JP6931752B2 - テニスボールを利用した環境浄化具及び用途 - Google Patents
テニスボールを利用した環境浄化具及び用途 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6931752B2 JP6931752B2 JP2016252685A JP2016252685A JP6931752B2 JP 6931752 B2 JP6931752 B2 JP 6931752B2 JP 2016252685 A JP2016252685 A JP 2016252685A JP 2016252685 A JP2016252685 A JP 2016252685A JP 6931752 B2 JP6931752 B2 JP 6931752B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- iron
- tennis ball
- charcoal
- purification
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/70—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in livestock or poultry
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/30—Wastewater or sewage treatment systems using renewable energies
- Y02W10/37—Wastewater or sewage treatment systems using renewable energies using solar energy
Landscapes
- Artificial Fish Reefs (AREA)
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
- Removal Of Specific Substances (AREA)
- Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
- Water Treatment By Sorption (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
- Housing For Livestock And Birds (AREA)
- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
- Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
- Physical Water Treatments (AREA)
Description
その環境浄化素子と用途分野を詳述すると,例えば,(1)光増感剤を含有させることにより,ア)海洋における赤潮や湖沼・河川におけるアオコ等藻類の除去,イ)水産養殖場・魚場・生け簀・船舶等におけるウイルス類や微小貝類の抑制,ウ)病院・畜舎施設・公共施設での感染症発生予防や感染拡大を防止するための汚染空気の滅菌・脱臭を行うことができる。
(2)炭,鉄成分,石灰,明礬,鉄明礬,有機酸,プルシアンブルー及び希土類元素化合物等を含有させることにより,ア)畜産業(畜舎,牧場)の廃水や地下水,イ)下水道や産業廃水,ウ)湖水・河川水・浄水場(池)水・工業用水・地下水・井戸水・飲料水・養殖場水,エ)原子力発電所内外の放射性汚染水等におけるリン,窒素化合物,カルシウム,放射性金属,重金属(ヒ素・カドミウム・クロム・鉛・水銀・セレン・銅・ニッケル・コバルト・マンガン等々),COD,臭気及び着色等を減少させることができる。
(3)炭と鉄成分及び又は有機酸鉄塩を含有させることにより,ア)水質・ヘドロの浄化,イ)水産資源(魚介類,海藻類,海草類等)の育成と増加を図ることができる。
更に,これらの環境浄化具の製作法と使用法に関する。
海洋における水質の富栄養化に伴う赤潮の発生は,魚類及び植物などの生物の死滅を含む悪影響をもたらすことから,その除去方法の開発が強く望まれている。
中でも瀬戸内海地方では,降雨量が少なく,大きな河川に乏しく,灌漑用の溜池が多く流れが緩やかなこと,沿岸海域の富栄養化が進み易いことなどによる陸水のアオコ,海水の赤潮による被害が起きやすいことで知られている。
瀬戸内海環境保全特別措置法などの水質汚濁防止に関する法律に基づくCOD,N,Pの総量規制などが実施され,生物学的あるいは物理学的除去技術が研究開発されている(特許文献1)が,効果的なものとはなっていない。
先年瀬戸内海地方での漁業被害(養殖カキ,アコヤガイ,ヒラメ,タイ,車エビ等特産品)への赤潮被害は甚大であった。水産業,特に各種養殖業の安定操業上その対策が強く求められて来た。
また琵琶湖等の湖沼では,アオコの発生により美観が損ねられ,特有の臭気が問題となっている。これらの水を飲料水に使用する場合,浄水場での水処理がうまくいかなかったり,水道水に不快な臭いや味がついたりする。更に,アオコの原因となるプランクトンの中には毒性を持つものもいることが知られている。
そこで,赤潮藻類(Chattonella ovata:シャトネラ オバータ, C. marina:シャトネラ マリナ, C. antiqua:シャトネラ アンチィーカ)(福山大学提供)にローズ・ベンガル(RB),マラカイト・グリーン(MG)及びメチレン・ブルー(MB)等の光増感剤を添加し可視光領域の光照射したところ,藻類の細胞が破壊され細胞死が顕微鏡観察から確認された。中でもRBが低濃度(1μM)でも非常に効果的であることが分かった。
更に,固定化RBやフタロシアニンも光照射下の1O2 により赤潮を破壊できた。
この固定化RBやフタロシアニンは,光を遮断すると効果が無く,化学毒性はほとんどないことが明らかとなった。
一方,MGの場合は,光毒性よりも化学毒性の方が,赤潮に効果が有ることも分かった。
広島県賀茂郡河内町白竜湖及び東広島市三永水源池より採水し,培養したアオコ(Microcrystis aeruginosa)(藍藻網クロオコックス科)を含んだ水を使用し,光増感剤を添加後15W蛍光灯照射で試験した。
RB溶液濃度が高い場合(20μM以上),処理したアオコは3日目で白濁化し始め,徐々に溶けて消失した。しかし,RBの溶液は,日に日に退色した。これは,発生した一重項酸素によって酸化されたためと考えられる。一方,光遮断下では,殆どアオコには変化が無く,0μMでは,7日目から緑色(葉緑素)が薄くなり,自然に分解されて行った。これは,光が当たらないため光合成ができなくなり,アオコ自身が死んだものと考えられる。
RBもMBも光遮断下では,アオコは死なないことから,赤潮に比べてアオコはこれらの化学毒性に強かった。これは,細胞の大きさ,細胞表面の相違等の複雑な要因が考えられる。藍藻Microcrystisは細胞同士が群体を形成し,多糖質の粘液で環境から身を守っている。赤潮Chattonellaと大きく違うところであり,アオコの持つ防御機構が相違の原因であると考えられる。
(非特許文献1,非特許文献2)
水中動物飼育用水槽内の藻類と細菌を抑制するために,少なくとも一つの陽電化を有するテトラピロール及びテトラアゾピロール族の化合物を光増感剤として水中に投入し,光(可視光線:約350〜900nm)照射により三重項酸素から一重項酸素を形成させる方法が開示されている。
これらの化合物は,たとえば昆虫の胃毒薬としても知られていて,水槽内の魚や植物に影響を及ぼすことなく,水の中に直接加えることができる。このような光増感剤の水槽水への使用は,放射線照射に際して励起分子の形成に触媒作用を及ぼすその能力により,水槽内の単細胞もしくは多細胞藻類または細菌の広がりを防ぐのに有利である。
更に,グラム陽性およびグラム陰性の両方の細菌を効果的に抑制することができる。特に代替の方法に比べて,多くの他の薬品に対して抵抗力のあるグラム陰性細菌を,非常に効果的に抑制できるという利点を有する。その典型的な例は,大腸菌,緑膿菌およびビブリオアングイラルムである。他方では,このような増感剤は,ブドウ球菌や連鎖球菌などのグラム陽性細菌も不活性化できる。(特許文献2)
東南アジアから,中国,韓国,日本,北米に至る広範なエビ養殖業に於いて,重大な脅威となっている急性ウイルス血症(White Spot Syndrome (WSS:エビ白斑病ウイルス);日本名 Penaeid Rod-shaped DNA Virus (PRDV))の原因ウイルスを単離し,それにより汚染された海水を,水に不溶の固定化色素を用いた光増感による一重項酸素生成によって浄化できることが報告された。更に同ウイルスによって汚染されたクルマエビ及びイソガニ類の卵を同様に処理することにより,卵の孵化に影響を与えることなく,ウイルスを不活性化させることにも成功し,本ウイルスの治療に初めて成功したとの記載がある。(非特許文献3)
本発明者らは,塩ビ板に光増感剤を塗布し大阪湾(木津川関西電力発電所の取水口近辺)の海水面から90cmの水域でのフジツボ付着を抑制する試験を実施した。開始から一か月後の付着状態は,80%程度まで抑制できる結果であった。又,一部付着したフジツボは,無塗布板に付着したフジツボに比べ剥離し易い利点が認められた。
