JP6924628B2 - 包装機のシール制御装置 - Google Patents
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Description
そこで、本発明は、横シーラのシール圧力の変動要因に着目し、各種変動要因に対応して、横シーラのシール圧力を補正し、設定したシール圧力にすることを目的とする。
さらに、本発明は、噛み込みしきい値の変動要因に着目し、噛み込みしきい値を補正し、噛み込みを高精度に検出することを他の目的とする。
また、横シーラの閉じ位置に関する変動要因に対応して噛み込み判定しきい値を補正することで、噛み込みを高精度に検出することができる。
本実施形態では、縦形製袋充填包装機に本発明のシール制御装置を組み込んだ構成としてある。なお、本発明の適用対象となる包装機は、縦形製袋充填包装機に限定されるものではないことは勿論である。
まず、縦形製袋充填包装機の概略構造について、図1を参照して説明する。
図1に示すように、縦形製袋充填包装機は、リール11、フォーマ12、製袋チューブ13、繰出しベルト14(フィルム繰出し手段)、縦シーラ15(縦シール手段)、横シーラ16を備えている。
帯状の包装フィルムFは、リール11から引き出された後、フォーマ12、製袋チューブ13、縦シーラ15を通過して筒状に成形され、繰出しベルト14によって製袋チューブ13の下方に繰り出される。ここで、縦形製袋充填包装機は、製袋チューブ13が中心軸を鉛直方向に向けて配置され、上方から供給されてきた包装フィルムFが、この製袋チューブ13の外周に巻き付いて、繰出しベルト14によって下方へ繰り出されていく。
次に、シール制御装置について、図2を参照して詳細に説明する。図2は、本実施形態に係るシール制御装置の構成を示すブロック図である。
一対の横シーラ16は、サーボモータ17からの駆動力を、リンク機構等で構成された動力伝達機構18を介して伝えられ、水平方向に開閉駆動する。
図2に示すように、本実施形態に係るシール制御装置は、シール圧力指令手段20、基準シール圧力指令手段21に加え、特定変動要因シール圧力補正手段22および不特定変動要因シール圧力補正手段25からなるシール圧力補正手段を備えている。
シール圧力補正手段は、各種変動要因による横シーラ16の閉じ位置変動を修正するためのシール圧力補正値を演算して、シール圧力指令手段20に出力する機能を有している。本実施形態では、横シーラ16のシール圧力変動要因に対応して、特定変動要因シール圧力補正手段22と、不特定変動要因シール圧力補正手段25とを設け、これらの手段をもってシール圧力補正手段を構成している。
本実施形態では、特定変動要因シール圧力補正手段22を、横シーラ16のシール圧力に関する変動要因に対応してさらに2つに分けて構成している。すなわち、まずサーボモータ17の温度変化を、横シーラ16のシール圧力に関する変動要因として特定し、第1特定変動要因シール圧力補正手段23を構成した。さらに、横シーラ16が前回横シールしてから今回横シールするまでの経過時間(横シール間隔)と、包装フィルムFの繰り出し長さとを、横シーラ16のシール圧力に関する変動要因として特定し、第2特定変動要因シール圧力補正手段24を構成した。
なお、(1)式において、τcmdは指令シール圧力、τcriは基準シール圧力、Δτmtは第1変動要因シール圧力補正値、Δτvarは第2変動要因シール圧力補正値、Δτadpは不特定変動要因シール圧力補正値を示している。
〔第1特定変動要因シール圧力補正手段〕
サーボモータ17の温度が変動した場合、サーボモータ17を構成する要素部品に僅かながらも膨張又は収縮が生じたり、内部の要所要所に塗布されたグリース等の潤滑油の粘性が変化したりすることなどに起因して、サーボモータ17のシール圧力が変動することがある。そこで、本実施形態では、サーボモータ17の温度変化を、横シーラ16のシール圧力に関する変動要因として特定した。
