JP6933348B1 - ランマの車両運搬用固定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ランマを倒すことなく円滑に運搬できる、固定装置を提供する。【解決手段】固定装置10は、ランマを立てた状態で固定するための装置であって、枠状部材12を含む。枠状部材12には、基板24が取り付けられる。ランマのハンドルを基板24との間で保持しつつ下方に押圧するために立てた状態の基板24に対して上下方向に揺動可能に基板24に保持部26が設けられる。保持部26を基板24に対して開閉させるために保持部26の外面に一体的にレバー部32が設けられる。基板24と保持部26との間でハンドルを保持した状態でレバー部32の動きを規制するために基板24に座付きバネカン36が設けられる。好ましくは、保持部26は、断面V字状に折り曲げられた板状部材からなり、基板24および保持部26のそれぞれの内面に弾性部材30a,30b,30cが設けられる。【選択図】図1

Description

この発明はランマの車両運搬用固定装置に関し、より特定的には、ランマを車両に載せて運搬するときに用いられるランマの車両運搬用固定装置に関する。
従来、締固めに用いられるランマは、トラックなどの車両の荷台に載せて運搬されることが多い。このとき、ランマの重心が上方にあるため、搬送時にランマを車両の荷台に倒して載せると、燃料供給路コックを閉じていても、燃料タンク内の燃料が燃料キャップの空気口から漏出するおそれがある。また、ランマを荷台に倒して載せるには広いスペースが必要である。一方、ランマを荷台に立てたまま載せて運搬する場合、ロープにて緊縛するには労力と時間とが必要であり、また、運搬中の振動によってロープが緩み、ランマが倒れるおそれがある。
そこで、特許文献1に示すようなランマ運搬用の支持金具が提案されている。この支持金具は、トラックの背板部の2ヶ所に設けられる鉤フックを含む。当該鉤フックをトラックの背板部に対し略直角に配置し、トラックの荷台にランマを立てたまま載せて、ランマのハンドルフレームが2つの鉤フックに掛かるようにランマを位置決めする。ランマの積み込みが完了すると、鉤フックを左右に押し広げてハンドルフレームの曲線部分に接触させ、ハンドルフレームが動かない事を確認する。その後、締め付け金具を締め付けることによって鉤フックを遊動しないように固定し、トラックの背板部にランマを固定する。
特開2006−29057号公報
特許文献1の支持金具では、2箇所の鉤フックにランマのハンドルフレームを掛けるだけであるので、ランマが運搬中に不安定になり、荷台上で倒れるおそれがある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、ランマを倒すことなく円滑に運搬できる、ランマの車両運搬用固定装置を提供することである。
上述の目的を達成するために、原動機を有するランマ上部と、転圧板を有するランマ下部と、ランマ上部およびランマ下部を連結する伸縮可能な防振部材と、ランマ上部に接続されるハンドルとを備えるランマを立てた状態で固定するためのランマの車両運搬用固定装置であって、基板と、ハンドルを基板との間で保持しつつ下方に押圧するために立てた状態の基板に対して上下方向に揺動可能に基板に設けられる保持部と、保持部を基板に対して開閉させるために保持部の外面に一体的に設けられるレバー部と、基板と保持部との間でハンドルを保持した状態でレバー部の動きを規制するために基板に設けられるロック部とを備える、ランマの車両運搬用固定装置が提供される。
