JP6927677B2 - バイザー用昇降機構付き保護ヘルメット - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、モーターサイクルの分野で用いられる保護ヘルメットに関し、特に、乗員室のない車両で、それぞれのメカニズムにより、衝撃吸収用の少なくとも一つの内側シェルと、ユーザ顔用の前面開口部を定める外側硬質シェルと、この前面開口部に対して昇降可能なバイザーとを備えるヘルメットに関する。
より詳細には、本発明は、例えば発泡スチロール製の衝撃吸収用内側シェルと、フォームラバー製の下地パッドと、繊維又はポリカーボネート製の硬質の外側シェルと、外側シェルに設けられ、少なくとも前面開口部の一部を覆う下降位置と、前面開口部に対して非係合となる上昇位置との間で、回動させることができる昇降機構を備える透明のポリカーボネート製の少なくとも一つの保護バイザーとを有する保護ヘルメットに関する。
特に、オートバイ用、又は一般のモータリング用に、ヘルメットの前面開口部に対する保護バイザーを昇降させる昇降機構付きの保護ヘルメットは公知であり、この昇降機構は、保護バイザーがヘルメットの前面開口部を囲む外側シェル又はシールの近くにあるか、又は、離れているかに応じて、ヘルメットの外側シェルに対し、バイザーを支持軸の周りに回動させたり、移動させたりしうるようになっている。
これは、バイザーが、完全に降下したとき、確実に、外側シェル近くに位置し、かつ、その位置において、前面開口部を区切るシールに付着することができる。同時に、バイザーが、前面開口部を部分的に遮るような中間位置に上昇するとき、そのバイザーとシールとの間隙によって、ヘルメットの内部へ適量の空気を確実に流入させることができる。更に、バイザーを上限まで上昇させて、外側シェルに近接して保持させることができ、そのため、車両運転時の衝撃発生につながる気流の量を減少させることができる。
さらに、この昇降機構は、バイザーを、完全な下降位置において、前面開口部を囲む外側シェルの端部と同一面とすることができ、同時に、この昇降機構によって、保護バイザーを前面開口部から離すように、容易に持ち上げることができる。
以下、簡略化のために、ヘルメットの保護バイザーが、完全に又はほぼ完全に、ヘルメットの前面開口部をカバーするとき、その保護バイザーは、十分に下降位置にあるとし、反対に、前面開口部とまったく、又は、ほとんど干渉しないとき、保護バイザーは、完全に上昇位置にあるとする。
特許文献1(出願人:イーディーシー(EDC))は、オートバイヘルメットの保護バイザーの昇降機構について記載している。この機構は、保護バイザーが、少なくとも完全な下降位置で、ヘルメットの外側シェルに近づかせ、かつ、中間上昇位置で、その外側シェル自体から遠ざかるように、略楕円軌道に従って、バイザーを回動・並進運動をさせるようになっている。実際には、この機構は、バイザーが、その完全下降位置で、外側シェルに密接し、かつ上昇位置で、外側シェルから離間させるため、適切に設計された四つのバーリンクにより、保護バイザーの側端部を、ヘルメットの外側シェルに支持させるようになっている。
しかし、この機構は、非常に効果的ではあるが、構造は複雑であり、かつヘルメットの全体的な形状が変化した場合、昇降機構による保護バイザーの運動の柔軟性が不十分である。実際、昇降機構による保護バイザーの運動は、4本のバーリンクの形状、及び各クランクの寸法を変更することによってのみ変更させることができる。
特許文献2(出願人:ショウエイ(SHOEI))は、保護バイザーがヘルメットの前面開口部に対して前後に移動できるように、かつ、保護バイザーの側端部を回動可能に支持するように、ヘルメットの外側シェルにおいて、前面開口部の両側に固定されるベース部材、及び、そのベース部材に設けられる可動体を提供するオートバイ保護ヘルメットの保護バイザーを昇降する昇降機構に関する。保護バイザー又はベース部材とそれぞれ一体とされているカム又は関連従動部、又はこれとは逆に、ベース部材又は保護バイザーとそれぞれ一体化されているカム又は関連従動部は、保護バイザーが、上昇時に、外側シェルに近づくか、又は、外側シェルから離れるように制御して移動させるようになっている。
著しい構造上の複雑さによって影響を受けるとしても、保護バイザーの移動と回動との複合作動を簡単に行わせることができるこの解決策は、カムのプロフィールを単に変更するだけで、保護バイザーの運動の法則をある程度変化させることができるため、異なる形状の保護ヘルメットに対し、効率的かつ顕著に適応させることができる。
特許文献3(出願人:ケイアイディオー(KIDO))は、歯状のガイドプロフィールを有し、かつ、レバー本体が枢着され、保護バイザーの側端部に係止する係止手段を有するヘルメットの前面開口部の側部領域で、ヘルメットの外側シェルと一体の少なくとも一つのベース部材を備える保護ヘルメットの保護バイザーを昇降させる昇降機構に関する。レバー本体は、ベース部材とレバー本体との間に介在する復帰バネによって、休止位置に押し込まれる。歯状のガイドプロフィールの形状に応じて、及び復帰バネによって与えられる抵抗に打ち勝って、保護バイザーの昇降中に、保護バイザーの回動により、レバー本体がベース部材に対して揺動させ、かつ保護バイザーがヘルメットの外側シェルから離れ又は近づくように移動させることの両方を引き起こすように、レバー本体に係止する保護バイザーの側端部に在る専用の従動ピンは、ベース部材の歯状のガイドプロフィールと係合する。
欧州特許出願公開第0797935号明細書 欧州特許出願公開第1856999号明細書 韓国公開実用新案第20−2003−0040194号公報
特許文献3に記載の解決策は、構造上簡単で機械的に効率的であるが、歯状のガイドプロフィールの窪みに係合する従動ピンには、バイザーとレバー本体の復帰バネとの両方によって加えられる負荷が常に作用し、そのため、過大な寸法が必要になるという欠点がある。
そのため本発明は、保護バイザーを昇降させる昇降機構を有する保護ヘルメットであって、この昇降機構は、保護バイザーを、簡単な方法で、かつ構造上複雑でない手段で、複数の軸の周りを回動移動させるか、又は効果的に回動することを可能にし、更に、保護ヘルメットの幾何学的変更に容易に適応することを可能にする昇降機構を有する保護ヘルメットを具現させることを課題としている。
また、本発明は、保護バイザーを昇降させる昇降機構を備える保護ヘルメットであって、保護バイザーの昇降中に、保護バイザーが保護ヘルメットの外側シェルに近づいたり離れたりするように移動すること、及び、周知の先行技術の欠点を有していないことを可能にする昇降機構を有する保護ヘルメットを提供することを別の課題としている。
