JP6932860B1 - 摺動接点用金属材料およびその製造方法ならびにモータ用ブラシ材および振動モータ - Google Patents

摺動接点用金属材料およびその製造方法ならびにモータ用ブラシ材および振動モータ Download PDF

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Abstract

本発明の摺動接点用金属材料は、銅または銅合金からなる基材と、基材の少なくとも一部に最表層として形成され、95質量%以上のPdを含有するPd含有層とを有する金属材料であって、Pd含有層は、X線回折法によって測定される(111)面の結晶配向率が60%より大きく、かつ、(200)面の結晶配向率と(220)面の結晶配向率の合計が40%未満であることを特徴とするものであり、モータコイルに通電するために十分な導電性を有しながら、耐摩耗性に優れる摺動接点用金属材料、ならびにそれを用いたモータ用ブラシ材および振動モータを提供する。

Description

本発明は、摺動接点用金属材料およびその製造方法ならびにモータ用ブラシ材および振動モータに関する。
マイクロモータは、音響機器、家電、携帯電話、カメラ、自動車など、多くの用途で幅広く使用されている。モータの寿命は、モータコイルに通電するための部材である整流子とブラシの耐久性により決まる。このような部材としては、耐摩耗性、耐アーク性、電気接続性、導電性、強度等の性能に優れた材料が必要とされており、一般に、Ag−Pd合金を被覆したCu合金条が使用されている。
一方で、めっき材料については、そのめっき材料が用いられる用途に要求される性能を充足するために、様々な改良がなされている。例えば、特許文献1には、金属基体上のPdめっきについて、X線回折法によって測定した(111)面の結晶配向率が45〜60%であり、かつ(200)面の結晶配向率と(220)面の結晶配向率の合計が40〜55%であるめっき構造体が、極めて高い導電性を示すことが開示されている。
特許第4351736号公報
上述したとおり、これまで使用されてきたブラシ材は、基材(例えばCu基材)にAg−Pd合金で被覆したクラッド材であり、焼鈍と圧延を繰り返して製造するため、製造コストが高い上に、加工による加工変質層(金属組織が変化した層)がAg合金上に形成するため、耐アーク性に劣り、摩耗が早くモータ寿命が短いといった課題があった。
本発明は、以上の実情に鑑みてなされたものであり、モータコイルに通電するために十分な導電性を有しながら、耐摩耗性に優れる摺動接点用金属材料およびその製造方法ならびにそれを用いたモータ用ブラシ材および振動モータを提供することを目的とする。
本発明者らは、上述した目的を達成するため、鋭意検討を重ねた。その結果、摺動接点用金属材料が、銅または銅合金からなる基材と、基材の少なくとも一部に最表層として形成され、95質量%以上のPdを含有するPd含有層とを有し、Pd含有層は、X線回折法によって測定される(111)面の結晶配向率が60%より大きく、かつ、(200)面の結晶配向率と(220)面の結晶配向率の合計が40%未満であることにより、モータコイルに通電するために十分な導電性を有しながら、耐摩耗性に優れることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の要旨構成は以下のとおりである。
(1)銅または銅合金からなる基材と、前記基材の少なくとも一部に最表層として形成され、95質量%以上のPdを含有するPd含有層とを有する金属材料であって、前記Pd含有層は、X線回折法によって測定される(111)面の結晶配向率が60%より大きく、かつ、(200)面の結晶配向率と(220)面の結晶配向率の合計が40%未満であることを特徴とする、摺動接点用金属材料。
(2)前記基材と前記Pd含有層の間に、NiまたはNi合金からなる下地層を有することを特徴とする上記(1)に記載の摺動接点用金属材料。
(3)前記Pd含有層が電気めっきにより形成されていることを特徴とする、上記(1)または(2)に記載の摺動接点用金属材料。
(4)上記(1)、(2)または(3)に記載の摺動接点用金属材料を用いたモータ用ブラシ材。
(5)導電性の基板とブラシとを含む振動モータであって、前記ブラシは、銅または銅合金からなる基材と、前記基材の少なくとも一部に最表層として形成され、95質量%以上のPdを含有するPd含有層とを有する摺動接点用金属材料を用いて形成され、前記Pd含有層は、X線回折法によって測定される(111)面の結晶配向率が60%より大きく、かつ、(200)面の結晶配向率と(220)面の結晶配向率の合計が40%未満である金属材料から構成されることを特徴とする振動モータ。