第1特定変動要因シール圧力補正手段23は、かかる特定変動要因であるサーボモータ17の温度変化に基づいて、当該サーボモータ17の温度変化に伴う横シーラ16の閉じ位置の変動を修正するためのシール圧力補正値を演算する機能を有している。
具体的には、図2に示すように、サーボモータ17に温度センサなどからなるモータ温度検出手段26を設け、このモータ温度検出手段26で検出されたサーボモータ17の温度(以下、「モータ温度」ともいう)を第1特定変動要因シール圧力補正手段23に入力し、かかるモータ温度に基づいて、次の(2)式を使って第1変動要因シール圧力補正値Δτmtを算出する。
また、縦形製袋充填包装機を連続的に稼働して、サーボモータ17の温度とシール圧力の関係を測定し、その実験結果から求めることもできる。図3は、本発明者らがシミュレーションして求めたサーボモータ17の温度とシール圧力の関係を示している。縦軸の効率は、基準シール圧力(100.0%)に対するシール圧力の割合である。サーボモータ17の温度が上昇するに従い、効率(すなわち、サーボモータのシール圧力)が、近似直線aに沿って低下していく。この変化の近似直線aの傾きをもって効率変動係数ηとすることができる。
なお、本実施形態では、(2)式を1次式としているが、高次の項を考慮したより厳密なモデルを用いることもできる。
本出願人が保有する縦形製袋充填包装機を用いて、稼働時間の経過に対する閉じ位置の変動を測定した。稼働時間の経過に伴い、サーボモータ17の温度は上昇していく。
かかる実験の結果、基準シール圧力のみでサーボモータ17をシール圧力制御したときは、「補正なし」の実験データが示すとおり、あらかじめ設定した基準閉じ位置に対して、閉じ位置のずれが稼働時間の経過とともに大きくなっていった。一方、基準シール圧力に第1変動要因シール圧力補正値を加えた指令シール圧力をもってサーボモータ17をシール圧力制御したときは、「補正あり」の実験データが示すとおり、稼働時間が経過しても閉じ位置に大きな変動はみられなかった。
フィルム筒Faに形成した縦シール部Fvと横シール部Fhは交叉する。そのため、その交叉する領域では、縦シール部Fvがフィルム筒Faの表面に折れ重なる分だけ包装フィルムFの厚みが増している。縦シールの後、速やかに横シール動作が実行されるときは、縦シール部Fvが未だ高温で軟らかい状態であるため、あらかじめ設定したシール圧力でサーボモータ17を駆動しても、縦シール部Fvが障害になることはない。しかし、何らかの原因で縦形製袋充填包装機の運転が停止し、その後に再稼働した当初は、停止前に形成された縦シール部Fvが既に冷やされて硬化している可能性がある。そのように縦シール部Fvが硬化した状態にあっては、あらかじめ設定したシール圧力でサーボモータ17を駆動しても、縦シール部Fvが障害になって、所望の閉じ位置まで横シーラ16が移動できないおそれがある。
一方、縦シーラ15の先端(下端)から横シーラ16の開閉軌道までの距離に対して、包装フィルムFの繰り出し長さが短い場合は、装置が停止した後に再稼働した初回ないし複数回の運転サイクルにおいて、停止前に形成された縦シール部Fvが横シーラ16により横シールされるため、縦シール部Fvが障害になって、所望の閉じ位置まで横シーラ16が移動できないおそれがある。このように、包装フィルムFの繰り出し長さも、横シーラ16の閉じ位置を変動させる要因となり得るので、本実施形態では、横シール間隔とともに、包装フィルムFの繰り出し長さについても横シーラ16の閉じ位置に関する変動要因として特定した。
具体的には、次の(3)式を使って、第2変動要因シール圧力補正値Δτvarを算出する。
一方、縦シーラ15の先端(下端)から横シーラ16の開閉軌道までの距離に対して、包装フィルムFの繰り出し長さがそれ以上に長い場合は、既述したように縦シール部Fvが障害とならないので、第2変動要因シール圧力補正値Δτvarを考慮する必要がなく、Δτvar=0とする。