更に、本発明は、保護ヘルメットに容易に実装できるようになっている昇降機構によって、保護バイザーの昇降を効果的に操作できる保護ヘルメットを提供することをさらに別の課題としている。
本発明に係る保護ヘルメットは、独立請求項、及び、これに従属する請求項に記載の発明により、様々な課題を解決しうるものである。
本発明に係る保護ヘルメットは、衝撃吸収用の少なくとも一つの内側シェルと、ユーザの顔用の少なくとも一つの前面開口部を有する少なくとも一つの外側硬質シェルと、少なくとも部分的に前面開口部を遮る下降位置と、前面開口部から非係合の上昇位置との間で少なくとも回動しうる保護バイザーと、保護バイザーを昇降させる昇降機構とを備えてなり、その昇降機構は、
・外側シェルと一体であるか、又は外側シェルと同形の単一片として作られ、外側シェルの一部と一致し、かつヘルメットの前面開口部に対する側部位置に配置されている少なくとも一つのベース部材と、
・ヘルメットの前面開口部に対する近位位置と遠位位置との間で、第一の軸の周りを回動するように、更に第一の軸の他端で、第一の軸に対して揺動する略円形の支持部を有する、外側シェル又はベース部材の端部に取り付けられる細長いレバー本体であって、その支持部は、更に、保護バイザーの対応する側部領域に係止するための係止手段を備えているレバー本体と、
・外側シェル及び/又は前記ベース部材に設けられ、かつ遠位位置に向かって押圧するために細長いレバー本体に作用する、コイルバネのような弾性復帰手段と、
・保護バイザーの前記側部領域と一体であり、かつ、細長いレバー本体の係止手段と係合するように形成されている一以上の係止歯と、
・ベース部材と一体であるガイドカムと、保護バイザーの側部領域と一体的に回動するように設けられかつガイドカムと係合するように構成されている従動突起と、又はこれとは逆に、保護バイザーの側部領域と一体的に回動するように設けられているガイドカムと、ベース部材と一体であり、かつガイドカムと係合するように構成されている従動突起とを備えている。
本発明に係る保護ヘルメットは、保護バイザーが、第二の軸の周りの支持部に対して回動するように、またその支持部と一体的な第一の軸に対しても揺動するように、細長いレバー本体の前記支持部は、歯状のプロフィールのような少なくとも一つの複数座プロフィールを備え、さらに、昇降機構は、レバー本体の支持部と結合する、好ましくはレバー本体の支持部に設けられている中間円盤状要素を備えていると有利である。前記中間円盤状要素は、さらに、保護バイザーの昇降中に、中間円盤状要素に少なくとも保護バイザーの円運動を伝えるために、保護バイザーの少なくとも一つの係止歯に取り外し可能に設けられている設置手段と、前記少なくとも一つの複数座プロフィールに移動可能にスナップ嵌合するための中間円盤状要素と少なくとも一体的に回動可能な係合手段とを備えている。
当業者であれば理解しうるように、実質的に二つの平行軸の周りを回動する保護バイザーを昇降させる昇降機構を有する保護ヘルメットにおいて、上記複数座プロフィールによって定められる保護バイザーの昇降における安定した中間位置が、保護バイザーと一体である如何なる要素/構成要素と直接係合することなく得られるという事実により、昇降機構全体のより高い信頼性が、保護バイザーを昇降させる昇降機構の高い有効性と共に達成される。
本発明の好ましい態様においては、保護バイザーを昇降させる昇降機構は、さらに、軸方向に保持するための、すなわち、前記ベース部材と安定して接続するヘルメットの外側シェル、レバー本体、及び中間円盤状要素と直交するか、又は入射する方向を向くピン及び/又は取り付けブッシュを備えることができる。この場合、レバー本体の支持部、従って、中間円盤状要素の揺動を可能にするために、レバー本体と中間円盤状要素の両方ともが、このピン又は取り付けブッシュを通過させるための細長いスロットを備えている。
本発明の特定の実施形態では、保護バイザーのそれぞれの側部領域におけるレバー本体を係止するための係止手段は、可逆型であり、かつ、保護バイザーの少なくとも一つの係止歯のための少なくとも一つの嵌合座を備えている。特に、この嵌合座は、手動操作の弾性カーソルにより、部分的かつ選択的に閉塞しうる入口を有しているのがよい。
更に、本発明の別の好ましい態様においては、保護バイザーの前述の係止歯のうちの少なくとも一つは、それぞれの嵌合座におけるセンタリングのためにアーチ状肩部を有しているのがよく、それぞれの嵌合座は、アーチ形であってもよいし、或いは、レバー本体の支持部が設けられている円形の空間を有していてもよい。
本発明のさらなる態様によると、中間円盤状要素が有するスナップ嵌合用の係合手段は、それぞれの放射状ガイド部、及びピストンに作用するスラストバネの範囲内で双方向に摺動しうる少なくとも一つのピストンを備えている。
本発明の好ましい実施形態では、保護ヘルメットは、さらに、手動操作レバーによって昇降させうる第二の防眩バイザーを備えている。
以下、添付図面を参照して、本発明の様々な態様を、単なる例として、かつ、如何なる限定を付すことなく、詳細に説明する。
本発明の特定の態様による、保護バイザーを昇降させるための昇降機構を備える保護ヘルメットの側面図である。 本発明の好ましい態様による、図1の保護ヘルメットの各部材の分解斜視図である。 図1に示す保護ヘルメットの保護バイザーの側部の拡大斜視図である。 図1のヘルメットの昇降機構を外側から見た、すなわち、保護ヘルメットのシェルに昇降機構が取り付けられた側から見た分解斜視図である。 図1のヘルメットの昇降機構を、内側から、すなわち、図3とは反対側から見た分解斜視図である。 図1から図4に示す昇降機構上の保護バイザーの側部を示す模式的な断面図である。 図1から図4に示す昇降機構上の保護バイザーの側部の組立を示す模式的な断面図である。
添付図面に示す、好ましくはオートバイ、スノーモービルなどの乗員室のない車両での使用に適する本発明に係る保護ヘルメット1は、ユーザに快適なヘルメット1を作るのに適する、ポリカーボネート、ガラス繊維又はケブラー製の外側硬質シェル2と、発泡スチロールなどの衝撃吸収材料からなる下地内側シェル3と、内側シェル3の下に配置されたフォームラバー製のパッド4とを備えている。
衝撃吸収用の内側シェル3及び外側硬質シェル2は、ヘルメット1のユーザの顔、特に目の覆われていない部分を残し、かつ、少なくとも回動するようにヘルメットの外側シェル2に設けられる通常透明な保護バイザー6によって少なくとも部分的に覆われる、保護ヘルメット1の少なくとも一つの前面開口部5を備えている。