この発明では、ランマを車両の荷台に載せて運搬するとき、ランマの車両運搬用固定装置の基板が荷台前方のフレームに取り付けられる。このとき、基板は立てた状態で設けられる。基板の上下方向の位置は、基板と保持部との間でランマのハンドルを保持できる高さに設定される。つぎに、ランマのハンドルが基板および/または開いた状態の保持部に対向するように、ランマが立てられた状態でランマの車両運搬用固定装置の手前まで運ばれる。その状態で、レバー部を操作して、保持部を基板に対して閉じるように下方に揺動させると、ランマのハンドルが基板と保持部との間で保持されるとともに押し下げられる。そして、ロック部によってレバー部の動きが規制され、その状態が維持される。このようにして、ランマは下方に押圧された状態でランマの車両運搬用固定装置によって保持される。このとき、ランマのハンドルが基板と保持部との間で保持されるだけではなく、保持部によってランマ自体が下方に押圧されるので、ランマ自体の重量とも相俟って、ランマ上部とランマ下部とを連結する防振部材が圧縮され弾発力を有した状態で、ランマ下部が荷台の床面に強く押し付けられる。したがって、防振部材による緩衝機能が十分に働くとともに、ランマを上下から強く支持できるので、ランマの運搬中に荷台が揺れても、運搬中の振動を吸収できるとともに、ランマの荷台への固定状態を安定させることができ、ランマを倒すことなく円滑に運搬できる。
好ましくは、保持部は、断面V字状に折り曲げられた板状部材からなる。この場合、保持部によって、ランマのハンドルを横方向の広い範囲でより安定して保持できる。また、ランマの車両運搬用固定装置の基板に対してランマのハンドルを位置決めするとき、ハンドルに多少の位置ずれがあっても、保持部を下方へ揺動させて閉じるときに、ハンドルの位置ずれを修正できる。したがって、ランマの車両運搬用固定装置によるランマの固定作業が容易になり、固定作業時間を短くできる。
また好ましくは、基板が取り付けられる枠状部材をさらに含む。この場合、ランマの車両運搬用固定装置の基板を車両の荷台前方のフレームに取り付けるとき、枠状部材をフレームに固定することによって、基板を間接的にフレームに取り付けることができる。すなわち、枠状部材を介することで、基板を荷台前方に容易に配置することができる。
さらに好ましくは、ロック部は、バネカンを含む。この場合、バネカンによって、レバー部の動きを容易に規制できるとともに、運搬中の荷台の振動を吸収できる。
好ましくは、基板および保持部のそれぞれの内面に設けられる弾性部材をさらに含む。この場合、基板に設けられた弾性部材と保持部に設けられた弾性部材とによって、ハンドルを強固に保持できる。また、これらの弾性部材においても運搬中の荷台の振動を吸収できる。
なお、ランマや基板を「立てた状態」とは、垂直に立設する場合に限定されず、傾いていてもよい。
この発明によれば、ランマを倒すことなく円滑に運搬できる。
この発明の一実施形態に係るランマの車両運搬用固定装置(保持部のロック前)を示す斜視図である。 図1の状態のランマの車両運搬用固定装置を示す正面図である。 図1の状態のランマの車両運搬用固定装置を示す側面図である。 図1のランマの車両運搬用固定装置の主要部を示す分解斜視図である。 図1の状態のランマの車両運搬用固定装置を示すA−A線(図2参照)断面図である。 この発明の一実施形態に係るランマの車両運搬用固定装置(保持部のロック後)を示す斜視図である。 図6の状態のランマの車両運搬用固定装置を示す正面図である。 (a)は保持部を閉じる過程を示す断面図解図であり、(b)は図6の状態のランマの車両運搬用固定装置を示すB−B線(図7参照)断面図である。 図1のランマの車両運搬用固定装置が車両の荷台前方のフレームに取り付けられた状態を示す図解図である。 (a)は荷台前方のフレームに取り付けられたランマの車両運搬用固定装置によってランマが支持された状態を示す図解図であり、(b)は基板と保持部との間にランマのハンドルが保持された状態を示す部分断面図である。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。
図1〜図3を参照して、この発明の一実施形態に係るランマの車両運搬用固定装置10は、ランマ100(後述)を固定するために用いられ、枠状部材12を含む。枠状部材12は、上下方向に間隔をあけて対向する一対の細長い板状部14a,14bと、左右方向に間隔をあけて対向する一対の棒状部16a,16bとを含む。板状部14a,14bの一端部は、棒状部16aによって連結され、板状部14a,14bの他端部は、棒状部16bによって連結され、枠状部材12は、略長方形状に形成される。板状部14aの両端部近傍にはそれぞれ、取付用の貫通孔14cが設けられ、板状部14bの両端部近傍にはそれぞれ、取付用の貫通孔14dが設けられる。
