JP4760009B2 - 液滴吐出制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は各種の液体を滴として吐出可能な液滴吐出制御装置に係り、特に液滴の吐出タイミングを調整可能なものに関する。
現在、液体を滴として吐出可能な液滴吐出装置が種々の技術分野で適用・応用されている。液滴吐出装置は詳しくは複数のノズルを有する吐出ヘッドを備えており、各ノズルから各種の液滴を対象物に向けて吐出するようになっている。当該液滴吐出装置は従来からインクジェットプリンタ等の画像記録装置に好適に用いられているが、近年では、極微量の液体を所定量だけ精度よく吐出可能であるという特性から、例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタや配向膜を製造するディスプレイ製造装置や、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の電極を形成する電極製造装置にも適用されている。
ところで、上記液体吐出装置には、微少量の液体を扱う関係上、各液滴を対象物の目標位置に正確に着弾するという精度が要求される。
しかしながら、各ノズルの開口部の加工精度が一定でなかったりノズルの列が湾曲していたりすると、ノズル同士で液滴の着弾位置がばらついてしまう。これは、インクジェットプリンタを例にすれば、画像にインクの濃度むらが現れて画質の低下を招くし、ディスプレイ製造装置を例にすれば、膜厚が不均一だったり混色が発生したりして品質の低下を招くことになる。
そこで、ノズル(詳しくは液滴の吐出源として機能する素子)に出力する駆動電圧又は駆動パルスの形状を調整することで、液滴の吐出速度を調整して液滴の着弾位置のばらつきを抑えることが考えられる。この考案が適用された技術が特許文献1に記載されている。具体的に特許文献1に記載の技術は、ヒータを加熱して気泡を生じさせインクを液滴として吐出しようとするものであるが、当該技術では、ヒータに加える駆動パルスの形状をコントロールしてインクの吐出速度を調整し、インクの滴の着弾位置のばらつきを抑えている(段落番号0089,0090参照)。
特開平9−101411号公報
しかしながら、駆動電圧又は駆動パルスの波形を調整して液滴の吐出速度を調整する方法では、実際、その調整範囲が狭く、調整範囲を広くしようとすると、液滴の吐出が不安定になって却って液滴の着弾位置がばらつく結果につながる。
本発明の目的は液滴の着弾位置のばらつきを抑えることである。
上記課題を解決するため請求項1に記載の発明の液滴吐出制御装置は、
駆動パルスに基づき液滴を吐出する複数のノズルを同一直線上に有する吐出ヘッドと、
前記同一直線上の複数のノズルの各々からの液滴の吐出状態を示すシリアル形式の吐出データをシリアル−パラレル変換するシフトレジスタと、
シリアル−パラレル変換後の前記同一直線上の複数のノズル分の吐出データをラッチ信号により同時にラッチする第1のラッチ回路と、
前記液滴の吐出タイミングを示す吐出タイミングデータに基づいて前記液滴の吐出タイミングを生成する吐出タイミング生成部と、
前記吐出タイミング生成部で生成された吐出タイミングで、前記第1のラッチ回路でラッチされた吐出データをラッチする第2のラッチ回路と、
前記吐出タイミング生成部で生成された吐出タイミングで前記駆動パルスの駆動波形を生成する駆動波形生成部と、
を備え、
前記吐出タイミング生成部、前記第2のラッチ回路及び前記駆動波形生成部が前記同一直線上の複数のノズルの各ノズルに対して設けられ、前記第1のラッチ回路でラッチされた吐出データの前記液滴の吐出タイミングがノズル単位で制御可能に構成されていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の液滴吐出制御装置において、
前記吐出タイミングデータを記憶する吐出タイミングデータ記憶部を備えることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、
請求項1又は2に記載の液滴吐出制御装置において、
前記吐出タイミングデータが書換え可能であることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、
請求項1〜3のいずれか一項に記載の液滴吐出装置において、
前記駆動パルスの駆動波形を駆動波形パラメータとして記憶する駆動波形パラメータ記憶部を備えることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、
