JP6931835B2 - 印刷装置 - Google Patents

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本開示は、印刷装置に関する。
従来、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイパネルの有機発光層の形成方法として、インクジェット方式の印刷装置を用いる方法が知られている。この方法では、印刷装置から有機発光材料および溶媒を含むインクの液滴を基板の画素領域に吐出して、有機発光層を形成する。
上記印刷装置は、インクジェットヘッドに設けられたノズルと印刷対象物との位置関係を制御しながら、各ノズルから液滴を吐出し、印刷対象物に液滴を着弾させる。
例えば特許文献1には、基板に着弾した液滴が画素領域内を等方向に広がることで、所定の線幅を有する画素が形成されることが開示されている。特許文献1に開示されているノズルの直径は、20〜30μmである。また、ノズルピッチは100〜150μmであり、ノズルの数は100〜300個である。
上記特許文献1のように線幅を有する画素を複数形成する方法では、各ノズルから吐出される液滴の体積や速度に変動があった場合、画素領域内に正しい量の液滴が着弾しない。よって、形成される発光層の厚みにばらつきが生じる場合がある。
図1Aおよび図1Bは、薄膜型インクジェットヘッドの構造を示す図である。図1A、図1Bに示すように、このインクジェットヘッドは、ノズル200と、そのノズル200に連通する圧力室210と、その圧力室210に連通し、圧力室210に液体を供給する供給圧力室230と、を有する。圧力室210の一部をなすダイアフラム212の上部には、薄膜の圧電素子220が設けられている。このインクジェットヘッドは、以下のように動作する。
圧電素子220に電圧が印加されると、圧電素子220は、図1Aに示す状態から図1Bに示す状態に変形する。これにより、圧力室210の容量が小さくなり、液体に圧力が伝達される(例えば、特許文献2参照)。
ここで、圧電素子220を駆動させるための駆動波形としては、例えば、図2Aに示す吐出波形が用いられる。液滴を吐出させる方法としては、圧力室210内に発生する振動波を共振させて吐出させることが一般的に知られている。振動波を共振させることにより、低い電圧で液滴を吐出することができる。
図2Aに示した吐出波形を圧電素子220に印加した場合、圧力室210内に振動波が発生する。その振動波は、圧力室210内の壁などに当たって固有の周期(以下、共振周期Tという)で減衰しながら振動する。共振周期Tは、圧力室210の大きさや形、または、インクの物性(例えば、粘度)によって決まる固有の値である。
また、吐出波形は、図2Aに示すように、2つ以上のパルス(図中のパルスAとパルスB)を組み合わせて使用されることが多い。1つ目のパルスAによって発生した振動波に対して、共振するタイミングで2つ目のパルスBを印加する。これにより、液滴を吐出させる効率が上がり、より低電圧で液滴を吐出させることが可能となる。パルスAは、パルスBを印加するまでの助走(準備)のような役割を果たす。パルスBを印加するタイミングは、パルスAの印加時点から共振周期Tの時間が経過したときが好ましい。
図3に、従来の印刷装置の一例を示す。
印刷対象物が載置されるステージ(図示略)の位置は、エンコーダ2より検出される。調整手段121は、エンコーダ2の検出結果に基づいて液滴の吐出タイミングを検出した場合、波形発生トリガを吐出波形発生器5および揺動波形発生器6に出力する(図示略)。また、調整手段121は、波形発生トリガを制御部122にも出力する。
吐出波形発生器5は、波形発生トリガを受け取った場合、図2Aに示した吐出波形を切換手段10へ出力する。また、揺動波形発生器6は、波形発生トリガを受け取った場合、図2Bに示す揺動波形を切換手段10へ出力する。
制御部122は、波形発生トリガを受け取った場合、記憶部7から読み出した印刷データ(画像データと言い換えてもよい)に基づいて、切換手段10を制御する。印刷データは、液滴を吐出するか否かのいずれかを示すデータである。また、印刷データは、1つのノズル、1つの位置(画素)につき1ビットのデータである。印刷データは、波形発生トリガの度に更新される。
制御部122は、印刷データが液滴の吐出を示す場合、吐出波形発生器5から出力された吐出波形を選択するように指示する制御信号を切換手段10へ出力する。また、制御部122は、印刷データが液滴の非吐出を示す場合、揺動波形を選択するように指示する制御信号を切換手段10へ出力する。また、制御部122は、吐出と揺動(非吐出)との間の待機時には、図2Cに示す平坦波形を選択するように指示する制御信号を切換手段10へ出力する。
