JP6933447B2 - 自動分析装置、分注装置、および搬送装置 - Google Patents

自動分析装置、分注装置、および搬送装置 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、自動分析装置、分注装置、および搬送装置に関する。
医療行為を提供する機関(医療機関)においては、健康診断受診者(健診者)や患者等の被検者から体液(血液、血清、尿、髄液等)、細胞、便等の検体を採取することがある。これらの検体は、その種別ごと、被検者ごとに別々の容器に所定量ずつ収容され、管理される。
検体を収容する容器(以下、試料容器と総称する)には、所定の情報を表記したラベル(LABEL)が貼付される。ラベルに表記される典型的な情報は、各試料容器に収容された検体(試料)ごとに特異的に割り当てられたID(IDentification)である。このID(以下、検体IDと総称する)は、ホストコンピュータに登録され、各試料容器に収容されている検体に関する情報と対応付けて管理される。つまり、ラベルから検体IDを読み取れば、そのラベルが付されている試料容器に収容されている検体を識別することができ、当該検体(試料)に関する情報を特定することができる。
検体IDは、通常、バーコード(シンボルマーク)化されてラベルの表面に印刷される。バーコードを印刷されたラベル(バーコードラベル)が貼付された試料容器は、試料容器搬送装置により、サンプルラックに保持された状態で自動分析装置の試料分注装置まで搬送される。試料容器搬送装置、試料分注装置および自動分析装置は、試料容器のバーコードラベルのバーコードを光学的に読取り、検体IDを取得する。そして、この検体IDに基づいて試料容器内の検体を一意に特定し、試料ごとに割り当てられたオーダに従って適切な制御、処理が実施される。
ところで、近年の医療現場ではバーコードシステムに代えてRFID(Radio Frequency IDentifier)システムを利用することが試みられている。つまり検体を収容する各試料容器に無線タグを貼付して試料管理に役立てようとする試みである。
特開2006−30035号公報 特許第4670440号公報 特開2014−155087号公報
RFIDシステムを用いれば、タグリーダで取得されたデータに特定の試料が有るか・無いかを瞬時に判断したり、取得データ中にどの試料が含まれているかを一気に知ることが簡単にできる。しかしながらタグリーダの電波圏内に複数の無線タグが密接している状態においては、タグリーダで読み取られたデータと無線タグとを一意に対応付けることが難しい。つまり、どの試料容器に収容されている検体の検体IDを読取ったのか、読取った検体IDがどの試料容器に付された無線タグからのものかを1つ1つ特定することが難しい。このことが臨床用自動分析装置分野において、バーコードラベルを無線タグへと代替させ難い要因の一つになっている。
例えば、自動分析装置では、同じラックに複数の試料容器が互いに密接した状態で保持され、ラック単位で分注位置(試料吸引位置)まで搬送され、試料容器単位で試料を吸引される。一つのラックに複数の試料容器がランダムに並んでいるので、自動分析装置は、これから吸引する試料、あるいは吸引中の試料がどの被検者のどのような試料であるのかを、識別管理対象(情報)の実体(有体物)である試料容器と正確に対応付けて管理する必要がある。
しかしながらバーコードラベルの代わりに無線タグを試料容器に貼付しただけだと、複数の無線タグが一つのラック内で密接するので、検体IDをまとめて取得することはできてもそれぞれの検体を区別できない。つまり既存の技術では、ラックのどの位置(例えばポジション1〜5)の試料容器にどの検体IDを返す無線タグが付されているかを特定し難い。
以上のような背景から、無線タグで識別管理される試料容器に収容された試料がどのような順序で分注装置まで搬送され、分注(吸引)される(した)のかを容易に判別可能とする技術が望まれている。
目的は、無線タグで識別管理する試料容器に収容した各試料の識別管理を試料容器単位で正確に行うことができる自動分析装置、分注装置、および搬送装置を提供することにある。
実施形態によれば、自動分析装置は取得部と、切替部と、特定部とを具備する。取得部は、複数の試料容器を保持可能なサンプルラックに保持された試料容器に取り付けられた無線タグからの応答を受信して、サンプルラックに保持された試料容器の試料情報を取得する。切替部は、サンプルラックに保持された試料容器の無線タグの応答の有効/無効を、前記サンプルラックのポジションごとに個別に切替える。特定部は、少なくとも1つの無線タグの応答が無効化された第1の状態において取得された試料情報と、第1の状態とは異なる第2の状態において取得された試料情報との比較に基づいて、サンプルラックに保持された試料容器を当該サンプルラックにおける位置情報と対応付けて特定する。