請求項4に記載の液滴吐出制御装置において、
前記駆動波形パラメータが、前記駆動パルスの駆動波形を変位点ごとに時間単位で表したデータであることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、
請求項4又は5に記載の液滴吐出制御装置において、
前記駆動波形パラメータが書換え可能であることを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、
請求項1〜6のいずれか一項に記載の液滴吐出制御装置において、
前記吐出ヘッドが前記駆動パルスを受けて駆動される圧電素子を有することを特徴としている。
本発明では、吐出タイミング生成部、第2のラッチ回路及び駆動波形生成部ノズルごとに設けられているから、吐出タイミングデータの内容に従って、液滴の吐出タイミングを一ノズルごとに生成することができる。そのため、液滴の吐出タイミングを一ノズルごとに調整することができ、ひいては液滴の着弾位置を一ノズルごとに調整することができる。以上から、液滴の着弾位置のばらつきを抑えることができる。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための最良の形態について説明する。ただし、以下に述べる第1〜第3の各実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲は以下の第1〜第3の各実施形態及び図示例に限定されるものではない。
以下の第1〜第3の各実施形態では、本発明に係る液滴吐出制御装置をインクジェットプリンタに適用した例を示しており、液滴としてインク滴を吐出するようになっている。
[第1の実施形態]
図1は第1の実施形態に係るインクジェットプリンタ1の要部構成を示すブロック図であって、記録ヘッド2とそれに関係する回路構成との概略を示すブロック図である。
インクジェットプリンタ1は、インクを記録媒体に向けて吐出する吐出ヘッドとしての記録ヘッド2を有している。
記録ヘッド2はインクを滴として吐出するn個(「n」は複数で例えばn=128)のノズル2,2,…,2m−1,2,2m+1,…,2n−1,2を有している。各ノズル2〜2には圧電素子等の記録素子が配されており、それら各記録素子が駆動パルスを受けて各ノズル2〜2からインクを滴として吐出させようになっている。
各ノズル2〜2には、当該ノズル2〜2の記録素子によるインクの吐出を制御する吐出制御回路3,…,3,…,3が1つずつ接続されている。
図1ではn個の吐出制御回路3〜3中の特定の吐出制御回路3のみを図示しているが、1つのノズル2〜2につき1つの吐出制御回路3〜3が接続されている。具体的に、ノズル2〜2と吐出制御回路3〜3とは各語尾の下付き数字部分(1〜n)が互いに対応しており、ノズル2には吐出制御回路3が接続され、それ以降はこれと同様にして、ノズル2には吐出制御回路3が、…、ノズル2には吐出制御回路3が、…、ノズル2には吐出制御回路3が接続されている。
下記では、n個の吐出制御回路3〜3のうち特定の吐出制御回路3のみについて説明するが、それ以外の各吐出制御回路3〜3m−1,3m+1〜3も吐出制御回路3と同様の構成を有している。
吐出制御回路3は、各ノズル2〜2(の記録素子)に駆動パルスを出力して各ノズル2〜2のインクの吐出を制御するものであり、ノズル2によるインクの吐出タイミングを生成する吐出タイミング生成部31と、ノズル2に対応する吐出データをラッチする第2のラッチ回路32と、ノズル2に対応する駆動パルスを生成する駆動パルス生成部33とを、有している。駆動パルス生成部33には、ノズル2に対応する駆動パルスの駆動波形を生成する駆動波形生成部34と、駆動電圧の供給を受ける増幅/バッファ回路35とが、配されている。
インクジェットプリンタ1は、上記記録ヘッド2及び各吐出制御回路3〜3のほかに、シリアルデータをシリアル−パラレル変換するシフトレジスタ4を有している。
シフトレジスタ4には、各ノズル2〜2からインクを吐出するか否か等のインクの吐出状態を示すシリアル形式の「吐出データ」と「シリアルクロック信号」とが入力されるようになっている。シフトレジスタ4は、シリアルクロック信号が入力されるとそれに同期して吐出データの入力を受け、その吐出データをパラレル形式の吐出データに変換するようになっている。
シフトレジスタ4には、シリアル−パラレル変換後の吐出データをラッチする第1のラッチ回路5が接続されている。第1のラッチ回路5には「シリアルラッチ信号」が入力されるようになっており、第1のラッチ回路5は、シリアルラッチ信号が入力されるとそれに同期してノズル2〜2の数に相当する量の吐出データをラッチするようになっている。