通常は、ポリカーボネートなどのポリマー材料からなる保護バイザー6は、保護バイザー6を昇降させる昇降機構10によって、保護ヘルメット1の外側シェル2に設けられている。この昇降機構は、少なくとも部分的に、好ましくは完全にヘルメット1の前面開口部5を遮断する位置と、完全に又はほぼ完全に、前面開口部5とは非係合の位置との間で、保護バイザー6を昇降させるようになっている。周知のように、保護バイザー6による遮断位置は、完全な下降位置と一致し、その非係合位置は、保護バイザー6の完全な上昇位置に相当する。
本発明の特定の態様によると、以下でよく理解しうるように、保護ヘルメット1の昇降機構10は、保護バイザー6が、可逆的に保護ヘルメット1に係止したり、保護ヘルメット1から外れるだけではなく、保護バイザー6の他の動き、特に、保護ヘルメット1の外側シェル2に対して向かったり離れたりさせることができるようになっている。
前面開口部5の一方の側に位置する外側シェル2の少なくとも一つの領域において、好ましくは前面開口部5の両側に位置する外側シェル2の各領域において、昇降機構10は、外側シェル2と一体をなすベース部材11を備えている。ベース部材11が外側シェル2と一体となっている場合、保護バイザー6の回動軸に対して横方向に、好ましくは直角に延びる湾曲した突起からなり、かつ、突起が立ち上がる湾曲した表面に対する上昇部、又は凹部を有するガイドカム12を備えている。
図から分かるように、ガイドカム12は、ベース部材11に対応する保護バイザー6の側端部が有する従動突起9と係合するようになっている。一般に、ベース部材11と一体であるガイドカム12は、間接的にでも、保護バイザー6と一体的に回動するように、保護バイザー6に設けられている従動突起9と係合することができる。それとは別に、従動突起9を、ベース部材11と一体とすることができ、かつ、保護バイザー6と一体的に回動するように、ガイドカム12を保護バイザー6に設けることもある。
より具体的には、このベース部材11は、円筒形状を有する略円形の筐体13を備えている。筐体13には、リベット34又はねじ手段によって外側シェル2にベース部材11を固定するために穴14が設けられ、その外壁に、前記ガイドカム12が設けられている。
本明細書で示すベース部材11の実施形態では、後で分かるように、ベース部材11は、昇降機構10におけるレバー本体18の端部19と係合しうる凹部15を備えている。
必要に応じて、保護ヘルメット1が第二の防眩バイザー6bも備えている場合、筐体13の、その内側部に、湾曲した連続歯17を設けることもある。これにより、防眩バイザー6bは、連続歯17と結合され、かつ、防眩バイザー6bと又は防眩バイザー6bを操作するレバー37と回動的に一体となる従動スナップ嵌合によって、安定した位置となることができる。
保護ヘルメット1の外側シェル2から分離した、例えば、高分子体として製造されたベース部材11を示してあるが、ベース部材11の他の実施形態として、前記ガイドカム12を有する限り、外側シェル2の一片として、例えば、外側シェル2を成形して製造しても、本明細書で要求される保護範囲内に入ることに留意するべきである。
上述のように、保護バイザー6を昇降させる昇降機構10は、更に、略円形のベースを有する凹面管状体の支持部23と、端部に枢軸孔20を有する放射状延長部19とから成る細長いレバー本体18を備えている。
特に、レバー本体18は、枢軸孔20を通じて、外側シェル2及び/又はベース部材11に回動可能に支持されるように成形される。それによって支持部23は、支持部23が前面開口部5に近い近位位置と、支持部23が前面開口部5から離れた遠位位置との間で、枢軸孔20の軸と一致する第一の軸A−Aに対し、かつ、外側シェル2の表面とほぼ直交して揺動しうるようになる。
本発明の好ましい実施形態では、レバー本体18は、更に、弾性的に変形可能で、枢軸孔20と対向する端部に位置する突起42を備えている。突起42は、昇降機構10の組立時に、レバー本体18とベース部材11との軸方向の位置を定めるために、ベース部材11に設けられて、軸方向に保持する保持壁43と、円周方向に摺動しうるようにして係合する。
本明細書に記載されている本発明の特定の実施形態では、レバー本体18は、ベース部材11の凹部15にあるピン16によってベース部材11に枢着されていることに留意するべきである。凹部15は、レバー本体18の、したがって、支持部23の軸A−Aの周りに、例えばレバー本体18の放射状延長部19と係合する格納壁によって、揺動の最大角度範囲を定めることもできる。もちろん、支持部23が、ヘルメット1の前面開口部5に対して前記二つの遠位位置と近位位置との間で、軸A−Aの周りを回動することを可能にするように、レバー本体18が揺動しうるようにする如何なる他の機械装置を、代替的に採用することができる。
前記レバー本体18は、ベース部材11とレバー本体18との間、又は外側シェル2とレバー本体18との間に介在されているコイルバネ36等の弾性手段により、弾性力を受けている。この弾性手段は、軸A−Aの周りを揺動するレバー本体18を、その遠位位置、すなわち、保護ヘルメット1の前面開口部5から更に離れた位置に戻す。
上述のように、本発明の特定の態様によると、レバー本体18の支持部23は、略円形のベースを有する、円筒状の側壁を備え、最上部に外側円形のベースを有する凹面管状体として作られている。この外部支持部23の基部に、円弧状に成形された二つの嵌合座21a、21bが設けられ、保護バイザー6の対応する端部に設けられている係止歯7a、7bとそれぞれ嵌合する。嵌合座21a、21bは、円形の空間を有する筐体として成形され、かつ、保護バイザー6が、第二の軸B−Bの周りをレバー本体18に対して回動できるようにしている。第二の軸B−Bは、前記の嵌合座21a、21bとほぼ直交し、かつ嵌合座又は筐体21a、21bが位置する理想的な円の中心を通る。それによって、対応する係止歯7a、7bが、レバー本体18に対する保護バイザー6の回動中に、更に、摺動しうるようになっている。
上述のように、一旦レバー本体18に係止した保護バイザー6は、レバー本体18の支持部23に対して、嵌合座21a、21bによって定められる軸B−Bの周りで回動することができ、かつ、同じレバー本体18がベース部材11に枢着している枢着軸A−Aに対して、レバー本体18と一体的に回動することもできる。
本明細書に示される解決策の代わりに、レバー本体18の支持部23に、円形の空間を有する少なくとも一つの筐体21a又は21bのみを設け、そこに保持される必要はないが、保護バイザー6の係止歯の少なくとも一つを、この筐体内の相対的な方向に回動しうるようにすることができることに留意するべきである。