吐出波形は、複数のノズルのうち、液滴の吐出を行うノズルに印加される波形である。
揺動波形は、複数のノズルのうち、液滴の吐出を行わないノズルに印加される波形である。この揺動波形は、圧力室210内のインクを揺動させること(以下、揺動という)を目的として印加される。よって、揺動波形の振幅のレベルは、吐出が行われない程度のレベルである。
平坦波形は、吐出も揺動もさせない、一定レベルの波形である。図3に示す従来の印刷装置では、吐出波形と揺動波形とのつなぎとして用いられる。
切換手段10は、制御部122からの制御信号に基づいて、吐出波形、揺動波形、または平坦波形のいずれかを選択して出力する。出力されたいずれかの波形は、増幅器11により増幅され、インクジェットの圧電素子(例えば、図1に示した圧電素子220)に印加される。
このように、図3に示す従来の印刷装置では、エンコーダ2で検出されたステージの位置に基づいて、各ノズルにおいて液滴の吐出を行うか否かを制御することにより、所望の位置に液滴を吐出することができる。
上述した吐出回路では、液滴の吐出を一定時間停止させた場合、ノズルにインクが目詰まりする現象(以下、ノズル詰まりという)が発生するおそれがある。ノズル詰まりが発生すると、吐出される液滴の体積が変化し、最悪の場合、液滴を吐出できなくなる。
上述したノズル詰まりは、ノズルの近傍において大気暴露されているインクの溶媒が蒸発することを原因とする。インクの溶媒が蒸発すると、インクの濃度が上昇し、ひいてはインクの粘度が上昇する。これにより、インクが固まって、ノズル詰まりが発生する。インクの粘度は、インクの濃度に対して指数関数的に上昇するため、インクの濃度のわずかな上昇によってノズル詰まりは発生する。
このようなノズル詰まりは、ノズルが吐出を行わないときに、そのノズルに対して上記揺動波形の印加をし、圧力室内のインクを揺動させることで防止できる。
特開2003−266669号公報 特開2017−105021号公報
共振周期Tを利用した液滴の吐出方法では、起動電圧を低くして液滴を吐出させることが可能である。しかし、共振周期Tは、インクジェットヘッドの製造ばらつきや構成部材のばらつきにより、複数のインクジェットヘッド間、または、同一のインクジェットヘッドにおける複数のノズル間でばらつく。
駆動波形をノズル毎に調整すれば、共振周期Tのばらつきに応じて、最適な駆動波形を設定することも可能である。しかし、1つのインクジェットヘッドにおけるノズルの数は、一般的に、100〜1000個である。そのため、ノズル毎に駆動波形を設定するためには、制御基板などの構成が複雑になり、現実的でない。
また、最近では、印刷対象物に対する吐出パターンの高精細化に伴い、吐出できる液滴を小さくできるインクジェットヘッドを使用することも多い。このようなインクジェットヘッドでは、減衰時間が長くなり、液滴の吐出速度への影響が大きくなる。
さらに、吐出パターンを高精細化した場合、生産性を維持するためには吐出周波数を上げることが必要となる。スキャン速度をVmm/秒、全ノズルに対する最高周波数をFkHzとすると、吐出間隔はV/Fμmとなる。しかし、吐出周波数を上げた場合、吐出波形と揺動波形との時間間隔が小さくなる。よって、揺動波形による揺動が、共振を利用した液滴の吐出に影響を与え、液滴の吐出体積や吐出速度が変化してしまう。
本開示の一態様の目的は、揺動による液滴の吐出体積および吐出速度の変化を抑制できる印刷装置を提供することである。
本開示の一態様に係る印刷装置は、波形に応じて動作する複数のノズルを備えたインクジェットヘッドと、前記ノズルに出力されるべき前記波形を時系列に示す波形データに基づいて、前記ノズルにインクの液滴の吐出を実行させる吐出波形、前記ノズルに前記インクの揺動を実行させる揺動波形、または、前記ノズルに前記吐出および前記揺動のいずれも実行させない平坦波形のいずれかを前記ノズルへ出力する制御を行う制御部と、を有し、前記制御部は、前記波形データに基づいて、所定のタイミングで前記揺動波形が出力され、かつ、前記所定のタイミングより後のタイミングで前記吐出波形が出力されると判断した場合、前記所定のタイミングで前記平坦波形を前記ノズルへ出力する制御を行う。
本開示によれば、揺動による液滴の吐出体積および吐出速度の変化を抑制できる。
薄膜型インクジェットヘッドの構造を示す図 薄膜型インクジェットヘッドの構造を示す図 吐出波形の一例を示す図 揺動波形の一例を示す図 平坦波形を示す図 従来の印刷装置の構成を示す図 本開示の実施の形態1に係る印刷装置の主要構成を示す図 本開示の実施の形態1に係る制御系の構成例を示す図 本開示の実施の形態1に係る制御部の構成例および先読印刷データの使用例を示す図 本開示の実施の形態2に係る制御部の構成例および先読印刷データの使用例を示す図 本開示の実施の形態3に係る制御部の構成例および先読印刷データの使用例を示す図 本開示の実施の形態4に係る制御系の構成例を示す図 本開示の実施の形態4に係る制御部、揺動指示部の構成例および先読印刷データの使用例を示す図 本開示の実施の形態5に係る制御系の構成例を示す図 本開示の実施の形態5に係る制御部、揺動指示部の構成例および先読印刷データの使用例を示す図