なお、本実施形態では、(3)式を1次式としているが、高次の項を考慮することも可能である。
ここで、τmaxはサーボモータ17の最大補正シール圧力(最大補正値)、τminはサーボモータ17の最小補正シール圧力(最小補正値)、tは横シール間隔、Tは時定数である。横シール間隔tは、例えば、縦形製袋充填包装機に備わるタイマーなどで計測して求めることができる。時定数Tは、一次遅れ系のモデルにおける時定数と同様に、サーボモータ17のシール圧力が最大補正シール圧力(最大補正値)τmaxの63.2%になるまでに要した時間である。
なお、最大補正シール圧力(最大補正値)τmaxは、次の(5)式で表される。
ここで、kは等価剛性であり、横シーラ16の機構全体を一つの弾性体と見立てた際のバネ定数である。サーボモータ17のシール圧力を変更させる実験により求めることができる。また、X(0)は装置を停止して縦シール部Fvが十分に冷却された後、再稼働した際の初回サイクルにおける横シーラ16の閉じ位置である。Xバーは縦シール部Fvが軟らかい状態の通常稼働時における横シーラ16の閉じ位置の平均値である。
図6は、第2変動要因シール圧力補正値Δτvarを含めず基準シール圧力のみで横シーラ16を駆動したときの応答の模式図を示し、図7は、基準シール圧力に加えて、第2変動要因シール圧力補正値Δτvarを考慮した指令シール圧力をもって横シーラ16を駆動したときの応答の模式図を示す。
横シール間隔tを、5秒から210秒までの任意の複数の時間に設定し、各横シール間隔tの経過後に再稼働して、その後の横シーラ16の閉じ回数と閉じ位置との関係を測定した。図6および図7に示された複数の線が、各横シール間隔tでの応答を示している。
不特定変動要因シール圧力補正手段25は、横シーラ16の閉じ位置に関するあらかじめ特定することができない変動要因に対応して、当該閉じ位置の変動を修正するための不特定変動要因シール圧力補正値Δτadpを演算する機能を有している。
本実施形態では、不特定変動要因シール圧力補正手段25は、横シーラ16のあらかじめ設定した基準閉じ位置と実際の閉じ位置との差と、前回の不特定変動要因シール圧力補正手段25によって演算したシール圧力補正値とに基づき、当該閉じ位置の変動を修正するためのシール圧力補正値を演算する構成としてある。
本実施形態では、サーボモータ17の回転角度から横シーラ16の閉じ位置を求め、当該閉じ位置に基づいて、次の(6)式から不特定変動要因シール圧力補正値Δτadpを求めている。
ここで、Xcriはあらかじめ設定した横シーラ16の基準閉じ位置、Xresは横シーラ16による横シール動作を行った際の現在閉じ位置である。また、Xthは噛み込みと判定される外れ判定しきい値であり、その値は実験により求められる。kiは学習ゲインであって、その値も実験により求められる。
このように、横シール動作を繰り返す毎に不特定変動要因シール圧力補正値Δτadpを算出し、その算出した不特定変動要因シール圧力補正値Δτadpを、次回の横シール動作における不特定変動要因シール圧力補正値Δτadpの演算に反映させることで、学習しながら本来のシール圧力補正値に近付けていく。
学習ゲインkiを任意に設定して、不特定変動要因シール圧力補正値Δτadpを学習しながら指令シール圧力に反映させる。そして、当該指令シール圧力をもって横シーラ16を駆動して、横シーラ16の閉じ回数に対する閉じ位置の変化を測定することで、これらの図に示す実験データが求められた。具体的には、学習ゲインkiを、0.01、0.03、0.10、0.15、0.2のそれそれに設定して、横シーラ16の閉じ回数に対する閉じ位置の変化を測定した。