空気浄化を目的に様々な脱臭装置や殺菌徐放剤等が開発されているが,安全性や設備の維持コスト面がこれらの課題になっている。悪臭や感染症発生予防や感染拡大を防止するための汚染空気の脱臭,滅菌を安全かつ低コストで行い,病院や畜舎施設,あるいは公共施設など人の多い室内環境での利用を提案する。
悪臭成分(し尿,汗及び卵,魚肉,野菜等の腐敗臭等)とは化学的にアンモニア,スカトールのほか,プロピオン酸等の低級脂肪酸,硫黄系の硫化水素,メチルメルカプタン,二硫化メチルなどが含まれる。
(A)吸着法:根本的な解決にならない。
(B)分解法 a)紫外線:安全性,器材の持続性に難
b)活性酸素,オゾン:安全性, 酸化チタン:経済性
メチルメルカプタン(タマネギ腐敗臭)は10分で,スカトール(糞様臭)は40分で分解したことが,ガスクロマトグラフィー分析から確認された。
更に,インフルエンザウイルスは数分で殺傷し,ウイルスの中で,消毒剤に比較的耐性があるとされる難殺傷性ウイルスにも,殺ウイルス効果が明らかになった。
(非特許文献4)
即ち,一重項酸素は,原理的には用途場面により生命種繁殖の制御選択が可能なことが明らかになって来ている。
更に,脱臭源である種々の有機物の分解にも有用であることが確認されている。
しかしながら,まず活性炭は産業的には高価な資材であり,大量・広域の汚水処理用には実用上相応しくない。
又,反応槽でし尿,活性炭と鉄粉末の反応後,生成するゲル状のリン酸鉄固体と微粉末の活性炭及び鉄粉末の混合固体を分離するために沈殿層とリン酸回収槽が複数個必要になっている。更に,リン酸回収槽でのろ過は生成したリン酸鉄がゲル状固体となりろ過性が極めて悪くなることが推定される。
更に,鉄粉末と活性炭とを通水性の容器(袋)内に入れて反応させる方法は,生成するゲル状リン酸鉄により活性炭と鉄粉末の表面が直ぐ目詰まりを起こし吸着機能の低下が予想される。従って,本法は,炭素と鉄素材の組み合わせにより,従来の浄化材の対イオンの環境中への遊離が回避される点での特徴はあるものの,未だ複数の実用的な課題があった。
一方,近年諏訪湖では,シジミの生産量減少が続いて居り,深刻な問題となっている。
これら汚染環境からの放射性物質の簡便な捕捉法が求められている。
これは、1951年ごろにイギリスで施行された方法である。昔は硫酸を使ってつるを焼きはらっていたが、硫酸が手に入りにくいので、イギリスではこの新しい方法に切り替えたのだった。危険な薬品を使うので、イギリス農務省は、ヒ素をまいた畑には入らないように注意していた。だが、牛にわかるはずがない、毎年、牛は決まったように死んでいった。そのうちある農家の主婦が、中毒で死亡した。ヒ素の入った水を飲んだのだ。イギリスの大きな化学薬品会社が、すぐにヒ素散布剤の製造を中止し(1959年)、既に小売り、卸売りの手に渡った分を回収した。そしてすぐそのあと、農務省は、人間、並びに家畜に極めて危険なヒ素剤は禁止する、と政令を出した。1961年、オーストラリア政府も、同じような禁止令を出している。だが、合衆国では、この毒薬の使用はいまなお放任されている。(非特許文献6)
その対策として、簡便なヒ素除去フィルターの使用が一部の個別世帯で行われているが、低所得者層も含めた地域全域としての施策は難航している。経済的な浄化方策が求められている。
鉄粉でヒ 素を吸着する方法としては例えば下記の従来技術1及び2が知られている。
全ての植物プラントや海藻類等は,窒素や燐等の栄養塩類を体内に吸収するためには,最初に少量の鉄分を体内に取り込まなければならない。そのため,鉄が全く無ければ,食 物連鎖は基本的に成立しないことになる。
そこで,海や川,湖,池,沼等において,水中(海水中又は淡 水中)に浸漬して鉄イオン(二価鉄イオン)を溶出させることによって,水質の浄化と水産資源(魚介類,海藻類,海草類等)の育成と増加を図れるようにした水質浄化及び水産資源育成用の固形物が提案されている。(特許文献5)
日本のテニス人口を「過去1年間に1回以上,硬式テニスを行った日本の10歳以上の人口」と定義すると,テニス人口は373万人で,長期的な減少傾向にはある。しかし,20歳以上(成人)についてみると,今後行いたい・続けたいスポーツとしてテニスを挙げた実施希望者は,テニス人口の2倍程度存在しており,潜在的な愛好者は多いと言える(笹川スポーツ財団2012年)。
成人テニス人口の年代別構成比をみると,男性は20代(29.9%)が,女性は40代(26.6%)が最も多い。10年前(2001年)と比較すると,男女ともに20代,30代の割合が減少する一方で,40代以上のすべての年代の割合が増加している。特に60代の増加は男女ともに顕著であり,テニス人口の高齢化の進行が確認できる(総務省2001年,2011年)。
また,2012年のテニスラケットの輸入元をみると,輸入総額ベースで中国が89.2%と大多数を占め,続いてアメリカが3.4%,ベトナムが2.6%である。
テニスボールの最大の輸入元はタイであり,輸入総額ベースで全体の90.6%を占める。次いで,台湾が4.8%,中国が4.3%となっている。(非特許文献12)
しかし,打球するにつれてフェルトが毛羽立ち磨耗して安定感が無くなりバウンドに影響してくるのでプレッシャーボール,ノンプレッシャーボールに関らず寿命がある。
更に,ボール自体の空気も徐々に抜けて弾みにくくなってくる。
プレッシャーボールはボールの性能を維持するために未開封の缶に入っているときは,ボールの内部の空気圧と同等レベルの圧力がかけられているが,缶を開封すると,使用状況にもよるが2週間から1ヶ月位で弾みが悪くなり寿命となる。(非特許文献13)
そのためスポーツ施設側では,次々に溜まる膨大な量のテニスボールの処分にコストがかかり苦慮している。
これらの有効利用は,現代のエコ社会(地球温暖化抑制)推進の観点からも有益である。
(1)ア)海洋における赤潮や湖沼・河川におけるアオコ等藻類の除去,イ)水産養殖場・魚場・生け簀・船舶等におけるウイルス類や微小貝類の抑制,ウ)病院・畜舎施設・公共施設での感染症発生予防や感染拡大を防止するための汚染空気の滅菌・脱臭。
(2)ア)畜産業(畜舎,牧場)の廃水や地下水,イ)下水道や産業廃水,ウ)湖水・浄水場(池)水・工業用水・飲料水・地下水・養殖場水,エ)原子力発電所内外の放射性汚染水等におけるリン,窒素化合物,カルシウム,放射性金属,COD,臭気及び着色等を減少させること。
(3)ア)水質・ヘドロの浄化,イ)水産資源(魚介類,海藻類,海草類等)の育成と増加を図ること。
(1) 環境浄化素子として光増感剤を含有させ光を照射し一重項酸素を発生させることにより,ア)海洋における赤潮や湖沼・河川におけるアオコ等藻類の除去,イ)水産養殖場・魚場・生け簀・船舶等におけるウイルス類や微小貝類の抑制,ウ)病院・畜舎施設・公共施設での感染症発生予防や感染拡大を防止するための汚染空気の滅菌・脱臭を行うことができる。
(2)炭,鉄成分,石灰,明礬,鉄明礬,有機酸,プルシアンブルー及び希土類元素化合物等を含有させることにより,ア)畜産業(畜舎,牧場)の廃水や地下水,イ)下水道や産業廃水,ウ)湖水・河川水・浄水場(池)水・工業用水・地下水・井戸水・飲料水・養殖場水,エ)原子力発電所内外の放射性汚染水等におけるリン,窒素化合物,カルシウム,放射性金属,重金属(ヒ素・カドミウム・クロム・鉛・水銀・セレン・銅・ニッケル・コバルト・マンガン等々),COD,臭気及び着色等を減少させることができる。
(3)環境浄化素子として,炭と鉄成分及び又は有機酸鉄塩を含有させることにより,ア)水質・ヘドロの浄化,イ)水産資源(魚介類,海藻類,海草類等)の育成と増加を図ることができる。
1.使用済み硬式テニスボール又は,新規(未使用)硬式テニスボール(以下単にテニスボールと略記する。)に光増感剤を含有させることを特徴とする環境浄化具,
2.光増感剤がポルフィリン系誘導体,ローズベンガル,メチレンブルー及びマラカイト・グリーンであることを特徴とする1記載の環境浄化具,
3.ポルフィリン系誘導体が,ポルフィリン,フタロシアニン,フタロシアニン金属錯体であることを特徴とする2記載の環境浄化具,
4.フタロシアニン金属錯体が,銅フタロシアニン(フタロシアニンブルーB),塩素化銅フタロシアニン(シアニングリーンB),鉄フタロシアニン錯体,マグネシウムフタロシアニン錯体及びチタニウムフタロシアニン錯体であることを特徴とする3記載の環境浄化具,
5.テニスボールに竹炭及び又は木炭からなる炭を含有させることを特徴とする環境浄化具,
6.テニスボールに砂鉄,還元鉄,スチールウール及び又はページ石からなる鉄成分を含有させることを特徴とする環境浄化具,
7.テニスボールに石灰を含有させることを特徴とする環境浄化具,
8.テニスボールに明礬及び又は鉄明礬を含有させることを特徴とする環境浄化具,
9.テニスボールにタンニン・カテキンに代表されるフェノール系化合物,蓚酸・クエン酸・リンゴ酸・カルボキシメチルセルロース(CMC)・アルギン酸(アルギン酸Na)・キサンタンガムに代表されるカルボン酸化合物,又はフェノール性OH基とカルボキシ基を合わせ持つフルボ酸である有機酸を含有(起毛に担持及び又は球内に充填)させることを特徴とした環境浄化具,
10.テニスボールにタンニン・カテキンに代表されるフェノール系化合物,蓚酸・クエン酸・リンゴ酸・カルボキシメチルセルロース(CMC)・アルギン酸(アルギン酸Na)・キサンタンガムに代表されるカルボン酸化合物,又はフェノール性OH基とカルボキシ基を合わせ持つフルボ酸である有機酸の鉄(2価及び又は3価)塩を含有(起毛に担持及び又は球内に充填)させることを特徴とした環境浄化具,
