JP6926164B2 - 駆動ユニット - Google Patents

駆動ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP6926164B2
JP6926164B2 JP2019172829A JP2019172829A JP6926164B2 JP 6926164 B2 JP6926164 B2 JP 6926164B2 JP 2019172829 A JP2019172829 A JP 2019172829A JP 2019172829 A JP2019172829 A JP 2019172829A JP 6926164 B2 JP6926164 B2 JP 6926164B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
drive unit
unit
shaft
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019172829A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021049823A (ja
Inventor
智之 原
智之 原
幸太郎 平野
幸太郎 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Univance Corp
Original Assignee
Univance Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Univance Corp filed Critical Univance Corp
Priority to JP2019172829A priority Critical patent/JP6926164B2/ja
Priority to PCT/JP2020/035656 priority patent/WO2021060223A1/ja
Publication of JP2021049823A publication Critical patent/JP2021049823A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6926164B2 publication Critical patent/JP6926164B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K1/00Arrangement or mounting of electrical propulsion units
    • B60K1/02Arrangement or mounting of electrical propulsion units comprising more than one electric motor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K17/00Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
    • B60K17/04Arrangement or mounting of transmissions in vehicles characterised by arrangement, location, or kind of gearing
    • B60K17/12Arrangement or mounting of transmissions in vehicles characterised by arrangement, location, or kind of gearing of electric gearing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K17/00Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
    • B60K17/30Arrangement or mounting of transmissions in vehicles the ultimate propulsive elements, e.g. ground wheels, being steerable
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/10Structural association with clutches, brakes, gears, pulleys or mechanical starters
    • H02K7/116Structural association with clutches, brakes, gears, pulleys or mechanical starters with gears

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Motor Power Transmission Devices (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

本発明は駆動ユニットに関し、特に左右の車輪を個別に駆動する複数のモータを備える駆動ユニットに関するものである。
左右の車輪を個別に駆動する複数のモータを備える駆動ユニットにおいて、特許文献1には、トルクを車輪に伝達する動力伝達部材がそれぞれ接続された2つのモータを背中合わせにして、自動車の前後に延びる軸線の左右に各モータを配置する技術が開示されている。動力伝達部材は、軸部の両端部に等速ジョイントが接続されている。
特開2014−144692号公報
しかし、特許文献1に開示の技術では、自動車の軸線の左右にそれぞれ配置されたモータと車輪との間に動力伝達部材が配置されるので、動力伝達部材がモータの長さの制約を受け易くなる。その結果、等速ジョイントの入力軸と出力軸とのなす角(以下「作動角」と称す)が大きくなり易くなる。等速ジョイントの作動角が大きくなると、等速ジョイントの寿命が低下し易くなるという問題点がある。
本発明はこの問題点を解決するためになされたものであり、等速ジョイントの作動角が大きくなるのを抑制できる駆動ユニットを提供することを目的としている。
