JP6934326B2 - 製氷機 - Google Patents

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この発明は、例えば流下式製氷機のように、製氷運転では製氷板の表面に製氷水を流下させて氷塊を成長させ、除氷運転では製氷板の裏側に除氷水を供給すると共に、蒸発管へホットガスを供給して氷塊の離脱を促進させる製氷機において、除氷運転に際し製氷水タンクから製氷水を全て排出するモードに設定した場合に、前記蒸発管の配設される製氷板が異常に過熱するのを防止し得る構成に関するものである。
大量の氷塊を自動的に製造する製氷機が、レストランや喫茶店等の各種施設で広く使用されている。この製氷機は、求められる氷塊に応じた製氷構造の差により、例えばクローズドセル式、オープンセル式、流下式等の機種が存在する。本発明は、製氷板の上方から製氷水を流下供給することで、冷却された製氷板の表面に多数の氷塊を成長させる流下式製氷機における除氷運転方法に関するものである。そこで、流下式製氷機の概略構成を先に説明する。
図4に示す流下式製氷機10は、氷塊17を製造する製氷ユニット14と、この製氷ユニット14を冷却する冷凍回路30とを備え、この製氷ユニット14から離脱して落下した氷塊17が貯氷庫12に貯留されるようになっている。製氷ユニット14は、垂直な縦形姿勢で対向配置した一対の縦形製氷板(製氷部)16,16と、両製氷板16,16の下方に設けられ、製氷水を貯留すると共に、両製氷板16,16から流下する製氷水(除氷水)を回収する製氷水タンク18とを備えている。また、製氷ユニット14には、冷凍回路30の一部を構成する蒸発管EPが両製氷板16,16間に配設されている。製氷ユニット14は、各製氷板16の表面(製氷面)16aに製氷水タンク18から製氷水を供給する散水部(製氷水供給手段)20と、製氷板16における製氷面16aと反対側の面(裏面)に除氷水を供給する除氷水供給手段24とを備えている。
前記製氷水タンク18は、図4に示すように、上部が開口する箱状に形成されている。製氷水タンク18の上部開口は、両製氷板16,16の直下に位置し、両製氷板16,16から流下する未氷結の製氷水および除氷水を回収して、製氷運転で使用する製氷水として貯留する。また、製氷水タンク18の上部には、除氷運転に際して両製氷板16,16から離脱した氷塊17を貯氷庫12に案内する氷案内部28が配置されている。氷案内部28の各傾斜面には、スリット(図示せず)が開設されており、除氷水と氷塊17とが前記氷案内部28で分離されて、余剰の製氷水だけが製氷水タンク18に回収される。
前記散水部20は、製氷板16,16の上方に設けられ、製氷面16aに製氷水を散水して流下供給する製氷水散水器22と、供給管21を介して該製氷水散水器22に製氷水タンク18から製氷水を圧送する製氷水ポンプPMとから構成される。前記散水部20は、製氷運転において製氷水ポンプPMが駆動されると、製氷水散水器22から製氷板16の製氷面16aに製氷水を供給する。また、除氷運転に際しては、製氷水ポンプPMを停止して製氷板16への製氷水の供給を停止する。前記除氷水供給手段24は、製氷水散水器22の下方に位置して両製氷板16,16の間における上部に設置され、製氷板16の裏面に除氷水を散水し得る除氷水散水器26と、水道等の外部水源に接続する給水管25に介挿された給水弁WVとから構成される。除氷水供給手段24は、除氷運転において給水弁WVを開放することで、除氷水散水器26から除氷水を製氷板16の裏面に供給する一方、製氷運転時は給水弁WVが閉じられて製氷板16への除氷水の供給が停止される。