11.テニスボールにプルシアンブルーを含有(起毛に担持及び又は球内に充填)させることを特徴とした環境浄化具,
12.テニスボールに周期表第3B族の希土類元素化合物を含有(起毛に担持及び又は球内に充填)させることを特徴とした環境浄化具,
13.テニスボールに光増感剤,炭,鉄成分,石灰,明礬,鉄明礬,有機酸,有機酸鉄(2価及び3価)塩、プルシアンブルー及び周期表第3B族の希土類元素化合物の2種以上からなる環境浄化素子を含有(起毛に担持及び又は球内に充填)させることを特徴とした環境浄化具,
14.テニスボール内部に光増感剤,炭,鉄成分,石灰,明礬,鉄明礬,有機酸,有機酸鉄(2価及び3価)塩、プルシアンブルー及び周期表第3B族の希土類元素化合物の1種以上からなる環境浄化素子を含有させる際に,充填剤として,炭,炭酸カルシウム,ホタル石,珪藻土,パーライト,バーミキュライト、セルロースナノファイバー(CNF)及び吸水材の1種以上を共存させることを特徴とした環境浄化具,
15.テニスボールに光増感剤,炭,鉄成分,石灰,明礬,鉄明礬,有機酸,有機酸鉄(2価及び3価)塩、プルシアンブルー及び周期表第3B族の希土類元素化合物からなる環境改善素子をバインダーを用いて担持させることを特徴とする1〜13記載の環境浄化具の製作法,
16.周期表第3B族の希土類元素化合物が、水酸化セリウム並びに酸化セリウムに代表されるセリウム化合物、及び水酸化ランタン並びに酸化ランタンに代表されるランタン化合物であること特徴とする請求項12〜15の環境浄化具及び環境浄化具の製作法,
17.光源が太陽光線,低圧水銀灯,中圧水銀灯,高圧水銀灯,ナトリウムランプ,タングステンハロゲンランプ,蛍光灯ランプ及びLEDランプであることを特徴とする1〜4及び12〜13記載の環境浄化具の使用法,
18.水相系及び気相系環境分野で使用することを特徴とする請求項1〜13記載の環境浄化具の使用法,
19.用途分野が,赤潮・アオコ等藻類の除去が必要な海洋・湖沼・河川・プール,ウイルス類や微小貝類の抑制が不可欠な水産養殖場・魚場・生け簀,感染症発生予防や感染拡大を防止するための汚染空気の滅菌・脱臭が求められる病院・畜舎施設・公共施設,更に畜産業(畜舎,牧場)からの廃水,下水道や産業廃水処理施設及び原子力発電所内外の高放射線量施設・地域・海域,工業用水・地下水・井戸水・飲料水・湖沼水・養殖場水の水質浄化分野,水産資源(魚介類,海藻類,海草類)の育成分野であることを特徴とする1〜14及び16記載の環境浄化具を提供する。
[1]先ず本発明のテニスボールについて述べる。
そのためスポーツ施設側では,つぎつぎに溜まる膨大な量のテニスボールの処分にコストがかかり苦慮している。
これらの有効利用は,現代のエコ社会(地球温暖化抑制)推進の観点からも有益である。
その具体例としては,ポルフィリン系誘導体,ローズベンガル,メチレンブルー及びマラカイト・グリーン等が挙げられる。
ポルフィリン系誘導体としては,ポルフィリン,エチルポルフィリン,メソポルフィリン,プロトポルフィリン,ジューテロポルフィリン,ヘマトポルフィリン,コプロポルフィリン,ウロポルフィリン,テトラフェニルポルフィリン(TTP),フタロシアニン系化合物等である。
例えば,銅フタロシアニン(フタロシアニンブルーB),塩素化銅フタロシアニン(シアニングリーンB),鉄フタロシアニン,マグネシウムフタロシアニン,アルミニウムフタロシアニン,マンガンフタロシアニン,ニッケルフタロシアニン,コバルトフタロシアニン,ルテニウムフタロシアニン,パラジウムフタロシアニン,白金フタロシアニン,亜鉛フタロシアニン及びチタンフタロシアニン等が一例として挙げられる。
又,木炭を用いても同様な効果が認められた。
炭化温度が1000℃を超えると微細孔が収縮する傾向があり,全般的な吸着性能が低下する。
炭化温度400−500℃で焼き上げた竹炭は,アンモニア吸着に優れ,炭化温度900−1000℃で焼き上げた竹炭は,ベンゼン,トルエン,インドール,ノネナール等の吸着に優れる。(非特許文献15)
ミネラルの主なものは,カリウム,カルシウム,リン,ナトリウム,鉄,マグネシウム,マンガン,亜鉛,セレン等が含まれており,珪酸(カリウム)の含量が多い。また有害な水銀,六価クロム,砒素などの有害物質は含まれて居らず灰分自身の安全性が高い。
従って,悪臭の吸着後の竹炭を加熱燃焼させて可燃成分を放出させた無機質の灰分に誘導することにより,質量では50分の1前後,容積では100分の1前後の大幅な減容化が可能である。(非特許文献15)
従って,竹炭の原料である竹は実用的な入手性の点で極めて経済性に富む資材となっている。
日本の木炭は400℃あたりの温度で炭化をすすめた後,精錬工程として細かな「ネラシ」が入るのが特徴である。白炭は空気を入れて未炭化成分を焼き飛ばすネラシを行い,黒炭は密閉した炉内で時間をかけて炭化を上げるネラシを行う。(非特許文献16)
多孔質の竹炭や木炭を土に混ぜると,土の中の通気性,通水性,保水性が良くなり,日光の熱を吸収しやすくなり土の温度も上昇する。土全体がふくよかになり,微生物が増え,庭木・野菜・園芸植物などの育ちやすい環境が出来上がる。特に作物の根に栄養分を運ぶ働きをする微生物を増やすのには最適である。適量の粉炭を加えると,土の中に残留している有害な物質もきれいに吸着され,炭に含まれているミネラルが用土に補給される。また,炭を入れた土で育てると,庭木や作物そのものが丈夫になり,病害虫に対する抵抗力も強くなるので農薬などの薬剤の使用量を減らすことができる。(非特許文献16)
金属鉄には,α(結晶構造:体心立方),γ(結晶構造:面心立方)及びδ(結晶構造:面心立方)の三種の同素体として知られている。
金属鉄の実用的な形態としては,砂鉄や弁柄等の酸化鉄を還元した還元鉄が挙げられる。
その種類は,結晶体とアモルファス体があり,いずれも同様に使用することができる。
その銘柄の一部を挙げると,(%):
真砂砂鉄(中倉):FeO (24.72), Fe2O3 (64.45), SiO2 (8.40), CaO (2.24), MgO (1.54), Al2O3 (2.34), TiO2 (1.27), V2O5 (0.258), Cr2O3 (0.089), MnO (0.05),(T・Fe:59.00)
赤目砂鉄(老谷):FeO (19.55), Fe2O3 (52.71), SiO2 (14.50), CaO (2.68), MgO (0.94), Al2O3 (4.98), TiO2 (5.32), V2O5 (0.369), Cr2O3 (0.100), MnO (0.34),(T・Fe: 52.07)
浜砂鉄(江津):FeO (24.72), Fe2O3 (56.87), SiO2 (4.90), CaO (2.36), MgO (0.37), Al2O3 (1.79), TiO2 (6.98), V2O5 (0.295), Cr2O3 (0.229), MnO (0.03),(T・Fe:59.00)
川砂鉄(斐伊川):FeO (22.13), Fe2O3 (64.84), SiO2 (2.24), CaO (0.50), MgO (1.10), Al2O3 (4.51), TiO2 (5.23), V2O5 (-), Cr2O3 (0.110), MnO (なし),(T・Fe:62.55)
第三紀層砂鉄(久村):FeO (24.64), Fe2O3 (38.28), SiO2 (11.30), CaO (2.30), MgO (1.89), Al2O3 (4.10), TiO2 (8.84), V2O5 (0.480), Cr2O3 (0.131), MnO (0.43),(T・Fe:46.68)等である。
この様に極めて大量に低廉で流通している資材であることから,実用場面での採用が可能である。
( FeO:48.72%, Fe2O3:29.84%, B2O3:13.24%, CaO:1.60%, MgO:1.51%, SiO2:1.16%, MnO:0.62%, Na2O:0.29%, TiO2:0.11%, CO2:1.14%, S:0.09%, H2O(+):0.70%, H2O(-):0.52% )
二価の鉄酸化物が主成分で,水産資源育成用素材として有利である。
特に,リン酸カルシウムは,水への溶解度が極めて低いところからリンイオンの捕捉除去に好適である。
通常には,カリミョウバン(アルミニウムカリウムミョウバン)として硫酸アルミニウムカリウムの12水和物[KAl(SO4)2・12H2O]を指す。
また,アンモニアミョウバンとして硫酸アルミニウムアンモニウムの12水和物(NH4Al(SO4)2・12H2O)も同様に使用できる。
更に「焼きミョウバン」として無水の[KAl(SO4)2]も同様に使用できる。
その理由としては,まず第一に,明礬は水に溶けると酸性になるということによる。ニオイは皮膚表面の雑菌が汗の成分を分解することで発生する。皮膚が酸性であれば,雑菌の繁殖が抑制され,結果的に臭いが抑えられる。制菌作用にとどまらず,より積極的な殺菌作用もある。
第二は,皮膚上で作られたニオイそのものを消臭する作用がある。明礬にはさまざまな金属が含まれており,これらの酸化還元反応による金属消臭が行われたり,ニオイ成分の中和による消臭も行われる。
特に,酸性の性質がある明礬は,アルカリ性のニオイ成分であるアンモニアに対する消臭作用は特異的で,汗くささを抑えるのには非常に有効である。(非特許文献20)
従って,明礬含有テニスボールに気相で汚染空気を接触させることにより消臭浄化することができる。
