JP6932732B2 - 空調システム - Google Patents

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Description

本発明は、施設園芸空間における暖房、冷房、加湿、除湿、二酸化炭素供給、換気、及び空気流動のうち少なくとも1つを行う空調機を備える空調システムに関する。
従来、ハウス内の暖房を行う暖房機において、ファンによって吸引される空気として、外気及び内気を用いるために、各々がシャッタで開閉する外気吸気口及び内気吸気口が対峙するように設けられた暖房機が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
なお、外気及び内気を用いた空調機ではないが、外気を加熱又は冷却して温室内に送風する栽培プラントが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2017−35008号公報 特開2017−51135号公報 特開2005−34043号公報
燃焼式の温風暖房機は、温風用の空気が供給されないと、暖房機本体が焼損する。この点、外気吸気口と内気吸気口とが対峙するように設けられた上記の暖房機では、外気吸気口及び内気吸気口の各々がシャッタにより開閉するため、シャッタ或いはシャッタを制御する制御装置が故障すると、温風用空気が暖房機に供給されなくなり、温風暖房機本体が焼損する恐れがある。
また、施設園芸空間における暖房等を行う空調機は、施設園芸空間の内部に配置されるが、空調機の設置面積を確保する必要があるため、施設園芸空間内で栽培面積を最大限に確保することができない。なお、外気及び内気の両方を用いる空調機は、燃焼炉において発生する燃焼ガスを施設園芸空間の外部に排出するためには、高温の燃焼ガスを排出するための煙突が、施設園芸空間の内部から外部に向かって延びるように設けられることになる。
本発明の目的は、施設園芸空間における栽培面積を増やすことができるとともに、外気及び内気を確実に取り込むことができる空調システムを提供することである。
1つの態様では、空調システムは、空調機と、施設園芸空間の外部と内部とに亘って地面に設けられた溝内の溝内流路と、前記溝の上面及び前記溝内流路の上面を覆い、ダクト取付口が設けられた複数のダクト接続用蓋と、前記複数のダクト接続用蓋に取り付けられ、空調用気体を吹き出す複数の供給口が設けられた複数のハウス内ダクトと、を備え、前記空調機は、前記施設園芸空間の外部に配置され、当該施設園芸空間における暖房、冷房、加湿、除湿、二酸化炭素供給、換気、及び空気流動のうち少なくとも1つを行う空調機本体と、前記空調機本体に供給するための空気を吸引する吸引手段と、前記吸引手段によって外気を吸引するための外気吸気口と、前記吸引手段によって内気を吸引するための内気吸気口と、前記外気吸気口を覆う位置と前記内気吸気口を覆う位置とに移動可能な可動部材と、前記空調機本体及び前記溝内流路に接続され、前記施設園芸用空間に供給される前記空調用気体を送風するための送風ダクトと、を備える。
前記態様によれば、施設園芸空間における栽培面積を増やすことができるとともに、外気及び内気を確実に取り込むことができる。
一実施の形態に係る空調機と、ハウスとを示す斜視図である。 一実施の形態に係る空調機と、被覆材を取り外した状態のハウスとを示す斜視図である。 一実施の形態に係る空調機と、ハウスとを示す正面図である。 一実施の形態に係る空調機と、被覆材を取り外した状態のハウスとを示す正面図である。 一実施の形態に係る空調機と、被覆材を取り外した状態のハウスとを示す平面図である。 一実施の形態に係る空調機と、ハウスとを示す左側面図である。 図5のVII−VII断面図である。 図5のVIII−VIII断面図である。 図3のIX−IX断面図である。 一実施の形態における空気混合部内の空気混合空間を示す図である。 一実施の形態の変形例における空気混合部内の空気混合空間を示す図である。 一実施の形態における空調システムを示す制御構成図である。
本発明の一実施の形態に係る空調機について、図面を参照しながら説明する。
図1、図3、及び図6は、一実施の形態に係る空調機1と、ハウス200とを示す斜視図、正面図、左側面図である。
図2、図4、及び図5は、一実施の形態に係る空調機1と、被覆材201を取り外した状態のハウス200とを示す斜視図、正面図、平面図である。
