JP6932314B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェットプリンタに関するものである。
従来、インクジェットプリンタにおいては、インクカートリッジから記録ヘッドにインクを供給し、記録ヘッドからインク滴を吐出して記録媒体に付着させることによって文字、イメージ等の画像が形成され、印刷が行われるようになっている。
ところで、前記インクジェットプリンタにおいて画像を形成するに当たり、溶媒としての有機溶剤に、色材としての顔料を含有するインク、すなわち、溶剤インクが使用される。溶剤インクは定着性、耐光性等が高いので、例えば、記録媒体としての樹脂製のフィルムにインク滴を付着させて画像を形成した印刷物は、屋外用として広く利用されている。
また、記録媒体に付着したインク滴は、印刷前、印刷中、印刷後等において、記録媒体が加熱されるのに伴って温度が高くなるので、定着性が一層高くなるだけでなく、速乾性が高くなり、その結果、印刷速度を高くすることができる。
このことから、記録媒体を支持するプラテンにヒータを配設し、プラテン上を搬送される記録媒体を加熱するようにしたインクジェットプリンタが提供されている(例えば、特許文献1参照。)。
ところが、該インクジェットプリンタにおいて、プラテンは記録媒体の幅方向に延在させて配設されるので、プラテンの端部と中央部とでは放熱量が異なり、プラテンの温度分布を均一にすることができない。したがって、記録媒体を一様に加熱することができず、記録媒体の部位ごとに温度の差が生じるので、記録媒体に付着したインク滴の定着性にばらつきが生じるだけでなく、インク滴を均等に乾燥させることができない。その結果、画像品位が低下してしまう。
特に、大型のインクジェットプリンタにおいては、プラテンの長手方向の寸法が大きくなるので、記録媒体の部位ごとの温度の差が大きくなる。
そこで、プラテンの端部においてヒータを複数回折り返すことによって、プラテンの幅方向(記録媒体の搬送方向)におけるヒータの配設密度を、端部において高く、中央部において低くするようにしたインクジェットプリンタが提供されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2012−135889号公報 特開2014−162108号公報
しかしながら、前記特許文献2に記載のインクジェットプリンタにおいては、ヒータを折り返すためにプラテンの幅方向において所定のスペースが必要になるので、プラテンの端部においてヒータの配設密度を高くするほど、中央部におけるヒータの配設密度が過剰に低くなり、記録媒体を適正に加熱することができなくなってしまう。
一方、プラテンの中央部においてヒータの配設密度を十分に得ようとすると、端部においてヒータを折り返すのが困難になってしまう。
また、特許文献2に記載のインクジェットプリンタにおいては、プラテンにあらかじめ形成された溝にヒータが埋め込まれるようになっていて、ヒータの配設位置が固定されるので、プラテンが製造された後に、プラテンの温度分布を変更することができない。したがって、記録媒体を適正に加熱することができない。
本発明は、前記従来のインクジェットプリンタの問題点を解決して、記録媒体を一様に、かつ、適正に加熱することができ、画像品位を向上させることができるインクジェットプリンタを提供することを目的とする。
そのために、本発明のインクジェットプリンタにおいては、インク滴を吐出して記録媒体に付着させて画像を形成する記録ヘッドと、記録媒体を搬送する搬送部材と、該搬送部材によって搬送される記録媒体を支持する支持ユニットとを有する。
そして、該支持ユニットは、支持部材、及び該支持部材に、記録媒体の搬送方向に対して直交する第1の方向に延在させて配設された第1、第2のヒータを備える。
また、前記第1のヒータは、前記第1の方向に対して直交する第2の方向において、前記記録媒体の搬送方向における上流側に向けて突出させて形成された複数の凸状部を備える。
そして、前記第2のヒータは、前記第1の方向に対して直交する第2の方向において、前記記録媒体の搬送方向における下流側に向けて突出させて形成された複数の凸状部を備える。