第1のラッチ回路5にはn個の吐出制御回路3〜3(第2のラッチ回路32〜32)が接続されており、第1のラッチ回路5から各吐出制御回路3〜3にラッチ済みの吐出データが入力されるようになっている。
更にインクジェットプリンタ1は、各ノズル2〜2からインクを吐出するときの当該吐出タイミングを示す「吐出タイミングデータ」を記憶する吐出タイミングデータ記憶部6と、「駆動波形パラメータ」を記憶する駆動波形パラメータ記憶部7とを、有している。駆動波形パラメータとは、各ノズル2〜2に出力する駆動パルスの駆動波形の情報源となるものであり、具体的には各ノズル2〜2に出力する駆動パルスの駆動波形の変位点を時間単位で区切ったデータである。
吐出タイミングデータ記憶部6にはn個の吐出制御回路3〜3(吐出タイミング生成部31〜31)が接続されており、各吐出制御回路3〜3に対して吐出タイミングデータ記憶部6から吐出タイミングデータが入力されるようになっている。
駆動波形パラメータ記憶部7にもn個の吐出制御回路3〜3(駆動波形生成部34〜34)が接続されており、各吐出制御回路3〜3に対して駆動波形パラメータ7から駆動波形パラメータが入力されるようになっている。
吐出タイミングデータ記憶部6と駆動波形パラメータ7とには、インクジェットプリンタ1の各部位(記録媒体の搬送部位やキャリッジの走査部位等)を制御する制御装置やホストコンピュータが接続可能とされており、これら制御装置やホストコンピュータの処理により、吐出タイミングデータ記憶部6と駆動波形パラメータ7とにそれぞれ記憶された「吐出タイミングデータ」と「駆動波形パラメータ」とが書換え可能となっている。
以上の通り、インクジェットプリンタ1では、各ノズル2〜2に対応してこれと同数の吐出制御回路3〜3が配されており、それ以外に、全ノズル2〜2に共通するものとしてシフトレジスタ4、第1のラッチ回路5、吐出タイミングデータ記憶部6及び駆動波形パラメータ記憶部7が配されている。
なお、インクジェットプリンタ1では、上記の吐出制御回路3〜3、シフトレジスタ4、第1のラッチ回路5、吐出タイミングデータ記憶部6及び駆動波形パラメータ記憶部7が1つのIC(Integrated Circuit)として一体で構成されている。
次に、図2を参照しながらインクジェットプリンタ1のインクの吐出動作及びその動作に伴う各部の作用について説明する。
図2は、吐出制御回路3等の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
記録ヘッド2の各ノズル2〜2によるインクの吐出に際し、シリアルクロック信号とそれに同期するシリアル形式の吐出データがシフトレジスタ4に入力されると、シフトレジスタ4が当該吐出データをパラレル形式の吐出データに変換する。
その後、シリアルラッチ信号が第1のラッチ回路5に入力され、シリアル−パラレル変換済みの吐出データがシフトレジスタ4から第1のラッチ回路5に出力される。第1のラッチ回路5は、当該シリアルラッチ信号に同期してシリアル−パラレル変換済みの吐出データをノズル2〜2の数に対応する分だけラッチする。
この状態において、各ノズル2〜2からのインクの吐出を開始する旨の基準となる「吐出開始基準信号」が吐出タイミング生成部31に入力され、同時に、吐出タイミングデータ記憶部6から吐出タイミング生成部31に「吐出タイミングデータ」が入力される。
吐出タイミング生成部31は、吐出開始基準信号と吐出タイミングデータとの入力を受けて、当該吐出タイミングデータに基づくタイミングで、ノズル2に出力する駆動パルスの生成を開始させる旨の「駆動波形開始信号」を駆動波形生成部34に出力する。
これと同時に、吐出タイミング生成部31は、第1のラッチ回路5でラッチされた吐出データのうちノズル2に対応する吐出データをラッチさせる旨の「第2のラッチ信号」を第2のラッチ回路32に出力し、第2のラッチ回路31がノズル2に対応する吐出データをラッチする。吐出タイミング生成部31が吐出開始基準信号の入力を受けてから第2のラッチ回路32に第2のラッチ信号を出力するまでの経過時間T(図3参照)は、吐出タイミングデータに基づいて設定されている。
駆動波形生成部34に駆動波形開始信号が入力されると、第2のラッチ回路32でラッチされた吐出データと、駆動波形パラメータ記憶部7に記憶された駆動波形パラメータとが、駆動波形生成部34に入力される。