(6)前記導電性の基板は、樹脂製の板と、前記樹脂製の板の上に形成される、銅または銅合金からなる銅層と、前記銅層の上に表面層として形成される、Au層、Au−Cu層、Au−Ni層またはAu−Co層とを有する上記(5)に記載の振動モータ。
(7)上記(1)、(2)または(3)に記載の摺動接点用金属材料を製造する方法であって、銅または銅合金からなる基材の少なくとも一部に、ジクロロテトラアンミンパラジウムをPd源とし、Pd濃度3〜20g/L、浴温46〜60℃のめっき浴中で、電流密度20〜100A/dmの条件で、Pdめっき処理を施して、Pd含有層を最表層として形成することを特徴とする、摺動接点用金属材料の製造方法。
本発明によれば、モータコイルに通電するための十分な導電性と、優れた耐摩耗性を有する摺動接点用金属材料、ならびにそれを用いたモータ用ブラシ材および振動モータを提供することができる。
一の実施形態の摺動接点用金属材料の縦断面を模式的に示したものである。
以下、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されない。
1.摺動接点用金属材料
本発明の摺動接点用金属材料は、銅または銅合金からなる基材と、基材の少なくとも一部に最表層として形成され、95質量%以上のPdを含有するPd含有層とを有する金属材料であって、Pd含有層は、X線回折法によって測定される(111)面の結晶配向率が60%より大きく、かつ、(200)面の結晶配向率と(220)面の結晶配向率の合計が40%未満であることを特徴とするものである。
なお、「X線回折法によって測定される(111)面の結晶配向率」とは、X線回折法において、Cu−Kα線を用いたときの各結晶面からの回折ピークの強度の合計に対する(111)面の回折ピークの強度の比率を百分率で示した値である。また、「X線回折法によって測定される(200)面の結晶配向率と(220)面の結晶配向率の合計」とは、X線回折法において、Cu−Kα線を用いたときの各結晶面からの回折ピークの強度の合計に対する(200)面の回折ピークの強度の比率を百分率で示した値と、各結晶面からの回折ピークの強度の総和に対する(220)面の回折ピークの強度の比率を百分率で示した値とを合計したものである。
図1は、一の実施形態の摺動接点用金属材料の縦断面を模式的に示したものである。図1に示す摺動接点用金属材料10は、銅または銅合金からなる基材1と、基材1の少なくとも一部に最表層として形成され、95質量%以上のPdを含有するPd含有層2とを有する金属材料であって、Pd含有層2は、X線回折法によって測定される(111)面の結晶配向率が60%より大きく、かつ、(200)面の結晶配向率と(220)面の結晶配向率の合計が40%未満である。また、図示の摺動接点用金属材料10は、基材1とPd含有層2の間に、NiまたはNi合金からなる下地層3を有する構成の場合を示している。
以下、本発明の摺動接点用金属材料の各部について詳細に説明する。
(基材)
基材1は、銅または銅合金からなるものである。
銅合金としては、特に限定されないが、例えばCu−Zn系合金、Cu−Zn−Ni系合金、Cu−Ni−Si系合金、Cu−Sn系合金、Cu−Ni−Sn系合金、Cu−Cr−Mg系合金、Cu−Ni−Si−Zn−Sn−Mg系合金などが挙げられる。
基材1の厚さとしては、特に限定されないが、0.02〜0.15mmであることが好ましい。
基材1の形状としては、特に限定されず、用途に応じて適宜選択することができ、例えば条材、板材、棒材、線材などであってよい。
(Pd含有層)
Pd含有層2は、基材1の少なくとも一部に最表層として形成されるものであり、Pd含有層100質量%に対して、95質量%以上のPdを含有する。このように、Pd含有層2中のPd含有量が95重量%以上にすることで、優れた導電性や耐食性を確保することができる。
Pd含有層2中のPd含有量としては、上述したとおり95質量%以上であれば特に限定されないが、98質量%以上であることが好ましい。
Pd含有層2としては、95質量%以上のPdを含有する限りにおいて、Pd合金であってもよい。Pd合金としては、特に限定されないが、Pd−Ni系合金、Pd−Ag系合金などが挙げられる。また、Pd含有層2は、Pd金属(母相)中にPd合金相が存在する状態で形成されていてもよい。
