JP6924875B1 - 電気装置遠隔制御システム、端末装置、サーバ、電気装置遠隔制御方法、電気装置遠隔制御プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

電気装置遠隔制御システム、端末装置、サーバ、電気装置遠隔制御方法、電気装置遠隔制御プログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】電気装置に関して利用者が所定の利用料金を支払わない場合には、電気装置を遠隔制御することにより、利用者に利用料金の支払を促す電気装置遠隔制御システムを提供する。【解決手段】電気装置遠隔制御システムにおいて、支払状況監視部30は、金融システム36のAPI39を用いて各エアコン2の利用者の支払状況を監視し、所定の期間内に利用料金の支払いがないエアコン2の利用者が存在した場合、対象の利用者へ対象のエアコン2を運転不可状態に切り替える旨、警告する。支払い状況監視部30は、さらに金融システム36のAPI39を用いてエアコン利用者の支払状況の監視を継続し、所定の期間内に利用料金の支払いがなかった場合、遠隔制御指示部31に、対応する端末装置1へ運転不可状態に対応する制御指令を送信させる。端末装置1は、運転不可状態に対応する制御指令を受け取ると、エアコン2を、運転不可能状態に制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、電気装置遠隔制御システム、端末装置、サーバ、電気装置遠隔制御方法、電気装置遠隔制御プログラム及び記憶媒体に関するものである。
電力インフラの整備に伴い、電力により駆動される電気装置は普及してきているが、電気装置には環境問題や省エネ等への対応が求められている。例えば、エアコンは代替フロンの問題や省エネ性能の向上が求められており、制御機能の向上等と併せて高機能化しており、比較的高価な電気装置の1つである。比較的高価な電気装置を低所得者層にも普及させるために、リースによる電気装置の供給が行われている。特許文献1には、空気調和機を需要家にリースにより提供することで費用負担を大幅に軽減し、空気調和機の使用料金の算定や需要家への課金を空気調和機販売事業者サーバで集中的に遠隔管理する空気調和機管理方法の発明が開示されている。
また、比較的高価な電気装置については、盗難への対策も考慮される。特許文献2には、焦電センサが人体信号を検知し、かつ、加速度センサがエアコンプレッサ本体部に対する加速度信号を検出した場合には盗難の危険発生を無線にて報知する可搬式エアコンプレッサの盗難防止装置の発明が開示されている。
特開2005−265286号公報 特開2003−214347号公報 特許第6238038号公報 特開2012−98029号公報
特許文献1の空気調和機管理方法では、空気調和機の室外機に設けられたでデータ測定手段により空気調和機の室外機の運転に関するデータを取得し、このデータをデータ受伝送手段により空気調和機販売業者サーバへ送信し、空気調和機販売業者サーバはこのデータに基づき空気調和機の使用量を算定している。しかしながら、空気調和機の室外機の運転に関するデータを取得するためのデータ測定手段やこのデータを空気調和機販売業者サーバへ送信するデータ受伝送手段等が必要とされていた。さらに、需要家がリース料金を支払わない場合の対策が検討されていなかった。
特許文献2の可搬式エアコンプレッサの盗難防止装置では、盗難の危険発生を判断するために、焦電センサ、加速度センサ、及び、報知用電話等を備える受信ユニット等を備えることが必要となるため、装置の構造の複雑化とコスト増加という問題があった。
本発明者は上記問題点に鑑みて電気装置の遠隔制御に関する技術等を鋭意検討し、本発明者による先の発明である特許文献3に開示されている車両遠隔制御システムの発明を電気装置のリースに対して応用することにより、上記問題点を解決するに至った。
本発明の課題は、電気装置に関してエアコン利用者が所定の利用料金を支払わない場合には、サーバから電気装置を遠隔制御することにより、エアコン利用者に利用料の支払を促すことができる電気装置遠隔制御システム、端末装置、サーバ、電気装置遠隔制御方法、電気装置遠隔制御プログラム及び記憶媒体を提供することにある。
また、本発明の別の課題は、簡単な構成により電気装置に盗難防止機能を付加することができる電気装置遠隔制御システム、端末装置、サーバ、電気装置遠隔制御方法、電気装置遠隔制御プログラム及び記憶媒体を提供することにある。
本発明の上記目的は、以下の構成によって達成できる。すなわち、本発明の第1の態様の電気装置遠隔制御システムは、
電気装置の運転可否状態を管理するサーバと、
前記サーバから提供される電気装置の運転可否状態を制御する制御指令に基づき前記電気装置の運転可否状態を制御する端末装置と、
を含む電気装置遠隔制御システムであって、
前記サーバは、金融システムにアクセス可能に接続されており、前記電気装置に関する前記金融システムを介しての所定の料金の支払い状態を監視可能であり、
前記サーバは、前記電気装置に関して所定の料金が支払われていないと判断した場合には、前記電気装置を運転不可状態に制御するための制御指令を前記端末装置に提供することにより、前記電気装置の運転可否状態を制御することができ、
前記端末装置は、外部電源から前記電気装置への電源電圧及び/又は電源電流を監視する電源監視部を有し、
前記電気装置には前記端末装置との間で通信することができるインターフェイス手段が設けられており、
前記端末装置は、前記インターフェイス手段を介して、前記電気装置の運転状態を検出すると共に、前記運転状態と、前記電源電圧及び/又は電源電流と、に基づき前記電気装置からの前記端末装置の取り外しを検知することを特徴とする。

また、本発明の第2の態様の電気装置遠隔制御システムは、第1の態様の電気装置遠隔制御システムにおいて、前記サーバは、前記電気装置に関して所定の料金が支払われていると判断した場合には、前記電気装置を運転可能状態に制御するための制御指令を前記端末装置に提供することにより、前記電気装置の運転可否状態を制御することができることを特徴とする。
また、本発明の第の態様の電気装置遠隔制御システムは、第1又は第2の態様の電気装置遠隔制御システムにおいて、
前記端末装置は、
−1)前記電気装置の取外し、
−2)前記電気装置の故障、
−3)前記電気装置が定期的に動作されていること、
−4)前記電気装置の加速度、振動又は傾き、又は、
−5)前記電気装置による検出値、
いずれか少なくとも1つを監視可能であることを特徴とする。
また、本発明の第の態様の端末装置は、
電気装置の運転可否状態を管理するサーバから提供される電気装置の運転可否状態を制御する制御指令に基づき前記電気装置の運転可否状態を制御する端末装置であって、
前記端末装置は、金融システムにアクセス可能に接続されており前記電気装置に関する前記金融システムを介しての所定の料金の支払い状態を監視可能な前記サーバから、当該サーバが前記電気装置に関して所定の料金が支払われていないと判断した場合には、前記電気装置を運転不可状態に制御するための制御指令の提供を受けることにより、前記電気装置の運転可否状態を制御し、
前記端末装置は、前記電気装置の電源電圧及び/又は電源電流を監視することにより前記電気装置からの前記端末装置の取り外しを検知し、
前記端末装置は、外部電源から前記電気装置への電源電圧及び/又は電源電流を監視する電源監視部を有し、
前記端末装置は、前記電気装置に設けられた前記端末装置との間で通信することができるインターフェイス手段を介して、前記電気装置の運転状態を検出すると共に、前記運転状態と、前記電源電圧及び/又は電源電流と、に基づき前記電気装置からの前記端末装置の取り外しを検知することを特徴とする。
また、本発明の第の態様の端末装置は、第の態様の端末装置において、前記端末装置は、前記サーバから、当該サーバが前記電気装置に関して所定の料金が支払われていると判断した場合には、前記電気装置を運転可能状態に制御するための制御指令が提供されることにより、前記電気装置の運転可否状態を制御することができることを特徴とする。
また、本発明の第の態様の端末装置は、第4又は第5の態様の端末装置において、
−1)前記サーバと通信するサーバ通信部、
−2)前記電気装置のインターファイス装置と通信するインターフェイス通信部、
−3)前記電気装置の電源電圧及び/又は電源電流を監視する電源監視部、
−4)加速度センサ、
−5)ジャイロセンサ、
−6)前記電気装置による検出値を入力する検出値入力部、又は、
−7)位置情報検出部、
の少なくとも1つを備えることを特徴とする。
また、本発明の第の態様の電気装置は、第4〜第6のいずれかの態様の端末装置を有することを特徴とする。
また、本発明の第の態様の端末装置は、第の態様の電気装置において、前記電気装置がエアコンであることを特徴とする。