棒状部16a,16bにはそれぞれ、パイプ状の取付部18a,18bが嵌められる。すなわち、取付部18a,18bにはそれぞれ、棒状部16a,16bが挿通される。取付部18a,18bはそれぞれ、棒状部16a,16bに対して上下方向に摺動可能である。取付部18a,18bはそれぞれ、その側面から内部まで貫通したねじ孔20a,20bを含み、ねじ孔20a,20bに調整ねじ22a,22bを螺入して棒状部16a,16bの外周面に当接させることによって、取付部18a,18bを所望の位置に固定できる。
このような棒状部16a,16bには、基板24が取り付けられる。すなわち、枠状部材12には、棒状部16a,16bを介して基板24が取り付けられる。基板24は、略L字状の板状部材からなり、主板部24aと副板部24bとを含む。主板部24aは、長方形状に形成され、その幅は、棒状部16a,16bの間隔と略等しい。副板部24bは、短冊状に形成され、主板部24aの一端部(この実施形態では、左端部)近傍から下方かつ直角方向に延びるように設けられる。副板部24bには、2つの貫通孔24cが形成される。この実施形態では、主板部24aの両端部がそれぞれ取付部18a,18bに取り付けられる。したがって、取付部18a,18bの上下方向の摺動に伴って、基板24を上下方向に移動でき、その高さを調整できる。
基板24の主板部24aにおける他端部(この実施形態では、右端部)側上端部には、保持部26が2つの蝶番28を介して、立てた状態の基板24に対して上下方向に揺動可能に設けられる。保持部26は、断面V字状に折り曲げられた板状部材からなり、すなわち切妻状に形成され、横方向に延びるように配置される。保持部26は、ランマ100のハンドル112(後述)を、上方から下方に押圧しながら基板24との間で保持可能である。
基板24のうちハンドル112を保持する部分には、弾性部材30aが設けられ、保持部26の内面には、2つの弾性部材30b,30cが設けられる。弾性部材30a〜30cは、たとえば略同寸法の長方形状のゴムシートからなる。
保持部26を基板24に対して開閉させるために、保持部26の外面にはレバー部32が一体的に取り付けられる。レバー部32は、軸部32aと、板状部32bと、ハンドル部32cとを含む。軸部32aは、横方向に延び、保持部26のうち蝶番28に近い側の外面に取り付けられる。軸部32aの長さは、一対の棒状部16a,16bの間隔よりやや小さく設定される。これにより、軸部32aは、2つの蝶番28を支軸として、棒状部16a,16bに接触することなく揺動でき、それに伴って保持部26を上下方向に揺動させることができる。板状部32bは、軸部32aの一端部(この実施形態では、左側端部)に、棒状部32に対して直角方向に延びるように設けられる。板状部32bは、その先端部中央に切欠32dを有する。ハンドル部32cは、棒状に形成され、板状部32bの一側部(この実施形態では、左側部)に設けられる。
枠状部12とハンドル部32cとは、ゴムチューブ34によって連結される。ゴムチューブ34は、枠状部12の板状部14aと棒状部16aとの接続箇所に掛けられるとともに、ハンドル部32cに掛けられる。ハンドル部32cに力を加えていない状態では、ゴムチューブ34によってハンドル部32cは図1に示すように位置し、保持部26は開かれる。なお、図2、図3、後述する図7および図10では、ゴムチューブ34の図示は省略されている。
また、基板24と保持部26との間でハンドル112を保持した状態でレバー部32の動きを規制するために、基板24にロック部としての座付きバネカン36が設けられる。座付きバネカン36は、座部38と、バネカン40とを含む。