この目的を達成するために本発明の駆動ユニットは、第1モータと、第1モータの回転軸のトルクを左の車輪に伝達する第1部材と、第2モータと、第2モータの回転軸のトルクを右の車輪に伝達する第2部材と、を備え、第1部材および第2部材は、軸部と、軸部の両端部に接続される等速ジョイントと、をそれぞれ備え、自動車に搭載される。第1モータ及び第2モータは、第1部材が配置される側の反対側の第1モータの端面と、第2部材が配置される側の反対側の第2モータの端面と、を対向させないで、第1モータの端面から第1部材の車輪側の端部までの一部と、第2モータの端面から第2部材の車輪側の端部までの一部とが、自動車の前後および上下の少なくとも一方に重ねて配置され、自動車を真上から見たときに、軸部は車輪の中心軸に対して傾いている
駆動ユニットは、第1モータの回転軸および第2モータの回転軸が、車輪の中心軸よりも高い位置にあると、より好ましい。車輪の中心軸と回転軸とが同じ高さにある場合に比べて、車輪が接地する地面と第1モータ及び第2モータとの間の距離を長くできるからである。
駆動ユニットは、第1モータの回転軸および第2モータの回転軸が、車輪の中心軸に対して傾いていると、より好ましい。等速ジョイントの作動角をさらに小さくできるからである。
駆動ユニットは、第1モータと第1部材との間に第1減速機が介在し、第2モータと第2部材との間に第2減速機が介在すると、より好ましい。第1モータ及び第2モータのトルクが小さくても、第1減速機および第2減速機により、第1部材および第2部材のトルクを大きくできるからである。これにより最大トルク値の小さい第1モータ及び第2モータを採用できるので、第1モータ及び第2モータを小型軽量化できる。
請求項1記載の駆動ユニットによれば、第1モータ及び第2モータは、第1部材が配置される側の反対側の第1モータの端面と、第2部材が配置される側の反対側の第2モータの端面と、を対向させないで、第1モータの端面から第1部材の車輪側の端部までの一部と、第2モータの端面から第2部材の車輪側の端部までの一部とが、自動車の前後および上下の少なくとも一方に重ねて配置される。これにより第1部材および第2部材が第1モータや第2モータの長さの制約を受け難くなるので、等速ジョイントの作動角が大きくなるのを抑制できる。
請求項2記載の駆動ユニットによれば、第1モータの端面から第1部材の第1モータ側の端部までの一部と、第2モータの端面から第2部材の第2モータ側の端部までの一部とが、自動車の前後および上下の少なくとも一方に重ねて配置される。これにより請求項1の効果に加え、第1モータ及び第2モータをまとめて自動車に固定する部材を小さくできる。
請求項3記載の駆動ユニットによれば、第1モータの端面から第1部材の第1モータ側の端部までの一部と、第2モータの端面から第2部材の第2モータ側の端部までの一部とが、自動車の前後に重ねて配置されるので、モータが自動車の上下だけに重ねて配置される場合に比べ、車輪の中心軸に対する第1部材や第2部材の傾きが大きくなり過ぎないようにできる。よって、請求項2の効果に加え、作動角が大きな等速ジョイントが現れにくくできる。
請求項4記載の駆動ユニットによれば、第1モータの端面から第1部材の第1モータ側の端部までの一部と、第2モータの端面から第2部材の第2モータ側の端部までの一部とが、自動車の前後および上下に斜めに重ねて配置される。これにより請求項3の効果に加え、等速ジョイントの平面視における作動角および背面視における作動角をより小さくできる。
請求項5記載の駆動ユニットによれば、第1モータと第2部材とが、自動車の前後および上下の少なくとも一方に重ねて配置され、第2モータと第1部材とが、自動車の前後および上下の少なくとも一方に重ねて配置される。これにより第1部材および第2部材の長さをより長くできるので、請求項1の効果に加え、等速ジョイントの作動角をより小さくできる。
第1実施の形態における駆動ユニットが搭載された自動車の平面図である。 (a)は図1の矢印IIa方向から見た駆動ユニットの背面図であり、(b)は図2(a)の矢印IIb方向から見た駆動ユニットの左側面図である。 第1モータユニットの断面図である。 (a)は第2実施の形態における駆動ユニットの平面図であり、(b)は図4(a)の矢印IVb方向から見た駆動ユニットの背面図であり、(c)は図4(b)の矢印IVc方向から見た駆動ユニットの左側面図である。 (a)は第3実施の形態における駆動ユニットの平面図であり、(b)は図5(a)の矢印Vb方向から見た駆動ユニットの背面図であり、(c)は図5(b)の矢印Vc方向から見た駆動ユニットの左側面図である。 (a)は第4実施の形態における駆動ユニットの平面図であり、(b)は図6(a)の矢印VIb方向から見た駆動ユニットの背面図であり、(c)は図6(b)の矢印VIc方向から見た駆動ユニットの左側面図である。 (a)は第5実施の形態における駆動ユニットの平面図であり、(b)は図7(a)の矢印VIIb方向から見た駆動ユニットの背面図であり、(c)は図7(b)の矢印VIIc方向から見た駆動ユニットの左側面図である。 (a)は第6実施の形態における駆動ユニットの平面図であり、(b)は図8(a)の矢印VIIIb方向から見た駆動ユニットの背面図であり、(c)は図8(b)の矢印VIIIc方向から見た駆動ユニットの左側面図である。 (a)は第7実施の形態における駆動ユニットの平面図であり、(b)は図9(a)の矢印IXb方向から見た駆動ユニットの背面図であり、(c)は図9(b)の矢印IXc方向から見た駆動ユニットの左側面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず図1を参照して本発明の第1実施の形態における駆動ユニット10について説明する。図1は第1実施の形態における駆動ユニット10が搭載された自動車11の平面図である。本実施形態では後輪駆動方式の自動車11を例示する。図1では、駆動ユニット10が固定されるサブフレーム等の図示が省略されている。
自動車11は、シャシ12、左の前輪13、右の前輪14、左の後輪15、右の後輪16、及び、後輪15,16に駆動力を伝達する駆動ユニット10を備えている。駆動ユニット10は、第1モータユニット20と、第1モータユニット20のトルクを左の後輪15に伝達する第1部材24と、第2モータユニット30と、第2モータユニット30のトルクを右の後輪16に伝達する第2部材34と、を備えている。
第1モータユニット20は、第1モータ21と、第1モータ21の回転を減速する第1減速機23と、を備えている。第1部材24はトルクを後輪15に伝達する部材であり、軸部25と、軸部25と第1モータユニット20とを接続する等速ジョイント26と、軸部25と後輪15とを接続する等速ジョイント27と、を備えている。