図1は、実施形態に係わる自動分析装置の一例を示す機能ブロック図である。 図2は、図1に示される分析部2の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る試料容器10の一例を示す外観図である。 図4は、図2に示されるサンプル分注アーム22とサンプルラック11とを示す図である。 図5は、サンプルラック11の一例を示す斜視図である。 図6は、ラックトレイの一例を示す斜視図である。 図7は、RFIDリーダ400により照射される電波および光の広がりを示す模式図である。 図8は、実施形態に係る自動分析装置における処理手順の一例を示すフローチャートである。
[第1の実施形態]
図1は、実施形態に係わる自動分析装置の一例を示す機能ブロック図である。図1に示される自動分析装置は、分析部100、データ処理部300、搬送部5、駆動部3、システム制御回路200、RFIDリーダ400、出力インタフェース回路6、入力インタフェース回路7、記憶回路8およびネットワークインタフェース回路9を備える。
図1において、システム制御回路200は、例えばメモリを有するプロセッサとして実現される。システム制御回路200は、例えば記憶回路8からプログラムを読み出し、読み出したプログラムに従って分析部100、データ処理部300およびRFIDリーダ400を制御する。
またシステム制御回路200は、データ処理部300から取得した種々のデータに基づいて試料の分析に関する様々な情報を計算する。またシステム制御回路200は、駆動部3を制御することで分析部100の運転を制御する。分析部100から出力されるデータはデータ処理部300を介してシステム制御回路200に入力される。
システム制御回路200は、搬送部5、出力インタフェース回路6、入力インタフェース回路7、記憶回路8およびネットワークインタフェース回路9に接続される。
搬送部5は、複数の試料容器をサンプルラックごと試料分注部に搬送する。出力インタフェース回路6は、例えばCRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイあるいはプラズマディスプレイ等の表示デバイス、およびスピーカ等の音声デバイスを備え、操作者に各種の情報を提示する。
入力インタフェース回路7は、マウスやトラックボールなどのポインティングデバイス、スイッチボタン等の選択デバイス、あるいはキーボードやタッチスクリーン等の入力デバイスを備え、操作者とマシンとの間のインタフェースを司る。
ネットワークインタフェース回路9は、例えば病院内LAN(Local Area Network)などのネットワークNWに接続され、ネットワークNWを経由するデータ伝送を仲立ちする。ネットワークNWには、例えばHIS(Hospital Information System)500などが接続される。
記憶回路8は、半導体メモリ、あるいは磁気的または光学的記録媒体などであり、プロセッサにより読み取り可能なデータ記録メディアである。記憶回路8は、システム制御回路200に備わる機能を実現するためのプログラム、データ処理部300の動作プログラム、データ処理部300からの出力データ、あるいはHIS500からネットワークNW経由で取得された検査オーダなどを記憶する。
RFIDリーダ400は、試料容器の搬送経路に対向配置される。RFIDリーダ400は、サンプルラック上の試料容器にそれぞれ付された無線タグ(RFIDチップ)と無線通信する。発光素子401は、サンプルラック上の試料容器のいずれか1つに、特定の波長のスポット光を照射する。RFIDリーダ400は、サンプルラックの搬送経路に対向配置されてもよい。またRFIDリーダ400は、試料分注部が試料を吸引する位置に位置す試料容器10に対向配置されてもよい。
図2は、図1に示される分析部100の一例を示す図である。分析部100は、ラックサンプラ部12、試薬庫15および試薬庫18を備える。ラックサンプラ部12に、複数のサンプルラック11が並べて配置される。それぞれのサンプルラック11は、複数の試料容器10を保持する。試料容器10は、標準試料や被検試料等の試料を収容する。
図3は、実施形態に係る試料容器10の一例を示す外観図である。試料容器10は、試験管のように細長い円筒状であり、その上端は開口し、下端(底)は球状である。実施形態では、試料容器10に、当該容器が収容する試料を識別するための情報を記憶した無線タグが貼付されている。無線タグに記憶される情報の一例として、検体IDが挙げられる。検体IDを用いれば試料を直接的に識別することができる。無線タグに記憶される情報の他の例として、検体を収容する試料容器を個々に識別する試料容器ID、各試料容器に付される無線タグごとにユニークに割り当てられるタグIDなどが挙げられる。試料容器IDやタグIDを用いれば、試料を間接的に識別することができる。試料容器ID、タグIDなどで、試料(各試料容器に収容されている検体)を間接的に識別する場合には、これらの情報に各試料に関係する情報が対応付けられる。