図4および図5をも参照して、座部38は、略短冊状の座部本体38aと、座部本体38aの上端部近傍に設けられる略L字状の係止片38bと、座部本体38aの下端部近傍に設けられる一対の立設部38cとを有する。座部本体38aには、2つの貫通孔38dが形成され、一対の立設部38cにはそれぞれ、貫通孔38eが形成される。座部38は、貫通孔38dが副板部24bの対応する貫通孔24cに合うように位置決めされ、ボルト42aとナット42bとによって、基板24に固定される。バネカン40は、レバー部44と、押さえ部46とを含む。
レバー部44は、レバー本体44aを含む。レバー本体44aには、幅方向に貫通する2つの貫通孔44b,44cが形成される。一対の立設部38cの間にレバー本体44aの端部を挟んだ状態で、連結棒48が、立設部38cの貫通孔38eおよびレバー本体44aの貫通孔44bに挿通され、かつ一対の立設部38cを連結する。これによって、レバー部44が座部38に対して揺動可能に接続される。
押さえ部46は、保持部46aと、係合部46bと、ばね部材46cとを含む。保持部46aは、略U字状に形成され、両端部に形成される2つの貫通孔46dと、両側部に形成される2つの長孔46eと、中央部に形成される貫通孔46fとを有する。係合部46bは、環状部46gと、環状部46gに接続される棒状部46hとを有し、棒状部46hは、保持部46aの貫通孔46fから保持部46a内に挿入される。棒状部46hの先端部には、2つの長孔46eを摺動可能な略角板状のストッパ46iが設けられる。棒状部46hにはばね部材46cが嵌められ、ばね部材46cは、ストッパ46iと保持部46aとの間に保持される。保持部46aの両端部の間にレバー本体44aを挟んだ状態で、連結棒50が、保持部46aの貫通孔46dおよびレバー本体44aの貫通孔44cに挿通され、かつ保持部46aの両端部を連結する。これによって、押さえ部46がレバー部44に対して揺動可能に接続される。
このようなランマの車両運搬用固定装置10の主要動作について説明する。
図1、図5および図8(a)を参照して、まず、レバー部32のハンドル部32cを把持し、座部38の係止片38bが板状部32bの切欠32d内に位置するまで、ハンドル部32cを下方に揺動させる。ついで、図6、図7および図8(a),(b)を参照して、バネカン40の係合部46bの環状部46gを、座部38の係止片38bに係合させ、基板24と押さえ部46とによって板状部32bを挟む。その状態で、レバー部44を下方に揺動させる。このとき、保持部46aおよび係合部46bが引き下ろされ、係合部46bは係止部38bを下方に押圧しつつ係止部40bに係止される。すると、レバー部32および保持部26が固定される。
図9および図10を参照して、このようなランマの車両運搬用固定装置10は、トラック(軽トラックを含む)などの車両1によってランマ100を立てた状態で運搬するときに好適に用いられる。ランマ100は、原動機としてのエンジン102を有するランマ上部104と、転圧板106を有するランマ下部108と、ランマ上部104およびランマ下部108を連結する蛇腹状の伸縮可能な防振部材110と、ランマ上部104に接続されるハンドル112とを備える。
ランマの車両運搬用固定装置10によれば、ランマ100を車両1の荷台2に載せて運搬するとき、ランマの車両運搬用固定装置10の基板24が荷台2の前方のフレーム3に取り付けられる。この実施形態では、枠状部材12の2つの貫通孔14cおよび2つの貫通孔14dに対応する4つの孔51がフレーム3に設けられ、貫通孔14c,14dと対応する孔51とが合うようにフレーム3に対して枠状部材12が位置決めされて、ボルト52を用いてランマの車両運搬用固定装置10の枠状部材12がフレーム3に取り付けられる。このようにして、基板24は、枠状部材12を介してフレーム3に取り付けられ、立てた状態で設けられる。基板24の上下方向の位置は、基板24と保持部26との間でランマ100のハンドル112の横方向に延びる前部112aを保持できる高さに設定される。