また、前記第1の方向における前記各凸状部間の距離は、前記第1、第2のヒータの端部側より中央部側が長くされる。
本発明によれば、インクジェットプリンタにおいては、インク滴を吐出して記録媒体に付着させて画像を形成する記録ヘッドと、記録媒体を搬送する搬送部材と、該搬送部材によって搬送される記録媒体を支持する支持ユニットとを有する。
そして、該支持ユニットは、支持部材、及び該支持部材に、記録媒体の搬送方向に対して直交する第1の方向に延在させて配設された第1、第2のヒータを備える。
また、前記第1のヒータは、前記第1の方向に対して直交する第2の方向において、前記記録媒体の搬送方向における上流側に向けて突出させて形成された複数の凸状部を備える。
そして、前記第2のヒータは、前記第1の方向に対して直交する第2の方向において、前記記録媒体の搬送方向における下流側に向けて突出させて形成された複数の凸状部を備える。
また、前記第1の方向における前記各凸状部間の距離は、前記第1、第2のヒータの端部側より中央部側が長くされる。
この場合、支持ユニットが、支持部材、及び該支持部材に、前記第1の方向に延在させて配設された第1、第2のヒータを備え、該第1、第2のヒータが、前記第2の方向において、それぞれ、記録媒体の搬送方向における上流側及び下流側に向けて突出させて形成された複数の凸状部を備え、前記第1の方向における前記各凸状部間の距離が、前記第1、第2のヒータの端部側より中央部側が長くされるので、第1、第2のヒータの配設密度を、端部において高く、中央部において低くすることができる。
したがって、支持部材の温度分布を均一にすることができるので、記録媒体を一様に、かつ、適正に加熱することができ、しかも、インク滴の定着性にばらつきが生じないので、インク滴を均等に乾燥させることができる。その結果、画像品位を向上させることができる。
本発明の実施の形態における裏面側から見たプラテンの要部斜視図である。 本発明の実施の形態におけるインクジェットプリンタの斜視図である。 本発明の実施の形態における媒体中央案内部の斜視図である。 本発明の実施の形態におけるプラテンの背面図である。 本発明の実施の形態におけるプラテンユニットの背面図である。 本発明の実施の形態におけるヒータの制御装置を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、インクジェット式の画像形成装置としてのインクジェットプリンタについて説明する。
図2は本発明の実施の形態におけるインクジェットプリンタの斜視図である。
図において、10はインクジェットプリンタ、Frは該インクジェットプリンタ10のフレームであり、該フレームFrは、アッパフレームFr1及びロワフレームFr2から成る。
前記アッパフレームFr1は、インクジェットプリンタ10を前側(図において手前側)から見たときの左端から右端にかけて延在させて配設された受け板PB、該受け板PBの左端から立ち上げて形成された第1の主支持部としての外側サイドプレートPL1、受け板PBの右端から立ち上げて形成された第2の主支持部としての外側サイドプレートPR1、前記サイドプレートPL1より所定の距離だけ右方において受け板PBから立ち上げて形成された第1の副支持部としての内側サイドプレートPL2、及び前記外側サイドプレートPR1より所定の距離だけ左方において受け板PBから立ち上げて形成された第2の副支持部としての内側サイドプレートPR2を備える。
前記外側サイドプレートPL1、PR1間にレール15が架設され、該レール15に沿ってキャリッジ17が左右方向に移動自在に配設される。そのために、前記外側サイドプレートPR1に駆動側のプーリ18が、外側サイドプレートPL1に従動側のプーリ19が回転自在に配設され、プーリ18、19間に無端ベルト21が走行自在に張設され、該無端ベルト21の所定の箇所に前記キャリッジ17が取り付けられる。そして、前記プーリ18にキャリッジ移動用の駆動部としての図示されないキャリッジモータが連結される。また、前記キャリッジ17に図示されない複数の記録ヘッドが取り付けられる。
したがって、前記キャリッジモータを駆動することによってキャリッジ17が左右方向に移動させられ、キャリッジ17の移動に伴って各記録ヘッドが左右方向に移動させられることにより、キャリッジ17の移動方向に対して直交する方向に搬送される図示されない記録媒体に対して印刷を行うことができる。