以下の説明では、試料容器10の側面に、無線タグを埋め込まれた検体IDラベルが貼付されるものとする。検体IDラベルには試料容器10に割り当てられた検体IDのバーコードが印刷されていても良いが、基本的には、無線タグからの無線による応答メッセージを読み取ることで必要な情報を取得する。なお、無線タグへの検体IDの書き込みは、本自動分析装置による分析処理に先立って、例えば採血時に試料容器を準備する試料容器準備装置内で実行される。
実施形態の検体IDラベルは、例えば赤外線や可視光などの光に感応して電気信号を出力する受光素子50を内蔵する。受光素子50は、典型的にはフォトダイオード(PD)などの半導体チップである。無線タグは、受光素子50から出力される電気信号に基づいて、その応答の有効/無効を切り替える。例えば、受光素子50に光が照射されると、無線タグは応答を無効化する。
応答を無効化するには、例えば、電波の放射を停止すればよい。このほか、無意味な応答メッセージを返信することでも、応答を無効化することができる。
受光素子50は、検体IDラベルの所定位置に1つ設けても良いが、複数個を検体IDラベルの所定方向に所定間隔を以て配設すると、検体IDラベルを試料容器10に貼付する際の位置合わせを神経質に行わずに済み、ラベル貼付作業の効率を上げることができる。また、例えばRFIDラベルを試料容器10の側面(曲面)に沿うように巻いて貼付した場合、複数の受光素子50がRFIDラベルの試料容器10に巻かれる方向に沿って複数個並ぶことになるので、試料容器10が側面方向に回転したとしても、RFIDラベルのいずれかの受光素子50が、試料容器10の側面に向けて照射される光を検知することができる。
図2に戻って説明を続ける。試薬庫15は、試薬ラック14に保持される試薬容器13内の第1試薬を保冷する。試薬ラック14は、試薬容器13を移動可能に保持する。試薬容器13は、1試薬系又は2試薬系の第1試薬を収容する。第1試薬は、試料に含まれる検査項目の成分と反応する成分を含有する。
試薬庫18は、試薬ラック17に保持された試薬容器16を保冷する。試薬ラック17は、試薬容器16を移動可能に保持する。試薬容器16は、2試薬系の第1試薬と対をなす第2試薬を収容する。
また、分析部100は、この例では、試薬ラック17を取り囲む円周上に配置される複数の反応容器19と、各反応容器19を移動可能に保持する反応ディスク20とを備える。
また、分析部100は、サンプル分注プローブ21と、サンプル分注アーム22とを備える。サンプル分注プローブ21は、試料吸引位置の試料容器10から所定量の試料を吸引して試料吐出位置の反応容器19内へ所定量吐出する(分注)。サンプル分注アーム22は、サンプル分注プローブ21を移動可能に保持する。
また、分析部100は、第1試薬分注プローブ24と、第1試薬分注アーム25と、第2試薬分注プローブ26と、第2試薬分注アーム27とを備える。第1試薬分注プローブ24は、試薬ラック14に保持された試薬容器13内の第1試薬を吸引して反応容器19内に吐出する(分注)。第1試薬分注アーム25は、第1試薬分注プローブ24を移動可能に保持する。第2試薬分注プローブ26は、試薬ラック17に保持された試薬容器16内の第2試薬を吸引して第1試薬が吐出された反応容器19内に吐出する(分注)。第2試薬分注アーム27は、第2試薬分注プローブ26を移動可能に保持する。サンプル分注プローブ21により試料が反応容器19内に分注される。第1試薬分注プローブ24および第2試薬分注プローブ26により、試薬が反応容器19内に分注される。
また、分析部100は、測光部28と、洗浄ノズル29とを備える。洗浄ノズル29は、測定を終了した反応容器19の内部を洗浄する。
測光部28は反応容器19に光を照射し、この照射により反応容器19内の標準試料と第1試薬又は第1及び第2試薬との混合液や、被検試料と第1試薬又は第1及び第2試薬との混合液を透過した光を検出する。そして測光部28は、検出した信号を処理して例えば吸光度で表される標準データや被検データを生成する。すなわち測光部28は、試料および試薬の混合液に光を照射して、混合液の特性を光学的に測定する。
得られた測定データはデータ、通信回線などにより、データ処理部300に伝送される。例えばメモリを有するプロセッサとして実現されるデータ処理部300は、測光部28から取得した測定データに基づいて検体の性質を分析する。
ところで、図1に示されるシステム制御回路200は、実施形態に係る処理機能として取得機能200a、切替機能200b、および特定機能200cを備える。システム制御回路200は、記憶回路8から各プログラムを呼び出し、呼び出したプログラムを実行することで取得機能200a、切替機能200b、および特定機能200cを実現する。