当該技術分野で知られており、本発明の好適な実施形態に従い、二つの円弧状の嵌合座21a、21b又は筐体の各々は、本明細書では「入口座」という名の、それぞれの係止歯7a、7bのアクセスを可能にする大きな区画を有している。実際には、保護バイザー6のこれらの係止歯7a、7bのそれぞれは、保護バイザー6の対応する側部領域から軸方向に、即ち、保護バイザー6の回動軸方向に延び、かつ、略L字状のプロフィールを有している。そのため、係止歯7a又は7bは、「L」の端部の進入を可能にする開口部、即ち、より大きな区画がある場合にのみ、それぞれの嵌合座21a又は21bに結合できる。
係止歯7a、7bが保持されるように、可逆的ではあるけれども、これら二つの嵌合座21a、21bの少なくとも一つの嵌合座21aは、入口座25を備えている。入口座25は、入口座25と係合するように、保護バイザー6の回動軸に対して直交する方向に摺動するカーソル26によって、部分的かつ選択的に閉塞され、かつバネ27、又は当該技術分野において周知の他の弾性手段によって押圧されている。
端部で入口座25と係合するカーソル26は、係止歯7aが入口座25で押圧され、かつ、入座することを助けるためのテーパー部を有し、更に、バネ27によって加えられる力に対抗するために、ユーザが手で操作しうる操作部を備えている。
したがって、嵌合座21a、21bは、係止歯7a、7bが可逆的に嵌合座21a、21bに係合して保持されるそれぞれの入口座と共に、かつ、必要に応じて、弾性カーソル26、27、又は他の既知の手段と共に、保護バイザー6のそれぞれの側部領域にレバー本体18を係止する可逆的係止手段を構成している。
上記に例示した解決策の代わりに、軸B−Bとほぼ平行な軸A−Aの周りをレバー本体18と共に揺動しながら、保護バイザー6をレバー本体18に可逆的に保持し、かつ、保護バイザー6を、軸B−Bの周りのレバー本体18に対して回動させることができる他の手段も、本明細書で要求される保護範囲内に含まれることに留意するべきである。これに関して、以下、「係止歯」は、突出又はL字型である必要はなく、軸B−B周りでレバー本体18に対して回動し、かつ、軸A−A周りでレバー本体18と揺動するように、レバー本体18と係合する幾何学的形状のような保護バイザー6の任意の部分又は要素を意味することに留意するべきである。したがって、このような用語は、例えば、保護バイザー6の側端部から軸方向に突出するキー形の円筒状のスリーブ、又は、保護バイザー6の回動軸B−Bに対して直交する「フォーク状」又は「U状」のアームを意味している。
レバー本体18の支持部23は、保護バイザー6の前述の回動軸B−Bが通る中央スロット22を備えている。スロット22の細長い形状により、軸A−Aの周りを回動するように、かつ同時に、外側シェル2との継手から軸方向に外されないように、支持部23は、外側シェル2に固定されているリベット34によって保持されるブッシング35と係合するように成形され、かつ、レバー本体18がヘルメット1の外側シェル2に適切に位置するようにしている。
本発明の好ましい態様により、ブッシング35は、更に、リベット34と共に、又は、他の任意のピン、又は、必要に応じてネジ付きで外側シェル2に対して軸方向に設けられる細長い要素と共に、ベース部材11を、リベット34の係合により、又は、ベース部材11の略円形の筐体13が有する上記円形の孔14を通じて外側シェル2に固定される別の細長い要素と係合することにより、外側シェル2に対し軸方向に固定されるようにする。
本発明の好ましい態様によると、ベース部材11は、外側シェル2の側端部に設けられている対応するスリットに嵌合できる下部突起部40a、40b、及び、上部弾性係止歯41を有し、ベース部材11は、上記歯40a、40b及び41の弾性スナップ嵌合により、一時的及び/又は取り外し可能として、外側シェル2の外側端部に配置されることに留意すべきである。続いて、ベース部材11は、リベット34又は他の同様な軸方向の保持手段を用いて、ブッシング35により、外側シェル2に対して軸方向に固定される。
上述のように、本明細書に開示されているレバー本体18により、一旦、レバー本体18に係止した保護バイザー6は、円弧形状の嵌合座21a、21bによって定められる軸B−Bの周りのレバー本体18の支持部23に対して回動することができ、かつ、レバー本体18はベース部材11に、したがって、外側シェル2に枢着されている軸A−A周りのレバー本体18と一体的に回動又は揺動することもできる。ブッシング又はピン35、又は、他の細長い要素、及びブッシング又はピン35が、レバー本体18を軸方向に保持するために係合するレバー本体18のスロット22も、保護バイザー6が、前記軸A−A及び軸B−Bの両方に対して回動しうるように、すべて成型されている。
本明細書に示されている特定の実施形態では、少なくとも凹面管状体として作られている支持部23の側壁の内側部分に、後で分かるように、保護バイザー6の昇降中に、保護バイザー6の複数の安定した位置を定めることができ、連続歯のような形状の複数座プロフィール24が設けられている。特に、本明細書に開示されている実施形態では、支持部23の内側に、円形の空間を有する嵌合座21a、21bによって定められる回動軸B−Bに対して、直径方向に対向する2つの複数座プロフィール24が設けられている。
本明細書に開示されている保護ヘルメット1の昇降機構は、更に、支持部23の上記嵌合座21a、21bによって定められる前記第二の軸B−Bの周りを回動するように、レバー本体18の支持部23に結合されるか、又は、設けられるように成型されている中間円盤状要素28を備えている。
より詳細には、このような中間円盤状要素28は、軸B−Bの周りを回動し、同時に、軸A−Aの周りをレバー本体18と共に揺動できるように、ベース部材11とレバー本体18との間に位置するように取り付けられる。特に、中間円盤状要素28は、レバー本体18の凹面管状支持部23に収容される。
本明細書に示される特定の実施形態では、略円形の中間円盤状要素28は、上記ブッシング35及びリベット34と係合する中央の細長いスロット30と、中間円盤状要素の中心に対して直径方向に対向し、保護バイザー6の対応する側端部のそれぞれの係止歯7a、7bと係合する二つの空洞29a、29bとを備えている。
空洞29a、29bは、保護バイザー6の係止歯7a、7bと係合する際、中間円盤状要素28が、レバー本体18の支持部23に対して、及び、保護バイザー6と一体的なベース部材11に対しても、保護バイザー6が昇降する際、軸B−Bの周りを回動し得るように成形される。従って、空洞29a、29bは、保護バイザー6の係止歯7a、7bのための取り外し可能な設置手段を形成している。