図4に示す前記冷凍回路30は、圧縮機CM、凝縮器CDおよび減圧手段としてのキャピラリーチューブCPと、前記製氷板16に配設された前記蒸発管EPとからなり、圧縮機CM、凝縮器CD、キャピラリーチューブCPおよび蒸発管EPの順番で冷媒が循環するよう冷媒配管(冷媒循環管路)31で連通接続されている。また、冷凍回路30は、圧縮機CMから蒸発管EPに冷媒を直接導くバイパス管32と、このバイパス管32に介挿されたホットガス弁HVとからなるバイパス回路を備えている。冷凍回路30は、製氷運転に入ると、ホットガス弁HVを閉じると共に、ファンFMを駆動して凝縮器CDを空冷する。また、圧縮機CMを駆動すると共にキャピラリーチューブCPを介して冷媒を蒸発管EPに供給することにより製氷板16を冷却し、流下供給される製氷水を凍結させて氷塊17を製氷面16aに成長させる。冷凍回路30は、除氷運転に切り替わると、圧縮機CMを駆動したままファンFMを停止してホットガス弁HVを開放することで、蒸発管EPに供給されたホットガスにより製氷板16を加熱する。
前記製氷水タンク18には、貯留される製氷水の貯留レベル(水位)を検出するフロートスイッチFSが配設されている。そして、前記給水弁WVの開放により供給された外部水道水(除氷水)と、前記製氷水ポンプPMの運転により製氷板16へ供給された製氷水とが前記製氷水タンク18に回収された際の水位および製氷運転の進行により次第に低減する水位を検出して、図示しない制御回路へ信号を送るようになっている。また、製氷水タンク18の底部に排水管34が接続され、該排水管34の途中に排水弁DVが介挿されている。
特開2011−158210号公報
前述したように流下式製氷機は、除氷運転に際して、製氷板16の裏面に除氷水を流下供給すると共に、該製氷板16に配設した蒸発管EPへ冷凍回路30からのホットガスを供給して、製氷板16の表面に生成された氷塊17の剥離を促進する。また製氷運転では、先の除氷運転で供給された水を貯留した製氷水タンク18の製氷水を、製氷水ポンプPMにより圧送して前記製氷板16の表面に流下供給することで氷塊17を生成する。このようにして、前記製氷運転と除氷運転とは反復されるようになっている。なお、製氷運転の開始直後は、製氷水タンク18は除氷運転時に供給された水で規定上限水位に達しており、前記フロートスイッチFSはその上限水位を検出している。
製氷水タンク18中の製氷水を製氷水ポンプPMで製氷板16に供給する製氷運転が進行すると、製氷水の一部は製氷板16の製氷面16aで氷塊17に成長するため、該製氷水タンク18の水位は徐々に減少し、規定の下限水位に達するとフロートスイッチFSがこれを検知して制御回路(図示せず)に信号を送る。すると前記制御回路は、製氷が完了したと判断して、製氷運転から除氷運転に切り替え、以後同様のサイクルを反復することで同じ大きさの氷塊17がバッチ式に大量生産される。
製氷運転から移行した除氷運転では、蒸発管EPにホットガスを供給すると共に、製氷板16に除氷水を供給して、氷塊17の剥離を促進する。そして、前記除氷水は、製氷板16から流下して製氷水タンク18に供給され、該タンク中に残留している製氷水(製氷残水)への補給水となる。ところで、製氷運転と除氷運転とのサイクルを重ねると、製氷水タンク18中の製氷水に不純物が次第に濃縮されてくる。すなわち、製氷運転に際し製氷板16に供給された製氷水は凍結して氷塊17になるが、この氷結する際に製氷水に含まれているカルキ等の不純物は氷塊17から排除されるので、製氷水タンク18に戻される未氷結水には不純物が含まれていることになる。このため、製氷水タンク18の製氷水はサイクルの反復に伴い、次第に不純物の濃度が高くなる。
そこで、除氷運転を繰り返す何回かのサイクルの内で1回(例えば10サイクルに1回)は、当該除氷運転に際し製氷水タンク18の製氷残水を全て排出するモードとし、その後に新たな水を供給することで、製氷水中の不純物の濃度が上昇しないようにしている。例えば、図5のタイミングチャートに示すように、反復される各サイクルを経て、除氷運転に際し製氷水タンク18の製氷残水を全て排出するモードを組み込んだ場合は、ホットガス弁HVを開いて蒸発管EPへホットガスを供給すると共に、排水弁DVを開放して製氷水タンク18の製氷残水を排出する。製氷水タンク18の水位を監視するフロートスイッチFSが、規定の下限水位を検出すると前記排水弁DVを閉成すると共に、給水弁WVを開放して、製氷水タンク18へ外部からの水道水を規定の上限水位まで補給する。
このように何度も反復される除氷運転の内で、定期的または非定期的に製氷水タンク18の製氷水を全て排出するモードを設けることは清浄な製氷水を保つ上で極めて有益であるが、これに伴い以下の欠点が指摘される。