第2モータユニット30は、第2モータ31と、第2モータ31の回転を減速する第2減速機33と、を備えている。第2部材34はトルクを後輪16に伝達する部材であり、軸部35と、軸部35と第2モータユニット30とを接続する等速ジョイント36と、軸部35と後輪16とを接続する等速ジョイント37と、を備えている。等速ジョイント26,27,36,37は、例えばダブルオフセット形摺動式、ボール形摺動式などの形式が採用されるが、これらに限定するものではない。
図2(a)は図1の矢印IIa方向から見た駆動ユニット10の背面図であり、図2(b)は図2(a)の矢印IIb方向から見た駆動ユニット10の左側面図である。図2(a)では、駆動ユニット10が固定されるサブフレームやシャシ12等の図示、第1モータユニット20を構成する第1モータ21及び第1減速機23の図示、第2モータユニット30を構成する第2モータ31及び第2減速機33の図示が省略されている。図2(b)では、それら以外に第1部材24、第2部材34及び後輪16等の図示が省略されている(図4(a)から図9(c)においても同じ)。
図1、図2(a)及び図2(b)に示すように、後輪15の中心軸15aは、後輪16の中心軸16aと同軸上にある。第1モータ21及び第2モータ31は、第1部材24が配置される側の反対側の第1モータ21の端面22と、第2部材34が配置される側の反対側の第2モータ31の端面32と、を対向させないで、第1モータユニット20の一部と、第2モータユニット30の一部とが、自動車11の前後に重ねて配置されている。
これにより、自動車11の前後に延びる軸線Aよりも右側に第1モータ21の端面22が位置するように第1モータユニット20を配置することができ、軸線Aよりも左側に第2モータ31の端面32が位置するように第2モータユニット30を配置できる。その結果、第1部材24及び第2部材34が、第1モータユニット20や第2モータユニット30の長さの制約を受け難くなるので、第1部材24及び第2部材34の軸部25,35の長さを長くできる。よって、等速ジョイント26,27,36,37の作動角が大きくなるのを抑制できる。
図3は第1モータユニット20の軸線Oを含む断面図である。第2モータユニット30の構成は、第1モータユニット20の構成と同一なので、第2モータユニット30の説明は省略する。
図3に示すように第1モータユニット20は、第1モータ21と第1減速機23とが一体化されている。第1モータ21は、ハウジング40の内側に固定されるステータ41と、ステータ41と隙間をあけて配置されるロータ42と、ロータ42と一体に回転する回転軸43と、を備えている。回転軸43は軸線O1上に配置されている。
第1減速機23は、第1モータ21の単位体積あたりの伝達トルクを大きくする装置である。第1減速機23のハウジング44は、第1モータ21のハウジング40に接続されている。本実施形態では、第1減速機23は、遊星歯車減速機の1種(K−H−V型)であるサイクロイド減速機である。
第1減速機23は、ハウジング44の内側に配置される入力軸45と、入力軸45に回転自在に保持され偏心揺動する第1外歯車46及び第2外歯車47と、第1外歯車46及び第2外歯車47にかみ合う内歯車48と、第1外歯車46及び第2外歯車47の内径部に配置された複数のピン49と、ピン49と一体に回転する出力軸50と、を備えている。等速ジョイント26は出力軸50に接続される。出力軸50は軸線O1上に配置されている。
入力軸45は、第1モータ21の回転軸43と結合し、軸線O1上に配置されている。第1外歯車46及び第2外歯車47はそれぞれエピトロコイド曲線歯形をもち、軸線O1を中心に位相を互いに180°異ならせて、軸線方向に並んでいる。内歯車48は、ハウジング44に固定された複数のピンからなり、円弧歯形をもつ。ピン49は、軸線O1を中心とする円周軌道上に等間隔に設けられており、第1外歯車46及び第2外歯車47の自転運動を取り出す。
内歯車48の歯数(ピンの数)をZa、第1外歯車46及び第2外歯車47の歯数をそれぞれZbとすると、第1減速機23の減速比は(Za−Zb)/Zbで表される。そのため第1モータ21のトルクが小さくても、第1減速機23により、第1部材24のトルクを大きくできる。
第2モータユニット30も、第1モータユニット20と同様に、第2モータ31と第2減速機33とが一体化されており、第2モータ31の回転軸53は軸線O2上に配置されている。第2減速機33の出力軸(図示せず)も軸線O2上に配置されている。第2減速機33は、第2モータ31の単位体積あたりの伝達トルクを大きくする。従って、第2部材34についても、第2減速機33によりトルクを大きくできる。これにより最大トルク値の小さい第1モータ21及び第2モータ31を採用できるので、第1モータ21及び第2モータ31を小型軽量化できる。
図1、図2(a)及び図2(b)に戻って説明する。駆動ユニット10は、第1モータ21の回転軸43(軸線O1)、第2モータ31の回転軸53(軸線O2)、後輪15の中心軸15a、後輪16の中心軸16aが、互いに平行になるように配置されている。第1モータ21の回転軸43は、後輪15の中心軸15a及び後輪16の中心軸16aよりも後ろにあり、第2モータ31の回転軸53は、後輪15の中心軸15a及び後輪16の中心軸16aよりも前にある。第1モータ21の回転軸43は第2モータ31の回転軸53と同じ高さにある。回転軸43,53は水平面(図示せず)上にあり、後輪15,16の中心軸15a,16aよりも高い位置にある。
その結果、後輪15,16の中心軸15a,16aと回転軸43,53とが同じ高さにある場合に比べて、後輪15,16が接地する地面(図示せず)と第1モータユニット20及び第2モータユニット30との間の距離を長くできる。これにより自動車11の走行中に第1モータユニット20及び第2モータユニット30を地面の段差などに衝突し難くすることができる。
第1モータ21と第2モータ31とが、自動車11の前後に重ねて配置されるので、第1モータ21及び第2モータ31が自動車11の上下に重ねて配置される場合に比べ、後輪15,16の中心軸15a,16aに対する第1部材24や第2部材34の傾きが大きくなり過ぎないようにできる。等速ジョイント26,27,36,37の作動角を平均化できるので、作動角が大きな等速ジョイント26,27,36,37が現れ難くできる。