二つの空洞29a、29bが、保護バイザー6の二つの係止歯7a、7bと係合する実施形態によって、中間円盤状要素が、本明細書に含まれる場合でも、このような取り外し可能な設置手段の他の如何なる形状のものであっても、保護バイザー6を係止する単一の係止歯、例えば、可逆的保持のための弾性嵌合部品であっても、本発明の変更可能な範囲内であることに留意されたい。
中間円盤状要素28は、更に、保護バイザー6の昇降中に、中間円盤状要素28と一体に回動可能な、かつ、レバー本体18の支持部23の複数座プロフィール24の座の少なくとも一つに、その都度可逆的にスナップ嵌合しうるようになっている係合手段31、32、33を備えている。
本明細書においては、「スナップ」とは、それぞれが突起を有する従動要素などの係合手段が、複数座プロフィール24の座を定める窪み、又は凹部内に係合され、かつ、保持されるという特定の状況を意味していると理解するべきである。このような係合手段は、係合手段及び/又は複数座プロフィール24の弾性により、このような手段に加えられる適切な大きさ(及び方向)の力が、係合手段及び/又は複数座プロフィール24の弾性変形又は弾性変位を引き起こすまで、それぞれの座内に安定して保持される。それによって、複数座プロフィール24の一つの座から他の座への係合手段の通過が可能になる。
本明細書に示されている特定の実施形態では、前述の係合手段は、弾性型であり、中間円盤状要素28の放射状ガイド部31の範囲内で摺動するために設けられている少なくとも一つのピストン32を備え、かつ、それぞれの複数座プロフィール24と係合するため、中間円盤状要素28の外側に向けてピストン32を押圧するバネ33の力を受ける。
より詳細には、略円形の中間円盤状要素28は、直径方向に対向する二つの放射状ガイド部31を有し、二つの放射状ガイド部31の各々は、放射状ストロークを停止する停止手段又は他の手段により、ピストン32が放射状ガイド部31の範囲内で摺動するように、それぞれのピストン32を収容している。上述のように、各ピストン32は、結合される複数座プロフィール24の少なくとも一つ又は二つの隣接する座の中に係合するように成形されている先端部分を出すように、対応するバネ33によって、中間円盤状要素28の外側に向けて押圧されている。
軸B−B周りの保護バイザー6の回動の、結果として生じる中間円盤状要素28の回動により、スナップ動作が引き起こされる。すなわち、この中間円盤状要素28の回動は、ピストン32がレバー本体18の支持部23が有するそれぞれの複数座プロフィール24の連続する座に、一時的であるが、安定して収容されるように、放射状ガイド部31内のピストン32のバネ33によって加えられる力に一時的に打ち勝つ。当業者には明らかであるように、このように、複数座プロフィール24の座の数と距離によって定められる安定した複数の角度位置は、ユーザが保護バイザー6を昇降する際に得られる。
最後に、上述のように、保護バイザー6は、本明細書に例示されている昇降機構10に幾何学的に対応する保護バイザー6の側端部の少なくとも一つに隣接して、本明細書に例示されている本発明の実施形態では、L字型のプロフィールを有する軸方向の突起で構成されている少なくとも一つの係止歯7a、7bと、ベース部材11のカムガイド12に摺接して係合するために、ピンとして成形され、かつ保護バイザー6に配置されている少なくとも一つの従動突起9とを備えている。
更に、後述するように、本明細書に示す実施形態では、保護バイザー6の係止歯7a、7bは、レバー本体18に対して回動しうるように、レバー本体18の支持部23の嵌合座21a、21b(又は、円形の空間を有する筐体)内に摺動的に設けられるように成形され、かつ、軸B−B周りの中間円盤状要素28と一体的に回動しうるように、中間円盤状要素28の空洞29a、29bと係合するように成形されている。ここで、従動突起9は、ガイドカム12のプロフィールに応じて、レバー本体18が軸A−Aの周りを揺動できるようするため、ガイドカム12によって正確に決定される運動の法則に従って、ガイドカム12と係合するように成形される。
特に、本明細書に示されている保護ヘルメット1の実施形態では、ガイドカム12は、保護バイザー6が完全に下降位置にある場合、従動突起9のための最初の凹部を有するように、その後、この従動突起9のための中間上昇部を有するように、かつ、保護バイザー6が完全に上昇位置に配置される場合、この従動突起9のための更なる最後の凹部を有するように成形されている。ガイドカム12のこの幾何学的形状は、保護バイザー6を昇降させる昇降機構10の上記構成と共に、保護バイザー6が完全に下降位置に、又は、完全に上昇位置にある場合、バネ36の復帰作用により、レバー本体18が遠位位置に配置されることを可能にし、かつ、保護バイザー6が両極端の間の中間位置、例えば、複数座プロフィール24によって決定される安定した位置にある場合、レバー本体18が代わりに近位位置に配置されることを可能にする。
本明細書に例示されていない本発明の実施形態として、前記従動突起を、保護バイザー6と一体的に回動する中間円盤状要素28上に、例えば、中間円盤状要素28の円形の側壁から突出するようにして、成形してもよく、その結果、それぞれのガイドカム12を、ベース部材11の円形の筐体13の内側壁に形成してもよいことに留意するべきである。
更に、本発明の好ましい態様によれば、係止歯7a、7bの少なくとも一つの歯7aは、保護バイザー6の側端部の内壁から直角に突出している。すなわち、軸方向かつ内向きに保護バイザー6の少なくとも一つの側端部の内壁から突出している。更に、対応する嵌合座21a、21b、又は、レバー本体18の支持部23の円形の筐体内に、係止歯7aのセンタリングを容易にするように成形されるアーチ状肩部8が設けられる。これらのアーチ状肩部8は、係止歯7aの全体高さの限られた部分に沿って、保護バイザー6の側端部の内面から突出している。
以上の説明を読むことによって、当業者であれば、係止歯7aにあるアーチ状肩部8を有する高さ制限された突起により、レバー本体18の座21a、21b及び25を結ぶ径方向に沿って、保護バイザー6の自由な直線移動を阻止することができる。これらの突起がなければ、偶発的でさえ、この方向での保護バイザー6の並進運動によって、カーソル26がバネ27によって加えられる力に打ち勝って移動するおそれがあり、かつ、保護バイザー6が不必要に昇降機構10から分離するおそれがある。一方、アーチ状肩部8の側部突起により、昇降機構10の平面内における保護バイザー6の唯一の許容される運動は、その平面に直交する回動軸B−B周りの回動である。