以下、本開示の各実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、各図において共通する構成要素については同一の符号を付し、それらの説明は適宜省略する。
また、以下では、一例として、有機ELパネルの発光層の塗布工程に用いられるインクジェット印刷装置(以下、印刷装置という)について説明する。しかし、本開示の印刷装置は、有機ELパネルの発光層の塗布工程以外の用途にも広く適用できる。例えば、本開示の印刷装置は、民生用のプリンタ等に適用できる。
(実施の形態1)
本開示の実施の形態1に係る印刷装置について説明する。
<印刷装置の主要構成>
本実施の形態の印刷装置の主要構成について、図4を用いて説明する。図4は、本実施の形態の印刷装置の主要構成を示す図である。
図4に示すように、印刷装置は、X軸方向36に移動するX軸移動ステージ32と、Y軸方向37に移動するY軸移動ステージ33と、を備える。
Y軸移動ステージ33の上の吸着ステージ(図示略)には、有機ELパネル31が載置されている。有機ELパネル31は、印刷装置によってインクの液滴が塗布される印刷対象物の一例である。
X軸移動ステージ32は、インクジェットヘッド34、および、吐出位置を確認する顕微鏡カメラ35を備える。
インクジェットヘッド34は、X軸方向36に沿って配列された複数のノズル(図示略)を備える。各ノズルは、例えば、異なる色のインクの液滴を吐出する。インクジェットヘッド34は、例えば、図1A、図1Bに示した構成でもよい。
このような本開示の印刷装置では、Y軸移動ステージ33がY軸方向37を移動する際に、複数のノズルから液滴を吐出することにより、有機ELパネル31において幅のあるラインを印刷することができる。
なお、本開示の印刷装置は、X軸移動ステージ32およびY軸移動ステージ33を移動させることで吐出位置を変える構成を例に挙げたが、これに限定されない。
また、図4では図示を省略しているが、本開示の印刷装置は、液滴の吐出を制御する制御系を備える。この制御系については、図5を用いて後述する。
<波形>
本開示の印刷装置で用いられる波形は、図2Aに示した吐出波形、図2Bに示した揺動波形、図2Cに示した平坦波形である。
吐出波形は、上述したとおり、複数のノズルのうち、液滴の吐出を行うノズルに印加される波形である。吐出波形は、図2Aに示したように、パルスAとパルスB(図2A参照)とを組み合わせて構成されている。パルスAは予備振動であり、パルスBは本振動である。本振動は、インクの液滴をノズルから飛び出させるため、予備振動よりも大きな電圧値となる。予備振動は、本振動をアシストする役割を担う。本振動をアシストすることで、インクジェットヘッド34における液滴の吐出に必要な電圧を下げることできる。
揺動波形は、上述したとおり、複数のノズルのうち、液滴の吐出を行わないノズルに印加される波形である。この揺動波形は、圧力室210内のインクを揺動させることを目的として印加される。よって、揺動波形の振幅のレベルは、吐出が行われない程度のレベルである。
平坦波形は、上述したとおり、一定レベルの波形である。図3に示した従来の印刷装置では、平坦波形は、吐出波形と揺動波形とのつなぎに用いられたが、本実施の形態では、ノズルに吐出も揺動もさせないことを目的として印加される。
<制御系の構成>
本開示の印刷装置の制御系の構成について、図5を用いて説明する。図5は、制御系の構成例を示す図である。
モータ1は、Y軸移動ステージ33の駆動源である。
エンコーダ2は、Y軸移動ステージ33の位置を検出し、一定距離毎にパルスを調整手段3へ出力する。
調整手段3は、エンコーダ2からのパルスに基づいて、吐出波形発生器5および揺動波形発生器6にトリガ信号を出力する(図示略)。また、調整手段3は、トリガ信号を、制御部9にも出力する。
吐出波形発生器5は、調整手段3からトリガ信号を受け取った場合、図2Aに示した吐出波形を発生させ、その吐出波形を切換手段10へ出力する。
揺動波形発生器6は、調整手段3からトリガ信号を受け取った場合、図2Bに示した揺動波形を発生させ、その揺動波形を切換手段10へ出力する。