図7及び図8は、図5のVII−VII断面図及びVIII−VIII断面図であり、図9は、図3のIX−IX断面図である。
図10は、空気混合部6内の空気混合空間Mを示す図である。
なお、図1〜図10及び後述する図11に示す前後、左右、上下の各方向は、説明の便宜上の一例であるが、例えば、前後方向及び左右方向は水平方向であり、上下方向は鉛直方向である。
図1〜図7に示すように、空調機1は、暖房機本体2と、この暖房機本体2の上部に配置される空気混合部6と、暖房機本体2において発生する燃焼ガスA3を排出するための煙突7(図3及び図4参照)と、空気混合部6の上部に固定された例えば3本の内気用ダクト8と、送風ダクト9と、を備え、ハウス200(施設園芸空間G)の外部に配置されている。
また、図10に示すように、空調機1は、吸引ファン3と、ダンパ部4と、ヒートポンプ熱交換器部5と、を備える。
図1、図3、及び図6に示すように、ハウス200は、施設園芸空間Gを覆う例えばビニル製の被覆材201と、この被覆材201を支持する複数のフレーム202と、を備える。また、ハウス200には、図2及び図5に示すように、左右方向に平行に延びる複数の栽培ベッド203が配置されている。ハウス200の内部空間は、施設園芸空間Gである。なお、施設園芸空間Gは、半密閉空間といえるハウス200内の空間を例に説明するが、密閉空間といえる建物内の作物栽培に用いられる空間などであってもよい。
暖房機本体2は、燃焼炉、バーナなどを有し、図9及び図10に示す外気A1及び内気A2を加熱することにより、送風ダクト9を介して施設園芸空間G内に図7及び図8に示す空調用気体A4である温風を供給するとともに、図3及び図4に示す燃焼ガスA3を煙突7から排出する。なお、暖房機本体2は、暖房、冷房、加湿、除湿、二酸化炭素供給、換気、及び空気流動のうち少なくとも1つを行う空調機本体の一例である。
図9及び図10に示す空気混合部6は、外気吸気部6a及び内気吸気部6bを有する。空気混合部6の内部は、空気混合空間Mになっている。
図9に示すように、外気吸気部6aは、外気A1の流路が水平となる筒状を呈し、空気混合空間Mの前部から空気混合部6の外部に突出し、外気吸気部6aの突出部分の底面に設けられた外気取込口6eから外気A1を吸い込む。なお、外気吸気部6aのうち空気混合空間M側の端部である後端は、外気吸気口6cである。
内気吸気部6bは、内気A2の流路が鉛直となる筒状を呈する。内気吸気部6bには、後述する例えば3本の内気用ダクト8が接続されている。なお、内気吸気部6bのうち空気混合空間M側の端部である下端は、内気吸気口6dである。
図10に示すように、外気吸気口6cの開口面を含む平面(仮想平面S1)は、内気吸気口6dの開口面を含む平面(仮想平面S2)と交差する。好ましくは、仮想平面S1と仮想平面S2とは直交する。
吸引ファン3は、外気A1及び内気A2を吸引する例えばシロッコファンであり、空気混合部6内の空気混合空間Mに配置されている。なお、吸引ファン3は、暖房機本体2(空調機本体)に供給するための空気を吸引する吸引手段の一例である。
ダンパ部4は、図10に示す回動軸4aを回動中心として、外気吸気口6cを覆う第1の位置P1と、内気吸気口6dを覆う第2の位置P2と、外気吸気口6c及び内気吸気口6dを覆わない位置P3と、に亘って回動する。
なお、図9及び図10に示すように、ダンパ部4は、外気吸気口6cを覆う第1の位置P1において、外気吸気口6cとの間に隙間を隔てて位置するが、外気吸気口6cに接触して外気吸気口6cを完全に塞いでもよい。また、特に図10に示すように、ダンパ部4は、内気吸気口6dを覆う第2の位置P2において、内気吸気部6bと干渉するように図示されているが、内気吸気部6bと干渉せず内気吸気部6bを塞いでいる。但し、ダンパ部4は、第2の位置P2において、内気吸気口6dとの間に第1の位置P1と同様に隙間を隔てて位置してもよい。また、ダンパ部4は、外気吸気口6c及び内気吸気口6dを覆わない第3の位置P3において、外気A1と内気A2との混合比率を調整することができるため、第3の位置P3は、任意の角度に調整されればよい。