なお、記録媒体としては、用紙のほかに、塩化ビニル、PET等の樹脂製のフィルム等を使用することができる。
また、前記レール15に沿ってリニアスケール23が配設され、該リニアスケール23の目盛りをキャリッジ17に配設された図示されないエンコーダによって読み取ることにより、キャリッジ17の位置を検出することができる。
そして、前記受け板PB上における内側サイドプレートPL2、PR2間に、媒体中央案内部25が配設される。該媒体中央案内部25は、内側サイドプレートPL2、PR2間に延在させて配設され、プレート状の形状を有し、記録媒体を支持する支持ユニットとしてのプラテンユニットu1、及び該プラテンユニットu1の下方において、プラテンユニットu1上を搬送される記録媒体を負圧によってプラテンユニットu1側に引き寄せるための後述される空気吸引機構51(図3)を備える。
前記アッパフレームFr1の後側(図において奥側)には、媒体後方案内部としての図示されないリヤペーパガイドが配設される。該リヤペーパガイドは、図示されない繰出しロールから繰り出され、搬送された記録媒体を前記媒体中央案内部25に案内する。そのために、記録媒体の搬送方向における前記リヤペーパガイドと媒体中央案内部25との間に、搬送部材としての搬送ローラ対30が回転自在に配設される。
該搬送ローラ対30は、プラテンユニットu1に沿って延在させて回転自在に配設された第1のローラとしての搬送ローラ31、及び該搬送ローラ31より上方において回転自在に配設され、記録媒体を搬送ローラ31に押し付ける第2のローラとしてのピンチローラ32から成る。搬送用の駆動部としての図示されない搬送モータを駆動し、搬送ローラ31を回転させると、ピンチローラ32が連れ回りで回転させられ、これにより、記録媒体は、搬送ローラ31とピンチローラ32とによって挟まれた状態で繰出しロールから繰り出され、搬送される。
この場合、前記搬送モータを駆動して記録媒体を所定の距離搬送した後、搬送モータを停止させ、その状態でキャリッジ17を移動させ、記録ヘッドからインク滴を吐出することによって、1走査が行われ、1ライン分の画像が形成される。1走査が終了すると、前記搬送モータを再び駆動して記録媒体を所定の距離搬送した後、搬送モータを停止させ、その状態でキャリッジ17を移動させ、記録ヘッドからインク滴を吐出することによって、1走査が行われ、1ライン分の画像が形成される。この動作を繰り返すことによって、記録媒体に画像が形成される。
なお、本実施の形態におけるシングルパス方式に対して、マルチパス方式においては、前記記録媒体を搬送する距離が記録ヘッドのノズル列より短くされ、複数の走査を行うことによって1ライン分の画像が形成される。
前記アッパフレームFr1の前側には、印刷が行われた後の記録媒体を案内するための媒体前方案内部としてのフロントペーパガイド33が配設される。該フロントペーパガイド33は、前記媒体中央案内部25から水平方向に排出された記録媒体を下方に向けて案内するために、湾曲した形状を有する。
前記ロワフレームFr2は、インクジェットプリンタ10の左端の近傍と右端の近傍との間に所定の距離を置いて平行に配設された台座35、36、各台座35、36の中央から立ち上げて形成された支柱37、38、及び各支柱37、38に取り付けられた保持プレートPL3、PR3を備える。
該保持プレートPL3、PR3間には、媒体中央案内部25から排出され、前記フロントペーパガイド33によって案内された記録媒体を巻き取るための図示されない紙管(巻取りロール)が回転自在に配設される。紙管を左端及び右端で保持するために、前記保持プレートPL3、PR3には、ロール軸受け26、27が回転自在に配設される。前記紙管を図示されない巻取装置によって回転させることにより、記録媒体を巻き取ることができる。
また、前記紙管より前側に、テンションローラ28が、保持プレートPL3、PR3間に延在させて上下方向に移動自在に配設される。テンションローラ28は、フロントペーパガイド33によって案内され、紙管に巻き取られる記録媒体に弛みが生じないように記録媒体にテンション(張力)を与える。そのために、前記保持プレートPL3、PR3の内側面に上下方向に延在させて溝mtが形成され、テンションローラ28が溝mtに沿って上下方向に移動させられる。