(1)製氷水タンク18の製氷残水を全て排除するモードを組み込んだ除氷運転は、図5から判明するように、通常の除氷運転に比較して、製氷水タンク18から製氷残水を排出する時間が長くなる。
(2)また、製氷水タンク18を一旦空にした後に、新たに水を規定上限水位まで補給するため給水時間も長くなる。
(3)製氷残水を全て排出するモードを組み込んだ除氷運転でも、製氷板に配設した蒸発管へは除氷用にホットガスを供給しているため、このホットガス供給時間が長くなり、製氷板が異常に過熱されることになる。
(4)製氷板が異常過熱されると、該製氷板や周辺部品の破損や寿命低下を招いたり、過熱による異常昇温を感知してプロテクタが作動することがある。このときは、製氷機の運転が停止する等の不都合を生じる。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため請求項1に記載の発明は、
製氷板の裏側に配設した蒸発管に冷凍サイクルからの冷媒を供給すると共に、製氷水タンクから製氷水を該製氷板の表面に流下させて氷塊を成長させる製氷運転と、前記製氷板の裏側に除氷水を流下させると共に、前記蒸発管に前記冷凍サイクルからのホットガスを供給して氷塊を該製氷板から離脱させる除氷運転とを反復する製氷機において、
前記除氷運転の内で、前記製氷水タンクに残っている製氷水を全て排出してから新たに製氷水を該製氷水タンクに供給するモードに設定した場合は、
前記製氷運転から除氷運転へ切り替わりから所定時間の間に、前記蒸発管へのホットガスの供給と、前記製氷板の表面への製氷水タンクからの製氷水の供給と、前記製氷水タンクに残っている製氷水の排出とを重複して行い、
記所定時間後、前記製氷板への製氷水の供給を停止させると共に、前記製氷水タンクへの給水を行うようにしたことを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、除氷運転に際し製氷水タンクの製氷残水を全て排出するモードを組み込んだ場合、蒸発管へホットガスを供給する時間が長くなっても、製氷板が異常に過熱されることがなくなり、該製氷板の異常過熱に伴う損傷や周辺部品の寿命低下等を生じることがない。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため請求項2に記載の発明は、
製氷板の裏側に配設した蒸発管に冷凍サイクルからの冷媒を供給すると共に、製氷水タンクから製氷水を該製氷板の表面に流下させて氷塊を成長させる製氷運転と、前記製氷板の裏側に除氷水を流下させると共に、前記蒸発管に前記冷凍サイクルからのホットガスを供給して氷塊を該製氷板から離脱させる除氷運転とを反復する製氷機において、
前記除氷運転の内で、前記製氷水タンクに残っている製氷水を全て排出してから新たに製氷水を該製氷水タンクに供給するモードに設定した場合は、
前記製氷運転から除氷運転へ切り替わりから所定時間の間に、前記製氷水タンクから前記製氷板の表面への製氷水の供給、前記製氷水タンクに残っている製氷水排出とを重複して行い
次いで前記蒸発管へのホットガスの供給と、製氷水タンクへの給水とを開始するようにしたことを要旨とする。
請求項2に係る発明によっても、除氷運転に際し製氷水タンクの製氷残水を全て排出するモードを組み込んだ場合、蒸発管へホットガスを供給する時間が長くなっても、製氷板が異常に過熱されることがなくなり、該製氷板の異常過熱に伴う損傷や周辺部品の寿命低下等を生じることがない。
本願には、次のような技術的思想が含まれる。
製氷板の裏側に配設した蒸発管に冷凍サイクルからの冷媒を供給すると共に、製氷水タンクから製氷水を該製氷板の表面に流下させて氷塊を成長させる製氷運転と、前記製氷板の裏側に除氷水を流下させると共に、前記蒸発管に前記冷凍サイクルからのホットガスを供給して氷塊を該製氷板から離脱させる除氷運転とを反復する製氷機において、
前記除氷運転の内で、前記製氷水タンクに残っている製氷水を全て排出してから新たに製氷水を該製氷水タンクに供給するモードに設定した場合は、
前記製氷運転から除氷運転へ切り替わると、前記蒸発管へのホットガスの供給を間欠的に行うようにしたことを要旨とする。
