試料ノズル10を、試薬分注機構11,13は分注対象である試薬の吸引用の試薬ノズル12,14をそれぞれ備えている。以降の説明においては、特に区別する必要がある場合を除き、試料ノズル10と試薬ノズル12,14とを合わせてノズル10,12,14と記載する。ノズル10,12,14は、自動分析装置100内へ流路を引き回すためのチューブ41に接合されている。チューブ41はノズル10,12,14との接合側から順にシリンジ36、電磁弁37、及び、送液ポンプ38を経由して、給水ポンプ39へと繋がる流路を構成している。この一連の流路内(すなわち、ノズル10,12,14およびチューブ41内)は水で満たされている。以下、流路内を満たす水をシステム水と記載する。シリンジ36にはプランジャ40が配置されている。また、プランジャ40にはモータ42が接続されており、モータ42によってプランジャ40が駆動されることによって、ノズル10,12,14での分注対象(試料や試薬)の吸引、吐出が行われる。
例えば、試料分注機構9で試料を分注する際は、電磁弁37を閉めた状態を維持し、試料分注機構9が試料容器6から試料を吸引する位置(試料吸引位置)に移動された後、試料ノズル10の先端が試料の液面に達した状態でプランジャ40を吸引方向へ駆動し、試料を試料ノズル10内に引き込む。その後、試料分注機構9を反応容器2に試料を吐出する位置(試料吐出位置)に移動し、その状態でプランジャ40を吐出方向へ駆動して試料を反応容器2内に吐出する。試料吐出後の試料分注機構9は、ノズル10を洗浄する洗浄槽19に移動して洗浄処理(後述)を行う。
同様に、試薬分注機構11,13で試料を分注する際は、電磁弁37を閉めた状態を維持し、試薬分注機構11,13が試薬ボトル4から試薬を吸引する位置(試薬吸引位置)に移動された後、試薬ノズル12,14の先端が試薬の液面に達した状態でプランジャ40を吸引方向へ駆動し、試薬を試薬ノズル12,14内に引き込む。その後、試薬分注機構11,13を反応容器2に試薬を吐出する位置(試薬吐出位置)に移動し、その状態でプランジャ40を吐出方向へ駆動して試薬を反応容器2内に吐出する。試薬吐出後の試薬分注機構11,13は、ノズル12,14を洗浄する洗浄槽20,21に移動して洗浄処理(後述)を行う。
図4及び図5は、洗浄槽の構成を概略的に示す図であり、図4は上面図、図5は図4におけるA−A線断面図である。
図4及び図5において、洗浄槽19,20,21は、ノズル10,12,14の表面に洗浄水を吐出する洗浄位置25a,25b,25cと、ノズル10,12,14の表面に付着した洗浄水を吸引する乾燥位置26a,26b,26cとをそれぞれ有している。
洗浄位置25a,25b,25cの上部には、ノズル外壁用洗浄水吐出口27が配置されている。図2に示すように、ノズル外壁用洗浄水吐出口27には、給水ポンプ28が接続されており、給水ポンプ28から供給される洗浄水がノズル外壁用洗浄水吐出口27から吐出される。給水ポンプ28から洗浄槽19,20,21のノズル外壁用洗浄水吐出口27に繋がる洗浄水の流路にはそれぞれ電磁弁29,30,31が配置されており、電磁弁29,30,31の開閉を制御することでノズル外壁用洗浄水吐出口27からの洗浄水の吐出の有無を制御する。洗浄位置25a,25b,25cでは、ノズル外壁用洗浄水吐出口27から吐出された洗浄水が上部と下部の両方から排出される。洗浄槽19,20,21の下部には、洗浄水を排出する排出口43がそれぞれ配置されており、使用された洗浄水は、自動分析装置100内の図示しない廃液流路を通って自動分析装置100の外部へ洗浄水が排出される。