ところで、前述されたように、本実施の形態においては、前記レール15が外側サイドプレートPL1、PR1間に架設され、媒体中央案内部25が内側サイドプレートPL2、PR2間に配設される。
したがって、キャリッジ17が媒体中央案内部25上を移動させられる間は各記録ヘッドによる印刷が行われ、キャリッジ17が、外側サイドプレートPL1と内側サイドプレートPL2との間に置かれるとき、及び外側サイドプレートPR1と内側サイドプレートPR2との間に置かれるときは、各記録ヘッドによる印刷が行われない。
そこで、本実施の形態においては、外側サイドプレートPR1と内側サイドプレートPR2との間が、キャリッジ17の位置の原点合わせを行うとともに、各記録ヘッドのメンテナンスを行うためのホームポジションにされ、外側サイドプレートPL1と内側サイドプレートPL2との間が、キャリッジ17を媒体中央案内部25上から退避させるとともに、折り返すための退避ポジションにされる。
そして、前記ホームポジションには、各記録ヘッドと対向させてメンテナンスユニット41が配設されるとともに、インクジェットプリンタ10を操作するための操作・表示部としての操作パネル43が配設される。前記メンテナンスユニット41は、記録ヘッドのノズルを良好な状態に保持するために、各記録ヘッドのノズル面を払拭するワイパー、ノズルの乾燥を防止するキャップ、ノズル内で粘度が高くなったインクを吸引する吸引機構等を備える。また、前記操作パネル43は、操作ボタン等が配設された操作部、及び表示ランプ等が配設された表示部を備える。
次に、前記記録ヘッドについて説明する。
本実施の形態において、記録ヘッドはインクジェット式の記録ヘッドであり、カラーの画像を形成することができるように、ブラック(Bk)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)及びシアン(C)の各色のインク滴を吐出する四つの記録ヘッドがキャリッジ17に搭載される。なお、前記各色の記録ヘッドのほかに、他の色の記録ヘッドを使用することによって、色再現性を向上させることができる。また、本実施の形態においては、溶媒としての有機溶剤に、色材としての顔料を含有する溶剤インクが使用される。
各記録ヘッドのノズル面には複数のノズルが列状に形成され、各記録ヘッドをノズル面がプラテンユニットu1と対向するようにキャリッジ17に取り付け、キャリッジ17を往復移動させながら画像データに応じて各色のインク滴をノズルを介して吐出させ、前記記録媒体の所定の位置に付着させることによって、カラーの画像を形成することができる。なお、キャリッジ17は、エンコーダによって検出された位置に基づいて往復移動させられる。
次に、媒体中央案内部25について説明する。
図3は本発明の実施の形態における媒体中央案内部の斜視図、図4は本発明の実施の形態におけるプラテンの背面図、図5は本発明の実施の形態におけるプラテンユニットの背面図である。
図において、25は媒体中央案内部、u1は長尺状の形状を有するプラテンユニット、51は、該プラテンユニットu1の下方において、プラテンユニットu1上を搬送される記録媒体を負圧によってプラテンユニットu1側に引き寄せるための空気吸引機構である。
プラテンユニットu1は、レール15(図2)、無端ベルト21、リニアスケール23等と対向させられる表側の面Sa、及び媒体中央案内部25と対向させられる裏側の面Sbを有し、平板状の形状を有する支持部材としてのプラテン45、該プラテン45の裏側の面Sbに敷設され、プラテン45を加熱することによって記録媒体を加熱する一対の線状のヒータH1、H2、並びに平板状の形状を有し、プラテン45の裏側の面Sbに取り付けられ、前記ヒータH1、H2を覆う被覆部材としてのプラテンカバー47を備える。なお、本実施の形態において、前記プラテン45はアルミニウムによって形成され、プラテンカバー47はステンレス鋼によって形成される。