制御部9は、調整手段3からトリガ信号を受け取った場合、記憶部7から印刷データを読み出すとともに、先読記憶部8から先読印刷データを読み出す。そして、制御部9は、それらのデータに基づいて、吐出波形発生器5からの吐出波形、揺動波形発生器6からの揺動波形、平坦波形のいずれか1つを選択するように指示する制御信号を切換手段10に出力する。制御部9の具体的な構成および動作については、図6を用いて後述する。
制御部9で用いられる印刷データおよび先読印刷データは、Y軸移動ステージ33の位置により変化するデータであり、各ノズルに印加される波形の種類(吐出波形、揺動波形、または平坦波形)を示す。印刷データおよび先読印刷データは、「波形データ」の一例に相当する。
記憶部7は、所定のタイミングで印加される波形を示す印刷データを保持する。
先読記憶部8は、上記所定のタイミングより後のタイミングで印加される波形を示す先読印刷データを保持する。
なお、先読記憶部8は、図5に示すように、複数備えることが可能である。これにより、液滴を吐出する前の揺動波形を禁止する間隔を変更できる。
切換手段10は、制御部9からの制御信号に基づいて、吐出波形、揺動波形、または平坦波形のいずれかを選択し、増幅器11へ出力する。
増幅器11は、切換手段10からの波形を増幅し、インクジェットヘッド34へ出力する。これにより、吐出波形、揺動波形、または平坦波形のいずれかが、インクジェットヘッド34の圧電素子(図示略)に印加される。
<制御部9>
制御部9の構成について、図6を用いて説明する。図6は、制御部9および先読印刷データの例を示す図である。
図6に示すように、制御部9は、デジタル論理素子として、Dフリップフロップ回路101、反転回路102、バッファ103、AND回路104、およびOR回路105を有する。
Dフリップフロップ回路101は、調整手段3からのトリガ信号を受け取ったタイミングで、入力信号Dを出力する。
反転回路102は、Dフリップフロップ回路101からの入力信号Dを反転して出力する。
バッファ103は、Dフリップフロップ回路101からの入力信号Dをそのまま出力する。
AND回路104は、論理積であり、複数の入力信号が全て「1」である場合、「1」を出力する。
OR回路105は、論理和であり、複数の入力信号のいずれかが「1」である場合、「1」を出力する。
図6に示すように、印刷データ、先読印刷データ(1)、および先読印刷データ(2)は、ノズル1個あたり、波形データbit0と波形データbit1の2bitで構成されている。
印刷データ、先読印刷データ(1)、および先読印刷データ(2)は、それぞれの時間におけるノズルの動作の制御に用いられる。上述したとおり、印刷データは、所定のタイミング(以下、第1のタイミングという)における波形の種類を示す。また、先読印刷データ(1)は、第1のタイミングの次の第2のタイミングにおける波形を示す。また、先読印刷データ(2)は、第2のタイミングの次の第3のタイミングにおける波形を示す。
制御部9は、印刷データ、先読印刷データ(1)、または先読印刷データ(2)において、波形データbit0が有効(つまり「1」)である場合、当該データに示される波形が吐出波形であると判断する。
また、制御部9は、印刷データ、先読印刷データ(1)、または先読印刷データ(2)において、波形データbit1が有効(つまり「1」)である場合、当該データに示される波形が揺動波形であると判断する。
また、制御部9は、印刷データ、先読印刷データ(1)、または先読印刷データ(2)において、波形データbit0および波形データbit1のいずれも無効(つまり「0」)である場合、当該データに示される波形が平坦波形であると判断する。
なお、本実施の形態では、波形データbit0および波形データbit1のいずれもが同時に有効である場合はない。
<制御処理>
制御部9が行う制御処理について、図6を用いて説明する。
制御部9は、印刷データが吐出波形を示していると判断した場合、先読印刷データ(1)および先読印刷データ(2)のそれぞれが示す波形に関わらず、吐出波形を選択するように切換手段10に指示する(下記表1のNo.1参照)。
また、制御部9は、印刷データが平坦波形を示していると判断した場合、先読印刷データ(1)および先読印刷データ(2)のそれぞれが示す波形に関わらず、平坦波形を選択するように切換手段10に指示する(下記表1のNo.11参照)。
また、制御部9は、印刷データが揺動波形を示していると判断した場合、先読印刷データ(1)および先読印刷データ(2)に基づいて、さらに判断を行う。
例えば、制御部9は、先読印刷データ(1)および先読印刷データ(2)の少なくとも一方が吐出波形を示していると判断した場合、平坦波形を選択するように切換手段10に指示する(下記表1のNo.2〜5、8参照)。
また、例えば、制御部9は、先読印刷データ(1)および先読印刷データ(2)のいずれも吐出波形を示していないと判断した場合、揺動波形を選択するように切換手段10に指示する(下記表1のNo.6、7、9、10参照)。