第2のラッチ回路32でラッチされた吐出データがインクの吐出を示すものである場合には、駆動波形生成部34は駆動波形パラメータに基づいて駆動波形を生成して増幅/バッファ回路35に出力する。増幅/バッファ回路35は駆動電圧の供給を受けており、当該駆動波形は増幅/バッファ回路35で駆動電圧が増幅されて駆動パルスとなり、当該駆動パルスがノズル2(の記録素子)に出力される。これによりノズル2からインクが滴として吐出される。
他方、第2のラッチ回路32でラッチされた吐出データがインクの吐出を示すものでない場合(記録素子を単に振動させる場合等)には、上記と同様にして、それに相当する駆動パルスが生成され、ノズル2(の記録素子)に出力される。
なお、ここではノズル2のインクの吐出に際した吐出制御回路3の作用を説明したが、他の吐出制御回路3〜3m−1,3m+1〜3においても同様の作用で各ノズル2〜2m−1,2m+1〜2に駆動パルスが出力されるようになっている。
この場合において、各吐出タイミング生成部31〜31に対しては同一の吐出開始基準信号が入力され、各駆動波形生成部34〜34に対しては同一の駆動波形パラメータが入力され、各増幅/バッファ回路35〜35には同一の駆動電圧が印加される。そして各吐出タイミング生成部31〜31に対してはノズル2〜2に対応する吐出タイミングデータがそれぞれ入力されるようになっている。
なお、駆動波形パラメータ記憶部7に対し、駆動波形生成部34〜34ごとに又は所定数の駆動波形生成部34〜34を一群とした駆動波形生成部群ごとに異なる駆動波形パラメータを記憶させ、駆動波形生成部34〜34ごとに又は駆動波形生成部群ごとに異なる駆動波形パラメータを各駆動波形生成部34〜34に入力するような構成としてもよい。
以上の第1の実施形態では、ノズル2〜2の数と同数の吐出制御回路3〜3を備え、各吐出タイミングデータに基づく吐出タイミングでノズル2〜2ごとに駆動信号の駆動波形を生成するため、各吐出タイミングデータの内容に従ってインクの吐出タイミングをノズル2〜2ごとに調整することができる。
例えば、ノズル2m+1に対応する吐出タイミングデータの内容(吐出タイミング)がノズル2のそれより遅いものであれば、図3に示す通り、ノズル2m+1に対応する駆動信号がノズル2のそれより遅く出力され、ノズル2m+1のインクの吐出タイミングがノズル2のそれより遅れる。
逆に、ノズル2m+2に対応する吐出タイミングデータの内容(吐出タイミング)がノズル2のそれより早いものであれば、図3に示す通り、ノズル2m+2に対応する駆動信号がノズル2のそれより早く出力され、ノズル2m+2のインクの吐出タイミングがノズル2のそれより早い。すなわち、吐出タイミングデータの内容によってインクの吐出タイミングを調整することができる。以上から、液滴としてのインクの着弾位置もノズル2〜2ごとに調整することができ、液滴としてのインクの着弾位置のばらつきを抑えることができる。
[第2の実施形態]
図3は第2の実施形態に係るインクジェットプリンタ1の要部構成を示すブロック図である。
第2の実施形態に係るインクジェットプリンタ1は上記第1の実施形態に係るそれと略同様の構成を有しているが、下記の点で異なっており、それ以外の構成・作用は上記第1の実施形態と同様となっている。以下では第1の実施形態に係るインクジェットプリンタ1と異なる点について説明する。
各吐出制御回路3〜3が第2のラッチ回路32〜32と駆動パルス生成部33〜33とで構成されており、第1の実施形態で説明した吐出タイミング生成部31〜31がノズル2〜2ごとに1つずつ設けられてはいない。
本第2の実施形態では、吐出タイミング生成部31〜31に相当する吐出タイミング生成部40を吐出制御回路3〜3の幾つかで共有するようになっており、吐出制御回路3〜3を幾つかの吐出制御回路群(所定数の吐出制御回路3〜3を一群とする吐出制御回路群、以下同じ。)に分けて各吐出制御回路群に対して1つの吐出タイミング生成部40を設けた構成となっている。そのため、吐出タイミング生成部40の設置数は吐出制御回路群の数に対応している。
例えば、n個の吐出制御回路3〜3をn/4個ずつに分割して4つの吐出制御回路群(1〜4)を設けた場合には、吐出制御回路群(1)に対し1つの吐出タイミング生成部40が設けられ、吐出制御回路群(2)に対しても1つの吐出タイミング生成部40が設けられ、吐出制御回路群(3)に対しても1つの吐出タイミング生成部40が設けられ、吐出制御回路群(4)に対しても1つの吐出タイミング生成部40が設けられることになる。