第1部材24の軸部25は、第2部材34の軸部35と同じ長さである。第1モータ21の端面22と軸線Aとの間の左右方向の距離は、第2モータ31の端面32と軸線Aとの間の左右方向の距離と同じ長さである。後輪15の中心軸15aと第1モータ21の回転軸43(軸線O1)との間の前後方向の距離は、後輪16の中心軸16aと第2モータ31の回転軸53(軸線O2)との間の前後方向の距離と同じ長さなので、第1部材24の等速ジョイント26,27の作動角を、第2部材34の等速ジョイント36,37の作動角と同じ角度にできる。その結果、第1部材24の等速ジョイント26,27、第2部材34の等速ジョイント36,37のいずれかの負荷が過大にならないようにできる。
駆動ユニット10は、第1モータ21と第2モータ31とが自動車11の前後に重ねて配置されているので、第1モータ21と第2モータ31とが自動車11の前後や上下に重ねて配置されていない場合に比べて、第1モータ21及び第2モータ31をまとめてシャシ12に固定するサブフレーム(図示せず)を小さくできる。
図4を参照して第2実施の形態について説明する。なお、第1実施形態において説明した部分と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図4(a)は第2実施の形態における駆動ユニット60の平面図であり、図4(b)は図4(a)の矢印IVb方向から見た駆動ユニット60の背面図であり、図4(c)は図4(b)の矢印IVc方向から見た駆動ユニット60の左側面図である。
駆動ユニット60は、第1モータユニット20と、第1モータユニット20のトルクを左の後輪15に伝達する第1部材61と、第2モータユニット30と、第2モータユニット30のトルクを右の後輪16に伝達する第2部材63と、を備えている。第1部材61は、軸部62と、軸部62と第1モータユニット20とを接続する等速ジョイント26と、軸部62と後輪15とを接続する等速ジョイント27と、を備えている。第2部材63は、軸部64と、軸部64と第2モータユニット30とを接続する等速ジョイント36と、軸部64と後輪16とを接続する等速ジョイント37と、を備えている。
駆動ユニット60は、第1モータ21の回転軸43(軸線O1)、第2モータ31の回転軸53(軸線O2)、後輪15の中心軸15a、後輪16の中心軸16aが、互いに平行になるように配置されている。第2部材63の軸部64は、第1部材61の軸部62よりも長い。第1モータ21の端面22と軸線A(図1参照)との間の左右方向の距離は、第2モータ31の端面32と軸線Aとの間の左右方向の距離と同じ長さである。
第1モータ21の回転軸43及び第2モータ31の回転軸53は、後輪15の中心軸15a及び後輪16の中心軸16aの鉛直上側にあり、第2モータ31の回転軸53は、第1モータ21の回転軸43よりも高い位置にある。回転軸43,53は鉛直面(図示せず)上にある。第1モータユニット20と第2モータユニット30とが自動車11の上下に重ねて配置されるので、駆動ユニット60の前後方向の長さを短くできる。
第1モータ21及び第2モータ31は、第1部材24が配置される側の反対側の第1モータ21の端面22と、第2部材34が配置される側の反対側の第2モータ31の端面32と、を対向させないで、第1モータユニット20の一部と、第2モータユニット30の一部とが、自動車11の上下に重ねて配置される。これにより、軸線A(図1参照)よりも右側に第1モータ21の端面22が位置するように第1モータユニット20を配置することができ、軸線Aよりも左側に第2モータ31の端面32が位置するように第2モータユニット30を配置できる。
その結果、第1部材61及び第2部材63が、第1モータユニット20や第2モータユニット30の長さの制約を受け難くなるので、第1部材61及び第2部材63の軸部62,64の長さを長くできる。よって、等速ジョイント26,27,36,37の作動角が大きくなるのを抑制できる。
図5を参照して第3実施の形態について説明する。なお、第1実施形態において説明した部分と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図5(a)は第3実施の形態における駆動ユニット70の平面図であり、図5(b)は図5(a)の矢印Vb方向から見た駆動ユニット70の背面図であり、図5(c)は図5(b)の矢印Vc方向から見た駆動ユニット70の左側面図である。
駆動ユニット70は、第1モータユニット20と、第1モータユニット20のトルクを左の後輪15に伝達する第1部材71と、第2モータユニット30と、第2モータユニット30のトルクを右の後輪16に伝達する第2部材73と、を備えている。第1部材71は、軸部72と、軸部72と第1モータユニット20とを接続する等速ジョイント26と、軸部72と後輪15とを接続する等速ジョイント27と、を備えている。第2部材73は、軸部74と、軸部74と第2モータユニット30とを接続する等速ジョイント36と、軸部74と後輪16とを接続する等速ジョイント37と、を備えている。
駆動ユニット70は、第1モータ21の回転軸43(軸線O1)、第2モータ31の回転軸53(軸線O2)、後輪15の中心軸15a、後輪16の中心軸16aが、互いに平行になるように配置されている。第1モータ21の回転軸43は、後輪15の中心軸15a及び後輪16の中心軸16aよりも前にあり、第2モータ31の回転軸53は、後輪15の中心軸15a及び後輪16の中心軸16aよりも後ろにある。第1モータ21の回転軸43は第2モータ31の回転軸53と同じ高さにある。回転軸43,53は水平面(図示せず)上にあり、後輪15の中心軸15a及び後輪16の中心軸16aよりも高い位置にある。
第1モータ21の後ろに第2部材73が配置され、第2モータ31の前に第1部材71が配置されている。第1部材71の軸部72は、第2部材73の軸部74と同じ長さである。第1モータ21の端面22と軸線A(図1参照)との間の左右方向の距離は、第2モータ31の端面32と軸線Aとの間の左右方向の距離と同じ長さである。
第1モータ21及び第2モータ31は、第1部材71が配置される側の反対側の第1モータ21の端面22と、第2部材73が配置される側の反対側の第2モータ31の端面32と、を対向させないで、第1モータ21の端面22から第1部材71の後輪15側の等速ジョイント27までの一部と、第2モータ31の端面32から第2部材73の後輪16側の等速ジョイント37までの一部とが、自動車11の前後に重ねて配置されている。これにより、軸線A(図1参照)よりも右側に第1モータ21の端面22が位置するように第1モータユニット20を配置することができ、軸線Aよりも左側に第2モータ31の端面32が位置するように第2モータユニット30を配置できる。