また、本発明の第の態様の電気装置遠隔制御方法は、
電気装置の運転可否状態を管理し、金融システムにアクセス可能に接続されるサーバが、前記電気装置に関する前記金融システムを介しての所定の料金の支払い状態を監視し、前記電気装置に関して所定の料金が支払われていないと判断した場合には、前記サーバが前記電気装置を運転不可状態に制御するための制御指令を端末装置に提供する電気装置遠隔制御方法において、
前記端末装置が前記サーバからの制御指令に基づき前記電気装置の運転可否状態を制御するステップと、
前記端末装置が、外部電源から前記電気装置への電源電圧及び/又は電源電流を監視するステップと、
前記端末装置が、インターフェイス手段を介して前記電気装置との間で通信するステップと、
前記端末装置が、前記電気装置の運転状態を検出するステップと、
前記端末装置が、前記運転状態と、前記電源電圧及び/又は電源電流と、に基づき前記電気装置からの前記端末装置の取り外しを検知するステップと、
を有することを特徴とする。
また、本発明の第10の態様の電気装置遠隔制御プログラムは、第の態様の電気装置遠隔制御方法の各手段をコンピュータ手段により実行可能なことを特徴とする。
また、本発明の第11の態様の記憶媒体は、第10の態様の電気装置遠隔制御プログラムを記憶したことを特徴とする。
第1の態様の電気装置遠隔制御システムによれば、例えば電気装置としてエアコンを挙げて説明すると、電気装置をエアコン利用者に対してリースにより提供している際に、エアコン利用者が利用料金を支払わない場合には、サーバから電気装置を遠隔制御することにより、エアコン利用者に利用料の支払を促すことができる電気装置遠隔制御システムを提供することができる。また、第1の態様の電気装置遠隔制御システムによれば、端末装置は、電気装置の電源電圧及び/又は電源電流を監視することができる。これにより、簡単な構成により電気装置に盗難防止機能を付加することができる電気装置遠隔制御システムを提供することができる。また、電気装置の電源電圧及び/又は電源電流の情報は、サーバにおける電気装置の多様な管理に用いることができる。また、端末装置は、電気装置に設けられたインターフェイス手段を介して、電気装置の運転状態を検出することができる。インターフェイス手段を介して得られた電気装置の運転状態のデータは、サーバにおける電気装置の多様な管理に用いることができる。
第2の態様の電気装置遠隔制御システムによれば、例えば電気装置としてエアコンを挙げて説明すると、金融システムとの連動により、所定の料金の支払い状態を即時に監視可能であり、エアコン利用者が利用料を支払ってから、サーバにおいてその支払いが確認されるまでのタイムラグを短くすることができる電気装置遠隔制御システムを提供することができる。
の態様の電気装置遠隔制御システムによれば、
前記端末装置は、
−1)前記電気装置の取外し、
−2)前記電気装置の故障、
−3)前記電気装置が定期的に動作されていること、
−4)前記電気装置の加速度、振動又は傾き、又は、
−5)前記電気装置による検出値、
いずれか少なくとも1つを監視可能であるから、これらの情報をサーバにおける電気装置の多様な管理に用いることができる。
の態様の端末装置によれば、例えば電気装置としてエアコンを挙げて説明すると、電気装置をエアコン利用者に対してリースにより提供している際に、エアコン利用者が利用料金を支払わない場合には、サーバから電気装置を遠隔制御することにより、エアコン利用者に利用料の支払を促すことができる端末装置を提供することができる。また、端末装置は、電気装置に設けられたインターフェイス手段を介して、電気装置の運転状態を検出することができる。インターフェイス手段を介して得られた電気装置の運転状態のデータは、サーバにおける電気装置の多様な管理に用いることができる。
の態様の端末装置によれば、例えば電気装置としてエアコンを挙げて説明すると、金融システムとの連動により、所定の料金の支払い状態を即時に監視可能であり、エアコン利用者が利用料を支払ってから、サーバにおいてその支払いが確認されるまでのタイムラグを短くすることができる電気装置遠隔制御システムを提供することができる。
の態様の端末装置によれば、
−1)前記サーバと通信するサーバ通信部、
−2)前記電気装置のインターファイス装置と通信するインターフェイス通信部、
−3)前記電気装置の電源電圧及び/又は電源電流を監視する電源監視部、
−4)加速度センサ、
−5)ジャイロセンサ、
−6)前記電気装置による検出値を入力する検出値入力部、又は、
−7)位置情報検出部、
の少なくとも1つを備えることにより、これらの情報をサーバにおける電気装置の多様な管理に用いることができる。
の態様の電気装置によれば、第4〜第6のいずれかの態様の端末装置と同様の効果を奏する電気装置を提供することができる。
の態様の電気装置によれば、エアコンに好適な電気装置を提供することができる。
の態様の電気装置遠隔制御方法によれば、例えば電気装置としてエアコンを挙げて説明すると、電気装置をエアコン利用者に対してリースにより提供している際に、エアコン利用者が利用料金を支払わない場合には、サーバから電気装置を遠隔制御することにより、エアコン利用者に利用料の支払を促すことができる電気装置遠隔制御方法を提供することができる。また、電気装置に設けられたインターフェイス手段を介して、電気装置の運転状態を検出することができる。インターフェイス手段を介して得られた電気装置の運転状態のデータは、サーバにおける電気装置の多様な管理に用いることができる。
10の態様の電気装置遠隔制御プログラムによれば、例えば電気装置としてエアコンを挙げて説明すると、電気装置をエアコン利用者に対してリースにより提供している際に、エアコン利用者が利用料金を支払わない場合には、サーバから電気装置を遠隔制御することにより、エアコン利用者に利用料の支払を促すことができる電気装置遠隔制御プログラムを提供することができる。
11の態様の記憶媒体によれば、第10の態様の電気装置遠隔制御プログラムと同様の効果を奏する記憶媒体を提供することができる。
電気装置遠隔制御システムの全体図である。 電気装置の運転可否状態の制御についてのフローチャートである。 実施形態1に係る端末装置及び電気装置のブロック図である。 実施形態2に係る端末装置及び電気装置のブロック図である。 実施形態3に係る電気装置遠隔制御システムの全体図である。 実施形態4に係る電気装置遠隔制御システムの全体図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態に係る電気装置遠隔制御システム、端末装置、サーバ、電気装置遠隔制御方法、電気装置遠隔制御プログラム及び記憶媒体について説明する。但し、以下に示す各実施形態は本発明の技術思想を具体化するための電気装置遠隔制御システム、端末装置、サーバ、電気装置遠隔制御方法、電気装置遠隔制御プログラム及び記憶媒体を例示するものに過ぎず、本発明をこれらに特定するものではなく、特許請求の範囲に含まれる他の実施形態のものにも等しく適用し得るものである。
[実施形態1]
図1〜図3を参照して、本発明の実施形態1に係る電気装置遠隔制御システム、端末装置、サーバ、電気装置遠隔制御方法、電気装置遠隔制御プログラム及び記憶媒体について説明する。
図1は、電気装置遠隔制御システムの全体図である。本実施形態では、電気装置としてエアコン2を例に挙げて説明するが、本実施形態はこれに限定されるものではなく、電気装置遠隔制御システムは例えば、洗濯機、冷蔵庫、テレビ等、任意の電気装置に対して適用可能である。本システムをエアコン2のリースに適用する場合、エアコン利用者にエアコン2を提供し、所定の期限内にエアコン利用者から利用料金(例えば月額料金)の支払いがない場合には、エアコン2を遠隔で運転不可状態にすると共に、当該エアコン2を特定して回収するサービスを実現できる。本実施形態では、エアコン2をリースによりエアコン利用者に提供する場合を例に挙げて説明するが、本実施形態はこれに限定されるものではなく、例えばエアコン2をローンによる販売することによりエアコン利用者に提供する場合や、エアコン2をレンタルによってエアコン利用者に提供する場合等にも適用可能である。
端末装置1はエアコン利用者に提供されたエアコン2に設置されている。サーバ3は端末装置1と通信すると共にエアコン管理者端末37と通信して、エアコン2を管理する。なお、エアコン2のリースに適用した際には、エアコン2に対する支払いに問題がある場合、事前の手続きなく所定の使用条件の範囲(使用時間等)を超えてエアコン2が使用されている場合、エアコン2が取り外されたと判断される場合、エアコン2が登録された場所から移動された場合、又は、エアコン2が盗難されたと判断される場合等には、エアコン2を遠隔制御により運転不可状態にすると共に、当該エアコン2の位置を特定して回収するサービスを実現するものである。