上記構成によれば、除氷運転に際し製氷水タンクの製氷残水を全て排出するモードを組み込んだ場合、蒸発管へホットガスを供給する時間が長くなっても、製氷板が異常に過熱されることがなくなり、該製氷板の異常過熱に伴う損傷や周辺部品の寿命低下等を生じることがない。
本発明によれば、製氷機の除氷運転に際し、製氷水タンクの製氷残水を全て排出するモードを組み込んだ場合であっても、蒸発管へ或る程度の時間に亘りホットガスが供給されても、製氷板が異常過熱することがない。このため製氷板の異常過熱に付随する製氷板や周辺部品の破損や寿命低下が未然に防止され、またプロテクタの動作による製氷機の運転ダウン等の不都合を回避し得る効果を奏する。
本発明の実施例1において反復される製氷運転および除氷運転のタイミングチャート図である。 本発明の実施例2において反復される製氷運転および除氷運転のタイミングチャート図である。 本発明の実施例3において反復される製氷運転および除氷運転のタイミングチャート図である。 流下式製氷機の概略構造を示す説明図である。 従来技術に係る製氷運転および除氷運転のタイミングチャート図である。
次に、本発明に係る製氷機の除氷運転方法につき、好適な実施例を挙げて、そのタイミングチャート図を参照しながら説明する。なお、本発明の実施例は、何れも前述した除氷運転に際し製氷水タンク中の製氷残水を全て排出するモードを組み込んだ場合を前提とする。
実施例1に係る流下式製氷機の除氷運転方法による制御の時間的な推移を、図1のタイミングチャートに示す。図1には、図4に示したホットガス弁HV、製氷水ポンプPM、給水弁WV、フロートスイッチFSおよび排水弁DVの時間的なオン・オフ動作が表示されている。また、左から右への3列は、通常の製氷運転→除氷運転→製氷運転の各サイクルを示し、最も右側の欄は除氷運転において製氷水タンクの製氷残水を全て排出するモードを組み込んだ場合を示している。
実施例1は、図1における前記全排水モードを組み込んだ除氷運転の制御に関するものであるので、この制御工程につき説明する。前工程の製氷運転が終了して今回の除氷運転(全排水モード)に切り替わると、ホットガス弁HVが開放して前記蒸発管EPへ冷凍回路30からのホットガスを供給して前記製氷板16を加熱すると共に、排水弁DVも開放して製氷水タンク18の製氷残水を排水管34を介して外部へ排出する。
また同時に、製氷水ポンプPMを駆動して製氷水タンク18に残留している製氷残水を前記散水部20へ圧送し、該散水部20から製氷残水を製氷板16の裏面へ流下供給する。このとき製氷水タンク18の製氷残水の排出は開始されているが、未だタンクには残留しているので、製氷板16への製氷残水の供給には支障がなく、また製氷残水は前工程の製氷運転で充分に冷却されている。従って、前記蒸発管EPへのホットガスの供給により製氷板16は加熱されるが、製氷残水の供給がなされることにより過大に異常過熱されるのが制御される。
前記開放している排水弁DVは、制御回路で予め設定した規定の時間が経過すると閉成して、製氷水タンク18からの製氷残水の排出を停止する。また、このタイミングで給水弁WVが開放して、外部水道系からの水を製氷水タンク18に供給する。製氷水タンク18に新たに供給された製氷水の水位が上昇し、規定の上限レベルに達すると前記フロートスイッチFSがこれを検出して前記給水弁WVを閉成して給水を停止する。
この実施例1によれば、製氷水タンク18の製氷残水を全て排出するモードを組み込んだ除氷運転に入ってホットガスにより製氷板が加熱される時間が長くなっても、製氷水タンク18からの製氷残水が製氷板16に所定時間だけ供給されるので、該製氷板16の過熱が防止される。
本発明に係る除氷運転方法の実施例2を、図2のフローチャートを参照して説明する。図2のフローチャートの概略は、図1に関して説明したところと同じである。前工程の製氷運転が終了して今回の除氷運転(全排水モード)に切り替わると、製氷水ポンプPMが駆動されて製氷水タンク18に残留している冷却された製氷残水を前記散水部20を介して製氷板16の裏面に供給して、該製氷板16を冷却する。また同時に、排水弁DVも開放して製氷水タンク18の製氷残水を排水管34を介して外部へ排出する。