その結果、第1部材71及び第2部材73が、第1モータユニット20や第2モータユニット30の長さの制約を受け難くなるので、第1部材71及び第2部材73の軸部72,74の長さを長くできる。よって、等速ジョイント26,27,36,37の作動角が大きくなるのを抑制できる。特に、第1モータ21と第2部材73とが前後に配置され、第2モータ31と第1部材71とが前後に配置されているので、軸部72,74の長さをより長くできる。その結果、等速ジョイント26,27,36,37の作動角をより小さくできる。
図6を参照して第4実施の形態について説明する。なお、第1実施形態において説明した部分と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図6(a)は第4実施の形態における駆動ユニット80の平面図であり、図6(b)は図6(a)の矢印VIb方向から見た駆動ユニット80の背面図であり、図6(c)は図6(b)の矢印VIc方向から見た駆動ユニット80の左側面図である。
駆動ユニット80は、第1モータユニット20と、第1モータユニット20のトルクを左の後輪15に伝達する第1部材81と、第2モータユニット30と、第2モータユニット30のトルクを右の後輪16に伝達する第2部材83と、を備えている。第1部材81は、軸部82と、軸部82と第1モータユニット20とを接続する等速ジョイント26と、軸部82と後輪15とを接続する等速ジョイント27と、を備えている。第2部材83は、軸部84と、軸部84と第2モータユニット30とを接続する等速ジョイント36と、軸部84と後輪16とを接続する等速ジョイント37と、を備えている。
駆動ユニット80は、第1モータ21の回転軸43(軸線O1)と第2モータ31の回転軸53(軸線O2)とが互いに平行になるように配置されている。第1モータ21の回転軸43は第2モータ31の回転軸53と同じ高さにある。回転軸43,53は水平面(図示せず)上にあり、後輪15の中心軸15a及び後輪16の中心軸16aよりも高い位置にある。回転軸43,53を含む水平面は中心軸15a,16aと平行であり、回転軸43,53は中心軸15a,16aとねじれの位置にある。第1モータ21は、後輪15の中心軸15a及び後輪16の中心軸16aよりも前にあり、第2モータ31は、後輪15の中心軸15a及び後輪16の中心軸16aよりも後ろにある。
第2モータユニット30は、第1モータユニット20の後ろに配置されている。第1部材81の軸部82は、第2部材83の軸部84と同じ長さである。第1モータ21の端面22は右斜め前を向き、第2モータ31の端面32は左斜め後ろを向いている。第1モータ21の端面22と軸線A(図1参照)との間の左右方向の距離は、第2モータ31の端面32と軸線Aとの間の左右方向の距離と同じ長さである。
第1モータ21及び第2モータ31は、第1部材81が配置される側の反対側の第1モータ21の端面22と、第2部材83が配置される側の反対側の第2モータ31の端面32と、を対向させないで、第1モータユニット20と第2モータユニット30とが自動車11の前後に重ねて配置されている。これにより、軸線A(図1参照)よりも右側に第1モータ21の端面22が位置するように第1モータユニット20を配置することができ、軸線Aよりも左側に第2モータ31の端面32が位置するように第2モータユニット30を配置できる。
その結果、第1部材81及び第2部材83が、第1モータユニット20や第2モータユニット30の長さの制約を受け難くなるので、第1部材81及び第2部材83の軸部82,84の長さを長くできる。よって、等速ジョイント26,27,36,37の作動角が大きくなるのを抑制できる。特に、第1モータ21の回転軸43と後輪15の中心軸15aとがねじれの位置にあり、第2モータ31の回転軸53と後輪16の中心軸16aとがねじれの位置にあるので、等速ジョイント26,36の作動角をより小さくできる。
図7を参照して第5実施の形態について説明する。なお、第1実施形態において説明した部分と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図7(a)は第5実施の形態における駆動ユニット90の平面図であり、図7(b)は図7(a)の矢印VIIb方向から見た駆動ユニット90の背面図であり、図7(c)は図7(b)の矢印VIIc方向から見た駆動ユニット90の左側面図である。
駆動ユニット90は、第1モータユニット20と、第1モータユニット20のトルクを左の後輪15に伝達する第1部材91と、第2モータユニット30と、第2モータユニット30のトルクを右の後輪16に伝達する第2部材93と、を備えている。第1部材91は、軸部92と、軸部92と第1モータユニット20とを接続する等速ジョイント26と、軸部92と後輪15とを接続する等速ジョイント27と、を備えている。第2部材93は、軸部94と、軸部94と第2モータユニット30とを接続する等速ジョイント36と、軸部94と後輪16とを接続する等速ジョイント37と、を備えている。
駆動ユニット90は、第1モータ21の回転軸43(軸線O1)が第2モータ31の回転軸53(軸線O2)と同じ高さにあり、回転軸43,53は、後輪15の中心軸15a及び後輪16の中心軸16aよりも高い位置にある。第1モータ21の回転軸43は後輪15の中心軸15aよりも前にあり、第2モータ32の回転軸53は後輪16の中心軸16aよりも後ろにある。回転軸43,53は、中心軸15a,16aを含む鉛直面(図示せず)に平行である。
第2モータユニット30は、第1モータユニット20の後ろに配置されている。第1部材91の軸部92は、第2部材93の軸部94と同じ長さである。第1モータ21の端面22は右斜め上を向き、第2モータ31の端面32は左斜め上を向いている。第1モータ21の端面22と軸線A(図1参照)との間の左右方向の距離は、第2モータ31の端面32と軸線Aとの間の左右方向の距離と同じ長さである。
第1モータ21及び第2モータ31は、第1部材91が配置される側の反対側の第1モータ21の端面22と、第2部材93が配置される側の反対側の第2モータ31の端面32と、を対向させないで、第1モータユニット20と第2モータユニット30とが自動車11の前後に重ねて配置されている。これにより、軸線A(図1参照)よりも右側に第1モータ21の端面22が位置するように第1モータユニット20を配置することができ、軸線Aよりも左側に第2モータ31の端面32が位置するように第2モータユニット30を配置できる。