端末装置1は、1台のエアコン2に1個設置される。端末装置1のエアコン2への設置場所は、端末装置1がエアコン2を後述するような制御が可能でありさえすれば、エアコン2に対してどの場所でも構わない。端末装置1が後付けの場合には、エアコン2の室内機又は室外機の内部に配置することができる。また、エアコン2の室内機又は室外機の外部に取り付けることもできる。さらには、エアコン2との通信ができる限りにおいて、端末装置1はエアコン2から離れた場所に配置することもできる。なお、盗難防止の観点から、端末装置1は取り外しにくいように設置されることが望ましい。また、端末装置1をエアコン2の製造時に予め内蔵ないし設置しておくこともできる。
端末装置1は収集したエアコン2に関するエアコン情報を、無線通信ネットワーク34を介してサーバ3に送信すると共に、サーバ3から無線通信ネットワーク34を介して電気装置を運転不可状態に制御するための制御指令、及び、電気装置を運転可能状態に制御するための制御指令等を受信して、後述するエアコン2の運転可否状態を制御することができる。なお、電気装置を運転不可状態に制御するための制御指令、及び、電気装置を運転可能状態に制御するための制御指令には、端末装置1に用いられる認証情報を含ませることができ、この認証情報は端末装置1における認証に用いることができ、この認証情報が適切な場合に、制御指令が端末装置1において受け付けられる。
エアコン2の場合、運転不可状態とはエアコン2を運転することができない状態であり、エアコン2のリモコンやエアコン2に設置された運転スイッチを操作しもエアコン2の運転をオンにすることができない。また、運転可能状態とはエアコン2を運転することができる状態であり、エアコン2のリモコンやエアコン2に設置された運転スイッチを操作すれば、あるいは、サーバ3からの遠隔制御により、エアコン2の運転をオンにすることができると共に、エアコン2の運転状態(運転モード、温度設定、湿度設定、風量設定等)をエアコン利用者の希望どおりに制御することができる。ここで、無線通信ネットワーク34としては、端末装置1及びサーバ3間の通信が可能でありさえすれば任意のものでよく、例えば2G、3G、4G、5G、Wi−Fi(登録商標)、WiMAX(登録商標)、無線LAN、ビーコン、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)等が挙げられる。
サーバ3は、エアコン利用者情報管理部38、支払状況監視部30、遠隔制御指示部31、エアコン情報収集部32及び送受信部33を備えている。支払状況監視部30は、金融システム36のAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース、Application Programing Interface)39を用いてエアコン利用者の支払状況を監視する。「APIとは、あるコンピュータプログラム(ソフトウェア)の機能や管理するデータなどを、外部の他のプログラムから呼び出して利用するための手順やデータ形式などを定めた規約のこと。(IT用語辞典e-Words)」である。外部の他のプログラムで汎用的に用いられる機能が、OSやミドルウェア等のプラットフォームの形で提供される場合に、そのプラットフォームの機能を、呼び出して利用するための手続きを定めたものがAPIであり、外部のプログラムの開発者はAPIにより各機能を呼び出して用いることにより、各機能の開発負担を軽減することが可能となる。そして、支払状況監視部30は、金融システム36のAPI39を利用することにより、エアコン利用者による金融システム36を介した支払状況をリアルタイムで監視することができるため、エアコン利用者が所定の支払いを行ったことを速やかに検出することができる。エアコン利用者情報管理部38は、支払状況監視部30により監視されたリアルタイムでのエアコン利用者の支払状況を把握することができる。
また、エアコン利用者情報管理部38は、エアコン管理者端末37との通信によりエアコンの運転状態を管理し、例えば、エアコン管理者によりエアコン2の使用条件を設定したり、エアコン管理者からの遠隔でのエアコン2の制御指令(エアコン2の運転のオンやオフ等)を受け付けたりすることができる。エアコン情報収集部32は、端末装置1からのエアコン情報を収集する。送受信部33は端末装置との間でデータの送受信を行う。エアコン利用者情報管理部38では、エアコン情報収集部32が収集したエアコン情報も把握することにより、エアコンの運転状態のさまざまな管理に利用することができる。なお、エアコン利用者がサーバ3と通信可能なエアコン利用者端末50(図5)を所持することもできる。この場合、エアコン利用者は、サーバ3を介して端末装置1に対して、エアコン2の設置場所から離れた地点から(例えば外出先から)でも、エアコン2を制御するための制御指令(例えばエアコン2の運転のオンやオフ等)を送信することができる。
遠隔制御指示部31は、エアコン利用者情報管理部38の情報を用いて、端末装置1に対して電気装置を運転不可状態に制御するための制御指令、電気装置を運転可能状態に制御するための制御指令、エアコン2を制御するための指令等を、送受信部33及び無線通信ネットワーク34を介して送信することができる。これにより、遠隔制御指示部31は、例えばエアコン利用者の支払状況に応じた制御指令を端末装置1へ送信し、エアコン2の運転可否状態(運転不可状態、運転可能状態)を制御することができる。
エアコン管理者端末37は、例えばスマートフォンや携帯電話やタブレット端末等の携帯端末が望ましいが、例えばパーソナルコンピュータ(以下「PC」という。)等を用いることも可能である。また、エアコン管理者端末37が端末装置1と直接通信できるようにすることもできる。この際の通信手段としては、特に限定されるものではないが、例えば近距離無線通信、近距離無線通信としては例えばBluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)、赤外線通信、RFID(Radio Frequency Identifier)、NFC(Near Field Communication)等が挙げられるが、本実施形態はこれに限定されるものではなく、任意の種類の無線通信を含むものである。
支払状況監視部30は、金融システム36のAPI39を用いてエアコン利用者の支払状況をリアルタイムで監視することができるが、支払状況監視部30に直接、エアコン利用者の支払状況を把握する機能を設けてもよい。
送受信部33は無線通信ネットワーク34を介して、複数の端末装置1と無線通信を行う。図1では、無線通信ネットワーク34による通信、及び、エアコン利用者情報管理部38とエアコン管理者端末37との間の通信を別々に描いているが、無線通信ネットワーク34により、エアコン利用者情報管理部38とエアコン管理者端末37との間の通信を行うようにしてもよい。すなわち、エアコン利用者情報管理部38とエアコン管理者端末37との間の通信も、例えば2G、3G、4G、5G、Wi−Fi(登録商標)、WiMAX(登録商標)、無線LAN、ビーコン、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)等が挙げられる。
システム管理者端末35は、システム管理者に情報を表示するためのディスプレー等の表示手段と、システム管理者からの情報を入力する情報入力手段を備えており、例えばPC、タブレット端末、スマートフォン、携帯端末等からなる。情報入力手段としては、タッチパネル式ディスプレー、キーボード、マウス等を用いることができ、タッチパネル式ディスプレーの場合には別途のキーボード等を省略できる。システム管理者はエアコン管理者と共に、各エアコン2の管理にあたる。システム管理者はシステム管理端末35を用いて、ユーザ情報管理部38やエアコン情報収集部32の情報等を管理することができると共に、エアコン利用者から所定の支払状況や、各エアコン2の異常等を監視することができる。
サーバ3は、端末装置1から定期的に受信するエアコン情報からエアコンの運転状況を把握することができる。例えば、端末装置1で検知した電気装置の取外しに関する情報は、サーバ3に送信され、電気装置1の盗難の報知を行うと共に、サーバ3は端末装置1に対して電気装置を運転不可状態に制御するための制御指令を出力することができる。