Pd含有層2においては、X線回折法によって測定される(111)面の結晶配向率が60%より大きい。Pd結晶の(111)面は、他の結晶面、例えば(200)面や(220)面に比べて相対的に硬度が高い傾向があるため、その結晶配向率が60%より大きいと、表面層全体の硬度が高くなり、アーク放電による摩耗が生じにくくなり耐アーク性が向上するため、これを用いて構成されるブラシ材としての寿命が長くなる。
Pd含有層2における(111)面の結晶配向率としては、60%より大きければよく、より好ましくは、65%以上である。
Pd含有層2における、X線回折法によって測定される(200)面の結晶配向率と(220)面の結晶配向率の合計としては、40%未満であれば特に限定されないが、好ましくは35%未満である。Pd結晶の(200)面および(220)面は、(111)面と比較して硬度が低いため、(200)面および(220)面の結晶配向率が高いと、Pd含有層2の表面がアーク放電によって摩耗が生じやすくなって耐アーク性が劣るため、ブラシ材としての寿命が短くなるおそれがある。
Pd含有層2の厚さとしては、特に限定されないが、0.1〜5μmであることが好ましく、0.1〜2μmであることがより好ましく、0.2〜0.5μmであることがさらに好ましい。Pd含有層2の厚さを5μm以下とすることにより、優れた加工性と低コストをバランスよく両立させることができる。
Pd含有層が電気めっきにより形成されていることが好ましい。これにより、電気めっきで形成することでPd結晶の(111)面の配向率を高くすることができる。
(下地層)
必須の構成要素ではないが、摺動接点用金属材料10においては、上述した基材1とPd含有層2の間に、NiまたはNi合金からなる下地層3を有していてもよい。
基材1とPd含有層2が直接接触していると、高温下や硫化水素雰囲気下などにおいて、基材1に含まれるCu原子がPd含有層2中を拡散し、Pd含有層2の表面に現れて酸化銅を形成し、接触抵抗が上昇することがある。したがって、これらのような環境下での使用が想定される場合には、下地層3を設けてCuの拡散を防止し、接触抵抗の上昇を抑えることが好ましい。
Ni合金としては、特に限定されないが、例えばNi−P系、Ni−Fe系、Ni−B系などが挙げられる。
下地層3の厚さとしては、特に限定されないが、例えば0.1〜3.0μmであることが好ましく、0.2〜1.0μmであることがより好ましい。
なお、下地層3には、ニッケル系材料で構成されたNi含有層の代わりに、コバルトまたはコバルト合金層からなるコバルト(Co)含有層を用いても、Ni含有層と同様の効果が得られる。
2.モータ用ブラシ材および振動モータ
以上のようにして構成される摺動接点用金属材料10は、例えば振動モータに使用されるモータ用ブラシ材として用いることができる。
具体的に、振動モータは、導電性の基板とブラシとを含むものである。そして、このような振動モータにおいて、ブラシとして、上述した摺動接点用金属材料と同様の構成の金属材料を用いることができる。より具体的に、このブラシは、銅または銅合金からなる基材と、基材の少なくとも一部に最表層として形成され、95質量%以上のPdを含有するPd含有層とを有する摺動接点用金属材料を用いて形成され、Pd含有層は、X線回折法によって測定される(111)面の結晶配向率が60%より大きく、かつ、(200)面の結晶配向率と(220)面の結晶配向率の合計が40%未満である金属材料から構成されるものである。
このような振動モータにおいて、ブラシ材と接する(摺動する)導電性の基板としては、特に限定されないが、例えば、樹脂製の板の上に銅または銅合金からなる銅層を、張り付ける等の方法を用いて形成し、さらに、この銅層の上に、表面層としてAu、Ni、Rhおよびそれらの合金のような導電性に優れる層を、めっきなどを用いて形成した複合材料を用いることが好ましい。また、このうち、特に表面層を、Au層、Au−Cu層、Au−Ni層またはAu−Co層のめっき層とすることで、ブラシを構成する基材の少なくとも一部の最表層に形成されるPd含有層との間で耐摩耗性がより優れる。
3.摺動接点用金属材料の製造方法
本発明の摺動接点用金属材料の製造方法は、上述した摺動接点用金属材料を製造する方法である。具体的に、この摺動接点用金属材料の製造方法は、銅または銅合金からなる基材の少なくとも一部に、ジクロロテトラアンミンパラジウムをPd源とし、Pd濃度(金属Pd換算)3〜20g/L、浴温46〜60℃のめっき浴中で、電流密度20〜100A/dmの条件で、Pdめっき処理を施して、Pd含有層を最表層として形成する。