その結果、第1部材91及び第2部材93が、第1モータユニット20や第2モータユニット30の長さの制約を受け難くなるので、第1部材91及び第2部材93の軸部92,94の長さを長くできる。よって、等速ジョイント26,27,36,37の作動角が大きくなるのを抑制できる。特に、第1モータ21の回転軸43が、第1モータ21の端面22から後輪15へ向かって下降傾斜しており、第2モータ31の回転軸53が、第2モータ31の端面32から後輪16へ向かって下降傾斜しているので、等速ジョイント26,36の作動角をより小さくできる。
図8を参照して第6実施の形態について説明する。なお、第1実施形態において説明した部分と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図8(a)は第6実施の形態における駆動ユニット100の平面図であり、図8(b)は図8(a)の矢印VIIIb方向から見た駆動ユニット100の背面図であり、図8(c)は図8(b)の矢印VIIIc方向から見た駆動ユニット100の左側面図である。
駆動ユニット100は、第1モータユニット20と、第1モータユニット20のトルクを左の後輪15に伝達する第1部材101と、第2モータユニット30と、第2モータユニット30のトルクを右の後輪16に伝達する第2部材103と、を備えている。第1部材101は、軸部102と、軸部102と第1モータユニット20とを接続する等速ジョイント26と、軸部102と後輪15とを接続する等速ジョイント27と、を備えている。第2部材103は、軸部104と、軸部104と第2モータユニット30とを接続する等速ジョイント36と、軸部104と後輪16とを接続する等速ジョイント37と、を備えている。
駆動ユニット90は、第1モータ21の回転軸43(軸線O1)、第2モータ31の回転軸53(軸線O2)、後輪15の中心軸15a、後輪16の中心軸16aが、互いに平行になるように配置されている。第1モータ21の回転軸43は、第2モータ31の回転軸53よりも高い位置にあり、回転軸43,53は、後輪15の中心軸15a及び後輪16の中心軸16aよりも高い位置にある。第1モータ21の回転軸43は、後輪15の中心軸15a及び後輪16の中心軸16aよりも前にあり、第2モータ31の回転軸53は、後輪15の中心軸15a及び後輪16の中心軸16aよりも後ろにある。
第1モータユニット20は、第2モータユニット30の前および上に重ねて配置されている。第1部材101の軸部102は、第2部材103の軸部104よりも長い。第1モータ21の端面22と軸線A(図1参照)との間の左右方向の距離は、第2モータ31の端面32と軸線Aとの間の左右方向の距離と同じ長さである。
第1モータ21及び第2モータ31は、第1部材101が配置される側の反対側の第1モータ21の端面22と、第2部材103が配置される側の反対側の第2モータ31の端面32と、を対向させないで、第1モータユニット20と第2モータユニット30とが自動車11の前後および上下に重ねて配置されている。これにより、軸線A(図1参照)よりも右側に第1モータ21の端面22が位置するように第1モータユニット20を配置することができ、軸線Aよりも左側に第2モータ31の端面32が位置するように第2モータユニット30を配置できる。
その結果、第1部材101及び第2部材103が、第1モータユニット20や第2モータユニット30の長さの制約を受け難くなるので、第1部材101及び第2部材103の軸部102,104の長さを長くできる。よって、等速ジョイント26,27,36,37の作動角が大きくなるのを抑制できる。特に、第1モータユニット20と第2モータユニット30とが自動車11の前後および上下に重なっているので、第1モータ21と第2モータ31とが自動車11の前後や上下に重ねて配置されていない場合に比べて、第1モータ21及び第2モータ31をまとめてシャシ12に固定するサブフレーム(図示せず)を小さくできる。
図9を参照して第7実施の形態について説明する。なお、第1実施形態において説明した部分と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図9(a)は第7実施の形態における駆動ユニット110の平面図であり、図9(b)は図9(a)の矢印IXb方向から見た駆動ユニット110の背面図であり、図9(c)は図9(b)の矢印IXc方向から見た駆動ユニット110の左側面図である。
駆動ユニット110は、第1モータユニット20と、第1モータユニット20のトルクを左の後輪15に伝達する第1部材111と、第2モータユニット30と、第2モータユニット30のトルクを右の後輪16に伝達する第2部材113と、を備えている。第1部材111は、軸部112と、軸部112と第1モータユニット20とを接続する等速ジョイント26と、軸部112と後輪15とを接続する等速ジョイント27と、を備えている。第2部材113は、軸部114と、軸部114と第2モータユニット30とを接続する等速ジョイント36と、軸部114と後輪16とを接続する等速ジョイント37と、を備えている。
駆動ユニット110は、第1モータ21の回転軸43(軸線O1)及び第2モータ31の回転軸53(軸線O2)が、後輪15の中心軸15a及び後輪16の中心軸16aよりも高い位置にある。回転軸43,53は、後輪15の中心軸15a及び後輪16の中心軸16aよりも前にあり、互いにねじれの位置にある。第1モータ21の端面22は右斜め上を向き、第2モータ31の端面32は左斜め上を向いている。なお、後輪15の中心軸15a及び後輪16の中心軸16aよりも後ろに回転軸43,53を配置することは当然可能である。
第2モータユニット30は、第1モータユニット20の上に位置し、第1モータユニット20の後ろに位置する。第1部材111の軸部112は、第2部材113の軸部114と同じ長さである。第1モータ21の端面22と軸線A(図1参照)との間の左右方向の距離は、第2モータ31の端面32と軸線Aとの間の左右方向の距離と同じ長さである。
第1モータ21及び第2モータ31は、第1部材111が配置される側の反対側の第1モータ21の端面22と、第2部材113が配置される側の反対側の第2モータ31の端面32と、を対向させないで、第1モータユニット20と第2モータユニット30とが自動車11の上下および前後に斜めに重ねて配置されている。これにより、軸線A(図1参照)よりも右側に第1モータ21の端面22が位置するように第1モータユニット20を配置することができ、軸線Aよりも左側に第2モータ31の端面32が位置するように第2モータユニット30を配置できる。