エアコン利用者による支払いに問題があるか否かの判断、事前の手続きなく所定の使用条件の範囲(使用時間等)を超えてエアコン2が使用されているか否かの判断、エアコン2が取り外されたか否かの判断、エアコン2が登録された場所から移動されたか否かの判断、又は、エアコン2が窃盗されたか否かの判断等は、サーバ3により自動的に行うようにしてもよいし、必要に応じそれらの一部又は全部をシステム管理者ないしエアコン管理者がマニュアルで行うようにしてもよいし、また、必要に応じそれらの一部又は全部を端末装置1で判断するようにしてもよい。サーバ3により自動化すれば、システム管理者ないしエアコン管理者の負担を軽減することができる。一方、これらの判断の一部又は全部をシステム管理者ないしエアコン管理者がマニュアルで行うようにした場合には、サーバ3において複雑な条件判断を行う必要がないため、サーバ3の構成を簡略化できる。なお、エアコン管理者は、1つのシステムに複数存在するようにしても良い。この場合、各エアコン管理者端末37の機能や設定は、エアコン管理者毎にカスタマイズすることができる。
エアコン利用者による支払いに問題があると判断された場合、所定の手続きの後、エアコン2を運転不可状態に切り替えることにより、エアコン利用者に所定の料金の支払いを促す。ただし、猛暑の時、あるいは、極寒の時にエアコン2を運転不可状態にすることは、エアコン利用者にとって著しく酷な状況となる場合も想定される。サーバ3は、エアコン情報収集部32からの室温情報、あるいは、図示しない外部データベース、外部サーバ、ウエッブサイト等の情報からエアコン利用者のエアコン2の使用場所における気温等の気候情報を把握することが可能であり、サーバ3はエアコン2の使用場所における気候情報から、猛暑ないし極寒と判断される所定の条件の場合には、エアコン利用者による支払いに問題がある場合にも、運転不可状態とされているエアコン2に対応する端末装置1に対して、一時的に、電気装置を運転可能状態に制御するための制御指令を送信し、エアコン2を一時的に運転可能状態にすることにより、エアコン利用者に対して健康を維持できるだけの温度環境を提供するように設定することも可能である。
また、エアコン2が窃盗されたと判断された場合には、端末装置1に電気装置を運転不可状態に制御するための制御指令が送信されると共に、エアコン利用者が事前に登録している連絡先に報知すると共に、盗難の有無の問い合わせを行う。所定の期間内にエアコン利用者からの回答がない場合、及び、エアコン利用者から盗難である旨の回答があった場合には、システム管理者ないしエアコン利用者に盗難の発生を報知すると共に、端末装置1に対して運転不可状態に対応する制御指令を送信する。システム管理者ないしエアコン利用者は、サーバ3から盗難発生の報知があった場合には、エアコン利用者に連絡を取って盗難の発生状況を確認した上で、必要に応じて警察にエアコン2の盗難を通報する。
エアコン2のリースの場合のサーバ3における支払いの監視、及び、運転可能状態と運転不可状態との切替制御のフローの例について、図2を用いて説明する。A1でフローがスタートする。A2では、エアコン2の納品、取付時には、エアコン2は運転可能状態に設定されている。A3では、支払状況監視部30は、金融システム36のAPI39を用いてエアコン利用者の支払状況をリアルタイムで監視して、A4では、各エアコンのエアコン利用者から所定の期間内に利用料金の支払いがあったか否か(滞納があるか否か)を判断する。所定の期間内に利用料金の支払いがない際(A4でYesの場合)にはA5に進む。A5では、エアコン利用者に対して料金未納であるため、所定の期間に料金を支払わないとエアコンを運転不可状態に切り替える旨を警告して、A6へ進む。A4でNoの場合には、A3に戻る。
A6では、支払状況監視部30は、金融システム36のAPI39を用いてエアコン利用者の支払状況をリアルタイムで監視して、A7では、各エアコンのエアコン利用者から所定の期間内に利用料金の支払いがあったか否かを判断する。A7の判断がNoの場合には、A8へ進む。A8では、エアコンの運転状況を確認した上で、所定の条件を満たしている場合(例えばエアコンの設置地域が猛暑や極寒ではない場合等)には、対応するエアコン2を運転不可状態とするために、サーバ3は遠隔制御指示部31から運転不可状態に対応する制御指令を対応する端末装置1へ送信して、A9へ進む。端末装置1は、運転不可状態に対応する制御指令を受け取ると、エアコン2を運転不可状態に切り替えるので、対応するエアコン2は運転不可状態、すなわち、エアコン2に対してリモコンや室内機の運転スイッチを用いてもエアコン2の運転が不可能な状態となる。本実施形態では、A4でYesの場合(滞納を検出した場合)には、A5で一旦エアコン利用者にエアコンを運転不可状態に切り替える旨の警告を行ったが、本発明はこれに限定されるものでは無く、例えば、A4でYesの場合に、直接A8に進み、エアコンを運転不可状態に切り替えることも可能である。このように、滞納の検出時に直接A8に進みエアコンを運転不可状態に切り替えるか、あるいは、一旦警告を行って、エアコンを運転不可状態に切り替える前に所定の猶予期間を与えるかどうかは、エアコン利用者との契約内容、その地域の法令や商慣行等を考慮して決定される。
一方、A7の判断がYesの場合には、A3に戻り、支払状況監視部30は、金融システム36のAPI39を用いてエアコン利用者の支払状況をリアルタイムで監視を行う。サーバ3から端末装置1へ運転不可状態に対応する制御指令がない状態では、通常、端末装置1はエアコン2が運転可能状態となるように設定されている。したがって、所定の期間内に利用料金の支払いがあった場合(A7でYesの場合)には、サーバ3から端末装置1へ運転不可状態に対応する制御指令が送信されないので、端末装置1はエアコン2が運転可能状態となるように設定されており、対応するエアコン2は運転可能状態となる。
A9では、エアコン利用者に対して料金未納のためエアコン2が運転不可状態であることを報知すると共に、所定の期間を指定して所定の料金を支払うように促して、A10へ進む。A10では、支払状況監視部30は、金融システム36のAPI39を用いてエアコン利用者の支払状況をリアルタイムで監視して、A11では、当該エアコンのエアコン利用者から所定の期間内に利用料金の支払いがあったか否かを判断する。A11の判断でYesの場合(支払い有りの場合)には、サーバ3は対応するエアコンを再び運転可能状態とするために、遠隔制御指示部31から運転可能状態に対応する制御指令を対応する端末装置1へ送信する。端末装置1が運転可能状態に対応する制御指令を受信すると、エアコン2は再び運転可能状態となる。
利用料金が月額料金の場合には、例えば前月の25日までに所定の金額が支払われているか否かを確認する(A4に対応)。所定の支払が行われていない際には、エアコン利用者に対して滞納であること及び1週間以内に所定の料金の支払いがない場合にはエアコンを運転不能状態にすることのメッセージを送信する(A5に対応)。このメッセージの送信から1週間以内に所定の料金の支払いがない場合には、エアコン2が設置されている地域の気候情報を確認した上で、所定の条件を満たしていることを条件としてサーバ3は遠隔制御指示部31から運転不可状態に対応する制御指令を対応する端末装置1へ送信する(A8に対応)。エアコンを運転不可状態にした後、所定の期間例えば数か月が経過してもエアコン利用者から所定の料金の支払いがない場合(A11の判断でNoの場合)には、エアコン管理者はエアコン2の位置を特定して、当該エアコンの回収する手配を行うことができる。ただし、エアコン管理者によって実際にエアコン2を回収するか否かについては、エアコン利用者との契約内容、エアコン2の回収にかかるコスト、エアコン2が使用されている地域の状況等を考慮して決定される。A14に対応した後は、A15でエンドとなり、処理を終了する。なお、A15でエンドとなった後にも、エアコン利用者からの連絡に応じて、再度、エアコン2の使用契約を行うことも可能である。
A8で使用不可状態に対応する制御指令を端末装置1へ送信した後に、所定の期間内にエアコン利用者による所定の金額の入金が確認された際(A11の判断でyesの場合)には、サーバ3は遠隔制御指示部31から使用可能状態に対応する制御指令を対応する端末装置1へ送信し、再び、エアコンを使用可能状態とする(A12に対応)。また、サーバ3から端末装置1へ使用不可状態に対応する制御指令がない状態では、通常、端末装置1はエアコン2が運転可能状態となるように設定されているので、対応するエアコン2は運転可能状態とされる。したがって、毎月25日までに所定の料金の支払いを済ませていれば、エアコン利用者はエアコンを運転可能状態のまま利用することができる。
