JP6929686B2

JP6929686B2 - 液状又は半液状製品を製造する機械及び方法

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Publication number: JP6929686B2
Application number: JP2017078600A
Authority: JP
Inventors: コッキアンドレア; ラッザリーニロベルト
Original assignee: アリグループエス．アール．エル−カルピジャーニ
Priority date: 2016-04-13
Filing date: 2017-04-12
Publication date: 2021-09-01
Anticipated expiration: 2037-04-12
Also published as: US10602755B2; EP3231291A1; EP3231291B1; SI3231291T1; US20170295819A1; CN107285265A; JP2017195877A; CN107285265B; ITUA20162572A1

Description

本発明は、一般的に液状又は半液状製品として形成される製品を製造及び供給する機械及び方法に関する。

アイスクリーム業界において、（通常、基本混合物が、加工の間に容積が増大する）アイスクリーム様製品と加工前後で容積が同じであり続ける製品（例えば、果物を主成分とした製品又はヨーグルト）とを同時にでも製造することが可能なコンパクトな機械の必要性が特に強く感じられている。

本発明の目的は、特に簡潔な方法で上述の必要性を満たす液状又は半液状製品を製造する機械及び方法を提供することにある。

本発明の更に別の目的は、２つの異なる種類の製品を同時に製造可能である液状又は半液状製品を製造する機械及び方法を提供することにある。

本発明の上述の及び他の革新的特徴は、それが提供する利点と共に、好ましい実施形態の以下の説明からより明らかとなろう。なお、実施形態は、本発明を限定するものではない例によって添付図面に示す。
本発明に係る液状又は半液状製品を製造する機械を示す。図１からの詳細を示す。図１及び図２の機械の詳細の斜視図である。図１及び図２の機械の詳細の斜視図である。図１及び図２の機械の別の詳細の斜視図である。図１及び図２の機械の別の詳細の斜視図である。図１及び図２の機械の別の詳細の斜視図である。

図１及びそれに続く図に示すように、符号１は、液状又は半液状製品（好ましくはアイスクリーム様製品）を製造する機械を示す。

本発明によれば、液状又は半液状を製造する（特に、２つの異なる種類の製品、即ち第１の液状又は半液状製品及び第２の液状又は半液状製品を同時にでも製造する）機械１であって、
第１の液状又は半液状基本製品を収容するように構成される第１の容器２Ａと、
第１の容器２Ａ内部に装着される第１の撹拌機３Ａと、
第１の容器２Ａに接続されて第１の容器から第１の液状又は半液状基本製品を受け取る第２の容器２Ｂと、
第１の容器２Ａを第２の容器２Ｂに接続する管９と、
第２の容器２Ｂ内部に装着される第２の撹拌機３Ｂと、
第１の容器２Ａと関連付けられて第１の容器２Ａの壁部を加熱及び／又は冷却する第１の熱処理手段４Ａと、
第１の液状又は半液状製品（好ましくは、高いオーバーランを有する第１の液状又は半液状製品）を製造するように、第２の容器２Ｂと関連付けられて第２の容器２Ｂの壁部を加熱及び／又は冷却する第２の熱処理手段４Ｂと、
ポンプ５であって、第１の容器２Ａに接続されて第１の液状又は半液状基本製品を引き出す第１の入口ダクト６と、第２の空気入口ダクト７と、接続管９に接続される出口８と、を有し、ポンプ５はまた、圧縮によって第１の液状又は半液状基本製品を空気と混合するように構成されるポンプと、
第２の容器２Ｂに接続されて第２の容器２Ｂに収容された第１の液状又は半液状製品を（機械の外部に）送り出すことを可能にする第１の供給装置１０と、
第２の液状又は半液状基本製品を収容するように構成される第３の容器２Ｃと、
第３の容器２Ｃに接続されて第３の容器から第２の液状又は半液状基本製品を受け取る第４の容器２Ｄと、
第３の容器２Ｃを第４の容器２Ｄに接続する管１１と、
第３の容器２Ｃと関連付けられて第３の容器２Ｃの壁部を加熱及び／又は冷却する第３の熱処理手段４Ｃと、
第４の容器２Ｄと関連付けられて第４の容器２Ｄの壁部を冷却する第４の熱処理手段４Ｄと、
第２の液状製品を取り入れ、空気と混合する吸入装置１２であって、第２の液状又は半液状基本製品を受け取る少なくとも１つの下部開口部１４と、空気を受け取り、第３の容器２Ｃ内に位置し、使用時に、第３の容器２Ｃと第４の容器２Ｄとの間において接続管１１に接続される少なくとも１つの上部開口部１４と、を備える筒状要素１３を備え、第２の液状又は半液状基本製品と空気とを共に混合可能にするように構成される吸入装置と、
第４の容器２Ｄに接続されて、第４の容器２Ｄに収容された第２の液状又は半液状製品を（機械の外部に）送り出すことを可能にする第２の供給装置１５と、
を備える機械が規定される。

なお第１の、第２の、第３の及び第４の熱処理手段（４Ａ；４Ｂ；４Ｃ；４Ｄ）は、好ましくは熱交換器を備える。

好ましくは、熱交換手段はまた、熱交換流体を収容する回路と、熱交換器に／から熱を放出する／吸収するように構成される熱力学システムと、を備える。

なお、回路は同じであってもよく、かつ、第１の、第２の、第３の及び第４の熱処理手段（４Ａ；４Ｂ；４Ｃ；４Ｄ）の一部を形成する熱交換器は、回路の異なる部分と関連付けられてもよい。

なおまた、回路は、第１の、第２の、第３の及び第４の熱処理手段（４Ａ；４Ｂ；４Ｃ；４Ｄ）の一部を形成する１つ又は複数の熱交換器における熱の放出又は吸収に関して、開かれたり閉じられたりしてシステムの構成を改良できる１つ又は複数の分岐を備えてもよい。

別の態様によれば、第１の容器２Ａ及び第３の容器２Ｃは、上部が開くことが可能なそれぞれの槽によって構成される。

別の態様によれば、第２の容器２Ｂ及び第４の容器２Ｄは、円筒状の容器である。

なお、この態様によれば、第２の及び第４の熱処理手段は、それぞれ、第２の容器２Ｂ及び第４の容器２Ｄの壁部から熱を吸収するように構成される。これは、第２の及び第４の容器２Ｂ及び２Ｄ内部にて加工された製品が冷却を施されることを意味する。

なお、通常、使用時に、第２の及び第４の熱処理手段が冷却モードで動作しているときに、第２の及び第４の撹拌機（３Ｂ；３Ｄ）も動作している。

別の態様によれば、ポンプ５は、歯車ポンプである。

より好ましくは、ポンプ５は、互いに連携して作用する第１の歯車５Ａ及び第２の歯車５Ｂを備える。

歯車（５Ａ；５Ｂ）は、２つの別個の回転の点周りに回転するように構成される。

歯車（５Ａ；５Ｂ）は、反対方向に、２つの別個の回転の点周りに回転するように構成される。

なお、これらの歯車は、各々が歯状の外周を備える円形要素によって構成される。

液状又は半液状基本製品の圧縮は、歯車（５Ａ；５Ｂ）の歯が、共に噛み合わせられる区域において行われる。

なお、ポンプ５は、第１の液状又は半液状製品を圧縮し、空気と混合するように構成され、より詳しくは、ポンプは、液体の流出を約３バールまで圧縮する。

なお、ポンプは、実質的に、吸入装置１２を超える第１の基本的な液状又は半液状製品を圧縮する。

実際に、吸入装置１２は、主に重力及び／又は第４の撹拌機３Ｄの回転によって生成される吸引作用によって、第３の容器２Ｃから第４の容器２Ｄへ第２の液状基本製品を移送する。

かくして、ポンプ５によって第１の容器２Ａから第２の容器２Ｂへ移送する間に第１の液状又は半液状製品の圧縮を増大させることによって、第２の容器２Ｂ内部にて加工する間に高いオーバーランを有する液状又は半液状製品を製造する効果が有る。

知られているように、オーバーランは、完成品に取り込まれる空気の割合を測定し、かつ、（基本混合物の重量−完成品の重量）×１００の式に従って規定され、測定される。

かくして、機械１は、例えば、手作りジェラート、ソフトクリーム、ソルベ等の、高いオーバーランを有する液状又は半液状製品の、第１の及び第２の容器内における加工を可能にする。

なお、低温殺菌、即ち、６０から８５°Ｃの間の温度までの加熱は、所定の時間（通常４５分未満）の間、第１の容器２Ａ内にて実行される。

次に、第１の容器２Ａ内の第１の液状又は半液状製品は、０°Ｃから６°Ｃの間の温度、より好ましくは３°Ｃから５°Ｃの間の温度に保持される（この工程は、「熟成」と呼ばれる）。

他方では、第３の容器２Ｃ及び第４の容器２Ｄ内における加工に関連して、この種の加工によれば、第１の及び第２の容器（２Ａ；２Ｂ）内にて得ることが可能なオーバーランより少ないオーバーランを有する製品を得ることを可能にする。

実際に、既に記載したように、吸入装置１２は、（ポンプ５と同じ程度には）液状又は半液状基本製品を加圧することができない。

かくして、第３の容器２Ｃ及び第４の容器２Ｄ内にて加工される、果物を主成分とした製品又はヨーグルト等の液状又は半液状製品は、例えば、第１の液状又は半液状製品より少ないオーバーランを有する。

有利なことに、第１の及び第２の製品は同時に加工されてもよい。

かくして、機械１は、有利なことに、２つの異なる種類の製品、つまり、高いオーバーランを有する製品と低いオーバーランを有する製品とを同時に加工する。

機械１は、このようにして、商店経営者がコストを節約できるようにし、かつ、店舗の床面積を最適化する。

なお、吸入装置１２については、この装置はまた、筒状要素１３に（摺動可能に結合され）固定される（即ち、筒状要素１３の外壁部と接触するように配置される）第２の筒状要素２０を備える。

なお、第２の筒状要素２０は、筒状要素１３に結合されることができるように、内側が中空である。

底部において、筒状要素１３は、第２の筒状要素２０に当接するフランジを備える。

第１の筒状要素１３に対する第２の筒状要素２０の位置は、調節されて、下部受け取り開口部１４の流出領域を調整可能にすることができる（これにより、第４の容器２Ｄに移送される空気と第２の液状基本製品との比を調節する）。

換言すると、第２の筒状要素２０の内壁部は、筒状要素１３に対する第２の筒状要素２０の位置に応じて、下部開口部１４の一部を塞ぐ。

なお、機械１は、好ましくは、３つの制御部、つまり、動作されて、第２の容器２Ｂから製品を供給することができる第１の制御部３０Ａ（即ちレバー）と、動作されて、第４の容器２Ｄから製品を供給することができる第２の制御部３０Ｂと、動作されて、第２の容器２Ｂ及び第４の容器２Ｄから製品の混合物を供給することができる第３の制御部３０Ｃと、を備える供給装置３０を備える。

また、本発明によれば、第１の液状又は半液状アイスクリーム様製品と第２の液状又は半液状ヨーグルト様製品とを製造する方法であって、
上述の特徴のうちのいずれか１つに係る機械１を準備するステップと、
第１の容器２Ａ内部にて第１の液状基本製品を準備するステップと、
第１の液状基本製品に、第１の容器２Ａ内部にて撹拌及び熱処理を同時に施すステップと、
ポンプ５によって第１の液状基本製品を引き出し、空気と混合するステップと、
ポンプ５によって第１の液状基本製品の圧力を増大させ、第２の容器２Ｂ内に移送するステップと、
第２の容器２Ｂ内にて第１の液状製品を混合し、熱処理を施してアイスクリーム様の完成品を製造するステップと、
第３の容器２Ｃ内部にて第２の液状基本製品を準備するステップと、
第２の液状基本製品に、第３の容器２Ｃ内部にて撹拌及び熱処理を同時に施すステップと、
吸入装置１２によって、第３の容器２Ｃから第４の容器２Ｄへ第２の液状基本製品を移送し、同時に空気と混合するステップと、
第４の容器２Ｄ内にて第２の液状製品を混合し、熱処理を施してヨーグルト様の完成品を製造するステップと、
を含む方法が規定される。

別の態様によれば、吸入装置１２によって、第３の容器２Ｃから第４の容器２Ｄへ第２の液状基本製品を移送し、同時に空気と混合するステップは、第２の液状又は半液状基本製品の下部受け取り開口部１４の流出断面領域を調節して、筒状要素１３内部の空気と第２の液状基本製品との比を調節し、これにより設定するステップを含む。

別の態様によれば、第４の容器２Ｄ内にて第２の液状製品を混合し、熱処理を施してヨーグルト様の完成品を製造するステップと、第２の容器２Ｂ内にて第１の液状製品を混合し、熱処理を施してアイスクリーム様の完成品を製造するステップとは、略同時に実行される。

Claims

液状又は半液状製品を製造する機械（１）であって、
第１の液状又は半液状基本製品を収容するように構成される第１の容器（２Ａ）と、
前記第１の容器（２Ａ）内部に装着される第１の撹拌機（３Ａ）と、
前記第１の容器（２Ａ）に接続されて前記第１の容器から前記第１の液状又は半液状基本製品を受け取る第２の容器（２Ｂ）と、
前記第１の容器（２Ａ）を前記第２の容器（２Ｂ）に接続する管（９）と、
前記第２の容器（２Ｂ）内部に装着される第２の撹拌機（３Ｂ）と、
前記第１の容器（２Ａ）と関連付けられて前記第１の容器（２Ａ）の壁部を加熱及び／又は冷却する第１の熱処理手段（４Ａ）と、
第１の液状又は半液状製品を製造するように、前記第２の容器（２Ｂ）と関連付けられて前記第２の容器（２Ｂ）の壁部を加熱及び／又は冷却する第２の熱処理手段（４Ｂ）と、
ポンプ（５）であって、前記第１の容器（２Ａ）に接続されて前記第１の液状又は半液状基本製品を引き出す第１の入口ダクト（６）と、第２の空気入口ダクト（７）と、前記接続管（９）に接続される出口（８）と、を有し、前記ポンプ（５）がまた、圧縮によって前記第１の液状又は半液状基本製品を空気と混合するように構成されるポンプと、
前記第２の容器（２Ｂ）に接続されて前記第２の容器（２Ｂ）に収容された前記第１の液状又は半液状製品を放出可能にする第１の供給装置（１０）と、
第２の液状又は半液状基本製品を収容するように構成される第３の容器（２Ｃ）と、
前記第３の容器（２Ｃ）に接続されて前記第３の容器から前記第２の液状又は半液状基本製品を受け取る第４の容器（２Ｄ）と、
前記第３の容器（２Ｃ）を前記第４の容器（２Ｄ）に接続する管（１１）と、
前記第３の容器（２Ｃ）と関連付けられて前記第３の容器（２Ｃ）の壁部を加熱及び／又は冷却する第３の熱処理手段（４Ｃ）と、
前記第４の容器（２Ｄ）と関連付けられて前記第４の容器（２Ｄ）の壁部を冷却する第４の熱処理手段（４Ｄ）と、
前記第２の液状製品を取り入れ、空気と混合する吸入装置（１２）であって、前記第２の液状又は半液状基本製品を受け取る少なくとも１つの下部開口部（１４）と、空気を受け取り、前記第３の容器（２Ｃ）内に位置し、使用時に、前記第３の容器（２Ｃ）と前記第４の容器（２Ｄ）との間において前記接続管（１１）に接続される少なくとも１つの上部開口部（１４）と、を備える筒状要素（１３）を備え、前記第２の液状又は半液状基本製品と空気とを共に混合可能にするように構成される吸入装置と、
前記第４の容器（２Ｄ）に接続されて前記第４の容器（２Ｄ）に収容された前記第２の液状又は半液状製品を放出可能にする第２の供給装置（１５）と、