その結果、第1部材111及び第2部材113が、第1モータユニット20や第2モータユニット30の長さの制約を受け難くなるので、第1部材111及び第2部材113の軸部112,114の長さを長くできる。よって、等速ジョイント26,27,36,37の作動角が大きくなるのを抑制できる。特に、第1モータユニット20と第2モータユニット30とが自動車11の上下および前後に斜めに重ねて配置されているので、等速ジョイント26,27,36,37の、平面視における作動角および背面視における作動角をより小さくできる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
実施形態では、後輪15,16を駆動輪とする自動車11に搭載される駆動ユニット10,60,70,80,90,100,110について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。前輪13,14を駆動輪とする自動車や4輪駆動の自動車に駆動ユニットを搭載することは当然可能である。また、エンジンによる駆動とモータによる駆動とを組み合わせたハイブリッド自動車に駆動ユニットを搭載することは当然可能である。
実施形態では、第1減速機23及び第2減速機33がサイクロイド減速機(K−H−V型遊星歯車減速機)の場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。他の減速機構を採用することは当然可能である。他の減速機構としては、2K−H型などの他の遊星歯車機構、歯数の異なる複数のギヤを組み合わせてなる平行軸歯車機構等が挙げられる。
実施形態では、第1モータ21の端面22と軸線A(図1参照)との間の左右方向の距離が、第2モータ31の端面32と軸線Aとの間の左右方向の距離と同じ長さの場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。等速ジョイント26,27,36,37の作動角などを考慮して、第1モータ21の端面22と軸線A(図1参照)との間の左右方向の距離と、第2モータ31の端面32と軸線Aとの間の左右方向の距離と、が異なるようにすることは当然可能である。
実施形態では、背面視において後輪15,16の中心軸15a,16aよりも回転軸43,53が高い位置に配置される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。回転軸43,53が後輪15,16の中心軸15a,16aと同じ高さになるように第1モータ21及び第2モータ31を配置したり、回転軸43,53が後輪15,16の中心軸15a,16aよりも低くなるように第1モータ21及び第2モータ31を配置したりすることは当然可能である。
実施形態では、第1モータ21の回転軸43(軸線O1)と軸部25,62,72,82,92,102,112とが同一線上に配置または角度を付けて配置され、第2モータ31の回転軸53(軸線O2)と軸部35,64,74,84,94,104,114とが同一線上に配置または角度を付けて配置される場合について説明したが、これらは一例である。等速ジョイント26,27,36,37の作動角が大きくなるのを抑制できるように、モータの回転軸43,53と軸部との位置関係を適宜変更することは当然可能である。
第3実施形態では、第1モータ21と第2部材73とが、自動車11の前後に重ねて配置され、第2モータ31と第1部材71とが、自動車11の前後に重ねて配置される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。第1モータ21と第2部材73とを自動車11の上下に重ねて配置し、第2モータ31と第1部材71とを自動車11の上下に重ねて配置することは当然可能である。この場合も第1モータユニット20や第2モータユニット30の長さに関係なく、第1部材71及び第2部材73の長さを長くできるので、等速ジョイント26,27,36,37の作動角が大きくなるのを抑制できる。
各実施形態における第1モータ21と第2モータ31との前後や上下の位置関係を変更することは当然可能である。例えば、第1実施形態では第1モータ21が第2モータ31の後ろに配置されているが、この位置関係を変更して、第1モータ21を第2モータ31の前に配置することは当然可能である。また、第7実施形態では、第2モータユニット30を第1モータユニット20の上に配置し、第2モータユニット30を第1モータユニット20の後ろに配置する場合について説明したが、これと反対に、第2モータユニット30を第1モータユニット20の下に配置し、第2モータユニット30を第1モータユニット20の前に配置することは当然可能である。他の実施形態においても、これらと同様にモータの位置関係を変更できる。
10,60,70,80,90,100,110 駆動ユニット
11 自動車
15 後輪(左の車輪)
15a 中心軸
16 後輪(右の車輪)
16a 中心軸
21 第1モータ
22 第1モータの端面
24,61,71,81,91,101,111 第1部材
25,35,62,64,72,74,82,84,92,94,102,104,112,114 軸部
26 等速ジョイント(第1部材の第1モータ側の端部)
27 等速ジョイント(第1部材の車輪側の端部)
31 第2モータ
32 第2モータの端面
34,63,73,83,93,103,113 第2部材
36 等速ジョイント(第2部材の第2モータ側の端部)
37 等速ジョイント(第2部材の車輪側の端部)

Claims (5)

  1. 第1モータと、前記第1モータの回転軸のトルクを左の車輪に伝達する第1部材と、第2モータと、前記第2モータの回転軸のトルクを右の車輪に伝達する第2部材と、を備え、
    前記第1部材および前記第2部材は、軸部と、前記軸部の両端部に接続される等速ジョイントと、をそれぞれ備え、自動車に搭載される駆動ユニットであって、
    前記第1モータ及び前記第2モータは、前記第1部材が配置される側の反対側の前記第1モータの端面と、前記第2部材が配置される側の反対側の前記第2モータの端面と、を対向させないで配置され、
    前記第1モータの前記端面から前記第1部材の前記車輪側の端部までの一部と、前記第2モータの前記端面から前記第2部材の前記車輪側の端部までの一部とが、前記自動車の前後および上下の少なくとも一方に重ねて配置され
    前記自動車を真上から見たときに、前記軸部は前記車輪の中心軸に対して傾いている駆動ユニット。