従って,明礬含有テニスボールを浄水場や養殖場等で使用することにより水質の浄化が可能になる。
これらの用途分野には,有機酸類を用いて金属塩を形成させる方法が効率的である。
(特許文献10,特許文献11)
又フェノール性OH基とカルボキシ基を合わせ持つフルボ酸等も用いることができる。
近年,諏訪湖では,シジミの生産量減少が続いて居り,深刻な問題となっている。
凝集沈殿は水の中に広く分布するような吸着剤(フェロシアン化物)で目的とするもの(汚染水・滞留水では放射性セシウム)を吸着させ,そこに凝集剤を加えて,汚染水中にコロイド粒子として広がっているセシウムを吸着した吸着剤の反発を除去して凝集させ,凝集した吸着剤は沈殿を起こすので,これを利用した方法である。凝集沈殿は膨大な量の水の中に薄く広がっている放射性セシウムの除去方法として優れた方法であったと思われる。(非特許文献21)
1L当たり数〜数十ナノグラムの極微量の鉄イオンを植物プランクトンが摂取している。
ジョン・マーチン博士(1935-1993)は,鉄不足のアラスカ湾の海水に鉄を加えクロロフィルが劇的に増殖(培養)することを実証した。(1989)(非特許文献22,非特許文献23)
1)河川水からフルボ酸鉄だけを除いた水と除かない水を用いてクロレラ(植物プランクトン)を培養すると,前者の培地ではクロレラは増殖しないのに反し,後者は著しく増殖した。
2)植物プランクトンの培養実験で,フルボ酸鉄は,鉄イオンよりプランクトンを増殖する能力が高い。食物連鎖の結果として魚介類を豊富にする。
3)フルボ酸鉄は,細胞膜を容易に通過できるが,フルボ酸自体は細胞内に入らず,細胞膜まで運ぶ役割である。
4)コンブの生育にも効果があり,色つやの良し悪しは,光合成色素であるクロロフィル,フィコキサンチン,βーカロチンなどの色素濃度が左右し,フルボ酸鉄はこれらの色素濃度を高め,コンブの品質に大きく関与している。又,硝酸塩も摂取し易くなるので,厚みも増す。河口域のコンブは最高級品である。
5)フルボ酸鉄の湖水と河川の濃度比をみると,硝酸塩と同様なカーブを描く。
即ち,硝酸塩もフルボ酸鉄と同様に植物プランクトンに摂取されている。
6)広葉樹と針葉樹の葉1グラム当たりの鉄の含有量は,0.03〜0.06ミリグラムの範囲内でほとんど変わらないが,針葉樹の葉には樹脂や抗菌物質が含有され分解され難い。広葉樹と針葉樹の腐植土中の単位重量当たりの鉄量は,広葉樹の方が針葉樹より一けた高い。(非特許文献22,非特許文献23)
7)水深50mまでの沿岸海域は,全海洋の面積のわずか0.6%に過ぎないが,バイオマス(生物量)は,全海洋の70%を占めている。
8)気仙沼湾内は,外海より10倍以上の基礎生産量(プランクトンを育てる機能)があった。それは,湾内に流入する大川の栄養素によりプランクトン(餌)を増やす能力が高くなっている。(非特許文献24)
9)沿岸海域での海産物生産の減少は,山林の伐採による河川からのフルボ酸鉄流入の減少に基づくと指摘した
従って,炭素材料,鉄成分及び有機酸類の組み合わせを用いることにより,有機酸鉄塩を製造することなく,又長期的な安定効力発現に適している。
中でもランタノイド系の1種類であるセリウムの含水酸化物は、ヒ素、弗素、ホウ素などの陰イオンに対して高い選択吸着性のあることが知られている。(特許文献21)
炭は、前述の竹炭又は木炭のいずれででも良いが、竹炭がより優れている。
セルロースナノファーバー(CNF)は、木材及び竹材から製造されたもののいずれも使用できるが、特には竹材を原料に製造されたものが好ましい。また、含水品と粉体品のいずれでも使用できる。
更には、炭及びCNFとの混合で担持させることにより吸着効果を高率化することができる。この際には、希土類元素酸化物又は水酸化物と炭及びCNFの合計重量で、テニスボールの重量に対して2〜10%が好ましい。
希土類元素酸化物又は水酸化物と担体との混合割合は、任意に選択することができるが、好ましくは、重量比が希土類元素酸化物又は水酸化物:担体=1:5〜5:1が相応しい。
しかし、本発明の担体であるテニスボールの微細合成繊維からなる起毛、多孔質で高表面積を有する炭及び極微細セルロース集合体のセルロースナノファーバー(CNF)を用いることにより、担体自身の水質浄化作用もあいまって高純度の浄水を得ることができる。
これまで上述した第1〜第7の環境浄化素子含有本発明テニスボール球体(以下テニスボール球体と略記する)は,環境浄化素子類を,起毛及び又は球体内部に単独で担持及び又は充填される場合と二種類以上を複合させて担持及び又は充填させる場合がある。これらは,用途場面で選択することができる。
その種類としては,高分子,脂質,界面活性剤,明礬等が挙げることができる。特に高分子としては,ポリスチレン樹脂,アクリル樹脂,ウレタン樹脂,末端にアルコキシシリル基,クロロシリル基,イソシアナトシリル基,メルカプト基等を有するポリエチレングリコール,カルボキシメチルセルロース(CMC),プルラン,キサンタン,セルロースナノファイバー(CNF),アルギン酸(アルギン酸Na),カチオン化材(SY−GTA80:阪本薬品),膠(ニカワ),デンプン糊,エマルジョン(AP−6750,2920F:スチレン・アクリル系:昭和高分子化学(株)),チタニウムテトライソプロポオキサイド(((CH3)2CHO)4Ti:関東化学(株)),ウレタン系エマルジョン(村山化学研究所:PU800E),ラノリン(日本精化),耐水性バインダー(ニットーボーケミカルズ)等が好適に使用できる。
その材質は,有機材料及び無機材料のいずれでも採用できる。
また、CNFも開発途上にはあるが、極微細繊維集合体により環境浄化素子類の高分散性からの高活性と同時に一方で徐放効果も期待できる。
この吸水材としては,綿,コルクやチップ状又はペレット状の木材などの繊維物質が好ましい。例えば製材所などで発生するチップ状又はペレット状木材を利用することにより材料コストを安くすることができる。
テニスボール球体の複数個を水面に浮遊させる方法には,(A)網に入れて浮かべる,(B)通水性容器に充填して浮遊させる,(C)オイルフェンスで囲いを作りその中で浮遊させることができる。
一方,湖沼,海域での植物プランクトンや藻類の繁殖を促進させ,水産資源(魚介類や海藻類,海草類等)の育成のための漁礁に好適である。
更に,河川周辺や人口池での蛍の餌となるカワニナの生育を増進させ自然環境の回復による生活環境改善にも貢献できる。
上記通水性管内部にテニスボール球体を充填し水路に設置する。
(図4:水路に設置した管内回転式環境浄化具)
更に,原子力発電所近海海底の放射性金属の捕捉が可能である。
攪拌機付きの反応槽を用いて汚水とテニスボール球体を接触させて,浄化する方法で短期間で効率的に処理できる利点がある。
工業廃水,原子力発電所汚染水,浄水場水処理等に採用できる。
塔内にテニスボール球体を充填して,下方から汚水を流入させ上方から流出させて浄化する方法である。テニスボール球体と汚水の接触は,1回のみのワンパス法と,上方から流出させた液を再び下方から複数回流入させる循環法とがある。
この方法は,テニスボール球体が上昇水流中で回転し,浄化素子の汚物との接触が高効率になり,浄化速度を上げる利点がある。
工業廃水,原子力発電所汚染水,浄水場水処理等に採用できる。
光増感剤含有テニスボールを屋外で使用する場合は,経済的に自然光(太陽光)を用いるのが好ましい。
一方,屋内や装置内で使用する場合は,光源としては,波長200〜800μmに強い放射光領域を持つランプを使用する。低圧水銀灯,中圧水銀灯,高圧水銀灯,ナトリウムランプ,タングステンハロゲンランプ,蛍光灯ランプ及びLEDランプ等が使用できる。
一方,光源としてのLEDランプも近年各種の波長分布の放射光が開発され,本発明での採用に有利となっている。
即ち,前記外部照射法装置及び内部照射法装置のテニスボール球体充填箇所に,水を満たし,そこに汚染空気を下部から挿入させることができる。
汚染物は,水相内のテニスボール球体で捕捉・分解され,浄化された空気が上部気相に放出される。
中空ゴムに起毛を巻いた(フェルトカバー)ボール。
外直径=6.6cm 内(直)径=6.0cm,内容積=113cm3 , 表面積=137cm2 , 重さ56.0g
フタロシアニンブルーB:大日精化
塩素化銅フタロシアニン(シアニングリーンB):大日精化
鉄フタロシアニン錯体:東京化成
粒状竹炭:NPO法人白井環境塾製造品(粒径:3〜8mmφ粒)
粉状竹炭(パウダー):NPO法人白井環境塾製造品(粒径:<1mmφ粒)
粉状木炭(パウダー):NPO法人白井環境塾製造品(粒径:<1mmφ粒)
砂鉄:試料名(IDN-1)(株式会社正栄商会)
組成:(Fe2O3:51.0%, FeO:28.5%, M-Fe<0.1%, SiO2:1.29%, TiO2:2.89%,Total-Fe:57.8%)(測定:(株)大同分析リサーチ)
粒度: (1) <45μm, (2) 45〜100μm
還元鉄(パウダー):大同株式会社
スチールウール:日本スチールウール株式会社
試料名(等級:極細:♯0000), 繊維中心径:約12μm
カットウール:日本スチールウール株式会社
試料名(等級:極細:♯0000)の線材及び条材から製造したウールを細かく裁断して短繊維に加工した商品。
消石灰(Ca(OH)2):東洋砿業(株)
硫酸第一鉄(FeSO4・7H2O):昭和化学
蓚酸ナトリウム((CO2Na)2):関東化学(株)
蓚酸((CO2H)2・2H2O):関東化学(株)