上述した制御処理のまとめを、以下の表1に示す。表1において、「*」は、「1」または「0」のどちらでもよい旨を意味する。
Figure 0006931835
なお、上記説明では、制御部9が、印刷データ、先読印刷データ(1)、(2)のそれぞれを読み出す場合を例に挙げたが、これに限定されない。例えば、制御部9は、先読印刷データ(2)のみを読み出し、それに基づいて、印刷データおよび先読印刷データ(1)を設定してもよい。その場合、制御部9は、先読印刷データ(2)に基づいて制御を行うタイミングで、先読印刷データ(2)をシフトすることにより先読印刷データ(1)を設定してもよい。また、制御部9は、先読印刷データ(1)に基づいて制御を行うタイミングで、先読印刷データ(1)をシフトすることにより印刷データを設定してもよい。このような動作により、制御系(印刷装置)をより簡単な構成にすることができる。
また、予め印刷データを作成する際に、表1に示した条件を考慮して、液滴を吐出する直前に揺動が行われないように設定することも可能ではある。しかし、その場合では、印刷データの作成時の負荷、印刷データの作成にかかる時間、印刷データの転送にかかる時間などが大きくなってしまう。よって、上述した本実施の形態の方法、すなわち、制御部9が先読印刷データに基づいて液滴を吐出する直前に揺動が行われないように制御する方法は、より優れている。
以上説明したように、本実施の形態では、所定のタイミングで揺動が行われる場合であっても、そのタイミングより後に吐出が予定されている場合には、揺動を行わないように制御する。これにより、吐出前の揺動を防止(禁止)でき、高周波数で液滴を吐出する場合であっても、揺動による液滴の吐出体積および吐出速度の変化を抑制できる。
実施の形態1では、印刷データのほかに、先読印刷データ(1)、(2)を用いる場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。以下では、印刷データのほかに先読印刷データ(1)のみを用いる場合(実施の形態2)、および、印刷データのほかに先読印刷データ(1)、(2)、(3)を用いる場合(実施の形態3)について、説明する。
(実施の形態2)
本開示の実施の形態2に係る印刷装置について説明する。
本実施の形態の印刷装置の主要構成および制御系は、それぞれ、図4、図5に示した構成と同様であるので、ここでの説明は省略する。本実施の形態では、制御部9の構成および動作が実施の形態1と異なる。
本実施の形態の制御部9の構成および動作について、図7を用いて説明する。図7は、本実施の形態の制御部9および先読印刷データの例を示す図である。
図7に示すように、本実施の形態の制御部9は、実施の形態1の制御部9と比べて、主に、OR回路105を備えない点、および、先読印刷データ(2)を用いない点が異なる。
また、本実施の形態では、実施の形態1と比べて、印刷データおよび先読印刷データ(1)の構成が異なる。本実施の形態の印刷データおよび先読印刷データ(1)は、ノズル1個あたり、波形データbit0のみの1bitで構成されている。
本実施の形態の制御部9の動作は、以下の通りである。
制御部9は、印刷データが吐出波形を示していると判断した場合、先読印刷データ(1)が示す波形に関わらず、吐出波形を選択するように切換手段10に指示する(下記表2のNo.1、2参照)。
一方、制御部9は、印刷データが揺動波形を示していると判断した場合、先読印刷データ(1)に基づいて、さらに判断を行う。
例えば、制御部9は、先読印刷データ(1)が吐出波形を示していると判断した場合、平坦波形を選択するように切換手段10に指示する(下記表2のNo.3参照)。
また、例えば、制御部9は、先読印刷データ(1)が揺動波形を示していると判断した場合、揺動波形を選択するように切換手段10に指示する(下記表2のNo.4参照)。
すなわち、印刷データの波形データbit0が無効である場合では、先読印刷データ(1)の波形データbit0が有効であれば、平坦波形の選択が指示され、先読印刷データ(1)の波形データbit0が無効であれば、揺動波形の選択が指示される。
上述した制御処理のまとめを、以下の表2に示す。
Figure 0006931835
一般的に、印刷対象物が膨張または収縮により変形する場合、正しい位置に液滴を吐出するためには、印刷対象物の膨張または収縮の状態に合わせて、印刷データの再作成および転送が必要となる。印刷データを再作成すると、その印刷データの容量に対応して転送時間が増加するため、生産性に悪影響を及ぼす。
本実施の形態では、実施の形態1と比較して、印刷データおよび先読印刷データ(1)それぞれの容量が半分となる。よって、それらのデータの保持に必要な記憶部7、8の容量を半減できるとともに、データの転送時間も半減できる。したがって、印刷装置を小型化することができる。
(実施の形態3)
本開示の実施の形態3に係る印刷装置について説明する。
本実施の形態の印刷装置の主要構成および制御系は、それぞれ、図4、図5に示した構成と同様であるので、ここでの説明は省略する。本実施の形態では、制御部9の構成および動作が実施の形態1と異なる。
本実施の形態の制御部9の構成および動作について、図8を用いて説明する。図8は、本実施の形態の制御部9および先読印刷データの例を示す図である。
図8に示すように、本実施の形態の制御部9は、実施の形態1の制御部9と比べて、主に、OR回路105を備えない点、および、先読印刷データ(3)を用いる点が異なる。先読印刷データ(3)は、第2のタイミング(実施の形態1参照)の次の第3のタイミングにおける波形を示す。
また、本実施の形態では、実施の形態2と同様に、印刷データおよび先読印刷データ(1)〜(3)が、ノズル1個あたり、波形データbit0のみの1bitで構成されている。
本実施の形態の制御部9の動作は、以下の通りである。
制御部9は、印刷データ、先読印刷データ(1)、先読印刷データ(2)、または先読印刷データ(3)において、波形データbit0が有効(つまり「1」)である場合、当該データに示される波形が吐出波形であると判断する。
また、制御部9は、印刷データ、先読印刷データ(1)、先読印刷データ(2)、または先読印刷データ(3)において、波形データbit0が無効(つまり「0」)である場合、当該データに示される波形が揺動波形であると判断する。
そして、制御部9は、印刷データが吐出波形を示していると判断した場合、先読印刷データ(1)〜(3)が示す波形に関わらず、吐出波形を選択するように切換手段10に指示する(下記表3のNo.1参照)。
一方、制御部9は、印刷データが揺動波形を示していると判断した場合、先読印刷データ(1)〜(3)に基づいて、さらに判断を行う。
例えば、制御部9は、先読印刷データ(1)〜(3)のうち少なくとも1つが吐出波形を示していると判断した場合、平坦波形を選択するように切換手段10に指示する(下記表3のNo.2〜8参照)。
また、例えば、制御部9は、先読印刷データ(1)〜(3)の全てが揺動波形を示していると判断した場合、揺動波形を選択するように切換手段10に指示する(下記表3のNo.9参照)。
すなわち、印刷データの波形データbit0が無効である場合では、先読印刷データ(1)〜(3)のうち少なくとも1つの波形データbit0が有効であれば、平坦波形の選択が指示され、先読印刷データ(1)〜(3)の全ての波形データbit0が無効であれば、揺動波形の選択が指示される。
上述した制御処理のまとめを、以下の表3に示す。表3において、「*」は、「1」または「0」のどちらでもよい旨を意味する。
Figure 0006931835
(実施の形態4)
本開示の実施の形態4に係る印刷装置について説明する。
本実施の形態の印刷装置の主要構成は、図4に示した構成と同様であるので、ここでの説明は省略する。以下、本実施の形態の制御系等について、図9、図10を用いて説明する。図9は、本実施の形態の制御系の構成例を示す図である。図10は、本実施の形態の制御部9、揺動指示部15の構成例および先読印刷データの使用例を示す図である。
本実施の形態では、印刷データおよび先読印刷データ(1)を、波形データbit0のみの1bitで構成している。
図9、図10に示すように、本実施の形態の制御系は、実施の形態1の構成(図5参照)に加えて、揺動指示部15および揺動間隔記憶部16を備える。
揺動間隔記憶部16は、予め設定された揺動間隔を示すデータ(以下、揺動間隔データという)を保持している。揺動間隔とは、揺動が行われてから次の揺動が行われるまでの間隔である。ここでは、揺動間隔が印刷行(液滴の吐出タイミングの数)である場合を例に挙げて説明する。また、本実施の形態では、揺動間隔データの揺動間隔は、全てのノズルに共通して設定されたものである。
揺動指示部15は、図10に示すように、Dフリップフロップ回路110、カウンタ111、およびコンパレータ112を備える。
カウンタ111は、液滴の吐出タイミング毎に(つまり、調整手段3からトリガ信号が出力される度に)カウントアップを行う。
コンパレータ112は、カウンタ111のカウント値と、揺動間隔記憶部16から読み出した揺動間隔データとが一致するか否かを判断する。両者が一致した場合、コンパレータ112は、制御部9へ揺動指示信号を出力する。
コンパレータ112から揺動指示信号が出力された場合、カウンタ111は、調整手段3から次にトリガ信号が出力されたタイミングで、カウンタ値をクリアする。クリアの後、カウンタ111は、カウントアップを開始する。