図10に示すヒートポンプ熱交換器部5は、例えば直方体形状を呈し、長さが最も短い辺が水平方向(前後方向)となるように、空気混合空間Mのうち吸引ファン3の横に縦置きされている。ヒートポンプ熱交換器部5は、吸引ファン3によって吸引される空気(外気A1及び内気A2)を用いて熱交換を行う。なお、図11(変形例)に示すように、ヒートポンプ熱交換器部5−1が例えば吸引ファン3の上方に横置きされていてもよいが、冷房を行う観点では縦置きされていることが望ましい。また、ヒートポンプ熱交換器部5は、吸引ファン3よりも外気A1又は内気A2の上流側に配置されていればよく、空気混合空間M内に配置されていなくともよい。
図3及び図4に示す煙突7は、暖房機本体2の右側面から上方に延び、暖房機本体2の燃焼炉において発生する燃焼ガスA3を排出する。空調機1は、空気混合空間Mの外部に配置されているため、煙突7は、燃焼ガスA3を空気混合空間Mの外部に排出することで、施設園芸空間Gの外部に排出する。
図6及び図7に示すように、内気用ダクト8は、空気混合部6の上部(図9に示す内気吸気部6b)から鉛直上方に延び、途中で垂直に湾曲し、後方に延びる。内気用ダクト8は、先端に設けられた内気取込口8aにおいてハウス200の被覆材201に設けられた図示しない開口部に固定され、上述の施設園芸空間Gの内気A2を取り込む。なお、内気用ダクト8が鉛直上方に延びるため、内気取込口8aは、内気吸気口6dよりも上方に位置する。
図12に示すように、空調機1は、暖房機本体2を制御する暖房機本体制御装置(空調機本体制御装置)12と、吸引ファン3を制御する吸引ファン制御装置(吸引手段制御装置)13と、ダンパ部4を制御するダンパ部制御装置(可動部材制御装置)14と、ヒートポンプ熱交換器部5を制御するヒートポンプ制御装置15と、を更に備える。図10に示すように、吸引ファン制御装置13は、空気混合部6の内部に配置されている。また、図1〜図7に示すように、ダンパ部制御装置14は、空気混合部6の左側面に配置されている。
図12に示す空調システム100は、空調機1のほか、センサ101、窓102、制御盤装置110、センサ制御装置111、及び窓制御装置112を備える。また、空調システム100は、図2に示す複数のハウス内ダクト103、複数の蓋105、及び複数のダクト接続用蓋106、並びに、図7に示す溝内流路104を備える。
なお、空調システム100は、日光を遮蔽するカーテンや、このカーテンを制御するカーテン制御装置などの他の構成要素を更に備えてもよい。
センサ101は、例えば、ハウス200内の温度、外気温、ハウス200内の湿度、ハウス200内の二酸化炭素濃度、照度などを検出するセンサである。センサ101の検出結果は、センサ制御装置111を介して制御盤装置110に送られる。制御盤装置110は、空調システム100全体の制御を行う制御装置であり、暖房機本体制御装置12、吸引ファン制御装置13、ダンパ部制御装置14、ヒートポンプ制御装置15、センサ制御装置111、及び窓制御装置112を制御する。
ダンパ部制御装置14又はこのダンパ部制御装置14を制御する制御盤装置110は、ハウス200内の温度や湿度や二酸化炭素濃度や外気温などのセンサ101の検出結果に基づきダンパ部4を制御することで外気A1と内気A2との使用比率を調整するが、施設園芸空間Gの内圧を、例えば所定差以上、外圧よりも高く保つようにダンパ部4の位置を制御するとよい。
ダンパ部制御装置14は、図9及び図10に示すダンパ部4が、外気吸気口6cを覆う位置(第1の位置P1)と、内気吸気口6dを覆う位置(第2の位置P2)と、に移動したことを検知する検知部の一例であるリミットスイッチを有するとよい。また、ダンパ部制御装置14又はこのダンパ部制御装置14を制御する制御盤装置110は、リミットスイッチの検知結果に基づき、ダンパ部4の回動(移動)を停止するとよい。
図2に示すように、複数のハウス内ダクト103は、左右方向に平行に延び、それぞれが栽培ベッド203の下方に配置されている。ハウス内ダクト103には、上述の空調用気体A4を吹き出す複数の供給口103aが例えばハウス内ダクト103の前部及び後部に設けられている。
図7に示すように、溝内流路104は、ハウス200(施設園芸空間G)の外部と内部とに亘って前後方向に延びるように地面に設けられた溝300内に配置されている。
溝内流路104は、図8に示すように、左側面部と底面部と右側面部とからなるU字形状の断面を有する。なお、溝内流路104と溝300との間には、空調用気体A4が溝内流路104内を流れることによって結露が生じないように結露防止用の部材が配置されているとよい。