前記プラテン45には、プラテン45の全体にわたって複数の吸引孔h1が形成され、プラテンカバー47には、プラテンカバー47の全体にわたって複数の吸引孔h2が形成され、各吸引孔h1、h2は、互いに連通させられ、プラテンユニットu1を貫通する貫通孔を形成する。また、各吸引孔h1、h2は、プラテン45及びプラテンカバー47の幅方向(記録媒体の搬送方向)に複数並べられて列を形成し、複数の列がプラテン45及びプラテンカバー47の長さ方向(キャリッジ17の移動方向)に形成される。
前記空気吸引機構51は、プラテンユニットu1に沿って形成され、上面が開放された箱状体52を備え、該箱状体52の上面をプラテンユニットu1によって覆うことにより、中空の密閉空間Spが形成される。該密閉空間Spは、箱状体52の長さ方向(キャリッジ17の移動方向)における複数箇所、本実施の形態においては、3箇所に形成された区間壁Swによって区画され、これにより、密閉空間Sp内に、ほぼ等しい容積を有する四つの吸引室Rmが形成される。そして、各吸引室Rmの所定の箇所、本実施の形態においては、インクジェットプリンタ10の前側の壁にファンFnが配設される。
各ファンFnを駆動すると、各吸引室Rm内の空気は、吸引され、ファンFnの下方の吐出口54から吸引室Rm外に吐出され、これに伴って、各吸引室Rm内に負圧が発生する。その結果、前記各吸引孔h1、h2を介して空気が各吸引室Rm内に吸引され、記録媒体がプラテンユニットu1側に引き寄せられる。
ところで、記録媒体に付着したインク滴は、記録媒体が加熱されるのに伴って温度が高くなるので、定着性が高くなるだけでなく、速乾性が高くなり、その結果、印刷速度を高くすることができる。
そこで、前述されたように、本実施の形態においては、プラテン45に一対の線状のヒータH1、H2を配設し、ヒータH1、H2を通電することによって、プラテン45上を搬送される記録媒体を加熱するようにしている。前記各ヒータH1、H2は、いずれも、プラテン45の内側サイドプレートPR2(図2)側の端部45Rに端子t1、t2が位置し、プラテン45の内側サイドプレートPL2側の端部45Lに「U」字状の形状を有する折返部reが位置するように延在させられる。
ヒータH1における折返部reと端子t1、t2との間に、直線状に延びる第1、第2の配線部p1、p2が形成され、ヒータH2における折返部reと端子t1、t2との間に直線状に延びる第1、第2の配線部q1、q2が形成される。前記第1、第2の配線部p1、p2、q1、q2は、互いに平行に延び、第1、第2の配線部p1、p2間の距離、第2の配線部p2、q2間の距離、及び第1、第2の配線部q1、q2間の距離はいずれも等しくされる。
ところで、前記ヒータH1、H2を通電すると、プラテン45が加熱されるが、プラテン45の端部45L、45Rと中央部とでは放熱量が異なる。その場合、プラテン45の温度分布を均一にすることができないので、記録媒体を一様に加熱することができず、記録媒体の部位ごとに温度の差が生じ、記録媒体に付着したインク滴の定着性にばらつきが生じるだけでなく、インク滴を均等に乾燥させることができない。
例えば、プラテン45のある部分の温度が常に低い場合は、他の部分と比べて、インク滴の定着性が低くなり、しかも、インク滴を均等に乾燥させることができない。その結果、インク滴の濡れ広がりに差が生じ、画像に線状の模様が形成されてしまう。
そこで、本実施の形態においては、プラテン45の端部45L、45Rの近傍におけるヒータH1、H2に蛇行部Ar1、Ar2が形成され、該蛇行部Ar1、Ar2においてヒータH1、H2がプラテン45の幅方向に蛇行させられる。これにより、プラテン45の長さ方向におけるヒータH1、H2の配設密度を、端部45L、45Rの近傍において高く、中央部において低くすることができる。
次に、前記蛇行部Ar1について説明する。なお、蛇行部Ar2については、蛇行部Ar1と同じ構造を有するので、説明を省略する。
図1は本発明の実施の形態における裏面側から見たプラテンの要部斜視図である。