A8でエアコンが運転不可状態に切り替えられ、A9でエアコン利用者に所定の支払を促した後、エアコン利用者はすぐにエアコンを使いたければ、速やかに所定の支払を行うことになる。この場合、エアコン利用者はすぐにエアコンを使いたい状況であるため、所定の支払が行われてから実際にエアコンが運転不可状態から運転可能状態に切り替えられるまでにタイムラグがあると、すぐにエアコンを使いたいエアコン利用者にとっては不利益であり、問題がある。そこで、A10において金融システム36のAPI39を用いてエアコン利用者の支払状況をリアルタイムで監視しているため、A11においてはエアコン利用者から所定の支払があったことをリアルライムで把握することができ、A12において、所定の支払があってからすぐにサーバ3は遠隔制御指示部31から運転可能状態に対応する制御指令を対応する端末装置1へ送信し、再び、エアコンを運転可能状態とし、A13でリターンとなる。
なお、本発明はエアコン2のリースの場合に限定されるものでは無く、例えばローンによるエアコン2の購入や、エアコン2のレンタルの場合についても適用可能である。この場合も、エアコン利用者から所定の支払がない場合には、エアコン2を運転不可状態に切り替えることで、エアコン利用者に対して所定の支払を促すことができる。
次に図3を参照して端末装置1の構成とエアコン2への接続を説明する。図3は端末装置及び電気装置のブロック図であり、端末装置1をエアコン2に接続する場合の例である。なお、図1〜図2と同一の構成については同一の符号を付し、その説明は省略する。
端末装置1は、演算処理を行うCPU11、無線通信ネットワーク34を介してサーバ3の送受信部33と無線通信を行う無線通信モジュール12、例えば不揮発性メモリとして構成されているメモリ13、端末装置1の各種設定を行うコンソールの入出力部であるコンソール入出力14、例えばエアコン2の電源プラグから供給される電力によって充電される端末装置1内部のバッテリである内部バッテリ15、エアコン2のインターフェイス手段20と通信する外部入出力16、エアコン2の電源プラグ21から供給される電源電圧又は電源電流の少なくともいずれか一方を監視する電源監視部17、加速度センサ41、ジャイロセンサ42、及び、位置情報検出部としてのGPS43から構成されている。なお、加速度センサ41、ジャイロセンサ42、又は、位置情報検出部としてのGPS43の少なくとも1つ、又は、全部を省略することが可能である。
端末装置1は内部バッテリ15の電力により駆動される。図示されていないが、内部バッテリ15は、例えば電源監視部17を介してエアコン2から供給される電力により、充電されるようにすることができる。内部バッテリ15は、常時は外部電源の電力により充電されており、端末装置1が抜去された場合、充電ラインが切断又は引抜された場合等の異常時であっても、所定の時間、端末装置を駆動し続けることができ、このため、かかる異常の発生を現在地情報と共にサーバ3へ報知することができる。なお、直近の現在地情報その他の情報はメモリ13に格納されている。
CPU11は、無線通信モジュール12、メモリ13、コンソール入出力14、内部バッテリ15、外部入出力16、電源監視部17、加速度センサ41、ジャイロセンサ42、及び、GPS43等に接続されている。エアコン情報検出手段としては、外部入出力16、電源監視部17、メモリ13、コンソール入出力14、加速度センサ41、ジャイロセンサ42及びGPS43等を備えている。外部入出力16は、インターフェイス手段20からのエアコン情報等を受信すると共に、サーバ3からの制御指令等をインターフェイス手段20に送信する。
エアコン2は、インターフェイス手段20を備えると共に、電源プラグ21から電力を供給されている。電源プラグ21から供給される電源に関する情報は、電源監視部17により監視されている。電源監視部17では、電源プラグから供給される電源に関する情報、例えば、電源の電圧又は電流の少なくとも一方を検出している。
エアコン情報としては、特に限定されるものではないが、例えば、
(1)エアコン2のオン、オフ状態の情報(インターフェイス手段20から収取した情報)、
(2)電源監視部17からの情報、
(3)加速度センサ41の情報、
(4)ジャイロセンサ42の情報、
(5)GPS43からの位置情報、
(6)コンソール入出力14からの情報、及び、
(7)メモリ13に格納された情報、
等が挙げられる。この中、本実施形態では、(1)エアコン2のオン、オフ状態の情報及び(2)電源監視部17からの情報だけ収集できれば、電気装置に盗難防止機能を付加することができるという効果を奏することができ、さらに、例えば、電気装置の取外し、電気装置の故障、電気装置が定期的に動作されていること等を検出することができる。
上記(1)のエアコン2のオン、オフ状態の情報は、サーバ3において、例えばエアコン利用者情報管理部38に記憶させることができる。この情報は、後述のとおりモニターポートの疎通監視に役立つと共に、さらには予め登録されたエアコン管理者にも提供することができる。例えば、予め登録されたエアコン管理者は、エアコン2の稼働状況から、エアコン2を実際に利用してエアコン利用者の状況を推定することができ、例えば、酷暑の日にエアコン2が長期間稼働されていない場合には、エアコン2のエアコン使用者に何か異変があったのではないかという気遣いを行うことができる。なお、ここではエアコン利用者の状況を予め登録されたエアコン管理者に提供する例を説明したが、本実形態はこれに限定されるものではなく、例えば、エアコン管理者への報知に加えて、エアコン利用者が予め登録した緊急連絡先等にも報知することができる。
(3)加速度センサ41の情報、又は、(4)ジャイロセンサ42の情報の少なくとも一方の情報によって、端末装置1の振動や傾きを検出することができる。これにより端末装置1が取り外された可能性があることを判断できると共に、端末装置1がエアコン2に設置されている場合には、エアコン2の振動や傾きを検出することにより、エアコン2の取り外しの可能性があることを判断することができる。(5)GPS43からの位置情報により、端末装置1の位置情報を検出することができ、また、端末装置1がエアコン2に設置され得ている場合には、エアコン2の位置情報を検出することができる。(6)コンソール入出力14からの情報により、端末装置1の各種設定の状態を把握することができる。なお、端末装置1は所定の周期、例えば30秒おきに、又は、エアコン2のオン等の特定のイベント発生時に、あるいは、その両方でエアコン情報の収集を行い、サーバ3へそのエアコン情報を送信する。(7)メモリ13に格納されている各種エアコン情報をサーバ3へ送信することもできる。
インターフェイス手段20としては、例えば特許文献4に開示されているJEMA1427の仕様のHA端子(JEM−A)を用いることができる。HA端子の信号の種類を表1に示す。
Figure 0006924875
HA端子では、制御信号1つ受信し、モニタ信号1つ送信することができ、制御信号として「高」及び「低」の2種類、モニタ信号として「高」及び「低」の2種類を扱うことができる。制御信号としては、外部入出力16からHA端子(インターフェイス手段20)へ、電気装置を運転不可状態に制御するための制御指令、又は、電気装置を運転可能状態に制御するための制御指令に相当する2種類の制御信号を送信する。この場合の2種類の制御信号の設定には、複数の場合がある。例えば1つ目の例として、電気装置を運転不可状態に制御するための制御指令、及び、電気装置を運転可能状態に制御するための制御指令を、「高」及び「低」、または、「低」及び「高」の2種類の信号に対応させる場合である。この場合、電気装置を運転不可状態に制御するための制御指令によって、エアコン2は運転不可状態となり、また、電気装置を運転可能状態に制御するための制御指令によって、エアコン2は運転可能状態となる。例えば2つ目の例として、HA端子の制御信号として「運転オン指令」と「運転オフ指令」とを設定し、
(a)端末装置が電気装置を運転不可状態に制御するための制御指令を受信した場合に、HA端子の制御信号として「運転オフ指令」を送信して、
(b)端末装置が電気装置を運転可能状態に制御するための制御指令を受信した場合には、HA端子には何も制御信号を送信せず、
(c)端末装置1が電気装置の運転をオフにする制御指令を受信した場合(例えばエアコン管理者端末37ないしエアコン利用者端末50(図5)からサーバ3へエアコン2の運転をオフにするリクエストがあった場合)には、HA端子の制御信号として「運転オフ指令」を送信し、又は、
(d)端末装置1が電気装置の運転をオンにする制御指令を受信した場合(例えばエアコン管理者端末37ないしエアコン利用者端末50(図5)からサーバ3へエアコン2の運転をオンにするリクエストがあった場合)には、HA端子の制御信号として「運転オン指令」を送信することにより、端末装置1はサーバ3から、運転可否状態を制御する制御指令(端末装置が電気装置を運転不可状態に制御するための制御指令、又は、電気装置を運転可能状態に制御するための制御指令)、及び、電気装置の運転をオン又はオフにする制御指令(例えばエアコン管理者端末37ないしエアコン利用者端末からサーバ3へエアコン2の運転をオフ又はオフにするリクエストに応じた制御指令)の両方に対応することが可能である。(b)の場合には、エアコン2のリモコンやエアコン2に設置された運転スイッチを操作すればエアコン2の運転をオンにすることができと共に、エアコン2の運転状態(運転モード、温度設定、湿度設定、風量設定等)をエアコン利用者の希望どおりに制御することができる。