蓋105は、溝300の上部及び溝内流路104の上部を覆う。蓋105は、図2に示すように、複数配置されている。
図8に示すように、ダクト接続用蓋106は、ハウス内ダクト103が取り付けられるダクト取付口106aが設けられている。また、ダクト接続用蓋106は、蓋105と同様に、溝300の上面及び溝内流路104の上面を覆うように配置されている。ダクト接続用蓋106は、図2に示すように、ハウス内ダクト103が接続される複数箇所に配置されている。
なお、空調機1は、制御盤装置110を備える空調システム100の一部として配置されているものに限られない。但し、空調機1は、センサ101の検出結果に基づき、暖房機本体2、吸引ファン3、ダンパ部4、ヒートポンプ熱交換器部5などが制御されることが望ましい。
以上説明した本実施の形態では、空調機1は、施設園芸空間Gの外部に配置され、この施設園芸空間Gにおける暖房、冷房、加湿、除湿、二酸化炭素供給、換気、及び空気流動のうち少なくとも1つを行う空調機本体の一例である暖房機本体2と、この暖房機本体2に供給するための空気を吸引する吸引手段の一例である吸引ファン3と、この吸引ファン3によって外気A1を吸引するための外気吸気口6cと、吸引ファン3によって内気A2を吸引するための内気吸気口6dと、外気吸気口6cを覆う位置(第1の位置P1)と内気吸気口6dを覆う位置(第2の位置P2)とに移動可能な可動部材の一例であるダンパ部4と、を備える。
これにより、ダンパ部4やダンパ部4を制御するダンパ部制御装置14が故障しても、外気A1及び内気A2のうち少なくとも一方が暖房機本体2に供給されるため、暖房機本体2に空焚きが生じるのを防ぐことができる。また、暖房機本体2(空調機1)が施設園芸空間Gの外部に配置されているため、施設園芸空間G内で栽培ベッド203等が配置される栽培面積を最大限に確保することができる。よって、本実施の形態によれば、施設園芸空間Gにおける栽培面積を増やすことができるとともに、外気A1及び内気A2を確実に取り込むことができる。
また、本実施の形態では、空調機本体の一例である暖房機本体2は、燃焼炉を有し、この燃焼炉において発生する燃焼ガスA3を施設園芸空間Gの外部に排出する。そして暖房機本体2は、施設園芸空間Gの外部に配置されているため、燃焼ガスA3を、煙突7を介してそのまま施設園芸空間Gの外部に排出することができる。これにより、暖房機本体2が施設園芸空間Gの内部に配置されている態様と比較して、高温の燃焼ガスA3を施設園芸空間Gの内部から外部に排出するための構成を省略することができる。
また、本実施の形態では、空調機1は、送風ダクト9を更に備える。この送風ダクト9は、暖房機本体2に接続され、施設園芸空間Gに供給される空調用気体A4を送風するためのダクトである。また、送風ダクト9は、施設園芸空間Gの外部と内部とに亘って地面に設けられた溝300内の溝内流路104に接続されている。そのため、施設園芸空間Gの外部と内部とに亘って設けられた溝300内の溝内流路104を通して、空調用気体A4を施設園芸空間Gの外部から内部に供給することができる。これにより、送風ダクト9が地面上を空気混合空間Mの外部から内部に亘って延びる態様と比較して、施設園芸空間Gの内部において、施設園芸空間Gにおける栽培面積を更に増やすことが可能になる。
また、本実施の形態では、外気吸気口6c及び内気吸気口6dは、各々の開口面を含む平面(仮想平面S1,S2)が互いに交差するように配置され、ダンパ部4は、外気吸気口6cを覆う第1の位置P1と、内気吸気口6dを覆う第2の位置P2と、外気吸気口6c及び内気吸気口6dを覆わない第3の位置P3と、に亘って回動する。そのため、簡素な構成で、外気A1及び内気A2を確実に取り込むことができる。
また、本実施の形態では、空調機1は、一端に設けられた内気取込口8aから内気A2を取り込む内気用ダクト8を更に備え、この内気取込口8aは、内気吸気口6dよりも上方に位置する。ところで、施設園芸空間Gは、空間内の温度差に起因する自然対流によって、上部に高い温度帯、下部に低い温度帯の温度境界が発生する。この点、本実施の形態では、上述のように内気取込口8aが内気吸気口6dよりも上方に位置することで、施設園芸空間G内の上部の内気A2を取り込み、空気取込口8aよりも下方において空調用気体A4を施設園芸空間Gに供給することが可能となる。そのため、施設園芸空間G内の温度ムラを緩和することができる。なお、内気用ダクト8の内気取込口8aの位置は、ハウス200の高さなどに応じて選択されるとよいため、それに合わせて内気用ダクト8は所望の長さのものが適宜選択されるとよい。
