JP5034816B2 - 液体噴射装置 - Google Patents
液体噴射装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5034816B2 JP5034816B2 JP2007243877A JP2007243877A JP5034816B2 JP 5034816 B2 JP5034816 B2 JP 5034816B2 JP 2007243877 A JP2007243877 A JP 2007243877A JP 2007243877 A JP2007243877 A JP 2007243877A JP 5034816 B2 JP5034816 B2 JP 5034816B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- target
- continuous paper
- liquid
- unit
- platen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
また、予備加熱部によってターゲットの裏面が予備加熱されるため、ターゲットの表面に液体を噴射した際に、ターゲットの表面に着弾した液体におけるターゲットとの接触部分が直ちに乾燥される。したがって、ターゲットの表面に噴射されて着弾した液体を直ちに定着させることが可能となる。
さらに、ターゲットの搬送経路における液体噴射領域と強制乾燥領域との間には、予備加熱部で予備加熱されたターゲットを保熱する保熱部が設けられているため、液体噴射領域において予備加熱したターゲットを強制乾燥領域に至るまでに冷め難くすることが可能となる。
またさらに、保熱部は、予備加熱部よりもターゲットに対する熱伝導性が低くなるように構成されている。このため、液体噴射領域において予備加熱したターゲットの熱が保熱部に伝達され難くなるので、ターゲットを効果的に保熱することが可能となる。
この発明によれば、ターゲットの搬送経路において、該ターゲットが蛇行して搬送されることを抑制することが可能となる。
以下、本発明の液体噴射装置をインクジェット式プリンタに具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において、「前後方向」、「左右方向」、「上下方向」をいう場合は、図1及び図2に矢印で示した方向を基準として示すものとする。
図3及び図4に示すように、強制乾燥装置60は断面視矩形状をなす乾燥ケース80を備えており、該乾燥ケース80内における左右方向のほぼ中央には該乾燥ケース80内を左右2つの区画室に区画する区画プレート81が設けられている。乾燥ケース80内において、区画プレート81の右側の区画室は温風が送入される温風送入室82とされ、区画プレート81の左側の区画室は印刷された後の連続紙12が乾燥される乾燥室83とされている。
図3に示すように、押圧手段としての押圧ユニット63は、第3区画室35(図1参照)の内底面に固定されるとともに上面が左側に傾斜した台座90を備えている。台座90の上面には弾性部材としてのコイルばね91が立設されており、該コイルばね91の先端(上端)には枠状のローラ支持部材92が支持されている。ローラ支持部材92には押圧部材としてのダンサーローラ93が該ローラ支持部材92に対して回転可能に軸支されており、該ダンサーローラ93は連続紙12の印刷された面とは反対側の面である裏面に当接している。
図5に示すように、プラテン48には、該プラテン48を上下方向に貫通する多数の吸引孔48aが形成されている。各吸引孔48aは、複数の吸引孔48aが前後方向に沿う複数列の吸引孔列105を左右方向に所定間隔をおいて形成するように規則的に配列されている。
さて、連続紙12は、プラテン48上にて最初に印刷する部分の印刷が完了すると、この最初に印刷が完了した部分が印刷領域Aの距離だけ下流側に搬送されて一時停止し、プラテン48上には2番目に印刷する部分が搬送されて支持される。このとき、連続紙12において最初に印刷が完了した部分は、その大半が強制乾燥領域Bに位置するとともに、残りの部分は自然乾燥領域Cに位置している。
(1)印刷領域Aにおいて、シーズヒータ101,102,103によって加熱されたプラテン48によって連続紙12の裏面(非印刷面)が予備加熱されるため、連続紙12の表面(印刷面)にインクを噴射した際に、該連続紙12の表面に着弾したインクにおける連続紙12との接触部分を直ちに乾燥させることができる。したがって、連続紙12の表面に噴射されて着弾したインクを直ちに定着させることができる。
以下、この発明の第2実施形態を上記第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
図6に示すように、この第2実施形態は、上記第1実施形態のプラテン48上における右端部に保熱部としての空気層110を設けるとともにシーズヒータ103を省略したものである。そして、この第2実施形態ではプラテン48における空気層110よりも左側(上流側)が印刷領域Aとなっているため、空気層110は印刷領域Aの外側(下流側)に位置している。
(4)連続紙12の搬送経路における印刷領域Aと強制乾燥領域Bとの間には、プラテン48を構成する金属よりも熱伝導性の低い空気層110が設けられているため、印刷領域Aで予備加熱された連続紙12の熱が空気層110によって放散されにくくなる。すなわち、印刷領域Aで予備加熱された連続紙12を空気層110によって保熱することができるので、該連続紙12を強制乾燥領域Bに至るまでに冷め難くすることができる。この結果、印刷後の連続紙12を強制乾燥領域Bにて効率よく乾燥することができる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・図7に示すように、第2実施形態において、空気層110の代わりに、プラテン48とは別体に構成された熱伝導性の高い金属製の熱板113を保熱部として用いてもよい。この場合、熱板113内には、該熱板113を連続紙12の保熱目的で加熱するためのシーズヒータ114が埋設されている。このようにすれば、シーズヒータ114によって加熱された熱板113の熱によって連続紙12を好適に保熱することができる。