したがって、本実施例で扱う信号の種類は少なく、端末装置1とエアコン2との間の接続を簡略化することができる。さらに、インターフェイス手段20としてのHA端子と外部入出力16との間で通信される情報、及び、電源監視部17の情報だけで、電気装置をエアコン利用者に対してリースにより提供している際に、エアコン利用者が利用料金を支払わない場合には、サーバから電気装置を遠隔制御することにより、エアコン利用者に利用料の支払を促すことができるという効果、電気装置に盗難防止機能を付加する効果、電気装置の取外しを検出する効果、電気装置の故障を検出する効果、電気装置が定期的に動作されていることを検出する効果等の優れた効果を奏することができる。
HA端子(インターフェイス手段20)のモニタ信号、及び、電源監視部17の電圧又は電流のいずれか少なくとも1つの情報により、エアコン2が取り外されたこと、端末装置1が取り外されたこと、又は、機器に故障が発生したことを判定することができる。例えば、モニタ信号がオフのまま変化がない時に、電源電圧が100Vから突如0Vに減少した場合には、端末装置1又はエアコン2が取り外された可能性がある。また、例えば、モニタ信号がオフからオンに切り替わったときに、電源電流がゼロのままである場合には、電源監視部17の検出ラインが抜去ないし切断されている可能性がある。また、例えば、モニタ信号がオフのまま変化がないのに、電源電流の値が0から大きく変化した場合には、モニタ信号の配線が抜去ないし切断されている可能性がある。また、モニタ信号がオフのまま変化がないのに、電源電流の値が0から大きく変化した場合には、HA端子と外部入出力16との間の配線が抜去ないし切断されている可能性がある。
HA端子(インターフェイス手段20)のモニタ信号を疎通監視することにより、エアコン2の取り外し、端末装置の取り外し等のエアコンの盗難の可能性を判定することができる。HA端子の出力の状況を定期的に(所定の時間間隔で)監視することで異常の発生を判定するが、このとき、さらに電源監視部17によるエアコン2の電源電圧又は電源電流の少なくともいずれか一方の情報と併せて定期的に監視を行うことで、エアコン2が定期的に正常に稼働している状況と、異常な状況とを判定することができ、これらの情報はサーバ3の例えばエアコン利用者情報管理部38に記憶される。
さらに、サーバ3からの運転可否状態を制御する制御指令の情報を加えて、エアコン2が取り外されたこと、端末装置1が取り外されたこと、又は、機器に故障が発生したことを判定することができる。例えば、運転可否状態を制御する制御指令が電気装置を運転不可状態に制御するための制御指令であるにも関わらず、モニタ信号がオフからオンに切り替わり、電源電流が0から上昇した場合には、運転不可状態へ切り替える制御に関する故障が発生していると判定することができる。さらに、加速度センサ41、ジャイロセンサ42、及び、GPS43の情報等を加味して判断した場合には、エアコン2が取り外されたことや、端末装置が取り外されたことを、より確実に検出することが可能となる。
また、端末装置1に配線の切断ないし抜去を検出する機能(端末装置1の回路にその機能を付加することが可能である。)、又は、端末装置1の取り外しを検出する機能(前述の加速度センサ41、ジャイロセンサ42、及び、GPS43等の利用が可能である。)を設けておくことにより、異常を検出することもができる。異常を検出した場合には、電気装置を運転不可状態に制御すると共に、無線通信モジュール12を介してサーバ3にその異常を報知する。サーバ3がその異常の報知を受信すると、サーバ3は速やかにシステム管理者ないしエアコン管理者に報知を行う。システム管理者ないしエアコン管理者は、サーバ3からこの異常の報知があった場合には、エアコン利用者に連絡を取って盗難の発生状況を確認した上で、必要に応じて警察にエアコンの盗難を通報する。一方、端末装置1は、前記異常を報知すると共に、端末装置1に搭載された警報器(図示省略)により警報音を鳴らすことができるようにしてもよい。
ここでは、異常の報知として、配線の切断又は引抜を検出した場合を例にして説明したが、端末装置1にさらに故障検出手段を設け、当該故障検出手段が端末装置1の故障を検出しすることもできる。この故障検出手段で故障を検知した場合、及び、先に説明したHA端子のモニタ信号、及び、電源監視部17の電圧又は電流のいずれか少なくとも1つの情報による故障を検知した場合には、無線通信モジュール12を介してサーバ3に対して端末装置1の故障を報知するようにしてもよい。サーバ3が端末装置1の故障の報知を受信すると、サーバはかかる故障の発生をシステム管理者ないしエアコン管理者に通報し、かかる通報を受けたシステム管理者ないしエアコン管理者は該当するエアコン2のエアコン利用者に連絡をとって、端末装置1を修理又は交換するように手配する。
エアコン2が取り外されたことの判断、端末装置1が取り外されたことの判断、装置の故障の判断、エアコン2の異常状態の判断等は、端末装置1のCPU11においても可能であるが、本実施例はこれに限定されるものではなく、これらの判断の一部又は全部をサーバ3側で行うことも可能であり、CPU11の演算能力と演算負荷等を考慮して、適宜、CPU11による演算とサーバ3による演算との分担を決定することができる。
また、端末装置1は電波状況が悪い場合であって、サーバ3からの電気装置の運転可否状態を制御する制御指令がなくとも、スタンドアローンでフェイルセーフに動作をすることができる。例えば、電波状況が悪い場合には、エアコン2が運転不可状態のままとなり、サーバ3から電気装置を運転可能状態に制御指令を受け取ることができなくなる事態を回避することができる。端末装置1は、電波状況が悪い時には通信のリトライを繰り返して、通信を確立しようとする。所定回数、例えば20回以上、連続してリトライしても通信が確立できない場合には、通信不能と判断し、運転不可状態のときには、運転可能状態に切り替える。これにより、電波状況が悪い時に、サーバ3から運転可能状態へ変更する制御指令を受信できないために、エアコン2が運転不能状態のまま放置される事態を避けることができる。この通信不能のときにエアコン2を運転可能状態に切り替える処理を採用するか否かについては、エアコン2の出荷時等に切り替えることができる。なお、電波状況が悪く通信が確立できない場合でも、端末装置1は、直近の通信によりサーバ3から受信した制御指令をメモリに記憶しているので、端末装置1はスタンドアローンで動作することが可能である。また、端末装置1は収集したエアコン情報をメモリ13に記憶しているので、通信回線が回復したときにそれらをまとめてサーバ3へ送信することができる。なお、電波状況が悪い場合には、運転不可状態に対応する制御指令を送信又は受信しないようにしておくこともでき、この場合には、電波状況が悪いために、運転不可状態から運転可能状態への変更ができなくなる不都合を回避することができる。
[実施形態2]
図4を参照して、本発明の実施形態2に係る電気装置遠隔制御システム、端末装置、サーバ、電気装置遠隔制御方法、電気装置遠隔制御プログラム及び記憶媒体について説明する。図4は、実施形態2に係る端末装置及び電気装置のブロック図である。図1〜図3と共通する構成については同一の符号を付し、その説明は省略する。図4では、エアコン2に検出値出力手段22を設けると共に、端末装置1に検出値入力部18を設けた点で、図3とは異なる。
エアコン2には、周囲の温度又は湿度の少なくともいずれか1つを検出するセンサが設けられている。このセンサの検出値は、検出値出力手段22から検出値入力部18に送信され、端末装置1又はサーバ3でのエアコン2の運転管理に用いることができる。したがって、エアコン2が運転しているのに、高温状態ないし低温状態が続いている等、エアコン2の動作と温度又は湿度との整合性を監視することにより、エアコン2の運転状況の異常を検出して、サーバ3は、システム管理者、エアコン管理者、又は、エアコン利用者に報知することができる。エアコン2の運転状況が異常である場合にはエアコン管理者はエアコン利用者に連絡をとり、エアコン2のメンテナンスを行う。
さらに、エアコン2の動作モード、設定温度、設定湿度、設定風量等の値を検出値出力手段22から検出値入力部18に送信できるようにしておくと、エアコン2の温度又は湿度の設定と、実際の周囲の温度又は湿度の検出値との整合性をより正確に監視することができ、これによりエアコン2の運転状況の異常をより細やかに、より早期に検出することが可能である。