ナトリウムカルボキシメチルセルロース(CMC):和光純薬
アルギン酸(アルギン酸Na):株式会社キミカ
クエン酸:和光純薬
タンニン:富士化学工業(株)
フルボ酸:豊田孝義
アルギン酸鉄(II):特開平5−244900号公報記載
クエン酸鉄(II):特開2010−241631号公報記載
CMC鉄(III):特開昭51−142546号公報記載
タンニン酸鉄(II)担持パルプ:特開平11−010169号公報記載
パラモリブデン酸アンモニウム((NH4)6[Mo7O24]・4H2O):関東化学(株)
硫酸アルミニウム(Al2(SO4)3・18H2O): 関東化学(株)
炭酸ナトリウム(Na2CO3):関東化学(株)
水酸化セシウム(Ce(OH)3):和光純薬(CeO2・nH2O:80-87%CeO2)
エマルジョン(AP−6750:スチレン・アクリル系):昭和高分子化学(株)
エマルジョン(AP−2920F:スチレン・アクリル系):昭和高分子化学(株)
(起毛に還元鉄及び砂鉄担持時使用)
チタニウムテトライソプロポオキサイド(((CH3)2CHO)4Ti):関東化学(株)
含水セルロースナノファイバー(CNF):モリマシナリー(株)(90%含水品)
フィルター:アサヒ繊維工業(株)
[5][充填材]
炭酸カルシウム(CaCO3):関東化学(株)
ホタル石 (CaF2):株式会社正栄商会
パーライト:昭和化学株式会社
ページ石:(商品名:メサライト);日本メサライト株式会社
バーミュキライト:福島バーミ株式会社
木綿綿:大創株式会社
1Lステンレス製容器にフタロシアニンブルーB1.12gと含水セルロースナノファイバー(CNF)10gを入れ,撹拌させて青色懸濁液を得た。この中に使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)を入れ10分間回転・塗着させた。続いて,このボールを引き上げ金網にのせ自然乾燥した後更にエアヒータ(約80℃)で仕上げ乾燥させた。こうして起毛が青色の2%フタロシアニンブルーB起毛担持テニスボールが得られた。
主に水質・空気の浄化に用いられる。
1Lステンレス製容器に粉状竹炭2.8gとエマルジョン10gを入れ,撹拌させて黒色懸濁液を得た。この中に使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)を入れ10分間回転・塗着させた。続いて,このボールを引き上げ金網にのせ自然乾燥した後更にエアヒータ(約80℃)で仕上げ乾燥させた。こうして起毛が黒色の5%竹炭担持テニスボールが得られた。主に水質・空気の浄化に用いられる。
1Lステンレス製容器に粉状竹炭1.68g,還元鉄粉1.68及びエマルジョン10gを入れ,撹拌させて黒色懸濁液を得た。この中に使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)を入れ10分間回転・塗着させた。続いて,このボールを引き上げ金網にのせ自然乾燥した後更にエアヒータ(約80℃)で仕上げ乾燥させた。こうして3%竹炭・3%還元鉄担持テニスボールが得られた。
主に水質浄化(ヘドロの解消)と水産資源育成(植物プランクトンや藻類の繁殖等)に用いられる。
1Lステンレス製容器に消石灰1.12g,明礬2.24g及びチタニウムテトライソプロポオキサイド(((CH3)2CHO)4Ti)10gを入れ,撹拌させて白色懸濁液を得た。この中に使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)を入れ10分間回転・塗着させた。続いて,このボールを引き上げ金網にのせ自然乾燥した後更にエアヒータ(約80℃)で仕上げ乾燥させた。こうして2%消石灰・4%明礬担持テニスボールが得られた。
主に水質の浄化と水産資源育成(貝類・カワニナ等繁殖)に用いられる。
1Lステンレス製容器に粉状竹炭1.12g,硫酸第一鉄2.24g及び含水CNF10gを入れ,撹拌させて灰色懸濁液を得た。この中に使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)を入れ10分間回転・塗着させた。続いて,このボールを引き上げ金網にのせ自然乾燥した後更にエアヒータ(約80℃)で仕上げ乾燥させた。こうして2%竹炭・4%硫酸第一鉄担持テニスボールが得られた。
主に水質浄化(ヘドロの解消)と水産資源育成(植物プランクトン,藻類,貝類の繁殖等)に用いられる。
1Lステンレス製容器に粉状木炭1.12g,砂鉄(<45μm)2.24g及びエマルジョン10gを入れ,撹拌させて灰色懸濁液を得た。この中に使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)を入れ10分間回転・塗着させた。続いて,このボールを引き上げ金網にのせ自然乾燥した後更にエアヒータ(約80℃)で仕上げ乾燥させた。こうして2%木炭・4%砂鉄担持テニスボールが得られた。
主に水質浄化(ヘドロの解消)と水産資源育成(植物プランクトン,藻類,貝類の繁殖等)及び重金属(ヒ素等)浄化等に用いられる。
1Lステンレス製容器に粉状竹炭1.12g,還元鉄1.12g,タンニン1.12g及びエマルジョン10gを入れ,撹拌させて懸濁液を得た。この中に使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)を入れ10分間回転・塗着させた。続いて,このボールを引き上げ金網にのせ自然乾燥した後更にエアヒータ(約80℃)で仕上げ乾燥させた。こうして2%竹炭・2%還元鉄・2%タンニン担持テニスボールが得られた。
主に水質浄化(放射能汚染水)と水産資源育成(魚介類の繁殖等)に用いられる。
1Lステンレス製容器に明礬1.68g,タンニン1.12g及びエマルジョン10gを入れ,撹拌させて懸濁液を得た。この中に使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)を入れ10分間回転・塗着させた。続いて,このボールを引き上げ金網にのせ自然乾燥した後更にエアヒータ(約80℃)で仕上げ乾燥させた。こうして3%明礬・2%タンニン担持テニスボールが得られた。
主に水質浄化(放射能汚染水)に用いられる。
1Lステンレス製容器に蓚酸ナトリウム2.8gとチタニウムテトライソプロポオキサイド(((CH3)2CHO)4Ti)10gを入れ,撹拌させて懸濁液を得た。この中に使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)を入れ10分間回転・塗着させた。続いて,このボールを引き上げ金網にのせ自然乾燥した後更にエアヒータ(約80℃)で仕上げ乾燥させた。こうして5%蓚酸ナトリウム担持テニスボールが得られた。
主に水質浄化(富カルシウム水の浄化)に用いられる。
1Lステンレス製容器にプルシアンブルー1.68gとエマルジョン10gを入れ,撹拌させて懸濁液を得た。この中に使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)を入れ10分間回転・塗着させた。続いて,このボールを引き上げ金網にのせ自然乾燥した後更にエアヒータ(約80℃)で仕上げ乾燥させた。こうして3%プルシアンブルー担持テニスボールが得られた。
主に水質浄化(放射能汚染水)に用いられる。
1Lステンレス製容器にナトリウムカルボキシメチルセルロース(CMC)1.68gと含水CNF12gを入れ,撹拌させて白色懸濁液を得た。この中に使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)を入れ10分間回転・塗着させた。続いて,このボールを引き上げ金網にのせ自然乾燥した後更にエアヒータ(約80℃)で仕上げ乾燥させた。こうして3%CMC担持テニスボールが得られた。
主に水産資源育成(植物プランクトン,魚介類の繁殖等)と水質浄化(放射能汚染水)に用いられる。
1Lステンレス製容器にアルギン酸Na1.68gと含水CNF10gを入れ,撹拌させて懸濁液を得た。この中に使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)を入れ10分間回転・塗着させた。続いて,このボールを引き上げ金網にのせ自然乾燥した後更にエアヒータ(約80℃)で仕上げ乾燥させた。こうして3%アルギン酸Na担持テニスボールが得られた。
主に水産資源育成(植物プランクトン,魚介類の繁殖等)と水質浄化(放射能汚染水)に用いられる。
1Lステンレス製容器にアルギン酸鉄(II)1.68gと含水CNF10gを入れ,撹拌させて懸濁液を得た。この中に使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)を入れ10分間回転・塗着させた。続いて,このボールを引き上げ金網にのせ自然乾燥した後更にエアヒータ(約80℃)で仕上げ乾燥させた。こうして3%アルギン酸鉄(II)担持テニスボールが得られた。
主に水産資源育成(植物プランクトン,魚介類の繁殖等)に用いられる。
1Lステンレス製容器にクエン酸鉄(II)1.68g,含水CNF10gを入れ,撹拌させて懸濁液を得た。この中に使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)を入れ10分間回転・塗着させた。続いて,このボールを引き上げ金網にのせ自然乾燥した後更にエアヒータ(約80℃)で仕上げ乾燥させた。こうして3%クエン酸鉄(II)担持テニスボールが得られた。主に水産資源育成(植物プランクトン,藻類・魚介類の繁殖等)に用いられる。
1Lステンレス製容器にCMC鉄(II)1.68gと含水CNF10gを入れ,撹拌させて懸濁液を得た。この中に使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)を入れ10分間回転・塗着させた。続いて,このボールを引き上げ金網にのせ自然乾燥した後更にエアヒータ(約80℃)で仕上げ乾燥させた。こうして3%CMC鉄(III)担持テニスボールが得られた。
主に水産資源育成(植物プランクトン,藻類・魚介類の繁殖等)に用いられる。
1Lステンレス製容器にタンニン酸鉄(II) 担持パルプ1.68gと含水CNF10gを入れ,撹拌させて懸濁液を得た。この中に使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)を入れ10分間回転・塗着させた。続いて,このボールを引き上げ金網にのせ自然乾燥した後更にエアヒータ(約80℃)で仕上げ乾燥させた。こうして3%タンニン酸鉄(III)担持テニスボールが得られた。
主に水産資源育成(植物プランクトン,藻類・魚介類の繁殖等)に用いられる。
使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)に直径10mmの穴を上下左右対称に4か所開けた。上の穴からフィルターを入れ,下と左右の内側を塞いで粒状竹炭90mlを充填した。その後上の穴は木綿綿及びフィルターを詰めて塞いだ。
1Lステンレス製容器にフタロシアニンブルーB1.12gと含水CNF10gを入れ,撹拌させて懸濁液を得た。この中に前記竹炭内包テニスボールを入れ10分間回転・塗着させた。続いて,このボールを引き上げ金網にのせ自然乾燥した後更にエアヒータ(約80℃)で仕上げ乾燥させた。こうして2%フタロシアニンブルーB担持竹炭内包テニスボールが得られた。
主に水質・空気の浄化に用いられる。
1Lステンレス製容器にフタロシアニンブルーB1.12gと含水CNF10gを入れ,撹拌させて懸濁液を得た。この中に使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)を入れ10分間回転・塗着させた。続いて,このボールを引き上げ金網にのせ自然乾燥した後更にエアヒータ(約80℃)で仕上げ乾燥させた。
続いて,このテニスボールに直径10mmの穴を上下左右対称に4か所開けた。上の穴からフィルターを入れ,下と左右の内側を塞いで粒状竹炭50mlとフタロシアニンブルーB50mlを充填した。その後上の穴は木綿綿及びフィルターを詰めて塞いだ。
こうして起毛にフタロシアニンブルーB担持・(フタロシアニンブルーB・竹炭)内包テニスボールが得られた。
主に水質・空気の浄化及び水産業ウイルスの浄化に用いられる。
使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)に直径10mmの穴を上下左右対称に4か所開けた。上の穴からフィルターを入れ,下と左右の内側を塞いで粉状竹炭60mlと砂鉄(45〜100μm)40mlを充填した。その後上の穴は木綿綿及びフィルターを詰めて塞いだ。こうして竹炭・砂鉄内包テニスボールが得られた。
主に水産資源育成(植物プランクトン,藻類・魚介類の繁殖等)に用いられる。
使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)に直径10mmの穴を上下左右対称に4か所開けた。上の穴からフィルターを入れ,下と左右の内側を塞いで粉状木炭60mlと還元鉄40mlを充填した。その後上の穴は木綿綿及びフィルターを詰めて塞いだ。
こうして木炭・還元鉄内包テニスボールが得られた。
主に水産資源育成(植物プランクトン,藻類・魚介類の繁殖等)に用いられる。
使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)に直径10mmの穴を上下左右対称に4か所開けた。上の穴からフィルターを入れ,下と左右の内側を塞いで粉末状炭酸カルシウム40ml,カットウール30ml及び明礬30mlを充填した。その後上の穴は木綿綿及びフィルターを詰めて塞いだ。こうして炭酸カルシウム・カットウール・明礬内包テニスボールが得られた。
主に水産資源育成(植物プランクトン,貝類・カワニナ等の繁殖)に用いられる。
使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)に直径10mmの穴を上下左右対称に4か所開けた。上の穴からフィルターを入れ,下と左右の内側を塞いで粉状珪藻土40ml,消石灰20ml及び鉄明礬40mlを充填した。その後上の穴は木綿綿及びフィルターを詰めて塞いだ。こうして珪藻土・消石灰・明礬内包テニスボールが得られた。
主に水質の浄化及び水産資源育成(貝類・カワニナ等の繁殖)に用いられる。
使用後水3乾燥したテニスボール(56g)に直径10mmの穴を上下左右対称に4か所開けた。上の穴からフィルターを入れ,下と左右の内側を塞いで粉砕したパーライト粉末20ml,砂鉄(45〜100μm)20ml,消石灰20ml及び明礬40mlを充填した。その後上の穴は木綿綿及びフィルターを詰めて塞いだ。こうしてパーライト・砂鉄・消石灰・明礬内包テニスボールが得られた。
主に水質の浄化及び水産資源育成(植物プランクトン,貝類・カワニナ等繁殖)に用いられる。
使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)に直径10mmの穴を上下左右対称に4か所開けた。上の穴からフィルターを入れ,下と左右の内側を塞いだ。この中に粉状竹炭30mlと蓚酸・2水塩(((CO2H)2・2H2O))70mlを充填し,入口は木綿綿及びフィルターを詰めた。こうして竹炭・蓚酸内包テニスボールが得られた。
主に水質浄化(富カルシウム水,放射性金属汚染水の浄化)に用いられる。
使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)に直径10mmの穴を上下左右対称に4か所開けた。上の穴からフィルターを入れ,下と左右の内側を塞いで粒状竹炭50mlとフタロシアニンブルーB50mlを充填した。その後上の穴は木綿綿及びフィルターを詰めて塞いだ。こうして竹炭・フタロシアニンブルーB内包テニスボールが得られた。
主に水産業ウイルスの浄化に用いられる。
使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)に直径10mmの穴を上下左右対称に4か所開けた。上の穴からフィルターを入れ,下と左右の内側を塞いで粒状竹炭50mlと塩素化銅フタロシアニン(シアニングリーンB)50mlを充填した。その後上の穴は木綿綿及びフィルターを詰めて塞いだ。こうして竹炭・塩素化銅フタロシアニン(シアニングリーンB)内包テニスボールが得られた。
主に水産業ウイルスの浄化に用いられる。
使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)に直径10mmの穴を上下左右対称に4か所開けた。上の穴からフィルターを入れ,下と左右の内側を塞いで粒状竹炭50mlと鉄フタロシアニン錯体50mlを充填した。その後上の穴は木綿綿及びフィルターを詰めて塞いだ。こうして竹炭・鉄フタロシアニン錯体内包テニスボールが得られた。
主に水質浄化(放射能汚染水)及び水産業ウイルスの浄化に用いられる。
使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)に直径10mmの穴を上下左右対称に4か所開けた。上の穴からフィルターを入れ,下と左右の内側を塞いで粉砕した粉状ホタル石20ml,粉砕した粉状ページ石(メサライト)30ml及びナトリウムカルボキシメチルセルロース(CMC)50mlを充填した。その後上の穴は木綿綿及びフィルターを詰めて塞いだ。こうしてホタル石・ページ石・CMC内包テニスボールが得られた。
主に水質浄化(放射能汚染水)及び水産資源育成(植物プランクトン,魚介の繁殖等)に用いられる。
使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)に直径10mmの穴を上下左右対称に4か所開けた。上の穴からフィルターを入れ,下と左右の内側を塞いで粉砕した粉状ホタル石20ml,粉砕した粉状ページ石(メサライト)30ml及びアルギン酸(アルギン酸Na)50mlを充填した。その後上の穴は木綿綿及びフィルターを詰めて塞いだ。こうして木炭・ページ石・アルギン酸(アルギン酸Na)内包テニスボールが得られた。
主に水質浄化(放射能汚染水)及び水産資源育成(植物プランクトン,魚介類の繁殖等)に用いられる。
使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)に直径10mmの穴を上下左右対称に4か所開けた。上の穴からフィルターを入れ,下と左右の内側を塞いで粉状木炭50mlとクエン酸50mlを充填した。その後上の穴は木綿綿及びフィルターを詰めて塞いだ。
こうして木炭・クエン酸内包テニスボールが得られた。
主に水質浄化(放射能汚染水)及び水産資源育成(植物プランクトン,藻類・魚介類の繁殖等)に用いられる。
使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)に直径10mmの穴を上下左右対称に4か所開けた。上の穴からフィルターを入れ,下と左右の内側を塞いで粉砕したバーミキュライト50mlとタンニン50mlを充填した。その後上の穴は木綿綿及びフィルターを詰めて塞いだ。こうしてバーミキュライト・タンニン内包テニスボールが得られた。
主に水質浄化(放射能汚染水)及び水産資源育成(植物プランクトン,藻類・魚介類の繁殖等)に用いられる。
使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)に直径10mmの穴を上下左右対称に4か所開けた。上の穴からフィルターを入れ,下と左右の内側を塞いで粉状竹炭30ml,砂鉄(45〜100μm)30ml及びクエン酸40mlを充填した。その後上の穴は木綿綿及びフィルターを詰めて塞いだ。こうして竹炭・砂鉄・クエン酸内包テニスボールが得られた。
主に水質浄化(放射能汚染水)及び水産資源育成(植物プランクトン,藻類・魚介類の繁殖等)に用いられる。
使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)に直径10mmの穴を上下左右対称に4か所開けた。上の穴からフィルターを入れ,下と左右の内側を塞いで粉末状珪藻土30ml,還元鉄30ml及びクエン酸40mlを充填した。その後上の穴は木綿綿及びフィルターを詰めて塞いだ。こうして珪藻土・還元鉄・クエン酸内包テニスボールが得られた。
主に水質浄化(放射能汚染水)及び水産資源育成(植物プランクトン,藻類・魚介類の繁殖等)に用いられる。
使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)に直径10mmの穴を上下左右対称に4か所開けた。上の穴からフィルターを入れ,下と左右の内側を塞いで粉砕したパーライト30ml,還元鉄30ml及びナトリウムカルボキシメチルセルロース(CMC)40mlを充填した。その後上の穴は木綿綿及びフィルターを詰めて塞いだ。こうしてパーライト・還元鉄・ナトリウムカルボキシメチルセルロース(CMC)内包テニスボールが得られた。
主に水質浄化(放射能汚染水)及び水産資源育成(植物プランクトン,藻類・魚介類の繁殖等)に用いられる。
使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)に直径10mmの穴を上下左右対称に4か所開けた。上の穴からフィルターを入れ,下と左右の内側を塞いで粉末状炭酸カルシウム30ml,還元鉄30ml及びアルギン酸Na40mlを充填した。その後上の穴は木綿綿及びフィルターを詰めて塞いだ。こうして炭酸カルシウム・還元鉄・アルギン酸Na内包テニスボールが得られた。
主に水質浄化(放射能汚染水)及び水産資源育成(植物プランクトン,貝類・カワニナ等繁殖)に用いられる。
使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)に直径10mmの穴を上下左右対称に4か所開けた。上の穴からフィルターを入れ,下と左右の内側を塞いで粉状竹炭30ml,還元鉄30ml及びタンニン40mlを充填した。その後上の穴は木綿綿及びフィルターを詰めて塞いだ。こうして竹炭・還元鉄・タンニン内包テニスボールが得られた。
主に水質浄化(放射能汚染水)及び水産資源育成(植物プランクトン,藻類・魚介類の繁殖等)に用いられる。
使用後水洗乾燥したテニスボール(56g)に直径10mmの穴を上下左右対称に4か所開けた。上の穴からフィルターを入れ,下と左右の内側を塞いで粉砕したホタル石40ml,粉砕したページ石(メサライト)30ml及びフルボ酸30mlを充填した。その後上の穴は木綿綿及びフィルターを詰めて塞いだ。こうしてホタル石・ページ石・フルボ酸内包テニスボールが得られた。
主に水産資源育成(植物プランクトン,貝類・カワニナの繁殖等)に用いられる。
流入する水によってボールが回転可能な内径約10cmの網目状樹脂製円筒を作製し,環境浄化素子を担持したテニスボール12個を充填した環境浄化具を作製した。
実施例50で作製した円筒状環境浄化具を2本水路に設置し,浄化実施した。
(原子力発電所,沈殿池,浄水場,工場等からの)排水路等に好適である。
内径約40cmの網目状樹脂製円筒を作製し,環境浄化素子を担持したテニスボールを複数個充填して水面に設置し,上方から循環水等を注ぐ浄化法である。
池(神社仏閣名所等),養魚場,浄水場等溜まり水の浄化に好適である。
内径約1m以上の網目状樹脂製筒を作製し,漁礁用環境浄化素子を担持したテニスボールを数10個以上充填して水面に浮上させて設置した環境浄化具である。
ア)湖沼・河川におけるアオコ等藻類の除去,イ)水産養殖場(エビ(東南アジア),カニ(中国),魚(ウナギ,ブリ,マグロ),貝(アワビ,シジミ,アサリ)等)・魚場・生け簀等におけるウイルス類の抑制,ウ)湖沼,浄水場,養殖場,原子力発電所プール等におけるリン,窒素化合物,カルシウム,放射性金属,重金属(ヒ素等)、COD,臭気及び着色等の浄化。
一方,湖沼,海域での植物プランクトンや藻類の繁殖を促進させ,水産資源(魚介類や海藻類,海草類等)の育成のための漁礁に好適である。
更に,河川周辺や人口池(ビオトープ等)での蛍の餌となるカワニナの生育を増進させ自然環境の回復による生活環境改善にも貢献できる。
これら用途の多様化は,テニスボールに含有させる環境改善素子の選択により可能になる。
(1)海洋における赤潮や湖沼・河川におけるアオコ等藻類の除去,(2)水産養殖場・魚場・生け簀等におけるウイルス類や微小貝類の抑制,(3)インフルエンザウイルス等の空気感染症の滅菌や有機物の脱臭等,(4)畜産業(畜舎,牧場)からの廃水,下水道や産業廃水処理施設における下水道や産業廃水におけるリン,窒素化合物,COD,臭気及び着色等を減少,(5)原子力発電所内外の高放射線量施設・地域・海域での除染,(6)工業用水,飲料水,地下水、河川水、湖沼水,養殖場水のカルシウム、重金属類(ヒ素等)等の水質浄化をすることができる,(7)水質・ヘドロの浄化並びに水産資源(魚介類,海藻類,海草類等)の育成と増加を図ることができる。
更に,これらの環境浄化具の製作法と使用法に関する。
Claims (5)
- 使用済み硬式テニスボール又は、新規(未使用)硬式テニスボール(以下単にテニスボールと略記する。)にポルフィリン・フタロシアニン・フタロシアニン金属錯体に代表されるポルフィリン系誘導体、ローズベンガル、メチレンブルー及びマラカイト・グリーンからなる光増感剤を、一つ以上含有(起毛に担持及び又は球内に充填)させることを特徴とした環境浄化具。
- フタロシアニン金属錯体が、銅フタロシアニン(フタロシアニンブルーB)、塩素化銅フタロシアニン(シアニングリーンB)、鉄フタロシアニン錯体、マグネシウムフタロシアニン錯体及びチタニウムフタロシアニン錯体であることを特徴とした請求項1記載の環境浄化具。
- テニスボールに竹炭及び又は木炭からなる炭、砂鉄・還元鉄・スチールウール及び又はページ石からなる鉄成分、石灰、明礬及び又は鉄明礬、プルシアンブルー、水酸化セリウム及び又は酸化セリウムに代表されるセリウム化合物、水酸化ランタン及び又は酸化ランタンに代表されるランタン化合物、タンニン・カテキンに代表されるフェノール系化合物、蓚酸・クエン酸・リンゴ酸・カルボキシメチルセルロース(CMC)・アルギン酸(アルギン酸Na)・キサンタンガムに代表されるカルボン酸化合物、又はフェノール性OH基とカルボキシ基を合わせ持つフルボ酸である有機酸の浄化素子の中から一つ以上を含有(起毛に担持及び又は球内に充填)させることを特徴とする請求項1に記載の環境浄化具。
- テニスボールに請求項1の光増感剤と請求項3の浄化素子を混合して含有(起毛に担持及び又は球内に充填)させることを特徴とした環境浄化具。
- 用途分野が、赤潮・アオコ等藻類の除去が必要な海洋・湖沼・河川・プール、ウイルス類や微小貝類の抑制が不可欠な水産養殖場・魚場・生け簀、感染症発生予防や感染拡大を防止するための汚染空気の滅菌・脱臭が求められる病院・畜舎施設・公共施設、更に畜産業(畜舎、牧場)からの廃水、下水道や産業廃水処理施設及び原子力発電所内外の高放射線量施設・地域・海域、工業用水・地下水・井戸水・飲料水・湖沼水・養殖場水の水質浄化分野、水産資源(魚介類、海藻類、海草類)の育成分野であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の環境浄化具。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016118880 | 2016-06-15 | ||
JP2016118880 | 2016-06-15 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017225964A JP2017225964A (ja) | 2017-12-28 |
JP2017225964A5 JP2017225964A5 (ja) | 2020-03-05 |
JP6931752B2 true JP6931752B2 (ja) | 2021-09-08 |
Family
ID=60890662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016252685A Active JP6931752B2 (ja) | 2016-06-15 | 2016-12-27 | テニスボールを利用した環境浄化具及び用途 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6931752B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107033912B (zh) * | 2017-04-28 | 2020-05-22 | 华南理工大学 | 一种重金属钝化剂及其制备方法 |