図において、45はプラテンであり、該プラテン45の裏側の面Sbには、プラテン45の長手方向に延在させて、ヒータH1の第1、第2の配線部p1、p2を収容するための溝m1、m2、及びヒータH2の第1、第2の配線部q1、q2を収容するための溝n1、n2が形成され、端部45Lにおいて、溝m1、m2はヒータH1の折返部reを収容するために、溝n1、n2はヒータH2の折返部reを収容するために、それぞれ連通させられる。なお、前記溝m1、m2、n1、n2は、いずれも同じ深さを有するように形成される。また、前記吸引孔h1は、溝m1、m2、n1、n2と重なることがないように、記録媒体の搬送方向における溝m1より上流側、溝m1、m2間、溝m2、n2間、溝n1、n2間、及び記録媒体の搬送方向における溝n1より下流側に形成される。
プラテン45の端部45Lの近傍において、前記溝m1に、「U」字状の形状を有する複数の、本実施の形態においては、5個の凸溝部としての分岐溝部mxが、溝m1から分岐させて、記録媒体の搬送方向における上流側に向けて、互いに所定の間隔を置いて形成され、その結果、溝m1が記録媒体の搬送方向において蛇行させられる。
そして、前記各分岐溝部mx内に第1の配線部p1を「U」字状に変形させることによって形成された凸状部pxが収容される。これにより、第1の配線部p1における端部45Lの近傍に、5個の凸状部px、及び各凸状部px間の4個の非凸状部pyから成る蛇行部Ar1が形成される。なお、第2の配線部p2には蛇行部が形成されない。
また、プラテン45の端部45Lの近傍において、前記溝n1に、「U」字状の形状を有する複数の、本実施の形態においては、5個の凸溝部としての分岐溝部nxが、溝n1から分岐させて、記録媒体の搬送方向における下流側に向けて、互いに所定の間隔を置いて形成され、その結果、溝n1が記録媒体の搬送方向において蛇行させられる。
そして、各分岐溝部nx内に、第1の配線部q1を「U」字状に変形させることによって形成された凸状部qxが収容される。これにより、第1の配線部q1における端部45Lの近傍に、5個の凸状部qx、及び各凸状部qx間の4個の非凸状部qyから成る蛇行部Ar1が形成される。なお、第2の配線部q2には蛇行部が形成されない。
分岐溝部mx、nxに凸状部px、qxが収容されると、溝m1、n1における分岐溝部mx、nxを短絡し、直線状に延在させられる基準溝部に隙間mc、ncが形成される。該隙間mc、ncが形成されると、その分熱電導性が低くなるので、熱電導性が低くなるのを防止するために、アルミニウム製の駒等で隙間mc、ncを埋めるのが好ましい。
本実施の形態において、前記凸状部px、qxを形成した場合の分岐溝部mx、nx内の第1の配線部p1の長さは、凸状部px、qxを形成しない場合の第1の配線部p1の長さの3倍程度にされる。
このようにして、ヒータH1、H2を、プラテン45の端部45L、45Rの近傍において長く、中央部において短くすることができるので、ヒータH1、H2の配設密度を、プラテン45の端部45L、45Rの近傍において高く、中央部において低くすることができる。
したがって、ヒータH1、H2の発熱量が、プラテン45の端部45L、45Rにおいて多く、中央部において少なくなるので、プラテン45の端部45L、45Rと中央部とで放熱量が異なっても、プラテン45の温度分布を均一にすることができる。
そして、記録媒体を一様に加熱することができるので、記録媒体の部位ごとに温度の差が生じることがない。したがって、インク滴の定着性にばらつきが生じることがなく、インク滴を均等に乾燥させることができる。その結果、画像品位を向上させることができる。
また、各凸状部px、qxが記録媒体の搬送方向に突出させて形成されるので、各ヒータH1、H2に一つの折返部reを形成するだけでよい。したがって、第1、第2の配線部p1、p2間の距離、第2の配線部p2、q2間の距離、及び第1、第2の配線部q1、q2間の距離を短くすることができるので、プラテン45の端部45L、45Rの近傍においてヒータH1、H2の配設密度を高くしても、中央部におけるヒータH1、H2の配設密度が過剰に低くなることがない。したがって、記録媒体を適正に加熱することができる。
さらに、各溝m1、m2、n1、n2は、ヒータH1、H2の断面の形状に合わせて形成され、例えば、底面にテーパ部が形成されるので、溝m1、m2、n1、n2の内周面とヒータH1、H2の外周面とを十分に接触させることができる。したがって、ヒータH1、H2において発生させられた熱を十分にプラテン45に伝達することができる。