また、本実施の形態では、空調機本体の一例が、吸引ファン3によって吸引される空気(外気A1及び内気A2)を用いて施設園芸空間Gの暖房を行う暖房機本体2であり、空調機1は、吸引ファン3によって吸引される空気を用いて熱交換を行うヒートポンプ熱交換器部5を更に備える。これにより、ヒートポンプ熱交換器部5専用の吸引手段を設けずに、ヒートポンプ熱交換器部5を用いて、冷房、除湿、暖房(例えば夜間に暖房機本体2とともに)などを行うことができる。
また、本実施の形態では、ダンパ部4の位置を制御するダンパ部制御装置(可動部材制御装置)14を更に備え、ダンパ部制御装置14又はこのダンパ部制御装置14を制御する制御盤装置110は、施設園芸空間Gの内圧を外圧よりも高く保つようにダンパ部4の位置を制御する。これにより、ダンパ部4を用いた簡素な構成によって、ハウス200の外部からの害虫侵入を防ぐことができる。
また、本実施の形態では、ダンパ部4の位置を制御するダンパ部制御装置(可動部材制御装置)14を更に備え、ダンパ部制御装置14又はこのダンパ部制御装置14を制御する制御盤装置110は、ダンパ部4が、外気吸気口6cを覆う位置(第1の位置P1)と、内気吸気口6dを覆う位置(第2の位置P2)と、に移動したことを検知する検知部の一例であるリミットスイッチを有する。また、ダンパ部制御装置14は、リミットスイッチの検知結果に基づき、ダンパ部4の回動(移動)を停止する。これにより、ダンパ部4を、外気吸気口6cを覆う位置(第1の位置P1)と、内気吸気口6dを覆う位置(第2の位置P2)と、に確実に移動させることができる。
1 空調機
2 暖房機本体(空調機本体の一例)
3 吸引ファン(吸引手段の一例)
4 ダンパ部(可動部材の一例)
4a 回動軸
5 ヒートポンプ熱交換器部
6 空気混合部
6a 外気吸気部
6b 内気吸気部
6c 外気吸気口
6d 内気吸気口
6e 外気取込口
7 煙突
8 内気用ダクト
8a 内気取込口
9 送風ダクト
12 暖房機本体制御装置(空調機本体制御装置の一例)
13 吸引ファン制御装置(吸引手段制御装置の一例)
14 ダンパ部制御装置(可動部材制御装置の一例)
15 ヒートポンプ制御装置
100 空調システム
101 センサ
102 窓
103 ハウス内ダクト
103a 供給口
104 溝内流路
105 蓋
106 ダクト接続用蓋
106a ダクト取付口
110 制御盤装置
111 センサ制御装置
112 窓制御装置
200 ハウス
201 被覆材
202 フレーム
203 栽培ベッド
300 溝
A1 外気
A2 内気
A3 燃焼ガス
A4 空調用気体
G 施設園芸空間
M 空気混合空間

Claims (2)

  1. 空調機と、
    施設園芸空間の外部と内部とに亘って地面に設けられた溝内の溝内流路と、
    前記溝の上面及び前記溝内流路の上面を覆い、ダクト取付口が設けられた複数のダクト接続用蓋と、
    前記複数のダクト接続用蓋に取り付けられ、空調用気体を吹き出す複数の供給口が設けられた複数のハウス内ダクトと、
    を備え、
    前記空調機は、
    前記施設園芸空間の外部に配置され、当該施設園芸空間における暖房、冷房、加湿、除湿、二酸化炭素供給、換気、及び空気流動のうち少なくとも1つを行う空調機本体と、
    前記空調機本体に供給するための空気を吸引する吸引手段と、
    前記吸引手段によって外気を吸引するための外気吸気口と、
    前記吸引手段によって内気を吸引するための内気吸気口と、
    前記外気吸気口を覆う位置と前記内気吸気口を覆う位置とに移動可能な可動部材と、
    前記空調機本体及び前記溝内流路に接続され、前記施設園芸用空間に供給される前記空調用気体を送風するための送風ダクトと、
    を備えることを特徴とする空調システム
  2. 前記空調機本体は、燃焼炉を有し、当該燃焼炉において発生する燃焼ガスを前記施設園芸空間の外部に排出する、
    ことを特徴とする請求項1記載の空調システム
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