[実施形態1の変形例]
実施形態1では、インターフェイス手段20としてHA端子を用いる例を説明したが、HA端子によりエアコン2へ送信できる制御信号は1回線2種類に限られていた。そこで、ここでは、端末装置1からエアコン2への制御信号の種類を増やした場合の変形例を説明する。エアコン2及び端末装置1に対して、インターフェイス手段20としてのHA端子及び外部入出力16、又は、検出値出力手段22及び検出値入力部18に替えて、あるいは、これらに加えて、あるいは、これらの一方に替えて、あるいは、これらの一方に加えて、あるいは、これらの両方に替えて、検出値出力エアコン2と端末装置1との間でより多くの情報を送受信する手段を設けることができる。この場合には、エアコン2の様々な制御、例えば、動作モード、設定温度、設定湿度、設定風量等の制御を端末装置1側から行うことができる。これにより、サーバ3からの指令により、自在にエアコン2の設定を調整することができるため、エアコン利用者端末50(図5)を用いてエアコン利用者は遠隔地からでも所望のエアコン2の制御を行うことができる。また、エアコン利用者の要望に応じてサーバ3がエアコン2の適切な運転状態を管理することにより、エアコン2の設定されている地域の天候、対応するエアコン2の過去の運転状況、他のエアコン2の運転状況等も加味して、エアコン2をサーバ3から遠隔制御することができる。
また、エアコン2に端末装置1との間でより多くの情報を送受信する手段を設ける場合に、この送受信手段に暗号キーを用いた認証機能を記憶させておき、端末装置1から送信された暗号キーの認証が成功しない限り、エアコン2を運転可能状態に切り替えることができないようにしておくことにより、より効果的に盗難を防止することができる。
[実施形態3]
図5を参照して、本発明の実施形態3に係る電気装置遠隔制御システム、端末装置、サーバ、電気装置遠隔制御方法、電気装置遠隔制御プログラム及び記憶媒体について説明する。図5は、実施形態3に係る電気装置遠隔制御システムの全体図である。図1〜図4と共通する構成については同一の符号を付し、その説明は省略する。実施形態1、2では、サーバ3から端末装置1への通信により、電気装置の運転可否状態を制御する制御指令がサーバ3から端末装置1へ送信されていたのに対し、実施形態3では、エアコン利用者端末50を介して、電気装置の運転可否状態を制御する制御指令がサーバ3から端末装置1へ提供される点で実施形態1、2と異なる。
図2のフロー図のA12における、一旦運転不可能状態に切り替えられた後に、再び、運転可能状態に切り替える際の制御について説明する。A9では、エアコン利用者に対して料金未納のためエアコン2が運転不可状態であることを通知すると共に、所定の期間を指定して所定の料金を支払うように促して、A10へ進む。A10では、支払状況監視部30は、金融システム36のAPI39を用いてエアコン利用者の支払状況をリアルタイムで監視して、A11では、当該エアコンのエアコン利用者から所定の期間内に利用料金の支払いがあったか否かを判断する。
A11の判断でYesの場合(支払い有りの場合)には、A12に進み、サーバ3から端末装置1に対して再び運転可能状態とするための制御指令が提供される。この際、本実施形態では、サーバ3から端末装置1に対して再び運転可能状態とするための制御指令がエアコン利用者端末50を介して提供される。すなわち、支払状況監視部30が、金融システム36のAPI39を用いてエアコン利用者の支払状況をリアルタイムで監視して、エアコン利用者から所定の期間内に利用料金の支払いがあったことが検知されると、サーバ3のエアコン利用者情報管理部38から対応するエアコン利用者のエアコン利用者端末50に対して、エアコン2を運転可能状態に切り替えるための制御指令情報が送信される。なお、サーバ3とエアコン利用者端末50との間の通信は、特に限定されるものではないが、例えば2G、3G、4G、5G、Wi−Fi(登録商標)、WiMAX(登録商標)、無線LAN、ビーコン、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)等が挙げられる。
端末装置1及びエアコン利用者端末50端末には、それぞれ特定の近距離無線通信の送受信装置が組み込まれている。この近距離無線通信としては、例えばBluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)、赤外線通信、RFID(Radio Frequency Identifier)、NFC(Near Field Communication)等が挙げられるが、本発明はこれに限定されるものではなく、任意の種類の近距離無線通信を含むものである。例えばNFCを用いた場合には、例えばaタイプ(廉価タイプ)、bタイプ(欧州のETCに採用されているタイプ)、fタイプ(FeliCa(登録商標))等の形式を採用することができる。エアコン利用者がエアコン利用者端末50を端末装置1側のNFC端末にかざすことにより、エアコン利用者端末から端末装置1に対して、エアコン利用者端末50がサーバ3から受け取ったエアコン2を運転可能状態にする制御指令情報を送信することができる。これにより、エアコン2は再び運転可能状態に切り替えられる。これにより、通信状況が悪い状況でも、迅速にエアコン2を再び運転可能状態に切り替えられる。
また、端末装置1がエアコン利用者端末50から電気装置の運転可否状態を制御する制御指令を受信できるシステムにおいても、端末装置1がサーバ3からの無線通信ネットワーク34を介して、電気装置の運転可否状態を制御する制御指令を受信できるようにしておいてもよい。この場合、エアコン利用者がエアコン利用者端末50を紛失した場合や置き忘れた場合であっても、サーバ3に対して他の通信手段を用いてエアコン利用者の認証が取れれば、サーバ3を介して、端末装置1に対して電気装置の運転可否状態を制御する制御指令を送信することにより、エアコン2の運転可否状態を制御が可能となる。
[実施形態4]
図6を参照して、本発明の実施形態4に係る電気装置遠隔制御システム、端末装置、サーバ、電気装置遠隔制御方法、電気装置遠隔制御プログラム及び記憶媒体について説明する。図6は、実施形態4に係る電気装置遠隔制御システムの全体図である。図1〜図5と共通する構成については同一の符号を付し、その説明は省略する。実施形態3では、遠隔制御指示部31を介して電気装置の運転可否状態を制御する制御指令を送信していたが、実施形態4では、カードライタ91により電気装置の運転可否状態を制御する制御指令情報を書き込んだICカード90を用いて端末装置1のカードリーダ92により電気装置の運転可否状態を制御する制御指令情報を読み込む点で実施形態3と異なる。
図2のフロー図のA12における、一旦運転不可能状態に切り替えられた後に、再び、運連可能状態に切り替える際の制御について説明する。A9では、エアコン利用者に対して料金未納のためエアコン2が運転不可状態であることを報知すると共に、所定の期間を指定して所定の料金を支払うように促して、A10へ進む。A10では、支払状況監視部30は、金融システム36のAPI39を用いてエアコン利用者の支払状況をリアルタイムで監視して、A11では、当該エアコン2のエアコン利用者から所定の期間内に利用料金の支払いがあったか否かを判断する。
A11の判断でYesの場合(支払い有りの場合)には、A12に進み、サーバ3から端末装置1に対して再び運転可能状態とするための制御指令が提供される。この際、本実施形態では、サーバ3から端末装置1に対して再び運転可能状態とするための制御指令がICカード90を介して提供される。
支払状況監視部30が金融システム36のAPI39を用いてエアコン利用者の支払状況をリアルタイムで監視することにより、エアコン利用者から所定の支払があったことをリアルライムで把握することができ、所定の支払があってからすぐにエアコン利用者情報管理部38がカードライタ91によりICカード90に運転可能状態とするための制御指令情報の書き込みを行うことができる。端末装置1にはカードリーダ92が設けられており、エアコン利用者がICカード90をカードリーダ92にかざすことにより、運転可能状態とするための制御指令情報がICカード90から端末装置1側に送信され、端末装置1はエアコン2を再び運転可能状態へと切り替える。
ICカードの形式としては、例えばRFIDやNFC等が挙げられるが、本発明はこれに限定されるものではなく、任意の種類のICカードを利用可能である。カードライタ91及びカードリーダ92には、ICカード90の形式に対応したものが用いられる。なお、例えばNFCを用いる場合には、上述のような各タイプ(aタイプ、bタイプ、fタイプ等)のものを採用することができる。