より具体的に摺動接点用材料の製造方法について説明する。まず、銅または銅合金からなる基材上に、任意で、NiまたはNi合金からなる下地層を積層形成する。下地層を形成しない場合には基材上に、下地層を形成する場合には下地層上に、最表層として、ジクロロテトラアンミンパラジウムをPd源とし、Pd濃度3〜20g/L、浴温46〜60℃のめっき浴中で、電流密度20〜100A/dmの条件で、Pdめっき処理を施してPd含有層を形成する。
電流密度を20〜100A/dmとすることにより、(111)面が優先的に成長する析出状態となる。その結果、最表層として、X線回折法によって測定される(111)面の結晶配向率が60%より大きく、かつ、(200)面の結晶配向率と(220)面の結晶配向率の合計が40%未満であるPd含有層が得られる。
なお、Pd含有層を形成するためのめっき法としては、電気めっき法を用いる。一方、下地層を形成するためのめっき法としては、特に限定されないが、例えば電気めっきや無電解めっきのような湿式めっき、蒸着やスパッタのような乾式めっき等を用いることができる。これらの中でも、湿式めっきを用いることが好ましく、電気めっきを用いることがより好ましい。この際、Pd含有層を形成する際の浴温と電流密度以外のPdめっき条件(めっき液中の金属濃度、処理時間、下地層を形成する際の浴温および電流密度など)は、めっき方法や、めっき層の化学種、めっき層の厚さなどに応じて適宜調整すればよい。
次に、本発明の効果をさらに明確にするために、実施例および比較例について説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
以下に示す製造方法により、実施例1〜7および比較例1〜7の試料を作製した。
[実施例1]
ばね用洋白(C7701)を電解脱脂、酸洗浄を施した後、導電性の基板と回転接触する少なくとも表面にPd−Niめっきを施した。Pd−Niめっきの条件は、ジクロロテトラアンミンパラジウムをPd源とし、Pd濃度3g/L、浴温46℃、電流密度20A/dmとした。得られた金属材料のPd含有層の(111)面の結晶配向率は70%であり、(200)面と(220)面の配向率の合計は23%であった。
[実施例2]
ばね用洋白(C7701)を電解脱脂、酸洗浄を施した後、導電性の基板と回転接触する少なくとも表面にPdめっきを施した。Pdめっきの条件は、ジクロロテトラアンミンパラジウムをPd源とし、Pd濃度6g/L、浴温46℃、電流密度30A/dmとした。得られた金属材料のPd含有層の(111)面の配向率は65%であり、(200)面と(220)面の配向率の合計は34%であった。
[実施例3]
ばね用洋白(C7701)を電解脱脂、酸洗浄を施した後、導電性の基板と回転接触する少なくとも表面にPdめっきを施した。Pdめっきの条件は、ジクロロテトラアンミンパラジウムをPd源とし、Pd濃度20g/L、浴温60℃、電流密度100A/dmとした。得られた金属材料のPd含有層の(111)面の配向率は61%であり、(200)面と(220)面の配向率の合計は39%であった。
[実施例4]
ばね用洋白(C7701)を電解脱脂、酸洗浄を施した後、導電性の基板と回転接触する少なくとも表面にPdめっきを施した。Pdめっきの条件は、ジクロロテトラアンミンパラジウムをPd源とし、Pd濃度6g/L、浴温55℃、電流密度30A/dmとした。得られた金属材料のPd含有層の(111)面の配向率は80%であり、(200)面と(220)面の配向率の合計は15%であった。
[実施例5]
ばね用洋白(C7701)を電解脱脂、酸洗浄を施した後、Niの下地めっきを施した。次いで、その導電性の基板と回転接触する少なくとも表面にPdめっきを施した。Pdめっきの条件は、ジクロロテトラアンミンパラジウムをPd源とし、Pd濃度10g/L、浴温55℃、電流密度60A/dmとした。得られた金属材料のPd含有層の(111)面の配向率は63%であり、(200)面と(220)面の配向率の合計は35%であった。
[実施例6、7]
ばね用洋白(C7701)を電解脱脂、酸洗浄を施した後、Niの下地めっきを施した。次いで、その導電性の基板と回転接触する少なくとも表面にPdめっきを施した。Pdめっきの条件は、ジクロロテトラアンミンパラジウムをPd源とし、Pd濃度10g/L、浴温55℃、電流密度30A/dmとした。得られた金属材料のPd含有槽の(111)面の配向率は71%であり、(200)面と(220)面の配向率の合計は25%の金属材料であった。