制御部9は、揺動指示部15から受け取った揺動指示信号が有効であって、印刷データの波形データbit0および先読印刷データ(1)の波形データbit0のいずれも無効である場合、全てのノズルへ揺動波形を出力するように切換手段10に指示する。これにより、全てのノズルにおいて、同じタイミングで揺動が行われる。
本実施の形態では、調整手段3の出力(すなわち、トリガ信号)毎に揺動波形を出力しないため、揺動の頻度を削減できる。したがって、インクジェットヘッド34におけるインクの乾燥を防止しつつ、消費エネルギーを低減することができる。
なお、上記説明では、トリガ信号の出力毎にカウンタ111がカウントアップを行う場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、内部クロック(図示略)により計測された時間に基づいて、揺動指示信号の出力を制御してもよい。その場合、揺動間隔データに示される揺動間隔は、予め設定された時間となる。
(実施の形態5)
本開示の実施の形態5に係る印刷装置について説明する。
本実施の形態の印刷装置の主要構成は、図4に示した構成と同様であるので、ここでの説明は省略する。以下、本実施の形態の制御系等について、図11、図12を用いて説明する。図11は、本実施の形態の制御系の構成例を示す図である。図12は、本実施の形態の制御部9、揺動指示部15の構成例および先読印刷データの使用例を示す図である。
本実施の形態の印刷装置は、図11、図12に示すように、実施の形態4と同様に、揺動指示部15および揺動間隔記憶部16を備える。実施の形態4との違いは、ノズル毎に、異なる揺動間隔が設定されている点である。
揺動間隔記憶部16は、揺動間隔データを保持している。本実施の形態では、この揺動間隔データの揺動間隔は、ノズル毎に設定されたものであり、その揺動間隔はノズル毎に異なる。
揺動指示部15は、Dフリップフロップ回路110、カウンタ111、およびコンパレータ112を備える。
カウンタ111およびコンパレータ112の動作は、実施の形態1と基本的に同じであるが、本実施の形態では、カウント値のクリアのタイミングが実施の形態1と異なる。本実施の形態では、カウンタ111は、コンパレータ112から揺動指示信号が出力された場合、または、制御部9から吐出波形が出力された場合、調整手段3から次にトリガ信号が出力されたタイミングで、カウンタ値をクリアする。
制御部9は、揺動指示部15から受け取った揺動指示信号が有効であって、印刷データの波形データbit0および先読印刷データ(1)の波形データbit0のいずれも無効である場合、所定の1ノズルへ揺動波形を出力するように切換手段10に指示する。この指示は、各ノズルに対して行われる。これにより、各ノズルにおいて、異なるタイミングで揺動が行われる。
例えば、ノズルは、100〜150μmの間隔で、100〜300個並んで設けられる。そのため、全てのノズルに揺動波形が出力され、全ノズルが一度に揺動すると、吐出に影響を与えかねない。本実施の形態では、揺動波形を出力するタイミングをノズル毎に異ならせるため、揺動波形を原因とした液滴の吐出体積および吐出速度の変動を小さくできる。
上述した実施の形態4または5は、実施の形態1〜3のいずれかと組み合わせて実施されてもよい。
本開示は、上記各実施の形態の説明に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。
本開示の印刷装置は、高精細化の進む有機ELパネルの発光層などの形成や、高精細を必要とする民生用の印刷技術に広く適用可能である。
1 モータ
2 エンコーダ
3、121 調整手段
5 吐出波形発生器
6 揺動波形発生器
7 記憶部
8 先読記憶部
9、122 制御部
10 切換手段
11 増幅器
15 揺動指示部
16 揺動間隔記憶部
31 有機ELパネル
32 X軸移動ステージ
33 Y軸移動ステージ
34 インクジェットヘッド
101、110 Dフリップフロップ回路
102 反転回路
103 バッファ
104 AND回路
105 OR回路
111 カウンタ
112 コンパレータ
200 ノズル
210 圧力室
212 ダイアフラム
220 圧電素子

Claims (11)

  1. 波形に応じて動作する複数のノズルを備えたインクジェットヘッドと、
    前記ノズルに出力されるべき前記波形を時系列に示す波形データに基づいて、前記ノズルにインクの液滴の吐出を実行させる吐出波形、前記ノズルに前記インクの揺動を実行させる揺動波形、または、前記ノズルに前記吐出および前記揺動のいずれも実行させない平坦波形のいずれかを前記ノズルへ出力する制御を行う制御部と、を有し、
    前記制御部は、