ここで、各吐出タイミング生成部40には同一の吐出開始基準信号が入力されるが、吐出タイミングデータが吐出タイミング生成部40ごとにそれぞれ別々に入力される。また、各吐出タイミング生成部40は、それに対応する吐出制御回路群の吐出制御回路3〜3に対し同一の駆動波形開始信号と第2のラッチ信号とを出力するようになっている(すなわち、同一の吐出制御回路群に属する吐出制御回路3〜3には同一の駆動波形開始信号と第2のラッチ信号とが入力される。)。そのため、同一の吐出制御回路群に属する吐出制御回路3〜3に対応するノズル2〜2同士は、互いに同一の駆動パルスを受けてインクの吐出動作をおこなう。
以上の第2の実施形態では、n個の吐出制御回路3〜3を複数の吐出制御回路群に分けて各吐出制御回路群に1つの吐出タイミング生成部40を対応させた構成となっているため、同一の吐出制御回路群に対応するノズル2〜2同士では同一の吐出タイミングでインクが吐出可能となっており、各吐出制御回路群に対応するノズル2〜2のノズル群ごとにインクの吐出タイミングを調整することができる。
この場合、吐出タイミング生成部31〜31に相当する吐出タイミング生成部40をノズル2〜2ごとに設けてはいないから、第1の実施形態の構成に比べて回路規模の縮小化を図ることができる。
[第3の実施形態]
図4は第3の実施形態に係るインクジェットプリンタ1の要部構成を示すブロック図である。
第3の実施形態に係るインクジェットプリンタ1は上記第1の実施形態に係るそれと略同様の構成を有しているが、下記の点で異なっており、それ以外の構成・作用は上記第1の実施形態と同様となっている。以下では第1の実施形態に係るインクジェットプリンタ1と異なる点について説明する。
各吐出制御回路3〜3が増幅/バッファ回路35〜35でのみ構成されており、第1の実施形態で説明した吐出タイミング生成部31〜31、第2のラッチ回路32〜32及び駆動波形生成部34〜34がノズル2〜2ごとに1つずつ設けられてはいない。
本第3の実施形態では、吐出タイミング生成部31〜31に相当する吐出タイミング生成部40と、第2のラッチ回路32〜32に相当する第2のラッチ回路50と、駆動波形生成部34〜34に相当する駆動波形生成部60とを、吐出制御回路3〜3の幾つかで共有するようになっている。すなわち、吐出制御回路3〜3を複数の吐出制御回路群に分けて各吐出制御回路群に対して吐出タイミング生成部40、第2のラッチ回路50及び駆動波形生成部60を1つずつ設けた構成となっている。そのため、吐出タイミング生成部40、第2のラッチ回路50及び駆動波形生成部60は互いに同数であり、各設置数が吐出制御回路群の数に対応している。
例えば、n個の吐出制御回路3〜3をn/4個ずつに分割して4つの吐出制御回路群(1〜4)を設けた場合には、吐出制御回路群(1)に対し吐出タイミング生成部40、第2のラッチ回路50及び駆動波形生成部60が1つずつ設けられ、吐出制御回路群(2)に対しても吐出タイミング生成部40、第2のラッチ回路50及び駆動波形生成部60が1つずつ設けられ、吐出制御回路群(3)に対しても吐出タイミング生成部40、第2のラッチ回路50及び駆動波形生成部60が1つずつ設けられ、吐出制御回路群(4)に対しても吐出タイミング生成部40、第2のラッチ回路50及び駆動波形生成部60が1つずつ設けられることになる。
ここで、各吐出タイミング生成部40には同一の吐出開始基準信号が入力されるが、吐出タイミングデータが吐出タイミング生成部40ごとにそれぞれ別々に入力される。そして各吐出タイミング生成部40は、同一の吐出制御回路群に属する第2のラッチ回路50と駆動波形生成部60とに対し、駆動波形開始信号と第2のラッチ信号とを出力するようになっている。
各第2のラッチ回路50には同一の吐出制御回路群に属する吐出タイミング生成部40から第2のラッチ信号が入力され、各第2のラッチ回路50は、当該第2のラッチ信号の入力に同期して、同一の吐出制御回路群に属する吐出制御回路3〜3に対応するノズル2〜2の吐出データを、そのノズル2〜2の数の分だけラッチする。
各駆動波形生成部60には同一の吐出制御回路群に属する吐出タイミング生成部40から駆動波形開始信号が入力され、各駆動波形生成部60は、同一の吐出制御回路群に属する吐出制御回路3〜3に対応するノズル2〜2に出力する駆動波形を、駆動波形パラメータに基づき生成する。
なお、本第3の実施形態では、各第2のラッチ回路50から同一の吐出制御回路群に属する吐出制御回路3〜3(の増幅/バッファ回路35〜35)に対し、駆動パルスの出力を制御するためのスイッチ信号が入力されるようになっており、当該スイッチ信号により、駆動パルスの出力が制御されるようになっている。