乾燥位置26a,26b,26cには、ノズル10,12,14を上方から挿入可能な円筒形状の乾燥口261a,261b,261cが形成されている。図2に示すように、乾燥口261a,261b,261cには、真空ポンプ32が接続されており、真空ポンプ32の減圧を乾燥口261a,261b,261cに伝えることで、乾燥口261a,261b,261cに挿入されたノズル10,12,14の表面からの洗浄水の吸引が行われる。真空ポンプ32から洗浄槽19,20,21の乾燥口261a,261b,261cに繋がる管路にはそれぞれ電磁弁33,34,35が配置されており、電磁弁33,34,35の開閉を制御することで乾燥口261a,261b,261cからの吸引(真空吸引)の有無を制御する。
乾燥口261a,261b,261cの内径は、挿入するノズル10,12,14の外径によって適切なサイズで形成する。例えば、乾燥口261a,261b,261cの内径は、ノズル10,12,14の外壁からの洗浄液の吸引の効率などを考慮して、ノズル10,12,14の外径の3倍以下のサイズとする。例えば、ノズル10,12,14の外径が1.0mmであるとすると、乾燥口261a,261b,261cの内径を3.0mm以下となるように形成する。
以上のように構成した自動分析装置100による分析対象の試料の分析処理では、制御装置24は、まず、試料搬送機構8によって反応ディスク1近くに搬送された試料ラック7に載置された試料容器6内の試料を、試料分注機構9の試料ノズル10により反応ディスク1の反応容器2へと分注する。分注後、試料ノズル10には洗浄槽19で洗浄処理が実施される。次に、分析に使用する試薬を、試薬ディスク3の試薬ボトル4から試薬分注機構11,13の試薬ノズル12,14により先に試料を分注した反応容器2に対して分注する。分注後、試薬ノズル12,14には洗浄槽20,21で洗浄処理が実施される。続いて、攪拌機構17,18で反応容器2内の試料と試薬との混合液の撹拌を行う。その後、光源から発生させた光を混合液の入った反応容器2を透過させ、透過光の光度を分光光度計16により測定する。分光光度計16により測定された光度を、A/Dコンバータおよびインターフェイスを介して制御装置24に送信する。そして制御装置24によって演算を行い、試薬に応じた分析項目の所定の成分の濃度を求め、結果を表示部(不図示)等にて表示させたり、記憶部(不図示)に記憶させたりする。なお、光源(図示せず)、分光光度計16、及び、制御装置24は、反応容器2の試料と試薬の反応液を測定する測定部を構成する。
ここで、試料分注機構9の試料ノズル10及び試薬分注機構11,13の試薬ノズル12,14の洗浄槽19,20,21による洗浄処理の処理内容について説明する。
図6は、ノズルによる分注対象の分注動作と洗浄処理の一連の流れを示す図であり、図7は洗浄槽の洗浄位置における洗浄動作の流れの詳細を、図8は洗浄槽の乾燥位置における乾燥動作の流れの詳細をそれぞれ示す図である。また、図9は、洗浄処理のタイムチャートを示す図である。
図9に示すように、自動分析装置100では、分注動作前に洗浄処理を行う。洗浄処理では、洗浄位置25a,25b,25cにノズル10,12,14を挿入する動作を行う(図9(2))。このとき、シリンジ36のプランジャ40をホーム位置まで戻す動作を行う(図9(6))。洗浄処理では、電磁弁の開放を行い(図9(11),(12))、ノズル外側の洗浄と内側の洗浄を行う(図6A)。ノズル10,12,14の外側の洗浄は、ノズル外壁用洗浄水吐出口27から洗浄水を吐出させることで行う。また、ノズル10,12,14の内側の洗浄は、給水ポンプ39から洗浄水を押し出してノズル10,12,14の先端から洗浄水を吐出させることで行う。
なお、ノズル10,12,14の外壁の洗浄と内壁の洗浄のタイミングは、図9に示すように、必ずしも同時である必要はなく、洗浄水の飛散を抑えるために適したタイミングで行われる。また、このときの洗浄範囲は、ノズル10,12,14に想定される汚染範囲に対して十分な範囲が洗浄されるように下降量を設定する。例えば、ノズル10,12,14の汚染範囲が先端から最大60mmであると想定される場合には、洗浄範囲として先端から65mmを確保する。また、汚染範囲が変動するようなシステムの場合には、分注ごとの汚染範囲に合わせて洗浄範囲を変動させてもよい。ただし、その場合においても汚染範囲<洗浄範囲となる条件は維持するものとする。
このノズル10,12,14の外壁の洗浄と内壁の洗浄のタイミングにおいて、洗浄位置25a,25b,25cからノズル10,12,14を抜き出す動作を行うとともに(図9(3))、シリンジ36のプランジャ40を吸引方向へ駆動する(図9(7))。これは、後述するシステム水吐出動作を行うための準備動作であり、2回分のシステム水吐出の駆動量を確保できる十分量を吸引方向に移動する。このときのプランジャ40の移動量は、例えば、100uLのシステム水を吐出できるだけの駆動量である。
続いて、ノズル10,12,14の内側の洗浄後に送液ポンプからの洗浄水の送液を電磁弁により停止させる(図9(11))。
続いて、プランジャ40を吐出側に駆動して(図9(8))、ノズル10,12,14からシステム水の吐出(1回目)を行う(図6B)。このとき、システム水の吐出は、ノズル10,12,14の先端の空気層が混入した領域が吐出されるまで行う(図7B1〜B4)。このときのシステム水の吐出量は、例えば、80uLである。このシステム水を吐出する位置は、洗浄槽19,20,21において、洗浄位置25a,25b,25c、または洗浄位置25a,25b,25cから乾燥位置26a,26b,26cの間であるものとする。
図10は、洗浄動作後のシステム水の吐出(1回目)の効果を説明する図である。また、図11は、洗浄動作後にシステム水の吐出を行わない場合の比較例を示す図である。
図10及び図11に示すように、ノズル10,12,14の内側の洗浄後、ノズル10,12,14の先端のシステム水で満たされた領域に空気が混入することがある(図10B1,B2、図11B1,B2)。この空気が混入した状態で、次の空気吸引の工程に進んだと仮定すると、複数の空気層がノズル内に生じてしまう(図11X11)。この状態で、試薬吸引動作に進んでしまうと、複数の空気層が試薬吸引、吐出時の圧力に対してクッションとなってしまい、試薬の吸引量、吐出量、試薬成分の薄まり率にばらつきが生じることとなる(図11X12)。
これに対して、本実施の形態においては、ノズル10,12,14から空気層が混入した領域までシステム水の吐出を行う(図10B3)。これにより、ノズル10,12,14の先端の空気層が混入した領域が吐出される(図10B4,X1,X2)。すなわち、本実施の形態においては、1回目のシステム水の吐出によって、試薬の吸引量や試薬成分の薄まり率のばらつきを抑制することができ、分注精度を維持することができる。なお、図7、図10,図11においては、図5Bで示したシステム水の吐出の段階におけるノズル10,12,14の外壁に残存する洗浄水の水滴について図示を省略している。
続いて、ノズル10,12,14を洗浄槽19,20,21の乾燥位置26a,26b,26cに移動する(図9(1))。なお、図9に示すように、本実施の形態では、システム水の吐出(1回目)を行いながら乾燥位置26a,26b,26cへの移動を行う場合を例示しているが、例えば、上昇から移動に移るまでの間に時間を設けてシステム水の吐出(1回目)を行うように構成しても良い。乾燥位置26a,26b,26cでは、電磁弁33,34,35を開放制御して(図9(10))、乾燥口261a,261b,261cの内部にノズル10,12,14を降下させ(図9(4))、真空吸引による乾燥動作を行う(図6C)。なお、真空吸引用の電磁弁33,34,35の開放制御は、乾燥口261a,261b,261cへのノズル10,12,14の挿入のタイミングに合わせて行う。
なお、ノズル10,12,14の乾燥口261a,261b,261cへの下降量は、乾燥範囲が洗浄範囲以上になるようにする。例えば、洗浄範囲をノズル10,12,14の先端から65mmだけ確保した場合には、ノズル10,12,14の先端から70mmの範囲を乾燥口261a,261b,261cに挿入するようにする。また、洗浄範囲が変動するようなシステムの場合には、洗浄範囲の変動に合わせて乾燥範囲を変動させてもよい。ただし、その場合においても洗浄範囲<乾燥範囲となる条件は維持するものとする。すなわち、洗浄範囲と合わせて考えると、汚染範囲<洗浄範囲<乾燥範囲という条件を装置は必ず維持するものとする。
乾燥動作(図6C)では、ノズル10,12,14が乾燥範囲として設定した最下点まで到達すると、プランジャ40を吐出方向に駆動して(図9(5))、ノズル10,12,14からのシステム水の吐出(2回目)を行い(図8C1)、ノズル10,12,14の先端に集約された水滴を吐出したシステム水とともに除去し(図8C2)、ノズル10,12,14を上昇させて(図9(9))、乾燥口261a,261b,261cからノズル10,12,14を引き抜く(図8C3)。
乾燥動作においてノズル10,12,14を乾燥口261a,261b,261cに挿入すると、ノズル10,12,14の先端に外側に付着した洗浄水の水滴が集約されてくる。この水滴が集約されるタイミングは、概ねノズル10,12,14の先端が乾燥範囲として設定している最下点まで下降したときである。したがって、このタイミングでプランジャ40を吐出側に駆動してシステム水をノズル10,12,14の先端から少量吐出させることにより、ノズル10,12,14の先端に集約された水滴がノズル10,12,14の内部から先端に押し出されたシステム水に巻き込まれて、乾燥口261a,261b,261c内に吸い込まれることにより、安定して水滴の除去を行うことができ、ノズル10,12,14の先端状態を洗浄処理の実施毎に均一にすることができる。
図12は、乾燥動作においてシステム水の吐出を行わない場合の本実施の形態に対する比較例を示す図である。
図12に示すように、乾燥動作の際、ノズル10,12,14を乾燥口261a,261b,261cに挿入して真空吸引を行う際に、ノズル10,12,14の外壁に付着していた水滴がノズル10,12,14の先端へ集約される場合がある(図12C11)。もし、乾燥動作においてシステム水の吐出を行わない場合、ノズル10,12,14の先端に集約された水滴は、乾燥口261a,261b,261cの中に引き込まれる場合もあれば、ノズルに付着したまま、次の動作へ移る場合もある。
また、ノズル10,12,14の先端に集約される水滴の量は、洗浄時にノズル10,12,14の外壁に付着する洗浄水の量に依存するため、ノズル表面のコンディションにより乾燥動作を行う毎にばらつきが生じる。つまり、乾燥動作でノズル10,12,14の先端に集約された水滴の除去状況にもばらつきが生じる(図12C12a,C12b,C12c)。したがって、水滴の除去状況にばらつきがある状態で、分節空気の吸引を行うと、試薬の吸引量、試薬成分の薄まり率にばらつきが生じることとなる(図12C13a,C13b,C13c)。この分節空気量のばらつきは、シリンジ36及びプランジャ40の圧力変化の応答精度に影響を与えるため、試薬吐出時のばらつきの原因にもなる。
これに対して、本実施の形態においては、乾燥動作において、乾燥口261a,261b,261cに挿入したノズル10,12,14からのシステム水の吐出(2回目)を行い(図8C1)、ノズル10,12,14の先端に集約された水滴を吐出したシステム水とともに除去する(図8C2)。これにより、試薬の吸引量や試薬成分の薄まり率に生じるばらつきを抑制することができる。
続いて、ノズル10,12,14を乾燥口261a,261b,261cから上昇させた後、試料吸引位置や試薬吸引位置まで移動させる。このとき、シリンジ36及びプランジャ40による吸引を行いノズル10,12,14の先端に空気の層(分節空気)を取り込む(図6D)。分節空気の吸引(エア吸引)は、ノズル10,12,14が動作中であっても行う。分節空気は、試薬吸引の際にシステム水との接触を避ける効果がある。エア吸引後、試料分注機構9は試料ノズル10を試料容器6へ下降させて試料の吸引を行い(図6E)、その後、反応容器2へ移動させて試料の吐出を行い(図6F)、分注動作を終了する。同様に、エア吸引後、試薬分注機構11,13は試薬ノズル12,14を試薬ボトル4へ下降させて試薬の吸引を行い(図6E)、その後、反応容器2へ移動させて試薬の吐出を行い(図6F)、分注動作を終了する。このように、図6A〜図6Fの動作を繰り返すことで、分注を繰り返し行う。