図9は、不特定変動要因シール圧力補正値Δτadpを含めず基準シール圧力のみで横シーラ16を駆動したときの実験データを示し、図10は、基準シール圧力に加えて、不特定変動要因シール圧力補正値Δτadpを考慮した指令シール圧力をもって横シーラ16を駆動したときの実験データを示す。
いずれも複数の稼働日A〜Fにおいて同じ実験を繰り返し、その実験結果を各図に表示した。図9では、稼働日によって、横シーラ16の閉じ位置のばらつきが大きい。一方、図10では、各稼働日の実験結果に大きなばらつきがなく、各実験データが重なり合っている。
この実験データから不特定変動要因シール圧力補正値Δτadpを指令シール圧力に含めることで、横シーラ16の閉じ位置の変動を大幅に抑制できることがわかる。
本実施形態に係るシール制御装置は、さらに噛み込み判定手段30と、噛み込み判定しきい値設定手段31と、噛み込み判定しきい値補正手段32とを備えている。
噛み込み判定手段30は、噛み込み判定しきい値設定手段31にあらかじめ設定してある基準噛み込み判定しきい値を判定基準として、横シーラ16による異物の噛み込みを、当該横シーラ16の閉じ位置から判定する。この種の噛み込み判定手段は、従来の縦形製袋充填包装機のシール制御装置にも備わっていたが、常に一定のしきい値で噛み込みを判定していたので、横シーラ16の閉じ位置に関する各種の変動要因に伴い閉じ位置が変動した場合、異物の噛み込みを正確に判定できなくなるおそれがあった。そこで、本実施形態では、噛み込み判定しきい値補正手段32により、横シーラ16の閉じ位置に関する特定の変動要因に伴う当該横シーラ16の閉じ位置の変動に対応して、噛み込み判定しきい値を補正するようにしてある。
横シーラ16の温度は、横シーラ16に設けた温度センサ等からなる横シーラ温度検出手段36で検出され、第1特定変動要因噛み込み判定しきい値補正手段34に出力される。また、横シーラ16の閉じ位置は、回転角度検出手段27で検出したサーボモータ17の回転角度から算出することができる。
これにより、横シーラ16による異物の噛み込みを安定して検出することが可能となる。また、フィルムの厚み検出装置を設け、フィルムの厚みの変動を噛み込み判定しきい値の補正量とすることもできる。
例えば、シール圧力補正手段として、第1特定変動要因シール圧力補正手段23、第2特定変動要因シール圧力補正手段24、不特定変動要因シール圧力補正手段25のいずれかを選択して採用するだけであっても、基準シール圧力のみでシール圧力指令値を作成するよりも横シーラ16のシール圧力を基準シール圧力に近付けることが期待できる。
また、上述した実施形態では、横シーラ16の閉じ位置に関する特定変動要因として、サーボモータ17の温度変化と、横シール間隔および包装フィルムFの繰り出し長さに着目したが、今後の実験によりこれ以外の変動要因を特定することも可能である。そのようにして特定変動要因を増やし、当該変動要因に対応して特定変動要因シール圧力補正手段を設けることで、不特定変動要因が減るので、不特定変動要因シール圧力補正手段によるシール圧力の補正が高精度化してく。
20:シール圧力指令手段、21:基準シール圧力指令手段、22:特定変動要因シール圧力補正手段、23:第1特定変動要因シール圧力補正手段、24:第2特定変動要因シール圧力補正手段、25:不特定変動要因シール圧力補正手段、26:モータ温度検出手段、27:回転角度検出手段、
30:噛み込み判定手段、31:噛み込み判定しきい値設定手段、32:噛み込み判定しきい値補正手段、33:異常信号発生手段、34:第1特定変動要因噛み込み判定しきい値補正手段、35:第2特定変動要因噛み込み判定しきい値補正手段、36:横シーラ温度検出手段、
F:包装フィルム、Fa:フィルム筒、Fv:縦シール部、Fh:横シール部、H:包装品
Claims (8)
- 帯状の包装フィルムを繰り出すフィルム繰出し手段と、
繰り出されてきた帯状の包装フィルムの両側端を重ね合わせ、当該重ね合わせ部分を縦シールしてフィルム筒を形成する縦シール手段と、