・上記各実施形態において、強制乾燥装置60は、送風ファン85を省略し、ヒータ88の輻射熱によって印刷後の連続紙12を強制乾燥するように構成してもよい。
・上記各実施形態では、液体噴射装置をインクジェット式プリンタ11に具体化したが、インク以外の他の液体(機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体、ゲルのような流状体を含む)を噴射する液体噴射装置に具体化してもよい。そして、本明細書における「液体」には、例えば、無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)等を含むほか、液状体、流状体などが含まれる。
(イ)上流側から搬送される長尺状のターゲットに液体を噴射し、該液体が噴射された後の前記ターゲットを乾燥させて下流側で巻き取るように構成された液体噴射装置において、前記ターゲットの搬送経路の途中位置には、前記ターゲットに前記液体が噴射される液体噴射領域と、該液体噴射領域よりも下流側に位置するとともに前記液体が噴射された後の前記ターゲットを強制乾燥手段によって強制的に加熱乾燥させる強制乾燥領域とが設けられ、前記液体噴射領域には、前記ターゲットにおける前記液体が噴射される面である表面とは反対側の面である裏面を予備加熱する予備加熱部が設けられていることを特徴とする液体噴射装置。
Claims (3)
- 上流側から搬送される長尺状のターゲットに液体を噴射し、該ターゲットに着弾した前記液体を該ターゲットに定着させてから該ターゲットを下流側で巻き取るように構成された液体噴射装置において、
前記ターゲットの搬送経路の途中位置には、前記ターゲットに前記液体が噴射される液体噴射領域と、該液体噴射領域よりも下流側に位置するとともに前記ターゲットに着弾した前記液体を強制定着手段によって前記ターゲットに強制的に定着させる強制定着領域とが設けられ、
前記液体噴射領域には、前記ターゲットにおける前記液体が噴射される面である表面とは反対側の面である裏面から前記液体の予備定着処理を行う予備定着手段が設けられ、
前記強制定着領域は、前記液体が噴射された後の前記ターゲットを強制乾燥手段によって強制的に加熱乾燥させる強制乾燥領域であって、
前記予備定着手段は、前記ターゲットの裏面を予備加熱する予備加熱部により構成され、
前記ターゲットの表面に着弾した前記液体は、前記予備加熱部によって前記ターゲットの裏面を予備加熱することで、前記ターゲットの表面に予備定着され、
前記ターゲットの搬送経路における前記液体噴射領域と前記強制乾燥領域との間には、前記予備加熱部で予備加熱された前記ターゲットを保熱する保熱部が設けられ、
前記保熱部は、前記予備加熱部よりも前記ターゲットに対する熱伝導性が低くなるように構成されていることを特徴とする液体噴射装置。 - 前記強制乾燥手段は、前記ターゲットの表面を加熱することを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
- 前記ターゲットの搬送経路には、前記ターゲットを搬送方向に沿ってガイドするガイド手段が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体噴射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007243877A JP5034816B2 (ja) | 2007-09-20 | 2007-09-20 | 液体噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007243877A JP5034816B2 (ja) | 2007-09-20 | 2007-09-20 | 液体噴射装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009073023A JP2009073023A (ja) | 2009-04-09 |
JP5034816B2 true JP5034816B2 (ja) | 2012-09-26 |
Family
ID=40608509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007243877A Expired - Fee Related JP5034816B2 (ja) | 2007-09-20 | 2007-09-20 | 液体噴射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5034816B2 (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5728798B2 (ja) * | 2009-08-27 | 2015-06-03 | セイコーエプソン株式会社 | 記録装置 |
EP2295252B1 (en) | 2009-08-27 | 2012-10-10 | Seiko Epson Corporation | Recording apparatus |
JP5835866B2 (ja) * | 2009-09-11 | 2015-12-24 | セイコーエプソン株式会社 | 記録方法 |
JP5754094B2 (ja) * | 2010-07-16 | 2015-07-22 | セイコーエプソン株式会社 | 記録装置及び記録装置の制御方法 |
JP5599421B2 (ja) | 2012-03-27 | 2014-10-01 | 富士フイルム株式会社 | インクジェット記録装置 |
JP2015013446A (ja) | 2013-07-08 | 2015-01-22 | セイコーエプソン株式会社 | 記録装置 |