なお、乾燥動作におけるシステム水の吐出量は、真空ポンプ32への水の流入を最小限にしつつ、乾燥口261a,261b,261cでの吸引時においてノズル10,12,14の先端に集約した水滴を十分に落としきれる量でなければならない。すなわち、乾燥動作におけるシステム水の吐出量は、これらの条件満たすような吐出量の範囲とする必要がある。そこで、乾燥動作におけるシステム水の吐出量の最適な範囲の下限値と上限値の定め方について説明する。
液体には表面張力が働くため、ノズル10,12,14の先端の形状を考慮して、十分量吐出する必要がある。そこで、乾燥動作における乾燥口261a,261b,261c内でのノズル10,12,14からのシステム水の吐出量の下限値V1を次のように定める。すなわち、例えば、乾燥動作におけるシステム水の吐出量の下限値をV1、ノズル10,12,14の外径をR1とした場合に、下記(式1)を満たすように下限値V1を定める。
V1≧(4π((R1/2)^3)/3)×10 …(式1)
上記(式1)は、ノズル10,12,14の先端の外径R1と同じ直径を有する球体を考慮したとき、吐出量V1がその球体の体積の10倍以上の体積であることを示している。例えば、ノズル10,12,14の外径R1が0.8mmである場合、システム水の吐出量は2.68uL以上に設定する。
また、別の例として、システム水の吐出量の下限値をV2、ノズル10,12,14の内径をR2とした場合に、下記(式2)を満たすように下限値V2を定めてもよい。
V2≧π((R2/2)^3)×10 …(式2)
上記(式2)は、ノズル10,12,14の内部に取り込まれる空気層(図12C12c参照)の範囲を考慮して、吐出するシステム水量を定めている。例えば、ノズル10,12,14の内径が0.6mmである場合、システム水の吐出量は2.83uL以上に設定する。
なお、乾燥口261a,261b,261cでシステム水の吐出(2回目)を行う際のプランジャ40の駆動速度は、洗浄動作後のシステム水吐出(1回目)やオペレーション時の反応容器2への試料や試薬の吐出動作と比較して、十分低速であるものとする。例えば、乾燥口261a,261b,261c内でのシステム水の吐出(2回目)における吐出速度は、システム水の吐出(1回目)における吐出速度の50%以下に設定する。これは、高速で吐出動作を行った際にノズル10,12,14の先端から過剰にシステム水が吐出される現象(以下、過吐出と称する)の影響をできるだけ小さくするためである。
次に、乾燥動作におけるシステム水の吐出量の上限値V3を次のように定める。すなわち、乾燥口261a,261b,261c内でのシステム水の吐出量をV3、乾燥口261a,261b,261c内へノズル10,12,14を下降した状態において、上昇を始めてから乾燥口内に滞在している時間をT1(ms:図9参照)、システム水の吐出(1回目)の吐出速度をV1(μL/ms)、乾燥口261a,261b,261c内でのシステム水の吐出(2回目)のと出速度をV2とした場合に、下記(式3)及び(式4)を満たすように上限値V3を定める。

V2=0.5×V1 …(式3)
V1=V2×T1 …(式4)
すなわち、上記(式3)及び(式4)では、吐出速度V2が吐出速度V1の50%である条件において、吐出速度V2で時間T1の間に吐出可能な量を乾燥口261a,261b,261c内でのシステム水の吐出(2回目)の吐出量の上限値V3と定めている。なお、時間T1は乾燥口261a,261b,261cでのノズル10,12,14の上昇動作速度に依存する。