本実施の形態においては、図1に示されるように、各凸状部px間及び各凸状部qx間の距離が不均一にされ、4個の非凸状部py、qyのうちの、最も中央部側の非凸状部py、qyの長さが最も長くされる。すなわち、蛇行部Ar1、Ar2において、各凸状部px間及び各凸状部qx間の距離が、プラテン45の端部45L、45Rから中央側にかけて長くされるので、プラテン45の長さ方向におけるヒータH1、H2の配設密度を徐々に低くすることができる。したがって、プラテン45の温度分布を一層均一にすることができる。なお、各凸状部px間及び各凸状部qx間の4個の非凸状部py、qyを互いに同じ長さにすることができる。
ところで、前述されたように、前記媒体中央案内部25においては、プラテンユニットu1の下方に空気吸引機構51が配設され、該空気吸引機構51において、各ファンFnが駆動されると、吸引孔h1、h2を介して空気が各吸引室Rm内に吸引され、吐出口54を介して空気吸引機構51外に排出されるようになっているが、空気が空気吸引機構51外に排出されるときに、プラテン45において発生させられた熱が空気と共に空気吸引機構51外に排出されてしまう。
そこで、本実施の形態においては、プラテン45において発生させられた熱が空気吸引機構51外に排出されるのを抑制するために、前記プラテンカバー47が配設される。本実施の形態においては、プラテンカバー47をプラテン45より熱電導性が低い材料、例えば、ステンレス鋼によって形成するようにしているが、ステンレス鋼より熱電導性の低い樹脂によって形成することができる。
次に、ヒータH1、H2の制御装置について説明する。
図6は本発明の実施の形態におけるヒータの制御装置を示すブロック図である。
図において、10はインクジェットプリンタ、60は制御部、62は第1の記憶装置としてのROM、63は第2の記憶装置としてのRAM、65はヒータ駆動回路であり、前記制御部60は、演算装置としての図示されないCPUを備え、該CPUは、ROM62に記録された制御プログラムによってインクジェットプリンタ10の全体の制御を行う。また、前記RAM63は、データを一時的に記録するためのバッファとして、かつ、CPUが演算等を行うときのワークエリアとして使用される。
前記制御部60は、前記キャリッジ17(図2)を移動させたり、記録ヘッドにおいてインク滴を吐出させたり、記録媒体を搬送したり、メンテナンスユニット41を動作させたりするための制御を行う。
ヒータ駆動回路65は、制御部60の指示を受けてヒータH1、H2を通電し、発熱させて、プラテン45(図1)を加熱する。なお、ヒータH1、H2はそれぞれ独立して通電される。
本実施の形態においては、すべての分岐溝部mx、nxにそれぞれ凸状部qx、qyが収容されるようになっているが、必要に応じて、分岐溝部mx、nxのうちの少なくとも一つの選択された分岐溝部に凸状部qx、qyを収容し、他の分岐溝部mx、nxにおいては、第1の配線部p1、q1を変形させることなく直線状に延在させることによって、プラテン45の温度分布を均一にすることができる。
また、本実施の形態においては、プラテン45の端部45L、45Rの近傍に蛇行部Ar1、Ar2が形成されるようになっているが、プラテン45において温度の低下が生じる部分、例えば、プラテン45の長手方向において、空気吸引機構51の区間壁Swと近接する部分に蛇行部を形成することができる。
そして、本実施の形態においては、分岐溝部mxが記録媒体の搬送方向における上流側に向けて、分岐溝部nxが記録媒体の搬送方向における下流側に向けて、1本ずつ形成されるようになっているが、複数本ずつ形成することができる。その場合、凸状部qx、qyを収容する分岐溝部mx、nxを選択することによって、蛇行部Ar1、Ar2におけるヒータH1、H2の長さを調整することができる。
さらに、本実施の形態において、記録媒体は、プラテンユニットu1上を搬送されるときに加熱されるようになっているが、記録媒体の搬送方向におけるプラテンユニットu1より上流側に配設された前記リヤペーパガイド上、又はプラテンユニットu1より下流側に配設されたフロントペーパガイド33上を搬送されるときに記録媒体を加熱することができる。