を備える機械。
前記第１の容器（２Ａ）及び前記第３の容器（２Ｃ）が、上部が開くことが可能なそれぞれの槽によって構成される、請求項１に記載の機械。
前記第２の容器（２Ｂ）及び前記第４の容器（２Ｄ）が、円筒状である、請求項１又は２に記載の機械。
前記ポンプ（５）が、歯車ポンプである、請求項１から３のいずれか１項に記載の機械。
前記ポンプが、互いに連携して作用する第１の歯車（５Ａ）及び第２の歯車（５Ｂ）を備える、請求項４に記載の機械。
前記第２の液状製品を取り入れ、空気と混合する前記吸入装置（１２）がまた、前記筒状要素（１３）の前記下部受け取り開口部（１４）の流出断面を調節し、使用時に、前記筒状要素（１３）に結合される調節要素（２０）を備える、請求項１から５のいずれか１項に記載の機械。
前記調節要素（２０）が、前記筒状要素（１３）に固定され、前記筒状要素（１３）の外壁部に結合される、請求項６に記載の機械。
前記調節要素（２０）が、前記筒状要素（１３）に対して複数の位置に配置されるように構成され、前記下部受け取り開口部（１４）の前記流出断面領域を調節し、これにより、前記第４の容器（２Ｄ）に移送される前記空気と前記第２の液状基本製品との比を調節する、請求項６または７に記載の機械。
第１の液状又は半液状アイスクリーム様製品と第２の液状又は半液状ヨーグルト様製品とを製造する方法であって、
請求項１から８のいずれか１項に記載の機械（１）を準備するステップと、
前記第１の容器（２Ａ）内部にて第１の液状基本製品を準備するステップと、
前記第１の液状基本製品に、前記第１の容器（２Ａ）内部にて撹拌及び熱処理を同時に施すステップと、
前記ポンプ（５）によって前記第１の液状基本製品を引き出し、空気と混合するステップと、
前記ポンプ（５）によって前記第１の液状基本製品の圧力を増大させ、前記第２の容器（２Ｂ）内に移送するステップと、
前記第２の容器（２Ｂ）内にて前記第１の液状製品を混合し、熱処理を施して、アイスクリーム様の完成品を製造するステップと、
前記第３の容器（２Ｃ）内部にて第２の液状基本製品を準備するステップと、
前記第２の液状基本製品に、前記第３の容器（２Ｃ）内部にて撹拌及び熱処理を同時に施すステップと、
前記吸入装置（１２）によって、前記第３の容器（２Ｃ）から前記第４の容器（２Ｄ）へ前記第２の液状基本製品を移送し、同時に空気と混合するステップと、
前記第４の容器（２Ｄ）内にて前記第２の液状製品を混合し、熱処理を施してヨーグルト様の完成品を製造するステップと、
を含む方法。
前記吸入装置（１２）によって、前記第３の容器（２Ｃ）から前記第４の容器（２Ｄ）へ前記第２の液状基本製品を移送し、同時に空気と混合する前記ステップが、前記第２の液状又は半液状基本製品の前記下部受け取り開口部（１４）の前記流出断面領域を調節して、前記筒状要素（１３）内部の前記空気と前記第２の液状基本製品との前記比を調節し、これにより設定するステップを含む、請求項９に記載の方法。
前記第４の容器（２Ｄ）内にて前記第２の液状製品を混合し、熱処理を施してヨーグルト様の完成品を製造する前記ステップと、前記第２の容器（２Ｂ）内にて前記第１の液状製品を混合し、熱処理を施してアイスクリーム様の完成品を製造する前記ステップとが、略同時に実行される、請求項１０に記載の方法。