つぎに、ハンドル112の前部112aが基板24および/または開いた状態の保持部26に対向するように、ランマ100が立てられた状態でランマの車両運搬用固定装置10の手前まで運ばれる。その状態で、レバー部32を操作して、保持部26を基板24に対して閉じるように下方に揺動させると、ハンドル112の前部112aが基板24と保持部26との間で保持されるとともに押し下げられる。そして、ロック部としての座付きバネカン36によってレバー部32の動きが規制され、その状態が維持される。このようにして、ランマ100は下方に押圧された状態でランマの車両運搬用固定装置10によって保持される。このとき、ランマ100のハンドル112の前部112aが基板24と保持部26との間で保持されるだけではなく、保持部26によってランマ100自体が下方に押圧されるので、ランマ100自体の重量とも相俟って、ランマ上部104とランマ下部108とを連結する防振部材110が圧縮され弾発力を有した状態で、ランマ下部108が荷台2の床面2aに強く押し付けられる。したがって、防振部材110による緩衝機能が十分に働くとともに、ランマ100を上下から強く支持できるので、ランマ100の運搬中に荷台2が揺れても、運搬中の振動を吸収できるとともに、ランマ100の荷台2への固定状態を安定させることができ、ランマ100を倒すことなく円滑に運搬できる。また、ランマ100の防振部材110は伸縮可能であるので、ランマの車両運搬用固定装置10に対するハンドル112の位置が上下方向に多少ずれていても、そのずれを吸収してランマの車両運搬用固定装置10によってランマ100を円滑に保持できる。
保持部26は、断面V字状に折り曲げられた切妻状の板状部材からなるので、保持部26によって、ランマ100のハンドル112の前部112aを横方向の広い範囲でより安定して保持できる。また、ランマの車両運搬用固定装置10の基板24に対してハンドル112の前部112aを位置決めするとき、ハンドル112の前部112aに多少の位置ずれがあっても、保持部26を下方へ揺動させて閉じるときに、ハンドル112の前部112aの位置ずれを修正できる。したがって、ランマの車両運搬用固定装置10によるランマ100の固定作業が容易になり、作業時間を短くきる。
ランマの車両運搬用固定装置10の基板24を車両1の荷台2の前方のフレーム3に取り付けるとき、枠状部材12をフレーム3に固定することによって、基板24を間接的にフレーム3に取り付けることができる。すなわち、枠状部材12を介することで、基板24を荷台2の前方に容易に配置することができる。
バネカン40によって、レバー部32の動きを容易に規制できるとともに、運搬中の荷台2の振動を吸収できる。
基板24に設けられた弾性部材30aと保持部26に設けられた弾性部材30b,30cとによって、ハンドル112を強固に保持できる。また、これらの弾性部材30a,30b,30cにおいても運搬中の荷台2の振動を吸収できる。
なお、上述の実施形態では、ゴムチューブ34は、枠状部12の板状部14aと棒状部16aとの接続箇所に掛けられるとともに、ハンドル部32cに掛けられたが、これに限定されない。たとえば、図2に示すように、棒状部16aおよびハンドル部32cのそれぞれにU字状のフック54を設け、これらのフック54にゴムチューブ34を取り付けてもよい。また、ゴムチューブ34と同様の機能を有する部材として、軸部32aに巻き付けられたばね部材が用いられてもよい。この場合、ゴムチューブ34は必ずしも必要ではない。
図1に示すように、さらに、保持部26の外面にU字状のフック55aを設け、基板24にワイヤ55bを介してフック金具55cを取り付けてもよい。フック金具55cは、ばねによるロック機構を有する。この場合、図6に示すように、保持部26を基板24に対して閉じた状態で、フック金具55cをフック55aに掛けることによって、ランマ100のハンドル112を基板24と保持部26との間でより確実に保持できる。