取得機能200aは、RFIDリーダ400を制御して、試料容器10に付されている個々の無線タグと無線通信する。そして取得機能200aは、通信リンクの張られた個々の無線タグから受信した応答に基づいて、試料容器10に収容された試料に関する個々の情報を取得する。
特に、取得機能200aは、ラックサンプラ部12から試料分注部へと搬送されるサンプルラック11に保持されている試料容器10に付されている無線タグから受信した電波に基づいて、当該試料容器10に収容された試料に関する検体IDなどを取得する。
また取得機能200aは、ラックサンプラ部12に載置されているサンプルラック11に保持されている複数の試料容器10個々に付されている無線タグからの応答に基づいて、サンプルラック11の各試料容器10に収容されている各試料ごとの当該試料に関する個々の試料情報をまとめて取得する。なお試料情報とは、検体IDに加えて任意の情報(被検者の属性情報など)を含む、試料ごとに固有の情報である。
また取得機能200aは、搬送部5で搬送されているサンプルラック11に保持されている複数の試料容器10に個々に付されている無線タグからの応答に基づいて、サンプルラック11に保持されている各試料容器10に収容されている各試料ごとの当該試料に関する個々の試料情報をまとめて取得する。
また取得機能200aは、試料容器10が試料分注部の分注位置に位置する前に、分注位置移動直前の試料容器10と同じラックに保持されている複数の試料容器10に付されている無線タグからの応答に基づいて、分注直前の試料情報をまとめて取得する。
切替機能200bは、発光素子401を制御して試料容器10に光を照射し、個々の試料容器10に付されている無線タグ毎に当該無線タグの応答の有効/無効を切替える。特に切替機能200bは、サンプルラック11に保持されている個々の試料容器10に付されている個々の無線タグの応答の有効/無効を切替える。
特定機能200cは、切替機能200bにより個々に応答の有効/無効を切替えられた個々の無線タグからの応答に基づいて取得した試料容器10毎の試料情報、および取得機能200aで取得した複数の試料情報に基づいて、ラックに保持された試料容器10の当該ラックにおける保持位置を特定する。さらに、特定機能200cは、特定された保持位置を示す位置情報を試料情報に追加する。
図4は、図2に示されるサンプル分注アーム22とサンプルラック11とを示す図である。サンプルラック11は図5に示されるように、試料容器10を最大で例えば5本収納できる。サンプルラック11をまとめて運ぶためにラックトレイが用いられる。サンプルラック11は、図6に示されるようにラックトレイに載せられ、ラックサンプラ部12にセットされる。
図4において、サンプルラック11は搬送部5から与えられる駆動力によりラックサンプラ部12をスライドし、サンプリングエリア内に順番に引き込まれる。図4に示される例では、サンプルラック11はサンプル分注アーム22の近傍の右側の開口部からサンプリングエリア内に引き込まれる。その際、サンプル分注アーム22の近傍に設けられるRFIDリーダ400により電波が照射され、サンプルラック11上の複数の試料容器10に関するデータがまとめて取得される。次いでサンプルラックは左方に移動せしめられ、サンプル分注アーム22により、各試料容器10が順次送られながら停止して、その間に試料が吸引される。
RFIDリーダ400の発光素子401は、発光ダイオード、半導体レーザあるいは光源ランプなどを利用できる。発光素子401は、サンプルラック11の引き込みに伴って通過する複数の試料容器10のいずれかに向けて、好ましくはその動きがいったん停止する瞬間に、スポット光を照射する。
スポット光は受光素子50により受光され、受光素子に生じる起電力がトリガとなって無線タグは応答を無効化する。このように光の非照射/照射に対応付けて無線タグの応答の有効/無効が切り替えられる。
図7は、RFIDリーダ400により照射される電波および光の広がりを示す模式図である。図7の点線に示されるように、RFIDリーダ400は、少なくとも1つの同じサンプルラック11に保持されている複数の試料容器に各々付されている検体IDラベル(無線タグ)に向けて扇状に拡がるように電波を射出する。従って、RFIDリーダ400は、電波を射出した範囲に位置しているサンプルラック11に保持されている全ての試料容器10の無線タグから同時にデータを取得できる。
これに対して、光は一つの試料容器10(に付されている検体IDラベル(無線タグ))にピンポイントで照射される(図中実線)。このような光をいずれか一つの試料容器10に(付されている検体IDラベル(無線タグ))に順次照射することで、各試料容器10(に付されている検体IDラベル)の無線タグの応答を選択的に有効化/無効化し、各無線タグごとに電波への応答/停止を切替えることができる。