遠隔制御指示部31から無線通信ネットワーク34を介して端末装置1に対して通信により電気装置の運転可否状態を制御する制御指令情報を送信する場合に比べ、ICカード90に電気装置の運転可否状態を制御する制御指令情報を書き込む場合には、無線通信ネットワーク34の通信状況に依存することなく、通信状況が悪い状況でも、迅速にエアコン2を運転可能状態とすることができる。また、端末装置1がスリープモードを持たせることも可能であるが、端末装置1がスリープモードの場合であっても速やかにエアコン2の運転可否状態を制御することが可能となる。
また、端末装置1がカードリーダ92を備え、ICカード90により電気装置の運転可否状態を制御する制御指令を入力できるシステムにおいては、エアコン利用者端末50から近距離無線手段により端末装置1に電気装置を運転可能状態に制御するための制御指令を通信する手段、及び、サーバ3の遠隔制御指示部31を介して電気装置の運転可否状態を制御する制御指令を端末装置1に通信する手段を設けておくことができる。この場合、エアコン利用者がICカード90を紛失した場合や置き忘れた場合であっても、エアコン利用者端末50を用いて端末装置1との間で通信することにより電気装置の運転可否状態の制御を行うことができる。さらに、サーバ3に対して他の通信手段を用いてエアコン利用者の認証が取れれば、サーバ3を介して、端末装置1に対して電気装置の運転可否状態を制御する制御指令を送信することにより、電気装置の運転可否状態の制御を行うことができる。このように複数の通信手段を備えることにより、エアコン利用者の都合のよい手段により電気装置の運転可否状態の制御を行うことが可能となることにより、エアコン利用者にとって利便性が高いシステムを提供することができる。
以上、図面1〜6を参照して本発明の実施形態に係る電気装置遠隔制御システム、端末装置、サーバ、電気装置遠隔制御方法、電気装置遠隔制御プログラム及び記憶媒体について説明したが、ここで説明した各実施形態は本発明の技術思想を具体化するための電気装置遠隔制御システム、端末装置、サーバ、電気装置遠隔制御方法、電気装置遠隔制御プログラム及び記憶媒体を例示するものに過ぎず、本発明をこれらに特定するものではなく、各実施形態に適宜の追加ないし修正を加えたものや、各実施形態を組み合わせたもの等、他の実施形態のものにも等しく適用し得るものである。
1 端末装置 2 エアコン
3 サーバ 11 CPU
12 無線通信モジュール 13 メモリ
14 コンソール入出力 15 内部バッテリ
16 外部入出力 17 電源監視部
18 検出値入力部 20 インターフェイス手段
21 電源プラグ 22 検出値出力手段
30 支払状況監視部 31 遠隔制御指示部
32 エアコン情報収集部 33 送受信部
34 無線通信ネットワーク 35 システム管理者端末
36 金融システム 37 エアコン管理者端末
38 エアコン利用者情報管理部 39 API
41 加速度センサ 42 ジャイロセンサ
43 GPS 50 エアコン利用者端末
90 ICカード 91 カードライタ
92 カードリーダ

Claims (11)

  1. 電気装置の運転可否状態を管理するサーバと、
    前記サーバから提供される電気装置の運転可否状態を制御する制御指令に基づき前記電気装置の運転可否状態を制御する端末装置と、
    を含む電気装置遠隔制御システムであって、
    前記サーバは、金融システムにアクセス可能に接続されており、前記電気装置に関する前記金融システムを介しての所定の料金の支払い状態を監視可能であり、
    前記サーバは、前記電気装置に関して所定の料金が支払われていないと判断した場合には、前記電気装置を運転不可状態に制御するための制御指令を前記端末装置に提供することにより、前記電気装置の運転可否状態を制御することができ、
    前記端末装置は、外部電源から前記電気装置への電源電圧及び/又は電源電流を監視する電源監視部を有し、
    前記電気装置には前記端末装置との間で通信することができるインターフェイス手段が設けられており、
    前記端末装置は、前記インターフェイス手段を介して、前記電気装置の運転状態を検出すると共に、前記運転状態と、前記電源電圧及び/又は電源電流と、に基づき前記電気装置からの前記端末装置の取り外しを検知することを特徴とする電気装置遠隔制御システム。
  2. 前記サーバは、前記電気装置に関して所定の料金が支払われていると判断した場合には、前記電気装置を運転可能状態に制御するための制御指令を前記端末装置に提供することにより、前記電気装置の運転可否状態を制御することができることを特徴とする請求項1に記載の電気装置遠隔制御システム。
  3. 前記端末装置は、
    −1)前記電気装置の取外し、
    −2)前記電気装置の故障、
    −3)前記電気装置が定期的に動作されていること、
    −4)前記電気装置の加速度、振動又は傾き、又は、
    −5)前記電気装置による検出値、
    いずれか少なくとも1つを監視可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気装置遠隔制御システム。
  4. 電気装置の運転可否状態を管理するサーバから提供される電気装置の運転可否状態を制御する制御指令に基づき前記電気装置の運転可否状態を制御する端末装置であって、
    前記端末装置は、金融システムにアクセス可能に接続されており前記電気装置に関する前記金融システムを介しての所定の料金の支払い状態を監視可能な前記サーバから、当該サーバが前記電気装置に関して所定の料金が支払われていないと判断した場合には、前記電気装置を運転不可状態に制御するための制御指令の提供を受けることにより、前記電気装置の運転可否状態を制御し、
    前記端末装置は、前記電気装置の電源電圧及び/又は電源電流を監視することにより前記電気装置からの前記端末装置の取り外しを検知し、
    前記端末装置は、外部電源から前記電気装置への電源電圧及び/又は電源電流を監視する電源監視部を有し、
    前記端末装置は、前記電気装置に設けられた前記端末装置との間で通信することができるインターフェイス手段を介して、前記電気装置の運転状態を検出すると共に、前記運転状態と、前記電源電圧及び/又は電源電流と、に基づき前記電気装置からの前記端末装置の取り外しを検知することを特徴とする端末装置。
  5. 前記端末装置は、前記サーバから、当該サーバが前記電気装置に関して所定の料金が支払われていると判断した場合には、前記電気装置を運転可能状態に制御するための制御指令が提供されることにより、前記電気装置の運転可否状態を制御することができることを特徴とする請求項4に記載の端末装置。
  6. −1)前記サーバと通信するサーバ通信部、
    −2)前記電気装置のインターファイス装置と通信するインターフェイス通信部、
    −3)前記電気装置の電源電圧及び/又は電源電流を監視する電源監視部、
    −4)加速度センサ、
    −5)ジャイロセンサ、
    −6)前記電気装置による検出値を入力する検出値入力部、又は、
    −7)位置情報検出部、
    の少なくとも1つを備えることを特徴とする請求項4又は5に記載の端末装置。
  7. 請求項4〜6のいずれか1項に記載の端末装置を有することを特徴とする電気装置。
  8. 前記電気装置がエアコンであることを特徴とする請求項に記載の電気装置。
  9. 電気装置の運転可否状態を管理し、金融システムにアクセス可能に接続されるサーバが、前記電気装置に関する前記金融システムを介しての所定の料金の支払い状態を監視し、前記電気装置に関して所定の料金が支払われていないと判断した場合には、前記サーバが前記電気装置を運転不可状態に制御するための制御指令を端末装置に提供する電気装置遠隔制御方法において、
    前記端末装置が前記サーバからの制御指令に基づき前記電気装置の運転可否状態を制御するステップと、
    前記端末装置が、外部電源から前記電気装置への電源電圧及び/又は電源電流を監視するステップと、
    前記端末装置が、インターフェイス手段を介して前記電気装置との間で通信するステップと、
    前記端末装置が、前記電気装置の運転状態を検出するステップと、
    前記端末装置が、前記運転状態と、前記電源電圧及び/又は電源電流と、に基づき前記電気装置からの前記端末装置の取り外しを検知するステップと、
    を有することを特徴とする電気装置遠隔制御方法。
  10. 請求項に記載の各ステップをコンピュータ手段により実行可能なことを特徴とする電気装置遠隔制御プログラム。
  11. 請求項10に記載の電気装置遠隔制御プログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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