前記フィルム筒を挟み込んだ閉じ位置で横シール部を周期的に形成する横シーラと、
前記横シーラを開閉駆動するサーボモータと、を備えた包装機において、
前記横シーラが前記フィルム筒をシールするための圧力を指定または制限するシール圧力指令手段と、
前記横シーラの閉じ位置と噛み込み判定しきい値により前記横シーラによる異物の噛み込みを判定する噛み込み判定手段と、を備え、
さらに、前記横シーラのシール圧力に関する変動要因と閉じ位置に関する変動要因に対応して、当該シール圧力を補正するためのシール圧力補正値を演算するシール圧力補正手段を備え、
前記シール圧力指令手段は、あらかじめ設定した基準シール圧力に加え、前記シール圧力補正手段から出力されたシール圧力補正値を総合して、前記横シーラが前記フィルム筒をシールするための圧力を算出することを特徴とする包装機のシール制御装置。 - 前記シール圧力補正手段は、前記横シーラのシール圧力に関するあらかじめ特定した変動要因に対応して、当該シール圧力を補正するためのシール圧力補正値を演算する特定変動要因シール圧力補正手段を含むことを特徴とする請求項1の包装機のシール制御装置。
- 前記サーボモータの温度変化を、前記シール圧力に関する変動要因として特定し、
前記特定変動要因シール圧力補正手段は、前記サーボモータの温度変化に基づいて、当該サーボモータの温度変化に伴う前記シール圧力の変動を補正するためのシール圧力補正値を演算することを特徴とする請求項2の包装機のシール制御装置。 - 前記横シーラが前回横シールしてから今回横シールするまでの経過時間(横シール間隔)と、前記包装フィルムの繰り出し長さと、を前記横シーラの閉じ位置に関する変動要因として特定し、
前記特定変動要因シール圧力補正手段は、前記横シール間隔と前記包装フィルムの繰り出し長さとに基づいて、これらを変動要因とする前記シール圧力の変動を補正するためのシール圧力補正値を演算することを特徴とする請求項2の包装機のシール制御装置。 - 前記シール圧力補正手段は、前記横シーラの閉じ位置に関するあらかじめ特定することができない変動要因に対応して、当該閉じ位置の変動を修正するためのシール圧力補正値を演算する不特定変動要因シール圧力補正手段を含むことを特徴とする請求項1の包装機のシール制御装置。
- 前記不特定変動要因シール圧力補正手段は、前記横シーラのあらかじめ設定した基準閉じ位置と実際の閉じ位置との差と、前回の前記不特定変動要因シール圧力補正手段によって演算したシール圧力補正値とに基づき、当該閉じ位置の変動を修正するためのシール圧力補正値を演算することを特徴とする請求項5の包装機のシール制御装置。
- 前記横シーラの閉じ位置に関する変動要因に対応して噛み込み判定しきい値を補正する噛み込み判定しきい値補正手段を備え、
前記横シーラの温度変化を前記横シーラの閉じ位置の変動要因として特定し、
前記噛み込み判定しきい値補正手段は、前記横シーラの温度変化に伴う前記横シーラの閉じ位置の変動に対応する噛み込み判定しきい値の補正値を演算することを特徴とする請求項1に記載の包装機のシール制御装置。 - 前記横シーラの閉じ位置に関する変動要因に対応して噛み込み判定しきい値を補正する噛み込み判定しきい値補正手段を備え、
前記横シーラが前回横シールしてから今回横シールするまでの経過時間(横シール間隔)と、前記包装フィルムの繰り出し長さと、を前記横シーラの閉じ位置に関する変動要因として特定し、
前記噛み込み判定しきい値補正手段は、前記横シール間隔と前記包装フィルムの繰り出し長さとに基づいて、これらを変動要因とする前記噛み込み判定しきい値の変動を補正する噛み込み判定しきい値の補正値を演算することを特徴とする請求項1の包装機のシール制御装置。
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