JP6135857B2 (ja) | 2013-07-29 | 2017-05-31 | セイコーエプソン株式会社 | 乾燥方法 |
JP6194674B2 (ja) | 2013-07-29 | 2017-09-13 | セイコーエプソン株式会社 | 記録装置 |
JP6092052B2 (ja) * | 2013-09-03 | 2017-03-08 | 富士フイルム株式会社 | インクジェット記録装置 |
JP6511778B2 (ja) * | 2014-11-10 | 2019-05-15 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置 |
JP6079837B2 (ja) * | 2015-08-17 | 2017-02-15 | セイコーエプソン株式会社 | 記録方法 |
JP6376228B2 (ja) * | 2017-01-16 | 2018-08-22 | セイコーエプソン株式会社 | 記録方法 |
JP2019142128A (ja) * | 2018-02-21 | 2019-08-29 | 株式会社日立ハイテクファインシステムズ | 印刷装置及び印刷方法 |
JP6558481B2 (ja) * | 2018-07-23 | 2019-08-14 | セイコーエプソン株式会社 | 記録方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3115657B2 (ja) * | 1991-10-18 | 2000-12-11 | キヤノン株式会社 | インクジェットプリント装置 |
JP3517565B2 (ja) * | 1997-10-06 | 2004-04-12 | キヤノン株式会社 | インクジェットプリント装置 |
JP4069606B2 (ja) * | 2001-10-16 | 2008-04-02 | セイコーエプソン株式会社 | インク供給装置およびインクジェットプリンタ |
-
2007
- 2007-09-20 JP JP2007243877A patent/JP5034816B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009073023A (ja) | 2009-04-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5034816B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
JP2009073012A (ja) | 液体噴射装置 | |
JP2009292130A (ja) | 液体噴射装置 | |
WO2010087181A1 (ja) | インクジェットプリンタ | |
JP5862324B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
JP5187153B2 (ja) | 記録装置及び該記録装置における記録方法 | |
JP5258242B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
JP2017154337A (ja) | 印刷装置 | |
JP5157341B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
JP5251351B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
JP5597920B2 (ja) | 記録装置及び記録方法 | |
US8900657B2 (en) | Transferring medium manufacturing method and transferring medium | |
JP2009073000A (ja) | 液体噴射装置 | |
JPH0542670A (ja) | インクジエツトプリンタ | |
JP2009262360A (ja) | インクジェットプリンタ | |
JP7206799B2 (ja) | 印刷装置 | |
JP5987276B2 (ja) | 画像記録装置 | |
JP2009073011A (ja) | 液体噴射装置 | |
JP5292750B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
JP6932314B2 (ja) | インクジェットプリンタ | |
JP5366384B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
JP2012192612A (ja) | 液体噴射装置 | |
JP2009233860A (ja) | インクジェットプリンタ | |
JP2009073024A (ja) | 液体噴射装置 | |
JP5765449B2 (ja) | 記録装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100722 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120313 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120314 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120511 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120605 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120618 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5034816 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |