実施の形態1
以下本実施の形態を、図面を参照して説明する。以下の説明では各図中の上下、左右を使用する。図1は情報処理システムの概要を示す模式図である。図1に示す情報処理システムは、カメラ1、端末装置(情報端末)2、情報処理装置3及び携帯端末装置(通信装置)4を備える。端末装置2、情報処理装置3及び携帯端末装置4はインターネット、LAN(Local Area Network)または携帯電話網等の通信網Nにより相互に接続されている。
以下では情報処理システムの概要を説明する。カメラ1は車両5を撮像するための撮像装置であり、例えばCCD(Charge-coupled device)カメラ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラ又は赤外線カメラ等である。カメラ1は例えば、店舗6の入り口に設けられた入場ゲートの前で一時停止した車両5の前又は後ろに設けられたナンバープレートの画像を撮像できる位置に設置されている。なお、カメラ1は店舗6の駐車場又は店舗6内の駐車スペースに設置してもよい。カメラ1は車両5のナンバープレートの画像を読み取り、読み取った画像を例えばFTP(File Transfer Protocol)により端末装置2へ出力する。なお、本実施形態ではカメラ1を用いて車両5のナンバープレートの画像を読み取ったが、ETC(Electronic Toll Collection System)により車両5のナンバープレートの画像を読み取ってもよい。また店舗6は商品又はサービスを販売している店に限られるものではなく、例えば駐車場又は空港等の商品又はサービスを提供している場所を指してもよい。
端末装置2は各種情報を情報処理装置3へ出力する出力装置であり、例えばコンピュータ又はサーバコンピュータである。以下、本実施形態における端末装置2はコンピュータであるとして説明する。端末装置2はナンバープレートの画像をカメラ1から取得し、取得したナンバープレートの画像を解析することにより自動車登録番号又は自動車登録番号の一部を示す自動車識別情報(ナンバープレート情報)を特定する。自動車登録番号とはナンバープレートに表示された陸運支局コード、分類番号、用途コード及び一連指定番号を意味する。端末装置2は特定した自動車識別情報を情報処理装置3へ出力する。
情報処理装置3は各種情報に基づいてユーザ(使用者)に推奨する商品又はサービスの情報を示す推奨情報を携帯端末装置4へ出力する機器であり、例えばコンピュータ又はサーバコンピュータである。以下、本実施形態における情報処理装置3はサーバコンピュータであるとして説明する。情報処理装置3の作用及び動作は以下の通りである。情報処理装置3は端末装置2から自動車識別情報を取得し、取得した自動車識別情報に基づいて車両5に関する情報を示す車両情報を特定する。特定した車両情報に基づいてユーザに関する情報を示すユーザ情報(使用者情報)を特定する。特定した車両情報及びユーザ情報に基づいて推奨情報を特定し、特定した推奨情報を車両情報に対応する携帯端末装置4へ出力(送信)する。
携帯端末装置4は各種情報を情報処理装置3から取得する機器であり、例えばスマートフォン、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistance)又はラップトップコンピュータ等である。以下、本実施形態における携帯端末装置4はスマートフォンであるとして説明する。携帯端末装置4は推奨情報を取得し、取得した推奨情報を後述する表示部35に出力する。以下では情報処理システムの詳細を説明する。
図2は端末装置2のハードウェア群を示すブロック図である。図2に示す端末装置2は、CPU(Central Processing Unit)21、記憶部22、RAM(Random Access Memory)23、入力部24、表示部25及び通信部26を備える。
CPU21は、バスを介してハードウェア各部と接続されている。CPU21は例えば一もしくは複数のCPU又はマルチコアCPU等を備える。CPU21は、記憶部22に記憶されたプログラム22Pに従いハードウェアの各部を制御する。
記憶部22は例えばハードディスクまたは大容量メモリ等である。記憶部22にはCPU21が処理を行う際に必要とする種々のデータ及びプログラム22Pを格納する。
RAM23は例えばSRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、フラッシュメモリ等である。RAM23は、記憶部としても機能し、CPU21による各種プログラムの実行時に発生する種々のデータを一時的に記憶する。
入力部24はマウス、キーボード又はタッチパネル等の入力デバイスであり、受け付けた操作情報をCPU21へ出力する。表示部25は液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等であり、CPU21の指示に従い各種情報を表示する。通信部26は、例えば無線LANカード又は携帯電話用通信モジュール等であり、通信網Nを介してカメラ1から送信された画像を受信する。
図3は情報処理装置3のハードウェア群を示すブロック図である。図3に示す情報処理装置3は、CPU31、記憶部32、RAM33、入力部34、表示部35及び通信部36を備える。情報処理装置3のCPU31、RAM33、入力部34及び表示部35の構成は端末装置2のCPU21、RAM23、入力部24及び表示部25の構成と同様であるため、簡潔のため記載を省略する。
記憶部32は例えばハードディスクまたは大容量メモリ等である。記憶部32にはCPU31が処理を行う際に必要とする種々のデータ、プログラム32P、車両情報DB321、ユーザ情報DB322、履歴情報DB323、サービス情報DB324、推奨情報DB325及び出力情報DB326を格納する。通信部36は、例えば無線LANカード又は携帯電話用通信モジュール等であり、通信網Nを介して各種情報を端末装置2及び携帯端末装置4との間で取得又は出力する。
図4は車両情報DB321に格納されているデータの一例を示す図である。車両情報DB321は車両情報を記憶するデータベースである。車両情報DB321は自動車識別情報列、車種列、ユーザ列、車齢列、車両価格列、燃費列、積載量列及びメールアドレス列等を備える。自動車識別情報列には自動車識別情報が記憶される。自動車識別情報列には例えば「品川10あ1111」が記憶される。車種列には車両5の車種が記憶される。ユーザ列には車両5に係るユーザの名称が記憶される。車齢列には車両5を購入してから現在までの年数が記憶される。車両価格列には車両5の価格が記憶される。車両価格列は例えば200万が記憶され、単位は円である。燃費列には車両5の燃費が記憶される。燃費列には例えば10.00が記憶され、1リットル当たり10キロメートル走行できることを示す。積載量列には例えば2000が記憶され、単位はキログラムである。メールアドレス列には車両情報に対応する携帯端末装置4のメールアドレスが記憶される。記憶部32には予め車両情報DB321が記憶されている。
図5はユーザ情報DB322に格納されているデータの一例を示す図である。ユーザ情報DB322は車両5に係るユーザ情報を記憶するデータベースである。ユーザ情報DB322はユーザ列、性別列、年代列、家族構成列、趣向列及び推定年収列等を備える。ユーザ列には車両5に係るユーザの名称が記憶される。性別列にはユーザの性別が記憶される。年代列にはユーザの年代が記憶される。家族構成列にはユーザの家族構成が記憶される。家族構成列には例えば、「父母同居」、「独身」又は「子持ち」等である。父母同居とは父母と同居していることを示す。独身とは独身であることを示す。子持ちとは子供がいることを示す。趣向列にはユーザの趣向が記憶される。趣向列には例えば、「料理」又は「旅行」等が記憶される。「料理」とはユーザの好みが料理であることを示す。「旅行」とはユーザの好みが「旅行」であることを示す。推定年収列にはCPU31が算出したユーザの年収を示す推定年収が記憶される。
ユーザ情報DB322のユーザ列、性別列、年代列、家族構成列及び趣向列は予め記憶されている。CPU31は車両情報に基づいて推定年収を算出し、算出した推定年収をユーザ情報DB322に記憶する。具体的にはCPU31は車両情報DB321の車両価格が「200万」であった場合、推定年収「400万」を算出し、算出した推定年収をユーザ情報DB322に記憶する。
あるいはCPU31は会員情報又は会員券の使用履歴等のユーザデータを予め記憶部32に記憶しておき、記憶部32に記憶されたユーザデータに基づいてユーザ情報を特定し、特定したユーザ情報をユーザ情報DB322に記憶するようにしてもよい。
図6は履歴情報DB323に格納されているデータの一例を示す図である。履歴情報DB323は商品又はサービスを購入した履歴を示す履歴情報を記憶するデータベースである。履歴情報DB323はユーザ列、サービス名列及び価格列等を備える。ユーザ列にはユーザの名称が記憶される。サービス名列にはユーザが購入したサービスの名称が記憶される。価格列にはサービスの価格が記憶され、例えば単位は円である。本実施形態においてユーザは予め商品又はサービスの購入を行っており、履歴情報DB323には予め履歴情報が記憶されているものとする。
図7はサービス情報DB324に格納されているデータの一例を示す図である。サービス情報DB324は商品又はサービスに関する情報を示すサービス情報を記憶するデータベースである。サービス情報DB324はサービス名列、価格列、対象性別列、対象年代列、対象家族構成列、対象趣向列、対象年収列及び商品サイズ列等を備える。サービス名列にはサービスの名称が記憶される。価格列にはサービスの価格が記憶される。対象性別列にはサービスの対象となるユーザの性別が記憶される。対象年代列にはサービスの対象となるユーザの年代が記憶される。対象家族構成列にはサービスの対象となるユーザの家族構成が記憶される。対象趣向列にはサービスの対象となるユーザの趣向が記憶される。対象年収列にはサービスの対象となるユーザの年収が記憶される。商品サイズ列には商品のサイズが記憶される。商品サイズ列には例えば、「100×100×100」が記憶される。「100×100×100」とは横方向の長さが100ミリであり、奥行き方向の長さが100ミリであり、高さ方向の長さが100ミリであることを示す。サービス情報DB324は予め記憶部32に記憶されている。
図8は推奨情報DB325に格納されているデータの一例を示す図である。推奨情報DB325は推奨情報を記憶するデータベースである。推奨情報DB325は推奨情報列、推奨サービス列及び商品説明列等を備える。推奨情報列には推奨情報が記憶される。推奨情報列には例えば「旅行プラン」、「クーポンA」、「家具情報」又は「クーポンB」等が記憶される。推奨サービス列には推奨する商品又はサービスの名称を示す推奨サービスが記憶される。商品説明列には推奨する商品又はサービスの説明が記憶される。記憶部32には推奨情報DB325が予め記憶されている。
図9は出力情報DB326に格納されているデータの一例を示す図である。出力情報DB326は携帯端末装置4へ送信した推奨情報の履歴を示す推奨履歴を記憶するデータベースである。出力情報DB326は推奨情報列、出力ユーザ列及び出力日時列等を備える。推奨情報列には推奨情報が記憶される。出力ユーザ列には推奨情報を出力したユーザが記憶される。出力日時列には出力した推奨情報の日時が記憶される。
CPU31が出力情報DB326の各列の要素を記憶する処理は以下の通りである。CPU31は車両情報、履歴情報及びユーザ情報に基づいて推奨情報を特定する。CPU31は特定した推奨情報及びユーザ情報を出力情報DB326に記憶する。
図10は携帯端末装置4のハードウェア群を示すブロック図である。図10に示す携帯端末装置4は、CPU41、記憶部42、RAM43、入力部44、表示部45及び通信部46を備える。携帯端末装置4のCPU41及びRAM43の構成は情報処理装置3のCPU31及びRAM33の構成と同様であるため、記載を省略する。
記憶部42は例えばEEPROM、ハードディスク又はフラッシュメモリ等である。記憶部42にはCPU41が処理を行う際に必要とする種々のデータ、プログラム42Pを格納する。
入力部44はタッチパネル等の入力デバイスであり、受け付けた操作情報をCPU41へ出力する。表示部45はCPU41から画像データを出力する。表示部45は例えば液晶画面である。タッチパネルは表示部45の表示画面を覆うように設けられている。タッチパネルは例えば、タップ、フリック又はスワイプ等のユーザの指先のタッチ操作により表示部45の表示画面上における位置指定を受け付ける。タッチパネルはユーザの指先が接触する接触点の表示画面上の座標を検出し、検出した座標とともにユーザが行ったタッチ操作の情報をCPU41へ出力する。なお、入力部44はユーザの指示を受け付けるための各種ボタン、指示の確定を受け付けるエンターキー又はテンキー等でもよい。
通信部46は、ネットワークインタフェースである。通信部46は例えば無線LANカード又は携帯電話用通信モジュール等であり、通信網Nを介して情報処理装置3との間で情報を送受信する。
本実施形態における情報処理システムの作用及び動作を説明する。CPU21はカメラ1から取得したナンバープレートの画像を解析することにより自動車識別情報を特定する。CPU21は自動車識別情報を通信部26から情報処理装置3へ出力する。CPU31は自動車識別情報を通信部36で端末装置2から取得する。CPU31は取得した自動車識別情報に基づいて車両情報を特定する。具体的にはCPU31は車両情報DB321の自動車識別情報列を参照し、自動車識別情報に対応づけられた車両情報を特定する。CPU31は車両情報に基づいてユーザ情報を特定する。具体的にはCPU31は車両情報DB321のユーザ列からユーザの名称を読み出し、ユーザ情報DB322を参照し、読み出したユーザの名称に対応づけられたユーザ情報を特定する。
CPU31は車両情報、履歴情報及びユーザ情報に基づいて推奨情報を特定する推奨情報特定処理を行う。推奨情報特定処理の作用及び動作は以下の通りである。CPU31は車両情報DB321を参照する。
CPU31は特定した車両情報に基づいて車両5をランク毎に分類する。具体的には特定した車両情報に対応づけられた車両価格に基づいて車両5をランク毎に分類する。具体的な車両5の分類方法は以下の通りである。CPU31は車両5の車両価格が300万円未満であった場合、車両をランクCに分類する。CPU31は車両5の車両価格が300万円以上、1000万円未満であった場合、車両5をランクBに分類する。CPU31は車両5の車両価格が1000万円以上であった場合、車両5をランクAに分類する。なお、本実施形態における車両5の分類方法は一例であり、これに限られるものではない。CPU31は例えば車齢又は燃費等に基づいて車両5をランク毎に分類してもよい。
CPU31は車両5のランクがランクAであるか否かを判定する。CPU31は車両5のランクがランクAであると判定した場合、所定の第1推奨情報を特定する。所定の第1推奨情報とは例えば、旅行プランである。CPU31は車両5のランクがランクAでないと判定した場合、車両5のランクがランクBであるか否かを判定する。CPU31は車両5のランクがランクBであると判定した場合、所定の第2推奨情報を特定する。所定の第2推奨情報とは例えば、クーポンAである。CPU31は車両5のランクがランクBでないと判定した場合、すなわち車両5のランクがランクCであると判定した場合、ユーザ情報DB322を参照し、ユーザの趣向が所定の趣向であるか否かを判定する。所定の趣向とは例えば家具である。CPU31はユーザの趣向が所定の趣向でないと判定した場合、所定の第3推奨情報を特定する。所定の第3推奨情報とは例えば、クーポンBである。CPU31はユーザの趣向が所定の趣向であると判定した場合、所定の第4推奨情報を特定する。所定の第4推奨情報とは例えば家具情報である。
CPU31は特定した第3推奨情報を推奨情報DB325に記憶する。CPU31は推奨情報を通信部36から車両情報に対応する携帯端末装置4へ出力する。具体的には車両情報DB321のメールアドレス列を参照し、車両情報に対応する携帯端末装置4のメールアドレスへ推奨情報をメールで通信部36から出力する。携帯端末装置4のCPU41は推奨情報を通信部46で情報処理装置3から取得する。CPU31は推奨情報を表示部45に出力する。
本実施形態における具体的な情報処理システムの作用及び動作を説明する。端末装置2のCPU21は通信部26でナンバープレートの画像をカメラ1から取得する。CPU21は取得したナンバープレートの画像を解析することにより自動車識別情報「品川10あ1111」を特定する。CPU21は自動車識別情報「品川10あ1111」を通信部26から情報処理装置3へ出力する。CPU31は自動車識別情報「品川10あ1111」を通信部36で端末装置2から取得する。CPU31は車両情報DB321の自動車識別情報列を参照し、取得した自動車識別情報「品川10あ1111」に対応づけられた車両情報DB321の1行目の車両情報を特定する。CPU31は車両情報DB321の1行目のユーザ列からユーザAを読み出し、ユーザ情報DB322を参照し、読み出したユーザAに対応づけられたユーザ情報DB322の1行目のユーザ情報を特定する。
CPU31は車両情報DB321を参照する。CPU31は車両情報DB321の1行目の車両情報に対応づけられた車両価格が2000000であり、車両5の車両価格が300万円未満であるため、車両5のランクをランクCに分類する。
CPU31は車両5のランクがランクAでないと判定する。CPU31は車両5のランクがランクBでないと判定する。CPU31はユーザ情報DB322を参照し、ユーザの趣向が所定の趣向である家具でないと判定する。CPU31は「クーポンB」を特定する。CPU31は特定した「クーポンB」及びユーザAを出力情報DB326に記憶する。
CPU31は「クーポンB」を通信部36からメールでAAA@mail.jpへ出力する。携帯端末装置4AのCPU41は「クーポンB」を通信部46で情報処理装置3から取得する。CPU41は「クーポンB」を表示部45に出力する。図11は「クーポンB」を出力した表示部45を示す模式図である。
CPU21は取得したナンバープレートの画像を解析することにより自動車識別情報「品川10あ1112」を特定する。CPU21は自動車識別情報「品川10あ1112」を通信部26から情報処理装置3へ出力する。CPU31は自動車識別情報「品川10あ1112」を通信部36で端末装置2から取得する。CPU31は車両情報DB321の自動車識別情報列を参照し、取得した自動車識別情報「品川10あ1112」に対応づけられた車両情報DB321の2行目の車両情報を特定する。CPU31は車両情報DB321の2行目のユーザ列からユーザBを読み出し、ユーザ情報DB322を参照し、読み出したユーザBに対応づけられたユーザ情報DB322の2行目のユーザ情報を特定する。
CPU31は車両情報DB321を参照する。CPU31は車両情報DB321の2行目の車両情報に対応づけられた車両価格が3000000であり、車両5の車両価格が300万円以上1000万円未満であるため、車両5のランクをランクBに分類する。
CPU31は車両5のランクがランクAでないと判定する。CPU31は車両5のランクがランクBであると判定する。CPU31は「クーポンA」を特定する。CPU31は特定した「クーポンA」及びユーザBを出力情報DB326に記憶する。
CPU31は「クーポンA」を通信部36からメールでBBB@mail.jpへ出力する。携帯端末装置4のCPU41は「クーポンA」を通信部46で情報処理装置3から取得する。CPU41は「クーポンA」を表示部45に出力する。図12は「クーポンA」を出力した表示部45を示す模式図である。
CPU21は取得したナンバープレートの画像を解析することにより自動車識別情報「品川10あ1113」を特定する。CPU21は自動車識別情報「品川10あ1113」を通信部26から情報処理装置3へ出力する。CPU31は自動車識別情報「品川10あ1113」を通信部36で端末装置2から取得する。CPU31は車両情報DB321の自動車識別情報列を参照し、取得した自動車識別情報「品川10あ1113」に対応づけられた車両情報DB321の3行目の車両情報を特定する。CPU31は車両情報DB321の3行目のユーザ列からユーザCを読み出し、ユーザ情報DB322を参照し、読み出したユーザCに対応づけられたユーザ情報DB322の3行目のユーザ情報を特定する。
CPU31は車両情報DB321を参照する。CPU31は車両情報DB321の3行目の車両情報に対応づけられた車両価格が15000000であり、車両5の車両価格が1000万円以上であるため、車両5のランクをランクAに分類する。
CPU31は車両5のランクがランクAであると判定する。CPU31は「旅行券」を特定する。CPU31は特定した「旅行券」及びユーザCを出力情報DB326に記憶する。
CPU31は「旅行券」を通信部36からメールでCCC@mail.jpへ出力する。携帯端末装置4のCPU41は「旅行券」を通信部46で情報処理装置3から取得する。CPU41は「旅行券」を表示部45に出力する。図13は「旅行券」を出力した表示部45を示す模式図である。なお、CPU41は飛行機の発着時刻又は空港カウンターの場所等の飛行機に関する飛行機情報を表示部45に出力してもよい。
次に、フローチャートを用いて情報処理システムの処理手順を説明する。図14〜15は本実施形態における情報処理システムの処理手順を示したフローチャートである。端末装置2のCPU21は通信部26でナンバープレートの画像をカメラ1から取得する(ステップS1)。CPU21は取得したナンバープレートの画像を解析することにより自動車識別情報を特定する(ステップS2)。CPU21は自動車識別情報を通信部26から情報処理装置3へ出力する(ステップS3)。CPU31は自動車識別情報を通信部36で端末装置2から取得する(ステップS4)。CPU31は取得した自動車識別情報に基づいて車両情報を特定する(ステップS5)。CPU31は車両情報に基づいてユーザ情報を特定する(ステップS6)。
CPU31は車両情報、履歴情報及びユーザ情報に基づいて推奨情報を特定する推奨情報特定処理を行う(ステップS7)。特定した推奨情報及びユーザ情報を推奨情報DB325に記憶する(ステップS8)。CPU31は推奨情報を通信部36から車両情報に対応する携帯端末装置4へ出力(送信)する(ステップS9)。携帯端末装置4のCPU41は推奨情報を通信部46で情報処理装置3から取得する(ステップS10)。CPU41は推奨情報を表示部45に表示し(ステップS11)、処理を終了する。
図16〜17は推奨情報特定処理の処理手順を示したフローチャートである。CPU31はステップS6の処理を終了した後、車両情報DB321を参照する(ステップS21)。
CPU31は特定した車両情報に基づいて車両5をランク毎に分類する(ステップS22)。
CPU31は車両5のランクがランクAであるか否かを判定する(ステップS23)。CPU31は車両5のランクがランクAであると判定した場合(ステップS23:YES)、所定の第1推奨情報を特定し(ステップS24)、推奨情報特定処理を終了し、処理をステップS8に移す。CPU31は車両5のランクがランクAでないと判定した場合(ステップS23:NO)、車両5のランクがランクBであるか否かを判定する(ステップS25)。CPU31は車両5のランクがランクBであると判定した場合(ステップS25:YES)、所定の第2推奨情報を特定し(ステップS26)、推奨情報特定処理を終了し、処理をステップS8に移す。CPU31は車両5のランクがランクBでないと判定した場合(ステップS25:NO)、すなわち車両5のランクがランクCであると判定した場合、ユーザ情報DB322を参照し、ユーザの趣向が所定の趣向であるか否かを判定する(ステップS27)。CPU31はユーザの趣向が所定の趣向でないと判定した場合(ステップS27:NO)、所定の第3推奨情報を特定し(ステップS29)、推奨情報特定処理を終了し、処理をステップS8に移す。CPU31はユーザの趣向が所定の趣向であると判定した場合(ステップS27:YES)、所定の第4推奨情報を特定し(ステップS28)、推奨情報特定処理を終了し、処理をステップS8に移す。
本実施形態における情報処理システムは、車両情報及びユーザ情報に基づいて推奨情報を出力することにより、ユーザに適切な商品又はサービスを推奨することができる。
また、本実施形態における情報処理システムは、自動車識別情報に基づいて車両情報を特定する。このことにより車両5のナンバープレートをカメラ1で撮像し、即座に車両情報を特定することができる。
また、本実施形態における情報処理システムは、車両情報に基づいて車両5をランク毎に分類することにより、車両5の値段に応じてユーザに適切な商品又はサービスを推奨することができる。
なお、本実施形態では車両情報に基づいて車両5をランク毎に分類したが、ユーザ情報に基づいて車両5をランク毎に分類してもよい。また本実施形態ではユーザ情報DB322の趣向列に応じて推奨情報特定したが、性別列、年代列、家族構成列及び推定年収列に応じて推奨情報を特定してもよい。また履歴情報DB323に履歴情報が記憶されていた場合、記憶されていた履歴情報を推奨情報として特定してもよい。
実施の形態2
実施の形態2はビーコンIDを介して携帯端末装置4からIPアドレスを取得する実施形態に関する。図18は実施の形態2に係る情報処理システムの概要を示す模式図である。以下、特に説明する構成、作用以外の構成及び作用は実施の形態1と同等であり、簡潔のため記載を省略する。情報処理システムはさらに所定の通信可能範囲(例えば1m〜10m)内における近距離通信に係る通信プロトコルを用いて情報を送信する送信装置8を備える。送信装置8は入場ゲート付近に設置され、例えばBluetooth(登録商標)の通信プロトコルを用いたビーコンである。なお、送信装置1は無線モジュールであってもよい。あるいは送信装置8は光又は超音波等により情報を送信する機器であってもよい。以下では送信装置8をビーコンとして説明する。
図19は送信装置8のハードウェア群を示すブロック図である。図19に示す送信装置8は、CPU81、記憶部82、RAM83及び送信部84を備える。送信装置8の記憶部82及びRAM83の構成は端末装置2の記憶部22及びRAM23と同様の構成であるため、簡潔のため省略する。
CPU81は、バスを介してハードウェア各部と接続されている。CPU81は例えば一又は複数のCPU又はマルチコアCPU等を備える。CPU81は、記憶部82に記憶されたプログラム82Pに従い、ハードウェアの各部の制御及び送信部84へ自身を識別するためのビーコンIDを含むデジタル信号の出力を行う。
送信部84は、例えばBluetoothモジュールであり、CPU81から出力されたデジタル信号を無線信号に変換して、ビーコンIDを含む無線信号を携帯端末装置2へ出力する。
図20は実施の形態2に係る端末装置2のハードウェア群を示すブロック図である。図20に示す端末装置2はさらに受信部28を備える。受信部28は、例えばBluetoothモジュールであり、受信した無線信号をデジタル信号に変換してCPU21へ出力する。
図21は実施の形態2に係る車両情報DB321に格納されているデータの一例を示す図である。車両情報DB321はメールアドレス列の代わりにIPアドレス列を備える。IPアドレス列にはIPアドレス列には携帯端末装置2のIPアドレスが記憶される。車両情報DB321のIPアドレス列は予め記憶されている。
図22は実施の形態2に係る携帯端末装置4のハードウェア群を示すブロック図である。図22に示す携帯端末装置4はさらに受信部47を備える。携帯端末装置4の受信部47は端末装置2の受信部28と同様の作用及び動作であり、簡略のため記載を省略する。
図23〜25は実施の形態2に係る情報処理システムの処理手順を示したフローチャートである。ステップS1〜ステップS11の処理は上述の実施の形態1に係る推奨情報特定処理と同様であるので、簡潔のため説明を省略する。CPU81は送信部84からビーコンIDを端末装置2及び携帯端末装置4へ出力する(ステップS31)。CPU41は受信部47でビーコンIDを送信装置8から取得する(ステップS32)。
CPU41はビーコンID及び自身のIPアドレスを通信部46から情報処理装置3へ出力する(ステップS33)。CPU31はビーコンID及びIPアドレスを通信部36で携帯端末装置4から取得し(ステップS34)、処理をステップS37に移す。CPU21はビーコンIDを受信部28で送信装置8から取得し(ステップS35)、処理をステップS1に移す。CPU21はステップS1〜ステップS2の処理を終了した後、自動車識別情報及びビーコンIDを通信部26から情報処理装置3へ出力する(ステップS36)。CPU31は自動車識別情報及びビーコンIDを通信部36で端末装置2から取得する(ステップS37)。
CPU31は端末装置2から取得したビーコンIDと携帯端末装置4から取得したビーコンIDが一致したか否かを判定する(ステップS38)。CPU31は端末装置2から取得したビーコンIDと携帯端末装置4から取得したビーコンIDが一致しなかったと判定した場合(ステップS38:NO)、処理を終了する。CPU31は端末装置2から取得したビーコンIDと携帯端末装置4から取得したビーコンIDが一致したと判定した場合(ステップS38:YES)、処理をステップS5へ移す。CPU31はステップS5の処理を終了した後、車両情報DB321に特定した車両情報に対応するIPアドレスを記憶し(ステップS39)、処理をステップS6に移す。CPU31はステップS6〜ステップS8の処理を終了した後、推奨情報を通信部36から車両情報に対応する携帯端末装置4へ出力する。すなわちCPU31は推奨情報を通信部36から車両情報に対応するIPアドレスを指定して携帯端末装置4へ出力し(ステップS40)、処理をステップS10へ移す。
本実施形態における情報処理システムは、ビーコンIDを介して携帯端末装置4からIPアドレスを取得することで、事前にメールアドレスを記憶していなくても推奨情報を携帯端末装置4へ出力することができる。
実施の形態3
実施の形態3は店舗情報に基づいて推奨情報を特定する実施形態に関する。図26は実施の形態3に係る情報処理装置3のハードウェア群を示すブロック図である。以下、特に説明する構成、作用以外の構成及び作用は実施の形態1と同等であり、簡潔のため記載を省略する。情報処理装置3の記憶部32はさらに店舗情報DB327を備える。端末装置2の記憶部22には店舗5の業種、他店舗に対する優劣又は立地等を示す店舗情報が予め記憶されている。
図27は店舗情報DB327に格納されているデータの一例を示す図である。店舗情報DB327は店舗情報に関するデータを記憶するデータベースである。店舗情報DB327は店舗列、店舗情報列及びランク列等を備える。店舗列には店舗の名称が記憶される。店舗情報列には店舗情報が記憶される。店舗情報列には例えば、旅行代理店、家具店、スーパーマーケット又は空港等が記憶される。ランク列には店舗を分類した店舗ランク(ランク)が記憶される。店舗情報DB327は予め記憶されている。
実施の形態3における端末装置2は店舗5の店舗情報に対応づけられており、自動車識別情報及び店舗5の店舗情報を情報処理装置3へ出力する。CPU31は自動車識別情報及び店舗5の店舗情報を通信部36で端末装置2から取得する。
実施の形態3に係る推奨情報特定処理を図26を参照しつつ説明する。CPU31は店舗情報DB327を参照し、店舗情報に基づいて店舗5を店舗ランク毎に分類する。CPU31は店舗5の店舗ランクがランクAであるか否かを判定する。
CPU31は店舗5の店舗ランクがランクAであると判定した場合、所定の第1推奨情報を特定する。CPU31は店舗5の店舗ランクがランクAでないと判定した場合、店舗5の店舗ランクがランクBであるか否かを判定する。CPU31は店舗5の店舗ランクがランクBであると判定した場合、所定の第2推奨情報を特定する。CPU31は店舗5の店舗ランクがランクBでないと判定した場合、所定の第3推奨情報を特定する。
具体的な実施の形態3に係る推奨情報特定処理を説明する。CPU31は取得した店舗情報が宝石店であった場合、店舗情報DB327を参照し、店舗5の店舗ランクを宝石店に対応づけられたランクAに分類する。CPU31は店舗5の店舗ランクがランクAであると判定する。CPU31は所定の第1推奨情報を特定する。
CPU31は取得した店舗情報が家具店であった場合、店舗情報DB327を参照し、店舗5の店舗ランクを家具店に対応づけられたランクBに分類する。CPU31は店舗5の店舗ランクがランクAでないと判定する。CPU31は店舗5の店舗ランクがランクBであると判定する。CPU31は所定の第2推奨情報を特定する。
CPU31は取得した店舗情報が家具店であった場合、店舗情報DB327を参照し、店舗5の店舗ランクをスーパーマーケットに対応づけられたランクCに分類する。CPU31は店舗5の店舗ランクがランクAでないと判定する。CPU31は店舗5の店舗ランクがランクBでないと判定する。すなわちCPU31は店舗5の店舗ランクがランクCであると判定する。CPU31は所定の第3推奨情報を特定する。
図28は実施の形態3に係る情報処理システムの処理手順を示したフローチャートである。ステップS3〜ステップS4以外の処理は上述の実施の形態1に係る推奨情報特定処理と同様であるので、簡潔のため説明を省略する。CPU21はステップS2の処理を終了した後、店舗情報を記憶部22から取得する(ステップS51)。CPU21は自動車識別情報及び店舗情報を通信部26から情報処理装置3へ出力する(ステップS52)。CPU31は自動車識別情報及び店舗情報を通信部36で端末装置2から取得し(ステップS53)、処理をステップS5へ移す。
図29は実施の形態3に係る推奨情報特定処理の処理手順を示したフローチャートである。ステップS21〜ステップS22の処理は上述の実施の形態1に係る推奨情報特定処理と同様であるので、簡潔のため説明を省略する。CPU31はステップS14の処理を終了した後、店舗情報DB327を参照し、店舗情報に基づいて店舗5を店舗ランク毎に分類する(ステップS54)。CPU31は店舗5の店舗ランクがランクAであるか否かを判定する(ステップS55)。
CPU31は店舗5の店舗ランクがランクAであると判定した場合(ステップS55:YES)、所定の第1推奨情報を特定し(ステップS56)、推奨情報特定処理を終了し、処理をステップS8に移す。CPU31は店舗5の店舗ランクがランクAでないと判定した場合(ステップS55:NO)、店舗5の店舗ランクがランクBであるか否かを判定する(ステップS57)。CPU31は店舗5の店舗ランクがランクBであると判定した場合(ステップS57:YES)、所定の第2推奨情報を特定し(ステップS58)、推奨情報特定処理を終了し、処理をステップS8に移す。CPU31は店舗5の店舗ランクがランクBでないと判定した場合(ステップS57:NO)、所定の第3推奨情報を特定し(ステップS59)、推奨情報特定処理を終了し、処理をステップS8に移す。
本実施形態における情報処理システムは、店舗5を店舗ランク毎に分類し、分類した店舗ランクに基づいて推奨情報を特定することにより、店舗5を訪れたユーザに適切な商品又はサービスを推奨することができる。
実施の形態4
実施の形態4はQRコード(登録商標)に基づいて車両情報を特定する実施形態に関する。QRコードは二次元バーコードとする。図30は実施の形態4に係る端末装置2のハードウェア群を示すブロック図である。以下、特に説明する構成、作用以外の構成及び作用は実施の形態3と同等であり、簡潔のため記載を省略する。端末装置2はさらに撮像部27を備える。撮像部27は例えばCCDカメラ又はCMOSカメラ等であり、CCD又はCOMS等を介して入力された光信号を光電変換することにより画像データを取得する。
図31は車両5を車両検査したことを証明する書面を示す車両検査証6を示す説明図である。車両検査証6は下端の右側にQRコード7が記載されている。QRコード7は車両5の車両検査に関する情報を示す車検情報を有している。車検情報とは例えば、自動車識別情報、車台番号、車両の型式、原動機の型式、氏名及び住所等である。
図32は実施の形態4に係る情報処理システムの処理手順を示したフローチャートである。ステップS61〜ステップS65以外の処理は上述の実施の形態3に係る推奨情報特定処理と同様であるので、簡潔のため説明を省略する。CPU21は撮像部27でQRコードの画像を取得し(ステップS61)、処理をステップS51へ移す。CPU21はステップS51の処理を終了した後、取得したQRコード7の画像を解析することにより車検情報を取得する(ステップS62)。CPU21は車検情報及び店舗情報を通信部26から情報処理装置3へ出力する(ステップS63)。CPU31は車検情報及び店舗情報を通信部26で端末装置2から取得する(ステップS64)。CPU31は車検情報に基づいて車両情報及びユーザ情報を特定し(ステップS65)、処理をステップS7へ移す。具体的には例えばCPU31は自動車識別情報に基づいて車両情報を特定し、氏名に基づいてユーザ情報を特定する。
本実施形態における情報処理システムは、QRコードに基づいて車両情報を特定する。QRコードは撮像部27で撮像することで車検情報を取得するため、画像解析が失敗する可能性がある自動車識別情報より的確に車両情報を特定することができる。
実施の形態5
実施の形態5は店舗6に車両5が来店したことを示す来店情報(メッセージ)を出力する実施形態に関する。図33は実施の形態5に係る情報処理システムの概要を示す模式図である。以下、特に説明する構成、作用以外の構成及び作用は実施の形態4と同等であり、簡潔のため記載を省略する。実施の形態5に係る情報処理システムは端末装置2A、2B及び2C等と店舗6A、6B及び6C等とを備える。以下、端末装置2A、2B及び2Cは場合により代表して端末装置2とし、店舗6A、6B及び6Cは場合により代表して店舗6とする。
図34は実施の形態5に係る店舗情報DB327に格納されているデータの一例を示す図である。店舗情報DB327はさらに対応推奨情報列及びIPアドレス列を備える。対応推奨情報列には推奨情報が記憶される。IPアドレス列には店舗6の端末装置(出力先)2のIPアドレスが記憶される。IPアドレスは来店情報を出力する出力先を示す。店舗情報DB327の対応推奨情報及びIPアドレスは予め記憶されている。
実施の形態5に係る情報処理システムを図9及び図34を参照しつつ説明する。CPU31は推奨情報を携帯端末装置4へ通信部36から出力した後、店舗情報DB327を参照し、出力した推奨情報に対応する店舗6を特定する。CPU31は特定した店舗6に対応する端末装置2のIPアドレスを特定する。
CPU31は自身の端末装置2に係る店舗6及びユーザ情報に基づいて来店情報を生成する。CPU31はユーザ情報及び来店情報を通信部36から特定したIPアドレスを指定して端末装置2へ出力する。CPU21はユーザ情報及び来店情報を通信部26で取得する。CPU21はユーザ情報及び来店情報を表示部25に出力する。
具体的な実施の形態5に係る情報処理システムを説明する。CPU31は推奨情報クーポンAをユーザAの携帯端末装置4へ通信部36から出力した後、店舗情報DB327を参照し、出力した推奨情報クーポンAに対応する店舗6Cを特定する。CPU31は特定した店舗6Cに対応する端末装置2CのIPアドレスを特定する。
CPU31は自身の端末装置2Aに係る店舗6A及びユーザ情報ユーザAに基づいて来店情報を生成する。CPU31はユーザ情報ユーザA及び来店情報を通信部36から特定したIPアドレスを指定して端末装置2Cへ出力する。端末装置2CのCPU21はユーザ情報ユーザA及び来店情報を通信部26で取得する。CPU21はユーザ情報ユーザA及び来店情報を表示部25に出力する。具体的にはCPU21は表示部25に「ユーザAが店舗6Aに訪れました」を出力する。
図35は実施の形態5に係る情報処理システムの処理手順を示したフローチャートである。ステップS1〜ステップS65の処理は上述の実施の形態4に係る情報処理システムと同様であるので、簡潔のため説明を省略する。CPU31はステップS9の処理を終了した後、店舗情報DB327を参照し、出力した推奨情報に対応する店舗6を特定する(ステップS71)。CPU31は特定した店舗6に対応する端末装置2のIPアドレスを特定する(ステップS72)。
CPU31は自身の端末装置2に係る店舗6及びユーザ情報に基づいて来店情報を生成する(ステップS73)。CPU31はユーザ情報及び来店情報を通信部36から特定したIPアドレスを指定して端末装置2へ出力する(ステップS74)。CPU21はユーザ情報及び来店情報を通信部26で取得する(ステップS75)。CPU21はユーザ情報及び来店情報を表示部25に出力し(ステップS76)、処理を終了する。
本実施形態における情報処理システムは来店情報を推奨情報に対応する店舗6の端末装置2に出力するため、推奨情報に対応する店舗6の店員が推奨情報を出力したユーザであるか否かを確認することができる。このことにより店員が推奨情報の推薦等の適切な接客をすることができる。
実施の形態6
実施の形態6は購入情報に基づいて課金情報を生成する実施形態に関する。図36は実施の形態6に係る情報処理システムの概要を示す模式図である。以下、特に説明する構成、作用以外の構成及び作用は実施の形態5と同等であり、簡潔のため記載を省略する。実施の形態6に係る情報処理システムは携帯端末装置4A、4B及び4C等とPOS端末7A、7B及び7C等とを備える。携帯端末装置4A、4B及び4Cは場合により代表して携帯端末装置4とし、POS端末7A、7B及び7Cは場合により代表してPOS端末7とする。POS端末7は端末装置2に接続されている。POS端末7はクーポンを読み取った場合、読み取ったクーポンに記載された商品又はサービスを商品又はサービスを購入したことを示す購入情報として端末装置2へ出力する。
図37は実施の形態6に係る情報処理装置3のハードウェア群を示すブロック図である。情報処理装置3の記憶部32はさらに課金情報DB328を備える。図38は課金情報DB328に格納されているデータの一例を示す図である。課金情報DB328は購入情報に基づいて課金すべき課金情報に関するデータを記憶するデータベースである。課金情報DB328は店舗列、課金情報列及びIPアドレス列等を備える。店舗列には店舗の名称が記憶される。課金情報列には課金情報が記憶される。IPアドレス列には店舗6の端末装置2のIPアドレスが記憶される。課金情報DB328の店舗列及びIPアドレス列は予め記憶されている。CPU31はサービス情報DB324の価格情報を参照し、購入情報に係る商品又はサービスの価格に所定の割合を積算した金額を課金情報として生成する。CPU31は生成した課金情報を課金情報DB328に記憶する。
図39は実施の形態6に係る出力情報DB326に格納されているデータの一例を示す図である。出力情報DB326はさらに使用履歴列を備える。使用履歴列にはユーザが推奨情報を使用したか否かを示す使用履歴が記憶される。使用履歴列には例えば、「あり」又は「なし」が記憶される。「あり」はユーザが推奨情報に基づいて商品又はサービスを購入したことを示す。「なし」はユーザが推奨情報に基づいて商品又はサービスを購入しなかったことを示す。CPU31は購入情報及びユーザ情報を通信部36で端末装置2から取得する。出力情報DB326は購入情報と推奨情報とを対応づける。CPU31は出力情報DB326を参照し、取得したユーザ情報に対応する推奨情報と購入情報とが同一であるか否かを判定する。CPU31は推奨情報と購入情報が同一であると判定した場合、出力情報DB326に推奨情報に対応する使用履歴を記憶する。
図40は実施の形態6に係る情報処理システムを示す説明図である。実施の形態5に係る情報処理システムを図39を参照しつつ説明する。ユーザはクーポンを店舗6の店員に見せ、推奨情報に係る推奨サービスを購入する。店員がPOS端末7に推奨サービスの購入情報を入力した場合、POS端末7Bは入力された購入情報を端末装置2へ出力する。CPU21はPOS端末7から購入情報を取得する。CPU21はユーザ情報の要求を通信部26から携帯端末装置4へ出力する。
CPU41はユーザ情報の要求を通信部46で端末装置2から取得する。CPU41はユーザ情報を通信部46から端末装置2へ出力する。CPU21はユーザ情報を通信部26で携帯端末装置4から取得する。
CPU21は購入情報、ユーザ情報及び自身のIPアドレスを通信部26から情報処理装置3へ出力する。CPU31は購入情報、ユーザ情報及びIPアドレスを通信部36で端末装置2から取得する。CPU31は出力情報DB326を参照し、取得したユーザ情報に対応する推奨情報と購入情報とが同一であるか否かを判定する。すなわちCPU31は出力情報DB326を参照し、取得したユーザ情報に対応する推奨情報に係る推奨サービスと購入情報とが同一であるか否かを判定する。CPU31は推奨情報と購入情報とが同一であると判定した場合、出力情報DB326に使用履歴を記憶する。CPU31は購入情報に基づいて課金情報を生成する。具体的にはCPU31はサービス情報DB324の価格情報を参照し、購入情報に係る商品又はサービスの価格に所定の割合を積算した金額を課金情報として生成する。所定の割合とは例えば10%である。本実施形態において小数点以下の金額は切り捨てている。
CPU31は通信部36から取得したIPアドレスを指定して、端末装置2へ課金情報を出力する。CPU21は通信部26で情報処理装置3から課金情報を取得する。CPU21は表示部25で課金情報を出力する。
具体的な実施の形態6に係る情報処理システムを説明する。ユーザBが携帯端末4Bに出力されたクーポンAを店舗6Bの店員に見せ、推奨情報クーポンAに係る推奨サービス玉ねぎを購入する。店員がPOS端末7Bに購入情報玉ねぎを入力した場合、POS端末7Bは入力された購入情報玉ねぎを端末装置2Bへ出力する。CPU21はPOS端末7から購入情報玉ねぎを取得する。CPU21はユーザ情報の要求を通信部26から携帯端末装置4へ出力する。
CPU41はユーザ情報の要求を通信部46で端末装置2から取得する。CPU41はユーザBに係るユーザ情報を通信部46から端末装置2へ出力する。CPU21はユーザBに係るユーザ情報を通信部26で携帯端末装置4から取得する。
CPU21は購入情報玉ねぎ、ユーザBに係るユーザ情報及び自身のIPアドレスを通信部26から情報処理装置3へ出力する。CPU31は購入情報玉ねぎ、ユーザBに係るユーザ情報及び端末装置2Bに係るIPアドレスを通信部36で端末装置2Bから取得する。CPU31は出力情報DB326を参照し、推奨情報クーポンAに係る推奨サービス玉ねぎと購入情報玉ねぎとが同一であると判定する。出力情報DB326にクーポンAの使用履歴を記憶する。CPU31はサービス情報DB324の価格情報21を参照し、玉ねぎの価格21に10%を積算した金額2を課金情報として生成する。
CPU31は通信部36から取得したIPアドレスを指定して、端末装置2へ課金情報2を出力する。CPU21は通信部26で情報処理装置3から課金情報2を取得する。CPU21は表示部25に課金情報2を出力する。具体的にはCPU21は表示部25に「課金は¥2です。」を出力する。
図41〜42は実施の形態6に係る情報処理システムの処理手順を示したフローチャートである。ステップS1〜ステップS76の処理は上述の実施の形態4に係る情報処理システムと同様であるので、簡潔のため説明を省略する。CPU21はPOS端末7から購入情報を取得する(ステップS81)。CPU21はユーザ情報の要求を通信部26から携帯端末装置4へ出力する(ステップS82)。
CPU41はユーザ情報の要求を通信部46で端末装置2から取得する(ステップS83)。CPU41はユーザ情報を通信部46から端末装置2へ出力する(ステップS84)。CPU21はユーザ情報を通信部26で携帯端末装置4から取得する(ステップS85)。
CPU21は購入情報、ユーザ情報及び自身のIPアドレスを通信部26から情報処理装置3へ出力する(ステップS86)。CPU31は購入情報、ユーザ情報及びIPアドレスを通信部36で端末装置2から取得する(ステップS87)。CPU31は出力情報DB326を参照し、取得したユーザ情報に対応する推奨情報と購入情報とが同一であるか否かを判定する(ステップS88)。CPU31は推奨情報と購入情報とが同一でないと判定した場合(ステップS88:NO)、処理を終了する。CPU31は推奨情報と購入情報とが同一であると判定した場合(ステップS88:YES)、出力情報DB326に使用履歴を記憶する(ステップS89)。CPU31は購入情報に基づいて課金情報を生成する(ステップS90)。
CPU31は通信部36から取得したIPアドレスを指定して、端末装置2へ課金情報を出力する(ステップS91)。CPU21は通信部26で情報処理装置3から課金情報を取得する(ステップS92)。CPU21は表示部25に課金情報を表示し(ステップS93)、処理を終了する。
本実施形態における情報処理装置は、購入情報を取得することによりユーザが推奨情報で推奨した商品又はサービスを購入したか否かを把握することができる。
なお、本実施形態のPOS端末7はクーポンを読み取った場合、購入情報を端末装置2へ出力したがこれに限られるものではない。POS端末7はユーザが商品又はサービスを購入した場合、購入情報を端末装置2へ出力してもよい。
また本実施形態におけるCPU21はユーザ情報の要求を行ったがこれに限られるものではない。例えばクーポンにQRコード又はバーコード等によりユーザ情報を記載し、CPU21はクーポンに記載されたユーザ情報を読み取ることでユーザ情報を取得するようにしてもよい。
実施の形態7
実施の形態7はCPU31が車両5の積載量に応じて推奨情報を特定する実施形態に関する。以下、特に説明する構成、作用以外の構成及び作用は実施の形態3と同等であり、簡潔のため記載を省略する。図43は実施の形態7に係る情報処理装置3のハードウェア群を示すブロック図である。情報処理装置3の記憶部32はさらに積載量DB329を備える。図44は積載量DB329に格納されているデータの一例を示す図である。積載量DB329は車両5の積載量に対応する推奨情報を記憶するデータベースである。積載量DB329は積載量列及び推奨情報列等を備える。積載量列には車両5の積載量が記憶される。推奨情報列には推奨情報が記憶される。積載量DB329は予め記憶されている。
図45は実施の形態7に係る情報処理システムの処理手順を示したフローチャートである。ステップS1〜ステップS59の処理は上述の実施の形態3に係る推奨情報特定処理と同様であるので、簡潔のため説明を省略する。CPU21は車両情報DB321を参照し、車両5の積載量が所定の第1積載量以上であるか否かを判定する(ステップS101)。所定の第1積載量とは例えば5000kgである。CPU21は車両5の積載量が所定の第1積載量以上でないと判定した場合(ステップS101:NO)、積載量DB329を参照し、積載量に対応する所定の第5推奨情報を特定し(ステップS102)、推奨情報特定処理を終了し、処理をステップS8に移す。所定の第5推奨情報とは収納ケースである。
CPU21は車両5の積載量が所定の第1積載量以上であると判定した場合(ステップS101:YES)車両5の積載量が所定の第2積載量以上であるか否かを判定する(ステップS103)。所定の第2積載量とは例えば20000kgである。CPU21は車両5の積載量が所定の第2積載量以上であると判定した場合(ステップS103:YES)、積載量DB329を参照し、積載量に対応する所定の第6推奨情報を特定し(ステップS104)、推奨情報特定処理を終了し、処理をステップS8に移す。CPU21は車両5の積載量が所定の第2積載量以上でないと判定した場合(ステップS103:NO)、積載量DB329を参照し、積載量に対応する所定の第7推奨情報を特定し(ステップS105)、推奨情報特定処理を終了し、処理をステップS8に移す。所定の第7推奨情報とは例えば椅子である。
本実施形態における情報処理システムは、車両5の積載量に応じて推奨情報を特定することにより、車両5に積載できる商品又はサービスを推奨することができる。
実施の形態8
実施の形態8はCPU31が推奨情報として飛行機情報を特定する実施形態に関する。図46は実施の形態8に係る情報処理装置3のハードウェア群を示すブロック図である。情報処理装置3の記憶部32はさらに飛行機情報DB330を備える。図47は飛行機情報DB330に格納されているデータの一例を示す図である。飛行機情報DB330はユーザが搭乗する飛行機に関する飛行機情報を記憶するデータベースである。飛行機情報DB330はユーザ列、出発便列、時刻列及びゲート列等を備える。ユーザ列はユーザの名称が記憶される。出発便列は空港から出発する飛行機の名称が記憶される。出発便列は例えばA150、A151又はA152等が記憶される。時刻列には飛行機の出発する時刻が記憶される。ゲート列にはユーザが出発するゲートが記憶される。ゲート列には例えばA01、A02又はA03が記憶される。飛行機情報DB330は予め記憶されている。以下、特に説明する構成、作用以外の構成及び作用は実施の形態3と同等であり、簡潔のため記載を省略する。
図48は実施の形態8に係る情報処理システムの処理手順を示したフローチャートである。ステップS1〜ステップS59の処理は上述の実施の形態3に係る推奨情報特定処理と同様であるので、簡潔のため説明を省略する。CPU31は店舗情報DB327を参照し、車両5が駐車した店舗6が所定の店舗であるか否かを判定する(ステップS111)。所定の店舗とは例えば空港である。CPU31は車両5が駐車した店舗6が所定の店舗でないと判定した場合(ステップS111:NO)、処理をステップS55に移す。
CPU31は車両5が駐車した店舗6が所定の店舗であると判定した場合(ステップS111:YES)、飛行機情報DB330を参照し、特定したユーザ情報に基づいて飛行機情報に関連する第8推奨情報を生成する(ステップS112)。具体的にはCPU31は飛行機情報DB330を参照し、特定したユーザ情報に対応づけられた飛行機の名称、時刻又はゲートを関連づけた第8推奨情報を生成する。CPU31は生成した第8推奨情報を特定し(ステップS113)、推奨情報特定処理を終了し、処理をステップS35に移す。
図49は第8推奨情報を出力した表示部45を示す模式図である。表示部45には例えば「ユーザA様出発便A150が12:10に出発いたします。出発ゲートはA051です。」が出力される。
本実施形態における情報処理システムは、飛行機情報に関連する第8推奨情報を特定することにより、飛行機の名称又は発着時刻等をユーザに提示することができる。
実施の形態9
実施の形態9はCPU31が空いている駐車スペースを特定する実施形態に関する。図50は実施の形態9に係る情報処理システムの概要を示す模式図である。以下、特に説明する構成、作用以外の構成及び作用は実施の形態6と同等であり、簡潔のため記載を省略する。情報処理システムはさらに送信装置8A、8B、8C及び8D等を備える。以下、送信装置8A、8B、8C又は8Dは場合により代表して送信装置8とする。なお本実施形態における送信装置8の構成は実施の形態2に係る送信装置8と同様の構成であるため記載を省略する。また本実施形態における端末装置2の構成は実施の形態2に係る端末装置2の構成と同様であるため、記載を省略する。
図51は実施の形態9に係る情報処理装置3のハードウェア群を示すブロック図である。図51に示す情報処理装置3の記憶部はさらに駐車情報DB331を備える。
図52は駐車情報DB331に格納されているデータの一例を示す図である。駐車情報DB331は駐車スペースに車両5が駐車されているか否かを示す駐車情報を記憶するデータベースである。駐車情報DB331は駐車スペース列、ビーコンID列、駐車情報列及びユーザ列等を備える。駐車スペース列には駐車スペースの番号が記憶される。駐車情報列には駐車情報が記憶される。ビーコンID列にはビーコンIDが記憶される。駐車情報列には例えば、「あり」又は「なし」が記憶される。「あり」とは駐車スペースに車両5が駐車されていることを示す。「なし」とは駐車スペースに車両5が駐車されていないことを示す。ユーザ列には車両5に係るユーザの名称が記憶される。駐車スペースの番号、ビーコンID、駐車情報、ユーザの名称は夫々対応づけられている。
駐車スペース列及びビーコンID列は予め記憶されている。駐車情報列は予め「なし」が記憶されている。CPU31はビーコンID及びユーザ情報を通信部36で携帯端末装置4から取得する。CPU31は取得したビーコンIDに基づいて駐車情報を更新する。具体的にはCPU31は取得したビーコンIDに対応する駐車情報が「あり」であった場合、駐車情報を「なし」に更新する。またCPU31は取得したビーコンIDに対応する駐車情報が「なし」であった場合、駐車情報を「あり」に更新する。CPU31はユーザ情報に係るユーザの名称を駐車情報DB331のユーザ列に記憶する。
図53は店舗6の駐車場を示す説明図である。図53に示す駐車場は左部に4つに分かれた駐車スペース91、92、93及び94と、各駐車スペース91、92、93及び94の右端に設けられた送信装置8A、8B、8C及び8Dとを備える。駐車スペース91及び92には車両5が駐車されている。
実施の形態9に係る情報処理システムを図52及び図53を参照しつつ説明する。CPU31がユーザ情報を特定した後、駐車情報DB331を参照し、「駐車なし」を示す駐車情報を特定する。CPU31は特定した駐車情報に対応づけられた駐車スペースを特定する。CPU31は特定した駐車スペースに基づいて推奨情報を生成する。CPU31は生成した推奨情報を特定する。CPU31は特定した推奨情報及びユーザ情報を出力情報DB326に記憶する。
CPU31は推奨情報を通信部36から携帯端末装置4へ出力する。携帯端末装置4のCPU31は推奨情報を通信部36で情報処理装置3から取得する。CPU31は推奨情報を表示部35に出力する。
具体的な実施の形態6に係る情報処理システムの作用及び動作を説明する。CPU31は駐車情報DB331を参照し、「なし」を示す駐車情報がある駐車情報DB331の2行目及び4行目を特定する。CPU31は駐車情報DB331の2行目及び4行目の駐車スペース92及び94を特定する。CPU31は特定した駐車スペース92及び94に基づいて推奨情報を生成する。具体的にはCPU31は「駐車スペース92及び94が空いています」を表示部35に出力する推奨情報を生成する。CPU31は生成した推奨情報を特定する。CPU31は特定した推奨情報及びユーザ情報を出力情報DB326に記憶する。
CPU31は推奨情報を通信部36から携帯端末装置4へ出力する。携帯端末装置4のCPU31は推奨情報を通信部36で情報処理装置3から取得する。CPU31は「駐車スペース92及び94が空いています」を表示部35に出力する。
実施の形態9においては予め駐車情報を記憶する記憶処理を行った後、情報処理システムの処理を開始する。S1〜S11の処理は上述の実施の形態2に係る推奨情報特定処理と同様であるので、簡潔のため説明を省略する。図54は記憶処理の処理手順を示したフローチャートである。CPU81は送信部84からビーコンIDを携帯端末装置4へ出力する(ステップS121)。CPU41は受信部47でビーコンIDを送信装置8から取得する(ステップS122)。
CPU41はビーコンID及びユーザ情報を通信部46から情報処理装置3へ出力する(ステップS123)。CPU31はビーコンID及びユーザ情報を通信部36で携帯端末装置4から取得する(ステップS124)。CPU31は取得したビーコンIDに基づいて駐車情報を更新する(ステップS125)。CPU31はユーザ情報に係るユーザの名称を駐車情報DB331に記憶し(ステップS126)、記憶処理を終了する。
図55は実施の形態9に係る推奨情報特定処理の処理手順を示したフローチャートである。CPU31は駐車情報DB331を参照し、「駐車なし」を示す駐車情報を特定する(ステップS127)。CPU31は特定した駐車情報に対応づけられた駐車スペースを特定する(ステップS128)。CPU31は特定した駐車スペースに基づいて推奨情報を生成する(ステップS129)。CPU31は生成した推奨情報を特定し(ステップS130)、推奨情報特定処理を終了し、処理をS8へ移す。
本実施形態における情報処理システムは、駐車情報に対応づけられた駐車スペースに基づいて推奨情報を生成し、生成した推奨情報を特定することにより、ユーザに駐車場の空きスペースを適切に推奨することができる。
なお、本実施形態においてCPU31は特定した駐車スペースに基づいて推奨情報を生成したが、これに限られるものではない。例えばCPU31は優先サービスの入り口又はタワー駐車場であるか否かを出力する推奨情報を生成してもよい。
また本実施形態においてCPU31はビーコンIDに基づいて駐車情報を更新したが、ビーコンID及び送信装置8から送信される無線信号の信号強度から位置情報を算出し、算出した位置情報に基づいて駐車情報を更新してもよい。具体的には以下の通りである。CPU31は算出した位置情報が所定の位置にあるか否かを判定する。所定の位置とは例えば駐車スペース91〜94のいずれか1つの地点である。CPU31は算出した位置情報が所定の位置にあると判定した場合、駐車情報が「駐車あり」であったとき、駐車情報を「駐車なし」に更新する。またCPU31は算出した位置情報が所定の位置にあると判定した場合、取得したビーコンIDに対応する駐車情報が「駐車なし」であったとき、駐車情報を「駐車あり」に更新する。
実施の形態10
実施の形態10はCPU31が車両を駐車した駐車スペースを特定する実施形態に関する。図56は実施の形態10に係る情報処理システムの処理手順を示したフローチャートである。以下、特に説明する構成、作用以外の構成及び作用は実施の形態6と同等であり、簡潔のため記載を省略する。CPU41は駐車情報の要求及びユーザ情報を通信部46から情報処理装置3へ出力する(ステップS131)。CPU31は駐車情報の要求及びユーザ情報を通信部36で携帯端末装置4から取得する(ステップS132)。CPU31はユーザ情報に対応づけられた駐車情報及び駐車スペースを特定する(ステップS133)。
CPU31は特定した駐車情報が「駐車あり」であるか否かを判定する(ステップS134)。CPU31は特定した駐車情報が「駐車あり」でないと判定した場合(ステップS134:NO)、すなわち特定した駐車情報が「駐車なし」であると判定した場合、処理を終了する。CPU31は特定した駐車情報が「駐車あり」であると判定した場合(ステップS134:YES)、駐車スペースの番号を通信部36から携帯端末装置4へ出力する(ステップS135)。CPU41は駐車スペースの番号を通信部46で情報処理装置3から取得する(ステップS136)。CPU41は駐車スペースの番号を表示部45に出力し(ステップS137)、処理を終了する。
本実施形態における情報処理システムは、駐車スペースの番号を携帯端末装置4へ出力することにより、ユーザに自身が駐車した駐車スペースを容易に見つけることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。