最後に、本発明の保護ヘルメット1は、ヘルメット1のユーザが、手動で操作しうる防眩バイザー6b(すなわち、光線から保護するため)を備えることもできる。防眩バイザー6bは、ベース部材11に回動自在に取り付けられ、かつ、防眩バイザー6bに運動学的にリンクされるレバー37により、ユーザの目に対して昇降可能とされる。
本発明の好ましい態様として、保護ヘルメット1に、保護バイザー6を昇降させる二つの昇降機構10を設けることが想起される。これら二つの機構は、ヘルメット1の前面開口部5の両側にそれぞれ配置され、二重の回動軸(A−A及びB−B)を有し、かつ、互いにほぼ同一である。
本明細書に例示されている保護バイザー6を昇降させる昇降機構10を前面開口部5の各側部に有する保護ヘルメット1は、図5a及び図5bに示すように、次のように動作する。
保護バイザー6が昇降機構10から、従って、外側シェル2から分離されている保護ヘルメット1の構成から始まると、第一に、保護バイザー6は、昇降機構10に取り付けられなければならない。この点について、保護バイザー6は、それぞれの側部毎に、レバー本体18の支持部23の嵌合座21a、21bの入口座で、又は、円形の空間を有する筐体の入口座で、係止歯7a、7bを位置するように、初めに、完全に上昇位置に配置されなければならない。実際には、保護バイザー6が完全に上昇位置にある場合、嵌合座21a、21bの入口座は、幾何学的に係止歯7a、7bと一致するように成形され、かつ、係止歯7aが入口座25と係合するため、嵌合座21aの入口座25は、入口座25でテーパー状の端部を有するカーソル26によって少なくとも部分的に閉塞され、かつ、バネ27によって弾性的に押圧されることに留意されたい。
昇降機構10に対して、保護バイザー6を傾け、持ち上げ、適切に押すことにより、対応する嵌合座21bの空いている入口座に係止歯7bを挿入した後、係止歯7aを弾性的カーソル26によって部分的に塞がれる嵌合座21aの入口座25に挿入する。この時点で、回動軸B−Bとほぼ直交する方向に弾性カーソル26の一時的な変位を生じさせるため、係止歯7aを弾性カーソル26のテーパー状の端部に対して軸方向、すなわち、保護バイザー6の回動軸B−Bの方向に押すだけでよい。これにより、レバー本体18の嵌合座21aの入口座25を空にし、嵌合座21aに係止歯7aは挿入される。
昇降機構10に保護バイザー6を係止するために、このような係止ステップのある時点で、係止歯7aにあるアーチ状肩部8の高さの制限された突起は、係止歯7aの側部突起と幾何学的に一致するように正確に成形された嵌合座21aでレバー本体18に到達し、通り過ぎる。その後、軸方向に突出し、L字型のプロフィールを有する係止歯7a、7bの構成は、レバー本体18の支持部23の円形空間をした嵌合座21a、21bにおいて、カーソル26の弾性的復帰、従って、係止歯7a、7bの保持を可能にする。
係止歯7aの基部における上記アーチ状肩部8の存在は、円形空間を有する嵌合座21a内の係止歯7aのセンタリングを容易にし得ることに留意するべきである。その上、バネ27に押圧される弾性カーソル26が、一旦、その通常の位置に戻ると、アーチ状内壁部と直交する突出肩部8及び突起7a、7bを通じて保護バイザー6の側端部に作成された継手、及び、昇降機構10のレバー本体18は、対応する嵌合座21a、21bを通じて、保護バイザー6の側端部が主に軸B−Bの周りを回動することを可能にする。
この設置と同時に、嵌合座21a、21bに挿入された係止歯7a、7bは、中間円盤状要素28の空洞29a、29bに到達し、かつ、その中に係合する。従って、上記嵌合座21a、21bによって定められた回動軸B−Bの周りを一体的に回動するように、保護バイザー6及び中間円盤状要素28が互いに拘束される。その上、一旦、バネ27に押圧される弾性カーソル26が、その通常の位置に戻ると、アーチ状内壁部と直交する突出肩部8及び突起7a、7bを通じて保護バイザー6の側端部に作成された継手、及び、対応する嵌合座21a、21bを通じて昇降機構10のレバー本体18は、保護バイザー6の側端部が主に軸B−Bの周りを回動することを可能にする。
更に、上記と同時に、保護バイザー6の側端部の従動突起9は、昇降機構10のベース部材11のガイドカム12に対して当接するように動き、かつ、そのガイドカム12と結合する。
このように、保護バイザー6の他の側端部に対して同じ操作を繰り返すことによって、保護バイザー6は、軸B−B周りの中間円盤状要素28と一体的に、かつ、レバー本体18に対して一体的に回動し得るように、同時に、レバー本体18の支持部23と共に、異なる軸A−A、この場合、レバー本体18が回動するピン16の軸、の周りのベース部材11に対して、揺動できるように、昇降機構10に設けられる。この揺動は、ユーザが操作するバイザー6の昇降中に、従動突起とベース部材11のガイドカム12との係合によって制御される。
より具体的には、昇降機構10において保護バイザー6の組立後、レバー本体18で作用する復帰バネ36と共に、保護バイザー6の上昇位置で従動突起9と凹部を有するガイドカム12との係合は、レバー本体18の支持部23が、外側シェル2に対して保護バイザー6が極めて近位位置にあることに対応する保護ヘルメット1の前面開口部5から遠位位置に配置される事実により、この保護バイザー6は、外側シェル2の前面開口部5に対して上部、かつ、完全に上昇位置にある。
保護バイザー6の完全な上昇位置から始まり、ユーザが保護バイザー6に加えた下向きの回動は、上述のように、中間上昇部を有するガイドカム12の形状により、かつ、復帰バネ36の力に打ち勝って、レバー本体18の支持部23が、保護ヘルメット1の前面開口部5に対し近位位置に向けて軸A−Aの周りを揺動するようにし、同時に、中間円盤状要素28と一体的に、レバー本体18に対して、第二の軸B−Bの周りで保護バイザー6の同時回動を生じさせる。したがって、保護バイザー6の完全上昇位置からその下降する間の所与の初期角度スパンを通じて、第二の軸B−B周りの保護バイザー6の回動及び第一の軸A−Aに対して保護バイザー6の揺動(回動)により、保護ヘルメット1の外側シェル2に対して保護バイザー6の上昇及び回動が達成される。
二つの軸A−A及びB−B周りの回動の間に、ガイドカム12によって制御される軸A−Aに対してレバー本体18の支持部23の揺動により、保護バイザー6は、保護ヘルメット1の前面開口部の近位位置に向けて外側シェル2に対して上昇し、同時に、レバー本体18の支持部23に対して中間円盤状要素28と共に回動する。
一旦、保護バイザー6の従動突起9が、ガイドカム12の上昇中間部に達すると、保護バイザー6の回動は、下降時に、通常、第二の軸B−Bの周りでのみ続くことに留意されたい。