上記から、同一の吐出制御回路群に属する吐出制御回路3〜3に対応するノズル2〜2同士は、互いに同一の駆動パルスを受けてインクの吐出動作をおこなう。
以上の第3の実施形態では、n個の吐出制御回路3〜3を複数の吐出制御回路群に分けて各吐出制御回路群に対し吐出タイミング生成部40、第2のラッチ回路50及び駆動波形生成部60を1つずつ対応させた構成となっているため、同一の吐出制御回路群に対応するノズル2〜2同士では同一の吐出タイミングでインクが吐出可能となっており、各吐出制御回路群に対応するノズル2〜2のノズル群ごとにインクの吐出タイミングを調整することができる。
この場合、吐出タイミング生成部31〜31に相当する吐出タイミング生成部40等をノズル2〜2ごとに設けてはいないから、第2の実施形態で説明した場合と同様に、第1の実施形態の構成に比べて回路規模の縮小化を図ることができる。
第1の実施形態に係るインクジェットプリンタ1の要部構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るインクジェットプリンタ1の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 第2の実施形態に係るインクジェットプリンタ1の要部構成を示すブロック図である。 第3の実施形態に係るインクジェットプリンタ1の要部構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ(液滴吐出制御装置)
2 記録ヘッド(吐出ヘッド)
〜2 ノズル
〜3 吐出制御回路
31〜31,40 吐出タイミング生成部
32〜32,50 第2のラッチ回路(吐出データラッチ部)
33〜33,50 駆動パルス生成部
34〜34 駆動波形生成部
35〜35 増幅/バッファ回路
4 シフトレジスタ
5 第1のラッチ回路
6 吐出タイミングデータ記憶部
7 駆動波形パラメータ記憶部

Claims (7)

  1. 駆動パルスに基づき液滴を吐出する複数のノズルを同一直線上に有する吐出ヘッドと、
    前記同一直線上の複数のノズルの各々からの液滴の吐出状態を示すシリアル形式の吐出データをシリアル−パラレル変換するシフトレジスタと、
    シリアル−パラレル変換後の前記同一直線上の複数のノズル分の吐出データをラッチ信号により同時にラッチする第1のラッチ回路と、
    前記液滴の吐出タイミングを示す吐出タイミングデータに基づいて前記液滴の吐出タイミングを生成する吐出タイミング生成部と、
    前記吐出タイミング生成部で生成された吐出タイミングで、前記第1のラッチ回路でラッチされた吐出データをラッチする第2のラッチ回路と、
    前記吐出タイミング生成部で生成された吐出タイミングで前記駆動パルスの駆動波形を生成する駆動波形生成部と、
    を備え、
    前記吐出タイミング生成部、前記第2のラッチ回路及び前記駆動波形生成部が前記同一直線上の複数のノズルの各ノズルに対して設けられ、前記第1のラッチ回路でラッチされた吐出データの前記液滴の吐出タイミングがノズル単位で制御可能に構成されていることを特徴とする液滴吐出制御装置。
  2. 請求項1に記載の液滴吐出制御装置において、
    前記吐出タイミングデータを記憶する吐出タイミングデータ記憶部を備えることを特徴とする液滴吐出制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載の液滴吐出制御装置において、
    前記吐出タイミングデータが書換え可能であることを特徴とする液滴吐出制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の液滴吐出装置において、
    前記駆動パルスの駆動波形を駆動波形パラメータとして記憶する駆動波形パラメータ記憶部を備えることを特徴とする液滴吐出制御装置。
  5. 請求項4に記載の液滴吐出制御装置において、
    前記駆動波形パラメータが、前記駆動パルスの駆動波形を変位点ごとに時間単位で表したデータであることを特徴とする液滴吐出制御装置。
  6. 請求項4又は5に記載の液滴吐出制御装置において、
    前記駆動波形パラメータが書換え可能であることを特徴とする液滴吐出制御装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の液滴吐出制御装置において、
    前記吐出ヘッドが前記駆動パルスを受けて駆動される圧電素子を有することを特徴とする液滴吐出制御装置。
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