前記製氷水ポンプPMを制御回路で設定した所定時間だけ駆動した後、その時間が経過すると製氷水ポンプPMの回転を停止して製氷板16の製氷残水の供給を停止する。また、排水弁DVもそのタイミングで閉成して製氷水タンク18からの製氷残水の排出を完了し、次いで給水弁WVが開放して、外部水道系からの水を製氷水タンク18に供給する。製氷水タンク18に新たに供給された製氷水の水位が上昇し、規定の上限レベルに達すると前記フロートスイッチFSがこれを検出して前記給水弁WVを閉成して給水を停止する。
この実施例2によれば、製氷水タンク18の製氷残水を全て排出するモードを組み込んだ除氷運転に入ってホットガスにより製氷板16が加熱される時間が長くなっても、製氷水タンク18からの製氷残水が製氷板16に所定時間だけ供給されるので、該製氷板16の過熱が防止される。
本発明に係る除氷運転方法の実施例3を、図3のフローチャートに関して説明する。この図3のフローチャートは、図4に示した従来の製氷機の各サイクルと基本的に同じであるが、製氷水タンク18の製氷残水を全て排出するモードを組み込んだ除氷運転において、蒸発管EPへホットガスを供給する態様だけが相違している。すなわち、ホットガス弁HVは除氷運転中に全開しておくのではなく、所定時間を置いた開閉を間欠的に行うものである。すなわち、前工程の製氷運転が終了して今回の除氷運転(全排水モード)に切り替わると、ホットガス弁HVを間欠的に開閉して、蒸発管EPへのホットガスの供給を間欠的に行う。
この実施例3によれば、製氷水タンク18の製氷残水を全て排出するモードを組み込んだ除氷運転に入って、ホットガスによる製氷板16の加熱時間が長くなっても、ホットガスの供給は間欠的になされるものであるから、該製氷板16の過熱が防止される。
16 製氷板(製氷部),17 氷塊,18 製氷水タンク,EP 蒸発管

Claims (2)

  1. 製氷板(16)の裏側に配設した蒸発管(EP)に冷凍サイクルからの冷媒を供給すると共に、製氷水タンク(18)から製氷水を該製氷板(16)の表面に流下させて氷塊(17)を成長させる製氷運転と、前記製氷板(16)の裏側に除氷水を流下させると共に、前記蒸発管(EP)に前記冷凍サイクルからのホットガスを供給して氷塊(17)を該製氷板(16)から離脱させる除氷運転とを反復する製氷機において、
    前記除氷運転の内で、前記製氷水タンク(18)に残っている製氷水を全て排出してから新たに製氷水を該製氷水タンク(18)に供給するモードに設定した場合は、
    前記製氷運転から除氷運転へ切り替わりから所定時間の間に、前記蒸発管(EP)へのホットガスの供給と、前記製氷板(16)の表面への製氷水タンク(18)からの製氷水の供給と、前記製氷水タンク(18)に残っている製氷水の排出とを重複して行い、
    記所定時間後、前記製氷板(16)への製氷水の供給を停止させると共に、前記製氷水タンク(18)への給水を行うようにした
    ことを特徴とする製氷機。
  2. 製氷板(16)の裏側に配設した蒸発管(EP)に冷凍サイクルからの冷媒を供給すると共に、製氷水タンク(18)から製氷水を該製氷板(16)の表面に流下させて氷塊(17)を成長させる製氷運転と、前記製氷板(16)の裏側に除氷水を流下させると共に、前記蒸発管(EP)に前記冷凍サイクルからのホットガスを供給して氷塊(17)を該製氷板(16)から離脱させる除氷運転とを反復する製氷機において、
    前記除氷運転の内で、前記製氷水タンク(18)に残っている製氷水を全て排出してから新たに製氷水を該製氷水タンク(18)に供給するモードに設定した場合は、
    前記製氷運転から除氷運転へ切り替わりから所定時間の間に、前記製氷水タンク(18)から前記製氷板(16)の表面への製氷水の供給、前記製氷水タンク(18)に残っている製氷水排出とを重複して行い
    次いで前記蒸発管(EP)へのホットガスの供給と、製氷水タンク(18)への給水とを開始するようにした
    ことを特徴とする製氷機。
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