  2. 前記第1モータの前記端面から前記第1部材の前記第1モータ側の端部までの一部と、前記第2モータの前記端面から前記第2部材の前記第2モータ側の端部までの一部とが、前記自動車の前後および上下の少なくとも一方に重ねて配置される請求項1記載の駆動ユニット。
  3. 前記第1モータの前記端面から前記第1部材の前記第1モータ側の端部までの一部と、前記第2モータの前記端面から前記第2部材の前記第2モータ側の端部までの一部とが、前記自動車の前後に重ねて配置される請求項2記載の駆動ユニット。
  4. 前記第1モータの前記端面から前記第1部材の前記第1モータ側の端部までの一部と、前記第2モータの前記端面から前記第2部材の前記第2モータ側の端部までの一部とが、前記自動車の前後および上下に斜めに重ねて配置される請求項3記載の駆動ユニット。
  5. 前記第1モータと前記第2部材とが、前記自動車の前後および上下の少なくとも一方に重ねて配置され、
    前記第2モータと前記第1部材とが、前記自動車の前後および上下の少なくとも一方に重ねて配置される請求項1記載の駆動ユニット。
JP2019172829A 2019-09-24 2019-09-24 駆動ユニット Active JP6926164B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019172829A JP6926164B2 (ja) 2019-09-24 2019-09-24 駆動ユニット
PCT/JP2020/035656 WO2021060223A1 (ja) 2019-09-24 2020-09-22 駆動ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019172829A JP6926164B2 (ja) 2019-09-24 2019-09-24 駆動ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021049823A JP2021049823A (ja) 2021-04-01
JP6926164B2 true JP6926164B2 (ja) 2021-08-25

Family

ID=75156783

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019172829A Active JP6926164B2 (ja) 2019-09-24 2019-09-24 駆動ユニット

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6926164B2 (ja)
WO (1) WO2021060223A1 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010010438A1 (de) * 2010-02-26 2011-09-01 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Fahrwerk für ein Kraftfahrzeug mit einer elektrichen Achse
JP2014144692A (ja) * 2013-01-29 2014-08-14 Ntn Corp 電気自動車駆動ユニット
JP5788939B2 (ja) * 2013-09-03 2015-10-07 本田技研工業株式会社 動力伝達装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2021060223A1 (ja) 2021-04-01
JP2021049823A (ja) 2021-04-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11072229B2 (en) Vehicle electric drive system
US7311631B2 (en) Differential device and drive power transmission unit using the same
JP5343047B2 (ja) 車両用駆動装置および回転電機を備える車両
JP2017019319A (ja) 2モータ車両駆動装置
US20130061703A1 (en) Helical gear and power transmission apparatus
WO2021145100A1 (ja) 電動車両の駆動装置
JP7173378B2 (ja) 車両用駆動装置
JP6926164B2 (ja) 駆動ユニット
JP2015205624A (ja) 車両用駆動装置
WO2021095418A1 (ja) インホイールモータ駆動装置
CN105799504A (zh) 驱动车桥系统
JP2014084000A (ja) 車両用駆動装置
JP2009202611A (ja) 作業車両の動力伝達装置
JP7447920B2 (ja) 車両用駆動装置
US20220242229A1 (en) Vehicular drive device, and electric vehicle
JP7165081B2 (ja) インホイールモータ駆動装置
KR102469453B1 (ko) 롤 스태빌라이저 및 자동차에 사용하기 위한 롤 스태빌라이저의 용도
CN112664637A (zh) 车辆驱动装置
JP2014019336A (ja) 車両用駆動装置
JP2018099999A (ja) ハイブリッド車両の駆動装置
JP7363748B2 (ja) ハイブリッド車両の駆動装置
JP4420318B2 (ja) 走行作業機
CN112567153A (zh) 车辆驱动装置
JP2021008154A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2024063686A (ja) 動力伝達装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210720

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210804

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6926164

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150