図8は、実施形態に係る自動分析装置における処理手順の一例を示すフローチャートである。図8において、サンプルラック11が試料吸引位置に到着すると(ステップS1)、例えば、そのラックのポジション1がRFIDリーダ400の前にセットされる(ステップS2)。そうすると最初のRFIDリーダ読出し命令が与えられる。(ステップS3)。これによりサンプルラック11上の全ての試料容器10の検体IDがまとめて取得される(ステップS4)。
例えば図7に示される配置であれば、4つの試料容器の各検体IDがRFIDリーダ400により読み込まれる。取得された検体IDはメモリなどに記憶される。また、自動分析装置は各検体IDをキーとして、病院内ネットワークのホストコンピュータなどからオーダ情報を取得する(ステップS5)。
この段階では、サンプルラック11上のどのポジションにどの試料容器があるかを知ることはできないが、サンプルラック11上の全ての検体IDを取得することはできている。そこで、試薬分注に先立ってオーダ情報を取得しておくことで、院内ネットワークの通信トラフィックを低減したり、データ取得にかかるリソースの消費量を抑えられるなどのメリットを得られる。つまりオーダリングと並行しながらポジションを移動してスポット光でRFIDを制御し、検体IDとポジションとの対応が決まってから検体IDとオーダ情報とポジションとを関係づければ良い。
次に自動分析装置は、ポジションを初期化(P=1)したのち(ステップS6)、ポジション1にある試料容器10にスポット光を照射する(ステップS7)。光を照射された試料容器10の無線タグは応答を停止する。そして光を当てたまま、再びRFIDリーダ読出し命令が与えられる(ステップS8)。
ステップS3での読出し命令に応答したIDとステップS8での読出し命令に応答したIDとを比較すると、応答の無くなったIDを特定する(ステップS9)ことができる。これによりポジション1に在る検体の検体IDが分かる。スポット光が消灯され(ステップS9)、ポジション1の検体IDはデータベースに登録される(ステップS11)。
次に、Pが1ステップインクリメントされ(ステップS12)、ポジション5までの処理が終了するまで(ステップS13でYes)、ポジションを1つずつ進めながら(ステップS14)ステップS7〜ステップS13のループが繰り返される。2回目のループでは図7と同様に、ポジション2の試料容器10にスポット光が照射される。するとこの試料容器10の無線タグが応答を止めるので、その無線タグのIDがポジション2の検体IDであることがわかる。この情報も記憶される。
このように順次ポジションを移動しつつ、各ポジションにスポット光が照射される。これを繰り返すことで、5つのポジション毎の検体IDを得ることができる。全てのポジションについての処理が終了すると(ステップS15)1つのシーケンスが完了する。
また、ステップS4において、サンプルラック11の投入時にラック単位で検体IDを一括読み取りしているので、4本の試料容器10の検体IDとポジションが決まれば、5本目の試料容器10の検体IDとポジションはおのずと定まる。よって最後の試料容器については無線タグの有効/無効を切り替える必要はない。もちろん、最後の試料容器でも同じ手順を行っても構わない。
以上述べたように実施形態では、試料容器10ごとに付与された無線タグにより、サンプルラック11上の試料容器10に記載された検体IDを取得する。その際、試料容器10に1本ずつ光を照射し、受光素子50を感応させて無線タグの応答を停止させる。応答を停止した無線タグのポジションを光の照射位置に基づいて特定できるので、試料容器10のポジションを変更しつつ光の照射を繰り返せば、論理的帰結によりサンプルラック11上の全ての試料容器10を識別し、特定することが可能になる。
実施形態によれば、無線タグ技術による利点はそのままに、検体IDとポジションとを対応付けて取得することができる。これにより自動分析装置において検体IDを管理するためにRFIDラベルを使うことが可能になり、無線タグの有する機能を、検査業務を通して利用できるようになる。つまり、「多くの情報を保持できる」、「情報を追記できる」、「データを一度にまとめて読み込める」などといった無線タグ技術の利点を、検査業務を通して利用することが可能になる。
これらのことから、無線タグで識別管理する試料容器に収容した各試料の識別管理を試料容器単位で正確に行うことができる自動分析装置、分注装置、および搬送装置を提供することが可能になる。ひいては、試料容器内の試料を正確に識別し、吸引/吐出を正しく実施することが可能になる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態では、サンプルラック11における各試料容器のポジションを特定可能な技術について説明した。第2の実施形態では、分注位置に搬送されてくる試料容器の順序を特定するようにする。