中間円盤状要素28の回動は、保護バイザー6の下降時に、弾性的に操作されるピストン32が、潜在的に安定しているが、レバー本体18の支持部23が有する複数座プロフィール24の座に突然スナップフィットすることも引き起こす。このようにして、保護バイザー6の一組の安定角の昇降位置は、保護ヘルメット1の前面開口部5に対して定めることができる。
ユーザが、複数座プロフィール24の座で、保護バイザー6を安定した中間位置に保持したい場合、又は、弾性ピストン32の係合位置に対応する角度位置で下降を停止したい場合、保護バイザー6に加えられる、重力又は空気力学的な力は、連続歯のような形状の複数座プロフィール24のそれぞれの座において、ピストン32の係合によって相殺されること、この相殺作用において、保護バイザー6の如何なる構造要素が関与することなく、そのため、保護バイザー6の各部が大きな力を受けることもないことに留意すべきである。
保護ヘルメット1の前面開口部5との完全な干渉位置に向けて保護バイザー6の下降回動が終了する時に、更なる凹部を有するガイドカム12の形状は、保護バイザー6の従動突起9との係合により、また、復帰バネ36により、前面開口部5からその遠位位置に向けて軸A−Aの周りにレバー本体18の支持部23のさらなる揺動を引き起こす。これは、保護バイザー6の完全な降下点において、保護ヘルメット1の外側シェル2に対して、保護バイザー6が、更に接近することになる。
完全な上昇位置に向けて保護バイザー6の上昇は、下降について記載したものに対し逆の方法で行われる。
すなわち、ユーザが保護バイザー6を上昇させたとき、その最初及び最後の上昇ステップにおいて、保護バイザー6は、保護ヘルメット1の外側シェル2から離れ、その後、再び外側シェル2に向けて変位する。従動突起9のガイドカム12との係合及び揺動によって引き起こされる、外側シェル2に略直交する軸B−B周りの通常の回動に加えて、上昇回動の中間ステップにおいて生じる回動の両方の変位は、レバー本体18の支持部23のバネ36の復帰作用を受ける。
最後に、保護ヘルメット1のユーザが、保護バイザー6を昇降機構10から、従って、外側シェル2から外したい場合、彼/彼女は、この保護バイザー6をまさにその完全上昇位置に配置しなければならない。その後、嵌合座21aの入口座25を完全に空にするため弾性カーソル26を手動操作によって、この時点で、昇降機構10の面に略垂直な方向に保護バイザー6を適切に傾け、押し上げ、かつ、引くことによって、係止歯7aにおいて、第一に、レバー本体の嵌合座21aから係止歯7aにあるアーチ状肩部8の高さ制限された側部突起を取り外すことが可能である。同時に、中間円盤状要素28の座部29aから係止歯7aの頂部を外し、次いで、嵌合座21aの外に係止歯7aを引き出し、その後、他の嵌合座21bの入口座から他の係止歯7bも外すことが可能である。
保護バイザー6の両方の側端部についてこの方法で進めることで、それぞれの昇降機構10から保護バイザーを取り外すことが容易に可能である。
最後に、昇降機構10は、実質的に所定の位置にスナップすることによって容易に組み立てることができることに留意すべきである。
この目的のために、それぞれのバネ33を有するピストン32は、中間円盤状要素28にあるそれぞれの放射状ガイド部31に収容され、保持される。
この中間円盤状要素28は、対向するピストン32を部分的に圧縮することによって、次に、中間円盤状要素28の適当な座にバネ27を有するカーソル26を挿入することによって、レバー本体18の座部23に挿入される。
この時点で、中間円盤状要素28は、ベース部材11の凹部15にレバー本体18の端部19を通す処理をし、かつ、枢軸孔20にピン16を係止することによって、ベース部材11に組み付けられる。続いて、レバー本体18の対向する端部、すなわち、突起42を押すことにより、ベース部材に対し、弾性的係合が、突起42とベース部材11の筐体13の保持壁43との間で得られる。もちろん、レバー本体18の突起42及び/又はベース部材11の保持壁43は、このような弾性継手を可能にするために弾性的に変形される。このステップでは、カーソル26がベース部材11の対向する表面上に留まるように処理する必要があることに留意するすべきである。
最後に、保持壁43のベース部材上と突起42のレバー本体上との両方に存在する円筒形の支持部の間にバネ36を位置決めすることによって、昇降機構10は、弾性係止部40a、40b及び41を通じて得られる一時的な位置決めと、ブッシング35及びリベット34による最終固定とによって完全に組み立てられ、かつ、外側シェルの側部に取り付けられる用意のできた状態となる。
1 保護ヘルメット
2 外側シェル
3 内側シェル
4 パッド
5 前面開口部
6 保護バイザー
6b 防眩バイザー
7a、7b 係止歯
8 アーチ状肩部
9 従動突起
10 昇降機構
11 ベース部材
12 ガイドカム
13 筐体
15 凹部
16 ピン
17 連続歯
18 レバー本体
19 放射状延長部
20 枢軸孔
21a、21b 嵌合座
22 スロット
23 支持部
24 複数座プロフィール
25 入口座
26 カーソル
27 バネ
28 中間円盤状要素
29a、29b 空洞
30 スロット
31 放射状ガイド部
32 ピストン
33 バネ
34 リベット
35 ブッシング
36 コイルバネ、復帰バネ、弾性復帰手段
37 レバー
40a、40b 下部突起部
41 上部弾性係止歯
42 突起
43 保持壁
A−A 第一の軸
B−B 第二の軸

Claims (15)

  1. 衝撃吸収用の少なくとも一つの内側シェル(3)と、ユーザの顔用の前面開口部(5)を定める少なくとも一つの外側シェル(2)と、少なくとも部分的に前記前面開口部(5)を遮る下降位置と前記前面開口部(5)から非係合の上昇位置との間で少なくとも回動可能な保護バイザー(6)と、保護バイザーを昇降する昇降機構(10)と、を有する保護ヘルメット(1)であって、前記昇降機構は、
    前記外側シェル(2)と一体であり、又は、前記外側シェル(2)の単一片として作られ、又は、外側シェルの一部と一致し、及び、前記前面開口部に対する側部位置に配置される少なくとも一つのベース部材(11)と、
    前記前面開口部(5)に対する近位位置と遠位位置との間で、第一の軸(A−A)の周りを回動するように、かつ、前記第一の軸(A−A)に対して揺動する支持部(23)を有する、前記外側シェル(2)又は前記ベース部材(11)に取り付けられるレバー本体(18)と、ここで、前記支持部(23)は、更に、前記保護バイザー(6)の対応する側部領域と係止するための係止手段(21a、21b、26、27)を備え、
    前記外側シェル(2)又は前記ベース部材(11)に設けられ、かつ、遠位位置に向かって押圧するためにレバー本体(18)に作用する弾性復帰手段(36)と、
    前記保護バイザーの前記側部領域と一体であり、かつ、前記レバー本体(18)の前記係止手段(21a、21b、26、27)と係合するように形成されている一以上の係止歯(7a、7b)と、
    少なくとも一つのガイドカム(12)、及び、前記ガイドカム(12)と係合する従動突起(9)とを備え、
    前記少なくとも一つのガイドカム(12)は、前記少なくとも一つのベース部材(11)と一体であり、かつ、従動突起(9)は、前記保護バイザー(6)の前記側部領域と一体的に回動するように設けられ、又はこれとは逆に、前記少なくとも一つのガイドカム(12)は、前記保護バイザー(6)の前記側部領域と一体的に回動するようになっており、かつ、従動突起(9)は、少なくとも一つのベース部材(11)と一体である、保護ヘルメット(1)であって、
    第二の軸(B−B)の周りの前記支持部(23)に対して回動するように、また、前記レバー本体(18)の前記支持部(23)と一体的に前記第一の軸(A−A)に対して揺動するように、前記レバー本体(18)の前記支持部(23)は、複数の歯で形成されたプロファイル(24)を備え、更に、前記昇降機構(10)は、前記レバー本体(18)の前記支持部(23)と結合する中間円盤状要素(28)を備え、更に、
    前記中間円盤状要素(28)は、保護バイザー6の昇降中に、前記中間円盤状要素(28)に少なくとも前記保護バイザー(6)の円運動を伝えるために、前記保護バイザー(6)の少なくとも一つの前記係止歯(7a、7b)の一つを取り外し可能に設ける設置手段(29a、29b)と、前記複数の歯で形成されたプロファイル(24)に移動可能にスナップ嵌合する前記中間円盤状要素(28)に少なくとも一体的に回動可能な係合手段(31、32、33)とを備えることを特徴とする保護ヘルメット(1)。
  2. 保護バイザー(6)の昇降機構(10)は、前記ベース部材(11)に接続する前記レバー本体(18)及び前記中間円盤状要素(28)を軸方向に保持するためのピン(34)及び/又は取り付けブッシュ(35)を備え、前記レバー本体(18)及び前記中間円盤状要素(28)は、前記レバー本体(18)及び前記中間円盤状要素(28)の揺動を可能にするため、前記ピン又は前記取り付けブッシュの通過のための細長いスロット(22、30)を備えることを特徴とする請求項1に記載の保護ヘルメット(1)。
  3. 前記レバー本体(18)が有する前記係止手段(21a、21b、26、27)は、レバー本体に対する保護バイザーの相対回動中に、前記保護バイザー(6)の前記係止歯(7a、7b)の少なくとも一つの摺動のために、円形の空間を有する少なくとも一つの筐体(21a、21b)を備える、請求項1又は2に記載の保護ヘルメット(1)。
  4. 前記保護バイザー(6)のそれぞれの側部領域に前記レバー本体(18)を係止するための前記係止手段(21a、21b、26、27)は、可逆型であり、かつ、前記保護バイザー(6)の少なくとも一つの係止歯(7a)のための少なくとも一つの嵌合座(21a)を備えており、前記少なくとも一つの嵌合座は、手動操作の弾性カーソル(26、27)が部分的かつ選択的に閉塞できる入口座(25)有する、請求項1から3のいずれか1項に記載の保護ヘルメット(1)。
  5. 前記筐体(21a、21b)は、少なくとも一つの係止歯用の前記少なくとも一つの嵌合座と一致する円形の空間を有する、請求項3を引用する請求項4に記載の保護ヘルメット(1)。
  6. 前記保護バイザー(6)の前記係止歯(7a、7b)の少なくとも一つ(7a)は、前記保護バイザー(6)の側端部から軸方向内側に突出し、かつ、前記レバー本体(18)の前記支持部(23)が有する円形の空間を有するそれぞれの嵌合座、及び/又は、円形の空間を有するそれぞれの筐体におけるセンタリング用にアーチ状肩部(8)を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の保護ヘルメット(1)。
  7. 前記レバー本体(18)は、ピン(34)によって前記ヘルメットの前記外側シェル(2)に設けられる、請求項1から6のいずれか1項に記載の保護ヘルメット(1)。
  8. 前記中間円盤状要素(28)が有するスナップ嵌合用の前記係合手段(31、32、33)は、それぞれの放射状ガイド部(31)及び少なくとも一つのピストン(32)に作用するスラストバネ(33)の範囲内で摺動する少なくとも一つのピストン(32)を備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の保護ヘルメット(1)。
  9. 前記レバー本体(18)の前記支持部(23)は、略円形のベースを有する管形状を成し、前記中間円盤状要素(28)は、前記支持部(23)に少なくとも部分的に収容される、請求項1から8のいずれか1項に記載の保護ヘルメット(1)。
  10. 前記ベース部材(11)は、前記外側シェル(2)から分離して製造され、かつ、前記中間円盤状要素(28)の少なくとも一部のための略円形の筐体(13)を備え、前記筐体(13)は、外側に前記ガイドカム(12)を有することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の保護ヘルメット(1)。
  11. 前記弾性復帰手段は、コイルバネ(36)を備える、請求項1から10のいずれか1項に記載の保護ヘルメット(1)。
  12. 前記複数の歯で形成されたプロファイルが連続歯(17)である、請求項1から11のいずれか1項に記載の保護ヘルメット(1)。
  13. 防眩タイプの第二のバイザー(6b)を備えることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の保護ヘルメット(1)。
  14. 前記第二のバイザー用の手動操作レバー(37)を備えることを特徴とする請求項13に記載の保護ヘルメット(1)。
  15. 前記保護ヘルメット(1)の前記前面開口部(5)の両側に配置される、請求項1から14のいずれか1項に記載の前記保護バイザー(6)を昇降する二つの昇降機構(10)を備えることを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載の保護ヘルメット(1)。
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