以上のようにシステム水の吐出(2回目)における吐出量の上限値V3及び下限値V1,V2を設定することにより、ノズル10,12,14の先端に水滴が集約することなく、毎回の動作で均一なノズル先端状態を確保することができる。さらに、乾燥口261a,261b,261c内でのシステム水の吐出(2回目)の吐出速度は、システム水の吐出(1回目)の吐出速度よりも低速に設定し、システム水のノズル10,12,14からの押し出しと乾燥口261a,261b,261cの吸引力とを合わせて利用することで、ノズル10,12,14の先端の水滴を切るように構成したので、過吐出によるばらつきの影響が小さくなる。また、ノズル10,12,14の先端の過吐出によるばらつきを低減することができるので、ノズル10,12,14の広範囲の乾燥による繰り返し分注時の試料や試薬の薄まりの影響を抑制することができ、高精度の微量分注に対しても分注精度の高精度化を実現することができる。
以上のように構成した本実施の形態の効果を説明する。
エアブローによってノズルの水滴を除去する従来技術では、吹き付けた空気の流れをコントロールすることが難しく、洗浄水の飛び散りを誘発する可能性がある。また、エアブローを吹き付ける空気の領域には限りがあるため、ノズルの広範囲を乾燥させようとすると水滴の残り方が安定しない場合が考えられる。他の乾燥方法として、減圧、真空吸引を用いてノズルの広範囲を乾燥させる方法を用いる場合には、空気の流れが一様に定まり、水滴の飛び散りを抑制でき、また、真空吸引効果の有効範囲、すなわち、ノズルの乾燥範囲も吸引口の形状によりコントロール可能である。しかしながら、真空吸引を用いる場合には、ノズル先端にノズル外壁に付着した水滴を集約してしまい、その水滴が次の分注へ影響を与えてしまうことが考えられる。
これに対して本実施の形態においては、分析対象の試料と試薬とを反応させる反応容器2に分注対象を分注するノズル(例えば、試料ノズル10、試薬ノズル12,14)と、反応容器2の試料と試薬の反応液を測定する測定部(例えば、光源、分光光度計16、制御装置24)と、ノズル10,12,14の洗浄を行う洗浄槽19,20,21と、ノズル10,12,14、測定部(光源、分光光度計16、制御装置24)、及び洗浄槽19,20,21の動作を制御する制御装置24とを備えた自動分析装置100において、洗浄槽19,20,21は、ノズル10,12,14の表面に洗浄水を吐出する洗浄位置25a,25b,25cと、ノズル10,12,14の表面に付着した洗浄水を吸引する乾燥位置26a,26b,26cとを有し、制御装置24は、ノズル10,12,14の洗浄位置25a,25b,25cから乾燥位置26a,26b,26cへの移動中にノズル10,12,14からの1回目のシステム水の吐出を行わせ、乾燥位置26a,26b,26cでのノズル10,12,14の表面の洗浄水の吸引中にノズルからの2回目のシステム水の吐出を行わせるように構成したので、ノズル10,12,14の洗浄において付着する水滴を効果的に除去することができる。
<付記>
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内の様々な変形例や組み合わせが含まれる。また、本発明は、上記の実施の形態で説明した全ての構成を備えるものに限定されず、その構成の一部を削除したものも含まれる。また、上記の各構成、機能等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等により実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。
1…反応ディスク、2…反応容器、3…試薬ディスク、4…試薬ボトル、5…反応槽、6…試料容器、7…試料ラック、8…試料搬送機構、9…試料分注機構、10…試料ノズル、11,13…試薬分注機構、12,14…試薬ノズル、15…洗浄機構、16…分光光度計、17,18…攪拌機構、19…洗浄槽、20,21…洗浄槽、22,23…洗浄槽、24…制御装置、25a,25b,25c…洗浄位置、26a,26b,26c…乾燥位置、27…ノズル外壁用洗浄水吐出口、28…給水ポンプ、29,30,31…電磁弁、32…真空ポンプ、33,34,35…電磁弁、36…シリンジ、37…電磁弁、38…送液ポンプ、39…給水ポンプ、40…プランジャ、41…チューブ、42…モータ、43…排出口、100…自動分析装置、261a,261b,261c…乾燥口

Claims (8)

  1. 分析対象の試料と試薬とを反応させる反応容器に分注対象を分注するノズルと、前記反応容器の前記試料と前記試薬の反応液を測定する測定部と、前記ノズルの洗浄を行う洗浄槽と、前記ノズル、前記測定部、及び前記洗浄槽の動作を制御する制御装置とを備えた自動分析装置において、
    前記洗浄槽は、
    前記ノズルの表面に洗浄水を吐出する洗浄位置と、
    前記ノズルの表面に付着した洗浄水を吸引する乾燥位置とを有し、
    前記制御装置は、前記ノズルの前記洗浄位置から前記乾燥位置への移動中に前記ノズルからの1回目のシステム水の吐出を行わせ、前記乾燥位置での前記ノズルの表面の洗浄水の吸引中に前記ノズルからの2回目のシステム水の吐出を行わせることを特徴とする自動分析装置。
  2. 請求項1記載の自動分析装置において、
    前記洗浄槽は、前記乾燥位置に前記ノズルを挿入する乾燥口を有し、
    前記乾燥口の内径は、前記ノズルの外径の3倍以下であることを特徴とする自動分析装置。
  3. 請求項1記載の自動分析装置において、
    前記乾燥位置における2回目のシステム水の吐出で前記ノズルから吐出されるシステム水の量は、前記洗浄位置から前記乾燥位置への移動中における1回目のシステム水の吐出で前記ノズルから吐出されるシステム水の量よりも少ないことを特徴とする自動分析装置。
  4. 請求項3記載の自動分析装置において、
    前記乾燥位置における2回目のシステム水の吐出で前記ノズルから吐出されるシステム水の吐出速度は、前記洗浄位置から前記乾燥位置への移動中における1回目のシステム水の吐出で前記ノズルから吐出されるシステム水の吐出速度に対して50%以下であることを特徴とする自動分析装置。
  5. 請求項3記載の自動分析装置において、
    前記乾燥位置における2回目のシステム水の吐出で前記ノズルから吐出されるシステム水の量の上限値は、前記乾燥位置における前記ノズルの滞在時間と、前記ノズルからのシステム水の吐出速度とから定めることを特徴とする自動分析装置。
  6. 請求項3記載の自動分析装置において、
    前記乾燥位置における2回目のシステム水の吐出で前記ノズルから吐出されるシステム水の量の下限値は、前記ノズルの先端の外径から定めることを特徴とする自動分析装置。
  7. 請求項3記載の自動分析装置において、
    前記乾燥位置における2回目のシステム水の吐出で前記ノズルから吐出されるシステム水の量の下限値は、前記ノズルの先端の内径から定めることを特徴とする自動分析装置。
  8. 分析対象の試料と試薬とを反応させる反応容器に分注対象を分注するノズルと、前記反応容器の前記試料と前記試薬の反応液を測定する測定部と、前記ノズルの洗浄を行う洗浄槽と、前記ノズル、前記測定部、及び前記洗浄槽の動作を制御する制御装置とを備え、前記洗浄槽は、前記ノズルの表面に洗浄水を吐出する洗浄位置と、前記ノズルの表面に付着した洗浄水を吸引する乾燥位置とを有する自動分析装置の洗浄方法において、
    前記ノズルの前記洗浄位置から前記乾燥位置への移動中に前記ノズルからの1回目のシステム水の吐出を行わせる手順と、
    前記乾燥位置での前記ノズルの表面の洗浄水の吸引中に前記ノズルからの2回目のシステム水の吐出を行わせる手順と
    と有することを特徴とする自動分析装置の洗浄方法。
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