    前記波形データに基づいて、所定のタイミングで前記揺動波形が出力され、かつ、前記所定のタイミングより後のタイミングで前記吐出波形が出力されると判断した場合、前記所定のタイミングで前記平坦波形を前記ノズルへ出力する制御を行う、
    印刷装置。
  2. 前記制御部は、
    前記波形データに基づいて、第1のタイミングで前記揺動波形が出力され、かつ、前記第1のタイミングの次の第2のタイミングで前記吐出波形が出力されると判断した場合、前記第1のタイミングで前記平坦波形を前記ノズルへ出力する制御を行う、
    請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記制御部は、
    前記波形データに基づいて、前記第1のタイミングで前記揺動波形が出力され、かつ、前記第2のタイミングで前記揺動波形が出力されると判断した場合、前記第1のタイミングで前記揺動波形を前記ノズルへ出力する制御を行う、
    請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記制御部は、
    前記波形データに基づいて、第1のタイミングで前記揺動波形が出力され、かつ、前記第1のタイミングの次の第2のタイミングまたは前記第2のタイミングの次の第3のタイミングのいずれかのタイミングで前記吐出波形が出力されると判断した場合、前記第1のタイミングで前記平坦波形を前記ノズルへ出力する制御を行う、
    請求項1に記載の印刷装置。
  5. 前記制御部は、
    前記波形データに基づいて、前記第1のタイミングで前記揺動波形が出力され、かつ、前記第2のタイミングおよび前記第3のタイミングで前記揺動波形または前記平坦波形のいずれかが出力されると判断した場合、前記第1のタイミングで前記揺動波形を前記ノズルへ出力する制御を行う、
    請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記制御部は、
    前記波形データに基づいて、前記第1のタイミングで前記平坦波形が出力されると判断した場合、前記第1のタイミングで前記平坦波形を前記ノズルへ出力する制御を行う、
    請求項4または5に記載の印刷装置。
  7. 前記制御部は、
    前記波形データに基づいて、第1のタイミングで前記揺動波形が出力され、かつ、前記第1のタイミングの次の第2のタイミング、前記第2のタイミングの次の第3のタイミング、前記第3のタイミングの次の第4のタイミングのうちの少なくとも1つのタイミングで前記吐出波形が出力されると判断した場合、前記第1のタイミングで前記平坦波形を前記ノズルへ出力する制御を行う、
    請求項1に記載の印刷装置。
  8. 前記制御部は、
    前記波形データに基づいて、前記第1のタイミングで前記揺動波形が出力され、かつ、前記第2のタイミング、前記第3のタイミング、および前記第4のタイミングで前記揺動波形が出力されると判断した場合、前記第1のタイミングで前記揺動波形を前記ノズルへ出力する制御を行う、
    請求項7に記載の印刷装置。
  9. 前記制御部は、
    前記波形データに基づいて、前記第1のタイミングで前記吐出波形が出力されると判断した場合、前記第1のタイミングで前記吐出波形を前記ノズルへ出力する制御を行う、
    請求項2から8のいずれか1項に記載の印刷装置。
  10. 前記複数のノズルの全てに共通して設定された前記揺動の間隔と、実際に行われる前記揺動の間隔とが一致した場合、揺動指示信号を前記制御部へ出力する揺動指示部をさらに有し、
    前記制御部は、
    前記波形データに基づいて、前記所定のタイミングおよび前記所定のタイミングより後のタイミングで前記吐出波形以外の波形が出力されると判断した場合、前記揺動指示信号に基づいて、前記揺動波形を前記複数のノズルの全てに出力する制御を行う、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の印刷装置。
  11. 前記複数のノズルのそれぞれに設定された前記揺動の間隔と、実際に行われる前記揺動の間隔とが一致した場合、揺動指示信号を前記制御部へ出力する揺動指示部をさらに有し、
    前記制御部は、
    前記波形データに基づいて、前記所定のタイミングおよび前記所定のタイミングより後のタイミングで前記吐出波形以外の波形が出力されると判断した場合、前記揺動指示信号に基づいて、前記揺動波形を前記複数のノズルのそれぞれに出力する制御を行う、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の印刷装置。
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