上述の実施形態では、断面V字状をした板状の保持部26が用いられたが、これに限定されない。それに代えて、一部が開いたリング状(たとえばC字状)の保持部が1つまたは2つ以上用いられてもよい。
上述の実施形態では、ロック部として座付きバネカン36が用いられたが、これに限定されない。ロック部は、基板24と保持部26との間でハンドル112を保持した状態でレバー部32の動きを規制可能な任意の手段を用いることができる。
上述の実施形態では、枠状部材12が車両1のフレーム3に直接取り付けられたが、これに限定されない。たとえば、枠状部材12とフレームとの寸法の関係上、枠状部材12をフレームに取り付けることが困難な場合には、図9に示す2本の細長い板状のステー56がフレームに取り付けられ、これらのステー56に枠状部材12が取り付けられてもよい。また、枠状部材12を用いることなく、基板24が車両のフレームに直接取り付けられてもよい。さらに、ランマの車両運搬用固定装置10は、車両のフレーム以外の箇所に取り付けられてもよい。
上述の実施形態では、パイプ状の取付部18a,18bはそれぞれ、1つのねじ孔20a,20bを含み、ねじ孔20a,20bに調整ねじ22a,22bを螺入可能に構成されたが、これに限定されない。当該取付部はさらに長く形成され、2つ以上のねじ孔を有し、各ねじ孔に調整ねじを螺入可能に構成されてもよい。
上述の実施形態では、枠状部材12の板状部14a,14bにそれぞれ、2つの貫通孔14cおよび2つの貫通孔14dが設けられたが、これに限定されない。枠状部材12の板状部14a,14bにそれぞれ、1つまたは3個以上の貫通孔が設けられてもよい。また、当該貫通孔の位置も適宜設定されることができる。また、ランマ100の原動機は、エンジン102に限定されず、モータであってもよい。
1 車両
2 荷台
3 フレーム
10 ランマの車両運搬用固定装置
12 枠状部材
24 基板
26,46a 保持部
28 蝶番
30a,30b,30c 弾性部材
32,44 レバー部
36 座付きバネカン
38 座部
40 バネカン
46 押さえ部
100 ランマ
102 エンジン
104 ランマ上部
106 転圧板
108 ランマ下部
110 防振部材
112 ハンドル

Claims (5)

  1. 原動機を有するランマ上部と、転圧板を有するランマ下部と、前記ランマ上部および前記ランマ下部を連結する伸縮可能な防振部材と、前記ランマ上部に接続されるハンドルとを備えるランマを立てた状態で固定するための固定装置であって、
    基板と、
    前記ハンドルを前記基板との間で保持しつつ下方に押圧するために立てた状態の前記基板に対して上下方向に揺動可能に前記基板に設けられる保持部と、
    前記保持部を前記基板に対して開閉させるために前記保持部の外面に一体的に設けられるレバー部と、
    前記基板と前記保持部との間で前記ハンドルを保持した状態で前記レバー部の動きを規制するために前記基板に設けられるロック部とを備え、
    前記基板は、前記保持部との間で前記ランマの前記ハンドルを保持できる高さとすると共に、
    前記保持部は、前記基板に対して閉じるように下方に揺動させると、前記ランマの前記ハンドルは前記基板と前記保持部との間で保持されるとともに押し下げられ、前記ランマ上部と前記ランマ下部とを連結する前記防振部材が圧縮され弾発力を有した状態にて固定してなることを特徴とするランマの車両運搬用固定装置。
  2. 前記保持部は、断面V字状に折り曲げられた板状部材からなる、請求項1に記載のランマの車両運搬用固定装置。
  3. 前記基板が取り付けられる枠状部材をさらに含む、請求項1または2に記載のランマの車両運搬用固定装置。
  4. 前記ロック部は、バネカンを含む、請求項1から3のいずれかに記載のランマの車両運搬用固定装置。
  5. 前記基板および前記保持部のそれぞれの内面に設けられる弾性部材をさらに含む、請求項1から4のいずれかに記載のランマの車両運搬用固定装置。
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