[比較例1]
ばね用洋白(C7701)を電解脱脂、酸洗いした後、Niめっきを最表層として施し金属材料を得た。
[比較例2]
ばね用銅基合金(C72950)に、厚さ10μmのAg−Pd合金フィルムをクラッドして金属材料を得た。
[比較例3]
ばね用洋白(C7701)を電解脱脂、酸洗浄を施した後、Niの下地めっきを施した。次いで、その導電性の基板と回転接触する少なくとも表面にPdめっきを施した。Pdめっきの条件は、ジニトロテトラアンミンパラジウムをPd源とし、Pd濃度6g/L、浴温40℃、電流密度30A/dmとした。得られた金属材料のPd含有層の(111)面の配向率は60%であり、(200)面と(220)面の配向率の合計は40%であった。
[比較例4]
ばね用洋白(C7701)を電解脱脂、酸洗浄を施した後、Niの下地めっきを施した。次いで、その導電性の基板と回転接触する少なくとも表面にPdめっきを施した。Pdめっきの条件は、ジクロロテトラアンミンパラジウムをPd源とし、Pd濃度15g/L、浴温46℃、電流密度110A/dmとした。得られた金属材料のPd含有層の(111)面の配向率は42%であり、(200)面と(220)面の配向率の合計は54%であった。
[比較例5]
ばね用洋白(C7701)を電解脱脂、酸洗浄を施した後、Niの下地めっきを施した。次いでその導電性の基板と回転接触する少なくとも表面にPdめっきを施した。Pdめっきの条件は、ジクロロテトラアンミンパラジウムをPd源とし、Pd濃度3g/L、浴温70℃、電流密度20A/dmとした。得られた金属材料のPd含有層の(111)面の配向率は51%であり、(200)面と(220)面の配向率の合計は49%であった。
[比較例6]
ばね用洋白(C7701)を電解脱脂、酸洗浄を施した後、Niの下地めっきを施した。次いで、その導電性の基板と回転接触する少なくとも表面にPdめっきを施した。Pdめっきの条件は、ジクロロテトラアンミンパラジウムをPd源とし、Pd濃度3g/L、浴温55℃、電流密度10A/dmとした。得られた金属材料のPd含有層の(111)面の配向率は49%であり、(200)面と(220)面の配向率の合計は47%であった。
[比較例7]
ばね用洋白(C7701)を電解脱脂、酸洗浄を施した後、導電性の基板と回転接触する少なくとも表面にPdめっきを施した。Pdめっきの条件は、ジクロロテトラアンミンパラジウムをPd源とし、Pd濃度10g/L、浴温70℃、電流密度40A/dmとした。得られた金属材料のPd含有層の(111)面の配向率は55%であり、(200)面と(220)面の配向率の合計は40%であった。
以上のようにして作製した試料について、その構造および特性について評価し、その製造条件とともに表1に示した。
(Pd含有層の厚さの測定)
JIS H8501:1999の蛍光X線式試験方法にしたがい、作製した各試料の表面から蛍光X線分析を行い測定した。また、各層の厚さの確認のため、断面について画像解析法によっても厚さの測定を行った。画像解析法はJIS H8501:1999の走査型電子顕微鏡試験方法にしたがい行った。
(ピークのX線強度面積の比率の測定方法)
各試料の表層の表面を、X線回折法を用いて分析し、各ピークの強度を算出した後、その合計量に対する(111)面の比率、ならびに(200)面の比率および(220)面の比率の合計を算出した。X線回折測定は、以下の条件で行った。
試料の大きさ:15mm×15mm
測定装置:リガク株式会社 Geigerflex RAD−A
N数:n=10
(耐摩耗性の評価)
各試料を整流子片およびブラシ材形状にプレス加工し、小型モータに組み込んで評価を行った。モータの導電性の基板は、樹脂製の板の上に銅合金からなる銅層を張り付け、その上に表面のめっき層(表面層)として、Au層、Au−Cu層、Au−Ni層またはAu−Co層を形成したものを用いた。印加電圧2.5V、負荷電流0.1A、負荷時回転数2000回転/分の条件でモータ試験を行い、モータが停止するまでの時間(モータ停止時間)を測定し、以下の基準で評価した。
◎:7200時間以上
○:5000時間以上7200時間未満
×:5000時間未満
(接触抵抗値の測定)