つまり、サンプルラック11内におけるポジションを特定することだけでなく、分注位置に搬送されてくる試料容器の順序を特定することも、試料容器10内の試料を特定して吸引/吐出を正しく実施することに繋がる。
そこで第2の実施形態では、特定機能200cは、切替機能200bにより個々に応答の有効/無効を切替えられた個々の無線タグからの応答に基づいて取得した試料容器10毎の試料情報、および取得機能200aで取得した複数の試料情報に基づいて、試料容器10の分注位置への到着順序を特定するようにする。
このようにすれば、絶対的な「ポジション」という概念に代えて、相対的な「順序」という概念に基づいてサンプルラック11上の試料容器10を区別することが可能になる。従って第2の実施形態によっても、試料容器10内の試料を正確に識別し、吸引/吐出を正しく実施することが可能になる。
[第3の実施形態]
以上の説明では、各試料容器毎にスポット光を照射して、各試料容器に付されている検体IDラベルの無線タグの応答を停止するようにした。これに代えて第3の実施形態では、無線タグは、照射された光(受光した光)の強度をRFIDリーダ400に返すようにする。
受光素子50が光に感応すると、無線タグは受光強度を応答メッセージにエンコードしてRFIDリーダに返送する。他の試料容器10に付されている無線タグからの応答メッセージにも光量値データは含まれているが、光を照射されたポジション(例えばポジション2)の試料容器10からの応答メッセージだけ、特異的に大きな数値の光量値を含む。試料容器10ごとに光量値を比較することで、試料容器10とポジションとを対応付けることができる。なお、光を照射しても応答メッセージ内の受光強度に変化が無ければ、当該ポジションが空きであることを知ることができる。
すなわち第3の実施形態では、照射された光の強度を示す応答メッセージに基づいて、サンプルラックに保持された試料容器をサンプルラックにおけるポジションと対応付けて特定する。このようにしても第1および第2の実施形態と同様の効果を得ることが可能になる。
なお本発明は上記各実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、受光素子に光を照射して無線タグを制御するようにした。これに代えて、機械的な接点などを試料容器10に実装し、プローブなどの棒状部材を接点に接触させて、光の検知と同様のロジックを働かせても良い。つまりプローブが接触した無線タグが応答を停止するようにすることで、検体IDとポジションとを対応付けることができる。さらには、磁力の有無(強弱)(ホールセンサ等)や機械的な接触で導通の有無でRFIDを制御することも可能である。
また、物体有無センサを用いて試料容器10の有無を別途検知しても良い。このようにすれば、試料容器10のポジション特定の精度をさらに高めることができる。
また各実施形態では、受光素子50から出力される電気信号に基づいて無線タグの応答の有効/無効を切り替えるようにした。これに限らず、要するに受光素子50から出力される電気信号に基づいて、応答の状態を変化させることができれば良い。応答の状態を変化させるとは、応答の電波強度を変化させたり、応答をオン/オフすることも含まれるとしてよい。さらには応答期間、応答の繰り返し回数、あるいはフレームフォーマットなどを、RFIDシステムの規格の許す限りにおいて変化させてもよい。
また各実施形態では、受光素子50に光を照射するようにした。光は赤外光でも、可視光でも、ようするにRFIDリーダ400と無線タグとの無線通信に使われる電波よりも周波数の高い(波長の短い、すなわち指向性が高い)電磁波であればよい。例えば外乱を低減することの可能な波長域の光を用いても良い。また、更にスリットやレンズなどを追加、工夫してスポット光の径を小さく絞っても良い。また、受光素子50は、光に限らず、所定の周波数帯域にある電磁波を検知するセンサであってよい。
また、上記実施形態では、試料容器のサンプルラック上のポジションを特定すること、または、分注位置に搬送されてくる試料容器の順序を特定することについて説明した。これに代えて、サンプルラック上の試料容器の配置順序を特定するようにしてもよい。
さらには、要するに分注/吐出直前の試料容器を特定することができれば、試料と検査オーダとのミスマッチや、検査エラーを未然に防ぐことができる。そこで、分注/吐出直前の試料容器の無線タグからの応答を逐一停止すれば、ステップS4で一括読み取りされた全ての検体IDとの比較照合により、その試料容器の検体IDを一意に特定することができる。このようにしても試料容器内の試料を正確に識別することができ、吸引/吐出を正しく実施することが可能になる。