その場合、リヤペーパガイド又はフロントペーパガイド33が支持部材として機能し、リヤペーパガイド又はフロントペーパガイド33の裏側の面に溝が形成され、該溝にヒータが収容される。そして、リヤペーパガイド及びヒータによってリヤ側の支持ユニットとしてのリヤガイドユニットが構成され、フロントペーパガイド33及びヒータによってフロント側の支持ユニットとしてのフロントガイドユニットが構成される。
本実施の形態においては、インクジェットプリンタ10について説明したが、本発明を複写機、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置に適用することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
10 インクジェットプリンタ
30 搬送ローラ対
45 プラテン
45L、45R 端部
Ar1、Ar2 蛇行部
H1、H2 ヒータ
m1、m2、n1、n2 溝
u1 プラテンユニット
Sb 面

Claims (9)

  1. (a)インク滴を吐出して記録媒体に付着させて画像を形成する記録ヘッドと、
    (b)記録媒体を搬送する搬送部材と、
    (c)該搬送部材によって搬送される記録媒体を支持する支持ユニットとを有するとともに、
    (d)該支持ユニットは、支持部材、及び該支持部材に、記録媒体の搬送方向に対して直交する第1の方向に延在させて配設された第1、第2のヒータを備え、
    (e)前記第1のヒータは、前記第1の方向に対して直交する第2の方向において、前記記録媒体の搬送方向における上流側に向けて突出させて形成された複数の凸状部を備え、
    (f)前記第2のヒータは、前記第1の方向に対して直交する第2の方向において、前記記録媒体の搬送方向における下流側に向けて突出させて形成された複数の凸状部を備え、
    (g)前記第1の方向における前記各凸状部間の距離は、前記第1、第2のヒータの端部側より中央部側が長くされることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 前記第1の方向における第1、第2のヒータの端部に、前記凸状部及び各凸状部間の非凸状部含む蛇行部が形成される請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記第1の方向における前記各凸状部間の距離は不均一にされる請求項1又は2に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 前記支持ユニットに、記録媒体を支持ユニット側に引き寄せるための吸引孔が、前記凸状部と重ならないように形成される請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ。
  5. 前記第1、第2のヒータは線状のヒータである請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ。
  6. 前記第1の方向における前記第1、第2のヒータの一端に端子が、第1、第2のヒータの他端に折返部が形成される請求項1〜5のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ。
  7. 前記第1、第2のヒータは、前記第1の方向における中央部に、直線状に延びる配線部が、前記第1の方向における両端部に、前記凸状部が形成される請求項1〜6のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ。
  8. 前記支持ユニットは、前記第1、第2のヒータを覆う被覆部材を備える請求項1〜7のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ。
  9. (a)前記支持部材に溝が形成され、
    (b)該溝に第1、第2のヒータが配設される請求項1〜8のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ。
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