導電材(各試料)と、Ag表面被覆張り出し加工材(表層に膜厚3μmのAg層を有する無酸素銅C1020、張り出し加工部の曲率半径が5mm)との間の接触抵抗を、四端子法により測定して求めた。DC電流源として株式会社TFF ケースレーインスツルメンツ社製 6220型DC電流ソースを用い、電気抵抗の測定には電流測定器(同社製 2182A型ナノボルトメータ)を用いた。任意の5箇所における接触抵抗値を測定し、各々平均値(n=5)を算出し、以下の基準で評価した。
◎:5mΩ未満
○:5mΩ以上10mΩ未満
×:10mΩ以上
(耐硫化試験)
各試料を、JIS H 8502:1999に準拠して、40℃、3ppmの硫化水素(HS)と残部が空気からなる雰囲気下に48時間に置き、硫化水素に接触させる耐硫化試験を行った。その後、上記接触抵抗値の測定の方法にしたがい、耐硫化試験後の接触抵抗値を求めた。評価基準も同様とした。
(耐熱試験)
各試料を、大気雰囲気下において350℃で5分間加熱する耐熱試験を行った。その後、上記接触抵抗値の測定の方法にしたがい、耐熱試験後の接触抵抗値を求めた。評価基準も同様とした。
Figure 0006932860
上記表1から分かるように、実施例1〜7の試料は、いずれも耐摩耗性が優れていた。加えて、実施例1〜7の試料は、接触抵抗が低く、耐硫化試験や耐熱試験を行った後であっても接触抵抗が低い値を維持していた。
これに対し、Pd含有層を備えない比較例1の試料および(111)面の結晶配向率が本発明の適正範囲より低い比較例2〜7の試料はいずれも、耐摩耗性が劣っていた。
加えて、最表層がNiである比較例1の試料では、Niが容易に硫化されるため、耐硫化試験後の接触抵抗が高くなった。また、Pdの含有量が本発明の適正範囲よりも少ない比較例2の試料は、Pd純度が低いため、耐硫化試験や耐熱試験を行った後の接触抵抗が高かった。なお、比較例2の試料は、クラッド加工により、Pd含有層に加工変質層が形成したことや、Pdの含有量が少ないことによって、(111)面の結晶配向率が低いと考えられる。さらに、Pdの含有量が本発明の適正範囲よりも少ない比較例4の試料は、Pd純度が低いため、耐硫化試験後の接触抵抗が低かった。さらにまた、Pd含有層の厚さが薄い比較例5の試料は、耐熱試験後の接触抵抗が高かった。加えて、下地層を有しない比較例7の試料は、耐熱試験後の接触抵抗が高かった。
1 基材
2 Pd含有層
3 下地層
10 摺動接点用金属材料

Claims (6)

  1. 銅または銅合金からなる基材と、
    前記基材の少なくとも一部に最表層として形成され、95質量%以上のPdを含有するPd含有層と
    を有する金属材料であって、
    前記Pd含有層は、電気めっき層であり、かつ、X線回折法によって測定される(111)面の結晶配向率が60%より大きく、かつ、(200)面の結晶配向率と(220)面の結晶配向率の合計が40%未満であることを特徴とする摺動接点用金属材料。
  2. 前記基材と前記Pd含有層の間に、NiまたはNi合金からなる下地層を有することを特徴とする請求項1に記載の摺動接点用金属材料。
  3. 請求項1または2に記載の摺動接点用金属材料を用いたモータ用ブラシ材。
  4. 導電性の基板とブラシとを含む振動モータであって、
    前記ブラシは、
    銅または銅合金からなる基材と、
    前記基材の少なくとも一部に最表層として形成され、95質量%以上のPdを含有するPd含有層と
    を有する摺動接点用金属材料を用いて形成され、
    前記Pd含有層は、電気めっき層であり、かつ、X線回折法によって測定される(111)面の結晶配向率が60%より大きく、かつ、(200)面の結晶配向率と(220)面の結晶配向率の合計が40%未満であるとを特徴とする振動モータ。
  5. 前記導電性の基板は、
    樹脂製の板と、
    前記樹脂製の板の上に形成される、銅または銅合金からなる銅層と、
    前記銅層の上に表面層として形成される、Au層、Au−Cu層、Au−Ni層またはAu−Co層と
    を有する請求項4に記載の振動モータ。
  6. 請求項1または2に記載の摺動接点用金属材料を製造する方法であって、
    銅または銅合金からなる基材の少なくとも一部に、ジクロロテトラアンミンパラジウムをPd源とし、Pd濃度3〜20g/L、浴温46〜60℃のめっき浴中で、電流密度20〜100A/dmの電気めっき条件で、Pdめっき処理を施して、Pd含有層を最表層として形成することを特徴とする、摺動接点用金属材料の製造方法。
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