実施形態の説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(central processing unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC))、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。プロセッサは記憶回路に保存されたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。なお、記憶回路にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むよう構成しても構わない。この場合、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。なお、上記各実施形態の各プロセッサは、プロセッサごとに単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて1つのプロセッサとして構成し、その機能を実現するようにしてもよい。さらに、上記各実施形態における複数の構成要素を1つのプロセッサへ統合してその機能を実現するようにしてもよい。
本発明の幾つかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示するものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態はその他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
2…分析部、3…駆動部、5…搬送部、6…出力インタフェース回路、7…入力インタフェース回路、8…記憶回路、9…ネットワークインタフェース回路、10…試料容器、11…サンプルラック、12…ラックサンプラ部、13…試薬容器、14…試薬ラック、15…試薬庫、16…試薬容器、17…試薬ラック、18…試薬庫、19…反応容器、20…反応ディスク、21…サンプル分注プローブ、22…サンプル分注アーム、24…試薬分注プローブ、25…試薬分注アーム、26…試薬分注プローブ、27…試薬分注アーム、28…測光部、29…洗浄ノズル、50…受光素子、100…分析部、200…システム制御回路、200a…取得機能、200b…切替機能、200c…特定機能、300…データ処理部、400…RFIDリーダ、401…発光素子、500…HIS、NW…ネットワーク。

Claims (5)

  1. 複数の試料容器を保持可能なサンプルラックに保持された試料容器に取り付けられた無線タグからの応答を受信して、前記サンプルラックに保持された試料容器の試料情報を取得する取得部と、
    前記サンプルラックに保持された試料容器の無線タグの応答の有効/無効を、前記サンプルラックのポジションごとに個別に切替える切替部と、
    1つの無線タグの応答が無効化された第1の状態において取得された試料情報と、前記1つの無線タグの応答が無効化されていない第2の状態において取得された試料情報との比較に基づいて、前記サンプルラックに保持された試料容器を当該サンプルラックにおける位置情報と対応付けて特定する特定部とを具備し、
    前記切替部は、前記試料容器に取り付けられ、光に感応して前記無線タグの応答を無効化する感応素子に、前記光を照射する照射部を備える、自動分析装置。
  2. 前記照射部は、前記試料容器内の試料の吸引に際して停止した当該試料容器の前記感応素子に前記光を照射する、請求項1に記載の自動分析装置。
  3. 前記感応素子は、前記試料容器が前記サンプルラックに保持されたときに少なくともその一つが前記照射部に指向するように、当該試料容器に複数取り付けられる、請求項1または請求項2に記載の自動分析装置。
  4. 前記感応素子は、特定の波長の光に感応して前記無線タグをオフする受光素子であり、
    前記照射部は、前記受光素子に前記光を照射する発光素子を備える、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の自動分析装置。
  5. 複数の試料容器を保持可能なサンプルラックを搬送する搬送装置において、
    前記試料容器内の試料の吸引に際して前記試料容器を停止させる搬送部と、
    前記試料容器に取り付けられた無線タグの応答の有効/無効を個別に、当該試料容器の停止時に切替える切替部と、
    1つの無線タグの応答が無効化された第1の状態において取得された試料情報と、前記1つの無線タグの応答が無効化されていない第2の状態において取得された試料情報との比較に基づいて、前記サンプルラックに保持された試料容器を当該サンプルラックにおける位置情報と対応付けて特定する特定部とを具備し、
    前記切替部は、前記試料容器に取り付けられ、光に感応して前記無線タグの応答を無効化する感応素子に前記光を照射する照射部を備える、搬送装置。
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