JP7319619B2 (ja) * | 2018-03-07 | 2023-08-02 | 島根県 | ヒ素吸着性セルロース材料 |
CN109133363A (zh) * | 2018-08-09 | 2019-01-04 | 姜香 | 一种水体微生物生态修复方法 |
CN110921843B (zh) * | 2019-12-12 | 2022-04-15 | 佛山科学技术学院 | 一种用于印染污水的高分子复合絮凝剂的制备方法 |
JP7349613B2 (ja) | 2020-08-24 | 2023-09-25 | 株式会社エム.シー.アイ.エンジニアリング | 養殖用貝の成長促進剤及び斃死防止剤 |
CN114014442B (zh) * | 2021-10-18 | 2023-07-25 | 哈尔滨工业大学 | 以稀土发光材料为光源的菌藻共生折页式污水净化反应器 |
CN113816496B (zh) * | 2021-10-19 | 2022-06-28 | 中国科学院兰州化学物理研究所 | 一种除藻固碳体系及其方法 |
CN114560525B (zh) * | 2021-12-21 | 2022-11-18 | 中国科学院新疆生态与地理研究所 | 一种微胶囊净水剂的制备工艺 |
CN117550662A (zh) * | 2023-12-28 | 2024-02-13 | 葫芦岛康达环保工贸有限公司 | 一种生物固定化长效型净化水材料及其制备方法 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10249364A (ja) * | 1997-01-13 | 1998-09-22 | Akiya Ozawa | 活性酸素を用いた微生物除去方法 |
DE19910561A1 (de) * | 1999-03-10 | 2000-09-14 | Schaffer Moshe | Verwendung von Porphyrinderivaten in Aquarien |
JP2004033467A (ja) * | 2002-07-03 | 2004-02-05 | Kaoru Shimizu | 光触媒を備えた球技用ボールとテニスボール |
JP3965629B2 (ja) * | 2003-10-15 | 2007-08-29 | 万八 佐々木 | 浄化装置 |
JP2006341139A (ja) * | 2005-06-07 | 2006-12-21 | Nihon Kaisui:Kk | 有害な無機性陰イオンの固定化除去方法及びそれに使用する固定化薬剤 |
JP2011050934A (ja) * | 2009-09-04 | 2011-03-17 | Nihon Technical Development Center Co Ltd | 水質浄化及び水産資源育成用の固形物 |
JP2013184149A (ja) * | 2012-03-09 | 2013-09-19 | Central Research Institute Of Electric Power Industry | 汚染物吸着シート |
JP2014186028A (ja) * | 2013-02-19 | 2014-10-02 | Optech:Kk | 無機鉄化合物及び又は金属鉄による放射性物質の吸着剤及びその吸着方法 |
-
2016
- 2016-12-27 JP JP2016252685A patent/JP6931752B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017225964A (ja) | 2017-12-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6931752B2 (ja) | テニスボールを利用した環境浄化具及び用途 | |
JP2017225964A5 (ja) | ||
Iber et al. | Recent advances in Shrimp aquaculture wastewater management | |
Malik et al. | Bioaccumulation of heavy metals in fish tissues of a freshwater lake of Bhopal | |
CN102642996A (zh) | 一种高效水体底质改良剂 | |
KR101355178B1 (ko) | 음폐수 처리용 및 녹적조 및/또는 악취 제거용 수처리제 | |
KR101657171B1 (ko) | 친환경 녹조 및 적조 제거제 그리고 이를 이용한 오염수역의 수질개선방법 | |
CN103027055B (zh) | 一种杀苔灭藻剂及其生产方法 | |
US7297273B2 (en) | Method of intensified treatment for the wastewater containing excreta with highly concentrated nitrogen and COD | |
CN100519437C (zh) | 复合型无机高分子水质净化剂及磁聚清除藻华的方法 | |
Jawed et al. | Integration of biological control with engineered heterojunction nano-photocatalysts for sustainable and effective management of water hyacinth weed | |
CN103030203B (zh) | 一种复合型无机高分子稳定除藻剂的制备与除藻方法 | |
US20220089463A1 (en) | Biopolymeric water treatment | |
Patil et al. | Ground water nitrate removal by using ‘Chitosan’as an adsorbent | |
Shilpa et al. | Bioremediation of heavy metal contaminated sites using phytogenic nanoparticles | |
CN106315705A (zh) | 一种利用了农林废弃物制得的治理水体富营养化漂浮颗粒 | |
Al-Hussieny | Algae toxins and their treatment | |
JP2023101510A (ja) | 天然温泉濃縮液の製造方法 | |
JPH08155431A (ja) | 液状無機組成物 | |
WO2022172649A1 (ja) | ポリフェノール鉄錯体カプセル、過酸化水素カプセル、フェントン反応キット及び魚介類の飼育又は病気治療方法 | |
KR100889942B1 (ko) | 고질기와 중금속을 제거 및 감소시키는 천일염 제조방법 | |
Ezaz et al. | Current trends of phytoremediation in wetlands: mechanisms and applications | |
Tiwari et al. | Agricultural waste biomass utilization in waste water treatment | |
WO2022172688A1 (ja) | 可視光応答型多孔質光触媒体、その製造方法及び用途 | |
Raj et al. | Seaweed and its role in bioremediation-A review |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191225 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191225 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200118 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200916 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201027 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210112 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210205 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210323 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210427 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6931752 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |